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y2017 adv handbook 170407

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(1)

平 成 2

9年度

便

革 新 す る 技 術 , 創 造 す る 未 来

~ 夢 へ 翔 る 熊 本 高 専 ~

熊 本 高 等 専 門 学 校

(2)
(3)

− 1 −

熊本高専の理念と学習・教育目標

1.理

本校は,専門分野の知識と技術を有し,技術者としての人間力を備えた,国際的にも通用する 実践的・創造的な技術者の育成及び科学技術による地域社会への貢献を使命とする。

2.本校が育成する人材像

本校は,複合学科体制とICT系技術分野を拡大・強化・発展させた,融合・複合工学系3学 科とICT系3学科で構成されており,エンジニア・デザイン能力の育成や人間社会と自然環境 との調和を目指した教育の充実を図り,国際的に通用する実践的・創造的技術者の育成を目標とし ています。具体的には,以下に掲げるような能力・資質を備えた技術者育成を目指し,その目標 に向けた教育を実践しています。

熊本高専の学習・教育目標-本校が育成する人材像-

校章(シンボルマーク)

熊本高専の頭文字「K」をあしらったデザインです。

新高専のキャッチフレーズ「 革新する技術、創造する未来 ~夢へ翔る熊本高専~ 」にも通じ る躍動感に溢れています。

(1)日本語及び英語のコミュニケーション能力を有する技術者

(2)ICT に関する基本的技術及び工学への応用技術を身に付けた技術者

(3)各分野における技術の基礎となる知識と技能及びその分野の専門技

術に関する知識と能力を持ち,複眼的な視点から問題を解決する能

力を持った技術者

(4)知徳体の調和した人間性及び社会性・協調性を身に付けた技術者

(5)広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付けた技術者

(6)知的探求心を持ち,主体的,創造的に問題に取り組むことができる

(4)

− 2 −

3.教育課程と達成目標

本校は,5年間の本科(準学士課程)と、本科を卒業後さらに進んだ教育を受ける2年間の専 攻科(学士課程)によって構成され, 熊本キャンパスには、「情報通信エレクトロニクス工学科」、 「制御情報システム工学科」、「人間情報システム工学科」の電子情報系3学科、八代キャンパス には、「機械知能システム工学科」、「建築社会デザイン工学科」、「生物化学システム工学科」の融 合・複合工学系3学科の、計6学科を設置しています。専攻科として、熊本キャンパスには「電 子情報システム工学専攻」、八代キャンパスには「生産システム工学専攻」の2専攻を設置してお り、高度の知識・素養とともに、幅広い視野を身につけた実践的高度技術者の育成を目指してい ます。

また、各学科・専攻では、前頁の学習・教育目標に基づいて,それぞれの教育課程に応じた具 体的な目的を定め、本科卒業時点では,社会の要求に適応できる能力・資質を備えた技術者とし て地域・社会に貢献できる人材育成に努めています。

学 科 教育上の目的

情報通信

エレクトロニクス 工学科

情報通信エレクトロニクス工学科は,情報通信とエレクトロニクスの専門 技術とともに両者を融合した技術を身に付け,情報通信とエレクトロニク スに対する高度化,多様化したニーズに応えられる技術者の育成を目的と する。

制御情報 システム工学科

制御情報システム工学科は,電気・電子工学,情報工学,計算機工学及び 計測・制御工学の基礎技術を身に付け,これを基盤として制御と情報の関 連技術を融合し,ソフトウェアとハードウェアを統合した制御情報システ ムを実現できる技術者の育成を目的とする。

人間情報 システム工学科

人間情報システム工学科は,ソフトウェア・エレクトロニクス・ヒューマ ンウェアの技術を加味した情報工学を基本に,人の生活に役立つ情報シス テムづくりの基礎を身に付け,社会のニーズに応えられる感性豊かな技術 者の育成を目的とする。

機械知能 システム工学科

機械知能システム工学科は,「機械工学」を基本として,「電気・電子・ 制御・情報・通信システム」等の幅広い技術分野にも対応しながら,様々 な生産活動の場において総合エンジニアとして「モノづくり」に貢献でき る技術者の育成を目的とする。

建築社会 デザイン工学科

建築社会デザイン工学科は,建築学と土木工学の専門基礎技術に情報通信 技術を加えて,地域の文化や歴史,自然環境や防災などに配慮しながら, 建物,社会資本の整備や都市計画などの「地域づくり・まちづくり」に貢 献できる技術者の育成を目的とする。

生物化学 システム工学科

(5)

− 3 −

専 攻 教育上の目的

電子情報 システム工学 専攻

電子情報システム工学専攻は,電子情報技術及び応用技術の高度化・グローバ ル化に対応して,電子情報系の専門知識・技術とコミュニケーション力を身に 付け,複合領域にも対応できる幅広い視野と柔軟な創造力を備え,かつ健全な 精神を持った広く産業の発展に貢献し国際的にも活躍できる技術者の育成を 目的とする。

生産システム 工学専攻

生産システム工学専攻は,準学士課程における機械知能系・建築社会デザイン 系・生物化学系の何れかの複合型専門を基礎として,モノづくりの基礎をデザ インしこれを展開して,国際的な視点に立ったイノベーション創成を担うこと のできる高度な開発技術者及び地域産業の発展に貢献できる技術者の育成を 目的とする。

さらに,本科4年から専攻科2年生までの4年間の教育を,JABEE(日本技術者教育認定機構) に対応した教育プログラムとして構成しており,専攻科修了時には国際的に活躍できる能力・資 質を持った技術者の育成を目指しています。

●専攻科(学士課程)の学習・教育到達目標

(1) 日本語及び英語のコミュニケーション能力を有し,国際的に活躍できる技術者

(2) ICT に関する基本的技術および工学への応用技術を身に付けた技術者

(3) 各分野における技術の基礎となる知識と技能,及びその分野の専門技術に関する高度

な知識と能力を持ち,複眼的な視点から問題を解決し,産業技術分野への活用を実践で

きる技術者

(4) 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性を身に付けた技術者

(5) 広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付け,社会への貢献意識を持つ技術者

(6) 知的探求心を持ち,問題解決へ向けて主体的,創造的に問題に取り組むことができる

(6)
(7)

− 5 −

熊本高専の「教育理念」と「学習・教育目標」

- 目 次 -

1.専攻科の概要

(1) 専攻科の制度と特色 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (2) 専攻科の沿革 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (3) 教育研究組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

2.専攻科の意義と目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

3.教育方針と教育課程の編成方針

(1) 専攻科の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (2) 専攻科の教育課程の編成方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (3) 生産システム工学専攻教育課程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

4.熊本高等専門学校学則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

5.生産システム工学専攻及び「生産システム工学」教育プログラムの履修に関する規則等 (1) 熊本高等専門学校専攻科生産システム工学専攻の授業科目の履修等に関する規則・・23 (2) 熊本高等専門学校「生産システム工学」教育プログラム履修規則 ・・・・・・・・25 (3) 生産システム工学専攻及び「生産システム工学」教育プログラムの単位認定並びに

修了認定に関する申合せ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 (4) 履修登録前に修得した科目に対する「生産システム工学」教育プログラム単位の

再評価に関する取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 (5) 熊本高等専門学校八代キャンパスインターンシップ実施要項 ・・・・・・・・・・44

6.教務(履修等)

(1) はしがき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 (2) 修業年限,修了のための修得単位等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 (3) 授業科目,単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 (4) 履修科目の申告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 (5) 試験,成績の評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 (6) 追試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 (7) 欠課 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 (8) 再履修 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 (9) サマーレクチャー,大学(放送大学を含む)の科目履修 ・・・・・・・・・・・・49 (10) 学位取得 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50

7.学生生活

(8)

− 6 −

(2) 熊本高等専門学校専攻科生産システム工学専攻学生心得 ・・・・・・・・・・・・55 (3) 熊本高等専門学校専攻科生産システム工学専攻学生の車両による通学に関する内規

・・・・・・・・・・・・59 (4) 熊本高等専門学校学生表彰規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 (5) 熊本高等専門学校八代キャンパスプール使用要項 ・・・・・・・・・・・・・・・64

