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塩化物を含んだコンクリート中の鉄筋腐食速度に関する実験

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(1)

【論  文】     日 本建築 学会 構造系論 文 報告集 第 435 号

1992 年 5 月 Jonrnal of Struct

 Constr

 Engng 

A星

J,

No

435

 May

1992

塩 化 物

ん だ

鉄 筋 腐食 速 度

実験

EXPERIMENTAL

 

STUDY

 

ON

 

THE

 

RATE

 

OF

 

CORROSION

 

OF

 

REINFORCING

         

BAR

 

IN

 

CONCRETE

 

CONTAINING

 

CHLORIDE

 

ION

佳 寛

* ,

花 栄

 

Yoshihiro

MASUDA

      ,

* *

,松 林 裕

** * ,

 

謙 治

* * ** ,

正 雪

*** * *

Hiroshi

 

HAIVIAE

, 

Yuji

 

MA

 

TSUBA

 

YASHI

, 偸

HARA

   

and 、

Masablufei

 

YASUDA

 

This

 

paper

 reports  the

 results  of accelerated  tesL on the rate  of corrosion  of reinforcing  

bar

 in concrete  which  contalns  chloride  ion

 Experimenta !

factors

 are sodium  chloride  content O

1

0

%/sand  water

cement  ratio (

50− 65

%), and thickness  of concrete  cover (

15− 40

 mm )

 It is cgncluded  that the rate of corrosion  decreases ln inverse proportion to the sqしLare roet  of thickness of concrete  cover

 and  

increases

 

in

 proportion to wate 卜cement  ratio and  sodium  chlor

ide content

  

 

The

 

following

 estmatlon  equation  of the rate of corrosion  

is

ρroposed

    q= 1

C

°

s[

0.

030

NaCl

233wc

− 15.

3

− O.

247

 where  q :rate  of corrosion (%/month     

C

:し

hickness

 of concrete  cover mm

  

NaCl

:sodium

chloride con しent (wt %/sand )      w/c :water

cement  ratio (%)

 Keyworcts ;concrete

 reinforcing  ba厂

 corrosion

 chloride

 water

cement  ratio

 concrete  cover        コンク リ

ト, 鉄 筋, 腐食, 塩化物, 水セ メン ト比, か ぶ り厚さ

1

序  鉄 筋コ ク リ

トの耐 久 性にとっ て

コ ン ク リ

ト中 に含ま れ る塩 化物は

中性化と並んで要な影 響 因子の

ク リ

塩 化ま れ は非 常に腐 食し や す く な り

鉄 筋が 腐 食 す る と か ぶ りコ ン ク リ

トに ひび割れ や は く落を生じ さ せ, 建築 物を劣 化さ せ

る原 因とな る

その ため

鉄 筋コ ン ク リ

ト造 建 築 物の耐 久 性を評 価するうえ で

塩 化 物が含ま れ たコ ク リ

ト中の鉄 筋腐 食 速 度 を 定 量 的に把 握する こと は 非 常に重 要であ る。  コ ン ク リ

ト中の 塩 化物量 が鉄 筋腐食速度に及ぼす影 響につ いてはこれ まで多くの調

実 験が行わ れ

か な り 明 ら かに さ れ て きて い る1)

q } 。 し か し

鉄筋 腐 食量の 経 時 変 化や腐食速 度に つ い て は ま だ十 分定量化さ れ て い るとは い え な いと考え られ る

 この ような ことか ら 本 実 験で は塩 化 物 量およ び水セ メ ン ト比 を変 化させ たコ ン クリ

ト中に か ぶ り厚さを変 え て鉄 筋を埋め込み

高温 湿 潤の条件下で腐食 促 進試験 を行い

コ ン ク リ

トの品 質や コ ク リ

ト中に含まれ る塩 化 物 量が鉄 筋の腐 食 速 度に及ぼす影 響につ い て定 量 的に評 価する こと とし た。  なお

腐 食促 進試験 と併 せて屋外 曝露 試 験 を行っ てい る が

この結果につ い ては別途報告 することと する

2.

実 験 方 法

2.1

  実 験 計 画 (ユ) 鉄 筋 腐 食 要 因  塩化物を含んだ コ ン ク リ

ト中の 鉄 筋腐 食速度に影 響 * 建 築 研所 無機 材 料研 究室   室長

* * セ メダ イン (株 )開発 部  研 究 員 串 林 (株小 野 田 開 発 研 究 所 研 究 員 * * * * 株 }小野 田 開 発 研 究 所 研 究 員 t桝 * * 建 設 省 建 築 研 究 所 無 機 材 料 研 究 室   研 究 員

Head of Inorgaロic Materials Divis{on

  Building Research Insti恤te

Ministry of  Construction

 D【

 Eng

Researc卜 E皿gineer

 Research and DevelQpment Divisiori

 Cemedine Co

 1

td

Researc卜 Engin6自r

 Research and  Development  Laboratory

 Onoda CQrporation

Reseafch Engineer

 Research and Development Laboratory

 Onoda Corporation

Research Engineer

  lnorganic Materlais Division

 Bpllding Research Institute

 Minisしry  of Consけucdon

(2)

