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相補性を用いたインタフェースに関する研究 !! ! ! ! ! !!

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Academic year: 2021

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相補性を用いたインタフェースに関する研究 

- ツンデレシステムを用いたコミュニケーションの試み -

 

A Research on Interface by Complementation 

 - Experiment of Information Communication Using Tsundere System -  5114E016-5 ギ トウレイ    指導教員 長 幾朗 教授 

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      WEI Tongling             Prof. CHOH Ikuro 

概要:様々な情報が混在する現代社会では、ユーザーが求める情報をより効率的に顕在化し、ユーザーの指 向に即した情報通信の新たな手法が、研究者や企業においても注目されつつある。本研究では、本来のイン タフェース概念と異なる相補性の法則を用いたインタラクションに着目した。本研究では、その振る舞いか らこれらをツンデレシステムとしたが、コミュニケーションについては、その効果が見受けられた。本研究 では、これらのインタラクション、およびインタフェースの可能性を探るためプロトタイプを製作し、ユーザ ーのアクティビティについても検証した。 

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キーワード:ツンデレ,インタラクション,相補性,ハプティクスインタフェース  Keywords: Tsundere, Interaction, Complementation, Haptics Interface

1.はじめに 

様々な情報が混在する現代社会では、ユーザーが 必要な情報をより効率的に顕在化する事は情報通信 分野に限らず、今日における課題となっている。ユ ーザーとの接点であるインタフェース、そしてイン タラクションは、重要な研究課題である。本研究に おいて、以下の2点の契機により従来のインタフェ ースの概念とは異なる表現を試みた。 

2.相補性について 

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  心理学において挙げられる類似性と相補性は、コ ミュニケーションにおける補完作用の定義である が、これらがコミュニケーションにおいて相互に表 れる状況が、ツンデレと称される表現である。 

  相補性とは、相手と好みや考えが異なっているの に、不思議と「居心地がよい」と感じる状況であ る。または、意見がぶつかるほどに、相手のことが 気になる等、このように「自分に有していない要素 を構えている相手に惹かれる」心理とも言える。 

  本研究で提案したシステムは、相補性を応用し、

人と機械のコミュニケーションを切断し、反した態 度や行動を起こすことにより注目を惹き付け記憶に 留まるものである。 

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3.本研究を提案した契機 

  先年、マネキン製作会社との共同研究において制 作したインタラクティブマネキン「見つめるマネキ ン」「会話するマネキン」を展示した際,マネキン の視線が人の動きを追うこととマネキン同士の会話 により、鑑賞者が 

共感や類似性を感  じることにより、 

注目度を上げたこ  とと気付いた。類  似性により視認性 

を高めることが可能であれば、一方相補性にも可能 性があるのではないかと考えた。 

もう一つの契機は、「動きのカガク展」おいて展 示されてた「統治の丘」(佐藤雅彦、桐山孝司,

2015)、および「力学のハプティクス」(大西公 平,2015)の  表現から、相  補性を用いた  情報伝達に可  能性を感じた  ことにある。 

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図1.マネキン展示会場風景

図2.「動きのカガク展」に展示された「統治の丘」

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ハプティクスとはユーザーに力、振動、動きなど を与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテク ノロジーである。以下の図においての実験は、機械 との触覚を人と同じように力加減を体験出来る。

(図2) 

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4. 相補性を用いたインタフェースの提案 

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本来のインタフェースデザインとは、機械を人の 思考や行動に即して作り,ニーズを満たす、いわゆ るユーザー・オリエンテッド、あるいはヒューマ ン・センタード・ビューと呼ばれる表現である。こ のようにして、親和性を備えることにより視認性を 高めることや伝達を可能にしている。けれども、こ れらの機械がユーザーの意思に反した行動をとるこ とは、本来のインタフェースデザインの概念と異な る発想であり、相補性を用いたインタフェースとも 言えよう。本研究では、これらの相補性の状況を再 現し、ユーザーのアクティビティの変化と共にイン タフェースとしての可能性を探った。 

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4. ツンデレシステムを用いた検証実験   

ツンデレシステムと題したプロトタイプの行動 が、被験者をどのような影響を及ぼすかを観察する ため「ツンデレマシンくん」を製作し実験を行っ た。 

プロトタイプではミニカーにArduino、距離セン サー、およびモーターを搭載した。超音波距離セン サーにより、人との距離を測定し、パターンAでは 被験者に常に着いてくるパターン。パターンBでは 被験者が近づくと逃げ、また一定距離離れたら近づ いてくるパターンを設定した。この2種のパターン を用いて対比実験し検証を行った。 

  被験者50名に対して、2種のパターンを体験さ せた後にアンケートを採った。その結果から、パタ

ーンAよりもパターンBに注意を惹かれ、興味が湧 く他,ツンデレマシンくんの動きに対して、生き物 のように感情を備えた行動に見えて愛着が湧くとい うコメントもあった。ツンデレシステムを用いた表 現は注目を上げ、記憶に留まることに効果を持つと 判断した。 

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5. ツンデレシステムの価値と可能性の展望    相補性を用いたツンデレシステムは、本来のイン タフェースデザインと異なるが,本システムは、人 の注意と興味を惹き付けること、従来のインタフェ ースよりも記憶に留まる効果があると判明した。ツ ンデレシステムを用いて情報を顕在化し伝達する 他、防災等の他の分野においても、新しい価値を生 み出せるのではないかと考える。これらの可能性に ついては、現在企業のプランナー等にインタビュー を行い、実用化等について検証している。 

6. おわりに 

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    相補性の法則を用いたツンデレシステムは、実際 のサービスやプロダクトを提案し実験検証するのが 今後の課題であり、本システムの様々な領域での応 用を実現し、今後の社会にも貢献にも努めたい。  

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参考文献・図表出典    

[1] 「類似性の法則/相補性の法則と人の心理の意外な事実」,

<http://www.standby7.net/4.html>(参照2015-01-20)  

[2] 田村 博 (1998)『ヒューマンインタフェース』,オーム社  [3]「TABレポ:21̲21 DESIGN SIGHT「動きのカガク」展 フ ォトレポート!」(2015)<http://www.tokyoartbeat.com/

tablog/entries.ja/2015/06/21̲21-design-sight-motion- science-photoreport.html>(参照2015-10-02)

図3.ハプティクスに関する実験(大西公平, 2015)

図4.ツンデレマシンくん

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