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熊谷市高齢社会対策基本計画(案)

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Academic year: 2018

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(1)

※パブリックコメント用

熊谷市高齢社会対策基本計画

(案)

(含

熊谷市成年後見制度利用促進基本計画)

[平成 30 年度(2018 年度)~平成

32 年度(2020 年度)]

いきいきあんしん

元気で長寿のまち

くまがや

(2)
(3)
(4)
(5)

第 1 部

第 1 章 計画の概要

第 1 節 計画の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

第 2 節 計画の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

第 3 節 計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

第 2 章 高齢者を取り巻く環境の現状

第 1 節 高齢者の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

第 2 節 高齢者施設等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

第 3 節 アンケート調査からみる高齢者の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

第 3 章 計画の基本方針

第 1 節 熊谷市が目指す高齢社会の将来像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

第 2 節 基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

第 3 節 基本目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

第 4 節 施策の展開(施策体系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

第 5 節 重点課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

第 2 部

第 1 章 あたたかい心の通う健康で生きがいの持てるまちをつくる

第 1 節 社会参加の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

第 2 節 高齢者の就労支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

第 3 節 生涯学習・生涯スポーツの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

第 4 節 介護予防・健康づくりの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44

第 5 節 コミュニティ意識の醸成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49

(6)

第 5 節 成年後見制度に基づく権利擁護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69

第 6 節 地域包括ケアシステム等の体制の充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・72

第 7 節 介護保険事業の円滑な推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83

第 8 節 入所施設の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85

第 3 章 安全で快適に暮らせるまちをつくる

第 1 節 安心・安全の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87

第 2 節 高齢者にやさしいまちづくりの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92

第 4 章 計画の推進体制

第 1 節 推進体制の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96

第 2 節 計画の進捗管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98

第3部

資料編

熊谷市高齢社会対策基本計画等の策定経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 熊谷市高齢社会対策審議会条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 熊谷市高齢社会対策審議会委員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第7期介護保険事業計画(抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 第7期計画の策定に向けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 介護保険事業における日常生活圏域の状況・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 介護保険サービス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 用語解説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ 元号の表記について

本計画期間中に改元が予定されていること等を踏まえ、本文中では以下のように元号と 西暦を併記しています(個別の表を除く)。

(7)
(8)
(9)

第 1 章

計画の概要

第 1 節

計画の趣旨

我が国は、総人口が減少する一方、高齢者人口は年々増加しています。国が発表した「平 成 29 年度版高齢社会白書」によると、平成 28 年(2016 年)10 月 1 日現在の総人口は、 1 億 2,693 万人で、このうち 65 歳以上の高齢者人口は 3,459 万人で高齢化率は 27.3%、75 歳以上の後期高齢者人口は、1,691 万人で総人口に占める割合は 13.3%とされています。 そして、およそ 50 年後の 2065 年には、4 人に 1 人が 75 歳以上の後期高齢者となり、女 性の平均年齢は 90 歳を超えると推計されています。

国では、これらの情勢を踏まえ、地域包括ケアシステムの深化・推進を図るとともに、 平成 28 年(2016 年)7 月に「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部を設置し、公共支 援のあり方を「縦割り」から「丸ごと」に転換する必要があるとしました。また、地域住 民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を越え て「丸ごと」つながることで、住民一人一人の暮らしと生きがい、地域とともに創ってい く社会を目指すこととなりました。

(10)

第 2 節

計画の位置付け

本計画は、老人福祉法第 20 条の 8 に基づく「市町村老人福祉計画」として位置付けら れ、成年後見制度の利用の促進に関する法律に基づく、「市町村が定める基本的な計画」を 含みます。また、県が策定する「埼玉県高齢者支援計画」と整合・連携するとともに、上 位計画となる「熊谷市総合振興計画」の方向性を踏まえ、関連する各個別計画との整合性 を図りながら、高齢社会対策全般にわたる計画の推進を図ることとします。

第 3 節

計画期間

計画期間は、平成 30 年度(2018 年度)から 32 年度(2020 年度)までの 3 年間です。 本計画は、前々回計画・前回計画を踏まえ、今後も着実に進行する高齢化と、平成 35 年(2023 年)に迎える高齢化率 30%という本市の高齢社会の姿を念頭に置いた計画とし ます。

平成 24 年度

平成 25 年度

平成 26 年度

平成 27 年度

平成 28 年度

平成 29 年度

平成 30 年度

平成 31 年度

平成 32 年度

平成 33 年度

平成 34 年度

平成 35 年度

評価・ 見直し

評価・ 見直し

評価・ 見直し 前々回計画

前回計画

本計画

次回計画

熊谷市高齢社会対策基本計画

熊谷市成年後見制度利用促進基本計画

介護保険事業計画

(大里広域市町村圏組合)

福祉・健康関連計画

熊谷市健康増進計画 熊谷市地域福祉計画

熊谷市障がい者計画

熊谷市障害福祉計画・障害児福祉計画

・ 埼玉県高齢者支援計画

埼玉県高齢者福祉計画

介護保険事業支援計画

・ 成年後見制度利用促進

基本計画

方 向 性

整合・連携

(11)

第 2 章

高齢者を取り巻く環境の現状

第 1 節

高齢者の状況

1

人口の推移

市の高齢者人口は、平成 29 年(2017 年)4 月 1 日現在で 54,140 人、高齢化率 27.2% です。

総人口はやや減少傾向にありますが、高齢者数は増加し続けており、平成 24 年(2012 年)から 5 年間で 8,499 人(18.6%)増加しています。

(各年 4 月 1 日現在)

2

人口の将来推計

過去 5 年間の住民基本台帳及び外国人登録人口の数値を基にコーホート要因法

にて人 口推計しました。

※コーホート要因法……一定期間(一般的には5年間)における性別及び年齢別(期間が 5 年間の場合

は 5 歳ごと)の集団ごとの生存率、社会移動率を基に推計する手法

計画の最終年度となる平成 32 年(2020 年)では、高齢者人口 56,395 人(高齢化率 28.8%) と推計されます。

平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年

総人口 203,630 202,397 201,552 200,866 199,881 199,029

年少人口(15 歳未満) 25,864 25,289 25,007 24,659 24,234 23,857

生産年齢人口(15~64 歳) 132,125 129,284 126,840 124,822 122,661 121,032

高齢者人口(65 歳以上) 45,641 47,824 49,705 51,385 52,986 54,140

高齢化率 22.4% 23.6% 24.7% 25.6% 26.5% 27.2%

(12)

3

世帯の状況

国勢調査によると、平成 27 年(2015 年)10 月現在で 65 歳以上の世帯員がいる世帯は 33,435 世帯(43.5%)となっています。

これは平成 22 年(2010 年)10 月現在と比較すると 4,381 世帯(15.1%)増加していま す。また、高齢単身世帯は 7,462 世帯、高齢夫婦世帯は 7,904 世帯となっており、いずれ も増加傾向にあります。

(資料:国勢調査)