8.経済援助

(1) 独立行政法人国立高等専門学校機構における授業料等の免除及び徴収猶予の取扱いに関

する規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66 (2) 奨学生制度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71

9.福利厚生

(1) 福利厚生施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 (2) 保健衛生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77 (3) 学生相談室 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77 (4) ハラスメント対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78 (5) 各種保険制度について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80 (6) 学生運賃割引証と通学証明書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82

10.ICT活用学習支援センター

(1) ICT活用学習支援センター八代キャンパス利用の手引き ・・・・・・・・・・・84 (2) 熊本高等専門学校ICT活用学習支援センター利用規則 ・・・・・・・・・・・・・90 (3) 熊本高等専門学校ICT活用学習支援センター八代キャンパス演習室利用細則 ・・・91 (4) 熊本高等専門学校情報セキュリティ学生規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・93 (5) 八代キャンパス図書館の利用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97 (6) 熊本高等専門学校ICT活用学習支援センター八代キャンパス図書館利用規則 ・・・99

11.寮生活

(1) 熊本高等専門学校学寮規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102 (2) 熊本高等専門学校八龍寮専攻科フロア管理運営要項・・・・・・・・・・・・・・104

12.その他

納付金一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106 校内及び専攻科棟等配置図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107

(9)

− 1 −

1.専攻科の概要

(1)専攻科の制度と特色

これまで高専は5年間の一貫教育によって実践的技術者を数多く養成してきました。

しかし,近年の科学技術の進歩に伴い,より高度な専門知識が必要とされるようになり,

高専5年間の課程では覆いきれないようになってきました。そこで,平成2年の大学審

議会において,高等専門学校の高等教育のアイデンティティを保持しながら,「精深な

程度において特別な事項を教授し,その研究を指導する」専攻科が設置できることにな

りました。

八代高専には,平成6年度に「生産情報工学専攻」,「環境建設工学専攻」及び「生物 工学専攻」の3専攻からなる専攻科が設置されました。これ以降,高専本科5年間の実 践教育のうえに,専門的知識修得と充実した実験研究を行うことにより,研究開発や先

端技術に対応できるエンジニアの育成に努めてきました。なお専攻科では,学位授与機

構が定める一定の要件を満たせば,申請に基づき同機構の審査により学士の学位が取得

できます。

その後,平成21年10月1日を以て,熊本電波工業高等専門学校(以下熊本電波高

専)及び八代工業高等専門学校(以下八代高専)が,情報・電子・通信・制御などIC

T教育を特徴とする熊本電波高専の教育研究と,複合学科としての幅広い専門性,さら

にその融合・複合を特徴とする八代高専の教育研究を組み合わせることにより,実践的

・創造的な技術者の育成を目的として,熊本高等専門学校として高度化再編されたのに

伴い,両高専にそれぞれ設置されていた専攻科が統合され,「熊本高等専門学校専攻科」

が設置されました。

(2)専攻科の沿革

平成 6 年 4 月 1 日 専攻科(生産情報工学専攻,環境建設工学専攻,生物工学専攻) が設置された。

専攻科が学位規則(昭和 28 年文部省令第9号)第6条第1項に 既定する大学評価・学位授与機構が定める要件を満たす専攻科と して認定された。

4 月18日 第1回専攻科入学式を挙行した。(第2回以降は記載を省略)

平成 8 年 3 月19日 第1回専攻科修了式を挙行した。(第2回以降は記載を省略) 3 月21日 専攻科棟が竣工した。

平成11年 2 月10日 生産情報工学専攻及び生物工学専攻が大学評価・学位授与機構 での再審査の認定を受ける。(平成 11 年4月1日から適用)

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− 2 −

平成16年 4 月 1 日 独立行政法人国立高等専門学校機構国立八代工業高等専門学校 となった。

平成17年 2 月14日 専攻科の認定に関する規則第9条に規定する大学評価・学位授 与機構の審査の結果,適切と認められる。

平成18年 5 月 8 日 JABEE対応教育プログラムが日本技術者教育認定機構から 認定された。

平成20年 5 月 8 日 JABEE対応教育プログラムの中間審査により,日本技術者 教育認定機構から継続承認された。

平成21年10月 1 日 熊本高等専門学校の設置。同時に熊本高等専門学校専攻科が設 置される。

平成22年 4 月 1 日 熊本高等専門学校専攻科(電子情報システム工学専攻,生産シ ステム工学専攻)の第1回入学式を挙行した。

平成23年 5 月 8 日 JABEE対応教育プログラムが継続審査により,日本技術者 教育認定機構から継続認定された。

平成24年 3 月 熊本高等専門学校専攻科(電子情報システム工学専攻,生産シ

(11)

− 3 −

(3)教員研究組織

〈組織図〉

生物化学システム工学科長 建築社会デザイン工学科長

地域イノベーションセンター長

グローバルリーダーシップ育成センター長

事務部長 情報セキュリティ

管理委員会 入学者選抜委員会 人事委員会

制御情報システム工学科長

男女共同参画推進室

主事(教務・学生・寮務・総務)

学生課長 学務課長 建設技術材料試験所長

技術・教育支援センター長 主事(教務・学生・寮務・総務)

生産システム 工学専攻長 機械知能システム工学科長

総務課長 管理課長 施設マネジメント委員会

副校長

各種委員会

共通教育科長(八代キャンパス) 情報公開委員会

緊急対策室

各種委員会

共通教育科長(熊本キャンパス)

コンプライアンス委員会

情報通信エレクトロニクス工学科長

人間情報システム工学科長

専攻科長

電子情報システム 工学専攻長

ICT活用学習支援センター長 運営諮問会議

校  長

自己点検評価委員会

副校長 総合運営会議

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− 4 −

2.専攻科の意義と目標

平成6年4月に設置され,「生産情報工学専攻」,「環境建設工学専攻」,「生物工学専

攻」の3専攻から構成されていた八代高専の専攻科は,平成21年10月より,熊本

高専専攻科生産システム工学専攻へ,高度化再編されました。

高専はこれまで,社会に出てすぐに役立つ実践的技術者の育成に努め,その成果は

関連する企業から極めて高い評価を受けています。しかし,近年における技術の高度

化,総合化,国際化による急速な産業技術の複雑化に伴い,社会が求める実践的技術

者に対する要求も大きく変化してきています。このような社会の変化に柔軟に対応す

べく専攻科については,準学士課程の高度化再編に対応し,従来の熊本電波高専専攻

科と八代高専専攻科の5専攻をそれぞれ「電子情報システム工学専攻」,「生産シス

テム工学専攻」の2専攻に大括りし充実を図りました。

ここで2専攻からなる本専攻科は,急速に進む科学技術の高度化と国際化に対応す

るために,高等専門学校の教育で修得した実践的技術をさらに深めた教育を実施する

もので,特定の専門工学領域におけるより高度の知識・素養とともに複合領域に対応

できる幅広い視野を身につけた実践的・創造的技術者として,工学技術を複合化した

高度技術産業分野で即応できる人材の育成を目指しています。

なお,従来と同様に,新専攻科においても所定の単位を修得し,大学評価・学位授

与機構の審査に合格することにより「学士(工学)」の学位が授与され,大学院への

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3.教育方針と教育課程の編成方針

(1)専攻科の目的

専攻科は,技術者としての広い視野と科学技術の基礎的な知識及び専門分野の知 識と技術を有し,技術者として必要なコミュニケーション能力と倫理観を備え,様々 な問題の解決に主体的に取り組むことのできる実践的技術者の育成を目標としてい ます。

[電子情報システム工学専攻]

電子情報システム工学専攻は,電子情報技術及び応用技術の高度化・グローバ ル化に対応して,電子情報系の専門知識・技術とコミュニケーション力を身に付け, 複合領域にも対応できる幅広い視野と柔軟な創造力を備え,かつ健全な精神を持っ た広く産業の発展に貢献し国際的にも活躍できる技術者の育成を目的とする。

[生産システム工学専攻]

生産システム工学専攻は,準学士課程における機械知能系・建築社会デザイン 系・生物化学系の何れかの複合型専門を基礎として,モノづくりの基礎をデザイン しこれを展開して,国際的な視点に立ったイノベーション創成を担うことのできる 高度な開発技術者及び地域産業の発展に貢献できる技術者の育成を目的とする。

