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超短波治寮ノ創傷治癒経過二及ボス影響二就テノ 實験的研究，特二双切創ト電切創bノ比較楡討
附観測値・訣如スル日・有スル場合・数學的・表現法・提案
金澤讐科大嘘桂外科教室（桂親授指導）
專攻生鶴見元雄
？］t2Toto7e，o Tszirzin・zi
（昭和14年11月 20目受附 特別掲載）
内 容 抄 録
超短波慮用ノ創傷治癒経過二與フル影響ヲ見ントシ テ忍切創ト電切創トニ就キ5分，15分放射ヲ爲シ著者 考察法ニヨリ観察セリ．
N切創ハ5分間放射ニヨリ面積的ニハ促進セラル・
二二ラズ15分ニハ僅力乍ラ抑制セラル然ルニ15分群ハ 艦積的ニハ高キ治癒係数ヲ示ス．
二三創ハ5分間放射ニヨリテモ影響ヲ認メズ】5分ニ シテ面積的促進ヲ示シ髄積二二抑制ヲ示スヲ認メタ リ．自ロチ小ナル治癒係数，僅カノ歪曲性，治癒日数ノ の
遷延退行的肉眼的概観特二六下屈難スルヲ詔メタリ．
本實二二於ケル著者考察溝ハ著者考案ノ近似値係数 K！ヲ以テ批判セリ．近似値係数ハハ牛封数方眼紙「グ
ラフ」ヲ用ヰ目測法ニテ最確値係撒ノ示ス線ヲ決定シ 其線上二職ヲ假定シ，前記ヲp，後職ヲqトシ，Y・＝
1・9，，S・・1・9。V，t一日，K！一近似値治癒係数トシ・K
＿w・一Y・二。リ求面面値ヲ鉄ク日ヲ肴ス・噴瓢
tq pt tp
績ヲ表現スルニ最モ正確二近キヲ認メタリ．歪曲係数 モ亦目測法ニョリ計出スルヲ得之レ亦近似値ヲ以テ示 シタリ．
第1章 緒 言
第2章實験目的，材料並二方法 第3章
二就テ
第4章 實験成績（一）
電切 刃切 1 實験成績 2 小 括 3 考 回
目
観測値ヲ敏ク日ヲ多ク有スル場合ノ観察法
｝｛雛團｝｛暮麟｝騰継
次
第5章實験成績（二）
冤蹴捕窩耀囎｝騰継
1 實験成績 2 小 括 3 考 察
第6章総括並二考案 第7章 結 論 丈 三
崩1章 緒
超短波療法（Ultrakurzwellentherapie）ハErwin SchliePhake氏（同時＝別個二米T． W． Schere一
言
schwsky氏モ）ニヨリ創始セラレEsan氏（物理 學）ノ協力ニヨリ同氏ハ基礎ヲ確立セリ．
超短波ハ「ヘルツ波長10m以下ヲ稻シ，特二 1m以下ハ極超短波トセラル．
短波ノ治療的効果ハ18−15m二於チアリ，
超短波トシテハ7−3mヲ有効ナルモノトセラ
ル．
作用機轄：ハ電極ノ大サ形室氣聞隙ノ大サ並二 形状ニヨリ異り共ノ室氣間隙ヲ大田スルコトニ
ヨリ深部ノEnergie吸牧ハ比較的多クナルモノ ナリト云ハル．E． SchliePhake氏ハ第一二温熱 獲生二就キ重黙ヲ置キ「ジュール」熱トナシ電場
ノ作用が細胞，膠質微粒子，分子悉ク加温セラ レ，而モ組織内ノ加熱作用ハ結局波長ノ分煙ナ リ．從ツテ各組織ハ夫レ夫レ異レル加熱係数ヲ 持ツト云ヘリ．叉膠質研究家ニョリ短波ニハ窯 熱作用ノー種ナリや否やハ別トシテ更二別個ノ 機轄帥チ温熱ノ他二特殊三三作用アリ，帥チ短 波ニヨリEnergieノ攣換作用ノ存在ヲ認メラル
所ナルが同氏ハ特二作用機韓ノEnergie感泣作 用が如何ナル部位＝於テナサル・カ・ 問題ニシ テ帥チ其ノ場所ヲ重覗シ本療法ノ自在性が企テ 得ル特性トシテ張調セリ．
細菌＝￥一・1スル防衛力ハ波長3・一・・20m＝於テ殺 菌作用アリトセラル．
叉一方毛細管透過性，Ca「イオン」賦活，吸 牧白血球像攣化，副交感祠1経系興奮ト交感紳経 系ノ抑制等既二研究セラレタル所ナリ．
超短波ハ炎症性疾患，腫瘍，出面性疾患二著 効アリトサル・モ之レが創傷治癒経過二如何二 影響スルカ＝關シテハ未ダ詳細＝報告セルモノ アルヲ聞カズ．著者ハ創傷治癒経過二野ボス影 響ノ門前ヲー定セル場合二就キテ實験的研究ヲ 試ミ，其ノ作用ノー端ヲ門門セリ．以下之Vヲ 報告セントス．
第2章 實験目的材料誤想：方法
超短波治療ノ創傷治癒経過二與フル影響ヲ5分間，
15分聞施行ノ結果ニッキ識ル所アラン1・シ，同時二忍 切創ト電切創トハ其ノ受クル影響同一ナリや將タ相違 アラバ其ノ朕態如何トノ考ノ下二實験ヲ施行シ5分群 ハ創面積的ノミニヨリ，ユ5分群ハ創面積的AE二創膣積 的二槍索ヲ開始セリ．
實験材料ハ家兎予熱32．500Kgr前後ノモノヲ用ヒ 飼料其他條件ヲ同一ニセリ．
創傷作成法ハN切創並二尉切平野二著者考案ノ作手 器ニヨリタリ．
煩雑ヲサケテ創傷ハ淺創ノミヲ作成セリ．
