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免荷と創傷治癒の検討

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Academic year: 2021

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44 4.総括研究報告書

課題 1

免荷と創傷治癒の検討

下肢潰瘍の治療は、通常は入院させて治療を行うが、これを外来治療で行うことが可 能かどうかを検討した研究である。わが国では屋内では靴を脱ぐ習慣であるという欧米 と生活習慣の違いがあるし、体格の差もあるので、欧米のデータをそのまま引用するこ とはできない。わが国では免荷についてのデータが少ないが、今回は創傷治癒の観点か ら免荷についての検討を行ったものである。

研究方法としては、免荷装具が適切に使用できた群とできなかった群にわけて、外来 における糖尿病性神経障害の胼胝下潰瘍患者の創傷治癒日数を遡及的に検討している。

今回の遡及的調査では、免荷の影響の創傷治癒期間に与える影響が大きいことが示され ている。また、免荷装具を適切に用いた治療群と免荷装具を適切に用いることができなかっ た群との比較では創傷治癒日数の中間値が、適切免荷群で 91 日、不適切免荷群で 166 日と 有意に免荷群の創傷治癒が早く、免荷の有用性が示された。

2014-2015 年に日本下肢救済足病学会学術委員会が行った Total contact cast (TCC) の多施設 registry 研究では、患者背景は糖尿病 87%、透析 22%であり、創傷治癒の中間値 は 28 日であった。

今後、医療用サンダルやフェルトなどの免荷装具を普及啓発させさらに、TCC 導入によって 創傷治癒期間を短縮させ入院期間の短縮を推し進めるべきである。

参照

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