• 検索結果がありません。

学位授与番号:甲

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学位授与番号:甲"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

学位授与番号:甲

1077

号 氏 名:春原 浩太郎 学位の種類:博士(医学)

学位授与日付:平成

30

4

25

学位論文名:

Angiotensin receptor-binding molecule in leukocytes in association with the systemic

and leukocyte inflammatory profile.

(白血球におけるアンジオテシン受容体結合蛋白と全身および白血球局所の炎症

との関連)

学位論文審査委員長:教授 嘉糠洋陸

学位論文審査委員:教授 斎藤三郎 教授 吉村道博

東京慈恵会 医科大学 電子署名者 : 東京慈恵会医科大学 DN : cn=東京慈恵会医科大学, o, ou, [email protected], c=JP 日付 : 2018.11.16 10:00:29 +09'00'

(2)

論 文 要 旨

氏 名 春原 浩太郎 指導教授名 横尾 隆 主論文

Angiotensin receptor-binding molecule in leukocytes in association with the systemic and leukocyte inflammatory profile.

(白血球におけるアンジオテシン受容体結合蛋白と全身および白血球局所の炎症との関

連)

Kotaro Haruhara, Hiromichi Wakui, Kengo Azushima, Daisuke Kurotaki, Wataru Kawase, Kazushi Uneda, Sona Haku, Ryu Kobayashi, Kohji Ohki, Sho Kinguchi, Masato Ohsawa, Shintaro Minegishi, Tomoaki Ishigami, Miyuki Matsuda, Akio Yamashita, Hideaki Nakajima, Tomohiko Tamura, Nobuo Tsuboi, Takashi Yokoo and Kouichi Tamura.

Atherosclerosis. 2018; 269: 236-244.

要旨

【背景・目的】 微小炎症の亢進や免疫系の異常が、高血圧、糖尿病、動脈硬化、慢性 腎臓病などの非感染性疾患(Non-communicable diseases; NCDs)の病態に深く関与す る。また、組織局所レニン-アンジオテンシン系(RAS)の過剰な活性化により微小炎症や 免疫系の異常を伴い、

NCDs

および臓器障害と関連することが知られている。白血球に おいても機能を有する

RAS

が存在し、NCDs および臓器障害と関連についての報告が 相次いでいる。本研究では、白血球

RAS

のうち、特に

RAS

の中心的役割を果たす

1

型 アンジオテシン受容体に直接結合し、病的な情報伝達系を抑制し得るアンジオテシン受 容体結合蛋白

ATRAP

に注目し、ヒトおよびマウスにおいて白血球

ATRAP

の発現と機 能を明らかにすることを目的とした。

【方法】

1)

明らかな

NCDsの診断がない健常ボランティアより採取した末梢血白血

球をフローサイトメトリー法により各白血球分画に分離し、

ATRAP mRNA

発現を定量 した。2) 横浜市立大学腎臓高血圧内科外来通院中の

NCDs患者の白血球ATRAP mRNA

発現を定量し、関連する因子につき検討した。3) 白血球

ATRAP

発現と炎症と の因果関係を明らかにするため、

NCDs

における微小炎症を模倣した低用量リポポリサ ッカライド(LPS)をマウスに投与し、白血球

ATRAP

および炎症性サイトカイン

mRNA

発現を定量した。4) 骨髄移植により骨髄由来細胞キメラマウスを作製し、LPS 投与後 の白血球炎症性サイトカイン

mRNA

を定量した。

【結果】

1)

白血球

ATRAP

は、リンパ球に比較し、単球および顆粒球に高く発現した。

2) NCDs

患者

86

名における白血球

ATRAP mRNA

発現量は、好中球数、単球数、血清

高感度

CRP、白血球におけるIL-1β

を始めとする炎症性サイトカイン

mRNA

発現量と

正相関を認めた。3) 野生型マウスへの

LPS

投与により白血球

ATRAP

および

IL-1β mRNA

発現は増加した。4) 骨髄由来細胞

ATRAP

ノックアウトキメラマウスでは、骨 髄野生型キメラマウスに比較し、LPS 投与後の白血球

IL-1β mRNA

発現が有意に高値 であった。

【結論】白血球

ATRAP

は、全身および白血球局所における炎症状態と密接に関連して

おり、炎症に対して代償性に発現増加し、炎症抑制性に作用している可能性が示唆され

た。

(3)

学位論文審査結果の要旨

春原浩太郎氏の学位申請論文は、主論文1冊1編より成ります。略歴と要旨 はお手元にある通りです。主論文の英語題名は「Angiotensin receptor- binding

molecule in leukocytes in association with the systemic and leukocyte inflammatory profile」、日本語題名は「白血球におけるアンジオテシン受容体

結合蛋白と全身および白血球局所の炎症との関連」と題するもので、英文誌

Atherosclerosis

誌(同誌の

IF

4.239)に掲載されたものです。指導教授は、

内科学講座(腎臓・高血圧内科)の横尾隆教授です。以下、この論文に基づく 論文審査委員会の結果をご報告申し上げます。

春原氏は、白血球における組織局所レニン−アンジオテンシン系(RAS)のが、

高血圧、糖尿病、動脈硬化、慢性腎臓病などの非感染性疾患(Non-communicable

diseases; NCDs)の病態に深く関与するとの仮説のもと、レニン−アンジオテン

シン系を制御する

1

型アンジオテシン受容体に直接結合し、情報伝達を抑制す るアンジオテシン受容体結合蛋白

ATRAP

に注目し、ヒトおよびマウスにおいて 解析を実施しました。その結果、春原氏は、白血球

ATRAP

が全身および白血球 局所における炎症状態と密接に関連していること、炎症に対して代償性に発現 増加し、炎症抑制性に作用している可能性を示しました。

公開学位審査会は去る平成

30

4

10

日、審査委員として斎藤三郎、吉村 道博両教授ご臨席のもと開催されました。席上、各教授から、骨髄移植実験に おけるキメリズムは担保されているか、アンギオテンシンⅡ投与実験との整合 性はどのように考えるか、白血球だけではなく、単球/マクロファージの関与は あるのか、臨床応用に向けての次の重要なステップは何と考えるか、など、多 数の質問・指摘があり、春原氏は、これらの質問に対して未発表の実験データ も活用し、的確な回答を致しました。よって、学位審査委員会は慎重審議の結 果、本論文を学位申請論文として十分価値があるものと認めた次第です。

なお、審査の過程で

thesis

の修正が必要な箇所が複数指摘されましたが、後

日適切に修正され、再提出されたことを申し添えます。

参照

関連したドキュメント

ジソ嗜好 淋巴球 白血球 嗜好性自 大軍核球 総籔. 赤本部位

Heremans: Molecular Biology of Human Proteins, Elsevier Pub.. Marche: Plasma

 ハ)塩基嗜好慣…自血球,淋巴球大より赤血球大に及

 第1節 灸  第1項 膣  重  第2項 赤血球歎  第3項 血色素量  第4項色素指激  第5項 白血球数  第6項 血液比重  第7項血液粘稠度

血は約60cmの落差により貯血槽に吸引される.数

に時には少量に,容れてみる.白.血球は血小板

テ手術後白血球敷ノ」曾加シ,白血球百分率二於

二依リ白血球ハ影響ヲ蒙り,共ノ機能ハ障碍セ ラレ,退行性攣化ヲ認メシムルモノナルガ,之