• 検索結果がありません。

中高年の身体活動実施者における精神的健康と食習 慣との関連

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "中高年の身体活動実施者における精神的健康と食習 慣との関連"

Copied!
14
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

中高年の身体活動実施者における精神的健康と食習 慣との関連

著者 佐々木 浩子, 小田 史郎, 木下 教子

雑誌名 人間福祉研究

巻 17

ページ 75‑85

発行年 2014

URL http://doi.org/10.24794/00000144

(2)

小 田 史 郎 木 下 教 子 佐々木 浩 子

北翔大学

!

人間福祉研究

"

第17号 2014年

(3)

中高年の身体活動実施者における精神的健康と食習慣との関連

佐々木 浩 子 小 田 史 郎※※ 木 下 教 子※※※

Ⅰ は じ め に

厚生労働省による2010(平成22)年度の報 告によれば1)、20歳以上で心理的な苦痛を感 じている者の割合は、10.4%とされている。

また、2010(平成22)年の患者調査では2) 気分(感情)障害(躁うつ病を含む)者の受 療率が、1999(平成11)年には人口10万対で 51人であったのに対して、2008(平成20)年 には85人と、約1.7倍となっていることが報 告されており、精神的な健康の不良を訴える 者は年々増加している。

2013(平成25)年4月には、国民の健康の 増進の総合的な推進を図るための基本的な方 針として、「21世紀における国民健康づくり 運動」通称「健康日本21(第2次)」が示さ れた3)。その中で、気分障害・不安障害に相 当する心理的苦痛を感じている者の割合の減 少が目標項目として示されており、その評価 に用いているK6得点が10点以上の者を、2022

(平成34)年までに9.4%とすることが示さ れている。このように、精神的健康問題は国 民全体の問題であるが、精神的健康の不良を 訴える者は高齢者で増加することも示されて

いる1)

精神的健康と生活習慣との関連については、

学 童 期 及 び 青 年 期 を 対 象 と し た 研 究 が 多

4、5、6)、精神的健康の不良な者は、生活習

慣も不良な状況であることが報告されている。

しかし、一般高齢者を対象とした研究は少な く、高齢期のうつ病や不安症に着目した研究 が主となっている7、8)。また、高齢者におけ るうつ病や不安症などの精神的健康状態が身 体活動と関連していることが示されているも のの9、10)、それらは疾病との関連について報 告されており、身体活動及び食習慣との関連 は示されていない。身体活動実施後の精神的 健康の変化については、変化ありとする報告 の一方で、変化なしとする報告もあり、精神 的健康、身体活動及び食習慣の3者の関係は より複雑であると考えられた。よって、まず は、それらのうちの2者の関連について明ら かにする必要があると考えられた。

そこで、本研究は、身体活動を継続して実 施している総合型地域スポーツクラブにおい て、中高年齢者の精神的健康と食習慣との関 連を明らかにすることを目的とし、精神的健 康度の差異による食習慣について比較及び検

人間福祉学部 福祉心理学科

※※生涯スポーツ学部 スポーツ教育学科

※※※生涯学習システム学部 学習コーチング学科 キーワード:中高年齢者、精神的健康、食習慣 人間福祉研究

Human Welfare Studies 2014 !.17,75−85

(4)

討を行った。

Ⅱ 方

対象者は、総合型地域スポーツクラブ(通 称スポルクラブ、北翔大学北方圏生涯スポー ツセンター内に設置)会員で、プログラムに 参加している、身体活動実施者であった。調 査への同意が得られた者に対して、「健康・

食事・睡眠に関するアンケート調査」を2011 年5月に実施した。回収数は155部で、回収 率は62.8%であった。このうち、性及び年齢 等の個人プロフィール及び必要項目に記入漏 れのない者で、さらに40歳以上の112名(男 性31名、女性81名)を解析の対象とした。回 収数からの有効回答率は72.3%であった。

調査用紙は、生年月日、性別、身長、体重、

喫煙習慣の有無、運動習慣の有無、睡眠時間 などの個人プロフィールに加えて、運動習慣 に関する質問、精神的健康に関する質問、睡 眠に関する質問、食生活に関する質問により 構成されている。身長と体重からは、BMI を算出した。本研究では、個人プロフィール の必要項目、精神的健康及び食生活に関する 質問項目を解析した。なお、結果の返却のた め、同意が得られた者には氏名の記入を求め た。本研究は北翔大学北方圏生涯スポーツ研 究センター倫理委員会の承認を得て実施され た。

