• 検索結果がありません。

ゆかりプロジェクトにおける行動DBとロボット対話インタフェースの連携メカニズム

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ゆかりプロジェクトにおける行動DBとロボット対話インタフェースの連携メカニズム"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)1A-6. 情報処理学会第66回全国大会. ゆかりプロジェクトにおける分散環境行動 DB と ロボット対話インタフェースの連携メカニズム 佐藤 † ‡. 淳†. 上田. 博唯‡. 奈良先端科学技術大学院大学. 独立行政法人. 通信総合研究所. 木戸出. 正継†. 情報科学研究科 分散協調メディアグループ. E-mail:{jun-sat,kidode}@is.aist-nara.ac.jp [email protected]. 1.はじめに ゆ か り (Universal Knowledgeable Architecture for Real-Life appliance )プロジェクト[1]では、家庭内 における各種センサによって得られるデータと、 ネットワーク化された家電機器から得られる内 部状態情報などに基づいた分散環境行動 DB とい うフレームワークを提案している[2]。このフレ ームワークで得られるコンテクストを利用した 高機能サービスを構築するためには、ロボット とユーザの対話によるユーザインタフェースが 1 つの重要なキー技術となる。本稿では、この分 散環境行動 DB とロボット対話インタフェースが 連携して、ユーザからの曖昧な要求をより正確 に受け取ってシステムを制御し、同時にユーザ に家庭内にある各種機器の状況をより的確に理 解してもらうことができるメカニズムについて 提案する。 2.音声対話システム 筆者らは、擬人化音声対話エージェントのツ ールキットである galatea[3]を使用した音声対 話システムを計画している。これを図 1 に示す。 点線で囲んだ部分が galatea である。このシス テムでは、ユーザ発話をワードスポッティング によって一度単語列に分解する。そして、得ら れた単語列に属性を付加する。例えば、「テレ ビ」であれば<放送型メディア再生>、「阪神」であ れば,<野球チーム名>などである。このような単 The cooperation mechanism for a robot dialogue interface and a distributed database of environment and human actions in UKARI project †Jun SATO, Masatsugu KIDODE GraduateSchoool of Science, Nara Institute of Science and Technology ‡Hirotada UEDA Distributed and Coorporative Media Group, Communication Reserch Laboratory. 語属性の組み合わせからロボットの行動を決定 する。ここで、ユーザ発話が行われてからロボ ットが行動するまで順を追って説明する。まず、 ロボットに対してユーザ発話が行われると、ロ ボットはユーザ発話を受け取り、入力音声とし て SR-M に引き渡す。この時 SR-M は GSR-DB を参 照する。GSR-DB には音声認識されるべき全ての 文が記述されている。入力音声は GSR-DB に記述 されている中で最も適合する文に変換される。 SR-M によって得られた入力文は、WD-SPT-M に引 き渡され、抽出単語列として出力される。WDSPT-M は WD-SPT-DB を参照する。ここには、抽出 単語列に与えるべき属性が記述されている。も し、ユーザが「阪神」と発話すると「阪神」<野 球チーム名>が返ってくる。この抽出単語列(属 性付)を DPS に渡す。DPS は RAR-DB を参照する。 RAR-DB には、抽出単語列(属性付)が得られた場 合に、ロボットがとるべき行動を記述しておく。 ユーザとロボットの対話例と、RAR-DB に記述さ れている規則例を示す。 例1. U:ユーザ. R:ロボット. U:「阪神が見たい」 R:「19:00 から 4ch で放送するよ」 RAR に記述されている規則例 if ユーザ発話に<放送型メディア再生>かつ <野球チーム名>が含まれる then TV 番組表(EPG)を検索 if EPG に<野球チーム名>が存在 then 「<放送時間>から<ch>で放送するよ」 と発話 VC-DB はユーザ語彙に関する多義性の辞書とな る。例えばユーザが「阪神」と発話したとき、「阪 神タイガース」のことか「阪神百貨店」のことかに. 4−11.

