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色名教育についての考察 : 中学校における色名と色材の関わりについて

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(1)平成4年度 学位論文. 色名教育についての=考察 一一. 狽衰w校における色名と色材の関わりについて一. 兵庫教育大学大学院 教科領域教育専攻 芸術系コース. 学籍番号 M91711H 高木 良.

(2) 頁. 目次. 序章. 色名に関する状況と、問題について一一…一一一…一一一 ,1. 第1章. 戦後の教科書を二心とした色名教育一一一一一…一……一 7. 第1節. 小学校「図画工作コにおける色名教育の推移…一一…7. (1) 昭和33年以前の学習指導要領を申心として一一一一…一7. (2) 昭和33年以前の教科書を申心として…一…一……一12 (3) 昭和33年以後の学習指導要領と教科書を中心として16 第2節. 申学校「美術」における色名表記の推移一一…一……19. (1) 昭和33年以前あ学習指導要領と教科書を中心に一…19 (2) 昭和33年以後の学習指導要領と教科書を申心に・一一22. 第3節. 言語としての色名について…………一…一一…一一25. (1) 国語の教科書における慣用色名について一…一一一一一一一一25. (2) 国語の教師の色名に対しての関心について……一一27 (3) 広辞苑に記載されている色名について…一一…一一一一一一30. 付記. 昭和28年から昭和63年までの「図工」 r美術」の. 教科書における色名一覧・……一一……一…一一一一一一・一一一一一33. 第H章. 1節. 中学生の色名認識の現状と問題点一…一一一一一一一… 39. 基本色名・慣用色名など色名の認識についての調査. 39. (1) 色名の認識数について……一……一一一一…一一……一 39. ① 調査の目的………………一一一一一…一…一一…一39 ② 調査の対象、方法、結果…一…一……一一一一一一一…一一40 ③調査の分析…一一一・・一一一…一一一一一一一一一一……一。一一一一一…一一70. A 各学校の比較と特徴について一一一一一一一一一……… 70 B 男女別の比較と特徴について一一一一一一一…一一一一一一一一一70.

(3) C 全体の特徴と傾向について…。一………一一一・・… 71. 2節 (1). 色に対しての命名調査…一一…………一一一一…一…74 色の命名調査・…一……………一…一一一一一一…一一・74. o. 調査の目的一……………一一一一一一一一………一一…74. @. 調査の方法一…。一一………一一一一一…一一一一。…一…一74. @. 調査の結果一一一・一一一一一一一…一…一一一一一一……一……一… 74. (2). 調査の分析A 色の命名に関しての考察・一……一…103. (3). 調査の分析B 色名の種別…………一一一一一一…一…152. o. 色名の種類別からの考察・一…一…………一一一一…152. @. 修飾語に関しての考察……一…一……一一一一……154. @. トーン別色名の考察………一…一……一……一…156. @. 無回答に関しての考察…………一一……一・一一一一一…159. 3節 (1). o (2). 生徒と教師の比較一一一……一一一…一…一一…一一一一一…160 教師の色名認識と命名…………一一…一一一一一一…一一一一・一一160. アンケートの方法・調査結果…………一・一一一…一一…160. 色名認識における生徒と教師の比較……一一一……・176. o. 色名の認識度より一……一一一…一一一一一一一…一…一……・177. @. 色の命名について一…一………一一一一一一一一一……一一…184. 描画二色材と色名について・……一一一…一……一一…208. 皿章. 1節 (1). 水彩絵の具の色配列や色名についての調査一一……・208 色配列・色相環および色名について…一…一…一一一一一208. o. 調査の目的…一……一一”…一一一一一一一一…一一一…一一一一・208. @. 調査の方法一一一・一 一……一一一一……一一一…一・・一一一…一一一・i一‘208. @. 調査の実際…一…………一一一…一一一…一……一一一t209. @. 調査にあたっての留意点一一一一一一…一……一一一一一一一…209.

(4) (2). 色名の全体的考察……一……一…一一。一…一一一…一一一216. (3). 戦後の学童用水彩絵の具について一一一一一一……一一一一一217. 2節 (1). ポスターカラーの色配列や色名についての調査一一一一219. 色配列・色相環および色名について一一…一…一…一219. c1). 調査の目的t一一一一…一一一一一一……一一一……一…一一一一219. @. 調査の方法・一………一…一一一一一一一一一・一一・一。一一…一…219. @. 調査の実際・一一一…………一…一一一一…………一…219. @. 調査にあたっての留意点…一…一一一……一一一…一一一219. (2) 終章. 色名についての全体的考察一一一一一一一一一一一一一一…230 色名教育のあり方と色材の関係一一一一一一一一一’…………234.

(5) 序章 色名に関する状況と、聞題について. 現代社会をとりまく環境は、TV、印刷物等からの、視覚的な刺激・ 情報にあふれている。その情報効果を演出している一部分は、色である。. 思春期と呼ばれ、多感な申学生も同じ環境の中で生活している。その 時期、及び環境において、申学生は色と色名の関係を、どのようにとら えているのであろうか。. 普段、生徒の使用する色名は、主に次のようであるである。赤、ピン ク、オレンジ色、肌色、茶色、黄色、黄緑、緑、青、水色、紫、白、灰. 色、黒、の14色名程度である。その結果、嚥脂(えんじ)も赤、朱色 も赤、ワインレッドも赤と言っている状況もある。生徒は色名に関して どのような、認識をしているのであろうか。. 色名は、色を見ずして相手に伝達できる言語的要素である。さらに、. 色名は、色を概念的に整理等理解するうえで重要な要素でもある。その 意味で色概念の形成と色名の関係は、申学生の色彩教育上重要であると. 思える。斉藤清氏も、色彩教育の意味する内容として、以下のことをあ げている。. 「1.表現色心の拡大と、色のまとまりの把握 2.配色感覚の洗 練 3.色 の理解と適 な使. 4.生活における色彩の役割. と働きの理解」(1)アンダーラインは高木. 一方、生徒に指導する側の教師は、色と色名にどれくらい、認識や関 心を持っているのだろうか。生徒と教師の色名認識に差はないのだろう. か。また、生徒の認識していない色名を使用し、指導していることはな いのだろうか。. 一1一.

(6) 色名は特定の色を指すより、ある幅をもって意味するところが大きい。 そのため、色と色名の関係には、幅やあいまいさが生ずる。. あいまいさには、あいまいで良い部分と、反対に、あいまいでは困る 部分が、あるのではないだろうか。. 「表現」に関わる美術では、個々の人間性の幅やあいまいさを認める 姿勢、方向が求められている。平成元年告示の新学習指導要領において も、 「心豊かな人間の育成」 「個性を生かす教育」等が重点目標として. あげられた。そこには、個人挿入の人間性の幅やあいまいさをを認め、 生かす教育が求められている。 幅やあいまいさを認めるという点では、 「色名」も同様である。. 指導要領改訂にともない、遠藤友義心②は色名について、次のように述 べている。. 「基本的色名については12色心心程度は知識として定着させる必. 要がある。また、色名は、例えば、V14、dk3、b12、g 22など、いたずらに専門的色名を区分けさせたりする学習にな らないよう十分配慮する必要がある。(このような色彩学習をす ることにより多くの子どもが色彩学習に嫌悪感をもつ)。. 今後は、拙者がファジー色名(Fuzzy color)と名 付けているμ輻のある色名”を教える必要があろう。例えば「肌 色」 (黄土と白と赤豆は茶を少し混ぜた色)、空の色(青と白を. 混ぜた色)、葉の色(緑と黄叉は青、黒を少し混ぜた色)など、 これは一つあ特定色を指すのではなく、ある幅をもってすべて正 しい色である。. そのファジー色を基本としながら実物をよく見て、少しずつ色 を調整していけばよいのである。」(3). 一2一.

(7) 色名に幅やあいまいさを認めることを、私は一概に否定するわけでは ない。特別色名を知らなくても、生徒の表現活動に支障をきたすことは ない、とも言われる。しかし、幅やあいまいさは、常にあいまいなまま で良いのだろうか。色名におけるあいまいさの許容範囲も、入それぞれ で違う。そのため、あまりにあいまいすぎても、指導上支障をきたすこ ともある。レモン色も山吹色もr黄」という色名で済ませると、色立体 などの色概念の形成において、発展性が見られなくなる。さらに、色と 色名のあいまいさの範囲を広げすぎると、生徒が使用し認識する色名数 が、少数に限られてしまう可能性がある。それはまた、色や色名に対し て、興味関心や色名の必要性にも気づかないことにつながる。斉藤氏は 色名指導について、次のように述べている。. r色名に伴う色概念の形成が、,造形表現と密接な関連をもっている. ことを考えるとき、色名の指導は、色を扱う表現活動の申で常時 取り扱われる必要がある。すなわち造形表現に際しては、色概念 が豊かに形成されてこそ、そこに活発な想の展開が期待できるか らである。」(A). すなわち、色名指導と色概念は相互に関係したものであり、色概念の 形成に色名指導は欠かせないものである。ただ、必要な知識としての色 名数や取り扱い方は重要である。いたずらに専門的な色名や色名記号は、 生徒にとって負担であり、その後の興味を失わせる対象としかならない。. また、従来から使用されてきた掛け図などでの指導も、教師から生徒へ の一方的なものとなってしまう可能性が高い。実際の絵の具やポスター カラーによる混色等で、自然に色名を認識するのが望ましいと思われる。 しかし問題もある。生徒が新しく認識した色の色名を知る手だてが、. そろっていないことである。教科書には、ほとんど色名は記載されてい. 一3一.

