保健室登校等の児童生徒に関する学生の意識
有 村 信 子
College Students, Consciousness about Children Going to the School Nursing Room
Nobuko Arimura
現在の複雑・多様化している児童生徒の心身の健康問題に関して,養護教諭にはますます積 極的な健康相談活動が求められている.このような中,養護教諭養成課程の学生は,養護実習 で保健室登校の児童生徒にかかわることが予想される.そこで,本研究では保健室登校等の児 童生徒に対して学生がどのようなイメージを持っているのか,また本県における実態と比較し 分析を行った.その結果,保健室登校等の児童生徒に対して学生が持つイメージは「性格・行 動」「他者との関係性」「学校環境」「家庭環境」に分類され,すべての学生は「性格・行動」
および「他者との関係性」の両方のネガティブ側をイメージしていることが明らかになった.
また保健室登校等を経験した学生は,圧倒的なネガティブイメージを持っている.さらに保健 室登校等の児童生徒数では実態と異なるイメージを学生は有している.学生による保健室登校 等の児童生徒へ効果的と思われる対応は,本県の調査結果と同じ傾向が見られた.
Key words:[保健室登校],[性格・行動],[他者との関係性],[効果的な対応]
(Received October 14.2003)
目 的
近年,不登校やいじめをはじめとする心の健康や喫煙,性の逸脱行動など学校における児童 生徒の心身の健康問題はますます複雑・多様化してきたと言われている.日本学校保健会の保 健室利用状況調査(1996)によると,保健室に来室する児童生徒の中には,身体的な症状を訴 える一方で,交友関係や家庭の事情など内面的な問題を併せ持つ者も多いことが指摘されてい る.このような状況の中,児童生徒に直接かかわっている養護教諭に対して,平成9年9月の 保健体育審議会の答申では,新たな役割として児童生徒の健康相談活動に積極的に取り組んで 行くことが求められている.
さて,養護教諭を目指して入学してきた養護教諭養成課程の学生は,養護教諭免許状を取得する ため養護実習にいくこととなる.当然,実習の中で心身の健康問題で保健室に来室する児童生徒,とり わけ学校生活のほとんどを保健室で過ごす保健室登校の児童生徒とかかわることが予想される.
そこで,本研究では保健室登校自体や保健室登校等を行っている児童生徒に対して,学生が どのようなイメージを持っているのか,また,本県における実態(鹿児島県総合教育センター,
* 鹿児島純心女子短期大学生活学科生活学専攻養護コース (〒890−8525 鹿児島市唐湊4丁目22番地1号)
2002)と比較しながら分析することによって,今後の養護教諭養成課程のカリキュラム改善に どのように反映させるかを検討するものである.
研究方法 1 調査対象
短期大学の養護教諭養成課程の学生2年生39人,1年生53人の合計92人である.
2 調査期日
1年生は2003年9月11日,2年生は2003年9月12日の後期履修登録終了後,セミナー室に全 員を集めて,調査用紙を配布し,無記名・自己記入式で実施した.なお,1年生は健康相談活 動及び養護実習の科目をまだ受講していないため,「保健室登校」について説明した後,約20 分時間を設けて調査した.2年生は15分程度であった.
なお,保健室登校については,「常時保健室にいるか,特定の授業には出席できても,学校 にいる間は主として保健室にいる状態」を言い,また「等」を付けてあるのは,登校した児童 生徒が使用する部屋が,保健室だけに限らず教育相談室や図書館等もあるからと説明した.
3 調査項目 盧 フェイス項目
学生が持つ保健室登校等へのイメージの有り様が,いかなる要因によって影響を受けるのか を分析するために,本研究ではフェイス項目としていくつかの項目を設定した.
項目としては,学年,養護実習経験の有無,保健室登校等の児童生徒と同じクラスになった経験の 有無およびその時期,本人の保健室登校等の経験の有無について設け,選択式で回答を求めた.
盪 保健室登校等の児童生徒に関する学生の意識
保健室登校等の児童生徒に対してどのようなイメージをもっているか,また,本県の保健室 登校等の実態をどう捉えているか調査した.児童生徒のイメージについては,ブレインストー ミングを用いて自由記入とした.保健室登校等の実態についての調査項目は,鹿児島県総合教 育センター(2002)が実施した鹿児島県内の全ての公立小学校・中学校・高等学校における保 健室登校等の実態調査を参考に,3項目リストアップした.
