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Tissue Expander法の臨床的検討

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Academic year: 2021

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73 学 会 〔東女医大誌 第58巻 第4・5号頁 443∼449 昭和63年5月〕

東京女子医科大学学会 第273回例会抄録

日時 昭和63年2,月18日(木)午後1時30分より 場所 東京女童医科大学 第2臨床講堂

1.微小血管吻合におけるlntravascular

Expanderの検討(第4報) (形成外科) ○桜井 裕之・野崎 幹弘・森岡 康祐 東山 卓嗣・仲沢 弘明・平山 峻 遊離組織移植,または切断指再接における微小 血管吻合時,血管径が小さいことによる吻合手技 の難しさ,さらに血管間の口径相異による吻合時 の困難は,臨床上しぼしぼ経験されるところであ る.われわれは,血管径が小さいために生じる困 難を解決する一策として,intravascular expan− derを用いて血管口径の拡張を図ることを試み, 既に第30回本学会総会において報告した.すなわ ち,直径1mm以下のほぼ同一口径を有する微小

血管間の吻合に際し,われわれの工夫した

intravascular expanderを使用して両方の血管径 拡張を行った場合,①吻合手技が容易となる,② 血管壁の損傷がない,③開戸率の向上,などの結 果が得られた. 今回,われわれは,径の異なる血管吻合時に細 い方の血管をintrvascular expanderを用いて拡 大した後に血.管吻合を行い,いささか興味ある実 験結果を得たので報告する. 実験方法は,ウイスター系ラットの総頚動脈を 5∼8mm採取し,大腿動脈に間置した.総頚動脈

の血管径0.9∼L2mmに対し,大腿動脈は

0.5∼0.9mmと細いため,吻合時に大腿動脈に1 mmのintravascular expanderを挿入し拡大操 作を行った後吻合を行った.吻合後1日後,3日 後,7日後に開存率および吻合部の形態について 検索を行ない,拡大操作を行わなかった対照群と 比較検討した.さらに拡大された血管内皮細胞の 状態を中心に組織学的検索も加えた. 以上の実験から,血管径の異なる血管間の吻合 の際に,intravascular expanderを用いることは, 第一に吻合手技が容易となり,かつ確実性を増す ため,よりよい開存率が得られた.実験結果につ き詳述すると共に,若干の文献的考察も併せ述べ たい. 2.Tissue Expander法の臨床的検討 (形成外科)○寺田 伸一・植木伊津美 野崎 幹弘・平山 峻 1976年RadovanによりTissue Expander法に よる軟部組織再建が発表されてから,早10年がす ぎた.当科においても昭和60年8月∼昭和62年11 月までに105例,挿入エキスパンダー187個を経験 し,follow upも長いものは2年となったので,今 回はこれらの症例について統計的分析を行なっ た. 対象疾患は,癩痕・母斑で69.5%となり,療痕 は四肢,母斑は躯幹に多くみられた.また疲痕例 は10∼20歳代,母斑例は,10歳未満に多かった. 墨痕・母斑いずれの場合でも植皮術はdonor siteに癩痕を残すだけでなく植皮部そのものも

texture match, color matchの点から患者の満足

はなかなか得られない.それに反し,Expander法 はdonor siteを必要とせず,療痕を他部位に残す

ことがなく,texture match, color matchの点で

も理想的といえる.しかし,expanded skinの病 態生理学的機序に関して不明な点も多く今後とも 症例を重ね検討を加えていきたい. 3.色素レーザーによる単純性血管腫の治療 (形成外科) ○竹内 正樹・村山 清子・安部 紀子 若松 信吾・平山 峻 単純性血管腫の治療は従来アルゴンレーザーを 一443一

参照

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