を及ぽ す要 因 と して

水セ メン ト比 やスランプ等の コ ン ク リ

トの品 質

か ぶ り厚さ 鉄 筋の品 質や径, 中性化 の有 無

塩 化 物 量などの内 的 要 因およびコ ン クリ

ト中 へ の塩 化 物の侵入経 路

温 湿 度 等の環 境 条 件な どの外 的 要 因が考え ら れ る

本 実 験は

この う ち塩 化 物 量

水セ メ ン ト比お よ び かぶ り厚さの内 的 要 因を取り上 げ

高 温 湿 潤 条 件で食 促 進 試 験を行い

これ らの因の影 響を 調べ るこ と と し た

ま た

般の 建築 物 にお け るコ ン ク リ

トの中性化 進行の況 を シミュ レ

トす る た め

試 験体の表 面か ら深さ約 15mm まで あ らか じ め促進試 験 によっ て中性 化さ せ た

た だ し水セ メ ン ト比 50% の試 験体につ い て は実 際の状 況 を考 慮し, かつ 促 進 試 験 時 間 の関係も あっ て約

10mm

ま で と し た

 鉄 筋腐 食要 因の水 準 を表

1に

塩化 物 量

水セ メ ン ト比お よ び腐食促 進 試験 期間の 組み合わ せ を表

2に示 す

1

2にお け る塩 化物量 0% は

セ メ ン ト

混和 剤か ら導入 さ れ る 塩化 物 以 外の塩 化は含ま な い もの であり, 全く無 塩 とい う わ け で は ないが,

C1一

イ ォン で 0

05kg /mZ 未 満であ り

鉄 筋 腐 食に対し て塩 化 物の影 響は無 視で きる と考え られるもの である

塩 化物 量 0

3%は

塩 化 物 量 0%の もの に水 洗い をして いな い海 砂を用いた場 合に細 骨 材か らコ ンク リ

トに導入 さ れ る 塩化 物量 (0

3%NaCl /砂 換 算 )を 加 えた もの で あ る。 塩 化 物量

1.

0

% は

実 態 調 査 1お け る 塩 化 物 量の ほ ぼ最大値を

NaCl

/砂換算でし た も のであ る

ま た

1

2にお け る水セ メ ン ト比の 範 囲

通 常の 建 築 物に用い ら れ るコン ク リ

トの水セ メ ン ト比の範 囲 を対象と し た も のであ る

(2) 実 験 手 順  実 験の手 順を図

1にす。 試験体は材令 2日で脱 型 し

材 令

3

週 まで湿布 散 水 養 生し, 材 令 4週 まで恒 温 恒 湿 室に放置 し

その間に試 験 体の上下端 面 をエ シ樹 脂で シ

ル した。 そ の 後 温 度 30℃

湿 度60%

RH ,

CO

,濃 度5%の条 件で中 性 化 促 進を行っ た

  中 性 化の進 行 状 況は

同じ水セ メ ン ト比の モニ タ

用 の試 験 体を順 次 切 断 して調べ た

水 セメ ン ト比 が

55

65 試 験 体に つ い て

用 試験体中性 化深 さが 15mm に達し た時 点で中性化促進 試験槽か ら 試 験 体 を 取り出し 腐 食 促 進の開 始まで温度 20℃

湿 度

60

RH

の恒 温 恒 湿 室に保 存 し た。 ま た水セメ ン ト 比が 50% の試 験 体につ い て は

時 間の関 係も あっ て水 セ メ ン ト比55% の試 験 体と ほ ぽ同 時 期に取り出し た。 水セメ ン ト比 50% の試 験 体の 中 性

f

匕深さは 10mm 程 度であっ た

中 性 化 促 進 試 験の期 間は約 6ヵ月 間であ る が 途中試験 機の障で中 断 し た 期 間があ り, 腐 食 促進 試 験の開 始は材 令 約9 ヵ月であっ た

  腐食促進試 験は

材令約 9 ヵ月か らス テン レス製の容 器 中に試験 体を 入 れ

それ に接しない程 度に水 をは り

一 20 一

一1

鉄 筋腐 食 要 因の水 準 要 因 水    準 塩化物量 注) 0

0

1

0.

3,0.

5,

LO 冤 水セメン ト比

50,55,60,65

% か ぶり厚さ

15

20,30,40

  試験 条件

60

℃飽和水蒸気 中 注 )

haCl

対砂重量比 表

2 塩 化物量

水セメン ト比お よび腐 食促 進 試 験 期 間の組 合       せ 塩 化物 量(紛 ”/

C

(紛

00

10 .

3

α

5LO

50

工 1 皿 皿

55

11

皿 皿

6011

∬ 皿

6511

皿 皿

注)腐 食 促進 試験期間      

1

 : 

3,

 

6,

 

13,

 

18,

 

24

ヵ月     ∬ :

1

3

6,13,

18

月     皿  : 

0.

5,

 

1,

 

3,

 

6,

 

13

ヵ月 試 前 恒 上 腐 養 温 下 験 生 恒 湿 端 中性 化 食 ( 面 体 湿 室 エ

促 進 製 布 散 内 放 キシ 樹 試 験 恒 温

水 置 脂 恒 験 作 ) 湿

1

保室 ル 存 内

           約

9

ケ月       図

1 実験の手 順 コ ンク リ

ト打 込み方向

广

嚠 腐 食 量 計 測

EgSW

。嚠

脇 茄

ト ・ ボキ

〆 鉄筋 厂

…一

尸劉

}’

….

…1…….

…}}

1−…

1

多:;

二:漏

・一

   

:羸二

二二

玉 }

_

_

    

_

_

_

_

_

___

_

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_

_.

8

F−’

 

 

一’

1「

 

1「

L

_

_一一

  

 

一.

 

 

 

ニニ

:「

1.

