石膏法による体型観察
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(2) 86. 慣. 表1資. 57体の資料. のほ省いた。なお,. については,表1に示したo背肩 幅と額付根田について工技院資. 頚. 料3) (背肩幅庶-38.91,. 頚. 窺付根国元-37.09,. ∬. s-1.98,. 額. s-1.51)と. 平均値検定を行なった結果,差ほ. 額 額. 認められなかった。. 背. 椎 椎 株 堆. 高一頚 嵩 高 高一右額側点高 高-左類例点高 高一右肩先点高 高一左肩先点高 幅. β. 4.48. cm. 0.94. cm. O.24. cm. 0.47. cm. O.21. cm. 0.46. cm. 5.05em. 0.94cm I.00cm. 5.00. cm. 38.60. cm. 1.98cm. 右 肩'幅 左 肩 幅 頚 付根 囲. 12.28. cm. 0.87. cm. 12.16. cm. 0.87. cm. 37.12. cm. 1.48. cm. 右肩傾斜角度 右肩傾斜角度. 21.56o. 4.loo. 22.らlo. 5.o呈o. 今回は肩部の形態を左右する factor. 料. として肩傾斜角度,肩先. の前傑度,頚付根傾斜角度の3項 目をとりあげ,考察した。. 椎 肩. 計測項目ほ10項目,計算項目 は3項目である。すなわち,肩債斜角度に閲しては,図1に示すようにgonio. meterに. よる左右の肩傾斜角度の2項目であるo肩尭の前煩度に関しては,図2に示すように左右 の肩幅2項目と肩線を基準として肩先点から直角に頚側点を通る前頭面上までの距離(図 2,. a)の左右2項目計4項目である.これより左右の肩先の前傾度を算出した.窺付根債 斜角度に由しては図3に示すように頚椎高,頚窟高,窺推点-額高点問距離,額窟点水平 位における矢状径の4項目である。計測値4項目より頚付根債斜角度(図3, b)を算出した. し,同時に後額付根憤斜角度(図3, 研究方法は,それぞれ求められた角度を「盃±1/28+のグループ,. ヽ. 右肩傾斜角度. ′ ヽ. ′ ′. α)を算出. 「x-+1/2∂+以上のグル. 肩先点. 左肩傾斜角度. ←_一-∫ ′. ∼. 一-. 才. 南璽_. ′一-A--. \肩先の前傾度 ∫. \ 頚側点. 図2. 国1肩債斜角度の計測方法. -プ,. 「元一1/2∂+以下のグルー. 頚 椎 点. プに3分類し,それぞれにつき Sliding. 後 頚 付 根. 把捉,及びシ1)コーン表皮により Sliding. 頚付根傾斜角度α. 頚奮点. gaugeによる断面形態の. 考察した。. 肩先の前額度の計測方法. 悼 料 角 度. gaugeほ断面. 形態を把握するためであり,等高 線は,霧笛点を基準として上(預. A. 側点下まで),下(5-6cm)を1. cm間隔で前方向及び後方向より. 図3. 預付根憤斜角度及び後額付根懐斜角度の計測方法.
