修士論文・博士論文一覧｜九州大学 大学院人間環境学府

57-1

図1 摺動部 構成 図2 張力-皿ば 高さ関係

石倉 大暉

序

研究 こ 資源循環 寄与 建築構造

体 乾式 ッ 造制振壁 考案 そ 基

性状 把握 行 ア 厚 金 用

い 制振壁 摺動部 け 入張力 緩和防 や

摺動部一 所あ ア 接触面積 さいこ

課題 い

研究 そ 課題 解消 目的 制振

テ 考案 作製 試験体 繰 返 水 載荷実

験 行うこ そ 基 性状 調べ

摺動部 概要と皿ば 締め付け実験

研究 提案 摺動部 構成 1 示 摺動

部 ッ 壁 接合さ 部 CT形鋼 柱梁

接合さ 部 CT 形鋼 固定用鋼板

ア 金 ボ 用 鋼 材(t12層D22) 丸 形 鋼

(t9層D90) 丸 金 皿 挟 込 M12 寸切

ボ 六角 ッ 締 付け こ 一体化

摺動部 け 入張力 皿 変形量

ネ 測定 締 付け こ 管

理 入張力 決 あ 皿 積 重

組 合わ 方法 1中 ※印 変え 締 付け

実験 行 皿 組 合わ 表1 示

2 摺動部 ボ 張力 入 張力 皿

高さ 関係 示 皿 高さ 皿 1枚あ

値 示 い 2 ADS10 ADS11

ADS20 ADS22 比較的剛性 い範 い

同様 荷重特性 示 い こ わ 繰 返

水 載荷時 摺動 伴うア 金 厚さ変化 影

響 抑え 安定 張力 得 皿 剛性

比較的 く 一定張力 保持 変形 与え

う摺動部 締 付け 行う

こ 摺動部 制振壁 作用 断

力 ッ 割 生 水 力

QCS 既往 研究1) 算定 部CT形鋼

ッ 壁 間 滑 生 水 力QAS 以 (1)式

算定

t

j



：滑 発生 入張力総和

A：壁部材 効断面積

ア

ミ厚座金

全面を接触

摺動させ

乾式

ロッ

造制振壁

繰

返し水平載荷実験

P

N

表1 皿ば 組 合わせ

57-2

図4 水平補強鋼板

. 実験概要

試験体 構成要素 う ン ッ

3 ッ 壁 挿入 水 補強鋼板 4

接合用鋼材 部 CT 形鋼 部 CT 形鋼 固定用鋼

板 5 示 使用 ン ッ

全面圧縮強 圧縮試験 42.0N/mm2 _{あ 接}

合用鋼材 い SS400 黒皮 使用 .