※高齢夫婦世帯とは、夫婦ともに 65 歳以上の世帯としています。

国勢調査では、世帯構成(単身や高齢夫婦のみ世帯)を調査していますが、5年ごとの 調査であるため、最新の調査結果が平成 27 年(2015 年)となっています。

単身高齢者数及び世帯を把握するものとして、単身高齢者台帳の登録者数及び住民基本 台帳上の単身高齢者数があります。

単身高齢者台帳の登録者数については、平成 29 年(2017 年)4 月現在で 2,596 人、住 民基本台帳上の単身高齢者数は 12,144 人となっており、いずれも増加傾向にあります。

(各年 4 月 1 日現在)

※なお、住民基本台帳上の単身高齢者数には、施設入所者や世帯分離を行っている

場合などが含まれています。

平成 22 年

(市)

平成 27 年

市 県 全国

一般世帯総数 75,255 76,876 2,967,928 53,331,797

65 歳以上世帯員のいる一般世帯数 29,054 33,435 1,160,223 21,713,308

(一般世帯総数に占める割合) 38.6% 43.5% 39.1% 40.7%

65 歳以上高齢単身世帯数 5,630 7,462 275,777 5,927,686

(一般世帯総数に占める割合) 7.5% 9.7% 9.3% 11.1%

高齢夫婦世帯数 6,195 7,904 296,188 5,247,936

(一般世帯総数に占める割合) 8.2% 10.3% 10.0% 9.8%

平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年

単身高齢者台帳登録者数 2,621 2,637 2,596

(13)

4

要支援・要介護認定者数の推移

高齢者人口の増加とともに、要支援・要介護認定者数は年々増加し続けており、平成 29 年度

(2017 年度)で 9,013 人となっています。認定者の中では要介護 1 の占める割合が 20.0%と最も

高くなっています。

(各年 4 月 1 日現在)

年 度 平成 27 年度 構成比(H27) 平成 28 年度 構成比(H28) 平成 29 年度 構成比(H29)

合 計 8,533 100.0% 8,909 100.0% 9,013 100.0%

要支援1 1,080 12.7% 1,144 12.8% 1,017 11.3%

要支援2 1,108 13.0% 1,116 12.5% 1,088 12.1%

要介護1 1,622 19.0% 1,742 19.6% 1,807 20.0%

要介護2 1,464 17.2% 1,594 17.9% 1,638 18.2%

要介護3 1,241 14.5% 1,305 14.7% 1,413 15.7%

要介護4 1,156 13.5% 1,150 12.9% 1,208 13.4%

(14)

第 2 節

高齢者施設等の状況

1

高齢者施設

■健康づくり施設

高齢者福祉の増進を図る施設として、老人福祉センター及び老人憩の家が設置され ています。また、老人憩の家と児童館の複合施設として箱田高齢者・児童ふれあいセ ンターが設置され、高齢者と児童の交流が図られています。

○老人福祉センター(上之荘、別府荘、ひかわ荘、江南荘) 4 施設 ○老人憩の家(荒川荘、平戸荘、吉岡荘、めぬま荘) 4 施設 ○箱田高齢者・児童ふれあいセンター 1 施設

■入所施設

居宅での生活が困難な高齢者等が入所する市内の施設は以下のとおりです。 ○養護老人ホーム 1 施設(定員 110 人) ○軽費老人ホーム 1 施設(定員 200 人) ○ケアハウス 4 施設(定員 250 人) ○有料老人ホーム 15 施設(定員 1,195 人) ○サービス付き高齢者向け住宅 15 施設(定員 370 人) ○介護老人福祉施設(地域密着型 20 床を含む。) 14 施設(定員 1,028 人) ○介護老人保健施設 5 施設(定員 500 人) ○認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 12 施設(定員 214 人)

(平成 29 年 4 月 1 日現在)

2

相談窓口

高齢者の保健福祉に関する相談は、主に以下の窓口で受け付けています。

○熊谷市福祉部長寿いきがい課

○行政センター福祉担当窓口(大里、妻沼、江南) ○地域包括支援センター

○保健センター

○熊谷市社会福祉協議会(熊谷、大里、妻沼、江南) ○あんしんサポートねっと(熊谷市社会福祉協議会) ○認知症疾患医療センター

○熊谷保健所

○医療機関(かかりつけの医療機関、専門医、在宅歯科医療推進窓口) ○薬局(健康サポート薬局や、かかりつけの薬局・薬剤師)

(15)

第 3 節

アンケート調査からみる高齢者の現状

計画策定にあたり、市民の高齢福祉に関するニーズを把握するためのアンケート調査を 実施しました。

1

アンケート調査の概要

○ 調査対象:市内在住の 60 歳以上で介護保険の要介護認定を受けていない 市民 2,000 人

○ 調査期間:平成 29 年(2017 年)5 月 8 日~5 月 23 日 ○ 調査方法:郵送配布・回収

○ 回収状況:回収数 1,233 票 回収率 61.65%

2

集計結果の概要(前回との比較を含む。

○ 前回:平成 26 年(2014 年)8 月 11 日~8 月 29 日(対象者 2,000 人)

※「前回」・・・前回(平成 27~29 年度(2015~2017 年度))計画策定時におい て平成 26 年度(2014 年度)に実施したもの。回収率は 50.85% ○ 表中の 網掛け部分は特に変化がみられた箇所(5 ポイント以上の増減) ○ なお、無回答及び複数回答があるため、100%にならない箇所もあります。

■ご本人について

○性別

○年齢

前回 今回

男性 49.6% 44.2%

女性 50.0% 54.3%

前回 今回

60~64 歳 26.3% 20.1%

65~69 歳 26.5% 26.1%

70~74 歳 20.8% 21.7%

(16)

○世帯状況

■暮らしについて 〔アンケートの分析〕

・日常的に行き来のある親族がいない人の割合が増加(前回 25.7%→今回 30.9%) ・近所との付き合い方から、コミュニケーションの希薄化がうかがえる。

○日常的に行き来のある親族

○ご近所との付き合い方

■健康づくりについて 〔アンケートの分析〕

・現在、健康だと感じていますか「とても健康、ある程度健康」を合わせやや増加 (前回 77.2%→今回 79.4%)

・健康で気になることは「運動不足」が最も多く、増加している(前回 41.2%→今 回 43.0%)、次に「生活習慣病」を気にしている割合が高くなっている。

・知りたいことは「認知症の予防」50.2%と「生活習慣病にならないための工夫」 37.8%のほかに「望ましい食生活」25.8%についても関心が高まっている。

前回 今回

ひとり暮らし 10.4% 12.7%

夫婦のみ 41.2% 40.7%

本人とその他の高齢者のみ 5.4% 5.6%

多世代世帯 31.7% 29.8%

その他 9.9% 9.5%

前回 今回

1 いる 64.0% 63.2%

2 いない 25.7% 30.9%

前回 今回

1 日ごろから助け合っている 21.1% 15.4%

2 気の合った人とは親しくしている 29.6% 29.7%

3 たまに立ち話をする程度 23.7% 24.8%

4 顔が合えば挨拶をする程度 21.0% 24.0%

5 ほとんど付き合いはない 3.3% 3.8%

(17)