1』

::        」 12za2411

1− 12  図

2 試験体の形状

寸法

(3)

裏に ゴム を貼 っ た 蓋 を 万 力で締 めつ けて密 閉 し

容器ご と 温度

60

℃ の炉 に 入 れ

容器のが水 蒸 気で充 満す る よ う な条件をつ くっ て行っ た。 腐食促 進 試 験の条件の位 置付 けにつ いては別途 行っ てい る 屋 外 曝 露 試 験の結 果 と を併せて討す ること と す る。 (3 ) 試 験体の形状

寸 法  言鵡 剣本の形状

寸法 を図

2に示す

2.

2

使 用 材 料お よ びコ ンク リ

トの (1) 鉄  筋

     

 鉄 筋 は

,JIS

 G 3n2 (鉄 筋 コ ンク リ

ト用棒鋼 )の

SR24

実験 当時)の規 格品で

φ

13mm

の丸鋼を用い た

鉄 筋は酸 化 被 膜 (黒皮 )付であ り

コ ン クリ

ト打 ち 込み前に ア セ トン で脱 脂して用い た

2

) コ ク リ

の材 料   コ ン ク リ

トの材 料は以 下のとおり である。   セ メ ン ト

普 通ボル トラン ド セ メ ン ト   細 骨 材

川 砂 (産地 :大 井 川

色乾比重 2

58

吸 水 率 1

42

 粗米立率2

72}   粗 骨 材

砕 石 {産地 :胃 梅 産

絶 乾比重2

64

吸 水 率 0

73

 粗 粒 率

6.7

i

)   練 混ぜ水

水 道 水   混 和 剤

AE 剤    塩 化 物 量 調 整 試 薬

NaCl

級試 薬 ) (3) コ ン クリ

トの調 合お よ び性質  コ ンク リ

トの調 合 と 性 質は表

3 に示 すとおり であ る。 2

3 評価項目 (1) 鉄 筋の発 錆 面積 率

  トレ

シン グペ

に錆の状 況 を 複写 し, 錆の部分 をすべ て黒 く塗りつ ぶ して

面 積 自動 測 定 装 置 を用い て 発錆 面 積 を 測 定し

発 錆 面 積 率 s を算 出した

2

) 鉄 筋の量減少率  クエ ン酸 2ア ン モ ニ ウム水 溶 液に よ り鉄 筋の 錆 落し を して鉄 筋質量

W

を測 定し

最 初の 質量

W

。か らの減少 表

一3

 コ ク リ

トの調 合と性 質 水セメ ント比 (沿 塩化 物量 (沿 儲 材率 佛) 単位

セメント量 (  /m3) 単位

( ん3) スラ ンプ (cm> 籤 量 (沿 麟 σ 20 (kgf/  り

500

30

10

51

04437018517

Ol7

Ol6

516

0

4.

84

64

64

1

414416412421

55040

30

51

04533618518

51 &

017

517

5

4.

54

84

54

2

353353352362

6D00.

10

30

5463G818519

018

518

017

5

4.

74

54

34

4

290291294286

650040

30

54828518519

018

518

517

5

4.

74

64

85

0

252242240258

量を求め ジ式 (1)を 用い て質量減 少 率を 算 出 した

鉄 筋の質 量の測 定は電 子 天 秤 を用いて

O、

 Ol g まで測 定し た。       隅

w       100

s                          

t…

(】      Aw

       ×100

ω sX      

100

こ こ で 

4

ω :質量減少 率 (%)

     Wo

:最初の筋の 質量 (9)       

W

食 促 進 試 験 後に錆落し を し た鉄 筋の質          量 (9)       ws :黒皮 (酸化被 膜 )の量 百 分率 (%)       s :発 錆 面 積 率 (% )   式 (1)に おいて黒 皮の質 量 百 分 率 ω

別途 測 定 し て求めた 0

52 % を 用

い た。 ま た式 (1)に お い て AtV が負の値に な る場 合は

質 量 減 少 率は 0 とした

3.

実 験 結 果 3

1  発 錆 面 積 率

 

進 試験期間と 発錆面積

の 関 係を図

3に示す

図 の中で

半 分 黒く 塗りつ ぶ した 点 は鉄 筋に沿っ て最 大 幅 0

04mm 以 上

0.

1mm 未 満の連 続し たひ び割れ が発 生し た ものを 示し

ま た黒く塗 りつ ぶ し た点は幅O

1mm 以 上の ひび割れ が発 生 じた もの を示 し て い る

  発 錆 面 積 率は

全 体 的に試 験 期 間が長く な るにつ れ て 増大す る傾 向に あ る が

塩 化 物量 によっ て そ の傾 向は異 な っ てい る

塩 化 物 量 が 0 %

e

3 % の場 合 は

塩化 物 量 が多いほ ど

水セ メン ト比 が大きいほ ど

発 錆 面 積 率 も大き く なっ てお り

従 来の常 識と は外れていない

し か し塩化 物 量が 0

5%

0% の場 合は 全 体 と しては 塩 化 物 量が多い ほど, 水セメ ン ト比が大きい ほ ど

発 錆 面 積 率 も大き く なっ てい るが

個々 の例 を比 較す る と

必ず しも塩 化 物 鍛の 多い ほ う が発 錆 面 積 率が大きい とは 限 ら ず, また水セ メ ン ト比の大 きい ほ うが発 錆 面 積 率が 大き いとは隈 らな い場 合が認 めら れ る

こ の理 由は今の ところ明らか で はないが, 塩 化 物 量が多い場 合に高 温で 腐 食 促 進 試 験 を行うと常 温で腐 食 試 験 を行う場 合 とは異 な っ た腐 食 生 成 物がで き た り

