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急性心筋梗塞再灌流成功例における

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Academic year: 2021

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《原 著》

急性心筋梗塞再灌流成功例における

201

TlCl/

123

I-BMIPP 心筋シンチグラム乖離現象の経時的変化に対する

加齢の影響についての検討

酒井 英行*   諸井 雅男*

要旨 本研究は急性心筋梗塞再灌流成功例における 201TlCl (TL) と 123I-BMIPP (BMIPP) の心筋シン チグラフィ乖離現象の経時的変化に対する加齢の影響を明らかにすることを目的とした.急性心筋梗塞 再灌流成功例で慢性期再狭窄のない 26 例を対象に心筋 TL/BMIPP Dual SPECT, 心拍同期心プールシ ンチグラフィおよび断層心エコーを亜急性期および慢性期に施行した.亜急性期乖離領域では,非乖離 領域に比して亜急性期から慢性期にかけて有意な壁運動の改善が認められた.対象を 65 歳以上と 65 歳未満の 2 群に分け,乖離現象の経時的変化に対する加齢の影響を検討した.高齢者群では非高齢者 群に比して亜急性期から慢性期にかけての乖離領域の BMIPP 集積改善が悪く,集積乖離が残存した.

左室駆出率改善度は両群間で有意差を認めなかった.以上より,急性心筋梗塞再灌流例において亜急性 期 TL/BMIPP 集積乖離領域は生存心筋を表しており,高齢者は非高齢者に比べ亜急性期 TL/BMIPP 集 積乖離領域の脂肪酸代謝障害がより長期に持続する可能性が示された.

(核医学 38: 1–12, 2001)

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