• 検索結果がありません。

<総 説> Review HSP90 阻害剤の抗腫瘍メカニズムと放射線増感への応用

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<総 説> Review HSP90 阻害剤の抗腫瘍メカニズムと放射線増感への応用"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

放射線生物研究 Radiation Biology Research Communications 49(3), 235-247, 2014

- 235 -

<総 説> Review

HSP90 阻害剤の抗腫瘍メカニズムと放射線増感への応用

東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター放射線分子医学部門 榎本 敦

*

(2014 年 7 月 8 日掲載決定)

Mechanism of HSP90 inhibitors as anti-cancer therapeutic agents and its application for radio-sensitization

Laboratory of Molecular Radiology, Center for Disease Biology of Integrative Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo

Atsushi Enomoto*

(Accepted for publication 8 July 2014)

HSP90 は細胞質に多く存在するタンパク質の一つであり、様々なタンパク質と相互作用して正確 な機能的立体構造を維持する分子シャペロンとして役割を果たしている。HSP90 と相互作用するク ライアントタンパク質には、がん細胞の増殖・生存など放射線感受性の制御に関わるシグナル伝達 分子が多く含まれ、HSP90 はそれらの安定性や活性化に寄与している。HSP90 阻害剤は、HSP90 を単 一のタンパク質を標的としながら、多くのクライアントタンパク質の不活性化・不安定化を誘導し てそれらの機能を同時に阻害することが出来る。これまでに天然物由来の生理活性物質やそれらの 誘導体、さらには HSP90 結合活性を指標とした創薬開発が行われ、細胞・実験動物レベルにおいて 抗腫瘍、放射線増感効果が得られている。本報では、HSP90 の構造や機能 HSP90 クライアントタン パク質、HSP90 阻害薬の発見・開発の経緯、HSP90 阻害薬の放射線増感における有用性などについ て紹介する。

キーワード:分子シャペロン、HSP90、クライアントタンパク質、増感

*〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1 7-3-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033 Japan

TEL: +81-3-5841-3505, FAX: +81-3-5841-3013, E-mail: [email protected]

参照

関連したドキュメント

多数存在し,原形質内に略均等に散在するも,潤た核

睡眠を十分とらないと身体にこたえる 社会的な人とのつき合いは大切にしている

ƒ ƒ (2) (2) 内在的性質< 内在的性質< KCN KCN である>は、他の である>は、他の

災害に対する自宅での備えでは、4割弱の方が特に備えをしていないと回答していま

 スルファミン剤や種々の抗生物質の治療界へ の出現は化学療法の分野に著しい発達を促して

本研究は、tightjunctionの存在によって物質の透過が主として経細胞ルー

しかしながら生細胞内ではDNAがたえず慢然と合成

の多くの場合に腺腫を認め組織学的にはエオヂ ン嗜好性細胞よりなることが多い.叉性機能減