• 検索結果がありません。

Arcserve UDP_エージェントレスバックアップ_VMware編

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Arcserve UDP_エージェントレスバックアップ_VMware編"

Copied!
85
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Arcserve UDP v5

エージェントレスバックアップ

《VMware 編》

ホワイトペーパー

第 2 版 2015 年 7 月 FUJITSU LIMITED

(2)

2 2 製品名称の変更 第1章構成変更 Update3 の情報追加 Update4 の情報追加 2015 年 7 月 本書の内容は、予告無く変更されることがあります。 富士通株式会社は、本書の内容に関して、いかなる保証もいたしません。 また、本書の内容に関連した、いかなる損害についてもその責任は負いません。 本書において言及したすべての商号、商標、サービスマークおよびロゴは、各々それらを所有する会社に帰属します。 本書のイラストには、富士通株式会社に著作権が帰属するものを含みます。 イラストの改変を行なうことはできません。 © FUJITSU LIMITED 2015

(3)

3 1‐2. エージェントレスバックアップとは ... 7 1‐3. エージェントレスバックアップの構成 ... 8 1‐4. エージェントレスバックアップの主な機能 ... 9 1‐4‐1. エージェントレスバックアップの新機能 ... 10 1‐4‐2. UDP Update 2 の機能拡張 ... 11 1‐4‐3. UDP Update 3 の機能拡張 ... 12 1‐4‐4. UDP Update 4 の機能拡張 ... 13 第2章 動作要件 ... 14 2‐1. 動作要件 ... 14 2‐2. サポートしないバックアップ対象 ... 14 2‐3. サポートしないバックアップ運用 ... 15 2‐4. アクティブブロック分析に関する留意点 ... 16 第3章 インストール ... 17 3‐1. コンポーネントのインストール先 ... 17 3‐2. インストールの準備 ... 18 3‐2‐1. vSphere6 環境でのビルド番号確認 ... 18

3‐2‐2. ARCserve Central Host-Based VM Backup(HBVB)からアップグレードする場合 .... 18

3‐2‐3. .NET Framework 3.5 のインストール ... 19

3‐2‐4. SQL Server のインストール ... 20

3‐2‐5. ユーザアカウントの確認 ... 22

3‐3. UDP コンソールと UDP Agent のインストール ... 23

3‐4. 最新 Update モジュールの適用 ... 27

3‐5. ライセンスキーの登録 ... 28

3‐6. VMware VIX API のインストール ... 29

3‐7. VDDK のインストール... 30 3‐7‐1. VDDK のインストール(5.5.3) ... 31 3‐7‐2. VDDK のインストール(5.1.3) ... 33 第4章 ESX/ESXi/vCenter の通信プロトコル設定 ... 34 4‐1. HTTP 通信プロトコル設定(ESX 4.1) ... 35 4‐2. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 4.1) ... 36 4‐3. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 5.0) ... 37 4‐4. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 5.1) ... 38 4‐5. HTTP 通信プロトコル設定(vCenter 5.0/5.1) ... 39 第5章 保護する VM の検出と登録 ... 40 5‐1. VM の検出と登録 ... 40 5‐2. プレフライトチェック ... 43 第6章 バックアップ ... 45 6‐1. プランの追加 ... 45 6‐1‐1. 新規プランの追加 ... 45 6‐1‐2. バックアップ プロキシサーバの選択 ... 45 6‐1‐3. 保護対象の VM の追加 ... 47

(4)

4 6‐1‐7. 設定の保存および展開 ... 58 6‐2. その他の操作 ... 59 6‐2‐1. プランの設定変更 ... 59 6‐2‐2. バックアップの手動実行 ... 60 6‐2‐3. ジョブのステータス確認 ... 61 6‐3. バックアップに関する留意事項 ... 62 第7章 VM のシステム復旧 ... 63 7‐1. システム復旧前の留意事項 ... 63 7‐2. VM のシステム復旧手順 ... 64 7‐2‐1. 復旧ポイントの選択 ... 64 7‐2‐2. リストアオプション-[元の場所にリストアする] ... 65 7‐3. バックアップ時と異なる環境にリストアする ... 67 第8章 VM のファイルレベルリストア ... 68 8‐1. UDP コンソールによるリストア ... 69 8‐2. arcserve UDP 復旧ポイントビューによるリストア ... 71

8‐3. VM 上の UDP Agent for Windows を使用したリストア ... 73

第9章 トラブルシューティング ... 75 9‐1. バックアップに失敗する ... 75 9‐2. VM 構成パラメータ「disk.enableUUID」が変更される ... 75 9‐2‐1. VM 単位での設定 ... 76 9‐2‐2. バックアップ プロキシ単位の設定 ... 77 9‐3. シンプロビジョニングディスクのリストアが NBD モードになる ... 78 第10章 ログ情報 ... 79 10‐1. トラブル調査時に取得する資料 ... 79 10‐2. アクティビティログのエクスポート ... 80 10‐2‐1. バックアップ プロキシの場合 ... 80 10‐2‐2. UDP コンソールの場合 ... 80 第11章 パッチモジュール情報 ... 81

