• 検索結果がありません。

仕事の目的に応じた 最適な性別の組み合わせとは何か

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "仕事の目的に応じた 最適な性別の組み合わせとは何か"

Copied!
39
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

仕事の目的に応じた

最適な性別の組み合わせとは何か

指導教員 上市秀雄 TA 合田 室町 1 社会工学における戦略的思考:理論、実験および演習 動機づけ班 田島 清水 長谷川 石井 平田 石岡 阿部 長野

(2)

背景

▼近年、

女性

の社会進出が進んでいる。

男性社会

女性の参入

社会の多様化

国立社会補償・人口問題研究所より 女性の活躍をサポート 「キャリア&マネー協会」より

(3)

性別における作業時間の差

男性・男性>男性・女性>女性・女性 男性同士の方が共同作業において作業時間は早い 兼松(1956 )

面識のある小中学生の共同作業において、

性別による組み合わせの差が

どの程度あるかを実験した

先行研究(1)

3

(4)

▶報酬(特に金銭)を与える→やる気が下がる =

金銭的報酬

は内発的動機づけを

減少

させる ▶ 決められた課題を与える→やる気が下がる =

自律性が高ければ

内発的動機づけが

増加

する ▶他者と関係がある→やる気が上がる パフォーマンスを向上させる要因として動機づけが考えられる Deci (1972)の実験

報酬が動機づけに与える影響を解明

先行研究(2)

(5)

先行研究の課題

課題 ▶ 面識のある小中学生の共同作業においては、 男性同士のペアの方が、男女のペアよりも パフォーマンスが高い ▶報酬を与えた場合、内発的動機づけが下がる ▶他者との関わり合いが高ければ、やる気は増加する 先行研究 ▶兼松の実験では、共同作業において パフォーマンスのみに焦点を当てている →課題遂行に対する満足度や課題達成後の親密度などを 考慮していない ▶知り合い同士での実験 →初対面同士では実験を行っていない ▶Deciの実験では、個人における課題遂行についてのみ言及 →ペアにおける課題遂行の実験は行われていない 5

(6)

本研究の目的

男性ペア 報酬有り 男性ペア 報酬無し 男女ペア 報酬有り 男女ペア 報酬無し パフォーマンス 親密度 満足度 ▶初対面という条件の下で、 男性ペア・男女ペア、報酬の有無の組み合わせによって パフォーマンス、親密度、満足度に どのような影響を与えるのか。 ▶さらに、達成する目標(パフォーマンス、親密度、満足度) に応じてどの組み合わせが適しているかを明らかにする。

達成する目標に応じて、

(7)

7

実験の概要

独立変数(環境の選定)

➢パフォーマンス 完成までの時間 ミスの個数 ➢満足度 全体満足度(実験全体の満足度) 制作物満足度(制作物に対して 満足できましたか) ➢課題達成後の親密度 会話時間(10分間での会話時間) ➢報酬(有無) ➢ペア (男性ペア・男女ペア)

・従属変数

・(男男or男女) × (報酬有りor報酬無し) によって、被験者を2×2の4グループ 報酬 有り 報酬 無し 男男 3 3 男女 4 6 【被験者】 大学生32名(男22名、女10名) 【 実験 】 実験者3人で被験者2人を観察

(8)

【実験手順】

実験で使用するもの 物理的 報酬 自己紹介 事前 アンケート 実験 実験中 実験後 行動観察 事後アンケート 実験前 ▶実験で使用したもの:レゴ ▶対象年齢 :5歳以上 ▶レゴのピース数 :471ピース ▶抜いたピース :目のついているピース×6、半透明×3

(9)

9 自己紹介 事前アンケート(5件法)

【内容】学年、学類、サークル、出身地等について

お互いに自己紹介してもらう

【実験前】

物理的 報酬 自己紹介 事前 アンケート 実験 実験中 実験後 行動観察 事後アンケート 実験前

【測定項目】

・レゴへの興味

・緊張度

(10)