(8) ないのである。. この色名認識の最初は、幼児期における絵本、クレヨンなどの色材を 媒介とした体験や鰯親との会話から始まる。その後、絵の具などの色材 を心心として、色名認識は広がって行く。しかしそれにも限りがあるよ うだ。遠藤友麗氏は以下のように述べている。. 「色の識別能力は15歳が最高に高まるといわれている。つまり、 中学三年までに確実に指導しておかないとその後、一生識別能力 はあまり高まらないということである。この意味で中学生の年代 ぐこ. の美術教育の極めて重要であると言える。」(5). 色の識別能力は、色に対しての色名認識や命名に大きく関与する。申学 生の時期は、色の識別能力の高さをきっかけとし、色彩感覚を高めるこ とが可能である。また、色や色名に興味関心を持たせる良い時期とも思 える。. 色名認識は、実際の絵の具などの色材を媒介とし、自然と色名を認識 するのが望ましいと述べたが、それでは、絵の具やポスターカラーの、. 色材と色名の関係はどうであろうか。JISで規格統一されている製品 にしても、多少の許容差がある。さらに、専門家用とされているポスタ. ーカラーや、JIS記号の付いていないものは、色と色名の関係が様々 である。たとえば、・「黄緑」をターナー社のポスターカラーでは「ライ トグリーン(マンセ}レ記号10YG 6.5/13)」と呼び、ニッカー社では「クローム. グリーン1(7.7GY 8/10)」と呼ぶ。さらに、ぺんてる社では「イエロー グリー一一ンライト(7.9GY 7.7/10)」と呼んでいる。. また、JIS記号の付いていないサンリオ社などの色鉛筆では、鉛筆 そのものに色名や色の番号が付いていないものもある。そのため、色鉛 筆の箱に色名はあるものの、一旦バラバラになると、幼児や低学年の児. 一4一.

(9) 童は体系的にそろえることができないこともある。 「みどり」の色でも、クレヨンでは「みどり(マンセ,}記号2.5G 5.0!10)」. という色名で、箱に配列されている。しかし、12色水彩絵の具では 「ビリジャン(8.5G 3.5/9)」が箱に配列されている。そのため、生徒の. 中には、ビリジャン=緑と認識していることもある。. 同じ色名の色を、絵の具、ポスターカラー、色鉛筆、色カード等と色 名小事典‘6)で比較してみる。 (表1). 表1 「エメラルドグリーン」 (色名小事典のマンセ,}記号4G 6!8). 色材 マンセル記号. サクラルパス社. ターナー社. 三菱鉛筆社. ?ハ絵の具. │スターカラー. F鉛筆. 日本色研配 Fカード129b. 3.5G6.0/10. 7G7.2/9. 2.5G6.5!8.. 4.OG5.5/9. 色 ■日. ・1國■. さらに、絵の具の箱に納められている色配列順も各社様々である。同 じ会社でも、幼児期用クレヨンと、絵の具、ポスターカラーでは、色配 列が違うものもある。他社との比較をすれば、まさに色配列は千差万別 である。これらの違いは、生徒の色名認識や色概念の形成に、良いこと はないと思う。. 以上、この論文で明らかにしたい点は以下のことがらである。. 1 教科書のおける色名の取り扱われ方。 2 中学生の色名認識、また、色に対しての命名。 3 色彩色名指導をする教師と生徒の色名認識差。 4 色材の色名、及び色配列の現状。. 一5一.

(10) (1). 斉藤清「色名のi理解とその適切な使用」 『デザイン教育大事典』 鳳山社 平成元年 P104. C2). 遠藤友躍 文部省初等中等教育局教科調査官. C3). 遠藤友麗「生活に生きる色彩指導を」『色教きんき還色彩教育研究会近畿支部発行 1eg9葎 P 2. C4). 斉藤滴 「色名の理膠とその適切な使用」 P104 前掲書{D. (5). 遠藤友麗f生活に生きる色彩指導を」 P2 前掲書く3). C6). 日本色研事業株式会社1991年発行 財団法入日:本色彩研究所監修. 一6一.

(11) 第1章 戦後の教科書を中心とした色名教育. 第1節 小学校「図画工作」における色名教育の推移. (1) 昭和33年以前の学習指導要領を中心として この論文の中心は、申学校における色名教育である。しかし同時に、 小学校における色名教育の推移の検討も必要だと思う。. まず、小学校図画工作の教科書の検定制度が開始された昭和28年か ら、現在に至るまでの教科書における色名を取り上げる。. 教科書に色名が記載されるのは、小学1年からである。ただし、色名 の表し方や色名数は、時代によって異なる。この理由として、学習指導 要領の改訂が考えられる。. 戦後から現在にいたる、学習指導要領の改訂は以下である。. 昭和22年. r学習指導要領試案」. 忌和26年. 「学習指導要領試案改訂」. 昭和33年. r学習指導要領改訂」告示. 昭和43年. 「学習指導要領改訂」告示. 昭和52年. 「学習指導要領改訂」告示. 平成元年. 「学習指導要領改訂」告示. 昭和22年の学習指導要領(試案)は、1学年から9学年までの、小 ・申学校、合わせた形で発表された。教材単元表は16の項:目に分かれ ている。その申で、色名に関係する「色彩」も、記載されている。. 昭和26年の学習指導要領(試案)では、指導内容が描画、色彩、図案、 工作、鑑賞、しつけ・態度・習慣に労かれている。前学習指導要領同様. に「色彩」の項目も記載されている。しかし、33年の改訂から「色彩」. 一7一.

(12) の項目は消えた。同じく、それまで詳しく記載されていた色名に関しの 指導内容も消えた。. 学習指導要領を基として編集される教科書でも、同じく35年新版を 境に、その後系統だった色名を目にすることは無くなった。 そこで、その時期までの色名に関係する学習指導要領・及び指導書の、 目標および内容について検証してみる。. 以下に、学習指導要領などにおける色彩、特に色名に関する箇所を引 用する。. 昭和26年学習指導要領目標図画工作編(試案)第一学年. 「2 色彩 目標 主要な有彩色および無彩色の名まえを覚え、実際に色を扱 うことによって、色に対する感覚を発達させる。 内容. 1.標準色によって、あか、だいだい、きだいだい、きいろ、 きみどり、みどり、おおみどり、あお、あおむらさき、むらさ き、あかむらさきの有彩ts 11色と、しろ、はいいろ、くろの 無彩色3色の名前を覚える。 (ただし有彩色の基本色としてば、. 10色または12色を選ぶこともできる。) 2.えのぐの色、クレヨンの色、色紙の色、絵や模様の色手近 にある物の色を比べて、色の名前を覚える。(色あいと色の名 については、あまり厳密な要求をしないでよい。しかしみどり やあおみどりを、あおといったり、だいだいをあかといったり. することは、たださなければならない。) 3.色紙を切ったり、ちぎったりして、色ならべをする。. 図案その他の学習との関連をとる。」ω. 一8一.

(13) この学習指導要領に「色彩の注」がある。その申の「⑩基本色」に、. 標準色となった11色について記してある。その部分を以下に記す。. 「有彩色の基本的な色として、この書では色相(色あい)24色の 申から下に線をひいた11色をとっている。 あか だいだいあか あかだいだい だいだい きみだいだい. きだいだい だいだいき きいろ みどりき 蟄 きみみ どり みどり あおみみどり あおみどり みどりあお あお むらさきあお あおむらさき あおみむらさき むらさき あか みむらさき あかむらさき むらさきあか むらさきみあか. すなわちこの24色を輪状に配列したとき、あかの左右を二つと びにとり、他は一つおきにとっていって、11色をきめたのであ る。」{2). このほか、12色の基準となった考え方(図1)、10色の基準とな った考え方(図2)説明がある。. A. e. A)三⊃ (㊥B. 穆θ轡鱒. %趣壁 B. c. 図1 12色案. 図2. 10色案. 昭和26年学習指導要領P27より 昭和26年学習指導要領P27より. 一9一.