精神的健康については、日本版の精神健康 調 査 票 (The General Health Question- naire;以下GHQ)の短縮版であるGHQ30 を用いて、精神的健康度として評価した。

GHQ30は、Goldbergらが60項目のGHQ 問票の結果を因子分析して11因子を抽出した のち、因子性の明確な6因子、すなわち一般

的疾患傾向(general illness)、身体的症状

(somatic symptoms)、睡眠障害(sleep dis- turbance)、社会的活動障害(social dysfunc- tion)、不安と気分変調(anxiety and dyspho- ria)、希死念虜・うつ傾向(suicidal depres- sion)を採用し、各因子の代表項目の5項目 で構成された質問票である11)。本研究では、

この調査票の日本版GHQ30を用いた。GHQ 30の採点には、30の質問項目それぞれに4種 類の選択肢が用意されており、左の2欄を選 択した場合には0点、右の2欄を選択した場 合には1点を与えて、その合計点を求める方 法で行われる。GHQ30の場合、最高点は30 点、最低点は0点となり、問題があるほど高 得点となる。判定は、6因子の要素スケール ごとに、その得点により問題なし、軽度もし くは中等度以上の症状を持つ症状群に分類さ れる。各要素スケールにおける中等度以上の 症状とされるカットオフポイントは、一般的 疾患傾向、身体的症状、睡眠障害及び社会的 活動障害では35点以上、不安と気分変調で は45点以上、希死念慮・うつ傾向では25点 以上となっている。

本研究においては、6因子および合計の得 点を算出し、因子ごと症状群に分類した。6 因子の全てで問題なしの者を問題なし群、1 因子で中等度以上の症状を持つことが示され た者を問題少群、2因子以上で中等度の症状 を持つことが示された者を問題多群として、

3群に分類し、比較検討を行った。

食習慣については、エクセル栄養君Ver.5. の食物摂取頻度調査FFQgVer.3.0調査票の 食物状況調査票を用いた。この調査票は、62 の質問項目で構成されており、それぞれの質 問の回答は0から2点の範囲で得点化されて

(5)

いる。本研究では、回答得点ごとに人数を集 計し、GHQ30の症状による群分けの3群間 で人数の比率を比較した。質問は、62項目を 4カテゴリーに分けており、1)運動や健康 に関する質問14項目、2)食行動に関する質 問15項目、3)食態度に関する質問19項目、

4)食意識に関する質問14項目となっている。

質問項目の詳細は、資料として添付した。本 研究では、カテゴリーごとの得点を算出し、

GHQ30の症状による群分けの3群間で平均 値を比較した。

統計学的検討は、平均値の差の検定には一 元配置の分散分析もしくはKruskal!Wallis のノンパラメトリック検定を用い、post!hoc テストにはTurkey!Kramer法を、比率の差 の検定にはχ2乗検定を用いた。 統計解析 には、SPSSver21.0を使用した。

Ⅲ 結

表1には、GHQ30の症状群による3群間 の身体的特徴、週あたりの運動時間、睡眠時 間及び食物摂取頻度調査得点の比較結果を示 した。

対象者全体の平均年齢は、61.06(±7.38、

標準偏差)歳で、3群間で有意な差は認めら れなかった。GHQ30の合計得点の平均は3.53

(±3.81、標準偏差)点で、問題なし群では 1.73(±1.89、標準偏差)点、問題少群では 5.67(±1.93、標準偏差)点、問題多群では 12.40(±3.44、標準偏差)点で、3群間で 有意な差が認められ、post!hocテストの結 果、各群間でも有意な差が認められた。

身体的特徴では、対象者全体の平均身長は、

158.39(±7.86、標準偏差)cm、平均体重 は、57.19(±9.22、標準偏差)kgBMIは、

22.68(±2.70、標準偏差)で、3群間で有 意な差は認められなかった。

週あたりの運動時間は、対象者全体では、

242.48(±138.22、標準偏差)分で、3群間 で有意な差は認められなかった。睡眠時間は、

対象者全体では、375.15(±102.74、標準偏 差)分で、3群間で有意な差は認められなかっ た。

食物摂取頻度調査票の4カテゴリーの得点 については、1)運動や健康に関する質問項 目では7.74(±1.97、標準偏差)点、2)食 行動に関する質問項目では10.98(±2.16、

