研 究 論 文
鉛 板 ブ ラ ス ト メ ー タ の 校 正
吉田正典■ ,角鈷洋三8 ,成田光明 ★
石川 昇● ,藤原修三● ,日下部正夫● +
通商姦策省主催の野外爆発爽鰍 こおいて爆風圧測定にこれ まで主 として用いられてきた0.
5 mm鉛板 ブラストメータの押校正を行 った。校正には ど‑ ク静水過圧 0.05‑I.43bar,正圧相 の持統時間
8‑20msの爆風 を用 いた。校正着果は三次の自然 スプライン開放によ り. ピー ク 静水適正の常用対款を鉛板凹丑の開放 として
7イ・ Jトして来 した。新 しい校正曲鰍 こよる
TN T爆且圧はこれ までに発安されているデー タと比故的良 く一放 した。
1.
緒 言
爆風の計測においては,衝撃波速度 ・圧力 ・粒子速 度 ・密度等の庸色が光学的 ・怒気的 ・あるいは機械的 手段によ り広い軽殿範E E E I で測定されることが多い。機 械的測定法は一般に応答速度が遅 くまた一缶の例外を 除けば時間ナF 7フ ィールが得られないなどの欠点を有 するものの,低価格 ・換作の柄併催 ・拙爽性等の長所 のため広 く用いられている。1
96
1年以来毎年一回行わ れている通商産某省主催の野外爆発乗数 (火薬類の保 安技術実験)日においても爆風圧力の湘定には鉛板ブ ラストメータが主 として用いられてきてお り,その珊 定デー タも既に
10さ点のオ‑ダーに逮 している。
Fig.1
にブラ ス トメー タの構造 を示す。金属板には 主として0
.5mm鉛板が用いられてきた。燦風圧柵定の掛 こはこのブラストメ ー タを爆源に正対 させ地上高 約
1mとなるよう直径15
‑20cmの杭 (取 り付け位 置は平面になるよう刷る)に国定する。僻見圧印加後鉛 板 凹丑 を測定 し庄 カー凹丑の校正曲掛 こ基づきピー ク圧力を求める.校正曲線 としては昭和3
6年度の野外 爆発実験報告執 こ紀故 されているものが唯一の もので あ り以来昭和5
8年度の野外爆発乗数 までこの校正曲線 一美際には校正曲線 をもとに した校正衷 (未公衷)‑
が用いられてきた。この校正には内径5
0Tnmの術宰波管が用いられ,四組の反射過庄一凹政のデー タか ら校 正曲弟が生成 された
V。この衝撃波管3 ) は爆凪圧波形
昭和6 0年
7月
5日受理
事 化学技術研究所 保安環境化学部
〒
305茨城県筑波
堺谷田部町東 1‑I TEL0298‑54‑4789榊 ミFl J安全工業株式会社 技術開発gr 義郎
〒
340埼玉県草加市稲荷5‑27‑1 TEL0489‑31‑8231と類似の持統時間
2ms程度の三角波が発生できる機 構になってお り校正には特に慈 しでいたと考 えられ る ちのの.従来の校正曲線に基づ く燦風圧珊定位は梅外 のI I T ‑‑ タと比 Lt高い圧力伍 を与える傾向があ り, こ . のことはこれ まで何度か指摘されてきた
lH )。Fig.2に従来の校正曲線 を示す。昭和5
8,59年度に行われた
TNTの地上爆発実数の結果からFig.2の校正曲線に 基づき反射過圧 を求め静水適正 に換算 した 。̀ これ を 換井距離に対 してプt ,ツトした ものをFi
g.3に示す。
参考のためKi
FigeryOJ(TNT.地上爆発)
,BakerTJ(T NTの空中爆発) も示す。Fig.2に・ よる爆風圧 は明 ら かにこれ らよ りも高い伍 を示 している。
一方.通商産業省主催の野外爆発実験においては近 年 ビェ ・ /圧力素子が鉛板 7' ラス トメー タとともに使用 され るようにな り, このため爽際の爆風圧を利用 して 鉛板1ラストメー タを再校正することが可能 となっf =。
ここでは昭和5
8,59年度の ビエ ・ / ' 圧力素子による爆風
1 34‑ Fig.1 CrosssectionoEtheblast m
eter
工尭火
︻Luu\血王
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^Q 65■「
32
05101 5DenttomFig.2 196l caJibration亡urVef)orO.5mm]ead
‑ phteI)hstmetcr.ReL]ectedoyerprcssur e vs.Dent
.
正村定括黒 をもとに行 った曲板ブラ スト1‑ タの押 校 正辞典について報告する。なお再
校
正にあた っては永 由 ・中野8)の括典 に従い,爆風の持統時岡が.鉛板
凹 丑がインJt'/レスで決 まる領域 (約Irns
弱)よ り十
分
長いので鉛横凹血は t='‑ ク圧力q)開放であるとしr=2. 枚正乗数及び抵 。 集
束軌 ま昭和58年度は陸上 自中隊岩手山前習助で.