○現在、健康だと感じていますか

○健康で気になること

○健康について知りたいこと

前回 今回

1 とても健康だと感じている 13.2% 10.9%

2 ある程度、健康だと感じている 64.0% 68.5%

3 あまり健康だとは感じていない 17.8% 15.7%

4 まったく健康だとは感じていない 3.9% 3.3%

前回 今回

1 たばこの吸いすぎ 8.6% 5.7%

2 お酒の飲みすぎ 9.1% 7.8%

3 運動不足 41.2% 43.0%

4 ストレスや悩みが多い 15.4% 17.8%

5 睡眠不足 13.6% 14.8%

6 休養が十分にとれない 6.3% 5.0%

7 肥満・血圧等生活習慣病 37.3% 36.3%

8 栄養が偏っている 8.1% 7.1%

9 物忘れが多い 14.8% 15.9%

10 その他 5.0% 9.7%

前回 今回

1 生活習慣病にならないための工夫について 37.3% 37.8%

2 望ましい食生活について 25.4% 25.8%

3 運動の方法について 22.2% 24.3%

4 認知症の予防について 45.1% 50.2%

5 寝たきり予防について 21.3% 23.0%

6 検診の内容や受け方について 13.2% 11.1%

7 歯の健康について 16.4% 14.7%

(18)

ー人材センターなど)」10.4%、「生活環境改善(環境美化活動、リサイクル活動 など)」10.0%となっている。しかし、「特にない」が 27.8%と多い。

○町内会・自治会、ボランティア活動への参加状況

○社会活動として取り組みたいと思う分野

■生きがい・仕事について 〔アンケートの分析〕

・現在、行っていることでは、「友人や気の合った仲間との付き合い」44.6%と最も 多く、「趣味の活動(旅行やドライブ等)」を行っている人の割合が多い(39.6%) が、「長寿クラブ活動」(前回 4.3%→今回 6.1%)への参加意向も若干増加してい る。

・現在、生きがいを感じることでは、「友人や気の合った仲間との付き合い」40.0%、 「趣味の活動」37.1%、「家族の団らん」31.2%

・今後、行ってみたいことでは、「健康づくり・体力づくり」36.5%、「趣味の活動 (旅行やドライブ等)」30.1%。

・現在働いている割合が増加(前回 31.9%→今回 33.6%)。何歳まで働きたいかにつ いては、「61~65 歳」が減少(前回 26.2%→今回 19.6%)し、「71~75 歳」、「76 ~80 歳」「81 歳以上」が増加している。

・コミュニティ・ビジネスについては「よくわからないが関心がある」38.0%に対し、 「関心がない」と「よくわからない」を合わせると 47.4%となっている。

前回 今回

1 よく参加する 20.5% 17.6%

2 ときどき参加する 25.6% 30.9%

3 あまり参加しない 19.7% 23.5%

4 まったく参加しない 16.9% 25.0%

前回 今回

1 生産・就業(農業・園芸指導、シルバー人材センターなど) 14.1% 10.4%

2 健康づくり(食生活改善活動、健康法・体操の指導など) 23.3% 19.5%

3 教育・文化(学習会、こども会の育成、郷土芸能の伝承など) 9.2% 5.4%

4 生活環境改善(環境美化活動、リサイクル活動など) 13.8% 10.0%

5 福祉(介護・家事援助、施設訪問など) 9.3% 7.9%

6 まちづくり(地域活性化、自治会、町内会の世話役など) 10.3% 6.5%

7 交流(世代間交流、国際交流など) 7.0% 5.4%

8 特にない 44.6% 27.8%

(19)

○現在、行っていること

○現在、生きがいを感じること

○今後、行ってみたいこと

前回 今回

1 働くこと 35.3% 34.4%

2 学習や教養を高めるための活動 13.1% 12.5%

3 健康づくり・体力づくり 31.1% 34.8%

4 スポーツ 15.0% 15.7%

5 家族や孫と過ごすこと(団らん) 31.6% 31.0%

6 友人や気の合った仲間との付き合い 47.5% 44.6%

7 趣味の活動(旅行やドライブ等) 40.2% 39.6%

8 社会奉仕活動(ボランティア) 8.4% 8.3%

9 長寿クラブ活動 4.3% 6.1%

10 町内会・自治会等の地域活動 10.5% 10.8%

11 その他 2.0% 2.9%

12 特にない 10.7% 9.7%

前回 今回

1 働くこと 28.6% 28.6%

2 学習や教養を高めるための活動 13.2% 11.4%

3 健康づくり・体力づくり 23.7% 24.4%

4 スポーツ 12.8% 12.8%

5 家族や孫と過ごすこと(団らん) 34.3% 31.2%

6 友人や気の合った仲間との付き合い 44.5% 40.0%

7 趣味の活動(旅行やドライブ等) 37.9% 37.1%

8 社会奉仕活動(ボランティア) 6.0% 5.6%

9 長寿クラブ活動 2.9% 3.6%

10 町内会・自治会等の地域活動 6.4% 6.1%

11 その他 2.5% 2.4%

12 特にない 12.5% 10.4%

(20)

○現在、会社や組織で働いていますか

○何歳まで働きたいと考えているか

○コミュニティ・ビジネスについて

■人権・権利擁護について 〔アンケートの分析〕

・高齢者虐待を見聞きしたことがある人の割合が増加し(前回 12.2%→今回 14.8%)、 そのことを「家族に話した」47.5%、「近所の人と話した」31.1%が多く、「特に 何もしなかった」が減少(前回 18.5%→今回 10.4%)した。

・認知症高齢者をどのように支えていけば良いと思うかについては、「気にかけてあ げたい」30.8%が最も多く、「地域全体で支えていくネットワークが必要」が減少

6 友人や気の合った仲間との付き合い 25.3% 21.3%

7 趣味の活動(旅行やドライブ等) 33.8% 30.1%

8 社会奉仕活動(ボランティア) 12.1% 12.2%

9 長寿クラブ活動 4.5% 6.5%

10 町内会・自治会等の地域活動 6.3% 5.2%

11 その他 1.9% 2.4%

12 特にない 17.9% 16.5%

前回 今回

1 働いている 31.9% 33.6%

2 働いていない 64.5% 63.9%

前回 今回

1 ~60 歳まで 0.0% 0.0%

2 61~65 歳まで 26.2% 19.6%

3 66~70 歳まで 25.0% 29.2%

4 71~75 歳まで 23.5% 27.1%

5 76~80 歳まで 12.7% 14.2%

6 81 歳以上まで 8.6% 8.9%

前回 今回

1 自ら起業してみたい 1.4% 1.1%

2 機会があれば職員として働きたい 4.7% 6.8%

3 よくわからないが関心はある 42.2% 38.0%

4 関心はない 17.7% 18.7%

(21)

し、「どのような対応をしてよいか方法がわからない」が増加(前回 16.3%→今回 23.2%)している。

・福祉サービス利用援助事業、高齢者虐待防止法については「知らない」がそれぞ れ 40%以上となっている。

○高齢者虐待を見聞きしたことの有無

○高齢者虐待を見聞きしたときの対応

○認知症高齢者をどのように支えていけばよいと思うか

○福祉サービス利用援助事業について知っているか

前回 今回

1 ある 12.2% 14.8%

2 ない 86.2% 83.0%

前回 今回

1 警察に通報した 7.3% 4.9%

2 市役所や関係機関などに連絡した 9.7% 6.0%

3 地域の民生委員・児童委員に連絡した 5.6% 9.8%

4 近所の人とそのことについて話をした 26.6% 31.1%

5 自分の家族とそのことについて話をした 46.0% 47.5%

6 当事者と直接、話をした 8.9% 5.5%

7 特に何もしなかった 18.5% 10.4%

8 その他 7.3% 8.7%

前回 今回

1 地域全体で支えていくネットワークが必要 28.4% 23.8%

2 住み慣れた地域で穏やかに生活できるよう に気にかけてあげたい

28.6% 30.8%

3 家族も安心して日常生活を営めるよう近所 づきあいに協力したい

21.1% 16.0%

4 どのような対応をしてよいか方法がわから ない

16.3% 23.2%

5 あまりかかわりたくない 3.6% 2.2%

前回 今回

(22)