標準偏差)点、3)食態度に関する質問項目

表1 GHQ30の症状群による3群間の身体的特徴、運動時間、睡眠時間及び食物摂取頻度調査得点の比較

全体 問題なし群 問題少群 問題多群 p

年齢 61.06±7.38 60.40±7.76 63.13±6.14 61.30±6.73 ns GHQ30合計得点 3.53±3.81 1.73±1.89 5.67±1.93 12.40±3.44 0.01 身体的特徴

身長(cm) 158.39±7.86 158.38±8.40 158.92±7.02 157.20±5.55 ns 体重(kg) 57.19±9.22 57.75±9.60 56.40±9.01 54.80±6.44 ns BMI 22.68±2.70 22.88±2.81 22.22±2.34 22.21±2.59 ns 週あたりの運動時間(分) 242.48±138.22 233.03±128.23 289.13±182.31 207.00±57.36 ns 睡眠時間(分) 375.15±102.74 348.20±133.74 398.75±41.00 371.35±111.09 ns 食物摂取頻度調査得点

運動や健康に関する質問 7.74±1.97 7.70±2.08 8.13±1.26 7.16±2.43 ns 食行動に関する質問 10.98±2.16 10.96±2.25 10.92±1.82 11.30±2.41 ns 食態度に関する質問 13.31±2.39 13.46±2.47 12.96±2.16 13.00±2.31 ns 食意識に関する質問 13.60±2.91 13.44±3.04 14.04±2.68 13.80±2.49 ns

(meanSD)

77

(6)

では13.31(±2.39、標準偏差)点、4)食 意識に関する質問項目では13.60(±2.91、

標準偏差)点となっており、全てのカテゴリー で有意な差は認められなかった。

図1には、GHQ30の症状群別人数の割合 を示した。問題なし群は69%、問題少群は 22%、問題多群は9%で、問題多群が最も少

なかった。

図1 GHQ30の症状群別人数の割合

図2には、運動や健康に関する14の質問項 目にのうち、回答者の割合で有意差が認めら れた項目を示した。健康維持のために日常生 活の中で体を動かそうとしているか、という 質問に対して、問題多群では全員がしている と回答する一方で、問題なし群では22.4%の 者はしていないと回答していた。

睡眠が困難になることがあるかという質問 に対しては、よくあるもしくはときどきある と回答した者が、問題多群で最も多く、60.0%

であった。

目が覚めても起床するのが困難なことがあ るかという質問に対しては、よくあるもしく はときどきあると回答した者が問題多群で最 も多く、50.0%であった。

図2 運動や健康に関する質問で有意差 のあった項目

図3には、食行動に関する15の質問項目の うち、回答者の割合で有意差が認められた項 目を示した。有意差が認められたのは、自分 の健康作りのために栄養や食事について考え ているかという質問で、よく考える者は問題 少群及び問題多群で多く、50.0%であった。

問題多群ではあまりもしくは全く考えない者 はいなかった。

図3 食行動に関する質問で有意差のあっ た項目

(7)

図4には、食態度に関する19の質問項目の うち、回答者の割合で有意差が認められた項 目を示した。食事を楽しんでいるかという質 問に対して、楽しんでいると回答した者の割 合は、問題なし群で最も多く、79.2%であっ た。

食事は味わって食べているかという質問に 対して、はいと回答した者は問題なし群で最 も多く、83.3%であった。

図4 食態度に関する質問で有意差の あった項目

食意識に関する14項目では、全ての質問項 目において有意な差は認められなかった。

Ⅳ 考

本研究の結果、精神的健康度の差異により、

食物摂取頻度調査の得点では差は認められな かったが、食物摂取の状況に差があることが 明らかとなった。

本研究は、精神的健康と食習慣との関連を 明らかにするために、身体活動を継続して実

施している総合型地域スポーツクラブの会員 に対して調査を実施したものとなっている。

そのため、対象者の運動習慣についてはある 程度均一化されているものと考えられる。こ れまでの研究によると、一般行政職員では48%

で精神的健康度の低い者がいることが報告さ れている12)。また、メンタルヘルスセンター 利用者の精神的健康度の研究では、6割以上 が精神的健康度の低い状態であることが報告 されており13)、本研究とは対照的な結果となっ ている。本研究において、精神的健康度の良 好な者が6割以上という他の報告よりも多い 結果を示したのは、本研究の対象者が身体活 動を継続している者であったためと考えられ た。

