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構成的グループ・エンカウンターを用いた道徳授業のあり方に関する研究-単元構想による授業づくりの場合-

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Academic year: 2021

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(1)構成的グループ1エンカウンターを用いた道徳授業のあり方に関する研究       一単元構想による道徳の授業づくりの場合一 専 攻 コース. 1 研究の概要. 教育実践高度化専攻 小学校教員養成特別コース. 学籍番号. M07327B. 氏 名. 竹内 優介. や数時間をひとまとまりとして単元化した道. (1)問題の所在. 徳の授業の構想(単元的道徳学習)したもの.  今日の教育現場における子どもたちをめぐ. であった。. る問題は、いじめ、学級崩壊、不登校、少年.  体験を活かす構成的グループ・エンカウン. 犯罪など多様化、深刻化している。それら問. ター通じてより実感を伴う道徳の授業を展開. 題点を改善すべく、教育現場における道徳の. することができる。また、単元化し、継続し. 充実が求められている。. て価値の内容項目を扱うことにより道徳的価.  しかしながら、道徳教育推進状況調査. 値を内面化させることができると考え、本研. (2002)の結果によると、道徳教育の改善は. 究では國分と毛内の主張する教育方法を組み. なされているものの、道徳に対する子どもた. 合わせた、道徳学習の構想を立て、構想授業. ちの学習意欲は年を追うにつれて低下傾向に. と従来の道徳授業とを比較実践することによ. ある。また同調査によると、上述の原因とし. り、その効用を明らかとする。. て「読み物を扱った道徳の授業」の画一化・ 固定化が挙げられる。.  こうした道徳の時間に対する子どもたちの. 2 研究報告書の構成. 意識の低下と道徳の授業の画一化・固定化と いう課題に対して、教師がいかにして関わり、. はじめに. 子どもたちの学習に対する意欲を大切にし、. 第1章 問題の所在 第2章 道徳教育の現状と課題 第3章 構成的グループ・エンカウンター. 道徳的実践力を身にっけさせるかということ が道徳の授業における課題であるといえる. について. (2)研究の目的と方法  上述した問題解決に向けて着目したのが、. 第4章 第5章. 単元的道徳学習について 実践校における授業実践の分析と. 國分康孝の提唱する構成的グループ・エンカ. 考察一構成的グル』プ・エンカウ. ウンターと、毛内裏威の提唱する単元的道徳. ンターを手法とした単元的道徳学. 学習の手法である。. 習の観点から一.  彼らは現状の道徳の授業に対する改善策を. 第6章. 解決すべく、各理論を道徳の授業の中でどの. おわりに. ように生かしていくべきかにっいて提言した。.  両者の研究は、子どもたちの道徳的実践意 欲の向上を目指し、体験活動を取り入れた授 業方法(構成的グループ・エンカウンター). 一512一. 成果と課題.

(2) 指導が個々の課題に寄り添ったものとなるよう. の比較などを通して授業実践をグループ編成と. に工夫した。. 話し合いの指導の観点から分析・考察した。.  話し合いの手びきの活用の仕方については以.  その結果、低学年におけるr話すこと」の指. 下の2点が見出された。. 導は、教師による説明と板書による手びきの提.  1.いっ誰が何を言うか実際に言う言葉を話. 示では不十分であることが明らかになった。教.    し合いの手びき(プリント)で示す。. 師や子どもが正しい話し方を文脈に応じて具体.  2.台本のように何度も読む。. 的に実際の言葉で言って示す、生きた手本が有.  このように、話し合いの手びきを劇の台本の. 効であることが確認された。. ように何度も声に出して読むことを通して、話.  グループ学習においても同様である。グルー. し合いの方法を身に付けさせた。その後に自分. プの1人が話すときの約束を守って正しい話し. たちの考えをもとに話し合いをさせた。. 方で話すことができれば、他の子どもたちも約.  以上のことを踏まえて、第2学年を対象とし. 束を守った話し方をすることができた。. てグループ学習を取り入れた国語科授業を実践.  そこで、低学年のグループ編成では、話すこ. した。本実践は、グループ学習を通して話題に. とに関して手本となるような子どもを各グルー. 沿って話し合うことを目的とした。題材は「何. プに配置することでグループ学習が高まること. に見えるな」(光村図書二年下)を用い、全4. が期待できる。この点は、大村が中学校で実践. 時間を次のような学習過程(表1)で構成した。. した能力別グループ編成の考え方とは異なる点.   表1.「何に見えるかな」の学習過程. である。この場合、.学習内容に対する能力に加. ●ちぎり絵が何の形に見えるか. えて、グループをリードするリーダーシップが.  発表する。. 必要となる。. ●4人グループでちぎり絵が何に.  さらに学習意欲の観点から、グループ構成を.  見えるか話し合い、一つの見え. 単元の途中で変更するこ’ ニを試みた。その結果、.  方に決める。. 変更後のグループ学習では学習のめあてをより. ●ちぎり絵を作り、何の形に見え. 意識し、めあてを達成できた子どもが増えた。.  るかとその理由を書く。. 単元の中でグループ編成を変化させる観点も、. ●第1時と同じグループで、ちぎ. 今後グループ学習を推進していく上で重要であ.  り絵が何の形に見えるか話し. る。.  合う。. 4今後の課題. ●2回目は違うグループで話し合. 今後の課題として次の3点を挙げる。.  う口.  1.グループ編成のための評価の充実. ●学級全体で、ちぎり絵が何に見.  2.生きた手本を積極的に提示する授業展開.  えるかにっいて話し合う。.    の工夫. 第1時. 第2時. 第3時. 第4時.  3.グループ学習中の指導の充実  行った授業について、授業記録、子どもたち の相互評価の考察、担任教師と筆者の授業実践. 一513一. 指導教員 吉川 芳則.

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参照

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