− 69 −一 入学料免除申請書
⑵ 奨学生制度
(A) 日本学生支援機構
学業・人物ともに優れ,かつ健康な学生で,経済的理由により修学に困難がある者 で,将来の奨学金返還に対して明確な自覚と強固な責任遂行の意志をもつ者は,選考
− 72 −
のうえ日本学生支援機構奨学生として次のように学資の貸与を受けることができま す。
① 奨学金の月額
学年別貸与月額(平成29年度)
第一種奨学金(無利子)
区 分 専攻科
自 宅 通 学 45,000円 自 宅 外 通 学 51,000円
「自宅外通学」の欄は,自宅外から通学する者で増額を希望する者に貸与される。
なお,4年生以上では第二種奨学金(有利子)があり,貸与月額は本人の希望に
より,
30,000
円,50,000
円,80,000
円,100,000
円,120,000
円の中から選ぶことが出来ます。
② 貸与期間
貸与期間は,高等専門学校での採用時から卒業又は修了予定の最短年月までの期 間ですが,学業成績の低下その他で,貸与期間の短縮又は貸与の停止を受けること があります。
③ 奨学生の募集
奨学生の募集時期は,4月となっています。4月中に奨学金説明会を行いますの で,申請を希望する者は説明会に必ず出席してください。奨学金説明会の案内は,
中央掲示板に掲示します。
なお,家計の急変時に応募できる緊急採用がありますので,該当する場合は学生 係に相談してください。
説明会に出席しなかったことによって,募集期限を経過した場合は,応募できな い場合がありますので,常に掲示には注意していてください。応募された書類は,
委員会等で審査され,適格者は日本学生支援機構へ推薦されます。
応募時期には,募集要項を配布しますが,採用される見込のない者等は応募して も推薦しない場合がありますので,出願に際しては,応募資格,収入基準,学力等 を十分考慮し,家族,担任教員,事務担当者に,あらかじめよく相談して応募して ください。
④ 奨学生の採用
日本学生支援機構奨学生として採用された時点で,「奨学生証」及び「奨学生の しおり」が配られます。奨学生のしおりには,注意事項や届出義務を要する手続等 が詳しく記されていますので,よく読んで,卒業するまで大切に保管してください。
分からないことがある場合は学生係に尋ねてください。
なお,奨学金は各奨学生の個人名義の普通預金口座に直接振込まれます。
− 73 −
⑤ 適格認定の実施
適格認定とは,年1回(毎年冬に)奨学金の継続が必要か否か,奨学金の金額が 適切であるかどうかを判断するもので,奨学生本人がインターネットを通じて「奨学 金継続願」を提出しなければなりません。提出しない場合は廃止となります。
その後,学校で奨学生としてふさわしい適格性を有する者であるか適格認定を行 います。
また,成績不良者には「廃止」「停止」「警告」「激励」の認定処置がなされま す。
なお,適格認定は奨学生としてふさわしくないかどうか問われる事由が生じた場 合には,その都度実施します。
⑥ 奨学金の返還
この奨学金は,貸与されるものですから返還の義務があります。
なお,奨学金の返還時期及び方法は,次のいずれかに該当した場合に,月賦(毎 月
27
日)返還と月賦・半年(毎年1月・7月)賦併用返還の2種類から選択した方 法により返還しなければなりません。ア.奨学金の貸与期間が満了したとき イ.死亡したとき
ウ.奨学金の交付を廃止されたとき エ.退学したとき
オ.奨学金の貸与を辞退したとき(ただし,在学中は願出により返還が猶予されま す)
⑦ 奨学金の返還猶予・免除
奨学生であった者が,次に該当した場合は,願出により返還を猶予若しくは一部 又は全部の返還を免除されることがあります。
A 返還猶予
ア.上級学校へ進学したとき
イ.災害又は傷病により奨学金の返還が困難になったとき B 一部又は全部の免除
ア.死亡又は心身障害により奨学金の返還ができなくなったとき(ただし,連帯 保証人又は保証人が代わって返還できない事情がある場合)
(B) その他の奨学制度
地方公共団体,民間団体等による奨学制度があり,奨学生募集等の通知は掲示によ り行います。
また,学校を通さず本人が直接手続きし奨学金の貸与を受けることになった場合は 学生係に届け出てください。