○高齢者虐待防止法について知っているか

■消費生活などの安全について 〔アンケートの分析〕

・高齢者を狙った悪質商法に対する不安では「とても不安」が減少(前回 14.7%→ 今回 12.3%)した。

・過去1年くらいで実際に悪質商法の被害や勧誘にあったことがある人は、減少し ている。(1 回ある 前回 10.2%→今回 7.1%)(2 回以上ある 前回 4.9%→今回 2.1%)

○悪質商法に対する不安感

○過去 1 年くらいでの悪質商法の被害・勧誘の有無

■高齢者福祉サービスについて 〔アンケートの分析〕

・福祉に関する情報源について、「市の広報紙で」が 58.2%で最も多い。 ・「民生・児童委員から」の割合が微増(前回 4.7%→今回 6.2%)している。

○高齢者福祉についての情報源

前回 今回

1 内容を知っている 10.8% 8.9%

2 内容は知らないが、聞いたことはある 41.3% 43.6%

3 知らない 41.7% 44.8%

前回 今回

1 とても不安 14.7% 12.3%

2 どちらかといえば不安 32.6% 34.7%

3 どちらともいえない 11.3% 12.4%

4 あまり不安ではない 26.1% 25.5%

5 不安ではない 14.5% 13.1%

前回 今回

1 ある(1 回) 10.2% 7.1%

2 ある(2 回以上) 4.9% 2.1%

3 ない 83.2% 88.3%

前回 今回

1 家族から 14.8% 13.2%

(23)

■認知症について 〔アンケートの分析〕

・認知症について知っていること(複数回答可)では、「誰にでも発症しうる病気」82.3% を筆頭に、各項目ともに割合が高く、ほとんどの人が認知症に関する何かしらの知識 を持っていることが分かる。

・認知症になったらどこで暮らしたいかでは、「介護施設」58.0%と、「自宅」25.9%の 倍以上の割合となっている。

・「介護施設」と回答した理由については、「家族や周りの人に迷惑をかけるから」が 66.9%で、他の回答割合よりも圧倒的に高い。

・また、「介護者がいない」が 14.5%となっており、単身であったり、家族がいても身 近に介護者がいないという背景が考えられる。

・認知症の方をどのように支えていけば良いかについては、「住みなれた地域で穏やか に生活できるよう気にかける」が 30.8%、「地域全体で支えていくネットワークが必 要」が 23.8%と、「地域とのつながり」に関する回答の割合が高い一方、「どのような 対応をしてよいのか方法が分からない」が 23.2%であり、認知症に対する知識はある が、具体的にどう対応したら良いか分からないという状況がうかがえる。

・成年後見制度については「内容を知っている」が増加(前回 31.5%→今回 33.5%)し、 「知らない」が減少(前回 19.9%→今回 18.4%)している。

○認知症について知っていること

3 所属しているサークルや団体から 7.4% 6.3%

4 民生・児童委員から 4.7% 6.2%

5 市の広報紙で 60.9% 58.2%

6 社会福祉協議会の広報紙で 20.8% 22.1%

7 ラジオ・テレビ・インターネットで 37.1% 33.3%

8 新聞や雑誌で 41.0% 36.4%

9 その他 2.3% 4.0%

今回

1 誰にでも発症しうる病気 82.3%

2 進行すると、日常生活が困難になることがある 81.4%

(24)

○あなたがもし認知症になったら、どこで暮らしたいですか

○介護施設で暮らしたい理由

○認知症の方をどのように支えていけば良いか

○成年後見制度について知っているか

■これからの高齢社会について 〔アンケートの分析〕

・自分にとっての高齢期は「75 歳~79 歳」29.9%で最も多く、次に多いのが「80 歳~84 歳」(前回 18.9%→今回 25.3%)であり、全体的に高齢側にシフトしてき ている。

・特に不安を感じることは「健康」84.9%、「介護」57.2%、「生活費」33.7%。 ・高齢期の過ごし方は「自由な時間を楽しみたい」の割合が多い(61.3%)。「友人

や仲間を増やしたい」が増加(前回 22.5%→今回 24.2%)した。

・地域の評価では「駅や公共施設のバリアフリー」(十分とまあまあを合わせて 52.7%)

今回

1 介護施設 58.0%

2 自宅 25.9%

3 わからない 12.9%

4 その他 0.7%

今回

1 家族や周りの人に迷惑をかけるから 66.9%

2 施設の方が安心だから 17.5%

3 介護者がいないから 14.5%

4 その他 0.8%

今回

1 住みなれた地域で穏やかに生活できるよう気にかける 30.8%

2 地域全体で支えていくネットワークが必要 23.8%

3 どのような対応をしてよいのか方法が分からない 23.2%

4 家族も安心して日常生活を営めるよう近所づきあいに協力 16.0%

5 あまりかかわりたくない 2.2%

前回 今回

1 内容を知っている 31.5% 33.5%

2 内容は知らないが、聞いたことはある 46.3% 44.0%

(25)

が比較的評価が高い。

・力を入れるべき施策では「健康づくりの推進」が増加(前回 57.2%→今回 61.1%) している。

・住む場所を考えるとき重視することでは「医療や福祉が充実」(63.8%)が最も多 い。また、「道路や交通が便利なこと」、「買物が便利でにぎわいがあること」の割 合が増加している。

○自分にとって高齢期は何歳ぐらいからだと思いますか

○高齢期に対して、特に不安を感じることは何ですか

前回 今回

1 60~64 歳 1.3% 0.6%

2 65~69 歳 5.4% 3.5%

3 70~74 歳 28.0% 19.1%

4 75~79 歳 30.6% 29.9%

5 80~84 歳 18.9% 25.3%

6 85 歳以上 3.6% 5.9%

7 一概に言えない 9.7% 11.6%

8 わからない 1.4% 1.9%

前回 今回

1 健康 85.5% 84.9%

2 介護 52.0% 57.2%

3 住宅 4.3% 4.2%

4 生活費 31.3% 33.7%

5 家族 16.9% 18.5%

6 友人・仲間 3.3% 3.9%

7 生きがい 19.2% 15.4%

8 社会参加 3.0% 2.4%

9 就業・仕事 2.6% 2.1%

10 交通手段 20.7% 29.4%

11 災害・犯罪 13.9% 14.0%

(26)

