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論文の内容の要旨 氏名:金

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Academic year: 2021

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論文の内容の要旨

氏名:金

専攻分野の名称:博士(医学)

論文題名:Follow-up Results of HCV GT2 Patients After Sofosbuvir/Ribavirin Therapy: Careful Attention to Occurrence of HCC

(ソフォスブビル・リバビリン療法後の経過について- HCC発症および再燃例のRAS の検討を含む-)

【背景と目的】

近年インターフェロンを含まないソフォスブビル/リバビリン併用療法の有用性が報告されているが、

実臨床におけるその有効性や有害事象は不明な点が多い。そこで、日本人実臨床におけるその有効性や有 害事象を明らかにするために、本研究を行った。

【対象と方法】

日本大学医学部附属板橋病院消化器肝臓内科にてソフォスブビル/リバビリンで治療された合計 86 人の C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子2型感染患者を対象とした。ウイルス持続陰性化(SVR)率と長期経過 を後方視的に検討した。患者の同意が得られた再燃例の治療後血清を用いて、HCV NS5B領域の遺伝子塩 基配列決定を行い既報と比較検討した。

【結果】

ソフォスブビル/リバビリン12週間併用療法は1例を除き治療を完遂できた。Adherence98.8%と 良好であった。Intention-to-treat」および「Per-protocol」解析による治療終了後24週目でのSVRSVR24 率は、それぞれ89.5%および96.2%と高率であった。再燃した2人の患者の治療後血清では、以前に報告

された HCV NS5B ポリメラーゼ領域での耐性変異はみられなかった。遅発性再燃を経験した患者は見ら

れなかった。SVR24 HCC の発症は HCC の既往歴の有る患者および無い患者でそれぞれ 50%および 1.3%に認められた(平均観察期間2.7±0.8年)。

【結論】

日本人実臨床の後方視的検討から、ソフォスブビル/リバビリン12週間併用療法によるSVR24率は非 常に高率であり、治療完遂率は高率であった。一方、SVR患者でも、HCCの発生が見られることがあり、

SVR24達成後もHCCサーベイランスのため、定期的な経過観察を慎重に行う必要があると考えられた。

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