(14) さらに、4年後の、昭和30年発行小学校学習指導書図画工作編上に、 再度、色相環と色名指導について下記のような記載をしている。 (図3). 「(4)標準色・基本色ついては、どのような考えで指導したらよ いか. (一部省略). 指導要領では、一応 あか・だいだい・きだいだい・きいろ ・きみどり・みどり・あおみどり・あお・あおむらさき・むらさ. き・あかむらさき・の11色を有彩色の基本色としているのであ るが、この案にも程度が進んでくるといろいろ不便なところもあ. るので、10色案によっても、12色案によってもよいことにし ているのである。. 円外に書いてある名は、1951年版日本色彩研究所「色の標 準」で採用した色相名である。・一番外側の円内に書いてある色相. 名は日本標準規格(JES)に採用せられた24色旧名である。 外から2番目の円(12色A案)は、相対する色が心理的補色関. 係になる12基本色である。外側から3番目の円(12色B案) は、絵の具の混合から割だした12基本色である。外側から4番. 目の円(11色案)は、JESの24色を、あかの左右だけ二つ 飛びにとり、他は一つおきにとった11基本色である。これは色 環にしても相対する色がないことになり、したがって補色色環に ならない。一番内側の円(10色案)は、だいだいをきだいだい の位置に移せ}ま、色環にしたとき相対する色が補色関係になる。. 指導要領に色相を多少調節すれば補色色環になるという意味のこ とが書いてあるのは、主としてこの点をさしているのである。. (申略)小学校程度では、どの案によるということをがっちりき. めて組織的な指導をしなければならないというのではなく、必要. 一10一.

(15) な色の一つ一つを認識させておけばよいのであるから、むしろ融 通性のある取り扱いをしておく方が望ましいのである。」(3). 策だいかいあ。’u;kき. 物溺煮かだい廓ゼ・き き. き・塾5. }eT’ 1.;;・一“Y’r (D. 風ち“. tvs tN 曳 ごり ぽ へ. 、. 〇. 瀞②・。. 藩. @ o. 一. 、{. 。. ’. 鈴.. oXO. @. 饗. 怜檎●. 灸h. 黙徳. 勤評4. 。. 軍G 馨 喉. (“vill)Kl{lc.・.. o. 謙 oxo. 。. e. QXti E .毅 .,事. IA. 蘇、蘇驚 ゆ. e ぜさ o/o 爵os ●凄飯. 宅. 緯距翫 $ o. ’驚モト. 免. @. ノ. R写ミ. R. シ3 、テ・. p,. ・ 。. 岐ど・. &と・シ. OV xy@. $YV6. fg>)1〈K V o. ←き鱗、◎ ’ S8>S<< “. 含圏’. 。. @. o o @. き∫警;1籍1識鍵●. OA /O. 5ぐ. %癬登. 一、.. “.聾費叫. .gg>:er&. 七与∫♂FDc. 図3. 色相環の色名 10色!1色12色案. 昭k30年発行小学校学習指導書図画工作編上P71より. 一11一.

(16) 文部省の学習指導要領では11色相案(みどりあおが無い)を、一応 の方向として提示している。しかし10色相案でも(きだいだいと、み どりあおが無い)、12色相案でも良いとしている。 当時の現場の教師には、とまどいや迷いが無かったのか、個人的に関 心もある。色彩教育全般として、混乱の時期であることがそこには伺わ. れる。ただ、当時の教科書を見れば、12色相とその色名を記載してい. るものがほとんどある。10色相、11色相を記載している教科書はご く少数であった。. それにしても、現在の色彩指導と比較すれば、当時は色彩をかなり細 かく指導しようとしていることがよくわかる。. (2) 昭和33年以前の教科書を回心として 試案ということで、強制力は無いが、文部省の学習指導要領のもとで、 教科書における色名はどのように扱われ、記載されたのであろうか。. 昭和26年∼34年までの日本文教出版株式会社{4)と開隆堂出版株式 会社(5)の教科書で検証する。. 先に述べたが、日文の昭和26年小学図画工作三年では、11色相の 図を載せている。 (図4). 昭和28年、日文では、1年生の教科書において、楕円の高這に12 色相名を、上から下に示している。色名は以下である。(図5) あか、だいだい、きだいだい、き、きみどり、みどり、あおみどり、み どりあお、あお、あおむらさき、むらさき、あかむらさき。. この12色相は図3の12色A案にあたる。 一方、二二堂では、クレヨンi2本の絵に、それぞれの色名を表記し ている。 (図6). 一12一.

(17) 色名は以下である。. はいいろ、くろ、あか、はだいろ、だいだい、ちゃいろ、きいろ、きみ どり、みどり、みずいろ、あお、むらさき。. ,h b’e だい. ・溜’峨 考みご{ 紅,. nto ?’. 細●. 濡髪 e‘b・,e. 欝● 一一6 T T e’3V.一 ,Y, 図4、昭和26年日文の色名. T 図6、28年開隆堂の色名. 図5、昭和28年日文のの色名. 二学年の教科書においては、日文は一学年と同様、楕円の色票に12 色相名を記載している。色名は一学年と同じである。開隆堂はクレヨン. の絵ではなく、日文同様に12色相の色と色名を表記している。. 日文、開塩田とも多少の違いはあるが、昭和31年まで色名だけでな. く12色相環、12色相の明度表、彩度表などをほとんど各学年に表記 している。. 昭和33年に学習指導要領の改訂があるが、35年の新訂版が出るま. での32年∼34年、日文では、一、二、四、六年に赤∼赤紫の12色 相の色と色名を載せている。12色と12色名を、徹底して教えるよう な姿勢が伺われる。現在とは全く違う方針である。. 一13一.

(18) 日文における、昭和32年∼34年までの、小学校各学年の色彩に関す る記載を下に添付する。 (図7∼図1.2). 2年. 1年. いゆロゆ ルしりや. 色の明か轟さ 2。I. @I色のあかるぎ. 豊盲榊綱1壁占・まに.わけてみtLよ∼ゆ. lil嚢. 一・・. t. 垂. ll ト. 錘鰍. 詰 Ilけ,、. ゆや ロロマ や げ りずけノぱルのりヒめやコト. P一一一F. 翠1:. 面汚 車〔 圏 .. く壁 薗』■ 雪白■. lt”ing. 副. …至腹諏. i,1. 3年. 昌。.. 璽車要撃e 1一. B平ト. 12. ma. げりゆ. 恥ゆ巴肱萌か葛1紬だ桝ダある・・1ろいろ.喋ら噸昨よ... 書1・1鞭!欝.!l群l1. 4年 あたたから色ビ酬い色 .. 色eg.. .・ヨま.:’e・:ついて鰍た・賦鋤て紺.『. 曲1=ll,i・幅鴫.あ触か・・邑・桑淋噸粗1 ゆトぬ るりせれをゆり こ ぽをじン ロ. “蝉、.. を. お. コ ず. ■蛍色勉,■. ㌔劉1・ 繍鷲=篇魏魏鯉舛. ㊥.喉 図7∼12 一14一. 5年. !;黙;1「1繕婦1 ヨ井1 6年. 日文の教科書、昭和32年∼34年の各学年の色名.

(19) しかし、教科書に12色相名が記載されるのは、昭和34年で終わり となる。開隆堂では、昭和32年から、全学年の色名は取り除かれ、二 ・四年で色相環の絵を載せているだけである。. 、文部省は色相環の二二や色名について、はっきりとした基準を示さ なかったことは先に述べた。文部省はJISの色名と日本色彩研究所{6) の「色の標準」(7)による色名の両方をそのまま認めて来た。色彩教育に. おいては12色相(色の標準)、産業・工業的立場からは10色相(修 正マンセル表示)がそれぞれ主張をしあつていた時期である。. 多摩美術大学の霜田静志氏は、マンセルシステムを紹介し、次のよう に述べている。. rこのシステムは、非常に単純化され、組織化されたものである ことが大きな特徴である。この点でこれを教育上に採用するに 甚だ有利である。五色を基本にしたマンセル色環と日本色彩研. 究所の六色を基本にした12色二二とを対照してみれば、いか にマンセル式が簡単で教えるのに都合がよいかがわかるであろ う。マンセル式では青と緑の問は一つの青緑であるのに、日本 色彩研究所の式では「あおみどり」 「みどりあお」という、ま. ことにまぎらわしい色名を、二つならべるようなややこしいこ とになっている。これを小学生にまで教えるとしたらどんなこ とになるのであろうか、早くこんなややこしい不便なものはや めて、マンセル式に改めてほしいものである。」(8). 確かに「おあみどり」と「みどりあお」の色名はまぎらわしい。現在 も、生徒に色相環とその色名指導をすれば、ほとんどはこの色名でつま ずく。深入りはしないようにするが、教師にしても指導上難しいところ である。. 一15一.