創傷ハ終姶開放無魔置トナセリ，
本研究中實法上観測値ヲ得ザル日ヲ生ズル事ヲ冤レ 得ザリシヲ以テ係数ハ最確値ヲ求メ得ザル結果，…欠牽 著者考案ニナル近似値係数ヲ求メ批判ノ資トナセリ．
歪曲係数モ亦目測法ヲ探りタリ．
使用セル器械ハ英弘會肚OKW型超短波護生襲置ヲ 以テシ，波長約10mヲ使用セリ．其際ノ電墜ハ7Vニ
シテ電流ノ弧サバ2．5−3・0ヲ示セリ．
使用方法ハ治療二使用セル8cm角形金回板エレクト ローデ」ヲ冊子ニテ被覆セルモノヲ用ヰタリ．
家兎ハ腹背二「エレクトn一デ」ヲアテ、放射シ電導 子トノ間ニハ約3．Ocmノ厚サノ「フエル1・」ヲ夫レ夫レ 挿ミタリ．
第3章 観測値ヲ敏ク圓ヲ多ク有スル場合ノ観察法二種テ
創傷治癒維過ヲ生物學的二表現スル著者考案 ノ方法ハ既二報告セルが如ク，創面積並二創心 積二就キ同一ノ公式トシテ表現シ，實験式トシ テハ期間ヲ画分シテ其ノ期聞中ノ治癒係激ハ最 確値ヲ算出スルヲ得，同経過表現式トシテ全経 過中，正叉ハ逆効果的二治癒縮小経過二封シ歪
曲ヲ來ス別個ノ画激が潜伏スルヲ認メテ歪曲画 数ヲ分析控除シテ理論上規準曲線ヲ算出シ，歪
曲性二封シテハ歪曲係数ヲ以テ示シ得之等ヲ 以テ最モ精細二面：モ正確二観察スル法ヲ講ジ來
リシナリ．而シテ種々ナル影響ヲ與フベキ因子 ノ影響二就キ批判スルニハ治癒後期治癒係数，
［ 238 ］
超短波治療ノ創傷治癒経過二及ボス影響二丁テノ實験的研究，特二忍切創ト電切創トノ比較検討 239
歪曲係数，歪曲性画数ノ極大値ヲ示ス日，並二 肉眼的所見ノ進行性ト退行性トヲ必要二面ジ附 記スルヲ以テスルヲ當ヲ得タルモノナリト提唱 セリ．而シテ此ノ著者考案ノ考察法ヲ以テ温浴 並二温泉浴ノ創傷治癒経過＝與フル影響ヲ槻察 セルニ種々ノ知見ヲ得ラレ該法ハ頗ル適切ナル モノナルヲ信ジ得タリ．然ルニ以上ノ表現ニハ 日々ノ観測値ヲ以テ確實ヲ期セルが画面シ實験 期間中1日モ槻測ヲ歓ク能ハズ．然ルニ實二期 間中観測ヲセザル日（例之，日曜祭日叉ハ其他
ノ事故）ヲ生ズル場合アリ．
此際之レヲ補フベキ最：確値ハ期待シ得ザルハ 明カナリ．fibテ著者ハ最確値ヲ得ズトモ治癒係 数ヲ求ムルニモ歪曲係数ニモ近似値ヲ以テ批判 上之レニ資シ得ル程度ノ方法ヲモ考按スルノ要 ヲ痛感セリ．之レニヨリ實験成績ヲ観測セザリ シ日ヲ含メル維過二七キテモ治癒経過ヲ概算的 二表現シ批判二言セントシタリ．
而シテ從來著者ノ採り來リシ表現法ハ創傷ノ 面積的並二禮積的二画面値ヲ得テ之レヲ表示ス ルニ観測値ヲ面面シテ而モ之レニ捉ハレズ経過 ヲ示ス曲線ノ性質二二シテ重瓢ヲ置キテ理論値 ヲ求ムルノ要當ナルヲ信ジ総テ其ノ方針ヲ採り 來レリ．近似値ヲ求ムル場合二品テモ亦同一ノ 方針ヲ採り從來先進諸家ノ方針が観測値ト理論 値：トノー・致ヲバカリテ幾多ノ観測値ヲ無意味二 度外乱セラレ或ハ誤差トシテ観察セラル・ガ如 キハ之レヲ避ケタリ．
1．治癒後期治癒係数並二理論的規準曲線ノ 係数ハ共＝指数曲線ナルが故二前者ハ時間（日）
ヲi＝1．2．3……n一山リ後者ハt＝0．1．2．3……z トシテ前者ハ期闇ヲ旺分シ後者ハ全経過二就キ テ表現シ共二係藪ヲ求メタリ．
近似値ノ係数ハK ヲ以テK二換へ表示ス．
創面積pK・s・ST・K！i，・K・2・S，。・K！ ， 創三面pK・v・㍉・K！㌧・K・2・V，。・K！2t，
ヨリK ヲ夫レ夫レ求ムルナリ．但シ P … 治癒後期ヲ意味シpK！sハ創面積治癒後 期係数
K！254S2全経過規準曲線ノ係数並二面積ヲ夫レ夫 レ示ス
Kノ………係数ノ近似値ヲ意味付ク
而シテ係数（最確値ニアラズ近似値）興国K ヲ 以テ表示スル事トスルモ計測シテ得タル観測値
ニハ均等二採用セラル・鮎ハ何等攣ル所ナシ．
帥チ牛封数：方眼紙二二テ縦座標軸二創面三又 ハ創艦積ヲトリ，横座標軸二時聞即チ日ヲトリ 計測セル日ノ観測値ヲ夫レ夫レ黙トシテ記入 シ，此ノ黙ヲ仔細二攻究シ，此ノ黙ニヨリテ曲 線ハ概観シテ如何ナル直線ニヨンパ最確値係数
ヲ求ムル場合ト同様ノ直線二近似スルカヲ決定 ス．而シテ得タル直線上ノ2鮎ヲ随意二選定 シ，Graphヨリ其ノ数値ヲ讃ミ，数値：ト時聞ト ノ關係ヲ明力＝シ，次式ニヨリテKtヲ求ムル
モノナリ．
灘灘；卜嚇
（近似齢係数）騰虚言論説
此ノ式ハ誘導ノ原理ヲ述ブル迄モナク上灘幾 度力創面積ノ文職並二著者ノ藪學的表現二於テ 論ジ來レル諸儲口ビ数學ノ汎論ニヨリ明ガナ
リ．只一言蝕二蛇足ヲ附記ス．
観察亜二計算課程ヲ述べンニ，