(2)専攻科の教育課程の編成方針

専攻科の設置にあたっては,本校の教育目標に基づき,次の4つの事項を育成目 標として教育課程を編成しています。

ア) 専門分野における基礎的な知識と技術を有し,社会や産業技術分野への応用

を実践できる技術者の育成

イ) 技術者としての広い視野と柔軟な発想力を持って,人間に快適なシステムの 開発ができる技術者の育成

ウ) 技術者として必要なコミュニケーション能力を備え,国際的にも活躍できる 人材の育成

エ) 様々な問題の解決に主体的に取り組むことができ,社会性と倫理観のある高

度開発型技術者の育成

また,本専攻科は,2つの専攻が熊本キャンパスと八代キャンパスに分かれて設 置されていますが,基礎となる専門基盤学科の分野が拡大されたことに伴い,各専 攻の特色を活かしつつ複合化した新領域の技術分野への対応を考慮して編成され ています。

[電子情報システム工学専攻]

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− 6 −

また,専門選択科目として,電子・情報・制御系の基礎となる「ディジタル信 号処理」や「材料工学」,「マルチメディア工学」などの専門基盤群を配置し,そ の応用選択科目群として「電子デバイス工学」や「ネットワーク工学特論」など の電子通信系科目群と,「シミュレーション工学」や「ロボット工学」などの制御 情報系科目群を設けています。

これまでの熊本電波高専 認定専攻科のカリキュラムに加えて,エンジニアリン グデザインの素養を身に付けさせる「創生技術デザイン実習」や「インターンシ ップ実習」の充実,「音響システム工学」や「ネットワーク工学特論」など,旧カ リキュラムで不足していた分野の専門科目の追加設定など選択履修科目の充実に より,さらに高度な実践的技術力の向上を図っています。

①長期インターンシップの充実

②PBL/総合教育センター連携による創造性を育むデザイン能力育成科目に よる実習

③表現力スキル(プレゼンテーション能力)向上のための「技術英語」,「技術表 現特論」

[生産システム工学専攻]

本専攻は,総合基盤,コミュニケーション,数学・自然科学,基礎工学を学ぶ科 目群による共通の必修科目を中心にして,機械知能系,建築・土木系,生物・応用 化学系3系それぞれの専門分野に属する専門工学を選択科目として配置することに より,専門性の確立と複眼的視野の獲得を目指しています。

また,共通実験科目の「生産システム工学実験」,エンジニアリングデザイン・創 成科目として設置された「応用プロジェクト」や「創成実践技術」など,専門の枠 を超えて,得意とする専門工学の知識や技術を活かしながら必ずしも一つの解のみ が存在するとは限らない工学的な問題や発展的な研究課題の解決に有効な手段を与 え る 周 辺 分 野 の 知 識 や 技 術 を 習 得 で き る よ う な PBL (Problem/Project Based Learning)を導入して,生産への工学的応用へ繋ぐことのできる複合工学における実 践的技術力の養成を図っています。

以上のようなカリキュラムに加えて,共通選択科目として①~③に示される科目 群を選択履修することにより,さらに高度な実践的技術力の向上を図っています。

①国際的視野と地域貢献・産業技術に関連した社会技術系科目

②長期インターンシップに対応した共同教育科目,デザイン能力育成科目,企画 型実践科目によるテーマ探索型の専門系プログラム

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− 7 −

(3)生産システム工学専攻教育課程  

 共通必修科目

1年次 2年次 1st 2nd 郷土の文学と人間

Literature of Kumamoto 技術倫理

Engineering Ethics 創成実践技術 Technics of criation skill 技術開発と知的財産権

Technical Development and intellectual property right

上級英語 Advanced English 科学技術英語

English for Science and Technology スピーチ・コミュニケーションⅠ 演習 Speech CommunicationSeminar スピーチ・コミュニケーションⅡ

Speech CommunicationⅡ 応用解析

Applied analysis 物理化学 講義 Physical Chemistry Lecture 生命基礎科学

Basic Life Science 地球環境科学

Global Environmental Science 生産システム設計

System Design for Industrial Production 生産デザイン論

Design Theory for Industrial Production 複合材料工学

Complex Materials 応用情報科学

Applied Information Science 計算応用力学

Computational Applied Dynamics 生産システム工学実験 Experiments on production system 応用プロジェクト

Projects on advanced engineering 特別研究Ⅰ

Graduation ResearchⅠ 特別研究Ⅱ Graduation Research

区分 種別 授業科目 単位数

備     考 Credits

学年別配当 Credits by Year

講義

Classification Category Subjects

必       修       科       目

Re qui re d Subj ec ts

総 合 基 盤

Hu ma ne a nd S oc ia l S cie nc e

コ ミ

ニ ケー

Co m m un ica tio n 2 2 2 2 Lecture 2 2 2 2 2 Lecture 2 2

講義

2

1

自 然 科 学

N at ur al S cie nc e 2 2 2 2 2 1 2 2

基 礎 工 学

Ba sic E ng in ee rin g

講義

2 Lecture 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 Experiment 6 2 2 2 4 4

(開設単位小計)

46 24 22

Total of Credits

実験 実

験 研 究

(16)

− 8 −

 選択科目

1年次 2年次

1st 2nd 創造設計工学

Creative Design Engineering

数値設計工学

Computer Analysis of Design Engineering

固体力学

Solid Mechanics

機能材料

Functional Materials

流動論

Advanced Fluid Dynamics

熱移動論

Theory of Heat Transfer

エネルギーシステム

Energy System

高電圧工学

High Voltage Engineering

デジタル制御

Digital Control

物性工学

Physical property on engineering

センサ工学

Senser engineering

建設素材工学

Construction Material Engineering

構造解析学 Structural Analysis 振動解析学

Dynamics of Structure

地盤保全工学

Geotechnical Preservation

水環境工学

Water Environmental Engineering

地域計画論

Regional Planning

空間計画学

Spatial Planning

住環境工学

Residential Environment

景観設計演習

Landscape Design and Planning

環境施設設計演習

Design of Environmental Institution

講義 建設情報処理

Lecture Construction Information Processing

分子細胞生物学

Molecular Cell Biology 応用微生物学 Applied Microbiology

細胞工学概論

Cell Engineering

生物化学

Biochemistry

応用生物化学

Applied Biochemistry

無機化学

Inorganic Chemistry

有機反応化学

Organic Reaction Chemistry

環境分析化学

Environmental Analytical Chemistry

プロセス化学

Chemical Process

データマイニング概論

Introduction to Data Mining

自動制御技術

Automatic Control Technique

地域経済論

Regional Economics

比較文化論

Comparative Culture 講義 電磁気現象

Lecture Electromagnetic phenomena

計算機プログラミング

Computer programming

科学技術者と法

Engineer and Law

電子計測技術

Electronic Measurement Technology

情報通信技術

Seminar Networking Technology

創成実践セミナー

Practical seminar of creative skill 講義 エンジニア実践セミナー

Lecture Engineer Seminar

インターンシップⅠ

Internship

インターンシップⅡ

Internship

研究技術インターン

Research Internship on Engineering

2 2 2 2 2 2 2 2

備     考 Credits

単位数

学年別配当

Credits by Year

2 2

2 2

必修科目単位を含む 2

2

2

区分 種別 授業科目

講義

M e c h a n i c a l a n d I n t e l li g e n t S y s t e m s E n g i n e e r i n g

機 械 知 能 系

Category Sub ects Classification

選     択     科     目

2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 2

Total of Takable

開設単位合計

138 69~76 36~43 1又は2

58~64

学 外

45~52 Ex tra mu ra l Ac tiv iti es 92

Total of Credits

1~4 1

2

(開設単位小計)

学年に関係なく

1st or 2nd

1

Engineering Seminar

共 同 教 育

2 2

2 2

2

2

各 系 共 通

Co mm on S ub jec ts

演習 建 築 ・ 土 木 系

A r c h i t e c t u r e   a n d   C iv i l   E n g i n e e r i n g

講義

Lecture Lecture Seminar 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2

演習

2 2 2 2 2 2 2 2 2

生 物 ・ 化 学 系

B i o l o g i c a l a n d   C h e m i c a l S y s t e m s

講義

2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2

学外単位、サマーレクチャー等 1単位又は2単位

2 2 2 El ec tiv e Subj ec ts

講義・演習 特別実習セミナー

2 2 Lecture 1 Co op -S ub jec ts 1

実習

1~4 1~4

学年に関係なく

1st or 2nd

(17)