結果および考察 1 フェイス項目の分析
盧 養護実習経験の有無
学生のうち1年生53人は,全員養護実習の経験がない.2年生39人のうち,実習経験のある 学生が36人,実習経験のない学生が3人であり,全体では経験のある学生89人(96.7%),経 験のない学生3人(3.3%)である.
盪 保健室登校等の児童生徒と同じクラスの経験の有無
小学校から高等学校までに,保健室登校等をしている児童生徒と同じクラスになった経験が あるかどうかについて,「ある」と回答した者は41人(44.6%),「ない」と回答した者は51人
(55.4%)であり,Fig.1に示したとおりである.
蘯 保健室登校等の経験の有無
学生自身が保健室登校等の経験があるかどうかについて,92人のうち4人(4.3%)の学生 が経験があり,1年生は1人,2年生は3人であった.
2 保健室登校等の児童生徒に対するイメージ
保健室登校等をしている児童生徒のイメージについて,思いつくものから順に10列記しても らった.そのイメージに対して,「暗い」「おとなしい」「寂しい」など本人の性格・行動特徴 を表したものを「性格・行動」,「友達がいない」「人と接するのが苦手」「いじめられている」
など他者との人間関係を表したものを「他者との関係性」,「家庭に事情がある」「家族とうま くいかない」「家族関係が複雑」など家庭の状況を表したものを「家庭環境」,「授業について いけない」「学校が楽しくない」「先生とうまくいかない」など学校生活を表したものを「学校 環境」という4つのカテゴリーによる分析の枠組みを設定した.
このカテゴリーについては,筆者の他2人(児童生徒の心身の問題に精通した者および保健 室登校に関わった現職の養護教諭)が独立に判定し,3人のうち2人以上が「性格・行動」「他 者との関係性」「家庭環境」「学校環境」と判定したものである.分類結果についてはTable1 に示したとおりである.なお,Table1の左側から「養護実習の経験」,「保健室登校等の児童 生徒と同じクラスの経験」,「本人の保健室登校等の経験」と3つの経験の有無を記入してある.
また,イメージについては「性格・行動:A」「他者との関係性:B」「家庭環境:C」「学校 環境:D」と略記してある.
保健室登校等の児童生徒に対しては,まず学生92人すべてが「暗い」「おとなしい」など「性 格・行動:A」のネガティブ側,「友達がいない」「人と接するのが苦手」など「他者との関係 性:B」のネガティブ側の両方をイメージしている.その中で学生88人は,保健室登校等の児童 生徒に会った経験がないのに,ネガティブな見方をしていることは注目すべきである.この保健室登校 イコールネガティブというステレオタイプはどこから生まれて来たのか,今後さらに検討が必要である.
また,保健室登校等を経験したことがある学生4人について,4人は合計40のイメージを列 記している.その中で39が「性格・行動」「他者との関係性」「家庭環境」「学校環境」のいず れかのネガティブなイメージであり,1つのみ「性格・行動」のポジティブなイメージをあげ ている.すなわち,圧倒的なネガティブイメージである.これは本人自身が自己否定的な思い から抜け出せず,現在でも保健室登校したというネガティブな自己を引きずって短大生活を 送っていることになる.