試験体 形状 載荷 置及 変 測定 置 6

示 試験体 ン ッ 長手方向 3

個並べ 長さ 高さ方向 6 破 目地状 組積

こ 壁体 接合部 ン 鋼製門形

前述 制振壁 摺動部 接合 実験

試験体 梁端部 6 白矢印 置 2 ン

ョイン 動的ア ュエ 接合 繰

返 水 載荷 行 加力 振動数0.2Hz

弦波形 片振幅3mm 6mm 9mm 12mm 15mm 18mm

強制変 各5サイ 与え

試験体 構成 7 ,試験体 種類 表 2 示

ッ 壁 各 ボ 与え

1～3 目 7.0kN/ 4～6 目 10.0kN/

摺動部 与え セ 管理

与え 及 摺動部 ボ 締 付

け 数 実験変数 各試験体

さい試験体 載荷 終了 後 摺動部 ボ

φ15

φ15

100

50

50

720

60 120 120 120 120 120 60

100

50

50

355 60 120 120 55

120

60

60

240

60 120 60 50 70120

120

50

70

120

60

60

120

60 60 50 70120

120

50

70

φ16

φ14

φ16

φ14

204 35 134 35

120

77

43

680

40 120 120 120 120 120 40

長孔幅 ：18mm

40 120 120 120 120 120 40 680

120 77

43

204

35

67

67

35

φ22

20

147

45

102

680

150 190 190 150

140

70

70

40

30

680

40 120 120 120 120 120 40

80 80 80

6-φ16

長孔幅 ：13mm

70 70

147

45

102

680

150 190 190 150 680

40 120 120 120 120 120 40

180

30

25

25

25

50

100

6-φ18

3-φ22.1 3-φ12.5

3-φ22.1

試験名

AD061 AD101 AD062 AD151

導入張力 kN 本

6.0kN 10.0kN 6.0kN 15.0kN

摺動部ボ ト本数

1

1

2

1

プ スト ス

総和 kN

6.0kN 10.0kN 12.0kN 15.0kN

皿ば タイプ

図3 コン ト ロッ

(a) 基本タイ (b) 1/2タイ

(a) 水平補強鋼板A

基本タイ

(b) 水平補強鋼板B

(a) 部CT形鋼

(b) 部CT形鋼

(c) 固定用鋼板

図5 接合用鋼材

図6 試験体 形状, 載荷位置及び変位測定位置

図7 試験体 構成

57-3

ア 金 皿 等 交換 次 試験体 作製

行

. 実験結果及び考察

8 水 荷重-変形角関係 9 各サイ

時 水 荷重 最大値 10 各サイ 時 張力

総和 最大値 示 8 前述 QAS QCS

値 示 い 8～ 10 載荷前半 片振幅3mm

6mm 9mm 12mm 15mm 18mm 各5サイ

結果 示 い 8 図 9 け 水

荷重 引張時 圧縮時 負 示 い

回 AD151試験体以外 3試験体 想定 摩擦

面 滑 生 さ こ 8い 試

験体 概 剛塑性型 歴 示 比較的安定

歴 示 9 試験体AD061 ADS101 6mm

載荷 試験体ADS062 9mm 載荷時 水 荷

重 増大 そ 後減少 10 い 試験

体 張力 一定 値 収束 い 6mm 載荷サ

イ 時 範 い 張力 増大 見

こ こ 載荷 初期段階 い 部 CT 形鋼

ア 厚 金 焼 付 生 付着 ア

-30 -20 -10 0 10 20 30

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

実験値 Q

CS

Q

AS

水平荷重

kN

変形角 × 2_rad.)

-30 -20 -10 0 10 20 30

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

実験値 Q

CS

Q

AS

水平荷重

kN

変形角 × 2_rad.)

-30 -20 -10 0 10 20 30

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

実験値 Q

CS

Q

AS

水平荷重

kN

変形角 × 2_rad.)

-30 -20 -10 0 10 20 30

5 10 15 20 25 30

正加力側

負加力側

水平荷重

kN

サイ 数

-30 -20 -10 0 10 20 30

5 10 15 20 25 30

正加力側

負加力側

水平荷重

kN

サイ 数

-30 -20 -10 0 10 20 30

5 10 15 20 25 30

正加力側

負加力側

水平荷重

kN

サイ 数

0 2 4 6 8 10 12 14

0 5 10 15 20 25 30

張力

kN

サイ 数

0 2 4 6 8 10 12 14

0 5 10 15 20 25 30

張力

kN

サイ 数

0 2 4 6 8 10 12 14

0 5 10 15 20 25 30

張力

kN

サイ 数

(b) 試験体AD101 (c) 試験体AD062 (a) 試験体AD061

図8 水平荷重 変形角関係

(b) 試験体AD101 (c) 試験体AD062 (a) 試験体AD061

図9 各サイ 時 水平荷重 最大値

図10 各サイ 時 張力 最大値

57-4

厚 金 ア 間 摺動 水 荷重 張力

増大 考え

11 各サイ 時 歴吸収エネ 示

11 試験体AD061 AD062 与え 変 大

く 歴吸収エネ 増大 試験

体AD101 9mmサイ 時以降 歴吸収エネ

減少 6mm サイ 時 サイ

毎 歴吸収エネ 比較的安定 い

9mm サイ 以降 各サイ い 歴吸収

エネ 歴 進 減少傾向

12 a 試験体 ADS151 水 荷重 変形角関

係 b 張力保持率 累積水 変 関係 写真

1 載荷後 試験体 ADS151 示 試験体 ADS151

想定 摩擦面 滑 生 ッ 壁 多数

割 発生 12(a) ッ 壁 変形

進 水 荷重 QCS 回 こ

ッ 壁 割 発生 考え

12(b) 張力保持率 増加傾向 示 い

こ わ こ ア 焼 付 け

く ボ 中 ア 変形 進 厚 増

考え 壁体 破損さ 張力 維持

最適 入張力 引 続 検討 必要 あ

. とめ

研究 ア 厚 金 全面 接触 摺動さ

乾式 ッ 造制振壁 繰 返 水 載荷実 行い

以 知見 得 こ

1 滑 生 試験体 振幅 増大 伴 水

荷重 徐々 減少 概 剛塑性型

歴 示 .

2 片振幅 6mm 載荷時 水 荷重 増大

ア 厚 金 固定 ボ 張力

維持 見

3 歴吸収エネ 片振幅 6mm サイ

時 安定 そ 後 サイ 重

減少

0 100 200 300 400 500 600 700 800

5 10 15 20 25 30

履歴吸収エ

ネ

N

m

サイ 数

0 100 200 300 400 500 600 700 800

5 10 15 20 25 30

履歴エ

ネ

吸収

N

m

サイ 数

0 100 200 300 400 500 600 700 800

5 10 15 20 25 30

履歴エ

ネ

吸収

N

m

サイ 数

-40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

実験値 Q

AS QCS

水平荷重

K

N

変形角 × 2_rad.)

0 20 40 60 80 100 120 140

0 200 400 600 800 1000 1200

張力保持率

%

累積水平変位 mm

(b) 試験体AD101 (c) 試験体AD062 (a) 試験体AD061

図11 各サイ 時 履歴吸収エネ

(a) 水平荷重 変形角関係 (b) 張力保持率 累積水平変位関係

係 写真1 載荷後 試験体ADS151

図12 試験体ADS151 実験結果

謝辞

研究 遂行 あ 文部科学省科学研究費補助金 基

盤研究 A 課題番号：26242034 研究者代表： 瀬 博

助成 受け 尾 記 謝意 示

参考文献

1) 黒田 亮太郎：摩擦抵抗型乾式組積構造 利用 制振壁

開発 関 研究 九 大学修士論文 2011 2

2) 山口 謙太郎：摩擦抵抗型乾式組積構造部材 設計 性能

九 大学博士論文 2005 2

3) 緒方 智：ア ウ 金 摺動部 用い 摩擦抵抗

型乾式 ッ 造制振壁 繰 返 水 載荷実験 九 大