(3) 87′. 石膏法による体型観察. 採取した.シ1)占-ン樹月旨による表皮ほ,石膏像にシ1)コーン樹脂を塗布して採取するが, この裏皮を平面にするために切ザ開Lpiだ†り重わ合わせだ甲ずる技法-が用bl,られる。これは, 平面の布で三次元の立体である人体を覆うためにのばす,いせこむ,ダーツをとるなどの 技法を用いるための基礎資料となる。今回ほ切り開く箇所を次のように設定した。前身項. は肩部の中央より肩線に直角に5cm切り,重中骨わせる..後身頃は,肩中央位置より頚 側点側に1.5cm移動した点Aより,垂直に7cmおろし,その点で0.5cm背中心僻 9cm. 7cm切り開いて平面にならない場合は. A-B線を切り開いた。. に移動した点をBとし, とした。. 結果ならびに考察. ... 1)肩傾斜角度 肩僚斜角度の分布を表2に示した。これによると肩懐斜角度にパラツキがみられる。 (右s-4.1o左s-5.00)右肩憤斜角度ほ,磨-2l.6o,. min. 13.Oo,. 30o,肩傾斜角庶. max. を測定した有馬4)らの成績(磨-20.7o, 大きい。. s-4.1o)に比し,今回の資料の方が肩僚斜角度が 18-28oの10o間に全体の80%が入る。左右の肩債斜角度の差が±20までは,. 「差なし+とした場合に左右の肩憤斜角度に差がないものは,全体の54.4%,右肩上がり 31.6%,左肩上がりで右肩の下がったものほ14%である。左. で左肩の下がったものは,. 右差のあるものは全体の紛1/2で,右肩上がりが,その2/3である。左右差の平均は4.9 度であり,左右差の最高は8度である。右と左の肩傍斜角庶の相関係数は0.73である。 肩傾斜角度は,他の部位との相関がほとんどみられない。 6-23.. 次に肩傾斜角度の平均値及び標準偏差を用い,藷±1/2∂の範囲(19. (以後EATA. M. と略称する), ”--1/28 (19.5度)以下(以 x-+1/2∂(23.7度)以上(以後KATALと略称する)の3・. 的な肩慣斜角度とみなし, 級, KATASと略称する), 「KATA. グループに分類したo. 6度)を平均 ̄. L+の員数ほ22体,. MJ. 「KATA. 14体,. 「EATA. S+ 2L. 体であり,平均値及び標準偏差は 表2. 表3に示した.これら3分類した グループの中よ. り, 1体づっと. りあげ前面及び側面からの写真. 度. 左右肩傾斜角度の分布 肩. 右. 左. 肩. 12o. 1. 4. 14o. 2. 1. leo. 6. 0. の肩傾斜角度ほ左右とも30度,. 18o. 12. 8. 「KATA. 20o. 9. 12. 22o. 5. 12. 24o. 9. 6. gaugeにより等高線図を. 26o. ll. 4. 5,. 6である。. 28o. 1. 2. L+紘,肩線がながらか. Boo. 1. 5. 「KATA. を写真1に示した.. L+. 「KATA. M+は22度,. S+は13度である。これらを Sliding. 示したのが図4, 「KATA. な線を画いているが, M+,. 「KATA. 「KATAS+ほ鎖骨による隆. 3. 320. 計. 57. 57.
(4) 田. 増. 表3. 子. 肩僚斜角度の平均値及び標準偏差 KATA ∬. 肩悟斜角度右 肩債斜角度左. 順. L. KATA S. M. KATA. S. a;. 8. a. 26.Oo. 1.4o. 21.3o. 0.6o. 17.1o. 1.7o. 26.8o. 4.10. 21.30. 1.8o. 18.80. 3.8o. ー写真1最. 低. 斜. 8.
(5) 89. 石膏法による体型観察 Front. 顔. 酢≡誘忘臆鷲別I,,&&J!・ ′ヽ. Back. Sliding. 図4. gaugeによる肩部の形状(EATA. L). Front. 翼誠側点 頚藩…側蕊;敷 Back. Sliding. 図5. gaugeによる肩部の形状(KATA. M). Front. 軍頁 ホ. J司I. 肩rF妄塁卵. 点葦軸/窒ギ. E3ack. 国6. Sliding. gauge紅よる肩部の形状(KATA. S). 起がみられ,肩線が凸凹している.囲4では等高線の間隔がほぼ等しいが,図5,図6で 紘,不揃いである,図7は,石膏像にシ1)コーン樹脂を塗布して待た表皮を平面にし窺側 点の位置を同一点にして肩旗斜角度の相異を示したものである。これによると前身頃の肩 L+ 38度, 「KATAM+ 28度, 「EATA SJ 19度,後身頃の肩 の債斜角度は, 「KATA 傾斜角度は,それぞれ20度,. 19度,. 9度である。前後の肩の傾斜角を合わせ,. 2で割っ. たものと計沸した肩僚斜角度とはば等しい値がえられた。また前身頃の懐斜角度ほ後身頃 の債斜角度に比して大きい。とくに「EATAL+ほどその差は大きい。.