（1）孚i討数方眼紙上二瓢ヲ上記ノ法ニヨリ記入 ス．
（2）全脛過二就キ期間ヲ匠分スベキや否やヲ考察 ス．
（3）期間ヲ弟分スベキ曲線ノ性質ナリト負数タノレ 時ハ後期ト認ムル期間二於ケル鮎ノ位置ニヨ リテ各面二概観的二均等二干與セラルベキ職 ヲ通過スル直：線ヲ引ク，叉別箇二
（4）作創日ヨリ治癒此迄ノ直線ヲ・同檬二概観シテ 引ク．
（5）概襯的二四線ニヨリテ後期開始日ノ推定ヲナ シ其ノ附近二於テ隔離度ヲ目測ス．
（6）歪曲係数ヲ求ム．
（7）後期治癒係数ハ後期断定線上適宜二1ヲ日時 該當・所二求ム（前理琳舘理翻
（8）Graph二就キ此ノ黙ノ撤値ヲ讃ム，之レハ概
（前理論値，後理論値）
観的理論値ナリ （Sp Sq）
（Vp VCi）
（9）Io910㌦IogloSqヲ求ム（封数表）
（10）直チニ計算ス 治癒係数……λ，日 ・・tト シテSハ面積，Vハ髄磧トセバ
沼讐課麺（跡同ジ）以下sヲ以テ示
シK！ヘノ行程ヲ示ス
Sq篇Spatト假定セバIogioSq＝＝10giogp十t Iogtoa，
而シテ Y＝：B十tλ 〉・．＝＝ logioa
a ・一el〈1t ・置ケバK…．一＝lg／lli：gsiig．・．K・而義3
之ニヨリ計算ハ簡易化セラル．
若シ前黙（前理論黙ヲ略繕ス）ヲT（後期開始日）ニト リタラバYT。＝＝ B・＝logeS raナリ
以上近似値ナルヲ以テKハKノトシ最確値係
数ト硬：別シ記述セント欲ス．
只著者ハ観測値ヲ均等二採用シテ，偏重セル 探用＝ヨリ等シク正確ヲ期シテ計測セル翻測値
ヲ無電件ニテ誤差多キモノトシテ理論曲線ヨリ 外サル・ノ當ヲ得ザルヲ償ヒ，観測値ノ示唆ス ル曲線ノ性質二重鐵ヲ置キタル理論曲線ヲ假定 シテ係数ヲ求メ，観測値ヲ得ルコト少数ナリシ 場合最確値ヲ求ムル事ハ不可能ナルヲ以テ直言 得ル限り最確値二近似セシメントスル欲求ヲ充 シタル購二於テ創傷治癒経過表現上創意的ナリ
ト信ズ．
II．歪曲係数ハ簡易化スルニハ或ル意味ヨリ 軍ナル目測法ニヨルモ可ナル理ナル1・，不計測
ノ日二或一面積読ハ艘積ノ極大値ヲ示ス日（T）
ノ存スルヤモ知ル由ナキハ明カニシテTヲ示ス モ嚴密ナル考察上層不可能ナリ．只理論的規準 曲線ト治癒後期係数ニヨリテ推定シ得ラル・ガ 故二相當近似値ヲ得ラルベシ．然レドモ特二近 似値ヲ以テ批判ノ資料トスル場合ハ目測法ニヨ ル事却ツテ四壁且ツ適切ナルベシト思料ス．
10．0 9・0 8．0 7．O s・o s・e 4．0
3．0 2・5 2・O
fi ・5
第1圖 假想圖一理論 （牛封数方眼紙）
、
、、 1
、
、 第
、
、、 一盟1
、
第 、、
一 、
、、鮎
、、、、
、、 、
@、
1
̲＼1 、、、 、
唖＼
A、 4
1陰蔵
L⊥
0＝親澗値
、、
@、
@二@職
、第、、 、眠
・ミミさ 、踏
7 8 g 10 11 15 14 15
第4章實験成績（一）
淺創｛闘｛1〜1團｝｛創面積｝白勺総欄 1．實験成績
電切淺創 口切淺創
0 1 2 3 4 5 6 7
No． No． N o． No．
97 63 65 44
1．65 2．11 3．13 2．72 1．02 2．25 2．88 2．84 1．07 1．77 2．13 2．02 1，05 2．05 1．82 2．12 1．02 1．60 1．62 1．97 1．07 1．71 1．52 2．02
No． No． No． No．
98 64 66 45
203 3．67 2．87 5．11 ユ．78 2．19 2．36 2．45
0．63 2．20 1．40 1．61 0．78 1．84 1．58 1．50 0．53 1．50 1，36 1．36 0．48 1．48 1．35 1．33
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
1．13 1．58 1．62 2．06 0．93 1．44 1．66 2．00 1．20 1．31 1．63 1．81 1．12 1．27 1．33 1．59 1．10 1．25 1．25 1．42 1．09 1．18 1．18 O．93
1・磐1・L2＝喫
O．45 O．82 O．63 O．4 0．44 O．48 O．59 一
〇．51 O．42 一 O．55 0．50 O．25 O．48 O．49 0．15 一一一 O．82 0．33 O．33 O．58
0．22 O．20
0．21