(20) (3) 昭和33年以後の学習指導要領と教科書を申心として 昭和33年に学習指導要領が改訂され、色名に関わる項目は、次の指 導目標、内容となった。. 図画工作編 第一学年 「目標(部分). いろいろな表現材料や用具を扱うことを経験させる。 内容(部分). クレヨン・パス類・絵の具・色紙などの色の名を覚えさせる。 留意事項(部牙). クレヨン・パス類・絵の具の色名はJIS(日本工業規格)に定 められた色名により、色紙の色は文部省教育用品規格の教育二色 紙による。」cg)(色名に関するところを抜粋). この学習要領の改訂は「戦後の生活申心的であったものを、科学的系 統的な形へと移行して、内容の構造と時間数の削減が図られた。jCls) この系統的指導方のねらいとして、表現を心象表現と適応表現に分けた。. それまでの色彩学習は、色の3要素など知識として扱われるところが多. かった。結果として、知識的学習の「色彩」という項目は姿を消レ r模様を作る。」の中に規模を縮小し、吸収される結果となった。この ことについて以下の記述がある。. 「従来の色彩教育がともすれば知識の詰め込みに終わっていたか、. 或いは殆んど何ももなされていなかったという批判があり、新旧 導要領でも色彩という柱を取り去って、デザイン学習の中でこれ を取り上げることになったのは当を得たことといえよう。J(11). 昭和35以後の教科書では、色相環に付けられていた色名は消えた。 第一学年の教科書にクレヨンなどの絵に、その色名が記載されるように. 一16一.

(21) なる。そのクレヨンの絵の色名も、改訂版により消えたりまた現れたり している。そしてその色配列は様々であり、時代によっても違う。全般 的に赤から紫までの有彩色と白・灰色・黒の無彩色に分けられている。 違いは茶色、黄土色、肌色の位置だけである。小学校三年の教科書には、. 各会社とも12色相環の図を、色名なしで記載している。. 昭和43年、52年にも学習指導要領は改訂されたが、色名に関して 特別記載されていない。平成元年小学校指導書図画工作編においても、 色名に関して以下のように書かれているだけである。. 平成元年小学校指導書図画工作編 r第一学年の内容 (部分). A表現 (3) つくりたいものをつくる ア つくりたいものの形や色、つくり方などを考えながらつくる こと. なお、色の名前については、この活動をはじめ、他の活動など において使いながら自然に覚えていくようにすることが望まし VNo J “2). “). 文部省 『学習指導要領目標図画工作編(試案)第一学年』 昭和26年 P20. (2). 同上 P26. (3). 文部省 『小学校、学習指導書 図画工作編 上』 昭和30年 P72. (4). 教科書出版会社 本社大阪 以後の名称を日文と省略する。. (5). 教科書出版会社 本:社東京一以後の名称を開総画と省略する。. 〈6>. 前身は昭和2年頃「日本標準色協会」 昭和3年「B本標準色カーpド500色」を頒布。戦後の日本 の色彩教育の中心的存在。. 一17一.

(22) 昭和26年、純国産の標準色票系として、日本色研が開発した。昭和33年lt、修正マンセルシ. (7). チムがjlSZ8721に採用されたため、昭和41年に絶版となる。 く8}. 霜田静志 「アルバート・マンセル」『形 12号』 日文昭和32年 P46. {9). 文部省 『小学校指導書図画工作編』ee一一学年 昭和3:3年 P 141. “e). 中村亨 「学習指導妻領における造形教育の概要」 「造形教育事典」建島社 平成3年 P66. Cll). 熊本高工 「もようを作る・デザインをする」『臼文シリーズ 図画工作科指導の系統』昭和. 34年 P47 (12). 文部省 『小学校指導書図画工作編』eg・一学年 平成元年 P 33. 一18一.

(23) 第2節 申学校「美術」における色名表託の推移. (1) 昭和33年以前の学習指導要領と教科書を中心に 小学校と同様に、教科書の内容は、学習指導要領を基に作成される。 戦後から現在にいたる、学習指導要領の改訂は以下である。. 昭和22年. r学習指導要領試案」. 昭和26年. 「学習指導要領試案改訂」. 昭和33年. 「学習指導要領改訂」告示. 昭和44年. 「学習指導要領改訂」告示. 昭和52年. 「学習指導要領改訂」告示. 平成元年. 「学習指導要領改訂」告示. 前節で、小学校における色名教育の推移を記述した。その傾向は申学. 校でも同一である。すなわち昭和30年代半ばまでは、色相環を中心に 詳細な記述や、図が大きく取り扱われていた。しかし、その後の教科書 では色名に関する記述は姿を消した。ここで、その流れを検証したい。. 昭和22年学習指導要領目標図画工作編(試案) 「第七学年 単元二 色 (一)指導目標. 1 混色の実験をさせ、ある色相について、その清色調・濁色調 の色を系統的に認識させる。. 2 補色について知らせる。 3 配色の基本について知らせる。 第八学年 単元二 二. 一19一.

(24) (一)指導目標 1 色立体について知らせ、色彩を系統的に把握する力を養う。 2 色彩に対する感覚を鋭敏にする。 3 配色の練習をさせる。 第九学年 単元二 色 (一)指導目標 1 日常用いられている色が、どんな色であるのかを研究させる。 2 色彩に対する感覚を鋭敏にする。 3 配色の練習をさせる。. (二)指導方法 1 われわれが、日常用いている色名にはどのようなものがある かを調査する。. 2 各色名について、それはどんな色相でどのくらいの明度・彩 度であるのかを研究する。. 3 日常、同じ色名でよばれている色でも、人により、職業によ って、必ずしも一致はしていないから、同じ色名で呼ばれて いる色のひろがりはどの位であるのかの調査などもする。. 4 色が、日常の生活悔いかに利用されており、また、色がわれ われの日常生活にいかなる影響を持っているかを研究する。 5 図案の研究と関連を保って配色の練習をする。」Cl) (色彩・色名に関する部分を抜粋した。). 上のような学習指導要領をもとに、日文では昭和31年∼32年の申 学一年の教科書で、赤∼赤紫の色と12色旧名を記載している。 (図13)色名は以下である。. 一20一.

(25) あか、だいだい、きだいだい、き、きみどり、みどり、あおみどり、 みどりあお、あお、あおむらさき、むらさき、あかむらさき。. 33年∼36年までは、赤∼紫み赤までの色と24色相名を載せてい る。 (図14) 色名は以下である。. あか、きみあか、あかみだいだい、だいだい、きみだいだい、 きだいだい、あかみき、き、みどりみき、きみどり、きみみどり、 みどり、あおみみどり、あおみどり、みどりみあお、あお、 むらさきみあお、あおむらさき、あおみむらさき、むらさき、むらさき、 あかみむらさき、あかむらさき、むらさきみあか。 (むらさきは2つある。). 竃あ. 色の三要素 ロの とおロ. のほとあロ. 訴1野顎撫琴&鍔∵\.. 2き. あ. か. 3あかみ躍L・ttい 4κ. 噸吐llii.ノ鴛『露量:↓:盤. 色 tt. か. み. も馳 瑠. い. 5●ゐ曙bbだし馳 6鼻 だ い だ い. 7あ ゆ ゐ じ. 「r畷LユコロF. 109876543:匝訓甜. 「囎■嶺Nfl辱.「. 8魯 9み ど り ゐ 9. 且0● み ど り. ロの. ⑰.. 11唇 ゐ み ど り. s2δ. ど. り. 13あi「みδ ど り. 1輪 B み ど り. り. @ ◇. 色には,窟瓢色と傭聯色と創. 15ゐ ど り みあ”. 15轟. 8. 17ひらさ曇みあお 16あ 菖bら さ ,. 19あ”ゐ。らさ●. 回.IL. 20t「 ら t 塵 ltU. ら さ. ●. ”あ◎・ゐむらさ緯. ’”. asあ,tiら辱辱 劉。ら愚唇みあ参 像寧#5闘“}. 図13昭和32年日文申一の色名 図14昭和35年日文申一の色名. 一21一.

(26) 痩馬堂でも、31年∼36年にわたって、申学一年で赤∼紫み赤まで の24色と24色相名を記載している。色名は日文と同じである。申学 二年では、24色とその色名を載せ、そのうち14色は固有色名として 表記している。さらに、色・明度・彩度番号も記載している。 色名は以下である。. あか、だいだい、きだいだい(やまぶき)、き(レモン)、きみどり (若草)、みどり、あおみどり、 みどりあお、あお、. あおむらさき(こいききょう)、むらさき(あやめ)、あかむらさき (ぼたん)、しろ、明るい灰(ぎんねず)、灰(ねずみ)、くろ、にぶ. あか(オールドローズ)、ちや(とび)、暗いき(なたね)、明るいみ. どり(エメラルド)、暗いあおみどり、明るいあか、明るいむらさき (モーブ)、にぶあかむらさき(ヘリオトロープ). (2) 昭和33年以後の学習並倉要領と教科書を中心に 小学校と同じく、昭和37年改訂の教科書から色名が消えた。その間、 昭和33年に学習指導要領改訂が告示されている。この改訂で教科名が、 「申学校図画工作科」からr美術科」へと名称が変わり、学習内容は、. 絵画、彫塑、デザイン、工芸、鑑賞の5領域となった。. 昭和33年春学校美術科指導書の「色や形などの基礎練習」の目標及 び内容は以下である。. 「目標. 形体、色彩、材質感などによる構成練習を通して、調和の感覚を 訓練し、絵画、彫塑などにおける表現やデザインの基礎的な能力 を高めることを主とする。. 内容. 一22一.