(6) 90. 頗 表4 前. ㌔. i ′/. 便. 肩先の前債度の分布. 度. 右. 肩 1. _2o. ぐ/ \. Oo. 2. 1. 2o. 3. 3. 4o. 2. 7. 6o. 3. 5. 8o. 5. 9. \ \. Front. ∼. ∼ I. I. 「. / / /. I. I. I. Back. つ /. / ∫. J. 1. / /. I. /. I. / ∫. 1. ∫ I. 1. L. 6. 7. ll. 9. 14o. 13. 5. 16o. 8. 4. 18o. 2. 4. 芝oo. 2. 22o. l. M. 24o. S. 図7. loo 12o. シリコーン表皮による肩部の形状 肩債斜角度. 57. 計. 57. 2)肩先の前傾慶 肩先の前旗度の分布を表4に示した.肩僚斜角度と同様にバラツキがみられる. 4.64,左s-5.22)o右肩の前傾度ほ,磨-ll.67度,. 度はN--ll.78度,. minO,. (右s-. 20.8度,左肩先の前傾. max. min. -2度, max20.9度であるo左右の肩先の前傾度の差が±2度 まで「差なし+とした場合,差なしは66.7%で全体の2/3である。差ありほ33.3%で その差の平均ほ4.55度である。左右の肩先の前懐度の相関係数は0.84である。 次に肩先の前便度の平均値及び標準偏差を用い, ZENKEI. ∬±1/2∂ (9.46o-14.. Mと呼称),. x-1/2∂以下(9.4o以下,以後ZENKEISと呼称), 「ZENKEI (14.2o以上,以後ZENKEIL と呼称)の3分摂した。. 「ZENKEI. 1oの範囲,以後. M+は23体,. 「ZENKEI. x+1/2∂以上 19体,. L+の員数は,. S+ほ15体であり,平均値・標準偏差を表5に示し. た。これら3分類したグループより1体づつとりあげ前面及び上部より撮影した写真2に 示したo. rZENKEI. L+の肩先の前傾度ほ,. 20.8度,. 「ZENKEI. M+紘ll.6度,. 「ZEN-. KEIS+ほ1.6度である。これらをSlidinggaugeにより等高線図に示したのが図8, 10である.. 「ZENKEI. L, ”,. S+の石膏にシ1)コーン樹脂を塗布して得たシ1)コーン表皮. を平面化し,窺側点位で重ね合わせ比較したものが図11である。肩先の前便度が大きく なるにつれ背肩幅が大になり(右肩 r-0.45,左肩r-0.56),後幅と前幅の比が異なっ てくる。また後身頃の扇情斜角度を少なくし,前身頃の肩傾斜角度を多くする必要があ る。. 9.,.
(7) 91. 石膏法むこよる体型観察 表5. 肩先の前慣度の平均値及び標準偏差 ZENEEI. L. 諾. 右 左. 肩 肩. ZENKEI S. a;. M. ZENKEI. S. S. 方. 8. 16.14o. 1.66o. 12.00o. 1.20o. 5.19o. 2.92o. 16.51o. 3.50o. 11.51o. 2.52o. 5.89o. 3.goo. 写真2. 肩先の前傾度.
(8) 92. 増. 田. 牌 Front. 十曇・芳志去. 肩 先 点. Back. 図8. Sliding. L). gaugeすこよる肩部の形状(ZENKEI Front. 堰.・荒臨. ・屑. 先. Back. 図9. Sliding. g孤geによる肩部の形状(ZENKEI. M). Front. 頚. 慧考ふ.,題.莞. 肩先,*5WB鮎 Back. 図10. Sliding. gaugeによる肩部の形状(ZENKEI. S). 3)頚付根傾斜角度・後額付根傾斜角慮 額付根債斜角度の分布を表6に示したo頚付根煉斜角度は,磨-26.1度, min. 13・4度,. max. 46・5度である.後頚付根懐斜角度は,磨-26.0度,. s-5.3度, s-4.9度min. 7・5度, max51・4度である.後頚付根傾斜角度は,窺付根頗斜角度との間に0.52の相関 がみられるが,肩甲骨の突出具合や,筋肉のつき具合など影響するものと思われる。 窺付根傍斜角度の平均値及び標準偏差を用いて肩債斜角度と同様にKUBI 以上),. KUBI. M. L. (28.7度. KUBI S (23.4度以下)の3分類した.預付根僚 (23・5度-28.8度), 斜角度と後頚付根傾斜角度について平均値及び標準偏差を示したのが,表7である。これ.