錆の形 態が違っ て く る た め に

発錆 面 積 率に逆転 現 象が 生 ずる こと も考えら れ る

  次に

水セ メ ン ト比が60

65%の場 合は

発錆 面 積 率 70 %程 度か らひび割れ が 発生し 始 め る が

発 錆 面 積 率 が

80

% 以 上に なっ て もひ び 割れ が発生してい ない もの も多い

これに対 して水セメン ト比が 50

55 %の場 合は

発 錆 面 積 率 50% 程 度か らひ び割れ が発 生 し始め

発 錆 面 積 率が80 %以 上になる と ほ とん どの場 合ひ び割れ が発 生し てい る

こ の理 由と して

水セ メ ン ト比が大きい場 合は小さい場 合に此べ て鉄 筋 周 囲の コ ン ク リ

トの組 織が疎と な り

腐 食 生 成 物がコ ン ク リ

ト の組織の 中に染み込み や す く

腐食生成 物に よ る膨 張圧 が高く な らず

その た め発錆面積率が大き く なっ て もひ

一 21 −一

(4)

び割れの発 生 が少な かっ たものと考え られ る

 ところで

塩 化 物 量が少な い場 合に は

発 錆 面 積 率が 40

60 %程 度に な る と そ れ以上は あ まり増 加し な く なって しま うが, 塩 化 物 量 が 多い場 合は

比 較 的 短 期 間 に発 錆 面 積 率が 80

100 %に達し て しま う

そ の ため

鉄 筋の腐食がそれ以 上 進行すると, 発 錆 面積率で は評価 しに く く な り, その後は質 量 減 少 率 を 指 標 として評 価す る ことが必 要になっ て くる と考え られ る

3

2  質 量 減 少 率   促 進 試 験 期 間と鉄 筋の質 量 減 少 率との関 係 を 図

4に

oo

80

60

40

00

〕  

1

80

60

40

20

100

80

60

40

20

000

発 錆 面 積 率         

80

60

1

    %

40

20

0

示す

ま た図 中の記 号は図

一3

と同 様に

ひび割れの有 無 お よ び その最 大 幅に よっ て分けて い る。   鉄 筋の量減 少 率 も

全 体 的に促 進 試 験 期 間が長く な る につ れ て大す る傾 向に あ る物量 が

O

− o.3

% の場 合

塩化 物量 が多い方

水セ メ ン ト比 が大き いが質 量 減 少 率は大 きく なっ て いる。 しかし壊 化 物 量 が0

5%の 場 合は

必ず しも 水セ メ ン ト比の 大きい方 が質量減 少 率が 大 きく は なっ て い な い こと が認め ら れ る。 この理由も今の とこ ろ明ら かでは ない が

発 錆 面 積 率の ところ で述べ た よ う に

塩化 物量 が多い場 合に高 温

0612

824

か ぷ り厚 さ (田 四》 り     し       し       し

v

1

」 び JJ び JJ び 」

4

00

ひ 00 ひ

00

00

脚 伽

 

 

伽 ) Φ   口 凹 コ ム ム ▲ ▽ ▽ ▽

O

 

O

  

6

  

12

 

18

 

24

 

0

  

6

  

12

 

18

 

24

 

0

  

6

  

2

 

18

 

24

 

0

  

6

  

2

 

8

 

24

      促 進 試 験 期 間 (月 ) 図

3  促 進 試 験 期 間と鉄 筋の発 錆 面 積 率

22

(5)

で腐 食 促 進 試 験 を行 うと常 温で腐 食す る場 合とはなっ た腐 食 生 成 物が出 来た り

錆の形態 が 違っ て く るこ と が 考え ら れ る

 次に

ひび割れの生状に つ い てみる と

水セメ ン ト比 が

60〜65

%の

質量減少率

2

% 程 度か ら ひ び 割れ が 発 生 し 始 め る が

質 量 減 少 率が 3% 以 上に なっ て も ひび割れ が発 生して い ない もの も ある

こ れに対 し て水セメン ト比 が

50〜

55%の場 合は

質 量 減 少 率1

5%程 度か ら ひ び割れ が発 生し始め

質 量 減 少

5

4

3

コ  

ユ     む   ら

4

3

2

5

4

3

2

1

   

05

   

4

    nj

 

2

1

0

率が 2

5% 以 上に な る と ほ と ん ど ひび割れが 発 生 する よ うにな る

こ の理 由も

発 錆 面 積 率の ところ で述べ よ うに

水セ メン ト

比が大きい場合は小さい場合に比べ て鉄 筋 周 囲の コ ン クリ

トの組 織が疎な ため, 腐食生成 物が コンク リ

トの組 織の中に浸 透し や す く, 腐 食 生 成 物による膨張 圧が高く な ら ないためと考え ら れ る

 と こ ろ で 質 量 減 少 率は

発 錆 面 積 率の よ うにある値 に達 する とそ れ以 上 増 大し な く な る とい うこ とはな

,.