− 9 −

○ 熊 本 高 等 専 門 学 校 学 則

平 成 2 1 年 1 0 月 1 日 制 定 平 成 2 3 年 2 月 2 4 日 一 部 改 正 平 成 2 3 年 6 月 2 3 日 一 部 改 正 平 成 2 4 年 2 月 2 1 日 一 部 改 正 平 成 2 4 年 9 月 1 8 日 一 部 改 正 平 成 2 5 年 2 月 1 5 日 一 部 改 正 平 成 2 6 年 2 月 1 8 日 一 部 改 正 平 成 2 6 年 3 月 1 9 日 一 部 改 正 平 成 2 6 年 7 月 2 4 日 一 部 改 正 平 成 2 7 年 2 月 1 9 日 一 部 改 正 平 成 2 7 年 3 月 5 日 一 部 改 正 平 成 2 8 年 1 月 2 6 日 一 部 改 正 平 成 2 8 年 6 月 2 0 日 一 部 改 正 平 成 2 8 年 9 月 2 0 日 一 部 改 正 平 成 2 9 年 1 月 2 4 日 一 部 改 正

第 1 章 本 校 の 目 的 ・ 理 念 ( 目 的 ・ 理 念 )

第 1 条 熊 本 高 等 専 門 学 校 ( 以 下 「 本 校 」 と い う 。 ) は , 教 育 基 本 法 ( 平 成 1 8 年 法 律 第 1 2 0 号 )の 精 神 に の っ と り , 学 校 教 育 法( 昭 和 2 2 年 法 律 第 2 6 号 )及 び 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 法( 平 成 1 5 年 法 律 第 1 1 3 号 )に 基 づ き , 深 く 専 門

の 学 芸 を 教 授 し , 職 業 に 必 要 な 実 践 的 か つ 専 門 的 な 知 識 及 び 技 術 を 有 す る 創 造 的 な 人 材 を 育 成 す る こ と を 目 的 と す る 。

2 前 項 の 目 的 に 照 ら し , 本 校 の 理 念 を 次 の と お り と す る 。

熊 本 高 等 専 門 学 校 は , 専 門 分 野 の 知 識 と 技 術 を 有 し , 技 術 者 と し て の 人 間 力 を 備 え た , 国 際 的 に も 通 用 す る 実 践 的 ・ 創 造 的 な 技 術 者 の 育 成 及 び 科 学 技 術 に よ る 地 域 社 会 へ の 貢 献 を 使 命 と す る 。

3 前 項 の 理 念 を 達 成 す る た め , 本 校 教 職 員 は , 専 門 分 野 に お け る 学 術 の 進 展 に 即 応 す る と と も に 教 育 方 法 の 改 善 を 目 指 し , 自 己 研 鑽 に 努 め る こ と を 責 務 と す る 。

第 1 章 の 2 自 己 点 検 評 価 及 び 情 報 の 提 供 ( 自 己 点 検 評 価 等 )

第 1 条 の 2 本 校 は , 教 育 水 準 の 向 上 を 図 り , 高 等 専 門 学 校 の 目 的 及 び 社 会 的 使 命 を 達 成 す る た め , 教 育 研 究 活 動 等 の 状 況 に つ い て 自 ら 点 検 及 び 評 価 を 行 い , そ の 結 果 を 公 表 す る も の と す る 。

2 前 項 の 点 検 及 び 評 価 に つ い て の 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

3 本 校 は ,第 1 項 の 点 検 及 び 評 価 の 結 果 に つ い て ,本 校 の 職 員 以 外 の 者 に よ る 検 証 を 行 う よ う 努 め る も の と す る 。

( 情 報 の 積 極 的 な 提 供 )

(18)

− 10 −

第 2 章 修 業 年 限 , 学 年 , 学 期 , 休 業 日 及 び 授 業 終 始 の 時 刻 ( 修 業 年 限 )

第 2 条 修 業 年 限 は , 5 年 と す る 。 ( 学 年 )

第 3 条 学 年 は , 4 月 1 日 に 始 ま り , 翌 年 3 月 3 1 日 に 終 わ る 。 ( 学 期 )

第 4 条 学 年 を 分 け て , 次 の 2 学 期 と す る 。 前 期 4 月 1 日 か ら 9 月 3 0 日 ま で

後 期 1 0 月 1 日 か ら 翌 年 3 月 3 1 日 ま で ( 休 業 日 )

第 5 条 休 業 日 は , 次 の と お り と す る 。 た だ し , 特 別 の 必 要 が あ る と き は , 校 長 は , こ れ ら の 休 業 日 を 授 業 日 に 振 り 替 え る こ と が あ る 。

( 1 ) 日 曜 日 及 び 土 曜 日

( 2 ) 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 2 3 年 法 律 第 1 7 8 号 ) に 規 定 す る 休 日 ( 3 ) 春 季 休 業

( 4 ) 夏 季 休 業 ( 5 ) 冬 季 休 業 ( 6 ) 学 年 末 休 業

2 前 項 第 3 号 か ら 第 6 号 ま で の 休 業 の 期 間 は , 校 長 が 定 め る 。

3 第 1 項 に 規 定 す る 休 業 日 の ほ か , 臨 時 の 休 業 日 は , 校 長 が そ の 都 度 定 め る 。 ( 授 業 終 始 の 時 刻 )

第 6 条 授 業 終 始 の 時 刻 は , 校 長 が 別 に 定 め る 。

第 3 章 キ ャ ン パ ス , 学 科 , 学 級 , 入 学 定 員 及 び 職 員 組 織 ( キ ャ ン パ ス )

第 7 条 本 校 が 行 う 教 育 研 究 活 動 等 の 拠 点 の 呼 称 及 び 位 置 は , 次 の と お り と す る 。

呼 称 位 置

熊 本 キ ャ ン パ ス 熊 本 県 合 志 市

八 代 キ ャ ン パ ス 熊 本 県 八 代 市 ( 学 科 , 学 級 数 , 入 学 定 員 及 び 教 育 上 の 目 的 )

第 8 条 学 科 , 1 学 年 の 学 級 数 , 入 学 定 員 及 び 教 育 上 の 目 的 は , 次 の と お り と す る 。

学 科 学 級 数 入 学 定 員 教 育 上 の 目 的

情 報 通 信 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 工 学 科

(19)

− 11 −

制 御 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 1 4 0 人 制 御 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 は ,電 気・電 子 工 学 ,情 報 工 学 ,計 算 機 工 学 及 び 計 測 ・ 制 御 工 学 の 基 礎 技 術 を 身 に 付 け ,こ れ を 基 盤 と し て 制 御 と 情 報 の 関 連 技 術 を 融 合 し ,ソ フ ト ウ ェ ア と ハ ー ド ウ ェ ア を 統 合 し た 制 御 情 報 シ ス テ ム を 実 現 で き る 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

人 間 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 1 4 0 人 人 間 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 は ,ソ フ ト ウ ェ ア・エ レ ク ト ロ ニ ク ス・ヒ ュ ー マ ン ウ ェ ア の 技 術 を 加 味 し た 情 報 工 学 を 基 本 に , 人 の 生 活 に 役 立 つ 情 報 シ ス テ ム づ く り の 基 礎 を 身 に 付 け ,社 会 の ニ ー ズ に 応 え ら れ る 感 性 豊 か な 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

機 械 知 能 シ ス テ ム 工 学 科 1 4 0 人 機 械 知 能 シ ス テ ム 工 学 科 は , 「 機 械 工 学 」を 基 本 と し て ,「 電 気・電 子・制 御 ・ 情 報・通 信 シ ス テ ム 」等 の 幅 広 い 技 術 分 野 に も 対 応 し な が ら ,様 々 な 生 産 活 動 の 場 に お い て 総 合 エ ン ジ ニ ア と し て「 モ ノ づ く り 」に 貢 献 で き る 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

