• 検索結果がありません。

FEM による固有値解析

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "FEM による固有値解析"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)土木学会東北支部技術研究発表会(平成24年度). I-9. 損傷を受けたアーチ橋の実稼動モード解析 日本大学大学院. 1. はじめに. 学生会員 ○小川. 高誉. 矢田工業(株). 正会員. 成田. 英樹. 日本大学工学部. 正会員. 五郎丸. 英博. 4.. 2011 年 7 月 27 日から 30 日にかけて発生した新潟・. FEM による固有値解析. FEM モデルは有限要素解析ソフト「Patran」を用いて. 福島豪雨は、福島県会津地方西部を中心に甚大な水害. 設計図面を基に、新設時の健全な状態として作成した。. を惹き起こし、河川堤防の決壊や土砂崩れ、橋梁の落. 作成した FEM モデルは床版を Solid 要素, 補剛桁, 補. 橋など多大な被害をもたらした。本研究ではこの水害. 剛材, 縦桁, 横桁, 下横桁を Shell 要素, アーチリブ,. によって被災し、補剛桁に局部損傷が生じたアーチ橋. 斜材, 上横構, 上横支材, 下横構を Beam 要素で作成. を対象に実稼動モード解析(OMA) を行い、被災後の橋. した。表-2 に材料条件、図-1 に FEM モデルを示す。. 梁の振動特性を算出した。また、橋梁が健全な状態の. 固有値解析は解析ソフト「MSC/Nastran」を用いて行い、. 振動特性を FEM による固有値解析で算出し、被災後と. 健全な状態の橋梁の振動特性を算出した。表-3 に FEM. 健全な状態の振動特性を相関解析により比較して、被. による鉛直振動の解析結果を示す。. 災後の振動特性を明らかにした。. 表-2 材料条件. 2. 橋梁の概要. 単位重量 E (KN/m2). ポアソン比. 鋼材. 2.05×108. 0.3. 77.0. コンクリート. 2.2×107. 0.2. 24.5. アスファルト. 1.4×107. 0.15. 23.0. 解析対象橋梁は, 1973 年 10 月に架設されたアーチ橋 で形式はトラスドランガー桁である。本橋は支間長 127.600m, 幅員 5.500m を有している。 支承条件は, P1 側の G が固定支承で他の 3 つは可動支承である。また,. (KN/m3). 水害により上部工補剛桁の局部損傷, アーチ部材の変 形(平面湾曲, 断面傾斜)が生じた。. A1 側. 3. 実稼動モード解析(OMA) 実稼動実験は、三軸加速度計を補剛桁の上フランジ 部に設置し、橋梁に車両を走行させ、その実稼動状態 の振動応答を計測した。実稼動モード解析は確率的小 空間同定(SSI)法を用いて、分析周波数を 0.3~100Hz として行い、被災後の橋梁の振動特性を算出した。 表-1 に OMA の鉛直振動の解析結果を示す。 表-1 OMA の鉛直振動の解析結果. G. P1 側 図-1 FEM モデル. Frequency. Damping Ratio. (Hz). (%). Mode. Shape. Frequency (Hz). Vertical 1. 1.745. 1.446. 1. Vertical 1. 1.411. 2. Vertical 2. 3.090. 0.323. 2. Vertical 2. 3.168. 3. Vertical 3. 4.452. 1.469. 3. Vertical 3. 4.592. 4. Vertical 4. 4.904. 2.120. 4. Vertical 4. 4.812. Mode. Shape. 1. キーワード : アーチ橋,. 損傷, 実稼動モード解析(OMA),. 表-3 FEM による鉛直振動の解析結果. FEM. 連絡先 〒963-1168 福島県郡山市田村町徳定中河原 1 日本大学工学部. 橋工学研究室 TEL 024-956-8714.

(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成24年度). 5. 相関解析. FEM. Mode 1. OMA と FEM の相関解析は式(1)で算出した MAC(モ ード信頼性評価基準)に基づきモードシェイプ間の相 A1. 関を評価した。また, 固有振動数の差は式(2)で算出し た Difference で表した。図-2 に OMA と FEM のモード シェイプペア, 表-4 に OMA と FEM による相関解析結. OMA. Vertical 1. P1. 果を示す。. MAC = 0.224. MAC(𝜑𝑎 , 𝜑𝑏 ) = ({𝜑. ({𝜑𝑎}𝑇 {𝜑𝑏 })2 𝑇 𝑇 𝑎 } {𝜑𝑎})({𝜑𝑏 } {𝜑𝑏}). (1). Mode 2. 𝜑𝑎 :FEM のモードシェイプ 𝜑𝑏 :OMA のモードシェイプ. Difference =. 𝑓𝑂𝑀𝐴 −𝑓𝐹𝐸𝑀 𝑓𝐹𝐸𝑀. × 100 (%). (2) Vertical 2. 𝑓𝑂𝑀𝐴 :OMA の Frequency. MAC = 0.850. 𝑓𝐹𝐸𝑀 :FEM の Frequency. Mode 3 6. まとめ 本研究で得られた結果を以下に示す。 (1) OMA のモードシェイプには水害で損傷した補剛桁 部に FEM のモードシェイプには見られない複雑か. Vertical 3. つ局部的な応答や、支承部に橋軸方向やねじれの応. MAC = 0.320. 答が確認された。 (2) Mode 2 の MAC は 0.850 と比較的高い値が算出され. Mode 4. たが他のモードでは非常に低い値が算出され、全体 的な MAC の平均値は低い値となった。 (3) Mode 1 の Difference に 23.671%と大きな値が算出さ れたが、他のモードでは小さな値が算出された。 以上のことにより、被災後の橋梁のモードシェイプは健. Vertical 4. 全な状態のモードシェイプと大きく異なっており、局部. MAC = 0.350. 損傷が生じた補剛桁の剛性の低下が橋梁全体の振動特性 図-2 OMA と FEM のモードシェイプペア. に大きな影響を及ぼしていることが明らかとなった。. 表-4 OMA と FEM による相関解析結果. Mode. OMA (Hz). FEM (Hz). MAC. Difference (%). 1. 1.745. 1.411. 0.224. 23.671. 2. 3.090. 3.168. 0.850. -2.462. 3. 4.452. 4.592. 0.320. -3.048. 4. 4.904. 4.812. 0.350. 1.911. Average. 0.436. 5.018.

(3)

参照

関連したドキュメント

用いた床の鉛直振動性能あるいは遮音性能向上技術に関する解析的検証を行ない、以下の提案技術に

答解析により既設鋼鈑桁橋の重錘衝撃試験を再現し,RC

ねじりを受ける無筋コンクリート柱、鋼殻・鋼管柱、およびコンクリート充填鋼製合

実橋実験では実稼動状態を再現するために 10 人で 人力加振(走行・歩行外力)を与えて振動測定を行 った。 3 軸加速度計を 5 個使用し,その内1個を参照

 Timoshenko1)は,有限差分法を用いて,単純支持さ

音響解析を用いて対象物の振動現象を調べ る手法としては、機械状態監視や設備診断の

   最後 に , 大動 脈弁位 置に軸 流型血液 ポンプ を設置し たとき の血行動 態につい て CFD 解析 によ り検討し た‐旋 回逆流に より, 大動脈弁 下に渦 の発生が

稼動統計情報の取得標準 稼動統計報告 稼動管理 稼動統計レポートの作成