O．45 1．58 1．25 1．28 032 1．33 1，05 1．17 0．40 1，02 O．20 O．91 0．13 1．02 O．0330，87 0．12 O．88 O．11 O．73 0．16 O．52 O．0330．71 0。エ2 0．49 − 0．66
0．09 O．38 一 O．64
＝ 8：δ§ o・運｝ 8：§｛ヲ
O．13 O．03 O．05 O．12
0．05 O．26 0．08 0．03
［ 240 ］
超短波治療ノ創傷治癒経過二及ボス影響二就テノ實験的研究，特二鳳切創ト電切創トノ比較梅討 241
2．小 括（電切，刃切一5分聞一1日1回）
1．創面積的治癒後期治癒係藪 （近似値）
電
切
切
實験番號
No． 97 No． 63 No． 65 No． 44
李 均
No． 98 No． 64 No． 66 No． 45
李 均
理論目測ノ前i
tp
7 10 14 10
s理（観）
1．17
（1．07）
1．54
（1．44）
1．38
（1．18）
2．10
（1．59）
logStp O．06819 0．19033 0．13988 0．09691
理論目測ノ六百 1治癒後期治癒係敏
tq
18 18 20 20
S理（観）
O．54
（O．44）
O，46
（O．48）
O．46
（O．48）
O．49
（O．49）
10gStq 1．73239 1．66276 1．66276 1．30103
PKis
O．07028 0．15186 0．18310 0．14553 1 o．1376g
7 13 10 17
O．58
（O．48）
O．88
（1．25）
1．25
（1．05）
O．64
（O．64）
1．76343 1．94448 0．09691 1．80618
12 17 18 21
O．23
（O．13）
O．28
（O．38）
O．20
（O．25）
O．20
（O．26）
1．36173 1．44716 1．30103 1．30103
此ノ計算行程ハ10910CtmT2ナリ
O．18500 0．28628 0．22969 0．29080 O．24794
底eノ係撒
帥チ超短波5分闇適用ハ双切ニチハpKs＝
0．24794，電切ニチハpK：s＝0．13769ナル治癒後
期治癒係藪ヲ示ス．
II．歪曲係激並二歪曲性極大値日 （電切，N切一5分間一1日1回）
（正）K1 T1 （正）K1 T （逆）：K！3iT （逆）K！5 T
電切
ﾇ創 No．65 （一） 一 （一） 一 1．66 一11 （一）
超短
：No．44 （一） （一） LO5 10 5．00 14
唇 No．97 2．00 1 （一） （一） 2．38 15
分間 No．63 （一） （一） （一） （一）
一 一 一
一 一
O目四切 No．66 （一） （一） 1．21 7 （一）
超短 No．45 1．25 3 （一） 0 3．33 10 3．12 17
波5
：No．98 1．78 3 0．71 12 （一） （一）
分間
No．64 （一） （一） 1．78 8 2．00 12
李 電 切 2．00 1 （一） 0 1，355 10％ 3．69 14％
均 忍 切 1，515 3 0．71 12 2，107 8％1 2．56 13渥
職籔間門セ【潮 0
1例 2例
3例 2例
2例 3．考察（電切，烈切一5分闇一1日1回）
按ズル＝上述ノ方法＝ヨリ超短波5分間慮用
ニヨリ
1．双切ハ治癒後期治癒係数pKs＝0・24794二
シテ開放無魔置二於ケルpKs ・O．21397二比シ 0．03337ノ促進ヲ認ム．然ルニ
2．電切二於ケル夫レハpKs ・O．13769ニシ テ嚢＝著者ノ開放無庭置pKs＝0．13730二比シ 0・00039ノ促進ヲ認ムル＝過ギズ．後者ハ最確 値係数，前者ハ近似値係籔而モ其ノ差ハムシロ 誤差ノ範園内ニアリトモ構シ得ベク，功罪ナシ
ト認ムベキモノナリ．
3．歪曲係数ニヨリ全経過申ノ現象ヲ観察 スル昌封照開放無Pt置ノ匁切ハ3％日二（正）
6．772，9％日＝（逆）6．632ナル歪曲係藪ノ極大 値面積ヲ示スニ封シ本群ハ稀二早期時二晩期二 正トシテ張キモノ現ハル．逆：亦然リ
4．同様電切封照ハ雫均3日二1．56，103／4日
＝4．37ノ逆効果的歪曲係数ニヨル極大値面積ヲ 示スニ封シ本實験群ハ早期正効果殆ンド鉄如シ 晩期10日頃出現ハ梢張ク更二14日頃二至リ再度 出現ス．此ノ出現ハ牛数二過ギズ．