○地域の状況の評価

○これからの高齢社会において力を入れるべき施策

○高齢期に住む場所を考えるとき重視すること

3 自分自身の教養や知識を高めたい 21.1% 19.9%

4 地域の人たちとのつきあいを大切にしたい 44.3% 41.4%

5 自由な時間を楽しみたい 61.2% 61.3%

6 その他 1.1% 3.2%

十分 まあまあ あまりよくない 不十分 わからない

ア 歩道などの歩きやすさ 7.0% 41.1% 28.3% 16.2% 4.7%

イ 施設のバリアフリー 5.1% 47.6% 18.8% 6.9% 15.8%

ウ 交通機関の使いやすさ 6.1% 43.4% 24.8% 12.4% 10.4%

エ 防災対策や避難体制 1.9% 26.8% 22.1% 16.6% 25.6%

オ 住民の交流の場や機会 3.5% 40.5% 24.6% 11.0% 16.0%

カ 福祉情報の入手 2.4% 29.2% 22.3% 11.5% 24.1%

前回 今回

1 働く場所についての情報提供・紹介 14.0% 14.4%

2 健康づくりの推進 57.2% 61.1%

3 高齢者に配慮した住宅、住環境の整備 19.7% 21.7%

4 歩道の段差をなくすなど高齢者にやさしい

まちづくり

36.3% 38.1%

5 長寿クラブ・趣味グループなどの紹介・相談 19.5% 22.2%

6 ボランティアグループなどの紹介・相談 10.6% 11.4%

7 スポーツの場の充実 10.4% 10.6%

8 学習や講座などの機会の拡大 14.8% 15.4%

9 高齢者を地域で見守るような住民の助け合い

活動の育成

50.0% 47.1%

10 その他 2.2% 2.3%

前回 今回

1 子供や親との同居 12.7% 12.7%

2 子供や親の家からの距離 20.7% 15.6%

3 友人や仲間がいること 30.3% 29.4%

4 土地柄や地域性が合うこと 7.6% 5.7%

5 自然環境がよいこと 26.3% 25.0%

6 土地や農地が手に入ること 1.3% 0.8%

(27)

8 道路や交通が便利なこと 32.4% 40.6%

9 文化施設が充実していること 6.9% 5.4%

10 学校や教育環境がよいこと 1.2% 0.7%

11 就業の場や職場が得られること 2.9% 2.4%

12 生きがいや趣味が得られること 13.6% 15.7%

13 医療や福祉が充実していること 63.4% 63.8%

14 買物が便利でにぎわいがあること 29.4% 34.6%

15 災害や犯罪の不安がないこと 23.0% 22.9%

(28)

第 3 章

計画の基本方針

第 1 節

熊谷市が目指す高齢社会の将来像

本市が目指す高齢社会の将来像について、高齢期を迎えても安心して暮らせる社会にす るために、熊谷市総合振興計画の方向性、また、平成 29 年度(2017 年度)までの前回計 画の継続性等を踏まえ、以下のとおりとします。

いきいきあんしん

元気で長寿のまち

くまがや

具体的には

・高齢者一人一人が、自ら継続的に健康づくりや介護予防に取り組んでいる社会

・高齢者一人一人が、豊かな知識、経験、能力を生かして活躍できるよう、就労、ボ ランティア、生涯学習、趣味、スポーツなど積極的に社会活動に参加する社会

・高齢者一人一人に対して、生活機能が低下し支援が必要になった場合には、医療と 保健、介護、福祉そして地域が密着し、連携して支援することができる社会

(29)

第 2 節

基本理念

本市が目指す高齢社会の将来像を踏まえ、本計画の推進に当たっての基本理念について、 前回計画の理念を引き継ぎ、以下のとおり設定します。

理念 1

健康と生きがい

❏高齢者の健康で自立した生活を支援し、高齢者が生きがいを持って生活できることを 目標としていきます。

理念 2

生涯現役

❏高齢者が、元気で長生きし、知識や経験を生かし、生涯現役で通せるような社会づく りを目標としていきます。

理念 3

自立と選択

❏介護サービスの提供等の中で、介護予防事業の推進とともに高齢者の自立性、選択性 が確保され、権利の擁護が図られることを重視していきます。

理念 4

支え合い・連携

(30)

第 3 節

基本目標

本市が目指す高齢社会の将来像の実現に向け、基本理念に基づき、本計画で目指す基本 目標を以下のとおり設定します。

目標 1

あたたかい心の通う健康で生きがいの持てるまちをつくる

-生きがい・交流づくりの推進-

❏高齢者が、いつまでも健康で生きがいを持って、地域活動や社会貢献などに参加でき、 自立した生活を送ることができるまちをつくります。

❏高齢者を取り巻く周囲の方の意識の向上や、ボランティアの育成など、地域で支え合 う、あたたかい心の通うまちをつくります。

目標 2

住み慣れた地域で安心して暮らせるまちをつくる

-生活支援の推進-

❏支援が必要な高齢者が、安心して生活できる福祉サービスの充実を図り、ひとり暮ら しの高齢者や、認知症高齢者とその家族をはじめ、だれもが地域で安心して暮らせる まちをつくります。

目標 3

安全で快適に暮らせるまちをつくる

-住宅・生活環境整備の推進-

(31)

いきいきあんしん

元気で長寿のまち

くまがや

第 4 節

施策の展開

(施策体系)

健康と生きがい 生涯現役 自立と選択 支え合い・連携

基本理念

(1)社会参加の促進

(3)生涯学習・生涯スポーツ

の推進

① 生涯学習の推進

② 生涯スポーツの推進

① 生きがいづくり・交流活動の促進

② 地域活動の拠点づくりと地域活動への参加支援 ③ 長寿クラブへの支援

(4)介護予防・健康づくりの

推進

① 介護予防の推進

② 日常的、継続的な健康づくりの推進

(5)コミュニティ意識の醸成 ① 福祉教育の充実

② 地域福祉活動支援の充実

③ 世代間交流機会の拡大

基本目標 基本施策 主要施策

(32)

(1)生活支援サービスの

充実

(2)認知症高齢者対策の

推進

① 認知症に関する知識の普及・啓発

② 認知症の予防と早期発見・対応の推進

③ 認知症の人とその家族に対する支援の推進 ① ひとり暮らし高齢者等に対する支援サービスの充実

② 介護者支援サービスの充実

基本目標 基本施策 主要施策

(3)高齢者虐待防止の推進

① 高齢者虐待防止についての意識啓発

② 早期発見・早期対応できる体制整備

③ 養護者の負担軽減

(4)地域の見守りネットワー

クの推進

① 地域の見守りネットワークの推進

(5)成年後見制度に基づく権

利擁護

① 熊谷市成年後見制度利用促進基本計画

(6)地域包括ケアシステム等

の体制の充実

① 相談機能・情報提供の充実

② 新しい地域支援事業

③ 在宅医療と在宅介護の連携

④ 共生型サービスの検討

① 介護サービスの質の確保・向上

(8)入所施設の確保

(7)介護保険事業の円滑な推

① 居住系サービスの確保

② 運営主体である社会福祉法人等への指導

(1)安心・安全の確保

(2)高齢者にやさしいまち

づくりの推進

① 人にやさしい道路や公園等の整備

② 交通手段の確保

③ 公共施設のバリアフリー化とユニバーサルデ

ザインの導入促進

④ 高齢者向け住宅の適正確保

① 災害時における避難支援体制の確立

② 防犯対策の推進

③ 消費者被害の防止

(33)

