• 検索結果がありません。

日中酪農業に関する比較研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "日中酪農業に関する比較研究"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

神奈川大学大学院経営学研究科『研究年報』第21号 2017年3月  17

 第一章では日本と中国の酪農業の発展について 述べながら、両国の生乳生産量と乳製品生産量の 推移データを用いて、 生産量の今までの歴史につ いて論述した上、 両国の乳製品生産史上、消費者 に大きなショックを与えたメラミン事件とヒ素ミ ルク事件の概要及び、事件に至った原因と事件後 の両国政府の対策について考察した。

 日中両国の酪農業の信用を失墜するような大事 件ともいえるメラミン事件とヒ素ミルク事件の原 因として、製品に毒が入っていることさえ知らず に市場に流通させたという食品製造業としてある まじき行為だと思う。事件後の対策にいて、中国 の政府の対策、あるいは中央の決断が「速さ」だ けを重視したことにも見える。一方、日本政府の 対策は、事件からを長い年月をかけたため、今回 の事件を重視し、いかに慎重になっていたことが 推測される。

 第二章では、日本と中国の両国における生乳生 産の地域特徴や生乳及び乳製品の生産の現状を分 析し、 日本と中国酪農に存在する問題点を明らか にした。

 日中両国の酪農業の現状、生乳と乳製品の生産 量からみると、中国酪農の方は、総生産「量」的

に成長しているものの、乳用牛一頭当たりの生産 量が少ないことや、生産過程上の衛生問題など、

「質」的な生産方式はまだ産業として重要な課題 である。一方、日本の酪農は、乳用牛一頭当たり の生産量や、生産過程上の衛生管理など、「質」

的にかなり成長しているものの、酪農戸数や牛の 頭数の減少により、生乳総生産量の減少や、バター 不足など「量」的にまだ課題が残っている。

 第三章では、 統計データによる分析し、問題点 を探り出した上、 日中両国政府による酪農業への 対策にについて論じた。

 日中両国の酪農対策について、日中両国はそれ ぞれ国家の経済状況や、国民生活水準などにより、

さまざまな問題を抱え、日中両国の政府は、酪農 産地として重要な地位を維持し続けるためにそれ ぞれの酪農問題について政策を実施し、確実に成 果を出してきた。だが、両国の酪農業の現状問題 からみると、まだ足りない点がある。それは、「量」

や「質」だけにこだわらず、両国は自国が持つ長 所を維持しながら、短所の改善を進めていくこと が重要である。

 第四章、日中両国のグローバル化による酪農へ の影響について論理展開した。

■ 修士論文要旨

日中酪農業に関する比較研究

Comparison research of dairy farming industry between Japan and China

神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

扎     西

Zhaxi

(2)

18  神奈川大学大学院経営学研究科『研究年報』第21号 2017年3月

 日中両国の酪農は今、モノ、資本、情報が自由 に移動できるような経済圏の構築など、貿易の自 由化により、酪農のグローバル化も進んでいる。

その結果によって、両国の牛乳・乳製品市場に大 きな影響を与える可能性かある。酪農・ 乳業は こうした環境変化や市場競争に耐えることが大事 である。

参照

関連したドキュメント

感の問題の対策にいくつかの示唆を与えられ

対策専用になるのだ。

 日本調査は 2016 年4月 18 ~ 26 日に3大学の学部生 366 名を対象に行った。中国調査は 2016 年4月 15 ~ 22 日に大連理工大学の学部生 333

この研究は中国, マレーシア, 日本の起業家を対象にして, それぞれの対象国における主たる 民族と少数民族としての中国系,

は︑外来法を継受する重要性に対する支配者の認識と決意︑殊に民法に対する認識と民法体系を立てる決心︑外来

中国の私立大学の問題を分析し,その 発展戦略を明確にして,現在の問題点を 解決して,私立高等教育の発展を促進す るきっかけを得る

また個人の生活態度に対する注意は両国にお いてよくされているようであるが、他人との関

はじめに