5．歪曲性ハ上表ノ如ク烈切，電切共二正効 果的早期出現ハ少ク特二電切ハ殆ンド峡如スト 稻iスベク，逆効果的モ出現例孚数二晩護スルモ ノ＝シテ超短波治療＝ヨリテ歪曲性ハ減少シ経 過ハ滑澤ナル曲線ヲ書クベク，順調帥チ規則正
シキ傾向ヲ幻聴ス．
其ノ歪曲性ハムシn退行性トシテ出現シ來ル モノト解セラル．何トナレバ共ノ出現後二何等 ノ速度促進モナク肉眼的所見モ亦退行性ヲ窺ハ ル、モノナリ．
第5章半半成績（図）
淺創｛闘創傷一翫波15分作月li田三三セル治一過ノ｛紅雨｝的羅購 t1．實 験 成 績
電脳淺創 B91 No． 391 No． 394 IN．切淺創
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 2425
B 92 No． 392 No． 393 s
2．27
203
1．58 1．41 1．74 1．66 ユ．95
1，65 1．41 1．78 1．42 1．65 1．99 0．60 0．84 0．8 0．48 0，46
v s v s v O．54 2．28 O．56 3．04 O．40 0，40 1．78 O．36 2．66 O．28
1．98 2．44 1，98 2．32 1．28 2．160．30 1．00 O．32 2．08 O．26
0．84 2．00 0．70 1．68
0．21 O．54 O．24 1．56 O．18 0ユ6 0．38 0．20 1．44 0．11
0．42 1．38
036 1．32
0．135 O．32 O．145 1．20
0．18 O．78
0．04 O．12 O．08 O．72 O．12
0．08 O．70 0．50 0．44 0．32 O，025 0．30 0．21 0．20 0．05
s 3．16 1．21 1，03 1．27 1．08 0．99 1．04 0．75 0．98 0．56 0．47 0．47
0．160 O．20
0，08
v s v s v
O．51 2．37 O．42 3．22 O．38 0，34 O．97 O．225 2．03 O．30
0．78 1．62 0．98 1，50 0．96 1．48
0．25 O．62 O．30 1．36 O．28
0．76 1．40 0．68 1．06
0．03 O．55 O．02 O．82 O．05 0．017 O．48 O．015 O．68 O．03 0．013 O．36 O．008 O．38 O．025
0．20 O．24 0．12 O．18
0．03
2．小 字
以上著者ハ双切ト電切トノ爾種組織歓損創二
超短波鷹揚ヲ15分間毎日1回施行シ其ノ治癒経 過ヲ第3章記述ノ近似値係敷ヲ以テ観察セリ．
風242】
超短波治療ノ創傷治癒経過二及ボス影響二就テノ實験的研究，特二忍切創ト電切創トノ比較検討 243
1．歪曲係数並二歪曲性極大値日 s
電子 淺創 超 短 波
1！・分1
蘂 忍切 回創 超 短 波
i塑1 蘂 備考
實験番號 No．394 No． 91 No．391
李 均 No．393 No． 92 No．392
李 均
（正）K！1・
（一）
（一一）
（一）
（一）
2．50
1．17
1．81
1．827
T
3 2 3
22A
（逆）K■3 1．42
1．33
O．11
O．953
2．08 2．50 5．00
3．193
T
7 7 4 6 7 1b 7
8
（ t！ ）Kl，r，
1．53
O．86 3．57
1．986
・3．33
（＝）
（一一）
3．33
T
13 11 9
72A 10
10
（ ti ）K！7
（一）
O．76
T
14 7．6g 1 13
4．225
（ 一一一 ）
（．）
（一）
（一）
13％
（正）K／1電切ニハ欠如，Kn3電切小（速），K！5（逆効果：再現），：K！7（再三現）
iN切大（遅）， N切ニ一斗，糸切多キ傾 向アリ
v
二二 盤面 計切 幽幽
概観ZF均値ヲ示ス
11，14日前後ニテ逆効果的K！3＝・16・5ヲ示ス1例ニテ他ハ著シキ 歪曲性ヲ欠如ス
6日前後備テ逆効果的K！3＝＝・O・50ヲ示ス且ツ進行性ナリ
・瑠離｝的治癒丁丁
創 面 積 創 髄 積 實出
ﾔ號 前 貼 後 黒占 Pλs 前 黙 後 貼 Pλv
No．
理論値痂L2 日
理論値δ荘12
（底10） 理論値ccm 日
理論値ccm
（底10）
鳳 切創 B92
R92 R93
旦447
1．50 P．15 P．70
12 P2 P2
0．45 O．32 O．38
0．06536