経験有り 41人 経験無し
51人
Fig.1 保健室登校等の児童生徒と同じクラスの経験
Table 1 保健室登校等の児童生徒に対するイメージ一覧
1年生(N=53) 性格・行動:A 他者との関係性:B 家庭環境:C 学校環境:D
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本人 クラス 実習
A 淋しい A 辛い 親に分かってC Aほしい 秘密を持って Dいる 担 任 に 気 を 遣ってほしい 友達を欲しがB
Aる 笑顔がみられ Bない 誰かに話を聴 いてほしい A 悲しそう A 暗い 有 有 無
人見知りがあB Aる 悩みをたくさ Aん持つ マイナス思考 家庭に事情あC
Aり 心配症 意見が言えなB Aい 貧血 A 体が弱い A 暗い A おとなしい 無 有 無
いじめられてB Dいる 勉強したくな Dい 先生が嫌い 思っているこB とを言えない 授業についてD
Bいけない 人と接するの Aが苦手 病弱 A おとなしい クラスに入れB Aない 悩みがある 無 有 無
A 淋しそう A よく泣く A 元気がない A 情緒不安定 いじめられてB Aいる 発達が遅い A 弱い A 幼い A 暗い A おとなしい 無 有 無
B 話しにくい A 何かありそう A 寂しい A おとなしい 無 有 無
A 何となく登校 A 不良 友達ができにB Aくい つまらない 学校が楽しくD Aない 無口 B いつも独り A 元気がない A 暗い A 悩みがある 無 有 無
先生や大人をD A嫌う 悪いことをし Aている ヤンキー A 怖い 人が嫌がるこB Bとをする 人とかかわら Aない やさしい A 根は素直 先生に注意さD Dれやすい 校則を守らな 無 い 有 無
A ねくら B 友達がいない 学校に居場所D
Cなし 家に居場所な Cし 親に不満 A マイナス思考 D 担任に不満 自己表現できA Bない いじめに遭う C 家庭が複雑 無 有 無
変わった興味A Bがある どこかで助け を求めている A 自分中心 A 急に暴れる A 独りが好き 心を隠していA Bる 人と接するの Aが苦手 話が嫌い 落ち込んでいA Aる 暗い 無 有 無
どこかつまらA Aなそう 敏感
A 臆病 本当はかまっB Aてほしい あまりしゃべ Aらない 謎な所がある A 暗い 信頼できる友B 達がいない A 悩んでいる 自分の居場所A 無 探し 有 無
A 自信がない B 人前が苦手 A 真面目 人 の 後 ろ にB Aくっつく 積極性なし A 存在感が薄い 家庭に事情あC
Aり ねくら A 変わっている A 暗い 無 有 無
誰かに気付いB Aてほしい 悩みを抱えて Aいる 静かな場所を A好む 運動が苦手 本ばかり読んA Aでいる 常に下を向い Aている 優柔不断 自分で物事をA 決められない 人と接するこB
Aとが苦手 病弱
無 有 無
A 口数が少なめ 周りの人とうB
ちとけにくい その子なりのA
価値観がある 喜怒哀楽が少A
Aない 元気がない 助けを求めてB Bいる 言いたいこと を言えないで いる 心を閉ざしてA Aいる 困っている 悩みをかかえA 無 ている 有 無
A 自分と戦って がんばってい Aる 消極的 A 勇気がない 心の傷をもっA Aている おびえている A 暗い A 内向的な性格 本当は学校にA
行きたくない 問題をかかえA
Aている とにかく悩ん 無 でいる 有 無
家庭環境が複C A雑 暗い 悩みを一人でA 抱えている B 友達が少ない A おとなしい 無 有 無
人に相談するB Aのが苦手 心がやさしい 友達を作るのB
Bが苦手 人と接するの Aが苦手 自由 A 繊細な感じ 教室にいきづB Bらい いじめられて 無 いる 有 無
A 精神的に弱い 悩みがいくつA
Aもある 細い A 女の子 C 離婚 A ウソをつく A 暗い 相談できる人B Bがいない 友達がいない A 寂しげ 無 有 無
A 話せば明るい A おとなしい A 体が弱い A かわいそう 人と接するこB Aとが苦手 何か得意分野 Dがある 勉強について Aいけない 暗い
いじめにあっB Bている 集団行動が苦 無 手 有 無