(27) 第1学年 配色練習においては、次の練習を通して色の3要素を感覚的に理 解させるとともに、色の感情と色の3要素の関係による調和につ いて指導する。 (ア)色の3要素を主にした配色練習 (イ)色彩感情を主にした配色練習. 第2学年 (ア)色の明示を主にした配色練習. (イ)色の面積や配置を主にした配色練習. 第3学年 色の機能を主とした配色練習を通して、色の機能性を感覚的にと らえ、色彩設計の基礎の能力を養う。」<2)(色彩・色名に関する 部分を抜粋した。). 上記の内容から、配色練習が主で、色名に関しての記述はない。また、 申学校美術指導書では以下のように述べている。. 「美術の学習においては、表現と鑑賞の学習活動が重視され、理解 学習は表現・鑑賞の補助的役割をはたすものであり、また、表現 鑑賞活動の結果得られるものである。」(3). そして、以前の知識的色彩学習を批判し、以下のようにも述べている。 「色相、明度、彩度については、これらの数値的な段階はあるが、. その数値番号などを記憶させることではなく配色における感覚を 高めることを忘れぬようにすることがたいせつである。」(4>. これらの改訂趣旨をもとに、色彩理論や色名は教科書から消えた。. 昭和43年、51年、平成元年と学習指導要領が改訂されたが、色名 に関する記述はない。昭和37年忌教科書から、申学一年三教科書に、. 一23一.

(28) 12色相環の図が記載されているだけで、色名は記載されていない。. ただ、開隆堂では、平成元年改訂の三年生用教科書の中に、21色と その慣用色名、改訂版で18色とその慣用色名を、記載している。編集 意図として、日本の色彩文化や他教科との関連で取り上げた、としてい る。注目に値すると思う。色名は以下である。 ときいろ、さんごいろ、あかねいろ、かきいろ、えびちゃ、きつねいろ、 やまぶきいろ、からしいろ、うぐいすいろ、ひわいろ、もえぎいろ、 わかたけいろ、ろくしょう、あさぎいろ、あいいろ、ぐんじょういろ、 ふじいろ、ききょういろ、つつじいろ、ぎんねず、なまりいろ。. ただ聞題もある。生徒の認識している色と、異なる色もあるのである。 たとえば、開隆堂の「あいいろ」 (図15)である。これは、マンセル 記号5B5/8 (5)にあたる。一方面徒が使用する水彩絵の具の「あいい. ろ」 (図16)は6PB2.5/6である。双方、色相も明度も大きく 違う。著者は、どちらが正しいとか、違っていると言っているのではな い。色名には、幅やあいまいさが常につきまとうのも確かであるからで. ある。2色を参考に添付するが、晶晶堂の教科書の「あいいろ」の代用. として、マンセル記号6B5/8を付ける。. 図15 教科書の「あいいろ」の代用. 図16 絵の具の「あいいろ」. く1) 文部省 「学習指導要領目標図画工作繍(試案)』 昭和22年 P97 (2) 文部省 『中学校美術科指導書』 昭和33年 P27 (3) 文部省 同上 P2. (4) 文部省 同上 P61 (5) 兵甲教育大学日野研究室分光測定機調べ. 一24一.

(29) 第3節言語としての色名について. (1) 国語の教科書における慣用色名について. 色名は図工や美術以外でも現れる。下表は、教育出版会社・昭和63 年改訂・小学一年∼中学三年までの、国語の教科書に出現する色名であ る。参考に図工・美術の色名を右側に記した。. 国語と図工・美術の教科書に現れる色名. 表2 学年. 国 語 (教育出版 S63改訂). 図工・美術(日文S63). 小1. あお あか みどり くろまつか 、すむらさきいろ まっしろ sンク きんいろ. あか、ちゃいろ、だいだ 「、きいろ、きみどり、 ンどり、みずいろ、あお ゙らさき、くろ、はいい ?Aしろ. 小2. うすももいろ 金色. 無. 小3. 銀色 こん 青緑色 、ぐいす色 オレンジ色. 無. 二4. れんが色 青白い こいあい色. 無. 小5. こん色 うすべに色 くれない @「太陽の光線は赤、だいだい、黄. 無. ホ、青、あい、むらさきの7色か 轣c. 二6. 」倉嶋厚 天気のことわ占ざを考える. 1真っ茶色 なまり色 紅白ききょう色. 無. 申1. 土色、黒茶色、. 無. 心2. 萌黄、褐色、えんじ色、真紅、. 直. リ倹F、ぶどう酒色、蒼白、深紅 黶A. 中3. ’. 黄土色、茜、紅色、鉛色、瑠璃色 ョ碧、ベージュ 銅色、薄紅 ュちなし色、淡灰色. 無. 一25一.

(30) 国語で使用されている色名は、図工・美術よりかなり数が多いことが. わかる。図工では、小一年で「あか」から「しろ」までの、15色を示 しているだけである。その後、色名を教科書に見ることは、ほとんどな. い。ただ関隆堂発行の申言三年用の教科書(昭和58年以降)で、21 色の慣用色名と色を記載している。. また、国語の教科書の申では、基本色名、系統色名より慣用色名の数 の多さがわかる。さらに慣用色名を並べてみると、ピンク、桃色、金色、. 銀色、紺、うぐいす色、水色、茶色、れんが色、藍色、紅色、鉛色、桔 梗色、萌黄、褐色、えんじ、るり色、ベージュ、である。学年が上がる につれてその数も増える。文学作品ということで、色のイメージを伝達 する慣用色名が多くなるというところであろうか。読み手としても慣用 色名の色を知っていれば、その雰囲気やイメージを想像できる。固有色 名や慣用色名の良さはそこにあるのだが、ただそれを知っていれば、で ある。児童生徒が日常生活から、慣用色名を認識する機会はどれくらい あるのか。たとえば、中学二年の生徒が、 「萌黄」の色を知ろうとして. も、その手段は身近にあるのだろうか。また、児童生徒の生活環境の違 いで、色名の認識数も違ってくる。さらには、色名と色そのものを、商 違えて認識していることも考えられる。 この慣用色名と教育について、斉藤清高は次のように述べている。 「固有色名は、一・般に生活の申で自然に使いならされていくもので. あるが、それだけに曖昧さが残り、ときには混乱が生じる。そこ にも色名指導の必要性があるが、具体的に固有色名をとりあげる 場合には、教育的配慮から次の条件が考えられよう。 ・一般社会で多く慣用されている色名。 ・子どもの生活の申で多く慣用されている色名。. 一26一.

(31) ・子どもの表現上の要求を満たし得る色名、いいかえると、表現 に際し子どもが多く使用する色の色名。 ・基本色名とともに色空間の中で包括的に位置づけられる色名」{1、. 上記の条件を満たす色名は、環境の違いで、状況も変わってくる。一概 に、この色名は妥当である、あの色名はふさわしくない、とも言えない。. ただ上の条件は、色名教育的見地から重要な部分を含んでいるように思 われる。. (2) 国語の教師の色名に対しての関心について 国語の授業において、国語の教師は色名をどのように扱っているのか. を調査した。 (小学校10名 申学校 7名 高校 8名 計25名) 担当する教師の色や色名に対しての興味関心の度合いは以下である。. 1 色名や色に興味が 非常にある16% 多少ある68% あまりない16% ない鰯 2 教科書中に日常的に使われない色名が出てきた場合の説明を 必ずする64% 時々する32% ほとんどしない4%. 3 色の説明の方法は 色紙など実際の色を見せ説明する 32% 少し濁った緑などと、言葉で説明する 36% 両方で説明する 32%. (説明しない理由として、 「本人が調べれば良い」が1名いた。). 4 色名教育について. A 現状のままで良い。10名 ・図工・美術では、色を言葉でとらえるのではないから、特に色.. 名を教えなくても良いのではないか。2名. 一27h.

