別紙1
論 文 審 査 の 要
甲第)も㌻も号
報告番号 桐山 恵介
主査 宮崎 章 教授 副査 瀧本 雅文 教授 副査 泉崎 雅彦 教授
論文審査担当者
(論文審査の要旨)
マウスにサケ白子由来核タンパク(NP)を添加した飼料を7日間給餌した後、実験的パーキ
ンソン病(PD)を誘導する1−methyl−4rphenylrl,2,3,6−tetrahydropyridine(MPTP)を投与 し、NPの効果を検討した。MPTP投与7日後、対照群では運動機能の低下が見られたが、
NP群では抑制された。投与8日後、対照群では中脳異質のドーパミン神経マーカー(チロ
シンヒドロキシラーゼ)陽性細胞が減少し、ミクログリアマーカー(Iba−1)陽性領域が 増加したが、NP群ではこれらが抑制された。また、NPはMPTPによるスーパーオキシド産 生増加を抑制した。中脳黒質のシトクロムC酸化酵素発現は対照群で低下したが、M⊃群で は低下が抑制された。以上より、NPは実験的PDにおけるドーパミン神経の脱落やこれに 伴う運動機能障害を軽減することが示された。NPによる異質領域の活性酸素および炎症反 応の抑制がミトコンドリア機能低下を抑制し、病態を改善したと考えられた。
実験的PDに対する核タンパクの抑制効果を示した本論文には学術的価値があり、学位論 文に相当すると判定した。
論文題名:Anucleoprotein・enricheddietsuppressesdopalninergicneuronalcelllo$Sand
motor deficitin mice withMPTP−induced Parkinsonrs disease
(核タンパク摂取はMPTPが誘導するパーキンソン病様モデルマウスにおけるドーパミン神経 の脱落や連動機能障害を抑制する)
掲載雑誌名:Journalof Molecular Neuroscience (2014年掲載予定)