昭 和59年度は同 日出生台前官鵜で行 った。爆源 として 26.1‑101.3kgの5非畠 (1‑ スター としてTNTは
の 約2%の皿丘のベ ン トライ トを用いた。来示茄庇は NTとベ ン トライ トの罪丑の和である)の蹄遺TNT T
及び
100kgの スラ リ一輝非 (エ?ルシ訂ン燦賂 1k g包
xl仙)
2屯柄 を用 いた。瑚軌 ま妊径 と高 さの比が はば 1の直円筒で未申の台上に中心の換辞高 さが約0
.
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Tablo2 ExperimentDtresults
Exp・ "o・ Explosive Weki:ht Dis:nee oveeE7:te:scsure DentmvmalueS
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野
一約42‑5詑細別‑534繊細の5743糾昭7323921
821641∧UO一511■「811I
5817光軸
一 1
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49831to7汐13
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9.4 3
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は孤独29.はt4.
39
仰̲2.I439餌は
1439
即はt439御 陀
仏39 仰
58/3‑1 TNT 51.7
TNT 10l.3 59/2‑I‑1 ESlurry loo
59/2‑I‑2 FSItJrry
TNT
I22叫 TNT212I2叫
70.7
TNT
3122叫
5 1 0 1 5
Denttmm)010
0
︻J e q ) a J
nS S a J d J a
^0〇一Te一SFig.4NewcAlitmtioncurve(801idline)and1961cAlit‑tioncurve(dottedline)・18m/kgL/
3となるよう 放 配した
。Tablelに雑条件
エ・/圧力菓子1由.鉛額ブラストメータ3佃を一札と を示す 。 埠源から12
‑触れの範囲で同一の地点にt : ' して 放 但 しそれぞれの頒発
Table3 Splille
C O
EricientsEorthenew印libration curyeoI0.5mm Lead‑plate bhst皿etCr (1984Calibratioll)I Xh(Z') C((')
1 3.5607E‑01
2
‑I
.5349E+0 0
3
1 .
0000E+OO ‑2.8353E‑ 024 1.8仰 E+00 3.6542E‑02
5 4.2000E+00 ‑7.8158E‑03 6 1.2300E+01 ‑3.7373E‑04
O
Log10(A
f u=C(1
)a+C(2)+ I I ‑3
C(fl)(a‑X‑(J'D3.JP.‑・StAticOyerprcsSure(bar) d・・・Dent(nn)
C・・・SplinecoeEEicients Xt Knotpositions
過圧 と鉛板凹丑を測定 した。典故の辞細に関 しては昭 和5
8,59年度の報告
81
)を参照されたい。TAbl
e2に爽験着果 を示す。喪中税鞍は鉛板の破裂 もしくは小石 等の衝突などのため凹血が耐定できなか ったものであ る。
喪中には示さなかったが・ 爆風正圧相の持位時間は 倣
小で約
8ms.最大で2
0ms以上であった。
得られた6 5粗のデ
ー タをナt 7ツトした t I のをFi
g.4に示す.固中央線は7 1 ‑‑ タを3 次の自然 スプライン開 放で7 イ・ Jトしたものである。Ta
bLC3に フ イッ ト式 の係争 を示す。Fi
g.4の点故は従来の校正曲故 を.皮 射庄一静圧の変換 をLですt '・ Jトしたものである。
3.
% *
3.1
従来の 披 正曲線との普典
Fig.4
に見 られる様に,従来の校正曲鼓 と今回の t , のとの不一故は0.
1bAr付近 で著 しい。この原因は.
旧校正の もととなったI l r ' '‑タが静水適正で
Ibar近 辺 でとられてお り,それより低い圧力領域の曲線は外そ うで求めていr =ためであろうと思われる。1bAr 付 近 で旧校正曲線が今回の ものより揃い圧力となっている のは,旧校正に用いられた節撃波の持続時間 (約
2m s)が十分良 くはなかったためであろ う。水島・中野B) によれば.凹最は祈革波の点初の約 1
ms弱のイ ンJI ルスの閑欺 く即ち持絞時間の長い場合はt = ' ‑ ク圧の開 放 とみな してよい)であるので,同一の t = ' ‑ク圧で特 捜時間の長い爆且に比 し,小さい凹丘とI Lったのであ
ろう。
新 しい校正曲掛 こ基づき昭和5
9年度の
TNT爆発 における鉛板ブラストメー タによる僻見圧 を換井距離に 対 してナ
t,・ JトしたものをFi
g.Sに示す。従来の校正
tJt?
