市販染色布の洗濯,耐光堅ろう性
一一綿繊維製品を中心として一一 高 橋 睦 子 *
The E f f e c t s o f L a u n d e r i n g and L i g h t i n g on C o l o r F a s t n e s s o f Dyed F a b r i c s on t h e Market
一一一
OnC o t t o n F a b r i c s
一一一Mutsuko T a k a h a s h i
要 旨 カラフルな色味の服は,我々の生活に潤いを与え楽しいものにしている。それら衣服は,購 入した時点で、の色調が長期に渡って保持されることが望ましい。
日常生活で,衣服を脱いだ後の取扱いとして,洗濯は,欠かせない要素である。そんな取扱い途上で の思いがけないトラブ、ル,苦情も聞く
1 )
。また,染色衣料品の堅ろう性に対するクレームも聞く2 )
。と くに夏場の衣服着用後は,汗汚れが多くなり,家庭での湿式洗濯をまめに行い,清潔な状態で次回着用 したいと願う。その場合,染色布は,湿式洗濯に耐える色調であってほしい。また,夏場の直射日光の 下で着用する機会の多いカラフルな服は,光に対しでも堅ろうな染色品であってほしい。そこで,市販染色布の綿繊維生地を中心に国内外の染色衣料製品として Tシャツ綿製品等も購入し試 料布として,洗濯に対する堅ろう性,キセノンアーク灯光に対しての堅ろう牲を]I
S
規格に基づき実験,観察,判定した。
その結果,①市販染色布の場合洗濯に対する堅ろう度はいずれも
5
級であり堅ろうであった。光に対 しての堅ろう性は,長時間露光しなければなんとか耐えられる布が多かった。②染色衣料品は,今回の 試料のうちでは,輸入品のインド製のワンピースの裏地としてつかわれていた染色綿布が洗濯,キセノ ン光とも竪ろう度が非常に弱かった。特に洗濯の場合,添付綿白布への着色がはっきり見られ,実際に 家庭で湿式洗濯する場合は、他の白い布と一緒に洗濯すると確実に着色されるケースとなる。衣服の種 類により分類洗濯の必要性がある。また,光に対しでも戸外で着用する機会の多い服種であるなら,より堅ろう性の良好な染色製品が望まれる。
1 .
緒 言い ろ い ろ な 服 の 種 類 が あ る が , 家 庭 で 洗 濯 可 能 な 染 色 品 は , 湿 式 洗 濯 を ま め に 行 う 。 そ の お りの染色品の色味に変化,影響の少ないよう,
また夏場, 日 光 の 下 で の 着 用 に よ る 変 退 色 も 少 ない堅ろうな染色品であることが望まれる。
そ こ で 市 販 染 色 布 お よ び 染 色 衣 料 品 ( 海 外 輸 入品を含む)
T
シ ャ ツ , ス ポ ー ツ シ ャ ツ を 中 心 に 試 料 と し て 購 入 し , そ れ ら を 実 験 室 規 模 で] I S
法 に よ り 実 験 を 進 め , 洗 濯 に 対 す る 染 色 堅 自 由 な 発 想 で 斬 新 な デ ザ イ ン , カ ラ フ ル な 色味 の 服 を う ま く 着 こ な し て い る 人 々 が 街 で も 多 く 見 掛 け る 。 そ ん な 中 で そ れ ら 衣 服 を 脱 い だ 後 の 洗 濯 で 染 色 布 の 色 味 に 変 化 が 起 こ る ト ラ ブ ル , 苦 情 を 未 だ に 耳 に す る
1 )2 ) 3 )
。*本学助教授被服管理学
)
(
ろう度,キセノン光に対する染色堅ろう度につ いて判定,観察し,考察した。
2 .
