構成的グループ・エンカウンターを用いた道徳授業のあり方に関する研究-単元構想による授業づくりの場合-
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(2) 指導が個々の課題に寄り添ったものとなるよう. の比較などを通して授業実践をグループ編成と. に工夫した。. 話し合いの指導の観点から分析・考察した。. 話し合いの手びきの活用の仕方については以. その結果、低学年におけるr話すこと」の指. 下の2点が見出された。. 導は、教師による説明と板書による手びきの提. 1.いっ誰が何を言うか実際に言う言葉を話. 示では不十分であることが明らかになった。教. し合いの手びき(プリント)で示す。. 師や子どもが正しい話し方を文脈に応じて具体. 2.台本のように何度も読む。. 的に実際の言葉で言って示す、生きた手本が有. このように、話し合いの手びきを劇の台本の. 効であることが確認された。. ように何度も声に出して読むことを通して、話. グループ学習においても同様である。グルー. し合いの方法を身に付けさせた。その後に自分. プの1人が話すときの約束を守って正しい話し. たちの考えをもとに話し合いをさせた。. 方で話すことができれば、他の子どもたちも約. 以上のことを踏まえて、第2学年を対象とし. 束を守った話し方をすることができた。. てグループ学習を取り入れた国語科授業を実践. そこで、低学年のグループ編成では、話すこ. した。本実践は、グループ学習を通して話題に. とに関して手本となるような子どもを各グルー. 沿って話し合うことを目的とした。題材は「何. プに配置することでグループ学習が高まること. に見えるな」(光村図書二年下)を用い、全4. が期待できる。この点は、大村が中学校で実践. 時間を次のような学習過程(表1)で構成した。. した能力別グループ編成の考え方とは異なる点. 表1.「何に見えるかな」の学習過程. である。この場合、.学習内容に対する能力に加. ●ちぎり絵が何の形に見えるか. えて、グループをリードするリーダーシップが. 発表する。. 必要となる。. ●4人グループでちぎり絵が何に. さらに学習意欲の観点から、グループ構成を. 見えるか話し合い、一つの見え. 単元の途中で変更するこ’ ニを試みた。その結果、. 方に決める。. 変更後のグループ学習では学習のめあてをより. ●ちぎり絵を作り、何の形に見え. 意識し、めあてを達成できた子どもが増えた。. るかとその理由を書く。. 単元の中でグループ編成を変化させる観点も、. ●第1時と同じグループで、ちぎ. 今後グループ学習を推進していく上で重要であ. り絵が何の形に見えるか話し. る。. 合う。. 4今後の課題. ●2回目は違うグループで話し合. 今後の課題として次の3点を挙げる。. う口. 1.グループ編成のための評価の充実. ●学級全体で、ちぎり絵が何に見. 2.生きた手本を積極的に提示する授業展開. えるかにっいて話し合う。. の工夫. 第1時. 第2時. 第3時. 第4時. 3.グループ学習中の指導の充実 行った授業について、授業記録、子どもたち の相互評価の考察、担任教師と筆者の授業実践. 一513一. 指導教員 吉川 芳則.
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