建 築 社 会 デ ザ イ ン 工 学 科 1 4 0 人 建 築 社 会 デ ザ イ ン 工 学 科 は ,建 築 学 と 土 木 工 学 の 専 門 基 礎 技 術 に 情 報 通 信 技 術 を 加 え て ,地 域 の 文 化 や 歴 史 ,自 然 環 境 や 防 災 な ど に 配 慮 し な が ら ,建 物 ,社 会 資 本 の 整 備 や 都 市 計 画 な ど の「 地 域 づ く り・ま ち づ く り 」に 貢 献 で き る 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

生 物 化 学 シ ス テ ム 工 学 科 1 4 0 人 生 物 化 学 シ ス テ ム 工 学 科 は ,生 物 科 学 と 化 学 の 専 門 基 礎 技 術 に 情 報 電 子 技 術 を 加 え ,生 物 の 持 つ 様 々 な 機 能 を 工 学 的 に 応 用 す る バ イ オ 技 術 を 駆 使 し て ,医 薬 医 療・食 品・化 学 等 の 産 業 分 野 で 展 開 さ れ て い る「 先 進 的 で 高 度 な モ ノ づ く り 」に 貢 献 で き る 実 践 的 バ イ オ・ケ ミ カ ル 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

計 6 2 4 0 人

2 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず , 教 育 上 有 益 と 認 め る と き は , 異 な る 学 科 の 学 生 を も っ て 学 級 を 編 成 す る こ と が で き る 。

( 職 員 )

第 9 条 本 校 に , 校 長 , 教 授 , 准 教 授 , 講 師 , 助 教 , 助 手 , 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 を 置 く 。

2 職 員 の 職 務 は , 学 校 教 育 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 2 6 号 ) そ の 他 法 令 の 定 め る と こ ろ に よ る 。

(20)

− 12 −

第 1 0 条 本 校 に , 副 校 長 , 教 務 主 事 , 学 生 主 事 , 寮 務 主 事 及 び 総 務 主 事 を 置 く 。 2 副 校 長 は , 校 長 の 命 を 受 け , 学 校 運 営 全 般 に 関 わ る こ と を 掌 理 す る 。

3 教 務 主 事 は , 校 長 の 命 を 受 け , 教 育 計 画 の 立 案 そ の 他 教 務 に 関 す る こ と を 掌 理 す る 。

4 学 生 主 事 は , 校 長 の 命 を 受 け , 学 生 の 支 援 ・ 指 導 に 関 す る こ と ( 寮 務 主 事 の 所 掌 に 属 す る も の を 除 く 。) を 掌 理 す る 。

5 寮 務 主 事 は , 校 長 の 命 を 受 け , 学 寮 に お け る 学 生 の 支 援 ・ 指 導 に 関 す る こ と を 掌 理 す る 。

6 総 務 主 事 は , 校 長 の 命 を 受 け , 地 域 と の 連 携 , 研 究 の 推 進 及 び 広 報 等 に 関 す る こ と を 掌 理 す る 。

( 事 務 部 )

第 1 1 条 本 校 に ,庶 務 ,会 計 及 び 学 生 の 支 援・指 導 等 に 関 す る 事 務 を 処 理 す る た め , 事 務 部 を 置 く 。

( 内 部 組 織 )

第 1 2 条 前 2 条 に 規 定 す る も の の ほ か , 本 校 の 内 部 組 織 は , 別 に 定 め る と こ ろ に よ る 。

第 4 章 教 育 課 程 等 ( 1 年 間 の 授 業 期 間 )

第 1 3 条 1 年 間 の 授 業 を 行 う 期 間 は , 定 期 試 験 等 の 期 間 を 含 め , 3 5 週 に わ た る こ と を 原 則 と す る 。

( 教 育 課 程 等 )

第 1 4 条 学 年 ご と の 授 業 科 目 及 び そ の 単 位 数 は , 別 表 第 1 及 び 別 表 第 2 の と お り と す る 。

2 各 授 業 科 目 の 単 位 数 は , 3 0 単 位 時 間 ( 1 単 位 時 間 は , 5 0 分 を 標 準 と す る 。 ) の 履 修 を 1 単 位 と し て 計 算 す る も の と す る 。

3 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,別 に 定 め る 授 業 科 目 に つ い て は ,1 単 位 の 授 業 科 目 を 4 5 時 間 の 学 修 を 必 要 と す る 内 容 を も っ て 構 成 す る こ と を 標 準 と し , 授 業 の 方 法 に 応 じ , 当 該 授 業 に よ る 教 育 効 果 , 授 業 時 間 外 に 必 要 な 学 修 等 を 考 慮 し て , 次 の 基 準 に よ り 単 位 数 を 計 算 す る こ と が で き る 。

(1 ) 講 義 及 び 演 習 に つ い て は , 1 5 時 間 か ら 3 0 時 間 ま で の 範 囲 で 別 に 定 め る 時 間 の 授 業 を も っ て 1 単 位 と す る 。

(2 ) 実 験 , 実 習 及 び 実 技 に つ い て は , 3 0 時 間 か ら 4 5 時 間 ま で の 範 囲 で 別 に 定 め る 時 間 の 授 業 を も っ て 1 単 位 と す る 。

4 前 項 の 規 定 に よ り 計 算 す る こ と の で き る 授 業 科 目 の 単 位 数 の 合 計 数 は , 6 0 単 位 を 超 え な い も の と す る 。

5 前 3 項 の 規 定 に か か わ ら ず , 卒 業 研 究 等 に つ い て は , こ れ ら の 学 修 の 成 果 を 評 価 し て 単 位 の 修 得 を 認 定 す る こ と が 適 切 と 認 め ら れ る 場 合 に は , こ れ ら に 必 要 な 学 修 等 を 考 慮 し て , 単 位 数 を 定 め る こ と が で き る 。

6 第 1 項 に 定 め る 授 業 科 目 の ほ か , 特 別 活 動 を 9 0 単 位 時 間 以 上 実 施 す る も の と す る 。

( 他 の 高 等 専 門 学 校 に お け る 授 業 科 目 の 履 修 )

第 1 5 条 校 長 は , 教 育 上 有 益 と 認 め る と き は , 別 に 定 め る と こ ろ に よ り , 学 生 が 他 の 高 等 専 門 学 校 に お い て 履 修 し た 授 業 科 目 に つ い て 修 得 し た 単 位 を , 3 0 単 位 を 超 え な い 範 囲 で 本 校 に お け る 授 業 科 目 の 履 修 に よ り 修 得 し た も の と み な す こ と が で き る 。

(21)

− 13 −

第 1 6 条 校 長 は , 教 育 上 有 益 と 認 め る と き は , 学 生 が 行 う 大 学 に お け る 学 修 そ の 他 文 部 科 学 大 臣 が 別 に 定 め る 学 修 を , 本 校 に お け る 授 業 科 目 の 履 修 と み な し , 別 に 定 め る と こ ろ に よ り , 単 位 の 修 得 を 認 定 す る こ と が で き る 。

2 前 項 に よ り 認 定 す る こ と が で き る 単 位 数 は , 前 条 に よ り 本 校 に お い て 修 得 し た も の と み な す 単 位 数 と 合 わ せ て 3 0 単 位 を 超 え な い も の と す る 。

( 教 育 プ ロ グ ラ ム )

第 1 7 条 第 1 条 第 2 項 の 本 校 の 理 念 を 達 成 す る た め , 本 科 の 第 4 学 年 及 び 第 5 学 年 の 2 年 間 並 び に 専 攻 科 の 2 年 間 の 計 4 年 間 か ら な る 「 電 子 ・ 情 報 技 術 応 用 工 学 コ ー ス 」 及 び 「 生 産 シ ス テ ム 工 学 」 , 並 び に 専 攻 科 の 2 年 間 か ら な る 「 電 子 ・ 情 報 技 術 専 修 コ ー ス 」 の 3 つ の 教 育 プ ロ グ ラ ム を 置 く 。

2 前 項 の 教 育 プ ロ グ ラ ム に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 評 価 及 び 課 程 修 了 , 卒 業 )

第 1 8 条 各 学 年 の 課 程 の 修 了 又 は 卒 業 の 認 定 は , 定 期 試 験 及 び 平 素 の 成 績 を 評 価 し て 行 う も の と す る 。