と く に塩 化 物 量が大き い場 合は促 進 試 験 期 間に対する質        

8

7

6

5

4

3

1

0

 

0

  

6

  

12

 

18

 

24

0

 

0

  

6

  :

2

 

18

 

24

 

0

  

6

  

12

 

18

 

24

 

0

  

6

  且

2

 

18

 

24

 

0

  

6

  

12

 

18

 

24

り厚 さ (

mm

     促

進 試 験 期 間 (月 )

4 促 進 試 験 期 間と鉄 筋の質 量減 少 率の関 係

23

(6)

量 減 少率の増 加は止 まら ない こと が 認め ら れ る

塩化物 量が少な い場 合は錆が主と し て鉄 筋の表 面 方 向に広がっ て進 行し

ある程 度の とこ ろで平 衡 状 態になっ て進 行が 非 常に緩 慢にな るの に対し

塩 化 物 量が多い 場 合に は錆 は表面 方向だ けでな く 深 さ方 向に も進 行し

いつ ま で も 平 衡 状態に達 し ない で進 行が続 くもの と考えられる

4,

考 察 4

1

 ひ び割れ と腐食速度  

般に

コ ン ク リ

ト中に あ る鉄 筋の腐 食 速 度は コ ン ク リ

トに ひび割れ が 発 生 す る前と後とで変 化し ひび 割れ が発 生す る と腐 食 速 度は大き くな り

ひび割れ幅が 大き く な る と腐食速度も著し く大き く な るこ と が指 摘さ れてい る1)

ひ び 割れ が 発 生 し た時点 が分かれ ば

ひび 割れ 発生後の腐食速 度を求め るこ と がで き る。 し か し

本 実 験では鉄 筋 腐 食 度の測 定のた め に試 験体を取り出し た とき に ひび割れ の観 察 を行っ てい るた め

ひ び 割 れ が い つ し た か

また ひび割れ幅が どの よ うにし た か を特定す ること は困難で あっ た。 ま た

鉄 筋 腐 食 度の 測定にあ たっ て試験体を破壊し て い る ため

,一

つ の試験 体で ひび割れ発生前 後の腐 食速度が どの よう に化す る か を測 定す ること は不 可 能で あ る。 そ こ で

本 論 文で は 腐食速 度に大きな影 響を及ぼ さ な い と考え られ る ひび 割 れ幅に な る以 前の腐 食 速 度につ い て評 価す るこ と と し た。 その場 合

どの程 度の ひび割れ幅の もの ま でを対象 と す る の か が 問 題と な る

4に よれ ば

鉄 筋の質 量 減 少 率に は かなり大き な ばらつ きが あ り ひび割れ幅が

0,

lmm

未 満の場 合は

ひ び割れの影 響はば らつ きの な かにか く れて し まっ て い る とい え る。 また

ひび割れ幅 が 0

1mm 以 上に な る と鉄 筋の 質量 減 少 率 が非 常に大き く なっ て いるものが 多い こと が認め ら れ る

そこ で

幅 0

1mm 以 上の ひび割れ が発 生してい る場 合は除外し

そ の他の鉄 筋につ い て

そ の平 均 的な腐 食 速 度を 求 めて 評 価 すること とし た

4

2

 ひび割れ発 生 前の腐 食 速 度   図

4か ら鉄 筋の質 量 減 少率は大き な ば らつ き は あ る もの の

促 進 試 験 期 間に対して ほぼ直線的に変化し てい る こと が認められる

そ こ で

鉄 筋の 腐 食 速 度は促進試 験 期 間と質 量 減 少 率との関 係 を 直線で 近似し

その傾き を 臠 食 速 度 とする こととし た

 とこ ろで

促 進試験 開 始 以前の前 養 生 期間 や促 進 中性 化期間にも 既 に食が進行し てい る こ と が考え ら れ る

そこ で

まず促 進 試 験 開 始 時の質 量 減 少 率 を 求める こと とし

鉄 筋の質 量 減 少 率△ω (%)と促 進 試 験 期 間t(月 ) との関 係を 式 (

2

)で近似し

切 片 w。を求め た

     

Azv=

q

t十ω o

”……・

……・

………・

…………

(2) こ こ で   Aw :量減 少 率 (%)

24

   q

:腐 食 速 度に相 当す る速さ (%/月 )     t;促 進 試 験 期 間 (月 〉    ω。:促 進 試 験 開 始 時の質量減 少 率 (%)  その w。の 値は負の 値を と るこ と も あっ て ばらつ き が非常に大 き く

ま た促進試験中の食 速 度との 性も見い だせ な かっ た

そこで, 促 進 試 験 開 始 以 前の前 養 生 期 間や促 進 中 性 化 試 験 期 間に何らか の係 数 をか けて 促 進 試 験期間に換算する こ と と し た

こ の よ うに す れば 促 進 試 験 期 間 中の腐 食 速 度と前 養 生 期 間 中に進 行し た腐 食 量とが関連付け ら れて評価で き る

 前 養 生 期 間や促 進 中性 化試験 期 間を促 進 試 験期間に 算す る た めに, 式 (

2

)に おい て

Aw =0

と な る t

t。 を 求め た

t

前 養 生 期 間

促 進 中 性 化 期 間お よび 恒温恒湿室にし た期間が進 試験期間のヵ月に相 当す る かを見る もの で あ る

。t

。も非 常に大き な ば らつ き をもち

,−

165か ら 3

62の範 囲に あっ たが

促 進 試 験 期 間まで の材 令が 9 ヵ月で ある こ とか ら

9≦t。<0 の 範 囲に 入 るもの だけが意 味をもつ とい え よう。 tD<

− 9

あ るいは

t

。≧

0

と な るの は塩化物量 が少ない場合に 多 く

これ ら は質量 減少率 も 小 さい た めにその ご く わず か の誤 差に よっ て

to

9や

to

0

と なっ た もの と考え ら れ る

。−

9

to

0

囲 に 入 る もの は

64

の デ

タの う ち 42で あ る が

その 央 値 は 全 64 デ

タで は2

0

42 デ

タで は

2.