(9) 93. 石膏法による休型観察 表6. ニフ. 頚付根債斜角度の分布. 12o. 1. 16o. 4. / /i. 「. ∫. 芝oo. Front. 1 1 1 ∫. i-i J[. / /. ( ∼. Back. ∼. 9. 24o. 14. 28o. 16. 32o. 9. 36o. 3. ろoo. 0. 44o. 0. 48o. 1. 計. 57. I t. l. L. ら3分顕したグループより1体づつとり出. ” S. し,それぞれについてSlidinggaugeにより. 国11シリコーン表皮による肩部の形状 肩先の前嬢度. 等高線を函いたのが図12,. 13,. 14である。. また,シリコーン表皮をとり,それらを前中 央及び後中央を水平に同一線上にし蔑軌如ミ垂直に同一線上にして重ね合わせたのが図15 「KUBIM+紘,. である。「KUBIL+ほ46.5度, TKUBI. L+と「KtJBI. S+を比較すると「KtJBI. 25・6度,. 「KUBIS+は16・5度であるo. L+ほ繋が前方-偉いているために後え. りぐり寸法が少なく,反対に「KUBIS+紘,後えりぐり寸法を多く要すo表皮を観察する と額付根煩斜角度の大小により,窺側点位における位置が異なるoつまり,窺付根壊斜角 定の大のもの姪ど後えり(tlりの深さを少なくし,小さくなるほど後えりぐりの深さを大に する必要があるoまた,額付根嬢斜角度が大のものほど後ダーツ量が多く必要である。. 肩部の形態を観察し,基礎資料を得るために石膏像57体について考察した。結果は次 の通りである。. 1)肩僚斜角度 右肩傾斜角度x-21.6度. s-4・1度. 左肩傾斜角度x-22.5度. s-5・0度である. 左右差のみとめられるのほ全体の約1/2であり,その2/3ほ,左肩下がりである。 2)肩先の前煉度. 右肩先前便度x-ll.78度. s-4.64彦. 左肩先前便度x-ll.78度. s-5・22庶である。.
(10) 94. 増. 田. 額付根債斜. 写真3. 表7. 額付根儀斜角度及び後預付根懐斜角度あ平均値及び標準偏差 KUBI X. 額付根傾斜角度 後額付根儀斜角度. 一順. L. EUBI 8. ∬. KUBI. M s. a;. S S. 32.48o. 2.24o. 26.36o. 1.32o. 19.51o. 2.41o. 28.70o. 3.55o. 25.14o. 3,44o. 22.46o. 4.42o.
(11) 95. 石膏法による体型観察 Front. 頚 :蛮.. 卑預喝B5t<闇. i/琴ヲ芸雛 点. 捺/. Back. 図12. Sliding. gaugeによる肩部の形状(KUBI. L). Front. 雲f5;1R..,i 薫!,:蒜s先 Back. 図13. Sliding. gauge甘こよる肩部の形状(KUBI. M). F'ront. +曇7纂鮎. 誓葦蕊先 Back. 図14. SlidiI唱gaugeによる肩部の形状(KUBI. S). 左右差のみとめられるのは全体の約1/3である..肩の前傾度が大になる捻ど後肩僚斜角度 が小になる。. 3)窺付根傾斜角度 額付根僚斜角度x-26.1度. s-5.3度である.. 窺付根鱒斜角度の大なるものほ,後えり(tlりの深さが少ない..
(12) 贋. ヽ、. \ \. Front. _一一一ヽ. ′′′. ./ ′ J′. ′ ′ .′ ′′. ( ヽ ヽ. ∼ I. I. ′. ′′. i「 ̄ A. ヽ l. 囲15. 1. 1. 1. 3 4. l Back. f I. L. I. M. I. ら. I. シt)コーン表皮による肩部の形状(額付根傾斜角度) 引 用. 2. I. I,IL.. ヽ l. -. 1. 文. 献. 体格調査委員会:衣服寸法設定のための身体計謝実施要領1, 1979. 芦沢玖糞,樽見泰子:家政学雑誌,帥(8), 1973. 日本規格協会:日本人の体格調査報告書, 有馬,池谷,書水,三村:家政学雑誌, 21(6), 1970.. 1978..
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