(32) ・現実の生活上で特に支障はない。2名 ・日常生活の中で覚えていくのが良い。2名 ・色はイメージの聞題であるから、色を固定して教える必要なな い(以下1名) ・色には境界線はない。. ・色は名前ではなく、感性だから色名融育は必要でない。 ・厳密な色の定義は悪い影響を与える。. B 教えるべきである。12名 ・色の呼び方の違いを教えた方が良い。3名 ・色の名前を知る事によって、色を識別する能力も高まる。2名 ・子ども自らが調べられる環境が必要であり、そのためにも図工 や美術の教科書等で色名をもっと.扱うべきである。2名. ・色に対して豊かな感覚と適切な言葉を身に付けさせたい。2名 ・色感覚を鋭敏にするため色名教育は必要である。(以下1名) ・色名は文化であり、早くから教えるべきである。 ・色名と生活とのつながりを持たせた方が良い。. C その他 3名 ・国語では「色名→色のイメ・・一ジ」授業が行われ、美術ではr実. 際の色→色名」として扱われる。1名 ・色名は「ことば」の問題であり、 「ことば」と「文化」の関係. である。1名 ・よくわからない。1名 5 和名の色名と外来語の色名についての意見. A 和名を大事にしたい。12名 ・額名の場合、過去の文化の継承という側面から大切にし、これ. 一28一.

(33) からも残しておきたい。3名 ・和名は、やさしさ、やわらかさ、暖かさを感じることが出来る。 (以下1名). ・日本には日本なりの色のとらえ方があり、言葉とともにその 「とらえ方」が失われていくことが残念である。もっとも、榿. は年に1回、ねずみはほとんど目に触れないのでしかたがない かもしれない。. ・日本古来の色名と、外来語の色名とは、必ずしも完全に一致す るものではないと思う。その点で和名も大切にしたい。 ・日本にある色はそのまま和名で使うべきである。 ・和名でなければ表現できないものもある。. ・言語感覚的に言えば、和名を残したい。しかし、国際的に統一 されていくものならば、色のつながりを持たせたい。. ・和名には日本の文化や自然から生まれた日本人の美的感覚が反 映されている。国語科の立場からも日本文化を愛するものとし ても、和名を大切にしたい。. ・日本にある色と、外来語の色名は別の系列から発しており、区 画するべきである。. ・和名には生活と文化の密着が感じられる。安易に外来語に変え ることは、日本の文化自体をも否定することになりかねない。. B こだわらない。13名 ・言語は生きており変化する。5名 ・どちらでも良い。2名 ・両方知っておくのが良い。2名 ・!つの色にも、いろいろな名前があっても、良いと思う。1名. 一29一.

(34) (以下1名) ・自分の気持ちにあわせ、使い分けるようにしたい。 ・言葉はその時代の人の感覚によって変わるものである。 ・外来語の方が、現代人の感覚に合うこともある。. ・基本的な色は和名で説明がつく。しかし微妙な色の違いは和名 では表しにくい。白にしても、スノー・一bホワイト、パールホワイ. ト、ピnアホワイトを和名では説明しにくい。 上記の国語教師の色に対しての意識や、教育の目指すところがら、次 のようなことが伺われる。. 国語という、言葉を扱う教科の特性からか、色名に関心のある教師が、 多い。さらに、色名の説明も授業の中で行われている。色の説明方法は、. 色紙などで色を視覚的に示す教師が半数以上いる。他方「色はイメージ の問題であるから、色名を固定して教える必要はない」という具合に、. 積極的に色名教育を行わない、と考える教師もいる。また、言葉と日本 文化の視点から、和名の慣用色名を早くから教えた方が良い、とする意 見もある。国語教師にしても意見が分かれているところである。. (3) 広辞苑に記載されている色名について. 前(2)では色名特に慣用色名対して、興味を持っている国語の教師 数も多いことがわかる。それでは、慣用色名はどれくらい日本語として 認知されているのだろうか。日本語の一般的な基準になっている広辞苑. で調べた。また、慣用色名は数が多いので、JIS慣用色名168色を 使用した。. N30一.

(35) O印 色名として記載されている。. (r色」という書葉が付いていなくても、記載されている言葉 も含む) X印 記載されてない。. 色名と広辞苑(2}の記載関係. 表3 色名. 印 色名. 印 色名. オー,}ドローズ. ×. 黄土色(仁ロ・オーカ. ローズ. O. セピア. 覧、 Xトロヘリー. X. 珊瑚色. ×. カーキー色 ひまわり色 うこん色 プロシド. ピンク. 桃色 紅梅色 ボルドー 紅色 ベビーピンク シグナルツド. カーマイン えんじ色 すおう色 あかね色. 金赤 赤さび色. ベービーブルー サックスブルー 藍色. ミッドナイトブルー. ×. ×. ×. 砂色. X. ×. 如一ムイエロー. ×. るり色. ×. からし色 クリーム色 たんぽぽ色 うぐいす茶 中黄 カナリア色 オリーブドラブ オリーブ色 レモン色. ×. 紺(ネイビーブルー). X. o ○. X ○. o ○. ○ ○ ○ ×. ×. o. O o O O o. ネーブ肱仁ロー. ×. X X. 濃藍 露草色 コバルトブルー はなだ色 紺青. ○. o. スカーレット 紅赤 鉛丹色 サーモンピンク あずき色. o o o O O o. セ,}リアンブルー 」X. レグホーン色. ○. 朱色(バーミリオン). 象牙色(アイボリー). ○. ○. ○. マルーン. べんがら えび茶 とび色. O O o. 印. ×. o O o. ○. 群青色 長子 藤納戸 桔梗色 紺藍 藤色 パンジー. ○. すみれ(バイオレット. ひわ色 うぐいす色. ○. 鳩羽色 しょうぶ色. ○. 抹茶色 こけ色. ×. ×. o. オリーブグリーン. ×. 若草色 萌黄. ×. あやめ 江戸紫 ラベンダー モーブ ライラック. ×. o ×. o ×. ○. ○. ○. X. o ×. o X. O ×. ○ ○ ×. 1×. 一31一.

(36) o. バーントシェンナ. ×. リーフグリーン 草色 若葉色 松葉色. 煉瓦色 さび色 チョコレート色 ココア色. ×. 白緑. O. o O. 常盤色. X. ×. コバ肝グリーン. o. ×. エメラルドグリーン. ○. 柿色 肉桂色 樺色. ×. o. ×. o ×. オーキッド 古代紫 なす紺 紫紺 ぼたん色 マゼンタ とき色 つつじ色 桜色 ローズピンク ワインレッド. ×. o O o ×. ○. O ×. o o o. 緑青. ○. マラカイトグリーン. ×. 深緑. o. ピーチ. ×. ボトルグリーン. ×. らくだ色 肌色. ○. 青磁色 ビリジアン 青竹色 鉄色@. ○. バーガンデイー スノーホワイト. X. 銀ねず(シ}レバー“. ピーコックグリーン. ×. ナイルブルー さび浅葱. × ×. ピーコックブルー. ×. X. O. 鉛色 スレートグレイ. ○. チャコ→レグ珂. ○ ×. 栗色. たいしゃ色 黒茶. だいだい(オレンジ 茶色(ブラウン). 焦げ茶(バーンぽン. ?. バー. o o O O. ず色. ×. みかん色. ×. タン. o o. ×. ○. @ローズグレイ イ 茶ねずみ きなり色 パールグレイ 利休鼠 スカイグレイ. ○ ×. o ×. X. o ×. X X X. o ×. O. 小麦色. o. 新橋色 浅葱 納戸色. パフ. ×. ターコイズブルー. ×. シアン. o. スチールグレイ 鼠色. 隔 }リンブルー. ×. 墨. o o. 金色. ○. 褐色 コルク色. ×. 卵色. O o O. 山吹色. ○. こはく色(アンバー. 金茶. ベージュ. o. 水色 あいねずみ. o ○. 空色(劫イブ♪}一) ○. 銀色 ブロンズ色. ×. o o. JIS慣用色名168色盲、広辞苑に記載されている色名は、98色 である。約3分の1の色名は広辞苑に載っていないことがわかる。特に この申で、 「ビリジャン」 「セルリアンブルー」が記載されていないこ とに注目したい。. 一 32 一.

(37) この2色は、広く学童用絵の具に使用されている色名である。学童言色 材に、広辞苑にも載っていない色名を付けるのが良いかどうか、意見の 分かれるところだと思う。. (4)昭和28年から昭和63年までの図工・美術の色名一覧. 教科書に記載される色名の推移. 表4 年. 年. 28. 1. ∼. 31. 2. 日本文教出版. 色カードに12色相名. クレヨンの絵に12色名. 実際はひらかな表記 赤、榿∼中年、黄、黄緑、 緑、青緑、緑青、青、青紫. 実際はひらかな表記 灰色、黒、赤、肌色、榿、 茶色、黄色、黄緑、緑、. 紫、赤紫. 水色、.青、紫. 一』『. 色カードに12色相名 色名同上. 32. 開隆堂. 』一. 色カードに12色相名. 実際はひらかな表記 赤、燈、黄澄、黄、黄緑 緑、青緑、縁青、青、青 紫、紫、赤紫. 3. 色相環に12色名 赤は12時 色名同上. なし. 4. なし 12色相の明度表. なし. 5. なし 彩度表. 色相環に12色名(同上). 6. 色相環に12色名 赤は7時. 色相帯に12色名(同上). 色カードに15色名. なし. 1. 実際はひらかな表記 白、灰色、黒 赤、榿、黄燈、黄、黄緑 緑、青緑、緑青、青、青. ∼. 34. 紫、紫、赤紫、. 2. 色カードに12色相名. なし(花の形の色相環). なし 12色相の明度表. なし. 赤は12時. 赤∼赤紫. 3. 一33一.

