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土の累積変形

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Academic year: 2022

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(1)Ⅲ-A102. 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅲ-1/2、堀井克己(砂質土の累積変形特性). 砂質土の累積変形特性に関する実験式 (株)複合技術研究所 正 堀井 克己 (財)鉄道総合技術研究所 正 舘山 勝. 正. 日本鉄道建設公団 正 青木一二三 1.はじめに. 小島. 謙一. 正 米澤. 豊司. 土構造物の地震時残留沈下などの推定には土の累積変形特性が必要である。土の累積変形. は繰返しせん断応力、繰返し回数、初期せん断応力などの影響を受ける。これまで、砂質土やロームに対し て、繰返し三軸試験が実施され 1,2,3)、それらの特性が明らかにされつつある。しかし、設計に供するために、 それらの関係を統一的に表現できる実験式の提案が望まれている。既に実験式の試み. 4). が行われているが、. 特殊な形で表現され、 土質も限定されているために、 異なる土質への適用が困難であるという問題があった。 本研究は、既往の繰返し三軸試験結果を使用して、実験式の一般化を検討したものである。 2.検討に用い 表 1 土質定数. た土質 対象とした土は、 3種類の砂質土 であり、それら の土質定数を表. Gs. 土質. 2.64 2.64 2.65. 盛土砂(M) 豊浦砂(T) 稲城砂(I). γd kN/m3 14.5 15.2 16.2. γt kN/m3 16.6 19.6. w % 14.2 気乾状態 21. e. φd. 0.78 0.7 0.61. 度 29.7 42 36.5. cd kPa 11.8 0.196 9.03. ‑1 に示す。 3.累積変形特性の定式化. 累積変形特性の関係式は、繰返し変形特性を考慮して式(1)を考えた。. SRd = a1ε a2 exp{− a3 log10 N } (1). SRd = τ d / σ m. σm = σ3 +τs. (2). (3). ここに、SRd:動的せん断応力比、ε:軸歪(%)、N:繰返し回数、a1、a2、a3:パラメータ。式(2)〜(3) に各諸量の定義を示す。ここに、τd:繰返しせん断応力、σm:平均応力、σr:側圧、τs:初期せん断応力。 式(1)の各パラメータは次のような力学的意味をもつ。すなわち、a1 は動的せん断強度に比例するパラメー タである。a2 は歪の増分に対する応力の増分の比であり、硬化係数を意味する。a3 は軟化速度に関係するパ ラメータである。3種類の砂質土に対して、SRs、SRdを変えて行われた繰返し三軸試験結果に対して、最 小自乗法により3つのパラメータを算定した。. 1.5. 次に、各パラメータの評価法を検討した。まず、a1 について動的 荷重を受ける不飽和土の静的強度τf に対する動的強度比τf+τdf は、初期せん断応力比τs/τf と図 1 に示す関係がある(繰返し回 数N=1) 。そこで、この関係を楕円の式で近似させ、各応力・強度. (τdf+τs)/τf. せん断強度との関係を検討した。石原の研究 5) によれば、繰返し 1.0. τdf 0.5. τs. をσ m で基準化した応力比で書き換えると、動的せん断強度比 SRd,max について次式を得る。 2 SRd ,max = SRs ,max 1 + (α − 1) 1 − (SRs SRs ,max )  − SRs  . ただし、各応力比の定義は次のとおりである。. SR d ,max = τ df / σ m. (5)、. SR s ,max = τ f / σ m. (6)、. キーワード. 砂質土、累積歪、繰返し三軸試験、実験式. 連絡先. 〒107‑0052. 0.0 0.0. 0.5. τs/τf. (4). 1.0. 図1 (τdf+τs)/τf とτs/τf の関係. SRs = τ s / σ m. (7). 東京都港区赤坂 2‑15‑16 赤坂ふく源ビル FAX 03‑3582‑3509.

