• 検索結果がありません。

博士論文要旨

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "博士論文要旨"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

[様式-学 5]

博士論文要旨

論文題名:我が国の地域ブランド保護制度のあり方 についての制度研究

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 テクノロジー・マネジメント専攻博士課程後期課程

ふりがな まつだ やすゆき 氏 名 松 田 康 之

近年、我が国において、地域産業の競争力を高め、地方経済を活性化させることを目的と した地域ブランドの取組みが注目を集め、地域ブランド保護のために2005年に地域団体商 標制度が創設された。一方、世界的に見てこうした地域産品の保護制度に関しては 1994

年の TRIPS 協定成立以来普及が進んでいる地理的表示保護制度が主流である。地域ブラ

ンドを巡る情勢も年々変化している中、我が国においても産業政策や国際的な制度調和の 観点から地理的表示保護制度の導入を巡る議論が本格化してきているが、地理的表示保護 制度に関する知見はまだ少ない現状にある。そこで、本研究では我が国における地域ブラ ンド保護制度のあり方を考察するため、世界的に普及が進む地理的表示保護制度に注目し、

その制度特徴を明らかにした上で現行制度との比較研究を行った。まず、既存研究におい て地理的表示保護制度の最大の特徴として世界各国で導入されている地理的表示保護制度 の法形式が異なることが挙げられていることに注目し、各国の地理的表示保護制度の法形 式と国際関係や経済状況といった要因の間には何らかの相互作用が介在するとの仮説を立 て、各国の地理的表示保護制度の法形式との関係について定量的な手法により比較検討し た。その結果、関連する国際条約の加盟状況と各国の経済状況において法形式による統計 上の有意差が見られた。この結果、国際条約上の義務、自国の経済状況や産業政策が各国 の地理的表示保護制度の法形式の選択に影響を及ぼす可能性が示唆された。さらに最近の 我が国の地理的表示保護制度導入に向けた動きとして2012年に農林水産省内に「地理的表 示保護制度研究会」が設置された。本研究会はこれまでに計5回の有識者による検討が行 われ、検討結果を報告書骨子案としてまとめた。本研究では、上記研究会報告書骨子案の 提言を問題提起として捉え、はじめにその提言内容について分析した上で、我が国に導入 すべき地理的表示保護制度の在り方、その方向性を考察した。その結果、国際的な制度調 和の観点から、現行制度との整合性を図った上で、我が国にも特別な(sui generis)制度を導 入する必要があると結論付けた。

参照

関連したドキュメント

この章では、ほとんど記録がない明治前期のごみ量について、東京市が行った「神

検討を踏まえ、 「バジョット原則」の「ソルベンシー」の識別、優良担保や高金利の各論点 の解釈を示している。そして、

東亜同文会の中国観の形成そのものは複雑であり、日本と中国国内の背景、国際環境、個

本研究第 5 章のケース・スタディを通して、評価の前後の

女性の労働力参加の長期的変化についての標準的理論は、M字型を克服した欧米の経済先

SmAEH の遺伝子をクローニングし、大腸菌での高発現系を構築した。組換え

第1節 国内避難民問題をめぐる概念、規範、国際法的発展 第2節

第五章は「表面流出モデルの構築」と題し、現地での実測データに基づく表面流出モ