第 5 節

重点課題

施策を展開するなかで、本計画期間において、特に重点的に取り組むべき課題を、アン ケート結果や前回計画での取組状況等を踏まえ、以下のとおりとします。

課題 1

健康づくりの推進

健康づくりは、市民が自主的・主体的に、そして楽しく気軽に取り組めるように、 また、生涯学習や生涯スポーツなどを通じ、コミュニケーションを図りながら継続的 に行われることが重要です。このためには、地域や関係団体等と協力しながら、「熊谷 市第 3 次健康増進計画」の基本目標に基づくとともに、介護保険や医療保険と連携し て、家庭や地域で継続して自主的・自発的に健康づくりに取り組めるような情報提供 や環境づくりが求められます。

・日常的・継続的な健康づくりの推進

・気軽に楽しめる生涯学習・生涯スポーツの推進 ・地域の長寿クラブや地域公民館等との連携

・運動機能や口腔機能の維持・向上、適切な栄養摂取など高齢者の健康づくりの啓 発・情報提供

課題 2

介護予防の推進

多くの高齢者は、将来の自身の心身について不安を抱えています。できるだけ長く 自立した生活を送ることができるよう、一般介護予防事業の周知強化と自主的・自発 的な活動をより促進して、自ら介護予防に取り組む高齢者が増えるよう支援していく ことが求められます。

(34)

課題 3

市民協働の促進

多様化する高齢者のニーズに対応し、社会全体で高齢者を見守り、支えていくため には、高齢者自身も含めた市民の参加、協力が不可欠です。また、市民の意向を的確 に把握するとともに、市民活動団体と行政がお互いの提案に基づき、共通の課題解決 に向けて取り組むことで、より多様な価値観や住民ニーズに対応していく必要があり ます。

・協働事業による新たな支援の拡充 ・介護者サロン等の支援

課題 4

認知症高齢者対策と高齢者虐待防止の推進

高齢者の増加に伴い、ひとり暮らしの高齢者、高齢者夫婦の世帯の増加など、家族 や地域社会の介護や援助が必要な高齢者が、さらに増加することが予想されます。

特に、認知症高齢者等が住み慣れた地域で、安心して尊厳を保ちながら生活できる よう、認知症に対する正しい理解の普及・啓発を行っていくほか、医療と介護、地域 が相互に連携しながら、地域全体で認知症高齢者等やその家族を支援する仕組みづく りが必要です。

・認知症予防と相談窓口の充実 ・認知症サポーター養成講座の推進 ・地域見守りネットワークの充実 ・高齢者虐待防止についての意識啓発

課題 5

成年後見制度の利用促進

社会・家族の関わりが希薄化する中、判断能力が十分でない要援護高齢者等の権利 を擁護するための支援として、成年後見制度の啓発と普及を図っていかなければなり ません。成年後見制度を必要とする高齢者の多くは認知症であることから、認知症予 防対策を推進するとともに、認知症に対する理解を深め、住み慣れた地域で生活を続 けていくために、地域全体で見守る体制づくりを進める必要があります。

・成年後見制度の普及・啓発

(35)

課題 6

コミュニティ意識の醸成と助け合いづくり

社会環境や世帯構成の変化による、地域、隣近所、家族関係の希薄化などを背景に、 地域全体で高齢者を見守り、支え合うコミュニティ意識の醸成が求められています。

市内のどの地域でも、これからの高齢社会において力を入れるべき施策として「高 齢者を地域で見守るような住民の助け合い(共助)活動の育成」が重要な課題となっ ています。それぞれの地域の特性に応じた方法により、様々な機会や活動を通じてコ ミュニティ意識の醸成と助け合い(共助)の仕組みづくりを推進していく必要があり ます。

・要援護者の支援を目的とした地域支え合い(共助)の仕組みづくり ・世代間交流機会の創設、充実

・老人福祉施設、コミュニティ施設等の活用 ・ボランティア活動の活性化

課題 7

高齢者の地域参加

アンケート結果からは、社会状況の変化にともなって地域のコミュニティや住民同 士の助け合いが重要性を増す一方、町内会や自治会等の地域と、高齢者自身との関わ りの低下が徐々に進行している様子が見受けられます。

高齢者がこれまでの人生において培ってきた自らの知識や経験、能力を生かし、主 体的に地域活動に参加できるよう支援するとともに、地域に密着した社会活動等、生 きがいを持っていきいきと活動していく場の創出を図っていくことが必要です。

・知識・経験・能力を生かした地域活動、ボランティア活動の支援 ・長寿クラブやレクリエーション等の活動を通じた社会参加の環境づくり ・仲間づくりや地域参加への情報提供、支援

課題 8

就労支援の充実

(36)

・新たな就労機会の支援

・高年齢者就職支援セミナーの開催 ・関連情報の提供

・シルバー人材センターの支援

課題 9

情報提供・相談体制の充実強化

アンケート調査では、介護認定を受けていない比較的元気な高齢者が対象だったた め、高齢者福祉サービスの認知度が低いという結果になりました。

現在、高齢者福祉サービス等の情報提供については、市報、各種パンフレットを活 用していますが、情報が伝わりにくい高齢者に対しては、工夫をしながら一層の情報 提供に努めていくとともに、常に最新の情報を提供するように努める必要があります。

また、きめ細かな情報提供と適切なサービス利用に結びつけるためには、相談窓口 の充実を図り、関係機関との連携を強化していく必要があります。

・インターネット等を利用した多様な情報提供 ・関係機関との連携と相談窓口の充実

(37)
(38)
(39)

第 1 章

あたたかい心の通う

健康で生きがいの持てるまちをつくる

第 1 節

社会参加の促進

長寿クラブをはじめとした地域活動など、高齢者が積極的に地域社会に参加できる環境 を整備します。

1

生きがいづくり・交流活動の促進

【現況と課題】

高齢者の地域活動については、その中心的組織である長寿クラブの活動の活性 化を図るとともに、高齢者の交流の場である老人福祉センターや老人憩の家をは じめ、各地区にある高齢者施設の有効活用がなされるよう、運営の支援を行って います。

各施設については、平成 18 年度(2006 年度)から指定管理者制度を導入し、 社会福祉法人熊谷市社会福祉協議会(以下、本文中では「熊谷市社会福祉協議会」 と表示します。)、公益社団法人熊谷市シルバー人材センター(以下、本文中では 「熊谷市シルバー人材センター」と表示します。)、地域の自治会等が管理運営を 行っていますが、利用者の固定化や、施設の老朽化等が顕在化してきており、施 設の計画的な修繕や適正な管理、施設利用の周知及び魅力ある運営により、幅広 い高齢者が利用する施設として利用促進を図っていく必要があります。

【施策の方向】

長寿クラブを中心とした地域活動の活性化と、既存施設の有効活用、また、世 代を超えてふれあえる場の提供と、熊谷市社会福祉協議会や地域で行うサロン活 動を支援し、閉じこもりがちな高齢者の生きがいづくりと交流活動の促進及び交 流機会の確保に取り組みます。

(40)