(2) 待ち受け文 生成モジュール (SG-M). 待ち受け文 文法DB (GSR-DB). 属性. 語彙問題解決器. 語彙 DB (VC-DB). (VPS). ユーザ. ユーザ 発話. ロボット. マイク. 入力 音声. 文構造 DB (ST-DB). ダイアログ マネジャー. 音声認識モジュール (SR-M). (DM). 抽出単語列 入力文. ワードスポッティング (属性付) モジュール (WD-SPT-M). ワードスポッティング DB. (WD-SPT-DB). 出力 音声. ロボット 発話 スピーカ. 出力文. 音声合成モジュール (SS-M). galatea. 図 1 音声対話システム図 よってロボットの行動戦略は変わってくる。語 彙情報は DPS が VPS に問い合わせることによっ て得られる。VPS は VC-DB を参照して DPS に答え を返す。GSR-DB に記述する待ち受け文を自動生 成するために、ST-DB には待ち受けるべき文構造 を記述する。例えば、「阪神が見たい」の場合で あれば「<野球チーム名>が<放送型メディア再生 >」という文が記述されている。ここで<野球チー ム名>、<放送型メディア再生>の部分に入れる単 語を記述しなければならない。そのため、VC-DB には単語の属性も記述する。 EHA-DB に問い合わせるのは SPS である。DPS は必要に応じて SPS をも利用する。今回のシス テムでは、DPS が問題解決器の核となり、他の問 題解決器に命令を下している。EHA-DB には、ユ ーザ情報、環境情報などが記述されている。ユ ーザ発話によっては、これらの情報を使用する こともある。対話例を下に示す。 例2. U:ユーザ. R:ロボット. 状況:例1の直後。テレビの電源を ON にした R:(EHA-DB の<お父さんの好み>参照) R:「お父さんも阪神が好きだよ」 U:「お父さんもきっと見たがるよね?」 R:「お父さんは書斎にいるよ」. この例はユーザの問いに対し、ロボットが EHA- DB に記述されている<お父さんの居場所>を. ドメイン問題解決器 (DPS). 状況問題解決器 (SPS). ロボット行動規則 DB (RAR-DB). 分散環境行動 DB (EHA-DB). SR:Speech Recognition SS:Speech Synthesis DM:Dialog Manager WD-SPT:WorD-SpoTting SG:Sentence Generator ST:Sentence sTructure GSR:Grammer for Speech Recognition DPS:Domain Problem Solver SPS:Situation Problem Solver VPS:Vocabulary Problem Solver RAR:Robot Action Rule. 参照することでユーザの質問に答えている。以 上のような動作を組み合わせることによって、 例えば母親の例 1 の「阪神見たい」という発話 から TV 番組を検索。TV の電源を ON。例 2 へ続 き、父親も阪神ファンであることを知り、EHADB から父親の居場所を検索して、書斎にいる父 親に TV で放送されていることを知らせる、とい うような一連の動作をロボットに行わせること ができる。 このように EHA-DB の情報を使用することで今 までに無いサービスをユーザに提供する事が可 能となる。. 3.おわりに 本稿では、UKARI プロジェクトにおける音声対 話システムを提案した。今後は、この音声対話 システムを用いて、ゆかりプロジェクトで提案 されている各種サービスと結びつけ、検証して いく。 5.参考文献 1)美濃導彦、「ゆかりプロジェクトの目的と概要-UKARI プロジェクト報告 No.1 --」、情報処理 学会第 66 回全国大会(2004) 2) 桶上義彦他、「ゆかりプロジェクトにおける分 散環境行動データベースの構成法に関する検 討」、情報処理学会第 66 回全国大会(2004) 3) http://hil.t.u-tokyo.ac.jp/~galatea/galatea-jp.html. 4−12.

(3)

参照

関連したドキュメント

ductile fracture stage から brittle fracture stage へ移行する点(Point 1)と brittle fracture stage から final degradation stage に移行する点(Point 2)を決定する

Masami Matsumura 1) , Mika Mori 2) , Toshimi Shimada 3) , Masaaki Kawashiri 2) and Masakazu Yamagishi 2) : 1) Division of Gen- eral Medicine, Center for

ロボットは「心」を持つことができるのか 、 という問いに対する柴 しば 田 た 先生の考え方を

どにより異なる値をとると思われる.ところで,かっ

In: Schaufeli WB, Maslach C, Marek T(Eds), Professional burnout: Recent developmentsintheoryandresearch,Taylor&amp;Francis, Washington,DC,pp1-16,1993. 9) Maslach C, Jackson SE:

シークエンシング技術の飛躍的な進歩により、全ゲノムシークエンスを決定す る研究が盛んに行われるようになったが、その研究から

私たちの行動には 5W1H

関係委員会のお力で次第に盛り上がりを見せ ているが,その時だけのお祭りで終わらせて