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結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科

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Academic year: 2022

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培養ヒトメサンギウム細胞およびヒト臍帯静脈内皮 細胞における単球走化性因子のサイトカイン誘導性 産生とチアゾリジン系薬剤によるその抑制

著者 横山 将嘉

著者別名 Yokoyama, Masayoshi

雑誌名 博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査

結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科

巻 平成13年7月

発行年 2001‑07‑01

URL http://hdl.handle.net/2297/15663

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医博乙第1531号 平成13年3月21日 横山将嘉

培養ヒトメサンギウム細胞およびヒト臓帯静脈内皮細胞における単球走化性因子のサイ トカイン誘導性産生とチアゾリジン系薬剤によるその抑制

学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目

-宏二

林渕尾教授

教授 教授 小馬中論文審査委員 主査

副査

内容の要旨及び審査の結果の要旨

糖尿病,肥満,脂質代謝異常,高血圧などにおけるインスリン抵抗性は腎硬化症や動脈硬化症の危険 因子と考えられており,糖尿病治療の標的の一つである.メサンギウム細胞や血管内皮細胞の産生す る単球走化性因子(monocytechemoattractantportein-1,MCP-1)は単球の遊走活性を介して動脈硬化と 腎硬化症の発症に重要な役割を担っている.近年,インスリン感受性増強・作用を有するトログリタゾ ン(Tro)はインスリン抵抗性の改善により動脈硬化や糖尿病血管障害の進展を抑止しうることが報告 されている.しかし,noが血管構成細胞に直接的に作用し,動脈硬化症の進展を抑制しうるかどう

かは明確ではない.本研究では,ヒトメサンギウム細胞(humanmesangialcells,HMC)およびヒト瞬

帯静脈内皮細胞(humanumbilicalvemendothelialcells,HUVEC)の培養におけるサイトカイン誘導'性の MCP-l産生とTYOによるその抑制を検討した.HMCとHUVECを5,50または500,9/mlの腫瘍壊死 因子-α(tumornecrosisfactor-oLTNFLα)存在下で,1またはl01JLMのTro存在下,非存在下の培地で24 時間培養し,HMCやHUVECからのMCP-l量を測定した.インスリン抵抗性状態や動脈硬化巣で上 昇するTNF-ocは容量依存膜陸にHMCやHUVECからのMCP-l産生を促進した.HMCではMCP-l産 生はコントロールに比しTNFLd刺激により55倍に増加した.Troは容量・依存性にTNF-oC誘導性MCP-1 産生を抑制し,10UMのTroでは49.3%に抑制した.HUVECではMCP-1産生はコントロールに比し

TNF-q刺激により119倍に増加したTroは容量依存性にMCP-1産生を抑制し,1011MのTroでは19.4%

に抑制した.ノーザンブロット解析では,HMCおよびHUVECにおいてTroはTNF-q刺激により増 加したMCP-lInRNAレベルを抑制していた.Troの分子;構造はクロマン環とチアゾリジン環から成 り立っている.クロマン環をもつアルファートコフェロールや,チアゾリジン環はもつがクロマン環 はもたないピオグリタゾンは,ともにTNF-d誘導性MCP-l産生を抑制したことから,MCP-l産生に おけるTroの抑制効果はクロマン環とチアゾリジン環の両者に起因するものと考える.今回の研究は チアゾリジン系薬剤がHUVECやHMCからのMCP-l産生を抑制することによって動|派硬化症や腎硬

化症の進展を抑止しうる可能性を示唆する.

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参照

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