ｿ06945
O．13012
0．29 O．38 O．34
10 P0 P0
0，030 O，025 O．05
0．19706 O．23640 O．16605
結果 pK！s＝0・20334（e） pK！v−045802（e）
正 切
B91
391 394
14 4 13
1．70 2．00 1．45
19 15 18
O．52 1 O．10238 0．20 1 O．09090 0．56 1 O．08204
5 6 6
O．235 0．38 0．22
16 16 16
e．oss l o．04002 0．1001 O．05789 0．0801 O．04393 創 結果 pKis＝O．21492（e） pKiv＝＝O．10886（e）
写照1脚1ナシ）十薬裂α23315 纈忍切創
無丁零電切創
響凡切創
懸用群電切創
pKis＝＝O．21397
pKis＝O．13730 備 考 膿汁的K！ハ小胴シテ面積的K！
ハ大ナリ pK／s＝＝O．24794
pKts ＝O．13769
15分治療ニヨリテ促進セズ却ツテ梢抑制 サル
15分治療ニヨリテ促進ス
特二本實験ハ創面積的経過ト創欝積的経過二 於テー方烈切＝＝封スル影響1・・一方電切二封スル
影響トニ著シキ蒋倒的所見アルヲ見出シタルが 故二更ニー括セン＝
烈切創，電切創ノ創面積的並単解艦積的経過
忍切創
電切創
面 考
創 面 積
治癒後期 治癒係轍 pKis
O．20334
O．21492
面積ヨリミ レバpK！s
ノ、
適切く羅切 To
0日 1 5日 4日 1 14日
忍切 速 電切
（逆）歪曲忌寸
K13
3，193
O．953
T
8
6
（正）忍切1・82ノ （2％）
電切（一）
（逆）言切再現 3．33（10日）
電切1．986 （7％）
（2回）4・225 13％）
備 考
t
短 縮
延
創 謹 積
治癒後期治癒係数
PKiv
O．45802
O．10886
八入ヨリミ レバpK：ノv
ノ、
N切〉電切
一一一・一L一一一一＝一 一一一L一一Lt一一一i一一一S2ivaL−L一一一一一
To
5日 0
1 6日
N切・速
電命 不 定
（逆）歪曲係敷 KIR．
O．50
（概測）
（一）
：叉16．5
T
6
（一）
14
観測三三キニヨ リ知見ヲ得ズ
備 考
t
短 縮 邉 延
3．考 i察
以上實験成績ヨリ治癒後期治癒係数忌門歪曲 性二士キテ其ノ係数並二極大値日ヲ示ス日二就
キ主トシテ創面積的維過ヲ按ズルニ
1．双切創二於テハ開放無虞置二比シテ創面 積的治癒経過ハ抑制的ニシテ封照創旧記的＝ハ 著シク大ナル治癒後期後垂訓藪ヲ示ス，印チ促 進的ナリ．叉歪曲性極大値日ハ短縮セラレ且ツ 係数ハ逆効果的進行性二大ナリ．著者ハ重要視 セザルモ治癒日数モ亦短縮セラル．故二藍切堅
剛15分間超短波治療二於テ奏効的ナルヲ認ム．
II．電切創ニアリテ毒血面積的二開放無留置 二比シテ促進的ニシテ，而モ創艦感謝ハ封照ヲ 敏如スルモ其ノ係数ハ著：シク小ニシテ電切ノ封 照ヲ求メテ論ズル迄モナク刃切ノ牛ニモ及バザ ルヲ以テ其ノ不良ナル経過ハ明カナリ．特＝治 癒日数ハ遷延シ歪曲性二乏シク不良ナル影響ヲ 徐々二與ヘラレシ経過ナルハ明力＝シテ曲線ノ 示ス所ナリ．
第6章総括十二考察
超短波治療ノー端ヲ槻察セント欲シ其ノ創傷 治癒維過＝及ボス影響二關シ實験二着手セリ．
然ルニ事情上日々ノ観測値ヲ全経過二亘リテハ 欲如スル日ヲ時折生ジ更二創罷十一實験成績ヲ 得ル日が少クナルノ已ムヲ得ザル画品リシヲ以 テ如斯場合ノ成績ハ著者三頭主張セル最：確値的 表現ノ不可能ナルハ當然ニシテ：妓二近似値ノ表 現法ヲ案出セリ．
藪學的表現法ノー補遺近似値治癒係数算出法
ナリ．
1．繰三値ノ得タル丈ヲ縦座標軸二創面積叉 ハ創仏誕，横座標軸二日ヲトル方一紙（特二牛 丁数方眼紙ヲ用フ）二鮎トシテ記入ス．
2．其ノ黒占ノ示ス線ヲ槻察シ，之レ＝ヨリテ 上高ノ最：モ均等二採用セラレ得ベシト認メラル
・性質ヲ示ス線ヲ概槻シテ理論線トシテ引ク．
從ツテ期聞ヲ雇分スベキや否やノ決定モ目測 シ，治癒後期開始日ノ推定モ必ズシモ表示セル 最：モ大ナル槻測値ノ窯ニノミ擦ラザルナリ．
3．該線上随意ノ2黙ヲ月ト観測値トノ交叉
［ 244 ］
超短波治療ノ創傷治癒樫過二及ボス影響二就テノ實験的研究，特二忍切創ト電切創トノ比較検討 245
窯二求4此ノ2黙ヲ前理論黙，後理論黙（略 シテ前黙，応酬）ト命名シ，此ノ前置，後瀬ヲ
讃ム．
