エタノール系化学工業廃水の UASB 処理 東北大学大学院環境科学研究科
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(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成23年度). 100. 13.5 COD転換率(%). 80. 26.7. Effluent H2S. 9.1. Sulfide CH4. 60. 40. 20. 0 Effluent. 100. Sulfide H2S. S転換率(%). 80. 63.0. 63.1. 69.1. 60 40 20 0. 48. 24 12 HRT(h) R1 における COD と S 変換のマスバランス. 図4 100. (a). 4.1. COD転換率(%). 80. Effluent H2S. 9.1. Sulfide CH4. 60. 40. 20. 0 100. (b) S転換率(%). 4.31l/l/d までに増加した。UASB 反応槽の HRT は 48h,24h,12h および 6h の段階で,COD 除去率は 86.5%以上に維持し,反応槽の安定運転を達成し た。HRT4h では COD 除去率は 73.7%まで低下した。 実験運転安定した後,CH4 含有率は 71.5%以上の 高濃度が得られた。H2S の含有率は 1.3~4.5%の範 囲で推移した。 図 3 は R1 の中で、ガス生成速度,COD 除去率お よび硫酸塩除去率に及ぼす COD 容積負荷の影響を 示している。COD 容積負荷の増加に伴い,ガス生成 速度は直線的に増加した。COD 除去率は,反応槽内 の容積負荷を増加するに伴い,除去率が若干低下 す る傾 向が見 られ た。硫 酸塩 の除去 率は 最高 43.5%(容積負荷平均 2.88g-COD/l/d)が得られ た。それ以上の負荷では,硫酸塩除去率は約 35% であった。 図4はHRT4~12hの条件における,高濃度硫酸塩 含有廃水処理中のCODとSのマスバランスを示す。 流入CODからメタンガスと硫化物(硫化水素ガス と水中硫化物)への転換率はそれぞれ,約50.8% と27.3%であった。また,人工廃水中の硫酸塩か ら硫化水素ガスと水中硫化物への転換率はそれ ぞれ,約3.9%と36.4%で,水中への溶解割合が大 きかった。 3.2 COD/SO42-の比率がメタン発酵に及ぼす影響 図5はHRT12hでCOD/SO42- の比率はメタン発酵に 及ぼす影響を示した。図5(a)はR1(COD/SO42-= 1)とR2(COD/SO42-=20)のCODバスバランスの比 較図である。同じ条件で,R1とR2の流入CODからメ タ ン ガ ス へ の 転 換 率 は そ れ ぞ れ , 約 47.5 % と 86.9%であった。R2はR1より,メタン生成に利用 されCODの比率は大幅に高かった。同時に,R2の中 に,流入CODから硫化物への転換率は僅かに1.6% であった。 図5(b)はR1とR2の硫酸塩マスバランスの比 較図である。R2の硫酸塩還元率は約62.9%であっ た。中に,硫化水素ガスと水中硫化物への転換率 はそれぞれ,約45.9%と16.9%で,R1より高い硫 酸塩還元率を達成した。 4. まとめ 本研究では,嫌気性処理による硫酸塩含有エタ ノール系廃水の対照実験を行い,以下の知見が得 られた。 (1)COD/SO42-の比率は1の場合,COD容積負荷と硫 酸 塩 負 荷 は , そ れ ぞ れ 平 均 12.2g-COD/l/d と 11.7g-SO42-/l/dの条件で,86.5%の高いCOD除去率 が実現できた。流入CODの約27.3%,また流入硫酸 塩の約40.3%が硫酸塩還元に利用された。 (2)COD/SO42-の比率は20の場合,流入CODからメ タン生成および硫酸塩還元への利用割合はそれ ぞれ,86.9%および1.6%であった。また流入硫酸 塩の約62.9%が硫酸塩還元に利用された。. 80. 33.7. Effluent Sulfide. 63.0. H2S. 60 40 20 0. R1(COD/SO42-=1). 図5. R2(COD/SO42-=20). COD と S 変換率に及ぼす COD/SO42-の影響.
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