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推論と対話で考えを広げる

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Academic year: 2021

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第2学年○組 国語科 学習指導案

指導者 1 単元名 推論と対話で考えを広げる 2 指導観 ○本単元は,日常生活で起こる様々な考えができる事柄について,現在分かっている事実や状況を整理し て推論をしたり,他者と考えを共有し,対話をしたりする活動を通して,行動の基礎となる判断力を育成 することをねらいとしている。ここでの主な学習内容は①主張・事実・理由づけの関連性 ②適切な根拠 選び ③多様な考えの共有である。課題文は練習用と本番用で2種類の状況設定を用意した。練習用とな る課題文Ⅰは,新聞の投書から引用した中学生の身近な話題である「中学生が塾に通うことに賛成か反対 か」について自分の主張を考えるという内容である。本番用の課題文Ⅱは防災学習の一環として,災害が 実際に起きた状況下において,避難所の責任者の立場として行動を選択するという内容のものである。ど ちらの課題も課題文を読み込み,現在分かっている事実を整理していくことで様々な考えをもつことがで きる。この活動を行うことの意義は3点ある。1点目は事実を基に推論を行うため,物事を論理的に考え ることができることである。2点目はその考えをもって他者と対話をすることで考えの多様が理解できる ことである。3点目は学習の最後に主張文を書くことで,異なる立場や考えがあることを想定して,内容 や伝え方を考えて書くことができることである。以上の理由から,推論と対話を通して事実を整理し考え を広げる活動は意義深いと考える。 ○本学級の生徒は,これまでに 1 学年の頃に三角ロジックを使って論理的に考える方法や討論ゲームで自 分の意見を伝える方法について学習している。事前の調査によると,「自分の考えを相手に伝えること」 について〇%の生徒が苦手と感じていることが分かった。苦手と感じる理由は,「自分の考えに自信が もてないから」「人に伝えるのが苦手だから」「よい言葉選びができないから」などが挙げられた。以上の ことから,課題文から自分の主張の根拠となる事実を読み取る活動を入れ,相手に納得してもらう主張を もって話し合うことを通して,自信をもって考えを他者に伝えることができると考える。 3 単元の目標 ○主張とそれを支える根拠との関係を捉えて理解することができる。 <知識及び技能> ○自分の考えが伝わるように,複数の事実から適切な根拠を選び,主張を明確にすることができる。 <思考力,判断力,表現力等> ○主張と違う考えをもつ人に納得してもらうために,伝える内容や伝え方を熟考しようとしている。 <学びに向かう力,人間性> 【キャリア教育の視点】 ○日常生活に起こる様々な考えができる事柄について,事実を基に推論し,多様な考えをもつ人と考えを 共有・交流をしながら自分の考えをもつことができるようになる。 【人間関係形成・社会形成能力】 4 単元指導計画 (全7時間) 配時 学 習 活 動 ・ 内 容 キャリア教育の視点 2 1 単元の目標をもとに,本単元の目標を立てる。 ⑴単元カードを使って,本単元の目標を立て,単元を通 して身につけたい力を考える。 ⑵課題文Ⅰを読み,推論と対話を通して考えを広げる練 習をする。 ・三角ロジック(主張,事実,理由づけ) ○単元での目標を基に,学ぶ意義 を理解し,自分自身の目標を立て る力。 【課題対応能力】 2 本時 (4/7) 2 課題文Ⅱを読み,自分の考えを明確にする。 ⑴学習の流れを知る。 ⑵課題文Ⅱの状況設定を整理し,課題文Ⅱの状況下では どのような行動が適切かを考える。 ・根拠となる事実の整理 ・状況設定の把握 ・行動の理由 ・行動の結果予測 ⑷自分の主張と根拠を考える。 ⑸意見交流を行い,考えを再検討する。 ・根拠の適切さ ・反論 ・反論の反論 ○まだ実際に起きていない事柄に ついて,現在分かっている事実を 基に未来の行動を選択したり,行 動の結果予測をしたりして自分の 主張をもつことができる力。 【課題対応能力】 ○課題解決のために他者と意見交 流を行い,自分の考えを修正・再 検討することができる力。 【課題対応能力】 2 3 主張文の書き方を学び,実際に書く。 ・反論の予測 ・反論の反論 ・「序論」「本論」「結論」の三段構成 ・頭括型,尾括型,双括型 ・接続詞の使い方 ○自分の考えが読み手に伝わり, その上で納得する文章を書くため に内容を考えたり,文章を推敲し たりすることができる力。 【課題解決能力】

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1 5 主張文を読み合う。 ・表現の工夫 ・論理の展開 ○いろいろな考えがあることを知 り,自分の考えを広げたり深めた りする力。 【キャリアプランニング能力】 5 本時 (1) ねらい ○課題文から根拠となる情報を読み取り,それを基に自分の主張を伝えることができる。 〈思考力,判断力,表現力等〉 【本時におけるキャリア教育の視点】 ○課題解決のために他者と意見交流を行い,自分の考えを修正・再検討することができる力。 【課題対応能力】 (2) 展開 ○準備物 学習プリント②③ 課題文Ⅱの拡大文 段階 学習活動と予想される生徒の反応(・) 教師の支援○と具体的な評価◇ キャリア教育の視点(☆) 形態 導 入 1 0 分 1 前時を振り返り,めあてをつかむ。 (めあて,学ぶ意義の場) ・状況の設定 ・行動理由 ・行動の結果予測 ○本時のめあてをつかませるために,課題文 Ⅱの状況設定を想起させる。 ○キャリア教育の視点「課題対応能力」をも たせるために,本時で身に付けたい力を説明 し,カードを貼る。 全体 展 開 3 0 分 2 課題文Ⅱの状況の適切な行動について考 え,主張と根拠を班員にどのように説明する か考える。 【脳活タイム】(見通しの場) ・根拠に基づいた理由の説明 3 学び合いを行い,班員の主張にコメントをす る。 【学び合い】(学び合いの場) ⑴自分の考えを班員に説明する。 ・主張と根拠の違い ・根拠(課題文Ⅱの状況設定・行動の理由や 行動の結果予測 など) ⑵学習プリントに主張へのコメントを書いた 付箋を貼り,説明する。 ・根拠の適切さ ・説得力の理由 ・反論 ・行動の結果予測 ・反論の反論 4 自分の考えを修正または再検討する。 ・根拠の適切さ ○次の活動である【学び合い】を建設的な話 し合いにするために,主張とその理由を事前 に考えさせる。 ○意見交流の目的は,課題解決に向けた取組 みの一つであることを理解させる。 ○コメントには,説得力があったかを評価 し,①主張者に反論したいこと②説得力の評 価の理由のどちらかを書かせる。 ○【学び合い】の質を向上させるために,的 確な反論や説得力のある反論の反論をもって 交流をしている生徒を抽出し,全体で共有す る。 ◇課題文の情報を根拠に自分の主張を伝える ことができる。〈思考力,判断力,表現力等〉 ○修正,再検討をした箇所が明確になるよう に,最初に書いた考えに朱書きで訂正させ る。 ☆課題解決のために他者と意見交流を行い, 自分の考えを修正・再検討することができる 力。 【課題対応能力】 個 班 個 ま と め 1 0 分 5 説得力のある主張のポイントを考える。 (振り返りの場) ○付箋に記入した説得力がある理由を参考に させる。 ○累積プリントに学んだ内容を記入させる。 全体 〈まとめ〉 説得力のある主張にするためには,反論を予測したり,事実と主張がつながるようにした りするとよい。 〈めあて〉説得力のある主張のポイントを考えよう。

参照

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