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おさらい問題
は じ め に
この世界には興味深いことがらがたくさんありますが、何といっても「ヒ トのいのち」ほど心ひかれるものはないでしょう。私たちの身体はどんなし くみで動いているのか、生き生きと暮らしていくにはどんなことに気を配れ ばいいのか、関心のタネは尽きません。
近年、生物学や医学の研究が急速に進展してきました。とくに分子レベルの 知識がどんどん蓄積しています。分子レベルの生命科学の中心に「生化学」が あります。生化学は、化学の手法や成果に基づいて生命現象を解明する学問で あり、現代的生物学・医学の恩恵を満喫するには、ぜひとも学びたい分野です。
生化学をきちんと習得するには、教科書を読んだり電子的資料を眺めたり するという受け身の作業だけでは不十分であり、問題を解き自己採点する能 動的な活動が深い理解を助けます。教育課程における講義形式の授業でもそ うですが、自習としての勉強ではなおさらその必要性が高いでしょう。
本書は、取り扱う項目やその内容・構成などを親本の『 イラスト 基礎か らわかる生化学』に合わせたワークブックです *。計算問題や記述式問題など の応用問題を多数用意しました。解答例を漏れなくつけ、詳しい解説も充実 させ、親本の対応ページも付して、学習者に親切な工夫を満載しました。全 体として次のような構成にしています:
親本に合わせて 3 部構成で 13 章まで設けた上、14 章として「 総合問題 」を 添えた。
例題 :各章ごとに例題を挙げ、解答と簡単な解説を付した。まずはためし にこの問題を解いてほしい。次の演習問題で、関連した考え方や知識を深め るための基礎になる。
* 本書で引用された親本の図表は、以下のサイトからダウンロードできる。
http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5859-4.htm
iv はじめに
演習問題:数値計算や文章記述、語句の穴埋め問題、化学式・反応式を答 える問題など、多様な応用問題を数多くそろえた。すべてに解答例をつけた 上、詳しい解説には解答を補足する意味だけでなく、より深い発展的な認識 に自然につながる配慮も込めた。
章が進むにつれ、以前の章で学んだ事項も含めて問う問題が増えてくる。
すでに修得した知識を「雑多な個別事項」にとどめず、有機的に関連づけた
「体系」として構築してほしいからである。最後の 14 章「総合問題」はその 総仕上げの位置づけとなる。
チャレンジ問題:本書全体の冒頭に、短時間でできる選択式問題をまとめ て用意した。ポイントを効率的に振り返ることができる。薬剤師と管理栄養 士の国家試験のうち、「生化学」分野にあたる問題に合わせた。過去問 10 年 分の内容の多くをカバーしているので、国試対策にもなる。さらに解説には、
国試対策ノート