本研究における食物摂取頻度調査の得点結 果から、身体活動を継続して実施している者 では、食習慣全般について大きな差異はない ものと考えられた。食物摂取頻度調査につい ては、エネルギー摂取量を計算して比較した 研究はあるものの14、15)、カテゴリーの平均点 を示した研究はなく、他研究との得点を比較 することは難しい。また、本研究で比較した 3群間の人数にも偏りがあり、本研究の結果 から、ただちに差異がないと判断することは 難しい。この点は本研究での限界と考えられ た。

そこで、食物摂取頻度調査の得点では精神 的健康度の違いにより差が認められなかった ことから、各質問項目での人数割合について 検討した。その結果、健康や運動に関する質 問では、日常生活の中での身体活動、睡眠の 困難、起床の困難で、食行動に関する質問で は、栄養や食事について考えることで、食態 度に関する質問では、食事を楽しむこと、食 79

(8)

事を味わうことで、精神的健康度の差異によ り回答者の比率に差が認められた。

これらの結果のうち、日常生活の中での身 体活動を除いて、精神的健康度が良好な者ほ ど、睡眠及び食について考えたり、食事を楽 しんだりする傾向が認められた。高齢者の主 観的健康感の研究では、低い主観的健康感が 運動機能の低下や社会活動の低下に関連して いることが報告されている10)。また、好まし い食習慣と主観的健康度が関連し、笑い、喜 び・感動などのポジティブな感情が高い主観 的健康度に関連していることも示されてい 16)。さらに、飲酒や食事が精神的側面の生 活の質と関連していることも報告されてお 17)、良好な生活習慣が生活や健康への満足 感と関連していると考えられる。本研究の対 象者は身体活動を継続しているという点で、

社会的活動状況が良好な状態にあると考えら れ、それが生活への満足度を向上させ、6割 以上の者が精神的健康度で良好な状態を示し たと考えられた。その一方で、9%の者は精 神的健康度で良好な状態にはなく、それらの 者は身体活動を実施していても睡眠の問題を 抱え、食事を楽しむなどの食生活の満足感を 得られていないことが推測された。しかし、

本研究では、食習慣を含む生活の満足感につ いての質問を行っていないため、食習慣の満 足感に影響する要因を明らかにすることはで きなかった。本研究の対象者が身体活動を継 続している者であることを考えると、運動習 慣以外の生活習慣や他の要因が食習慣の満足 感に影響を与えている可能性が示唆された。

本研究では、精神的健康度の群分けをGHQ 30の6因子の全てで問題なしの者を問題なし 群、1因子で中等度以上の症状を持つことが

示された者を問題少群、2因子以上で中等度 の症状を持つことが示された者を問題多群と して、3群に分類し、比較検討を行った。こ れらの群のGHQ30の合計得点は、問題なし 群で最も低く、問題多群で最も高かった。

GHQ30の評価によると、7点以上で何らか の問題ありと考えられるとされており11)、本 研究における問題多群の得点、12.40点は、

カットオフの7点よりもかなり高い得点となっ ている。今後は、このようなGHQ30で高い 得点を示す精神的健康度が低い者の生活習慣 の詳細について検討する必要性が考えられた。

Ⅴ 要

本研究は、精神的健康と食習慣との関連を 明らかにすることを目的として、中高年齢者 で身体活動を継続して実施している総合型地 域スポーツクラブ会員の精神的健康度の差異 による食習慣について比較及び検討を行った。

その結果、精神的健康度の差異により、食 物摂取頻度調査の得点では差は認められなかっ たが、食物摂取の状況や意識に差があること が明らかとなった。健康や運動に関する質問 では、睡眠の困難、起床の困難で、食行動に 関する質問では、栄養や食事について考える ことで、食態度に関する質問では、食事を楽 しむこと、食事を味わうという項目で、精神 的健康度に問題がある者よりも、問題のない もので良好な状況であった。