2 前 項 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 再 履 修 )

第 1 9 条 前 条 の 認 定 の 結 果 , 原 学 年 に と ど め ら れ た 者 は , 当 該 学 年 に 係 る 所 定 の 授 業 科 目 を 再 履 修 す る も の と す る 。

第 5 章 入 学 , 転 科 , 休 学 , 転 学 , 留 学 及 び 卒 業 ( 入 学 資 格 )

第 2 0 条 入 学 す る こ と の で き る 者 は , 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 と す る 。 (1 ) 中 学 校 を 卒 業 し た 者

(2 ) 義 務 教 育 学 校 を 卒 業 し た 者

(3 ) 中 等 教 育 学 校 の 前 期 課 程 を 修 了 し た 者

(4 ) 外 国 に お い て , 学 校 教 育 に お け る 9 年 の 課 程 を 修 了 し た 者 (5 ) 文 部 科 学 大 臣 の 指 定 し た 者

(6 ) 文 部 科 学 大 臣 が 中 学 校 の 課 程 と 同 等 の 課 程 を 有 す る も の と し て 認 定 し た 在 外 教 育 施 設 の 当 該 課 程 を 修 了 し た 者

(7 ) 就 学 義 務 猶 予 免 除 者 等 の 中 学 校 卒 業 程 度 認 定 規 則 ( 昭 和 4 1 年 文 部 省 令 第 3 6 号 ) に よ り , 中 学 校 を 卒 業 し た 者 と 同 等 以 上 の 学 力 が あ る と 認 定 さ れ た 者 (8 ) そ の 他 相 当 年 齢 に 達 し ,本 校 が 中 学 校 を 卒 業 し た 者 と 同 等 以 上 の 学 力 が あ る と 認

め た 者

( 入 学 者 の 選 抜 )

第 2 1 条 校 長 は , 入 学 志 願 者 に つ い て , 学 力 検 査 の 成 績 , 出 身 学 校 の 長 か ら 送 付 さ れ た 調 査 書 そ の 他 必 要 な 書 類 等 を 資 料 と し て , 入 学 者 の 選 抜 を 行 う 。

2 校 長 は ,前 項 に 規 定 す る 入 学 者 の 選 抜 方 法 に よ る ほ か ,入 学 定 員 の 一 部 に つ い て , 出 身 学 校 の 長 の 推 薦 に 基 づ き , 学 力 検 査 を 免 除 し , 当 該 出 身 学 校 の 長 か ら 送 付 さ れ た 調 査 書 を 主 な 資 料 と し て , 入 学 者 の 選 抜 を 行 う 。

3 校 長 は , 前 2 項 に よ り 選 抜 し た 者 で , 第 3 7 条 に 規 定 す る 入 学 料 を 納 付 し た 者 及 び 入 学 料 免 除 又 は 徴 収 猶 予 の 申 請 書 を 受 理 さ れ た 者 に 対 し て , 入 学 を 許 可 す る 。 4 入 学 者 の 選 抜 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

( 編 入 学 )

第 2 2 条 第 1 学 年 の 途 中 , 又 は 第 2 学 年 以 上 に 入 学 を 希 望 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , そ の 者 が 相 当 年 齢 に 達 し , 当 該 学 年 に 在 学 す る 者 と 同 等 以 上 の 学 力 が あ る と 認 め ら れ た 場 合 に 限 り ,前 条 の 規 定 に 準 じ て 相 当 学 年 に 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。 2 前 項 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

(22)

− 14 −

第 2 3 条 他 の 高 等 専 門 学 校 か ら 転 学 を 希 望 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , 教 育 上 支 障 が な い 場 合 に は , 転 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。

2 前 項 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 入 学 手 続 )

第 2 4 条 入 学 を 許 可 さ れ た 者 は , 所 定 の 期 日 ま で に 在 学 中 の 保 証 人 と 連 署 し た 誓 約 書 及 び 校 長 が 定 め た 書 類 を 提 出 し な け れ ば な ら な い 。

2 前 項 の 手 続 を 終 了 し な い 者 が あ る と き は , 校 長 は , そ の 者 の 入 学 の 許 可 を 取 り 消 す こ と が あ る 。

( 転 科 )

第 2 5 条 転 科 を 希 望 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , 進 級 時 に 選 考 の 上 , 転 科 を 許 可 す る こ と が あ る 。

2 転 科 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 休 学 )

第 2 6 条 学 生 は , 疾 病 そ の 他 や む を 得 な い 事 由 に よ り , 3 か 月 以 上 継 続 し て 修 学 す る こ と が で き な い と き は , 校 長 の 許 可 を 受 け て , 休 学 す る こ と が で き る 。

( 休 学 期 間 )

第 2 7 条 休 学 の 期 間 は , 1 年 以 内 と す る 。 た だ し , 特 別 の 理 由 が あ る 場 合 は , 更 に 1 年 を 限 度 と し て 休 学 期 間 の 延 長 を 認 め る こ と が で き る 。

2 休 学 期 間 は , 通 算 し て 3 年 を 超 え る こ と が で き な い 。 3 休 学 期 間 は 修 業 年 限 に 算 入 し な い 。

( 復 学 )

第 2 8 条 休 学 し た 者 は , 休 学 の 事 由 が な く な っ た と き は , 校 長 の 許 可 を 受 け て , 復 学 す る も の と す る 。

( 出 席 停 止 )

第 2 9 条 学 生 に 伝 染 病 そ の 他 の 疾 病 が あ る と き は , 校 長 は , 出 席 停 止 を 命 ず る こ と が あ る 。

( 退 学 , 再 入 学 )

第 3 0 条 学 生 は , 疾 病 そ の 他 や む を 得 な い 事 由 に よ り 退 学 し よ う と す る と き は , 校 長 の 許 可 を 受 け て , 退 学 す る こ と が で き る 。

2 前 項 の 規 定 に よ り 退 学 し た 者 で 再 入 学 を 希 望 す る も の が あ る と き は , 校 長 は , 選 考 の 上 , 相 当 学 年 に 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。

( 在 学 年 限 )

第 3 1 条 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 に つ い て は , 以 後 の 在 学 を 認 め な い 。 (1 ) 2 年 間 引 き 続 き 進 級 で き な い 者 。 た だ し , 休 学 に よ る 者 を 除 く 。

(2 ) 休 学 期 間 を 除 き , 在 学 年 数 が 8 年 を 超 え る 者 ( 他 の 学 校 へ の 入 学 等 )

第 3 2 条 他 の 学 校 に 入 学 , 転 学 又 は 編 入 学 を 志 望 し よ う と す る 者 は , 校 長 の 許 可 を 受 け な け れ ば な ら な い 。

( 留 学 )

第 3 3 条 校 長 は , 教 育 上 有 益 と 認 め る と き は , 学 生 が 外 国 の 高 等 学 校 又 は 大 学 に 留 学 す る こ と を 許 可 す る こ と が で き る 。

2 校 長 は , 前 項 の 規 定 に よ り 留 学 す る こ と を 許 可 さ れ た 学 生 に つ い て , 外 国 の 高 等 学 校 又 は 大 学 に お け る 履 修 を 本 校 に お け る 履 修 と み な し , 3 0 単 位 を 超 え な い 範 囲 で 単 位 の 修 得 を 認 定 す る こ と が で き る 。

3 校 長 は , 前 項 の 規 定 に よ り 単 位 の 修 得 を 認 定 さ れ た 学 生 に つ い て , 学 年 の 途 中 に お い て も , 各 学 年 の 課 程 の 修 了 又 は 卒 業 を 認 め る こ と が で き る 。

(23)

− 15 −

( 卒 業 )

第 3 4 条 全 学 年 の 課 程 を 修 了 し た 者 に は , 校 長 は , 所 定 の 卒 業 証 書 を 授 与 す る 。 2 卒 業 を す る た め に は , 別 に 定 め る 単 位 数 を 修 得 し な け れ ば な ら な い 。

( 称 号 )

第 3 5 条 卒 業 し た 者 は , 準 学 士 と 称 す る こ と が で き る 。

第 6 章 検 定 料 , 入 学 料 , 授 業 料 及 び 寄 宿 料 ( 検 定 料 )