Zと ほ ぼ同 じで あっ た。 そこ で

促 進 試 験開始前の期間を促進試験期間に換 算す る の に

この 中央値の 2ヵ月を とり

5に示す よ うに

これ を促 進 試 験 期 間にえ, 実 際の促 進試験 期 聞+

2

ヵ月を等 価 な促 進 試 験 期間 と し て

以 降これ を 用い て解 析 を進め る こと と し た

 上記の検 討を踏ま え て

質 量 減 少 率 △ω と こ の等 価 な促 進 試 験 期 間 tとの関 係を式 (3)で近 似し

そ の 傾き を腐食速 度 q (%/月 )とした。      

Aw

= qt

………・

…・

…・

………・

………・

…・

3

こ こで

  q :腐 食 速 度 (%/月)  

t

価な促 進 試 験 期間 (月 ) 欟

( 間 期 験 試 進 促 な 価 等 → 図

(7)

3      

2 0           0   腐 食 速 度         10 1       0 α % / 月 靄 且

  0

 

 

 

 

l

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1  

9 

0

  量   物

ー 1 : ー コ 聖 8

璽 ー

1

ヒ ー {

°

1

°

1

°

1

°

1

°

1

°

1

°

φ

1

050 ロ fi5 △ 60 × 6fi 以〕  30  4010  以〕  30  4010  20  30  4010  20  30  4010  20  30  40     か ぶ り厚さ (mm

6 か ぶ り厚さ と腐 食 速 度の関 係  

  (腐 食 促 進 試 験 期 間+2 ヵ月 ) 4

3

 腐食 速 度に及 ぼ す かぶ り厚さの影 響  か ぶ り厚さ と腐食 速 度のを 図

6に示す

こ の 図 か ら

腐食 速 度は か ぶ り厚さ が大き く な るに従っ て減 少 す る傾向にあ る とい え る

ところで

塩 化 物 を含むコ ン クリ

ト中の鉄筋腐 食速度が 外部か らの酸素や水分の 供 給に左 右さ れ

鉄 筋 表 面へ の酸 素や水分の供 給量 が式 (4 )に 示 す

Fick

の法 則に従う拡 散によっ て定ま る と すれば

鉄 筋の腐 食 速 度は か ぶ り厚さ に反 比 例す る こ と にな る

   

Q

8

・t

………・

………・

(・) こ こで

     

  dQ :時 間 dt に深さ方 向に直 角な面 積 F の 面 を 通        し て深さ C に到 達す る酸 素また は水 分 量    

D

:拡 散 係 数    

F

:面 積    

C

:コ ン ク リ

トの か ぶ り厚さ    

Q

:コ ン クリ

ト表 面に おける酸 素 ある い は水 分 量  しか し実 際の コ ン ク リ

ト で は

多 孔 体で あ る セ メ ン トゲル の表 面に酸 素や水 分の

部が吸 着さ れ る ことも考 え ら れ

その場 合に は 必 ず し も Fick の法則に従わ ない た め

鉄筋の腐食速 度も かぶ り厚 さに反 比例し ない こ と と な る

そこで

かぶ り厚さ と腐 食 速 度の関係につ い て 式 (

5

)を 用い てべ 乗 近 似 を 行っ て み た

     q

α(1/

C

)b

−t…

 

一・

 

一・

 

一・

 (5) こ こで

 α

δ:実験 定 数    

C

:か ぶ り厚さ (mm )  こ の結 果

得 られ た 指 数

b

の値を表

4に示 す

4 によ る と

b

の値は

水セ メン ト比別にみ る と

65

% の 表

4  係 数 bの値 塩化物量 (%) 水セメント 比

G900

10 .

30 .

51

50

1.

5070.

313

α

2740.

384

55

1

159α225α0210

058

60

α

5250.

4680.

Ol50.168 〒

65L60DL6610

6330.

523 一

総平 均

0.

596

時に最 も大き く

次い で 50%の 時に

大き く

60%の 時に最 も小さ な値となっ て い る

わの値が水セ メ ン ト比 に よっ て影 響さ れ るとす れC4

水セ メ ン ト比が小さ く な れ ば

b

は大

水セ メ ン ト比が大き くなれ ば b は小 と 考 え る の が妥 当で ある

なぜな らば水セ メ

ン ト比が小さ く な る と酸 素や水 分が深い ところ まで到 達 し に くく な る た め

腐 食 速 度の減 少はか ぶ り厚さの増 加に対し て急 激に な り

逆に水セ メ ン ト比 が大きい場 合は

酸 素や水 分が コ ンク リ

トの 深いとこ ろ まで到 達 し や す く なり

かぶ り厚さ の増 加に対す る腐食速度の減少が緩慢に な る か ら で あ る

し か し

今 回の実 験 結 果で は こ の よ う な傾 向は 明瞭で な く

水セ メ ン ト比の違い に対する

b

の値を特 定す ることは困 難であっ た

 次に

指 数

b

に対する塩 化 物 量の 影 響 をみ る と

塩 化物量が大きく な る に伴っ て b の値は小さくなる傾 向 が見受け ら れ る

この 理由と して, 本 実 験で取り上げ た 範囲では

塩化物量 が多い場 合に は か ぶ り厚さ が大き く なっ ても そ れに よ る 腐 食 抑 制 効 果 が 十 分に表 れ ないと考 え ら れ る

し か し

塩 化 物量 と

b

の値につ いて も ば ら つ き が大き く

その関 係 を明 確にす ることは困 難であっ た

 以

ヒよ り

こ こでは

b

の値と して全 体の平 均 値を 用 い る こ と と し

計 算の簡 略 化の た め に

b=

0

5と するこ とと し た

 こ れ に関し て

さ らに検 討を加え る と, 腐 食 速 度に対

する か ぶ り厚さの影 響につ い て

森 永 氏は か ぶ り厚さの 2乗に反比例する と して いるv

森 永 氏の実 験は曝 露 試 験であり

本 実 験の よ うに促 進中性化 を行っ て お らず

また

か ぶ り厚きの範 囲と して 4

 