下を向いて歩A Aく 自閉症ぎみ 人に対して無B A関心 自分の殻にと Bじこもる 人とうまくつ きあえない いじめられたB 過去がある 何か苦手なもA Bのがある 人見知りをす Aる 色白で病弱 A もの静か 無 有 無
人との交わりB Aが下手 ねくら 友達関係のもB Cつれ 家庭内で問題 Aあり 思いこみが激 Bしい クラスになじ Bめない いじめにあっ Bている 友達がいない A 内気 A おとなしい 無 有 無
頼まれたら断B Bれない 友達が少ない 悩みを相談でB
Aきない かわいそう A 苦しい A つらい A やさしい A 自信がない A 消極的 A 悩みがある 無 有 無
保健室にいてA A当たり前 プライドがあ Aる 自分を特別だ と思っている A わがまま 自分の世界がA Aある 自己中心的 A 暗い B いじめ A か弱い A 悩みがある 無 有 無
A 本当は良い子 家族とうまくC
Cいかまい 家庭に事情あ Dり 先生とうまく Bいかない 人見知りする 友達とうまくB
Aいかない 体が弱い 体調がすぐれA Aない 悩みがある 無 有 無
自分の気持ちA がわからない 心を開いた人B
とは話しをす る 部屋の中にいA るのが好き 一人でいるのB Aが好き 小さなことを 気にしすぎる 特定の人としB
か話をしない 集団の中にいB
るのが苦手 自分の気持ちB を話すのが苦 手 人のことを気A にしすぎる A 消極的 無 無 無
A おとなしい A さびしがりや 自分に自信がA
Bない コミュニケー ションが下手 A 病弱 B あがり症 A 心配症 A 消極的 恥ずかしがりA Aや 自分の意見を 言うのが苦手 無 無 無
B 友達がいない 自己主張できB
Bない いじめの対象 B 接しにくい A 悲しそう A 近寄りがたい A 発言が少ない A 静か A おしとやか A 暗い 無 無 無
A 漫画好き A 病気ぎみ 心を閉ざしたB B人 人見知り A よく泣く B 生徒か先生に いじめをうけ た B 人間不信 深い心の傷をA 負っている B 友達がいない A 暗い 無 無 無
A 体が弱い 持病を持ってA Aいる 実は明るい A 悩みがある 自分のことがA 分からない 先生とうまくD Dいかない 学校が嫌い いじめられたB ことがある 人間関係が苦B A手 おとなしい 無 無 無
A 元気がない A 難しい A 暗い A 葛藤している A 自分に負ける B 教室に入りた くても入れな い 人間関係の問B A題がある 辛い
A 苦しんでいる A 悩んでいる 無 無 無
A 学校が怖い A 不安 A 心細い A 辛い B 人が怖い うち解けるのB Aが苦手 心の暗さ闇 A どうしたんだ ろうと不思議 Aな子 悩みがある 教室にはいれB 無 ない 無 無
A 几帳面 A 女の子 A 優秀 A まじめ A 絵がうまい 自分から話さB Aない プライドが高 Aい 本や絵など好 きなことがあ る A 一人っ子 A おとなしい 無 無 無
B とけ込めない B 人見知り A 気が弱い C 家庭が複雑 きっかけがなB Bい 話が出来ない A 悲しい いじめにあっB Aている 内向的 A 苦しんでいる 無 無 無
人の顔色ばかB りうかがう 気持ちを伝えB Aにくい 打たれ弱い 内にこもるタA Bイプ 被害者意識が B強い 友人を作るの Cが下手 過保護 C 親が甘い コミュニケーB ション不足 A 意志薄弱 無 無 無
A 悩みやすい A 心が繊細 A 怖がっている A 病弱そう A 普通に見える A おとなしそう A 甘えている A 可哀想 無 無 無
話してみるとA とてもやさし い 話しかけづらB い雰囲気があ る 壁を作ってしB Aまう 体が弱い いじめの対象B になっている B 友達がいない 人と接するのB
Bが苦手 自分の意見を あまり言えな い A おとなしい 無 無 無
B 友達が少ない 人に不信感をB
抱いている A 悩みやすい 本当は誰かとB D話したい 学校に行くの を嫌がってい ない A 心が繊細 B 相談できる人 が周りにいな い A おとなしい A 消極的 B 人とコミュニ ケーションを とるのが苦手 無 無 無
あまり笑わなA Aい 表情を表に出 Bさない 人に相談する ことが苦手な 人 A 暗い あまりしゃべB Aらない 内気 A マイナス思考 無 無 無