(38) 35. 4. 12色相名とチャート ヤ∼赤紫. なし. 5. なし. なし. 6. 12色相名とチャート ヤ∼赤紫. なし. 1. クレヨンの絵に色名. なし(色のなまえをおぼ ワしよう). 39∼42. P2色相環 赤は9時. タ際はひらかな表記 秩A灰色、黒、茶色、肌 F.青、水色、黄緑、黄 F、榿、赤. @∼38. P2色相環 赤は9時. Fカードはある. 2. なし. なし. 3. なし12色相判 赤9時. なし. 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. なし (色の名前を覚え. なし. ワしょう) 12の色. 普A灰色、白、肌色、. 普A赤、青、水色、緑 ゥ緑、黄、茶色、に見える. 43. 2. なし. なし. 3. なし(12色相環). なし(12色相判). 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. 色カードに14色名. なし. タ際はひらかなで表示. @∼45. ヤ、茶色、黄土色、榿、. ァ色、黄色、黄緑、緑 ツ、水色、紫、. 2. 一34一. iクレヨンの色はある)?赤、燈、黄土色、茶色. ゥ色、黄緑、緑、水色、. 秩A灰色、黒. ツ、白、灰色、黒. なし. なし.

(39) 46. 3. なし(12色相環). なし(12色相環). 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 色カードに14色名. クレヨンの絵に12色名 タ際はひらかなで表示. 1. タ際はひらかなで表示 ヤ、茶色、黄土色、機、 ァ色、黄色、黄緑、緑. @∼48. ツ、水色、紫、. ヤ、榿、茶色、黄土色、. ゥ色、黄緑、緑、青、紫 秩A灰色、黒. 秩A灰色、黒. 2. なし. なし. 3. なし(12色相環). なし. 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. クレヨンの絵に14色名 タ際はひらかなで表示 ヤ、茶色、黄土色、業 鱒F、黄色、黄緑、緑. クレヨンの絵に12色名 タ際はひらかなで表示. 49 @∼51. ツ、水色、紫、. ヤ、燈、茶色、黄土色、. ゥ色、黄緑、緑、青、紫 秩A灰色、黒. 秩A灰色、黒. 52. 2. なし. なし. 3. なし(エ2色相環). なし(12色相環). 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. クレヨンの絵に12色名 タ際はひらかなで表示. 色カードに12色名. @∼54. ヤ、茶色、黄土色、榿、 ゥ色、黄緑、水色、青、. タ際はひらかなで表示. 秩A灰色、黒、紫、青、. 〟A黒、灰色、白. ホ、黄緑、黄色、黄土色 ヰF、榿、赤. なし. なし. li. 2. 一35一.

(40) 55. 3. なし(12色相環). なし(12色相環). 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. なし. クレヨンに12色名. @∼60. iいろのなまえがいえる ゥな). 61. タ際はひらかなで表示 普A白、灰色.赤、榿 ヰF、黄色、黄緑、緑 ツ、空色、紫. 2. なし. なし. 3. なし. なし. 4. なし. なし. 5. なし. なし. 6. なし. なし. 1. クレヨンに12色名. クレヨンに12色名. タ際はひらかなで表示 ヤ、茶色、燈、黄色、黄 ホ、緑、水色、青、紫、 普A灰色、白. タ際はひらかなで表示 ウ彩色を分けて表示 ヤ、燈、肌色、茶色、黄 F、黄緑、緑、空色、青 秩A灰色、黒. 2. なし. なし. 3. なし(12色相環). なし. 4. なし. なし(色についてのコラム). 5. なし. なし. 6. なし. なし. オ》 U3. 申学校 年. 学. 31. 1. @∼. 一36一. 日本文教出版. 笠子堂. 色立体の模型に12色名 24色相環に24色名 タ際はひらかな表示 タ際はひらかな表示 ヤ、燈、黄榿、黄、黄緑、1 ヤ、黄み赤、赤み燈、燈、.

(41) 32. 2. 緑、青緑、縁青、青.青、 紫、紫、赤紫. 黄み榿、黄澄、赤み黄、黄 緑み黄、黄緑、黄み緑、緑 青み緑、青緑、緑み青、青 紫み青、青紫、青み紫、紫 紫、赤み紫、赤紫、紫み赤. なし. 色名、色度記号 24種 (固有色名). 実際はひらかな表示 赤、燈、黄土(山吹)、黄 (レモン)、黄緑(若草). 緑、青緑、緑青、青、青紫 (濃い桔梗)、紫(あやめ )、赤紫(牡丹)、白、. 明るい灰(銀鼠)、灰(鼠 )、黒、鈍赤(オー声}ドローズ). 茶(鳶)、暗い黄(菜種) 明るい緑(エメラ跡つ、暗い. 青緑、明るい青、明るい紫 (モーブ)、鈍赤紫(ヘリ朴ロー プ). 3. なし. なし. 24色相名. 前回と同じ24色. 2. 漢字で12色相環名. 前回と同じ24色. 3. なし. なし. 37. 1. なし(12色相環). なし(!2色相界). ∼. 2. なし. なし. 3. なし. なし. 1. なし(12色胡環). なし(!2色相環). 2. なし. なし. 3. なし. 慣用色名21色. 33. 1. 実際はひらかなで表示 赤、黄み赤、赤み榿、澄、 黄み榿、黄榿、赤み黄、黄 緑み黄、黄緑、黄み緑、緑 青み緑、青緑、緑み青、青 紫み青、青紫、青み紫、紫 紫、赤み紫、赤紫、紫み赤. ∼. 36. 57. 58 ∼. 実際はひらかなで表示 鴇色、珊瑚色、茜色、柿色. 一37一.

(42) 蝦茶、狐色、山吹色、芥子 色、鶯色、鵬色、萌木色、 若竹色、緑青色、浅黄色、. 藍色、群青色、藤色、桔梗. 色、つつじ色、銀ねず、 鉛色、. Cl)斉藤清 「色名の理解とその適切な使用」『デザイン教育大事典』 鳳山社. 平成元年 P104 ②岩波書店 第四版 1992年. 一38一.

(43) H章 申学生の色名認識の現状と問題点. 1節基本色名・慣用色名など色名の認識についての調査. (1) 色名の認識数について ① 調査の目的. 色彩感覚を高める手段の一つとして、次の方法が考えられる。できる だけ色と色の違いについて、識別力を高めることである。色の識別、分 類をするためには、色彩の体系的システムが必要である。システムを構 築して行く上で、整理分類は重要なことである。特に色名の整理分類と 色概念は密接な関係にある。そのため整理分類上、色名を知ることは、 色彩感覚を高める重要な手段と考えられる。. 教師が生徒に、知識として色名を教え込むのでは意味はない。色名や 色概念は、生徒自身の生活や表現から自然に覚えることが大事である。 また、自然に覚える環境も重要であると思う。 斉藤 清氏は次のように語っている。. 「もともと色名は、細かく規定された特定の色をさすのではなく、. ある範囲の色をさしている。また子供が色名をいうときには、そ の範囲は、低学年は広く、高学年になるにしたがって狭くなる傾. 向をみせる。たとえば、小学校2年の子が「あお」と命名する範 囲は、みどり、あおみどり、みどりみのあお、あお、むらさきみ のあお、あおむらさき、むらさきの範囲にも及ぶが(もちろん、. 命名の出現数は、周辺の色ほど少なくなる)、申学校2年になる と、あおみどり、あお、むらさきみのあおの範囲で命名する。こ のように命名の範囲が狭くなるということは、 「あお」の色概念. 一39一.

(44) が狭くなったことを意味し、色概念の範囲が狭くなるにしたがっ て、あおと命名しなくなった他の色概念を、別の色名で呼ぶこと が必要になる。」ω このように色概念が広がることが、色名の認識度や興味関心につなが って行くと思われる。そのためにはまず生徒自身の、色名に対しての興 味や認識度の把握が重要であると思われる。そこで現在、申学生はどれ くらいの色名を知っているのかを調べてみた。. ② 調査の対象、方法、結果 目的 生徒の、色名に対しての認識度の把握 この調査は、色名と実際の色とが、一・致しているかどうかではな. い。色名が言葉として認識されているかの調査である。どの程度 の色名を言葉として知っているかである。. 対象 中学二年生 申学二年を対象としたのは以下の理由である。. 1 12色相環の指導は1学年で扱われる。そのため1学年で調 査をすれば、色名指導を行われていない学級や、最中指導さ れている学級等の回答格差が生まれやすい。. 2 三学年では授業時間数の少ない関係上、調査が行われにくい。 兵庫教育大附属申学(2)男子 20名 女子 20名 計40名. さつき回申学(3ジ. 男子35二女子28名計63名. 弘前市立第二二二(4) 男子33二女子37名計70名. 計. 一4e一. 男子 88名 女子 85名 計173二.