本研究の対象者は身体活動を継続している という点で、社会的活動状況が良好な状態に あると考えられ、それが生活への満足度を向 上させたことにより、6割以上の者が精神的 健康度で良好な状態を示したと考えられた。

その一方で、9%の者は身体活動を実施して

(9)

いても、精神的健康度で良好な状態ではなく、

睡眠の問題を抱え、食事を楽しむなどの食生 活の満足感を得られていないことが推測され た。今後は、このような精神的健康度の低い 者の生活習慣の詳細について検討する必要性 が考えられた。

本研究の実施にあたり、質問紙調査にご協 力いただいた北翔大学北方圏生涯スポーツセ ンターSPORのスポルクラブ会員の皆様に 感謝いたします。

本研究は、平成23年度から25年度文部科学 省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」

の助成を受けて実施した研究の一部となって いる。また、本研究の一部は、2013年6月に 開催された第18回ヨーロッパスポーツ科学会 議(ECSS2013、バルセロナ)及び11月に開 催された第65回北海道公衆衛生学会(札幌)

にて発表した。

参 考 文 献

1)厚生労働省:平成22年国民生活基礎調査 の概況,Ⅲ世帯員の健康状況,4.こころの 状態,http://www.mhlw.go.jp/toukei

/saikin/hw/k!tyosa/k!tyosa10!4.html

(20130127)

2)厚生労働省:平成22年度我が国の保健統 計,1.患者の動向,1!6主な傷病の受療率

(人口10万対)の年次推移!平成11年〜平 成20年!,pp.17,http://www.mhlw.go.

jp/toukei/saikin/hw/hoken/national/dl/22! 02_2.pdf(2013/0127)

3)厚生労働省:健康日本21(第2次)の推 進に関する参考資料,平成24年7月,厚生 科学審議会地域保健健康推進栄養部会,次 期国民健康づくり運動プラン策定専門委員 会,平成22年度患者報告Ⅲ現状と目標,

!)気分障害・不安障害に相当する心理 的苦痛を感じている者の割合の減少,pp.66 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou

/dl/kenkounippon21_02.pdf(2013/0127)

4)上岡洋晴,佐藤陽治,斎藤滋雄,武藤芳 照:大学生の精神的健康度とライフスタイ ルとの関連,学校保健研究,40,425!438

(1998)

5)富永美穂子,清水益治,森 敏昭,鬼玉 憲一,佐藤一精:中・高生および大学生の 食生活を中心とした生活習慣と精神的健康 度の関係,日本家政学会誌,52(6),499! 510,(2001)

6)宮城,政也,小林稔,高倉 実,小橋川 久光:小学校児童における精神的健康の短 期的変化と生活習慣の関連について,琉球 大学教育学部紀要,67,79!85(2005)

7)坂本由希子,森岡郁晴,熊谷幸恵,富田 容枝:地域住民の主観的健康度と健康づく り,日本保健福祉学会誌 12(1),3!11,

(2005)

8)結城美智子,河原加代子:地域高齢者に おける主観的睡眠障害と健康生活習慣およ び精神的健康度に関する研究,広島大学保 健学ジャーナル,5(2),53!61(2006)

9)新井武志,大渕修一,逸見 治,稲葉康 子,柴 喜崇,二見俊郎:地域在住虚弱高 齢者への運動介入による身体機能改善と精 神心理面の関係,理学療法学 33(3),118! 125(2006)

81

(10)

10)新田章子,中原和美,藤崎 郁,中原和 美,藤崎 郁,井口 茂:高齢者の介護予 防に影響を及ぼす要因!性差と主観的健康 感の観点から!,保健学研究 23(1),1!

(2011)

11)中川 泰,大坊郁夫:日本版GHQの短 縮版:解説,日本版GHQ精神健康調査票

(手引き),Goldberg DP原著.日本文化 科学社.東京,57!66(1985)

12)Osamu NAKAYAMA and Kazuyuki OHKUMA:Mental Health Status of Mu- nicipal Solid Waste Incinerator Workers Compared with Local Government Office Workers,Industrial Health,44,613!618

(2006)

13)伊藤桜子,津田 彰,山本晴義,石川利 江:メンタルヘルスセンター利用者の精神 的健康度と生活習慣要因との関連性,久留 米大学心理学研究 4,89!102(2005)