物理的報酬

報酬有りのグループには実験前に報酬選択をさせる

※それによりモチベーションに差異が出るのかを観察する。 ※但し、報酬無し群に関しては実験終了後に、 報酬有り群と同じ報酬を与える。

【実験中】

物理的 報酬 自己紹介 事前 アンケート 実験 実験中 実験後 行動観察 事後アンケート 実験前

(11)

11 USBメモリー (TOSHIBA8GB) 価格:568円(アマゾンより) ハサミ サンスター文具 スティッキー 価格:420円(アマゾンより) エリエール ティシュー 180W 5箱 価格: 291円 (アマゾンより) 三色ボールペン 三菱鉛筆 ボールペン ユニ ジェットストリーム 価格:343円(アマゾンより) シャープペンシル ぺんてるグラフギア500 価格:373円(アマゾンより) エコバック アップバッグ B 価格:345円(アマゾンより) 洗剤 アリエール イオンパワージェル 価格:298円(アマゾンより)

報酬リスト

(12)

実験 【課題】右図の家を20分間で作成する 2人で協力して自由に作る 【測定項目】パフォーマンス ・課題完成までの時間 ・ミスの個数を測定

【実験中】

物理的 報酬 自己紹介 事前 アンケート 実験 実験中 実験後 行動観察 事後アンケート 実験前

(13)

13

行動観察

【測定項目】親密度

・実験後10分間の会話時間

自己紹介 事前 アンケート 実験 実験中 実験後 行動観察 事後アンケート 実験前

【実験後】

物理的 報酬 事後アンケート(5件法)

【測定項目】満足度

・制作物満足度

・全体満足度(課題に対する満足度)

(14)

独立変数

ペア(男男/男女) 報酬(有り/無し)

従属変数

・パフォーマンス 完成までの時間…課題完成までの時間 (秒) ミスの個数完成課題と異なる点 ・親密度 会話時間実験後の会話時間(分) ・満足度 制作物満足度…制作物に対して 満足できましたか(5件法) 全体満足度今回の課題に対する満足度 (100点満点)

2元配置の分散分析

ペアの違いおよび報酬の有無が

パフォーマンス、親密度、満足度

分析方法

(15)

パフォーマンス~完成

までの時間~

パフォーマンス~完成

までの時間~

15 →男性ペアの方が男女ペアに 比べて、 完成までの時間が短い (パフォーマンスが良い) (ペアによる主効果 男性ペア M=758.7 < 男女ペア M=936.3 F(1,28)=8.16 p=.008)

結果(パフォーマンス)

→報酬有りでは男女ペアの方 が完成度が高いが、報酬なし では逆の傾向がみられる。 (交互作用 F(1,28)=15.98 p=.000)

(16)

→男女ペアの方が男性ペアに比べて、

会話時間が長い

(ペアによる主効果 男性ペア M=2.67 < 男女ペア M=7.63)

(17)

17

結果(満足度)

→報酬有りの方が 報酬無しに比べて、 制作物満足度が高い (報酬による主効果 報酬有り M=4.57 > 報酬無し M=3.72 F(1,28)=13.25 p=.001) →報酬有りの方が 報酬無しに比べて、 全体満足度が高い (報酬による主効果 報酬有り M=91.5 > 報酬無し M=81.0 F(1,28)=8.46 p=.007)

(18)

考察

男性ペア 報酬有り 男性ペア 報酬無し 男女ペア 報酬有り 男女ペア 報酬無し パフォーマン ス 完成までの時間 完成度 (ミスの少なさ) 親密度 会話時間 満足度 制作物 全体

男性ペア報酬有り:作業は早いが、完成度が低い 男性ペア報酬無し:作業も早く、完成度も高い 男女ペア報酬有り:作業は遅いが、 完成度・親密度・満足度は高い

結果一覧

(19)

◆ 現実では様々な環境の形が考えられる → ボーナス、心理的報酬等 ◆ パフォーマンスや親密度、満足度以外で環境から 影響を受ける変数はないか → 従属変数の追加 ◆ 単純作業 → 長期的な作業、複雑な作業 ◆ 報酬額が少ない → 報酬を高額なものにする ◆データのサンプル数が少ない → データを増やす、女性同士のペアの組み合わせ

今後の課題

19

(20)

• Deci, E. L.(1972). Intrinsic motivation, extrinsic reinforcement, and inequity,

Journal of Personality and Social Psychology, 22, 113-20.