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本人 クラス 実習
心の問題−苦A Bしさ 虐待−暴力、
Cあざ 家での問題−
A不登校 問題をかかえ る−暗い、辛 い いじめ−涙、B 無 悲しい 無 無
A やる気がない B 反抗期 B 人見知り A おとなしい B いじめ−泣く A 暗い 無 無 無
人と違ったこB Dとをする 先生に好かれ Bるタイプ 人にばかり求 Aめる 甘えている B 前にいじめら れたことがあ る 人と接するのB Bが苦手 自分の気持ち を人に言えな い いじめられてB Aいる 自分中心 A おとなしい 無 無 無
A 何を考えてい るか分からな い 家庭環境に問C A題がある 少し体が弱い 生徒より先生D
と仲がよい あまり笑わなA Bい 口数が少ない 自分独自の世A
B界がある 友達が少ない 周りとうち解B
けられない A 暗い 無 無 無
A 妄想 A 深く考え込む 人を寄せ付けB
Aない 姿勢が悪い B 人間嫌い B 独りぼっち B 友達がいない A 自分の世界 A 消極的 A 暗い 無 無 無
A さぼり B 近寄りがたい A 可哀想 A 精神不安定 B 友達が少ない 少しだけ甘えA
が入っている B クラスでいじ めにあってい Cる 家庭に事情が Bある コミュニケー ションが下手 A 暗い 無 無 無
D 学校が嫌い A おとなしそう A だるい A 静か A 暗い B いじめ 無 無 無
A 暗い D 勉強嫌い D 学校が嫌い 友人とうまくB いってない A おとなしい A つらそう 無 無 無
A 性格が暗い A 引っ込み思案 先生とあわなD
Cい 家庭に問題が Bありそう 友達が少ない D 学校が嫌い いじめられてB Aいる おとなしい 無 無 無
A 寂しがりや B 大人が嫌い 家庭で孤食をC Cしている 親からの愛情 A不足 精神的に繊細 自分の主張がA
D出来ない 先生と相性が B悪い いじめを受け Cている 家庭に問題が Aある 心に不安を抱 無 えている 無 無
A 感情が爆発す ると手がつけ Aられない 色々自分の中 にため込む A 弱い きっかけがなA Aいだけ 本当は普通の A子 暗い B 自分が被害者 だと思いこん Aでいる 自分の意見が B言えない 人見知り 人の輪に入れB 無 ない 無 無
先生とうまくD いっていない 悩みを持ってA
Bいる いじめられて Bいる からに閉じこ もっている 周りに頼りすB Aぎ わがままな一 A面 暗い 接しようと努B A力しない 静か
A おとなしい 無 無 無
ちょっと人とA A違う 何かに不安が Dある 学校が嫌い A 淋しそう とてもナイーA Bブ いじめっ子 心 の 病 気 をA 持っている いじめられっB A子 可哀想 A 弱い 無 無 無
人と話すのがB B嫌い 他人との協調 A性がない 自分は特別だ と思っている 病気だと言いA
B張る 親しい友人を 作ろうとしな い 相談相手がいB Aない 我慢強さに欠 Aけている 気が弱い A 静か A 内気 無 無 無
がんばっていA Aる 憂鬱 人が信用できB Dない 先生が嫌い D 学校嫌い クラスに嫌いB な人がいる D 勉強が嫌い いじめにあっB Aている おとなしめ クラスに行きB 無 たくない 無 無
A 行きたくても 体が受け付け ない D 学校が嫌い B 友達が少ない 陰でこそこそB
B言われる クラスになじ Bめない クラスの雰囲 D気が嫌い 授業担当の先 B生が嫌い クラスに仲の 良い友達がい ない 友達関係がうB まくいかない クラスで嫌なB
ことがある 無 無 無
2年生(N=39)
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本人 クラス 実習
A まじめ 思いを内に秘A Dめている 勉強が嫌い苦 B手 心を開ける相 手が少ない 家族の問題がC Bある いじめ 交友関係が狭B Aい 内気 A 優しい人 傷つきやすいA 無 性格 有 有
笑顔がみられA Aない 不良っぽい B 周りの友達が 声をかけられ ない 誰にも話せなB い秘密がある 一人でいるこA
Aとが多い いつも下を向 Aいている 暗い