4．讃ミ得タル前黙，後黙ノ藪値ヲP．qトシ
K！＝Yp−Yq 但シY ＝・ log・S ・＝ log・V・t＝＝日
tq−tp K！＝治癒係数但シ近似値 ニヨリテK ヲ求ム．
5．本法ハ最確値係数ヲ求メテ曲線ノ性質二
重黙ヲ置キテ治癒係敬ヲ表示セントスル著者ノ 基礎的方針二則リテ近似値係数ニモ此ノ趣旨ヲ 敷術セル所ナリ．曲線ノ決定ハ観測値二封シ均 等二重要覗スルノ當然ナルハ從來屡々繰返シ述 べタル所ニシテ，近似値係歎〒於テモ其ノ信頼 スベキ度合ハ二化セラレタリト思惟ス．
超短波治療ノ影響
超短波5分，15分治療成績総括 創 面 積 創 膿 積 治癒係数 歪 曲 係 数 治癒係撒 歪曲係鐵
pK／s 1逆IK／3 T 1逆IK 5 T K！7 pK！v K／3
鳳切創 0．24794 2，107 8％ 2．56 13％（一）
（不霊） （不二）
超短波5分間
電話創 1 0．13769 1，355 10％ 3．69 14％
半切創 0．20334 3，193 8 3．33 10
（一）
黶i一）
0．45802 0．50
ゑ璽
超短波15分間
四切創 0．21492 0，953 6 1，986 7％
逆13％退
0．10886 欠如
F叉ハ 遅
（正）髄暁 年切 （＋） 電解． （一）
封 漏話創 ﾆ電切創
0．21397 O．13730
6，632 S．37
9％
P0…麺
欠如多
∑@多
＝ 欠欠 0．23315 i不二） （不乱）
上表ノ示スガ如ク創面積的経過ヨリ観察スル 時ハ歪曲性漏斗効果的＝5分群ニテ著シク大ト ナリ15分群ニテ相當大．トナル緊切創ハ治癒係数 ハ5分群ニテ可ナリ大トナリ15分群ニテ小トナ
ノレ．
之レハ創面積縮小経過二促進的二作用スルヲ 示シナガラ成績トシテ長時間1・ナルハ結果宜シ
カラザルヲ表現スルモノナリ．
然ルニ15分群ニハ創三二的＝ハ著シキ優越セ ル大ナル治癒係数ト短縮セル極大値ヲ示ス歪曲 性ノ著シキモノアルガ故二創傷治癒機韓ハ面積 的ニハ減弱シ禮積的ニハ彊化セラル・ヲ示唆シ 超短波治療15分闇1日1回適用ハ翼果ヲ牧認容 ルモノナリト認メ得ルナリ．
叉本實験ハ警へ創面積的治癒係藪ノ小トナル
046
O．44
042 040 038 036 054 e32
O・30
O，28
gas
O・24
o．z
020 ole
o．le
014
Ol 2
ロ 藩 簸
x
x
匁 電 切 切 創 創
五 分
x
x
50
60
7・O
t
・
匁V電VN 電
切 切 切 切 創 創 創 創
査 舞
分 置
t
40
30
20
ロ
霞 緩
ε
場合＝モ良果ヲ認メ得ルモノアルベク之レハ歪 曲性事触禮積的観察ヨリ確認シ得ベシ．
電切創バー方歪曲性ヨリ5分聞南川テ促進シ 15分間墨筆テ更二促進シ極大値日モ亦之レニ俘 ヒテ短縮シ，治癒係数モ5分間群ニチハ籐リ動
揺ナク殆ンド無影響ト構シ得ルモ15分間群ニチ ハ著シク促進シ，其ノ係数ハ開放無事置ノ烈切 群ト同位トナルモ電無調トハ其ノ促進セルコト 大ナルモノナリ．既二二切ハ著シキ低下ヲ來ス ガ本來ナルハ電切ノ切創ノ観察報告二於テ著者
ノナセル所ナルヲ以テ夫レが双切ノ開放無虚置
ノ経過係数値二追ヒ畑瀬タルが故ナリ．
電略創ノ面積ノ歪曲性ハ次デ再度叉ハ三度逆：
効果的＝シテ可ナリ強キ歪曲性ヲ示ス．反之，
創野積ノ維過ハ滑カナル曲線ヲ以テ極メテ弱キ 速度即チ小ナル治癒係藪ヲ示スモノナリ．
第7章 結
1．實験期間中興測値ヲ得ザル臼ヲ多ク生ジ タルニヨリ近似値治癒係敷，歪曲係藪ヲ求目見 タル＝之レ弓馬ク比較槍討ノ資二供スル事ヲ得『
タリ．
2．治癒係数近似値ヲ求ムル爲メニ著者ハ得 タル観測値ニヨリテ最確値係数ヲ求ムル意圖ニ ヨルが如ク牛肉数方眼紙上ノ鮎ヲ考察シテ理論 的直線ヲ決定シ該直線上二前黙，後瓢ヲ日二該 當セル所二設定シ，此ノ2黒丸ノ二値ヲ理論値ト
シテ讃ミ，此ノ2黙ノ理論値ニヨリ次式ヨリ係 藪ヲ求ム．此ノ係数ハ近似値ナルヲ表示スル爲
メニK ト定ム．
K・＿YザY・Y・・1・9・S：1ハV・
tq−tp ， P・・・… 前口占， q・・・… 後黒馬
本法三ヨリテ求メタル係数ハ近似値ナリト難 モ著者が在來主唱セル観測値ヲ鈍重セル上均等
二採用セラレテ求メラルベキ曲線ヲ以テ表示セ ントスル趣旨ノ延長ナリ．
3．歪曲係数ハ目測法ニヨリ隔離度ヲ考察シ テ決定セリ．K「3，K 5等＝ヨリ表示ス．
4．超短波治療5分間ノ結果ゑ切創ノ面積ハ 0．03397ノ治癒係藪促進ヲ認メ，15分間ノ結果 双，切創ハ0．01063ノ抑制的ナルヲ認ム．