実 験 方 法( 1 ) 試料
試料布および染色衣料品は,都内の池袋,新 宿,渋谷,浜松町の百貨庖,小売庖より購入。
色は, V i o l e t 系 , B l u e 系 , Green 系 , Y e l l o w 系 , Red 系 , B l a c k ( l l l 買に略して V , B , G , Y ,
R , B L K) の各色。
①市販染色布
綿100%
平織 4 8 種,綾織 7 種,メリヤス編 2 2 種 価格は,単価¥ 380‑ ¥ 6 8 0
いずれも日本製。
②染色衣料品
綿100%
T シャツメリヤス製品およびスポーツシャツ メリヤス製品 3 8 種。うち輸入染色衣料品として T シャツメリヤス製品類,ワンピース,スカー
ト
2 0 種含む。
購入価格は,¥ 4 0 0 から¥ 4 8 0 0 。
なお,①を,表 1 の 1V から 77BLK に色系列 にまとめ,②は, 101RK から 137BLK にメーカ ー毎にまとめている。
( 2 ) 洗濯堅ろう度試験
洗濯堅ろう度においては, J I S
ーし0 8 4 4 ‑ 8 6 洗 濯に対する染色堅ろう度試験方法の C法に基づ いた。
試験機は,染色堅ろう度試験用洗濯試験機 (回転型) LAUNDRY TESTER を用いた。
操作の前に,試験片 ( 1 2
x6 . 5 c m ) と添付白 布 (6 x 6 . 5 c m ) 綿布と毛との複合試験片 4 ) を 作製した。
使用市販洗剤 :S 洗濯用合成洗剤(弱アルカ リ性,蛍光剤無配合洗剤) L社製
洗剤濃度: 15g /30 E (使用指示濃度) 洗剤液量: 1 0 0 叫(鋼球 1 0 個人り) 温度: 4 0 土 2
0C
時間: 3 0 分
すすぎ:常温, 1
分2 回繰り返し
判定:洗濯前後の試験片の変退色を変退色用 グレースケール 5 ) で,添付白布の汚染につい ては汚染用グレースケール 6 ) を用い視感判定 する。試験片との間の色差の違いの大きさをグ レースケールと比較して 1‑5 級の等級つけを 行う。これらスケールは, 5 級が最も堅ろうで
1 級が最も弱い堅ろう性を示めす。
( 3 ) キセノンアーク灯光堅ろう度試験 キセノンアーク灯光竪ろう度においては,
XENON LONG ‑ L I F E F ADE METER を用い て J I S ‑ L ‑ 0 8 4 3 ‑ 8 8 キセノンアーク灯光に対する染 色堅ろう度試験方法の第 2 露光法に基づいた。
露光方法は, J I S ‑ L ‑ 0 8 4 1 ‑ 9 2 の日光に対する染 色堅ろう度試験方法に準ずる。試験片をブルー スケール 7 ) と共にキセノンアーク灯光に露光 し,判定は,露光前後の試験片の変退色とブル ースケールの変退色とを視感により比較する。
ブルースケールは, 1 級から 8 級までの 8 種類 の青色染布で 1 級が最も堅ろう度が低く, 8 級 が最も堅ろうになっている。
第 2 露光法は,初期堅ろう度としてブルース ケールの 3 級が変退色用グレースケー l レの 4‑
5 号と同程度に退色した時ブルースケールの 1 級 , z 級または 3 級に生じた変退色と比較して
同程度の変退色を示しているブルースケールの 等級を記録する。次にブルースケールの 4 級が 変退色用グレースケールの 4‑5 号と同程度に 退色するまで露光し,第 1 段階とする。さらに ブルースケールの 6 級が変退色用グレースケ}
ルの 4‑5 号と同程度に退色するまで露光す る。今回はそこで終了とした。
3 .
結果および考察( 1 ) 洗濯堅ろう度
洗濯堅ろう度の①市販染色布は,表 1 の 1V から 77BL に表記しである。この中で Z , 3 の
4 ‑5 級と判定された物を除いて染色試料布の
変退色,添付白布の汚染ともいずれも 5 級と判
定され良好な堅ろう性であった。
試 料 洗 濯 堅ろう
lV 5 2V 5 3V 5 4V 5 5V 5 6V 5 7V 5 8V 5 9V 5 10B 5 llB 5 12B 5 13B 5 14B 5 15B 5 16B 5 17B 5 18B 5 19B 5 20B 5 21B 5 22B
※①23B
※①24G 5 25G 5 26G 5 27G 5 28G 5 29G 5 30G 5 31G 5 32G 5 33G 5 34G 5 35G 5 36G 5 37G 5 38G
※①39G 5
市販染色布の洗濯,耐光堅ろう性 表
1 .