C 家族が複雑 教室に友達がB Bいない いじめに遭っ 無 ている 有 有
A 反発 A 精神障害 A 淋しい C 家族関係 A 暗い B 対人恐怖 B 実は人恋しい A 独りぼっち A 苦しい A 悩んでいる 有 有 有
A 自分でもどう していいか分 からない 未来に不安をA 持っている 友達と顔を合B わせづらい 学校に行きたD Cくない 親と隔たりが Bある 友達関係で悩 Aんでいる 病弱ぎみ 人となじめなB Aい おとなしい A 悩みがある 無 有 有
A マイナス思考 人と接するのB
Bが苦手 愛情を求めて Aいる 優しい よく考えすぎA Aる 暗そう A 辛い 悩みをもってA 無 いる 有 有
自己管理がでA Cきない 家庭に問題が Bある 友達作りがう まくできない 自己主張が強A
Aすぎる 生活習慣が少 しずれている 友達とうまくB
Aいかない 自己表現がう まくいかない 無 有 有
B なじめない いじめにあっB Aている 口数が少ない A 悩んでいる A 暗い 無 有 有
B 悪口を言う A 自己中心的 A 明るい 無 有 有
A しゃべらない A すぐ泣く 自分の気持ちA を言えない A 暗い A マイナス思考 A 悩みがある いじめられてB Cいる 家族関係が複 B雑 友達がいない A おとなしい 無 有 有
スポーツが苦A D手 勉強が苦手 心に傷をもっA Bている 友達がいない A 暗い B 協調性がない C 家庭内に問題 いじめにあっB
無 てる 有 無
A マンガが好き A ゲームが好き A 寂しがり屋 A マイナス思考 D 先生とコミュ ニケーション がとれない 身体的訴えがA B多い 友達が少ない 心に問題があA
無 る 有 有
C 親とのコミュ ニケーション 問題 B いじめ 胃がすぐ痛くA Aなる 泣く 自分を語らなA Aい よく休む A 暗い A 表情が暗い A 無口 A 物静か 無 有 有
B 他人との関わ りがあまりな Aい 情緒不安定 A 笑顔がない D 担 任 と の コ ミ ュ ニ ケ ー ション不足 B クラスの雰囲 気になじめな Cい 家庭での出来 B事あり コミュニケー ションの取り B方が下手 いじめ
無 有 有
A 無口である A 甘えがある B 人見知りする B 集団が苦手 有 有 有
A 寂しい うらやましそB うに人を見る 集団の場ではB
A静か 逃げるように D歩く 学校は嫌な場 A所 どこか上の空 人と目をあわB
Aさない 暗くなりがち あまり話さなB
Aい 嫌なことから 有 逃げる 有 有
A 寂しがり屋 友達作りが苦B A手 内向的 家庭環境に問C A題 優 し い 心 を A持ってる 傷つきやすい A 弱い A 甘えん坊 A 寂しさ A 心の傷 無 有 有
家庭に問題あC Dり 勉強が苦手 学校に興味がD Aない 病弱 話をするのがB B苦手 友人関係が苦 無 手 有 有
A 狭く深い A 引きこもり 人目を気にすB Aる 内気 無 有 有
B 集団が苦手 何か辛いことA がありそう 頑張って学校A に来ている 無 無 有
A おとなしい B いじめ A 内気な性格 人間関係がうB Bまくない クラスになじ Cめない 家庭に問題 無 無 有
学生92人が列記したイメージは合計804で,その内訳は「性格・行動」471件(58.6%),「他 者との関係性」244件(30.3%),「学校環境」48件(6.0%),「家庭環境」41件(5.1%)であっ た.(Fig.2参照 )保健室登校等をしている児童生徒のイメージは,「性格・行動」(58.6%)と
「他者との関係性」(30.3%)を合わせて,ほとんどの学生が本人自身の持っている問題であ るとする見方をしていることになる.
実際,養護コースに入学してきた学生は,養護教諭になるための養護実習をする場合,また は養護教諭として勤務する場合,心身に健康問題を持つ児童生徒の支援を直接行っていく立場 にある.このような立場にある学生が,保健室登校等をしている児童生徒に対して最初からネ ガティブなイメージを持つことは,児童生徒の姿を「あるがままに」受けとめ,問題解決への 支援に当たる立場として支障をきたすことが予想される.すなわち,保健室登校等をしている 児童生徒側から見た場合,自分にとって養護教諭は信頼関係を結べない存在と見なされること になる.
