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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

Identification of TPD54 as a candidate marker of oral epithelialcarcinogenesis

(新規口腔扁平上皮癌腫瘍マーカー候補 TPD54 の同定)

掲載雑誌名

(巻・号・頁・掲載年)

Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology, 27・6・770–774・2015

専攻分野(科目)名 氏名 口腔外科学 藤田 温志

内容要旨

目的:口腔扁平上皮癌(以下

OSCC)の早期診断のため、プロテオミック

スの手法を用いて新規口腔扁平上皮癌腫瘍マーカーの検索を行った。

方法:

OSCC

患者のパラフィン包埋組織からレーザーマイクロダイセクシ ョンにより

OSCC、異型上皮、正常粘膜組織を回収し、タンパク質抽出と LC/MS/MS

分析を行った。400 種類の同定したタンパク質についてその 発現を定量的に解析し、

OSCC

および異型上皮において正常粘膜よりも有 意に高い発現を認めた

Tumor Protein D54(以下TPD54)を新規口腔扁

平上皮癌腫瘍マーカー候補とした。TPD54 の有効性を評価するために、

正常粘膜、過形成上皮、異型上皮、

OSCC

の組織および細胞を用いてリア ルタイム

PCR、ウエスタンブロット、免疫組織学的検討を行った。

結果:リアルタイム

PCR

TPD54

の発現は正常粘膜よりも

OSCC

が有 意に高かった。ウエスタンブロットでは、TPD54 の発現は

OSCC

細胞に おいて高く、正常粘膜組織を構成している角化細胞や線維芽細胞では発現 を認めなかった。免疫組織学的検討では正常粘膜、過形成上皮では

TPD54

発現を認めず、異型上皮では異型が強くなるに従い発現を認め、

OSCC

で はほとんどの症例で発現を認めた。

結論:TPD54 は新規口腔扁平上皮癌腫瘍マーカーの有力候補であるとと

もに悪性転化の可能性がある口腔前癌病変をも評価しうるマーカー候補

と考えられた。

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