14)笠原利英:大学生の食生活実態および栄 養素摂取量調査,Obirin today:教育現場 から,9,37!61(2009)

15)中本真理子,酒井 徹,首藤恵泉,安藝 菜奈子,小杉知里,秦 明子,篠田香織,

桑村由美,南川貴子,市原多香子,田村綾 子,船木真理:勤労者の夕食終了から就寝 時間までの間隔と健康状態との関連,日本 栄養・食糧学会誌,66(4),185!193(2013)

16)坂本由希子,森岡郁晴,熊谷幸恵,富田 容枝:地域住民の主観的健康度と健康づく り,日本保健福祉学会誌,12(1),3!11

(2005)

17)松下年子,松島英介:中高年齢者のQOL

(Quality of life)と生活習慣の関連,日 保学誌,7(3),156!163(2004)

(11)

資料 食物摂取頻度調査 FFQg Ver.3.0の質問項目

Ⅰ 運動や健康に関する質問

1)健康維持のために日常生活の中で体を動かそうとしていますか?

2)あなたはご自身を運動不足だと思いますか?

3)あなたは定期的に運動をしていますか?

4)3)で1.運動をしていると回答した人

運動の種類と1週間のうち運動をしている時間をご回答ください 5)自分の適正体重を知っていますか?

6)自分の適正体重を認識し、維持しようとしていますか?

7)あなたはたばこを吸いますか?

8)7)で吸っていると回答した人 1日平均何本吸いますか?

9)あなたは適量以上にお酒を飲むことがありますか?

10)睡眠が困難になることはありますか?

11)目が覚めても起床するのが困難なことはありますか?

12)あなたはストレスや疲れをよく感じますか?

13)ストレスや疲れを感じたとき、食欲が変わることがありますか?

14)健康診断や人間ドックで異常値が見つかったことがありますか?

Ⅱ 食行動に関する質問

15)あなたは自分の健康作りのために、栄養や食事について考えますか?

16)主食、主菜、副菜を整えて食事をしていますか?

17)多種類の食品を組み合わせて食べていますか?

18)調理方法が偏らないようにしていますか?

19)食品の購入時や外食時に栄養成分表示を見ますか?

20)食品の購入時に賞味期限や消費期限などの表示を見ますか?

21)あなたは食事から必要な栄養素はとれていると思いますか?

22)次のような健康(栄養)補助食品は摂取していますか?摂取している場合はその名称 もお書きください。

22)!1.特定のビタミンやミネラルの摂取を目的としたサプリメント(錠剤等)

22)!2.体調調節作用を目的とした成分を含む、特定保健用食品(特保の認可、または 承認マークが付いているもの)

22)!3.通常の食品にビタミンやミネラルなどの栄養素が強化されている食品(カルシ ウムや鉄強化牛乳など)

22)!4.いわゆる健康食品と称されるもの(青汁、黒酢、ローヤルゼリーなど)

23)健康(栄養)補助食品はどのくらいの頻度で摂取していますか?

24)健康(栄養)補助食品を摂取する目的は何ですか?

25)健康や栄養に関する情報を得るように心がけていますか?

26)健康や栄養に関する情報はどのような方法で得ることが多いですか?

27)あなたは地域,職場,学校などで健康あるいは栄養に関する学習や活動に参加したこ とがありますか?

28)地域の特産物や料理を知っていますか?

29)調理や保存を上手にして、無駄や廃棄を少なくするように心がけていますか?

83

(12)

Ⅲ 食態度に関する質問

30)食事を楽しんでいますか?

31)食事をするとき一人ですることはありますか?

32)食事は味わって食べていますか?

33)あなたはどのくらいの頻度で食事作り(調理)をしますか?

34)普段の食事の時間は決まっていますか?

35)あなたは普段欠食をすることがありますか?

36)欠食をする人はいつの食事を欠食することが多いですか?

37)欠食をすることについてどのように考えていますか?

38)お酒を飲む機会の頻度は?

39)夜9時以降に食事をすることがありますか?

40)食事は満腹になるまで食べることが多いですか?

41)外食(市販弁当を除く)はどのくらいの頻度でしますか?

42)外食をするとき、主にどのようなメニューを選びますか?

43)コンビニ弁当や持ち帰り弁当を利用する頻度は?

44)家庭外で調理された惣菜等を利用する頻度は?