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本人 クラス 実習
B 異性が苦手 騒ぐことが苦A B手 人前が苦手 うるさいことA Aが嫌い 泣きやすい 気分が悪くなA Aりやすい 優しい
B 会話が苦手 A 暗い A おとなしい 無 無 無
A 弱そう A 活動的でない A 反論しない 家での生活がC A気になる 何をしてるん Aだろう あまり発言し Bない 一人でいるこ Aとが多い 暗い
A 寂しそう A 物静か 無 無 有
A 規則正しい生 活をしていな い 親がしっかりC していない B 友達が少ない A やせている A 泣き虫 A 優しい A 怠け者 A 気が小さい A 体が弱い A おとなしい 無 無 有
勉強についてD Bいけない 友達がいない D 学校が嫌い み ん な に 分B かってほしい A 悩みがある 教室に行きにB 無 くい 無 有
友達とうまくB Bいかない クラスに嫌い な人がいる スポーツが苦A A手 物静か A 暗い 家庭でうまくC Dいかない 先生とうまく Dいかない 勉強について Bいけない いじめられて Bいる クラスになじ 無 めない 無 有
A 内向的 A 本が好き A やせている A 色が白い 悩みを抱えてA Bいる クラスになじ Aめない 優しい A 病気がち A 静か A おとなしい 無 無 有
家庭に問題あC Aり 心が不安定 A 不安あり 人間関係作りB Bが下手 友達に困って Dいる 学校が嫌い 思い悩んでいA Aる 心が病んでい Aる わがまま A 気が弱い 無 無 有
B いじめ A 運動不足 社会的接触がB B少ない 友達が少ない D 成績不振 A 不良っぽい A 暗い 家庭環境が複C A雑 おとなしい 無 無 有
A 繊細 A おとなしい A 暗い A 明るい A かわりもの A ナイーブ A 優しい A 悩み A 弱い B いじめ 無 無 有
家庭でも楽しC Aくない いつも一人 B 周りをみない 閉じこもってA
Bる あまり話さな Bい 協調性がない 今が楽しくなA
Bさそう 友達がいない A 暗い 無 無 有
自分の考えをA 持っている A 悩んでいる A 甘えている B 頼っている B 独りぼっち B 協調性がない A 自分勝手 A 暗い A 弱い A 淋しそう 有 無 有
小さなことをA A気にする 繊細
人付き合いがB A苦手 悩みがある 無 無 無
おもしろくしB Aてくれる 汗をよくかく A 優しい人 体格が太り気A 無 味 無 有
A わがまま まとまりがなA Aい 消極的 B 友達がいない A 弱い立場 クラスになじB Bまない いじめられて 無 いる 無 有
友人の悩みあB Bり 特定の人との Aみ話す 保健室に人が くると隠れる 登下校の時間A
がばらばら 原因のわからA Aない腹痛 内気
特定の人と合B Bわない 人と目をあわ せられない 無 無 有
クラスになじB Dめない 養護教諭の手 伝いをしてい る 一人で何かしA Bてる 人と交流がな Aい あまり笑わな Aい 無口である A 暗い A おとなしい A 静か 無 無 有
D 授業が嫌い 担任とあわなD Bい クラスに会い たくない人が Cいる 家庭に問題 何か話したいB ことがある A 淋しい 仲のよい友達B Bがいない クラスにとけ B込めない いじめられて Aいる 悩みがある 無 無 有
集団行動が苦B A手 純粋 A 意志が強い 恥ずかしがりA A屋 心配性 A 物静か 意見を言えなB 無 い 無 有
A 涙 A 苦しんでいる D 学力 コミュニケーB ションが苦手 悩みを相談しB
Aない 無口 B 交友関係 家庭環境が悪C Aい 内気 B いじめ 無 無 有
Fig.2 保健室登校等の児童生徒に対するイメージ 0%
58.6% 30.3% 6.0% 5.1%
性格・行動 他者との関係性 学校環境 家庭環境
20% 40% 60% 80% 100%