論
5．超短波治療5分間ノ結果電切創ノ面積ハ 0．00039ノ治癒係藪促進ヲ認メ15分間放射群ハ 0．07762促進ヲ示ス．
6・歪曲性ハ創面積＝於テ烈切創出5分群ハ 約1／6，15分群ハ約Y2ノ係数ヲ示ス＝ヨリ，5分 群ハ3倍，15分群ハ2倍ノ歪曲ヲ示スモノナ
リ．
而モ極大値歪曲日双面創ハ5分群二1日，15 分群二1日孚ノ短縮ヲ，電切群〉、5分群二％
日，15分群二43／4日ノ短縮ヲ示ス．
之レニョリ超短波ハーノ創傷治癒促進性因子 タル要素ヲ有スル日明カナリ．
7．15分間放射群ノ創膿血的経過ヲ見ル＝匁 切創＝於テハK』0．45802ヲ示シ6日＝テ歪曲 性頂窯二達シ，電切創ハK ＝0・10886ナル成績
ニシテ而モ治癒日数ハ遷延ス．
8・要之，超短波創傷療法ハ創面積的＝ハ促 進的影響ヲ與フル因子アリト認メラレ，放射時 間ニヨリ差アル如キモ之レニ關シテハ將來ノ研 究二倹ツ．
稿ヲ脱スルニ當リ恩師桂教授ノ御懇篤ナル御指 導ト御校閲トニ封シ満腔ノ謝意ヲ捧グ．
文
1）齋藤林一，ヴヰタミンA及ピ：Bカロテインノ 創傷治癒二字ボス影響二就テノ實験的研究．日本 外科一期維誌，38回，2巻，312頁，（昭12），2）
，著者，創傷治癒経過ノ生物學的研究（第1報）．創 傷治癒経過ノ撒學的表現二就テ特二膿積的研究．
厭
金澤醤科大州十全會雑誌，44巻，8號，2443頁，
（昭14年，8月）． 3）著者，同上（第2報）．全 経過表現式二就ヲ．同誌，44巻，12號，3794頁，
（昭14年，12，月）． 4）著者，向上（第3報），創 傷治癒経過ノ著者考察法二就テ．同誌，44巻，12
［ 246 ］
超短波治療ノ創傷治癒経過二及ボス影響二就テノ實験的研究，特二］ILen創ト電切創トノ比較梅討 247
號3810頁，（昭14，12月）． 5）A．Tanbertde
Beangen， M． D．， Cicatrization of wounds V．
New mathematical expression of cicatrization， J，
of exp． med． Vol． 26， No． 1， P． 81， （1917）． 6）
準松博，超短波療法ノ概念．金醤太學友會報，第 11號，10頁． 7）Erwin， Schliephake，
a） Uber Tiefenwirkung und elel〈tive Gewebswir−
kung Kurzer elktrischerwellen， Strahlentherapie 1930， 38， 655． b） Kurfe elektrische Wellen in Biologie u． Medizin． Med． Kl． 1932， 120， 158．
8） Baldwin ＆ Dondal， High freguency Cur−
nentsburns in Rats． Proc． soc． exp． Biol． 1929，
27， 65・ 9） Tellinek， Biologische Wirkung ultrakurzer N Vellen． Wiener Kl． Wschr． 1930，
1594． 10） Pflomm， Experimentelle u．
Klinische Untersuchungen und tiher die Wirkung
ultrakurzen NVellen auf die elektrische Wellen auf die Entzttndung． Arch． f． Kl． Chir． 1931，
166，251． 11）桂重次，伊藤四鄭，超短波長電 波亜二短波長電波ノ外科的慮用二關スル研究．日
：本外科學會雑誌，33回，12號，（昭8），1697頁．
12）桂重次，電氣外科ノ現在及ビ將來亜二短波長 電波ノ生理學的作用及ピ之が外科的懸用二就テ．
日新醤學，23年，9號，（昭9），1213頁． 13）
堺井近，超短波ノ生盟二及ボス影響二就テ．日本 レントゲン學會雑誌，16巻，1魏，145，（昭13）．
14）同入，超短波ノ生膿二及ボス影響二就テノ實 験的研究．醤學研究，12巻，7號，2091，（昭13）．
15）美濃口玄，生物組織二及ボス超短波ノ影響
（1）．解剖學雑誌，10巻，3號，90頁，昭（12）．
16）同人，超短波ノ生物組織二及ボス影響（2）・
同誌，】2巻，2號，32頁，（昭13）．