染色堅ろう度判定結果キセノン光堅ろう度 洗 濯
初 期 堅 ろ 第
1
段 階 第2
段 階 試 料 竪ろう4 3 ‑4 40G 5 4 3 ‑4 4 1 Y 5
4 4 42Y 5
4 4 43Y 5
3 3 2 44Y 5
4 4 45Y 5
4 3 ‑4 46Y 5
3 1 47Y 5
3 ‑4 48Y 5
4 49Y 5
4 3 50R 5
4 3 51R 5
4 3 ‑4 52R 5
6 53R 5
3 3 2 54R 5
5 55R 5
4 3 56R 5
5 57R 5
5 58R 5
5 59R 5
3 3 2 60R 5
5 61R 5
5 62R 5
6 63R 5
4 64R 5
3 3 2 65R 5
3 3 1 66R 5
3 ‑4 67R 5 3 ‑4 68R 5
4 3 69R 5
3 ‑4 70R 5
3 2 1
7lR 5
4 1 72R 5
5 73R 5
3 ‑4 2 74R 5 3 ‑4 75R 5
4 3 76R 5
3 ‑4 3 77R
※①3 3 3 77BLK 5
( 単 位 級 ) キセノン光堅ろう度 初 期 堅 ろ 第
1
段 階 第2
段 階3 ‑4
4 3
3 3
4 6 4
4 4
3 ‑4 3 ‑4 3 ‑4
4 2
6
3 3 1
3 3 1
4
4 3
5 3 ‑4 2
3 3 1
3 ‑4 2 3
3 3 2
3 3 3
3 3 3
3 3 ‑4 2 4 4 4 3 3 ‑4 3 ‑4
4 4
4 4
4 3
5 5 5 4 3 ‑4 2 3
3 3 2
試料 洗 濯 キセノン光堅ろう度 堅ろう 初期堅ろ第
1
段階第2
段階 生産国1
0lR 5 3 3 1 JAPAN 1 0 2 R 5 4 3 JAPAN 1 0 3 R 5 4 3 JAPAN 1 0 4 B L K 5 3 USA 1 0 5 B 5 4 5 USA 1 0 6 R 5 4 3 ‑4 USA
107Y 5 5 5 USA
l 0 8 B L K 5 4 3 ‑4 USA
109B 5 4 3 USA
110G 5 4 4 JAPAN 111R 5 4 3 ‑4 JAPAN 112G 5 4 3 ‑4 JAPAN 113G 5 4 3 ‑4 JAPAN 1 1 4 B 5 4 3 ‑4 JAPAN 1 1 5 B L K 5 3 3 3 JAPAN 1 1 6 B L K 5 3 3 3 JAPAN 117G 5 4 3 ‑4 CHINA 1 1 8 B
※②2 1 1 CHINA 1 1 9 B L K 5 4 5 CHINA 120R
※①1 1 1 HONGKONG 121G 5 4 3 HONGKONG 1 2 2 B 5 4 HONGKONG 1 2 3 R A W
戸d 3 3 3 JAPAN 124R 5 4 4 JAPAN 125B 5 3 3 3 JAPAN 126B 5 4 3 JAPAN 127R 5 3 ‑4 3 ‑4 JAPAN
128R 5 5 JAPAN
129V 5 4 JAPAN
130G 5 4 JAPAN
1 3
lBL K 5 4 3 ‑4
韓国132G 5 3 ‑4 T H A I L A N D 133R
※③2 2 1
町DIA
I134R
※④1 1 1 INDIA
I135R
※⑤3 3 1 INDIA 1 3 6 B L K 5 3 3 1 INDIA 1 3 7 B L K 5 3 3 3 INDIA
但し,表中の洗濯堅ろうは,試料布,添付白布の綿,毛の順に 結果を表す。たとえば,洗濯堅ろう5
は,すべて5
級である。*印①は,
5
,4‑5
,5
, *②は,4‑5
,3‑4
,5
, *③は,4
,2
,4 2
, *④は,4
,3‑4
,5
, *⑤は,4
,4‑5
,5
,である。耐光堅ろう度の 印は,試料布が変化していなかったことを表す。
( 4 )
②染色衣料品は表
1
の101Rから137BLK
に記 している。133R
で※③印の結果から添付綿白 布 が2
