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1 ルート法で行ったアデノシン負荷心筋シンチグラフィの安全性

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Academic year: 2021

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《技術報告》

1 ルート法で行ったアデノシン負荷心筋シンチグラフィの安全性

河合 裕子*  木住野 皓**

要旨 片側上肢に 1 ヶ所のみの血管確保 (以後 1 ルート法) を用いてアデノシンによる負荷心筋シン チグラフィを施行した.アデノシン投与期間中および心筋血流製剤投与直後の自覚症状,収縮期血圧,

拡張期血圧および心拍数への影響を検討する.

狭心症が疑われる患者 66 名 (男性 43 例,68±11 歳) に対して,1 ルート法により,アデノシン 120

µg/kg/min を 6 分間持続静脈内投与することによる負荷心筋シンチグラフィを施行した.

アデノシン持続投与中に同一ルートから心筋血流製剤を注入したが,これによる収縮期血圧,拡張期 血圧および心拍数には有意な変化はなかった.アデノシン投与開始直後に全症例の 64%, 心筋血流製 剤投与直後に 8% で新たな所見が出現したが,いずれも軽度であり,投与終了後速やかに消失した.

以上より,1 ルート法を用いたアデノシン負荷心筋シンチグラフィは安全であり,両側上肢に血管確 保することが困難な症例に対して有用と考えられた.

(核医学 43: 15–21, 2006)

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