パーソナルスペースを用いた避難行動に関する研究
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(2) IV‑003. 土木学会西部支部研究発表会 (2013.3). 測定実験の結果より人のPS のデータが次の表-3 の. 2.5. ように得られた.. 2. 速 度 1.5 ( m / 1 s ) 0.5. y = 0.0802x + 0.8773. 表-3 人の PS の長軸・短軸 対象. 対障害物. y = 1.0236x - 0.6067. 避ける方法. 追い越し. 0 0. 2. 4. 6. 8. 10. 前方距離(m). 長軸(m). 短軸(m). 歩行. 4.50. 0.65. 早歩き. 4.93. 0.61. 小走り. 6.09. 0.79. 早歩き. 1.24. 0.43. 小走り. 1.59. 0.39. 歩行. 4.44. 0.42. 早歩き. 3.81. 0.51. 小走り. 4.50. 0.65. 追い越し. 図-3 障害物への接近による速度低下(歩行). 対歩行者 すれ違い. 3 2.5 速 2 度 ( m 1.5 / s 1 ). 速度. 表-3 の長軸,短軸の長さは劉(2007)1)の研究の 歩行者の PS データをもとに表-2 から計算した.. y = 0.2573x + 0.6387. 表-3 より,人は追い越し時に対障害物では対歩行. y = 1.4473x - 0.9053. 0.5. 者と比べて長軸がはるかに大きいことがわかる.. 0 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 前方距離(m). 3. 避難者の速度変化による PS の差の検定 帰無仮説: 「A と B がすれ違うときの PS は目標物の. 図-4 障害物への接近による速度低下(早歩き). あり,なしにかかわらず平均値は等しい」という仮説. 4. のもと,危険率 5%で t 検定を行った.. 3.5 y = 0.3269x + 0.6183. 表-4 目標物の有無による長軸・短軸のデータを用いたt検定結果. 3 速 2.5 度 ( m 2 / s 1.5 ). A 歩行 歩行 歩行 早歩き 小走り. 1 y = 5.8333x - 4.3 0.5 0 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. B 歩行 早歩き 小走り 早歩き 小走り. すれ違い 目標物あり 目標物なし 目標物あり 目標物なし 目標物あり 目標物なし 目標物あり 目標物なし 目標物あり 目標物なし. 長軸 棄却 採択 採択 棄却 採択. 短軸 棄却 棄却 棄却 棄却 採択. 表-4 より,短軸は小走り‐小走りを除いて仮説は. 8. 前 方 距 離 (m). 棄却され,長軸は歩行‐歩行,早歩き‐早歩きを除い て仮説は採択されることがわかる.よって,避難者の. 図-5 障害物への接近による速度低下(小走り). 図-3~図-5 より,障害物への接近による速度低下 は速度の違いによらず同じような傾向を示した.. PS の短軸では小走り‐小走りを除いて,目標物の有無 によって変化することがわかる.. 表-2 は測定実験により得られた前方距離,側方距 離のデータである.. 4. まとめ 今回の実験により,対障害物では対人と比べて人は. 表-2 前方距離と側方距離の測定結果 対象. 避ける方法. 速度 歩行. 対障害物. 追い越し. 早歩き 小走り 早歩き. 追い越し 小走り 対歩行者. 歩行 すれ違い. 早歩き 小走り. 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離 前方距離 側方距離. 平均値(m) 標準偏差 4.50 0.39 0.65 0.22 4.93 0.48 0.61 0.17 6.09 0.60 0.79 0.21 1.65 0.35 0.84 0.12 2.00 0.45 0.80 0.16 8.88 1.41 0.84 0.16 8.25 1.64 0.93 0.15 8.94 1.53 1.07 0.18. 早く追い越すことが PS の長軸の違いによりわかった. 今後は得られたデータをもとにモデル化し,不特定多 数の人が利用する場を対象としたシミュレーションを 行い,在館者の密度を変化させて避難行動の考察を行 う予定である. 参考文献 1) 劉 建宏(2007) スペースの概念を用いた公共空間における 歩行者の群衆流動に関する研究, 九州大学博士学位論文 ‑556‑.
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