平成18 年度(2006 年度)から指定管理者制度を導入しており、現在、熊谷 市社会福祉協議会が指定管理者となっています。

施設の整備とあわせて、職員の接客技術の向上や、各種イベントの展開等に より、より快適で利用しやすく、地域に密着した施設とすることを心がけ、多 くの高齢者にとって魅力ある施設運営に努めます。施設設備の老朽化が進んで いますので、計画的に改修や修繕を進め、利用者の安全と利便性を確保し、今 後、必要に応じて施設のあり方を検討していきます。

※事業は毎年実施。太枠は最終年次とその目標を示す。

■老人憩の家の利用促進

高齢者の主体的な活動の場であり、交流・仲間づくりなど、教養の向上及び レクリエーションのための拠点として、4 か所の老人憩の家が設置されていま す。平成 18 年度(2006 年度)から指定管理者制度を導入しており、熊谷市シ ルバー人材センター、地域の民間企業、地域の自治会がそれぞれ指定管理者と なっています。

地域の自治会等が指定管理者として管理運営することにより、地域の高齢者 等がより一層利用しやすい施設を目指すとともに、今後、必要に応じて施設の あり方を検討していきます。

※1施設については、公民館としての利用もあるため、数には含めないこととする。

■複合施設の利用促進

老人憩の家と児童館の複合施設として、箱田高齢者・児童ふれあいセンター が設置されています。平成 18 年度(2006 年度)から指定管理者制度を導入し ており、現在、熊谷市社会福祉協議会が指定管理者となっています。

高 齢者と 児 童との ふれ あい を図 るこ とを 目的 とし た複 合施 設で ある こと か ら、世代間交流の場として、高齢者と児童とがふれあう機会を設けることによ り、施設の活用を図っていきます。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

1 日平均利用者数 (4施設合計)

人 479 439 427 見込440 目標470

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 1 日平均利用者数

(3施設合計)

人 32 34 37 見込40 目標45

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

(41)

■世代間交流グラウンド・ゴルフ大会

長寿クラブ会員と、世代を超えたグラウンド・ゴルフ愛好者との交流を深 め、仲間づくりを図ることで、健康で生きがいのある生活を目指します。

※会場変更等の理由により、平成 28年度の参加者数が突出しています。

2

地域活動の拠点づくりと地域活動への参加支援

【現況と課題】

高齢者が、主体的に社会との関わりを持つことができ、これまでに培って きた知識、経験、技能を生かし、地域活動やボランティア活動に積極的に参 加できるよう、高齢者の活躍の場としての活動拠点づくりを推進するととも に、地域活動への参加支援を行い、高齢者の意欲と地域のニーズが一致する 仕組みづくりの検討が必要となっています。

また、アンケート結果によると、町内会や自治会、ボランティア団体の活 動などに「あまり参加しない」、「まったく参加していない」という方の割 合がともに増加しています。高齢者の多様化するニーズを的確に捉え、高齢 者の参加しやすい状況や活動機会の場をどのように整えていくかが課となっ ています。

【施策の方向】

高齢者の地域参加を促進する環境づくりとして、関心のあるNPOの活 動・ボランティア活動や、コミュニティ活動を体験できる機会の提供、社会 参加やレクリエーション等の活動の拠点を検討していきます。

また、活動目的を同じにする仲間同士の組織化や育成を支援し、多様な主 体による活動の活性化を図ります。

■地域活動やボランティア活動への参加支援

高齢者が、自ら参加できる地域活動や、ボランティア活動の情報の提供を

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

(42)

■地域サロンの普及

高齢者人口の増加と核家族化により、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ の世帯が増えています。昔のような隣近所との付き合いも少なくなり、地域 のつながりは希薄化が進んでいます。

今後は、この希薄化の修復の一助になるよう、市民が気兼ねなく、世代を 超えてふれあいのできる、地域コミュニティの拠点として、楽しく気軽に参 加できる地域サロンの普及と周知を図っていきます。

■地域活性化の促進

地域社会活動の主体であり、各種団体で組織された小学校区を単位とする 「校区連絡会」の実施する地域の課題解決に向けた活動に対して支援します。

また、環境や地域安全、健康増進など、福祉分野にとどまらない、多様な 活動を行う団体等の活動支援を行い、地域活性化の促進を図ります。

3

長寿クラブへの支援

【現況と課題】

長寿クラブについては、近年、クラブ数、会員数ともに減少傾向にありま す。仲間づくりや、地域参加への情報提供、啓発、そして身近な高齢者のコ ミュニケーションの場としての長寿クラブの活動は重要なものとなってい ます。

一方で、活動を牽引するリーダーの固定化や、会員の高齢化など、若手リ ーダーの育成や会員の増強が課題となっています。

【施策の方向】

魅力ある活動と、自主性・主体性をもった組織づくりが展開できるよう、 長寿クラブへの活動に対する助成や活動支援を行い、高齢者の社会参加や生 きがいづくりの場を確保していきます。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

市 民 活 動 団 体 の 支 援

センター登録数

件 183 206 212 見込216 目標228

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

実施回数 回 263 383 423 見込450 目標540

(43)

■長寿クラブ・長寿クラブ連合会の活動に対する支援

長寿クラブは、住み慣れた場所で活動できる身近な活動拠点のひとつです。 高齢者が自主的、自発的に社会参加できるよう、気軽に楽しく参加できる組 織の育成を進めます。さらに、クラブ間の情報の交換、共有を図るためには、 長寿クラブ連合会の役割も大きいことから、これらの団体の活動に対して支 援を行っていきます。

(各年4 月 1 日現在)

■魅力ある長寿クラブづくり

高齢化の進展とともに、長寿クラブ会員の平均年齢は高くなり、活動に参 加することのできる高齢者の減少も見込まれます。活動内容の見直しや、各 種教室、世代間交流など魅力ある活動、負担のない活動ができるような支援 を図ります。

■若手世代の加入促進

長寿クラブ会員の高齢化に伴い、今後も継続して魅力ある活動と自主性・ 主体性をもった組織づくりを展開できるようにするために、若手リーダーの 育成やクラブの活性化を支援するとともに、長寿クラブへの入会促進に努め ていきます。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 全体

単位長寿クラブ数 (会員数)

団体 (人)

166 (9,247) 160 (8,781) 155 (8,401) 152 (8,093)

目標160 (8,500)

熊谷地区 (会員数)

団体 (人)

130 (7,419) 125 (6,983) 119 (6,567) 117 (6,353)

目標123 (6,672)

大里地区 (会員数)

団体 (人)

7 (349) 7 (371) 7 (390) 7 (382)

目標 8 (402)

妻沼地区 (会員数)

団体 (人)

13 (703) 12 (650) 14 (739) 15 (757)

目標 15 (795)

江南地区 (会員数)

団体 (人)

16 (776) 16 (777) 15 (705) 13 (601)

(44)

第 2 節

高齢者の就労支援

高齢者の就労は、収入を得ることだけではなく、生きがいづくりや社会参加を目的 にするなど、ニーズが多様化していることから、健康で働く意欲のある高齢者のセカ ンドライフへの円滑な移行に向けた就労支援や、関連情報の提供を行います。

1

新たな就労機会の支援

【現況と課題】

高齢者の就労支援については、熊谷市シルバー人材センターに対して補助 金を支出し、運営を支援しているほか、働く意欲のある高齢者が、就労の機 会を得られるよう、関係機関との連携を図り、就労相談や就労に係る情報の 提供等、高齢者の就労機会の確保を図っています。