37

 mm と非 常に小さ い範 囲までを含んで いる

 腐 食 速 度がか ぶ り厚さの

2

に反 比例す る か, 単に反 比例する か

あ る い は平方 根に反比 例す るか のい ずれが 実 験 結 果に適合し や すいか は

対 象と する か ぶ り厚さ の 範 囲に よっ て も異な る と考え ら れ る

か ぶ り厚さが非 常 に小さ い分 を含めて検 討する場 合は

か ぶ り厚さ が大 き く な るこ とに よっ て急 激に腐 食 速 度は小さ く な り

そ の場合は

2

乗に反 比 例す るとしたほうが妥 当か も しれな い

しか し本 実 験の よ うに極 端にか ぶ り厚さ が小さい部

一 25 一

(8)

分 を 対 象か ら除 外し た場 合や

塩 化 物 量が多い場 合で は

か ぶ り厚さの 2乗よ り も む し ろ小さい数に反 比例さ せ た ほうが よ り よ く適 合す るのではないか と考え ら れ る

ま た

以 前

建 設 省 建 築 研 究 所で行われた塩 害 建築 物の 実態調査に おい ても

腐 食 速 度は か ぶ り厚さ の平 方根に ほ ほ仮 比 例す る とい う結 果が得 られて い る31e

4.

4

 腐食速度に及ぼ す水セメ ン ト比

塩 化 物 量の影 響

 

こ れ まで の検討に よっ て

腐食 速 度 を

q

 =A

co’

5 と 表すこと と す る。 水セメン ト比 別お よ び塩 化物 量 別に こ の

A

を最 小

2

乗法を用い て求め る と

一5

お よ び図

7

〜8

よ う な る

8は 塩化 物量 が0

5 場合にセメ ン ト比 60% お よ び 65%の値が低い こと 表

5 係 数A の値 塩 化物量 (%) 水セメント 比

G900

10 .

3

α

51

50

一 o.

〔崩

0.

2610.

5770.

920

55

0

127α4260

632ユ

372

600 ,

0570.168q634

α

520 一

650 .

〔〃

20.

210

α6300

742

1.

5

1.

2

AO ・

9

0.

6

O,

3

0

 

0

 

e。

2

 

0.

4

 

0、

6

 

0,

8

 

1

       塩化物量 {%) 図

7 塩 化物 量とA 値の関 係

L5

亅 水セメント比 儒) ×;50O ;55 口:60 △:651

5

1

卩 … ; 亞 1 「

1 1   

1.

2

AO

9

O.

6

0.

3

26

 

0

 

50

     

55

     

60

     

65

        水セ メ ン ト比 (% ) 図

8 水セメン ト比とA値の関 係 が認め られ るが

全 体 的な傾 向とし て腐食速度を表す係 数

A

塩 化 物 量および水セ メ ン ト比に対 し

共に直 線 関 係にあ ること がうか が え る。  また

係 数 A につ い て塩 化 物量 と水セ メ ン ト比の 交 互 作 用の有 無を検 定す る た めに

塩化物量 0

1

O

5%, 水セ メン ト比

50− 65

% の囲に おいて分 散 分 析 を行っ た結果を表

一6

に示す

この表か ら塩 化 物 量お よび水セ メ ン ト比の 互作用は危 険 率 1% で有 意と な る こと が わ か る

 そこ で塩 化 物 量 (% 〉 を

X

, 水セ メ ン ト比 (% )を

Y

と しtX と

y

X ・

y との 3 変数 を 説 明 変 数とし, 係 数

A

を 目的変数と し て重回帰分析 を 行っ た ところ 式 (6 )お よび 表

7を得た

     

A

= =

O.

03X ・y −

0

3459X 十 〇

007 

y −

O

354

    

=0.

03

X

十 〇

23)(

y −

15

3>

− Or247・・・・・・…

 (

6

)  な お

式 (6>は 0≦X ≦0

1

50≦

Y

≦65の範 囲で 適用で き る

4

5 腐 食 速 度 推 定 式および腐 食 速 度の試 算  以上の検 討によっ て腐 食 速 度は 式 (

7

)の よ う に表す ことが できる

 

 

 

q

ta

[・… (・・

Cl

・… 3・)(・ノ

C −

・5

1

… 4・]        

 

77・

 

r・

7・

 

一・

 

r7・

P・

 (7) こ こ で

q食 速 度 (%/月)(質量減少率)    NaCl :塩 化 物量 (%)(

NaCl

/砂換 算 )    WIC :セ メ ン ト比 (% }        

C

;か ぶ り厚さ (mm  こ の式をもとに腐食速度 q を試 算して実 験 値と比 較 し た もの が 図

一9

で あ り

こ の と きの標 準誤差は0

e28 (% /月)と な り

よく近似し てい るこ とが わ かる

i −

6 分 散 分 析 表 要 因 平方和 自由度 不変分散 分散比 検定 脇 水セル ト比 D

31030

1039

031 牌 a697 塩 化物 母 2

1922LO9695

912 綿 68

522 水セメシト比X塩 化物 量 D

25360

042a585 牌 臥815 誤差E 0

411360

011 16

966 合 計

3,

16647 検定結果勒 :1%有意

  

し 表

7 重 回 帰 分 析の結果 説 明変数 偏回帰係数 標準回帰係数 t値

X

α

459

389

432

Y

α

007

G,1060

866

X

×

Y

α

030

1.