• エドワード・L・デシ,リチャード・フラスト,桜井茂男[監修]. 人を伸ばす力ー内発と自立のすすめー,新曜社,44

• C. M. Muller and C. S. Dweck(1998). Praise for Intelligence Can Undermine Children’s Motivation and Performance, Journal of Personality and Social

Psychology, 75(1), 33-52. • 堀野緑、市川伸一、奈須正裕(1990).基本的学習観の測定の試み : 失敗に対 する柔軟的態度と思考過程の重視, 教育情報研究, 6(2), 3-7. ・兼松礼子(1956).協同作業における作業者相互の関連についてーその作業能率 に及ぼす影響ー,大阪大学,34

参考文献

(21)

・国立社会補償・人口問題研究所「少子化問題のアウトライン」 http://www.ipss.go.jp/ ・Ancient Japan http://www.crystalinks.com/japan1.html ・オンライン英会話比較ナビ http://blog.livedoor.jp/online_english/archives/21838774.html ・SeesaaBLOG女性の活躍をサポート「キャリア&マネー協会」 http://bluemint.info/article/113309042.html 21

画像出典

(22)

社会工学における戦略的思考:理論、実験および演習 動機づけ班

田島 清水 長谷川 石井

平田 石岡 阿部 長野

(23)

動機づけとは

動機づけとは、やる気を起こさせる心の動き。 ▼ 外発的動機づけ 何らかの報酬(目的)のために行動する 【金銭的報酬】お小遣いアップのために勉強する 【心理的報酬】褒められたいから勉強する ▼ 内発的動機づけ その行動自体を報酬(目的)として行動する 例:学ぶことが楽しいから勉強する

2

種類の動機づけによる行動 23

(24)

“初対面”の定義

【他学類】 ・同学類だと知り合いである可能性が高いため 【所属している全てのサークルが被っていない】 ・同じサークルに所属していると 知り合いである可能性が高いため ※合同イベントのある、テニス・音楽サークル等は 同じサークルでなくても知り合いである可能性があるため、 「初対面でない」とみなした。

実験条件

【同学年】 ・学年の違いによる要因を取り除くため

(25)

参考資料

(26)
(27)

レゴに対する興味 リラックス 作業工程 予想終了タイム 27

参考資料①

事前質問紙

レゴを購入したいと思いますか レゴで自分のオリジナルなもの を作ってみたいと思いますか レゴに対する興味はありますか 緊張していますか 出来るだけ早く作ろうと思いま すか 出来るだけ正確に作ろうと思い ますか どのくらいの時間でできる と思いますか。 予想タイムを記入してくだ さい

(28)

パフォーマンス 興味 •レゴを他人に薦めますか •レゴを自分が楽しむために購入した いと思いましたか •レゴを将来、子供のために購入した いと思いましたか •レゴに対する好奇心は湧きました湧 きましたか •他のものを作ってみたいと思いまし たか •自分オリジナルのものを作ってみた いと思いましたか •もっとやってみたいと思いましたか •今回の課題は熱心にやりましたか •出来るだけ早く作ろうと思いまし たか •出来るだけ正確に作ろうと思いま したか •予想していたよりも今回の課題は 簡単でしたか

参考資料② 本番後質問紙追加部分(1)

(29)

作業分担成功度 創作物に対する満足度 ペア満足度 •今回の課題の作業分担はどのよ うにしましたか •作業効率はよかったですか レゴを作る時の自分たちの戦略 はよかったと思いますか •今回の課題制作のレゴ制作実験 の戦略の中で改善したい変えた い点がありしたか 29 •レゴをやってみて楽しかったです か • レゴをやっている時間は短く感 じましたか • 実験中以外に制作した理由はな んですか • 今回のレゴ制作課題の制作は実 験はうまくできましたか • 今回のレゴ制作課題の制作は実 験はうまくできましたか