級となりかなり汚染し非常に弱かった。これは,インド製のワンピースの裏地に使われ ていた布で,複合試験片の添付綿白布に試料布 の色が完全に汚染されていた。そのわりに試料 布の変退色は,
4
級とやや白っぽくなった程度 で あ っ た 。 こ の 表 地 は 細 か い 柄 物 プ リ ン ト で (今回の試料布には適用していなしミ),家庭洗濯 の実用として1
品で洗濯している限りでは支障 ないが他の淡い綿の服と一緒に洗濯すると確実 に他品に影響を及ぼす。色物は,配慮して洗濯 しないといけない例である。また,変化した試料布の色味は鮮やかさが低 下する方向に変化したものが多かった。
今回使用した洗剤は,蛍光剤が配合されてお らず,きなり,色物衣類にも安心というキャッ チフレーズで販売された洗剤を使用した。蛍光 剤配合洗剤で色物を洗濯すると淡色綿布におい てその色味に影響があらわれ洗濯を重ねるに従 い洗濯前の色味とさらに変色が大きく現れる場 合がある
8 )
ので注意が必要である。また使用 洗剤の液性が弱アルカリ性となっている。日常 着 等 の 汚 れ 物 に 対 し て よ り 効 果 的 か と 思 わ れる。
( 2 )
キセノンアーク灯光の竪ろう度キ セ ノ ン ア ー ク 灯 光 の 堅 ろ う 度 試 験 の 結 果 は,①市販染色布
( l V
から77BLK)
は,ブル ースケールと共に試料布を露光したが表1
から77
種のうち初期堅ろうで試料布の16
種がブルー スケ」ル3
級 と 同 程 度 の 弱 い 変 退 色 を 記 録 し た。続けて露光した第1
段階では,ブルースケ ール4
級と同程度またはそれ以下と判定された のは,試料布43種で半数以上になっている。光 に対しての堅ろう性が意外と弱い。もっと堅ろ うな物であってほしい。さらにつぎの露光第
2
段階では,差の大小が あるが,ほとんどの染色試料布が変退色を示し ている。差のおおきいものは,光によって白っ ぽく変化している。この第2
段階の露光終了ま でには長時間の露光を必要とする。どの程度の市販染色布の洗濯,耐光堅ろう性 等級を実用とするかは,いろいろ検討されてい
るが 9 ) せめて染色試料布は,初期堅ろう度で は変退色してほしくないし第 1 段階の露光でも もっと堅ろうであってほしい。
②染色衣料品 (101RK から 137BLK) でのキ セノンアーク灯光の堅ろう度は,表 1 の37 試料 布のうち初期堅ろうで1 2 種が 3 級以下に変退し ている。 120R はRed 系のホンコン製 T シャツ,
134R のRed 系のインド製シャツ, 118B は Blue 系の中国製の T シャツだが,非常に弱く初期堅
ろうの時期から 1 級または 2 級に変退してい る。夏場など,日常これを着用して戸外を歩い ていると早々と色の変化を経験するであろう。
さらに第 1 段階では, 28 種が変化している。意 外と光に対して弱い結果である。また,前の洗 濯堅ろう性の弱かった 133R ,134R インド製試 料布は耐光堅ろう性でも早い時期から 1 級へと 変退していた。非常に弱い。 133R は裏地なの で中に隠れるから光に対し堅ろうで無くてもよ いという考えもあるかも知れないが,やはり不 満は残る。
なお,この 133R の裏地, 134R のシャツはJ I S ‑ L‑1065 染色物の染料部属判定方法 1 0 )1 1 ) 1 2 ) によ
り鑑別した結果,直接染料と判定された。
市販染色布,染色衣料品を通してみると,洗 濯堅ろう度においては,輸入染色品のごく一部 のものが非常に弱く,特に添付綿白布に汚染さ れていた。それらを除けばいずれも堅ろうであ った。
一方,光に対する堅ろう度は,多くの試料布 が非常に弱く,変化していた。 T シャツ,スポ ーツシャツ等の服種の場合,着用を通して日の 光に当たる事は,当然の行為である。もう少し 光に対して堅ろうな染色品 9 ) が望まれる。