q )
aJnSSむJdJq>OUnLI 一S
1 Sc81 10 100
那.この′ (ラツキの主な原田としては次のものが考え られる。
①鉛板の持めっけ強度
◎鉛板の厚さ
◎ブラストメータの取 り付け角皮
◎ブラストメータと杭 との面密度
①の舟めっけ敦齢 こ関 しては.これまで一定の方法 が無 く.乗取 こどの色度の敷皮で掃めっけられている のか,まr =これが訳歪にどの粗度寄与 しているのか全 く不明である。できれば何らかの方法で掃めっけ免疫 を一定に保つのが望ましいと思われる。
◎に関 しては,爽敬に用いた鉛板のJ gさは共沸はし ていないが,同一 。ツト品 1 0 0枚について鹿血を測定 した。厚 さを均一と庇定すると
政′ ト
伍0.490TtLm庇大
住 0.524mm.平均伍
0.509nmを得た。昭8) 3 6年度の 報告啓には0
.5mmのほかに1.0mmの鉛 板 に対す る校正曲線 も掲載されている。校正の行われた餌城では 同一の凹丘に対 して鉛板の好きが
0.5JnJ nから
1.0m になると静水過丘 もはば二倍 となっている。従って上 妃の
0.5mm何校のバラツキは静水過正位で政大約4%の訊盛を生 じさせるものと思われる。しか し爽麻の 鉛板では好きは均一ではなく.内訳で見て判別できる 軽度の凹凸があり.これに鹿田する臥歪はもっと大き なものとなるであろう。
㊥については取 り付け角皮が妙疎正対から
5度ずれ ても.凹庇で
1‑2%の現金であることが柵かめられ ている。
Fig.1
ではブラストメータ背面に空気抜きの孔が放 けちれであるが
,肢位のf 掛こは背面に材木が横位する 形 となり.これは空気の流出に対 して抵読 となる。㊨
のブラストメータ背面と杭 との密着度がどの軽DE 彫曹 するかについては,これまでのところ全く不明である。
4.
揺 曹
26.1‑101.3kg
の範田の爆燕の爆風圧を利用 して.
0.5mm鉛壊1ラス ト1‑ タの再校正を行った。6
5 A の央敢データをもとに
ビ‑ク静水過 正 位の対政を鉛板
凹瓜の
3次の自鈴 ス7' ライン開放で喪 した。新 しい校 正曲鰍 こよるTNT 爆風圧 は存外で報せされているも のと比較的良 く一鼓 した。デー タはその85 %が,中心 位の
±20%以内におさまっているのI C,乗用上あまり 問項はないと思われる。
これまでの野外爆発典故での瀬見圧i P l 定位はそのほ とんどが0.
5mm鉛板1ラストメー タによってお り,新 しい校正曲線を用いて再並理することが必要と思わ れるが,これについては . 別途貴史する予定である。
謝 辞
夷故の央掛 こ当たっては,関係伴官庁.歳藁火薬集 界の方々をは じめ多故の方の協力を得た。潔 く感謝の 倉を喪 しま十。
文 献
1)通商轟薬省立地公事局保安耽 ・エ恭技術院化学技
術研究所.■ l 火薬類の保安技肝薬鯛 告8
",昭和
3賂・‑59
年度。
2)米田国昭.私信
3)疋田弘 也羽哲郎,米田囲昭.エ弟化学嬢臥 64
.
42(1 9 61 )
4)全国火弗斬保安協会.‑
一 通商産桑省主催.埠発 央 政牧草 (その
3)' ' .(1
910)5)
松田幹蛾.工革火薬 4 3.2
53(1982)6)C.N.KingeTyBJlda.F.P8nn
i l
l,取 LM也m nd tJmReportN0.1518(1964)7)W.E.BAket,llExplosionSinAir",UniyezityoE TexasPre
s
s.Austin(1973)8)水島啓二臥 中野盛付.エ恭火薬
4
4.173(1983) 9)市田浩三 ・台本音土市.一一 スプライン閑敢 とその
応用" ,助骨出版
(1979)10)吉田正典.角飴洋三.成田光明,石川井.藤原修
三. 日下
抑正夫,エ桑火薬. 4
8,245(1985)‑ 38‑
エ煎火薬協会鈷
Calibr8tionofthe0.5rTlrnLead‑pl8teB18Stmeter. byMasatAkeYOSHIDA
書
,YohヱOKAKUDATE書
,MitsuakiIIDÀNoboruISHIKAWA
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,ShyuzoFUJIWARAf
,MaSaOKUSAKABE■●Theb18Stmeterwi Lh0.5mm lead‑plate.WhichhasbeenusedintheField Ex.
perimentoEMinistryoH nternationaITradeandIndustry,WASre‑Calibratedusing blastWavesOf0.05to1.43barpeakstaticoverpressureand 8to 20ms positive duration. BlastwavepressuresOETNT measuredbythenewlycalibrated0.5mm lead‑plateblaStmeteragreedsatisfactorilywithpublisheddata.
('NAlionalChemicalLaboratoryforlnduslry YAtAbe.Tsuku
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5.JAPaJl. '+Midori An zenKogyoC0
.,Ltd.5‑27‑1Inari,Sok8.Saitam8340,Japan.)
K的yaK8Y8ku.Vol.47.No.1.1986 ‑ 39‑