(45) 方法 色名66色に、O、△、×印をつける。 (図17) O印 聞いただけで、あの色だなと、はっきりとわかる色 △印 聞いた事はあるが、はっきりとわからない色 ×印 聞いた事はないしわからない色 時間は5分前後とし、各学校の美術教師に依頼した。 66色の選定は、色彩教育研究会(5)が「色を知り、生かし、使う」. というタイトルで小学校高学年と中学向けに示した色名52色を べke・・スとした。それ以外に、日本色研監修中学生用テキスト「色 彩」(6)の色名を加へ、さらに絵の具の色名、 「セルリアンブルー」. などを加え、66色として調査をした。 結果 各校とも集計数がそれぞれ違うため、回答数を男女別、学校別の 集計数で割り、比較をした。. 表5. 附属中学校における色名認識実数. 表6. さつき野中学校における色名認識実数. 表7. 弘前二言における色名認識実数. 表8. 附属、さつき野、弘前における○印の回答率. 表9. 附属、さつき野、弘前における△印の回答率. 表10 表11 表12 図18 図19. 附属、さつき野、弘前における×印の回答率. 男女別のO△×印の回答率 全体の○△×別色名ソート表 附属中学校における三二回答率グラフ さつき野中学校色別回答率グラフ 弘前回申二二回答率グラフ. 図20 図21. 全体の色別回答率グラフ. 図22. 学校別○印の回答率グラフ. 一41一.

(46) 図23 図24 図25 図26. 一42一. 男女別色別回答率グラフ. 全体のO印ソートグラフ 全体の△印ソーートグラフ. 全体の×印ソートグラフ.

(47) 図17 色名に関してのアンケート用紙 このアンケートに関しての補足説明 ・生徒への説明は各学校の美術教師にお願いし、およそ5公前後で行っ ていただいた。. ・実際のアンケート用紙はB5版の大きさである。 ・附属中・弘二中ではこのアンケートと同時に、48色の命名に関する 調査も行ったが、このアンケートは後半に行っていただいた。理由は、 このアンケートを先に行うと、色名の命名調査のヒントとなる可能性 があるためである。. 色名に関してのアンケート 中学 1.2.3. 男・女 (2カ所に○印) 下記の色名に○、△、×の臼をつけてください.’. 1 聞いただけで、あの色だなと、はっきりとわかる色には、○印 2 聞いたことはあるが、はっきりわからない色には、△印 3 聞いたことはないし、わからない色には、×印. ベビーピンク. カーキー色. あさぎ色. ピンク. レモン色. ターコイズ. オ噛ドロ「ズ. 黄土色. 納戸色. ローズピンク. ぞうげ色. 青. ワインレッド. アイボリー’. サックスブルー. 嫡. ぐんじょう色. 、赤. あかね色. .草色. 紺色. あずき色. 常盤油色. 藤色. えんじ色. うぐいす色. ラベンダー. 朱色. 青磁色. 青紫. オレンジ. もえぎ色. すみれ色. はだ色. コバルトグリーン. 紫. サ・勲ピンク. 緑. なす紺. レンガ色. ピリジャン. マゼンタ.. えびちゃ色. 識. 赤紫. 茶色. 青緑. きなり色. ベージュ. エメラ跡●ゲサーン. チャコールグレイ. こげ茶色. モスグリーン. なまり色. クリーム色. セルリアンブルー. しろ. やまぶき色. 水色. はい色. 黄色. あい色. ねずみ色. セピア. 空色. くろ. ・一. @43 一.

(48) 表5. 附属申学校における色名認識実数表 X − O. へ犠ヒ㌧ヒ。ンク. 0. 3. 17 0 15. ×. 5. O. o. 40. O. 0. 2. 17. 1. 7. 32. 8 7. 3. 14. 18. 8. 8. 8. 1ユ. 21. 40. 2Q 1. 9 5. 20. o. 0. 5. 土曜ズヒ。ンク ワインレヅド. 5. 10. 3. 4. 13. 0. 20. 0. 2. 2. 5. ユ3. 6. 6 6 5. 12. 4. o 9 6. 0. 10 10. 19. 1. 0. 20. o. 0. 20. 0. Q. 1. 2 6. 17. 1. 20. 』 、. 1. 、 λ. あ. Y レ. “. オレンジ 1 こ サーモ…ンヒ◎ンク. 6 3. レン え ちや 、. ベージュ こじ 、. 0 0. 0. 0 4. 8. 3 8. 0 13. 5. 7. 16. 2. 4. 14. 5. 39. 40 40. 0. o. 4. 6. 14. 30. 11. 15. 5. 30 O 4 o. 0. 0. 40. o. 8. 11. 1. 14. 22. 1. Q. 19. 1. 7 5. 1. 17. 3. 0 0. 0. 0. 0. 0 16. 0 0. 20 20 o. 20. 0. 1. 2 3. 17. 2 2 6. 0. 0 o. 17. 1. 0. 20. 4 4. 0. 38. 2. 29 35. 10. 1. 5. 0. 40. 0. o. 1. 6. 16. O. 7. 33 33. 0. 3. o. 19. 1. 0. 38 37. 14 19. 4 3. 8 4. 8. 4. 14. 13. 3. 5. 39 20. 22 32. 1. 0. 11. 1. 6. 2. 2G. o. o. 19. 1. 0. 9. 5. 5. 4. 16. 11 0. 3. 17. 6. 6 3 7. 7. 6. 11. 3. 12. 18. 1. 2. 2. 3. 1. ユ. o. コハ“ルトク蟻リー’. 2. 3. 6. 3 2 5. ヒリジャン. 20 17. 8 0. 15 19 11. 5. 1. 17 18 IQ. 20 20 20. O o. P. 1. フ ♂い え. 深. エメラルドグリ モスク粘り6ン セルリアンフ㌦ルー. い. ス. 戸 サックスフ卜し一. ぐ. じよつ. ラベン. 一. 、. み ミ. マゼンタ ノ 、 ミ. よ. チセコールグレイ な } い. ねずみ. 一44一. 0. 1. 2. 0. 8 6. 6. 13. 21. ユ4. 0. 6 0. 0,. 0. 1. 5. 12. 7. 1. 3 7. 1. 1?. 3. G. 11. 4. 6. 6. 3 0 0. 10 20 20. 10. 7. o. 3 0 0. 2. 1.7. .1. 0. 13. 20 40 40 29. o. 0. 2. o. 7. 21. 0 o. 2. 0 0 6. 1. 14 o. 37 38 26 33. ユ0. 9. 33 10 32 37. 40.. 1. 0. Q o. 0. 2. 20 20. 2. 7. 0 11. 26. 14. 9. 8. 13. 5. 6. 1. 4 o. 4. 7 4. 2. 2. 12 16. 5 3. 7 4 4. 2Q. o 3. o. 20. 0. 0. 40. 0. 0. 16. 3. 13. 4. 7. 0 0. 3Q 37 10. 29. 1Q. Q 0. 1. 15 18. 0. 15. 4 5. O. ユ9. 1. 23 29. 5. 5 2 5. 10. 5. 9. 0. 5. ユ5. 3. 8. 6 9. 15. 5. O. 1. 5. 4. 8. 1. 31 22. 20. 0. 1. 0. 39. 1. 0. 3. 17 19. 1. 0. 0. 35. 15. 1. 2. 玉7. 2. ユ. 2. 】7. 2. 1. ユ7. 4 3 4 6 4 5. 35 37. 1. 16 11 19 0 o 19. 3. 11. 0. 1. な. 黒. 2. 12 13. ,. 一コ. 18 14 16. 0. o. 20. 19. 9. 22. o. 0. Q. ・リー. .10 1. 3. 18 18. う‘. ア. 16. 8. 0. 15. 一. 15. 20 20 20. 0. O. 21. 11. や ぶき. }. 3 9. 0. 16. 6 1.2. レモン. 11. 3. 20. クリーム. セ ア. 5. 33. 2. 2. オールドローズ. ンク. X. P. 16. 2. O. 2. 16 1. 3 4. 0. 2. 1. 4. 20. 0 0. 20. 0. 18 18. ユ. 】8. 15 0. 18. 2. Q 0. 20 663. 0. 0. 213. 444. 20 20 20 20 736. 1 1.. o. 0 Q 0. 0. O. 202. 382. 0. 3.. 工. 3. 40. 3. 14 ユ3. 8. 1. 13. 5. 0. 40. 38 40 1399 415. 16 24. O. 1. 32 35 32 0 O. 2. G. o. O. 826.

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