また,色味の違いで、染色布への影響があるか 否かは,純色に近い色は,堅ろうであった。今 回の実験では,赤色系の混色,レンガ色に近い 色が弱かった。
光に対しての堅ろう度試験では,試料布を実 際の日光に暴露する状態で試験できれば良いが 種々の点で実施しにくいため今回は,人工光
XENONN ARC LAMP LIGHTを用いている。
自然環境の悪化が問題になっている昨今, 日光 暴露の方が,大気中の酸化窒素ガスなどさらに 複雑に色味に影響し変化すると 1 3 ) と考えられ る 。
ま と め
繊維製品の染色品は,綿製品を中心として新 種反応染料の開発と共に染色堅ろう度の高い物 へと変化対応してきている。しかしいまだに染 色品のトラブルに対する苦情が失くならず現実
にその実例も目にする。
そこで実際に市販されている染色繊維製品を 綿繊維を中心に購入し,洗濯堅ろう性,耐光堅 ろう性についてJ I S 法に基づいて実験しその状 況について観察した。
その結果,洗濯堅ろう度においては,染色綿 衣料品は,輸入品の裏地に使われていた布地が 添付白布に汚染した。実用としてこのもの 1 品 で洗濯していれば,表地と同系色のためさほど 目立たないが他の服種と一緒に洗濯すると同じ 綿繊維の場合確実に汚染して色味へ影響する。
染色品の場合,最初に洗濯をする場合は,分類 洗濯をして色味への影響等確認する必要性があ る 。
また,耐光堅ろう度では,堅ろう性の弱い物 が多かった。日常着用していると徐々に変化し ていて最初の色味と比較しないため気づくのが 遅くなるのかもしれないとも思う。光に対しで
ももっと堅ろうな染色品を望む。
今回は,染色布および染色製品の実験室の規 模での条件決め,結果であったために実際の実 用品の立場からの確認したい要素に欠けてい る。例えば染色製品での着用,洗濯後の風合い の劣化,収縮の変化,型くずれ等,実用面での 要素の追求,複合汚染による被害など。
実験以前の問題点で,今回の染色衣料品のな
かで韓国製 T シャツにおいて取扱い絵表示のマ
ークに絵と禁止の×印の行がずれて表示されて
いて誤解されて取り扱われるおそれのある物が
あった
1 4 )
。 ま た , 百 貨 店 よ り 購 入 し た 日 本 製 スポーツシャツで縫製上,袖付け根部分が一部 はずれていたものがあった。衣服購入時点でファッション性を重視しデザ イン,素材,肌触り等の好みのものを選ぶ事は 非常に多い。しかしその後の洗濯に付随するい ろいろな取扱いに対する配慮はやや欠けがちに なる。せめて購入後でも良いから品質表示,取 扱い絵表示等注意書きのラベルを確認して衣類 を取り扱いたいものである。それには,メーカ ーは,誤解を招くような表示は気を付けてほし い。また,我々消費者サイドは,家庭での洗濯 等,正しい知識,自覚をもって衣類を取り扱い たいものである。
なお,染色試料布として文化学園テキスタイ ル資料館より一部試料の提供をいただいた。謝 意、を表する。
1)生田勝久:クリーニングクレームを考える・ホー ムクリーニングの立場から,洗濯の科学
3 9
,1
,2
,94 2 )
三村光代:繊維の脆化消費者436
,95
三村光代:繊維の色の変化消費者
444
,96
3)葛西光子:輸入衣料品のトラブルと表示 洗濯の科学
404
,1 7
,9 5
4 )
複合試験片]IS
ーし08 0 1 ‑ 9 5
染色堅ろう度試験方法通 則5 )
変退色用グレースケール ]IS ‑ L ‑ 0 8 0 4
,94 6 )
汚染用グレースケール ]IS ‑ L ‑ 0 8 0 5
,83
7 )
ブルースケール ]IS ‑ L ‑ 0 8 0 5
,83
日光に対する染 色堅ろう度試験方法8)高橋陸子.蛍光増白剤 (FBA) を含む洗剤を用い た洗濯による染色物の色調変化の検討,家政誌
3 7
,6
,475
,86
9)日本繊維製品クリ}ニング責任所在判断目安:全 国クリーニング環境衛生同業連絡会