3691

572

目的変数      : A 定数項       :

−0.354

残差平 方和 (

SE

)   :

0,140

眉重オ租昌嗣

f

繖 (R)      : O

965  :

0.

930

:0

913

 :

0.

898

 :

12

000

腱 ζD票璋鞴冒差       : 

0,108

(9)

0

4 0

3       21         1       0                

 

0 腐 食 速 試 算 値 % / 月 00 0

1    0

2    0

3    0

4          腐 食速 度 実 験値 %/ 月 図

9 実 験 値の腐 食速 度と試算値の食 速 度の関 係  ところで

腐 食速度は

般 に単 位 時 間お よ び単 位 面 積 当た りの量減少 (mg /mm1 /

day

な ど)でさ れる。 そこで

今 回の験結果を単 位時間お よ び単 位 面 積 当た り の質量減少で表す と以下の よ う に な る。   直径

dmm ,

長 さ

Lmm

の 鉄 筋の表積を

S,

質 量を Wo と す る と

鉄 筋のをρと して      

5 =

π

dL ……・

…………・

…………・

……・

(8)  

 Wo

π

diLp

/4

 

一・

…一・

 (9} であ る。 質 量 減 少 率が ムω (%》であ る か ら

単 位 面 積 当た りの量減少は     

Wo

× ∠

lw

/lOO/

S

dpAtV

/400

 

9

(10) と なる

本実験に おける食 速 度q は AtVを期間 tで 割っ た もので あ るか ら, 単 位 面 積 当た りの質量減少速度 を 求める に は q

d

ρ/400を乗ず れ ばよい

すな わ ち

直 径 dmm の鉄 筋の単 位 表 面 積 当た り の 腐 食に よる質 量 減 少 速 度 q。 は

鉄 筋の 密 度 をp

7

8 mg /mm

z とす ると以 下の よ うにな る

q・

1

95d

(mg /mm2 /month )

……・

(11)

5,

結  論   本 実 験は

水セ メ ン ト比 を50

65%

塩 化 物 量 を0

1

0 NaC レ砂 換 算 )に変 化さ せ たコ ン クリ

ト中 に

か ぶ り厚さを15

40mm に変 化さ せて鉄 筋 を埋め 込み

60℃ の飽 和 蒸 気 中で促 進 試 験に よっ て鉄 筋腐食 速 度 を評 価し た もので あ る

本 実 験の範囲 で, その結果 は以 下の よ うにま とめ られ る

(1) 鉄筋腐食度の評価におい て

と くに塩化物量 が多 い場合は, 比較 的短期間に発錆面 積 率が

80〜100

% に 達す る た め

そ れ以 上の腐食の進行を発錆 面積 率で は評 価で き な く な る。その た め,腐食が あ る程 度 進 行し た ら

発 錆 面 積率よ り も質量減少率を指標と し て評 価す る ほ う が適切で あ る

(2) 鉄筋の腐食速 度はク リ

ト中の塩 化 物量の 増 加に伴い お お むね直 線 的に増 大する

(3) 鉄 筋の腐 食 速 度は

コ ン ク リ

トの水セ メ ン ト比 の加に伴いお お む ね

線 的に増 大す る

(4 > 鉄 筋の腐 食 速 度は

か ぶ り厚さ の平 方 根に お お む ね 反 比例する。 (5) 本 実 験で対 象と し た水セメ ン ト比

塩化 物量 お よ びか ぶ り厚さ の範囲で は

温度

60

°

C

の飽和水蒸 気 中に お け る腐食速度 (%/月 )は式 (7 )で表さ れ る

ま た

その 標 準 誤 差は0

028 (%/月 )であ る。 (6) 本 実 験で は

径 13mm の 鉄 筋を用いた が

任 意 の径の鉄筋の単 位 表 面 積 当たり の腐食に よ る質量 減少速 度 q.は式 (11)で表さ れ る。 参 考 文 献 1> 森 永 繁;鉄 筋の腐食 速 度に基 づいた鉄 筋コ ンク リ

ト     建築 物の寿 命予測に関す る研 究

東 京 大学 学 位 請 求 論 文

   Nov

1986

2} コ ン ク リ

ト専門委 員 会 報 告F

33 :海 砂の塩 分 含 有 量と    コ ン ク リ

ト中の鉄 筋の発 錆に関する研 究

セ メ ン ト協    会

Mar

1981

3} 友 沢 史 紀

桝田佳 寛

阿 部 道 彦

田 中 斉

安 田 正 雪

  他 :鉄 筋コ ン クリ

ト造 建 築 物の塩 害 実 態 調 査

建 築 研    究 報 告 No

118

 Nov

1986

4) 建設省 総合技術 開 発プロ ジェ ク ト報 告 書:コ ン ク リ

ト    の耐 久 性 向 上 技術の開発

建 設 省

NQV

1988

(1991年1月 10日原 稿 受 理

1992年 3月 ]2日採用決 定 )

一 27 一

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