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ステージ4大腸がんの新たな標準治療を検証(PDF:2.2MB)

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Academic year: 2021

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(1)
(2)

Stage IV大腸癌の現状

Stage I

21%

Stage II

30%

Stage III

32%

Stage IV

17%

Stage I

26%

Stage II

41%

Stage III

15%

Stage IV

18%

日本 大腸癌研究会全国登録 23,862例 1995〜1998年 米国

SEER Public Use File 28,491例 1998〜2000年

● 日本と米国の大腸癌のStageの分布

大腸癌が見つかった時点で、約20%はStage IV

(3)

Stage IV大腸癌の治療方針

(大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版から引用)

(4)

0

15

30

45

60

75

肝転移のみ 肺転移のみ 肝肺のみ 限局性腹膜播種

切除可能Stage IVの5年生存率

58%

47%

20%

30%

%

4

(5)

原発性大腸癌

〜 20% Stage IV

〜 80% 切除不能 〜 20% 切除可能

1. Cook AD, et al. Ann Surg Oncol. 2005;12:637–45.

腹痛などの症状有り 症状無し

しかし、実際に切除できるのは約20%

1

↑肝転移 ↑肺転移

(6)

58,443例

大腸癌

2010年がん診療拠点病院388施設

9,443例(16%)

Stage IV

869例(

治癒切除

9%

)

8,574例(91%)

治癒切除不能

5年生存率 40%

がん診療拠点病院388施設でみた場合でも

6

(7)

58,443例

大腸癌

2010年がん診療拠点病院388施設

9,443例(16%)

Stage IV

869例(

治癒切除

9%

)

8,574例(91%)

治癒切除不能

約50(~75)%が原発巣に

起因する症状を認めない

7

(8)

(大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版から引用)

Stage IV大腸癌の治療方針

(9)

腸閉塞症状を引き起こすかもしれない原発巣

(10)

(大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版から引用)

Stage IV大腸癌の治療方針

(11)

実際には、これまで多くが原発巣切除されていた

70

%

(国内外の癌登録データからの平均的な数値) 11 11

(12)

各治療法の予想されるメリットとデメリット

メリット

デメリット

原発巣切除を行わずに化学療法 単独治療を選択した場合 近年著しく進歩した化学療法を速やかに開始できる 化学療法開始後に腸閉塞や出血が生じることがあり、そのための救済手 術が必要になることも少なくないと されている(そうした救済手術後の死 亡率は高く、12.5~40%との報告があ り、さらに状態の悪化により救済手術そ のものが行えない場合も想定される) 原発巣切除を先に行って、その 後に化学療法を選択した場合 化学療法開始後の腸閉塞や出血のリスクを回避でき、緊急手術 ではなく充分な準備の下に安全 に手術が行える 理論的には癌幹細胞を多く含む 原発巣の切除による予後延長へ の期待がある 治療開始早期に手術侵襲という 負担がかかる 化学療法開始が遅れる 12

(13)

最近の後ろ向き研究では、原発巣切除が予後を向上させるという

報告が多い

(14)

大腸癌治療ガイドライン

ー医師用2019年版ー

● CQ6:切除不能な遠隔転移を有する症例に原発巣切除は推奨されるか?

「原発巣による

症状がない

場合の原発巣切除の有用性

は確立されていない」

(15)

ランダム化

JCOG1007

化学療法

原発巣切除

原発巣切除に期待する全生存期間 (OS) の上乗せ

症状のない切除不能 Stage IV大腸癌

化学療法

MST24ヶ月 MST24ヶ月 OS OS +8ヶ月

目標280例 15

(16)

JCOG1007試験の主解析結果

(17)
(18)

まとめ

・ステージ4大腸がんで原発巣による症状が

ない患者さんに対しては、これまで多くが

原発巣切除されていたが、本結果により、

原発巣非切除で化学療法を行うことが標準

治療となることを、世界に先駆けて明らか

にした。

18

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