ステップ 4:波動伝播解析を行い各着目点のピー
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(2) 土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅴ‑386. のピーク値は静的なたわみより小さい.. 0.08 D0. 荷重と波形のピーク値を用いて,これらを準静的. 動的たわみ. 0.07. なたわみと見なして静的逆解析を行う.また,順. D30. 静的たわみ. たわみ(mm). 0.06. 解析に Wave PALS を用いて動的解析を行い,そ のピーク値を用いて逆解析する,それらの結果を. D60. 0.05. D90. 0.04. D120. 0.03. 表-2 に記す.ピーク値だけから層弾性係数と層減. 0.02. 衰係数を推定するのは容易ではないので,ここで. 0.01. D150. 0. は減衰係数の値を表・基層ではその弾性係数の. 0. 30. 60. 90. 120. 150. 位置(cm). 1%,路盤,路床では 0.5%に固定している.表-2 より,静的たわみを用いた静的逆解析結果は表-1. 図-2 ピーク値比較. の層弾性係数と良く一致している.波動伝播解析 で求めたピーク値を静的逆解析した結果は表-1. 表-2 弾性係数推定(MPa). の値と大きく異なる.しかし,波動伝播解析のピ ーク値を用いた動的逆解析は表-1 の結果とかな. 静的たわ. ピーク値. ピーク値. り近い.. みの逆解. の静的逆. の動的逆. 析. 解析. 解析. 表・基層. 7485. 22139. 7612. 路盤. 302. 25. 302. 路床. 60. 261. 60. 表-1 舗装断面と力学定数 表・基層. 路盤. 路床. 層厚(m). 0.1. 0.20. ∞. 密度(kg/m3). 2300. 2100. 1900. 弾性係数(MPa). 7500. 300. 60. FWD 試験は衝撃載荷試験であるので動的逆解析. 減衰係数(MPa·s). 75. 1.5. 0.3. が必要と思われる.しかし,現在静的逆解析が普. ポアソン比. 0.35. 0.35. 0.4. 及している.数値シミュレーションから以下のこ. 4.まとめ. とが明らかになった. 49kN. 0.06. 60. いるのでは,逆解析結果に大きな違いがある.. 50. D30. 0.04. 2) 順解析に波動伝播解析を用いた動的逆解析が. 40. D60 0.03. 30. D90. 0.02. 20. D120 D150. 0.01. 最も優れている.. load(kN). たわみ(mm). 0.05. 1) 順解析に静的解析を用いるのと動的解析を用. D0. 3) ピーク値だけを測定しているとき,順解析に波 動伝播解析,逆解析に静的逆解析を用いるのが良. 10. 0. さそうである.. 0 0. 0.02. 0.04. 0.06. 0.08. 時間(S). 参考文献 1) 小澤良明他:フォークトモデルで構成された 舗装構造の波動伝播解析,土木学会論文集 E 編,Vol.64, No.2, 314-322, 2008. 2) 小澤良明他:波動理論を用いた逆解析による 粘弾性多層体の構造評価,土木学会論文報告 集 E 編,Vol.64, No.4, pp.533-540, 2008.10. 3) 菊田征勇他:複数の時系列データを用いた舗 装構造の動的逆解析,土木学会論文集 No.760/V-63, pp.223-230,2004.5.. 図-1 荷重とたわみの波形. -2‑772‑.
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