題目 ダム基礎岩盤の揚圧力調査について
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(2) VI‑260. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). NO.13、NO.18、NO.20、NO.21、NO.22、NO.23、. NO.25 の測定時間と揚圧力の関係は右図に示すと おりである。. 2)揚圧力の影響範囲 NO.13 と NO.21 について周辺孔の影響を調査した。調査の最高水位時についてコメントすると、 NO.13 は、14cm/分の勾配で約 30 分上昇し安定状態に入る。それ以後揚圧力の上昇は 150 分で僅. ①. か 0.3cm/分とほぼ一定値になる。これは、前述の調査とほぼ同値である。 NO.21 は、20cm/分の勾配で約 60 分上昇し安定状態に入る。それ以後揚圧力の上昇は 120 分で僅. ③. か 1cm/分程度の勾配に移行している。前述の調査では初期上昇は平均 27cm/分で若干上回ってい るが、それ以降は 2cm/分程度とほぼ同値を示している。 安定するまでの時間は若干異なるが、安定状態に入ってからは周辺孔を逐次閉塞しても揚圧力はほとん ど上昇していない。すなわち、5m以上離れた排水孔の影響はないものと判断される。 3). 揚圧力係数. 初期の立ち上がりの変化が顕著なものに対して揚圧力係数μを求めると、表−2 に示すとおりになる。 設計では排水孔ありの場合の揚圧力係数は標準で 0.2 を採用するが、この結果から本ダムの場合はやや大 きめの値になっている。. 4) 基礎岩盤のルジオン値 コンソリデーショングラウチングによるルジオン値を参考に見てみると、NO.13 の断層付近は 10 ルジオ ン以上を示す孔が確認されているが、NO.13 の揚圧力係数μが他孔(NO.18、NO.22、NO.25)とほぼ同値 であることを考えると、際立った基礎岩盤のルジオン値と揚圧力係数との相関関係は見当たらない。 4.考察 ダム管理で揚圧力測定は、一般的に作業性を考慮し揚圧力の安定時間を 30 分とか 60 分に設定し一度に測 定しているのが現状のようである。今回、調査したダムでは 36 孔中7孔を除けば 80%が 30 分以内で安定状 態、また、1孔を除けば 90%が 60 分以内で安定状態が確認された。したがって、安定状態に要する時間を 30 分あるいは 60 分に設定しておけば測定時間上の問題はないものと考えられる。ただし、基礎岩盤の性状及び 地質状況により安定に要する時間は変化すると思われるため、各ダムである程度の調査を行い設定することが 望ましいと考える。 ‑520‑.
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