(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅲ-A102. Ⅲ-2/2、堀井克己(砂質土の累積変形特性). 0.5. a2. a3 SRd,max. 1.0. 0.5. 1.5. 0.0 0. 図2 a1 と SRd,max の関係. 1. a1. 2 T. 1.0. T. σm. T. 0.5 以上では概ね SRd,max に比例する. 0 0.0. M. 1. M M. a1 は、SRd,max が 0.5 以下では一定、. M. T. T T I. a1=0.2. は SRsの関数で与えられる。 図 2 に、a1 と SRd,max の関係を示す。. I. I. 用) 。式(4)で表されるように、SRd,max. 0.0 0 1.5. T. 1. 0.5. T. 般にα=1.4〜1.5 であるが、1.5 を採. T. T I. I. a1=SRd,max-0.3. の動的強度の静的強度に対する比(一. M M. SRs:初期せん断応力比、α:τs=0 で. T. 1.0. I T. 2. ここに、SRs,max:静的せん断強度比、. 2. σm. 図 3 a2~σm、a3~σm 関係. とみなせる。σm も含めた関係を検討 したがばらつきは小さくはならなかったので、a1 は同図に示した式. を仮定した。次に、a2、a3 についてσm との関係を調べた(図3)。a2、a3 は土質別に概ね一定とみなせる。 両者とも、T が大きく、M と I は小さい。そこで、それらの平均値でもって代表値とすると、T では、a2=0.55、 a3=0.80、M および I では a2=0.31、a3=0.44 を得る。 4.実測値と計算値の比較 0.4. 前項で求めたパラメータを用いて、繰返し三軸試験の試 験ケースごとに、SRd〜N〜ε関係を計算した。図 4 に 歪の実測値もプロットして計算と実測の適合性をみた。. ε (%). meas 0.01 0.05 0.1 0.5 1.0 5.0 10.0. 0.3. SRd. 結果の数例を示す。同図には繰返し三軸試験による累積. (a) M02,SRs=0.667,σ 3=49kPa. 2. 5. 20. 0.2. 10% 0.2 0.5 1. これより、概ね、実験式は累積変形特性を再現している. 10 2. 5. 0.1. といえる。 5.おわりに. 0.0. 土の累積変形特性に関する一般的な形の実験式を検討し. 0.01% 1. 10. 1.2. できることがわかった。しかし、実験式中のパラメータ. 1.0. は同じ土質でもバラツキが大きいので、土質や試験条件. 0.8 0.1 0.2 0.5. SRd. た。この結果、実験式は繰返し三軸試験結果を概ね再現. を変えて繰返し三軸試験などを実施し、データの集積と パラメータの評価式を確立するとともに、土質別の代表 値を決定する必要がある。また、本研究では、累積変形. 0.1. 0.0. と体積変形に分離して、成分別に累積変形特性を検討す. 2. 1) 平野圭一,蒋関魯,舘山勝,筑摩栄,龍岡文. 1.0. 夫:砂質土盛土の地震による残留沈下予測,第 52 回土木年. 0.8. 1. 2) 青木一二三,米澤豊司,梅原俊夫,松室哲彦,蒋. 関魯,舘山勝:砂質土の累積変形特性,第 54 回土木年講,1999. 3) 蒋関魯,舘山勝,青木一二三,米澤豊司,梅原俊夫,松室哲. 10. 0.4 0.2. 4) 堀井克己,舘山勝,小島謙一,古関潤一:砂質土盛土の地. 0.0. 5) 石原研而:土質動力学の基礎,鹿島出版会,1976,p.221.. 2. 1 0.5. N. 100. 1000. ε(%). meas 0.01 0.05 0.1 0.5 1.0 5.0 10.0. 10% 0.51 2. 5. 0.6. 彦:ロームの累積変形特性,第 54 回土木年講,1999.. 震による残留沈下予測,第 52 回土木年講,1997.. meas 0.01 0.05 0.1 0.5 1.0 5.0 10.0. (c) I01,SRs=0.4,σ3=49kPa. 0.1 0.2. SRd. 講,1997.. 2. 1. ることも重要である。 参考文献. ε(%). 3. 0.2 0.5 0.1 0.2 0.1 0.2 0.1 0.1. 0.2 0.01%. は、軸歪にしか着目していないので、変形をせん断変形. 1000. 10%. 1 0.1 0.2 0.5 1 0.1 0.2 0.5 0.6. 0.4. 100. N (b) T01,SRs=0.4,σ3=49kPa. 0.1 0.2 0.5 0.1 0.2. 1 0.5. 1 0.1. 0.01% 1. 10. N. 100. 図4 SRd~N~ε関係. 1000.

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