参考資料② 本番後質問紙追加部分(2)

•もし機会があったら、同じペアで 別の実験課題をやってみたいですか •相手に言いたいことはいえました か •相手とたくさん話ができましたか

(30)

• 髪を触る

• ストレッチ

• 寝る

• 時計を見る

• 携帯を見る

• 姿勢

(後ろにもたれる)

参考資料③ 行動指標(本番中・自由時間中)

• ペン回し

• パズルから目を

そらす

• ため息

• その他

(31)

31

結果(ペア満足度)

→報酬有り・男性ペアがペア満足度が高く、

報酬無し・男性ペアがペア満足度が低い。

(交互作用)

F(1,28)=5.82 p=.023 ペア満足度…同じペアで別の課題をやってみたいか?

(32)

やってなくてもよいよ!

(33)

c33 従属変数 制作時間 独立変数 会話時間…実験後10分間の会話時間(分刻み11段階) 確認時間…課題が完成してから終了を伝えるまでの時間 (制作時間に含まれる) 効率の良い作業分担…アンケート項目(5段階評価) 制作物に対する満足度…アンケート項目(5段階評価) ミスの個数

変数①

(34)

モデル1 制作時間 = 23.923会話時間 + 2.275確認時間 – 64.145効率の良い作業分担 + 75.919製作物に対する満足度 – 29.180ミスの個数 R2 = 0.697 調整済みR2 = 0.639

結果①

(35)

c35 従属変数 制作時間 独立変数 男男…男子男子のペアのダミー変数(男子女子=0) 報酬有…報酬ありのペアのダミー変数(報酬なし=0) 確認時間…完成からまでの時間(製作時間に含まれる) 緊張…アンケート項目(5段階評価) 制作物に対する満足度…アンケート項目(5段階評価) 作業分担成功度…アンケート項目(5段階評価) 開始直後作業分担…アンケート項目(5段階評価) 戦略改善必要度…アンケート項目(5段階評価)

変数②

(36)

モデル2 制作時間 = -106.913男男 + 143.683報酬有 +2.253確認時間 +36.212緊張 + 65.049製作物に対する満足度 -56.706作業分担成功度 + 88.566開始直後作業分担 +40.694戦略改善必要度 +447.813 R2 = 0.765 調整済みR2 = 0.684 有意確率:0.000

結果②

(37)

c37 従属変数 全体満足度 独立変数 男男…男子男子のペアのダミー変数(男子女子=0) 実験前リラックス…アンケート項目(5段階評価) 確認時間…完成からまでの時間(製作時間に含まれる) 同じ工程を一緒に作る 今回の課題の制作はうまくできましたか …アンケート項目(5段階評価)

変数③

(38)

モデル3 全体満足度 = 5.122男男 -2.819実験前リラックス +0.74確認時間+12.168同じ工程を一緒に作る + 7.408今回の課題の制作はうまくできましたか R2 = 0.728 調整済みR2 = 0.676 有意確率:0.000

結果③

(39)

完成までの時間とコミュニケーションの相関

39

予備スライド:結果(相関関係)

→p=.002<.01より有意な相関がみられる

相関係数=0.516

参照

関連したドキュメント

北陸 3 県の実験動物研究者,技術者,実験動物取り扱い企業の情報交換の場として年 2〜3 回開

り最:近欧米殊にアメリカを二心として発達した

図2に実験装置の概略を,表1に主な実験条件を示す.実

 本実験の前に,林間学校などで行った飯 はん 盒 ごう 炊 すい

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない こと。動物実験(ウサギ)で催奇形性及び胚・胎児死亡 が報告されている 1) 。また、動物実験(ウサギ

実験の概要(100字程度)

強化 若葉学園との体験交流:年間各自1~2 回実施 新規 並行通園児在籍園との連携:10園訪問実施 継続 保育園との体験交流:年4回実施.

大項目 小項目 事実関係 具体的実施事項 対応期日 本社 1F 2F