45)インスタント食品や調理済み冷凍食品を利用する頻度は?

46)間食はどのくらいの頻度でしますか?

47)間食の量は適量と思いますか?

48)現在の自分の食事状況は良いと思いますか?

Ⅳ 食意識に関する質問

49)ご飯などの穀類をしっかり食べていますか?

50)乳製品(牛乳やヨーグルト、チーズなど)を食べるように心かげていますか?

51)豆類や豆腐など豆加工品を食べるように心がけていますか?

52)野菜を食べようと心がけていますか?

53)野菜料理は1日に何皿食べますか(主菜の付け合わせも含む)?

54)果物を食べようと心がけていますか?

55)魚料理と肉料理ではどちらが多いですか?

56)塩分を控えようと心がけていますか?

57)漬け物などにかけ醤油をかけますか?

58)薄味のものと濃い味のものではどちらが好きですか?

59)揚げ物や炒め物など、油を使用した料理をよく食べますか?

60)牛乳は低脂肪牛乳を利用していますか?

61)脂身の多い肉はよく食べますか?

62)!1 あなたはどのような栄養成分(主要栄養素)を意識して食品や料理を選択します か?

62)!2 あなたはどのような栄養成分(ビタミン、ミネラル等)を意識して食品や料理を 選択しますか?

(13)

Relationship between Mental Health and Eating Habits in Middle and Old Age Sports Club Members

Hiroko SASAKI Shiro ODA Noriko KINOSHITA

ABSTRACT

The purpose of this study is to examine the relationship between mental health and eating habits in middle and old age sports club members.

Subjects in this study were 112 people over the age of 40 with a mean age of 61.03 7.38(SD). All participants were members of SPOR Club, a comprehensive community sports club in a northern area of Japan. They participate in fitness classes those includes swimming, aerobic exercise, physical training, Pilates and yoga. We carried out a question- naire in May!Jun 2011. The subjects who had any missing values were excluded from the analysis beforehand. The questionnaire was composed of personal profiles, life!style, included physical activity and sleep habits. Eating habits and psychological measurement also were included. Eating habits was assessed by Food Frequency Questionnaires Based on Food Groups(FFQg)and psychological measurement was assessed by GHQ 30.

As the result of the comparison between three groups divided by GHQ 30, there are not significantly differences in the points of FFQg. However, there were significantly dif- ferences in the subjective eating consciousness. The people who have the good condition of mental health have a better condition of sleep and eating habits, for example enjoying a meal or tastes, than the people who have some problems of mental health.

These results indicated that there were relationships between mental health and eating habits and suggested that people who have some problems was not satisfied with sleep and eating habits even though performing the physical activity. In this study, it was not able to indicate clearly according to what kind of reason affect to the satisfaction of eat- ing habits. It was supposed that the satisfaction of eating habits was influenced by life! style except for physical activity. For the people who have some problems of mental health, it was suggested that there was necessity of detailed life!style examination.

This study was performed in part by a grant from MEXT!Supported Program for the Strategic Research Foundation at Private Universities, 2011!2013.

Keywords:Middle and Old Age, Mental Health, Eating Habits

85

(14)

参照

関連したドキュメント

 WHO 1) は健康を「Health is a state of complete  physical,  mental  and  social  well-being  and 

The aims of this review are to (1) outline the course of quality of life (QOL) studies in Japan, (2) clarify the concept and scale of health-related QOL and subjective QOL, (3)

The values at the lower left and the values at the upper right are partial correlation coefficients excluding the age factor and correlation coeffidients, respectively... Partial

「総合健康相談」 対象者の心身の健康に関する一般的事項について、総合的な指導・助言を行うことを主たる目的 とする相談をいう。

近年の動機づ け理論では 、 Dörnyei ( 2005, 2009 ) の提唱する L2 動機づ け自己シス テム( L2 Motivational Self System )が注目されている。この理論では、理想 L2

成績 在宅高齢者の生活満足度の特徴を検討した結果,身体的健康に関する満足度において顕著

を占めている。そのうち 75 歳以上の後期高齢者は 1,872 万人(14.9%)、80 歳以上は 1,125 万

各国でさまざまな取組みが進むなか、消費者の健康保護と食品の公正な貿易 の確保を目的とする Codex 委員会において、1993 年に HACCP