第 3 6 条 入 学 を 志 望 す る 者 は , 願 書 提 出 と 同 時 に , 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 に お け る 授 業 料 そ の 他 の 費 用 に 関 す る 規 則 ( 平 成 1 6 年 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 規 則 第 3 5 号 。以 下「 規 則 」と い う 。)に 定 め る 額 の 検 定 料 を 納 付 し な け れ ば な ら な い 。

( 入 学 料 )

第 3 7 条 入 学 料 の 額 は , 規 則 に 定 め る 額 と す る 。 2 入 学 料 は , 所 定 の 期 日 ま で に 納 付 す る も の と す る 。

( 授 業 料 )

第 3 8 条 学 生 は , 規 則 に 定 め る 額 の 授 業 料 を 前 期 及 び 後 期 の 2 期 に 区 分 し て 納 付 す る も の と し , そ れ ぞ れ の 期 に お い て 納 付 す る 額 は , 年 額 の 2 分 の 1 に 相 当 す る 額 と す る 。

2 前 項 の 授 業 料 は , 前 期 に あ っ て は 4 月 末 日 ま で に , 後 期 に あ っ て は 1 0 月 末 日 ま で に 納 付 す る も の と す る 。

3 前 2 項 の 規 定 に か か わ ら ず , 前 期 に 係 る 授 業 料 を 納 付 す る と き に , 当 該 年 度 の 後 期 に 係 る 授 業 料 を 併 せ て 納 付 す る こ と が で き る 。

4 入 学 年 度 の 前 期 又 は 前 期 及 び 後 期 に 係 る 授 業 料 に つ い て は , 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 に か か わ ら ず , 入 学 を 許 可 さ れ た と き に 納 付 す る こ と が で き る 。

第 3 9 条 学 年 の 中 途 に お い て 入 学 し た 者 が , 前 期 又 は 後 期 に お い て 納 付 す る 授 業 料 の 額 は , 授 業 料 の 年 額 の 1 2 分 の 1 に 相 当 す る 額 に 入 学 の 日 の 属 す る 月 か ら 次 の 納 付 の 時 期 前 ま で の 月 数 を 乗 じ て 得 た 額 と し , 入 学 の 日 の 属 す る 月 の 末 日 ま で に 納 付 す る も の と す る 。

第 4 0 条 学 年 の 中 途 で 退 学 す る 者 は , 退 学 す る 日 の 属 す る 時 期 が 前 期 で あ る と き は 授 業 料 の 年 額 の 2 分 の 1 に 相 当 す る 額 の 授 業 料 を , 退 学 す る 日 の 属 す る 時 期 が 後 期 で あ る と き は , 授 業 料 の 年 額 に 相 当 す る 額 の 授 業 料 を , そ れ ぞ れ 納 付 す る も の と す る 。

( 寄 宿 料 )

第 4 1 条 学 寮 に 入 寮 し て い る 学 生 は , 入 寮 し た 日 の 属 す る 月 か ら 退 寮 す る 日 の 属 す る 月 ま で の 間 , 規 則 に 定 め る 額 の 寄 宿 料 を 納 付 す る も の と す る 。

2 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,学 生( 保 護 者 を 含 む 。)の 申 し 出 又 は 承 諾 が あ っ た と き は , 当 該 年 度 内 に 徴 収 す る 寄 宿 料 の 額 の 総 額 の 範 囲 内 で , そ の 申 し 出 又 は 承 諾 に 係 る 額 を , そ の 際 徴 収 す る こ と が で き る も の と す る 。

( 入 学 料 , 授 業 料 又 は 寄 宿 料 の 免 除 及 び 徴 収 猶 予 )

第 4 2 条 入 学 前 1 年 以 内 に お い て ,入 学 す る 者 の 学 資 を 主 と し て 負 担 し て い る 者( 以 下「 学 資 負 担 者 」と い う 。)が 死 亡 し ,又 は 入 学 す る 者 若 し く は 学 資 負 担 者 が 風 水 害 等 の 災 害 を 受 け た こ と 等 に よ り , 入 学 料 の 納 付 が 著 し く 困 難 で あ る と 認 め ら れ る 場 合 に は , 入 学 料 の 全 額 又 は 半 額 を 免 除 す る こ と が あ る 。

(24)

− 16 −

入 学 料 の 納 付 が 困 難 で あ る と 認 め ら れ る 場 合 に は , 入 学 料 の 徴 収 を 猶 予 す る こ と が あ る 。

3 経 済 的 理 由 に よ り 授 業 料 の 納 付 が 困 難 で あ り ,か つ ,学 業 優 秀 と 認 め ら れ る 場 合 , 又 は 休 学 , 死 亡 そ の 他 や む を 得 な い 事 情 が あ る と 認 め ら れ る 場 合 に は , 授 業 料 の 全 額 又 は 一 部 を 免 除 し , 又 は そ の 徴 収 を 猶 予 す る こ と が あ る 。

4 死 亡 若 し く は 行 方 不 明 の た め 除 籍 さ れ た 場 合 又 は 風 水 害 等 の 災 害 を 受 け た こ と に よ り , 寄 宿 料 の 納 付 が 困 難 で あ る と 認 め ら れ る 場 合 に は , 寄 宿 料 の 全 額 を 免 除 す る こ と が あ る 。

5 前 各 項 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 既 納 の 検 定 料 等 の 取 扱 い )

第 4 3 条 既 納 の 検 定 料 , 入 学 料 , 授 業 料 及 び 寄 宿 料 は , こ れ を 返 還 し な い 。 2 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず , 前 期 分 授 業 料 の 徴 収 の 際 , 後 期 分 授 業 料 を 併 せ て 納 付

し た 者 が , 後 期 分 授 業 料 の 徴 収 時 期 前 に 休 学 又 は 退 学 し た 場 合 に は , 後 期 分 の 授 業 料 相 当 額 を , 及 び 入 学 を 許 可 さ れ た と き に 授 業 料 を 納 付 し た 者 が , 3 月 3 1 日 ま で に 入 学 を 辞 退 し た 場 合 に は ,既 納 の 授 業 料 相 当 額 を ,そ の 者 の 申 出 に よ り 返 還 す る 。

第 7 章 外 国 人 留 学 生 及 び 外 国 人 受 託 研 修 員 ( 外 国 人 留 学 生 )

第 4 4 条 外 国 人 で , 本 校 の 第 2 学 年 次 以 上 に 編 入 学 を 志 願 す る 者 が あ る と き は , 選 考 の 上 , 外 国 人 留 学 生 と し て 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。

第 4 5 条 外 国 人 留 学 生 は , 定 員 外 と す る こ と が で き る 。

第 4 6 条 外 国 人 留 学 生 に は , 別 に 定 め る も の の ほ か , 本 学 則 を 準 用 す る 。 ( 外 国 人 受 託 研 修 員 )

第 4 7 条 校 長 は , 教 育 研 究 に 支 障 が な い 場 合 に 限 り , 外 国 人 受 託 研 修 員 の 受 入 れ を 許 可 す る こ と が あ る 。

2 外 国 人 受 託 研 修 員 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

第 8 章 研 究 生 , 聴 講 生 , 特 別 聴 講 学 生 及 び 科 目 等 履 修 生 ( 研 究 生 )

第 4 8 条 本 校 に お い て ,特 定 の 専 門 事 項 に つ い て の 研 究 を 志 願 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , 本 校 の 教 育 研 究 に 支 障 が な い 場 合 に 限 り , 選 考 の 上 , 研 究 生 と し て 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。

2 研 究 生 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 聴 講 生 )

第 4 9 条 本 校 に お い て ,特 定 の 授 業 科 目 に つ い て の 聴 講 を 志 願 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , 本 校 の 教 育 に 支 障 が な い 場 合 に 限 り , 選 考 の 上 , 聴 講 生 と し て 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。

2 聴 講 生 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。 ( 特 別 聴 講 学 生 )