一方で、定年年齢の引上げとともに、年金支給開始年齢の引上げなどの法 整備が進められていることや、団塊の世代の方の全てが65歳を迎えた今日、 高齢期における就労・社会参加ニーズは多様化しています。

こうしたことから、就労機会の確保だけでなく、就労を通じた生きがいづ くりや社会参加の推進も含め、高齢期の雇用のあり方や就労支援は大きな課 題となっています。

【施策の方向】

熊谷市シルバー人材センターについては、社会的な高齢者の雇用環境の変 化により、登録会員数は減少していますが、高齢者の短期的又は軽易な就労 における役割は重要であることから、引き続き支援を行うとともに、ハロー ワーク熊谷と連携した高年齢者就職支援セミナーの開催をとおして、高齢者 の就労を支援していきます。

また、就労意欲のある高齢者に対して、生きがいづくりや社会参加、介護 予防といった観点からも、関係機関と連携・協力しつつ、関連情報を提供し ていきます。

■高年齢者就職支援セミナーの開催

(45)

■就労に関する情報の提供

国、県と連携し、就労情報の提供や各種施策の周知、市役所 1 階ロビーで のハローワーク求人情報の掲示など、高齢者の就労機会の増大を図るための 情報を様々な媒体や機会をとおして提供していきます。

■熊谷市シルバー人材センターへの助成

臨時的かつ短期的又はその他の軽易な就労の提供や、ボランティア活動を はじめとする様々な社会参加を通じて、高齢者の健康で生きがいのある生活 の実現と、地域社会の福祉の向上、活性化を推進している熊谷市シルバー人 材センターに対し、その運営を支援するため補助金を支出し、高齢者の意欲 と能力、ライフスタイルに合わせた多様な就労機会の確保を図ります。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 平成 32 年度

セミナー実施回数 回 1 1 1 見込1 目標1

単位 平成 26 年度平成 27 年度 平成 28 年度平成 29 年度平成 32 年度

求人情報掲示回数

(市役所 1 階ロビー)

回 24 24 35 見込36 目標36

単位 平成 26 年度平成 27 年度 平成 28 年度平成 29 年度平成 32 年度

(46)

第 3 節

生涯学習・生涯スポーツの推進

高齢者が、健康で生きがいを持って暮らしていくことができるよう、高齢者の学習 ニーズや生涯スポーツについて、高齢者自らの意欲や能力に応じた活動を選択し、活 動できる環境の整備を推進します。

1

生涯学習の推進

【現況と課題】

高齢者に対する学習機会の提供の場として、各公民館で生涯学習講座の開 設や、中央公民館による「直実市民大学」、妻沼中央公民館による「けやき 大学」を開校しています。

また、各地域において、文化祭等を開催し、活動成果の発表の場及び鑑賞 機会を提供しています。

市民の学習ニーズは多様化してきており、それらに応えられるよう、講座 内容を充実していくことが課題となっています。

【施策の方向】

今後も、各公民館等において多彩な学習機会の提供と、主体的な学習活動 の支援を図り、生涯にわたり生きがいを持ち、豊かな人生を送ることができ るよう、高齢者のニーズに応じた講座等を開設するとともに、学習成果を発 表する場を確保し、さらなる生きがいづくりにつなげます。

また、高齢者が持つ知識や能力を、地域の生涯学習や体験活動等に生かす 機会の充実を図ります。

■高齢者芸能大会

高齢者が日ごろから取り組んでいるダンスや郷土芸能等の文化活動の成 果を発表する場を提供することで、高齢者が持っている潜在能力を生かし、 生きがいとしての趣味や文化活動に対する参加の促進を図ります。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

参加者数 人 451 406 317 402 目標422

(47)

■高齢者趣味の作品展

高齢者が趣味や技能を生かして創作した絵画、書、写真、俳句等の作品発 表の場を提供することで、高齢者の生きがいを高めるとともに、創作意欲の 向上を目指します。

■直実市民大学等との連携

中央公民館における「直実市民大学」、妻沼中央公民館における「けやき 大学」及び県の「彩の国いきがい大学」と、本市には、高齢者のための学習 の場が設けられています。高齢になっても学習に対する意欲は高く、学習を 通じて心身の健康を培うとともに、社会参加により生きがいを見出し、豊か な人生を歩むことができるよう、関係機関との連携を図っていきます。

■公民館等における各種講座の開催

市民の学習ニーズに対応するため、各公民館で魅力ある講座を展開し、生 涯学習の充実と、ともに楽しむ仲間づくりの機会の提供を図ります。

■生涯学習の情報提供

多くの高齢者の情報源は、市報、新聞や雑誌、テレビ・ラジオ等の媒体が 主なものとなります。高齢者が、情報を入手しやすい方法で周知を図り、生 涯学習の参加につながるよう努めます。

また、各地域における文化祭等の開催により、活動成果の発表や鑑賞の場 を提供するとともに、スポーツ・文化村「くまぴあ」を拠点として活動する 生涯学習活動団体の情報を提供し、生涯学習への参加意欲を喚起するよう図 ります。

■関係機関の講師の活用

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

出品数 点 170 156 122 見込140 目標150

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

(48)

2

生涯スポーツの推進

【現況と課題】

高齢者が、気軽にスポーツを楽しむ機会として、公益財団法人熊谷市体育 協会(以下、本文中では「熊谷市体育協会」と表示します。)、熊谷市レク リエーション協会等と連携し、ターゲットバードゴルフやリズム体操等の初 心者講習会を開催しています。

また、ゲートボールやグラウンド・ゴルフ等、協会加盟団体が大会を実施 するなど、高齢者の健康づくりと交流の機会を提供しています。

そのほか、公民館等において体力測定会を実施し、自らの体力を把握する 機会を提供しています。

【施策の方向】

引き続き、熊谷市体育協会、熊谷市レクリエーション協会等と連携し、い くつになっても生き生きと、心身ともに健康で充実した毎日を過ごすことが できるよう、スポーツ・レクリエーションの講習会や大会等の開催により、 健康づくりと交流を図っていきます。

■高齢者ゲートボール大会

高齢者スポーツの要として、長寿クラブの練習の成果を発揮する機会を提 供していきます。

また、長寿クラブや他のゲートボール愛好者との交流も深め、生涯スポー ツとして長く親しめるよう継続的な健康づくりを推進していきます。

■レクリエーション種目初心者講習会

熊谷市レクリエーション協会と連携し、ターゲットバードゴルフやリズム 体操等の初心者講習会を開催していきます。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

参加者数 人 116 105 85 98 目標103

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

(49)

■高齢者体力測定会

高齢者向けの体力測定会を公民館や集会所等を会場に実施し、健康づくり への取組に役立てます。

単位 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度

実施件数 件 7 5 9 見込6 目標7

参照

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56 毒物劇物輸入業登録票番号 毒物及び劇物取締法関係 PDNO ● 57 石油輸入業者登録通知書番号 石油の備蓄の確保等に関する法律関係 PENO ● 58 植物輸入認可証明証等番号

連結会計 △ 6,345 △  2,963 △ 1,310 7,930 724 普 通会計 △ 6,700 △  2,131 △ 3,526 6,334 △ 970. 基礎的財政収支

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日

平成 24