第 5 0 条 学 校 間 相 互 単 位 互 換 協 定 に 基 づ い て , 本 校 が 開 設 す る 授 業 科 目 の う ち , 特 定 の 科 目 に つ い て 聴 講 を 志 願 す る 者 が あ る と き は , 校 長 は , 本 校 の 教 育 に 支 障 が な い 場 合 に 限 り , 選 考 の 上 , 特 別 聴 講 学 生 と し て 入 学 を 許 可 す る こ と が あ る 。 2 特 別 聴 講 学 生 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

( 科 目 等 履 修 生 )

(25)

− 17 −

2 科 目 等 履 修 生 が 履 修 し た 単 位 は , 判 定 の 上 , そ の 科 目 を 修 得 し た も の と し て 認 定 す る 。

3 科 目 等 履 修 生 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

第 9 章 学 生 準 則 及 び 賞 罰 ( 学 生 準 則 )

第 5 2 条 学 生 は , こ の 学 則 に 定 め る も の の ほ か , 別 に 定 め る 学 生 準 則 を 遵 守 し な け れ ば な ら な い 。

( 表 彰 )

第 5 3 条 学 生 と し て 表 彰 に 値 す る 行 為 が あ る と き は , 表 彰 す る こ と が あ る 。 ( 懲 戒 )

第 5 4 条 校 長 は , 教 育 上 必 要 が あ る と き に は , 学 生 に 退 学 , 停 学 , 訓 告 そ の 他 の 懲 戒 を 加 え る こ と が あ る 。 た だ し , 退 学 は , 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 に つ い て 行 う も の と す る 。

(1 ) 性 行 不 良 で 改 善 の 見 込 み が な い と 認 め ら れ る 者 (2 ) 学 力 劣 等 で 成 業 の 見 込 み が な い と 認 め ら れ る 者 (3 ) 正 当 の 理 由 が な く て 出 席 常 で な い 者

(4 ) 学 校 の 秩 序 を 乱 し , そ の 他 学 生 と し て の 本 分 に 反 し た 者 ( 除 籍 )

第 5 5 条 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 は , 校 長 が こ れ を 除 籍 す る 。 (1 ) 死 亡 し た 者 又 は 長 期 間 に わ た り 行 方 不 明 の 者

(2 ) 第 2 7 条 に 規 定 す る 休 学 期 間 を 超 え て な お 修 学 で き な い 者 (3 ) 授 業 料 の 納 付 を 怠 り , 督 促 し て も な お 納 付 し な い 者

(4 ) 第 4 2 条 第 1 項 に 規 定 す る 入 学 料 免 除 の 申 請 書 を 受 理 さ れ , 免 除 を 不 許 可 と さ れ た 者 及 び 半 額 免 除 の 許 可 を さ れ た 者 で , 所 定 の 期 日 ま で に 不 許 可 と な っ た 額 の 入 学 料 を 納 付 し な い 者

(5 ) 第 4 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 入 学 料 徴 収 猶 予 の 申 請 書 を 受 理 さ れ , 徴 収 猶 予 を 許 可 及 び 不 許 可 と さ れ た 者 で , 所 定 の 期 日 ま で に 入 学 料 を 納 付 し な い 者

第 1 0 章 専 攻 科 ( 設 置 )

第 5 6 条 本 校 に , 専 攻 科 を 置 く 。 ( 目 的 )

第 5 7 条 専 攻 科 は , 高 等 専 門 学 校 に お け る 教 育 の 基 礎 の 上 に , 精 深 な 程 度 に お い て 工 業 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 技 術 を 教 授 研 究 し , も っ て 広 く 産 業 の 発 展 に 寄 与 す る 人 材 を 育 成 す る こ と を 目 的 と す る 。

( 修 業 年 限 及 び 在 学 期 間 )

第 5 8 条 専 攻 科 の 修 業 年 限 は , 2 年 と す る 。 た だ し , 4 年 を 超 え て 在 学 す る こ と は で き な い 。

( 専 攻 , 入 学 定 員 及 び 教 育 上 の 目 的 )

第 5 9 条 専 攻 , 入 学 定 員 及 び 教 育 上 の 目 的 は , 次 の と お り と す る 。

専 攻 入 学 定 員 教 育 上 の 目 的

(26)

− 18 −

応 で き る 幅 広 い 視 野 と 柔 軟 な 創 造 力 を 備 え , か つ 健 全 な 精 神 を 持 っ た 広 く 産 業 の 発 展 に 貢 献 し 国 際 的 に も 活 躍 で き る 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

生 産 シ ス テ ム 工 学 専 攻 2 4 人 生 産 シ ス テ ム 工 学 専 攻 は ,準 学 士 課 程 に お け る 機 械 知 能 系・建 築 社 会 デ ザ イ ン 系・生 物 化 学 系 の 何 れ か の 複 合 型 専 門 を 基 礎 と し て ,モ ノ づ く り の 基 盤 を デ ザ イ ン し こ れ を 展 開 し て ,国 際 的 な 視 点 に 立 っ た イ ノ ベ ー シ ョ ン 創 成 を 担 う こ と の で き る 高 度 な 開 発 技 術 者 及 び 地 域 産 業 の 発 展 に 貢 献 で き る 技 術 者 の 育 成 を 目 的 と す る 。

計 4 8 人

( 教 育 課 程 )

第 6 0 条 専 攻 科 の 授 業 科 目 及 び そ の 単 位 数 は , 別 表 第 3 の と お り と す る 。 2 履 修 方 法 等 に つ い て は , 別 に 定 め る 。

( 入 学 資 格 )

第 6 1 条 専 攻 科 に 入 学 で き る 者 は , 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 と す る 。 (1 ) 高 等 専 門 学 校 を 卒 業 し た 者

(2 ) 短 期 大 学 を 卒 業 し た 者

(3 ) 専 修 学 校 の 専 門 課 程 を 修 了 し た 者 の う ち 学 校 教 育 法 第 1 3 2 条 の 規 定 に よ り 大 学 に 編 入 学 す る こ と が で き る も の

(4 ) 外 国 に お い て 学 校 教 育 に お け る 1 4 年 の 課 程 を 修 了 し た 者

(5 ) 外 国 の 学 校 が 行 う 通 信 教 育 に お け る 授 業 科 目 を 我 が 国 に お い て 履 修 す る こ と に よ り 当 該 外 国 の 学 校 教 育 に お け る 1 4 年 の 課 程 を 修 了 し た 者

(6 ) 我 が 国 に お い て , 外 国 の 短 期 大 学 の 課 程 ( そ の 修 了 者 が 当 該 外 国 の 学 校 教 育 に お け る 1 4 年 の 課 程 を 修 了 し た と さ れ る も の に 限 る 。 ) を 有 す る も の と し て 当 該 外 国 の 学 校 教 育 制 度 に お い て 位 置 付 け ら れ た 教 育 施 設 で あ っ て , 文 部 科 学 大 臣 が 別 に 指 定 す る も の の 当 該 課 程 を 修 了 し た 者

(7 ) そ の 他 本 校 が 高 等 専 門 学 校 を 卒 業 し た 者 と 同 等 以 上 の 学 力 が あ る と 認 め た 者 ( 入 学 者 の 選 抜 及 び 入 学 の 許 可 )

第 6 2 条 校 長 は ,専 攻 科 の 入 学 志 願 者 に つ い て ,別 に 定 め る と こ ろ に よ り 選 抜 の 上 , 入 学 を 許 可 す る 。

( 休 学 の 期 間 )

第 6 3 条 専 攻 科 学 生 の 休 学 期 間 は , 通 算 し て 2 年 を 超 え る こ と が で き な い 。 2 休 学 の 期 間 は , 第 5 8 条 に 定 め る 修 業 年 限 及 び 在 学 期 間 に 算 入 し な い 。

( 評 価 及 び 修 了 )

第 6 4 条 単 位 の 認 定 は , 定 期 試 験 及 び 平 素 の 成 績 を 評 価 し て 行 う も の と す る 。 2 成 績 の 評 価 に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別 に 定 め る 。

3 専 攻 科 に 2 年 以 上 在 学 し , 別 に 定 め る 修 了 要 件 を 満 た し た 者 に つ い て は , 専 攻 科 の 修 了 を 認 定 す る 。

4 校 長 は , 修 了 を 認 定 し た 者 に 対 し , 所 定 の 修 了 証 書 を 授 与 す る 。 ( 準 用 規 定 )

参照

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