11‐1. Arcserve UDP r5.0 Update 1 (RO70755)... 82

11‐2. Arcserve UDP r5.0 Update 2 (RO76314)... 83

11‐3. Arcserve UDP r5.0 Update 3 (RO79230)... 84

(5)

5

第1章 はじめに

本書は、Arcserve UDP の機能である、仮想化ホストベースのエージェントレスバックアップを用い た、VMware 仮想マシンのバックアップ運用について記載しています。製品マニュアルと併せてご 利用ください。 製品マニュアルは以下の Web サイトを参照してください。 「Arcserve 製品のマニュアル」 http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/bookshelf.html

本書は、Arcserve UDP v5 Update4 を適用していることを前提として記載しています。 本書では、Arcserve UDP v5 の Update3 適用環境のものを使用していますが OS 環境およ びパッチモジュール適用有無によっては、実際の画面と一部異なる場合があります。

本書は、エージェントレスバックアップ機能のうち、VMware 仮想マシンのバックアップ運用に ついて説明しています。

Hyper-V 環境におけるエージェントレスバックアップについては、Arcserve UDP v5 エージェ ントレスバックアップ《Hyper-V 編》 ホワイトペーパーを参照してください。

本文書中には、レジストリの変更手順を説明している箇所があります。 レジストリの変更操作には細心の注意を払ってください。

レジストリの不適切な変更は、システムに重大な影響を及ぼす可能性があります。 事前にレジストリのバックアップを実施してから作業を開始することをお勧めします。

(6)

6 1‐1. 用語の定義 本文書では、以下用語を略称・固有名で表記しています。 用語 本文書での意味・正称 エージェントレスバックアップ Arcserve UDP を用い、仮想化環境のホストマシンと連携す る、仮想マシンのバックアップ方式

UDP Agent for Windows Arcserve UDP v5 Agent for Windows UDP Agent for Linux Arcserve UDP v5 Agent for Linux UDP 製品 Arcserve UDP v5 関連製品の総称

UDP コンソールサーバ Arcserve UDP コンソールをインストールしたサーバ

バックアップ プロキシ VDDK を使用し、ESX/ESXi とのバックアップ連携機能を提供 するサーバ

ESX VMware ESX Server ESXi VMware ESXi Server vCenter VMware vCenter Server vSphere Client VMware vSphere Client

VM 仮想マシン

VDDK Virtual Disk Development Kit

VIX VMware VIX API

CBT Changed Block Tracking vDS vSphere Distributed Switch RDM Raw Device Mapping

Windows VM ゲスト OS が Windows の仮想マシン Linux VM ゲスト OS が Linux の仮想マシン SAN Storage Area Network(FC 経路) NBD Network Block Device(LAN 経路)

NBD SSL Network Block Device Secure Sockets Layer(LAN 経路) HotAdd バックアップ プロキシへのドライブマッピング経路

(7)

7 1‐2. エージェントレスバックアップとは

エージェントレスバックアップは、VMware や Hyper-V のホストサーバの API と連携し、仮想マシ ン(VM)をイメージバックアップする Arcserve UDP の機能です。

バックアップ対象となる各 VM ゲスト OS 上には、UDP Agent 製品をインストールする必要がない ため、「エージェントレス」バックアップと呼ばれます。

エージェントレスバックアップのメリット

 VM 上に UDP Agent を導入しないため、導入時の作業コストを削減できます

 VM 上で UDP Agent が稼働しないため、バックアップ時における VM 上のリソース負荷(CPU やメモリ等)が発生を軽減できます

 VM 内の OS を問わず、同一の手順にて VM のイメージバックアップが可能です

エージェントレスバックアップは、従来の ARCserve Central Host-Based VM Backup (HBVB)の機能を踏襲したバックアップ方式です。

(8)

8 1‐3. エージェントレスバックアップの構成

エージェントレスバックアップは、以下役割のサーバによって構成されます。

UDP コンソールサーバ Arcserve UDP 機能の集中管理を行うためのマネージャーです。 UDP コンソールと VIX をインストールします。 バックアップ プロキシサ ーバ ESX/ESXi と UDP コンソールサーバ間を連携させるためのプロキシ (中継)機能を提供するサーバです。 UDP エージェント、VIX、および VDDK をインストールします。 エ ー ジ ェン ト レ スバッ ク アッ プ に お い ては 、UDP Agent for Windows はバックアップ プロキシとして使用されます。 ESXi/ESX サーバ バックアップ対象 VM をホストする ESXi/ESX サーバです。 バックアップ対象 VM バックアップ対象となる VM です。 UDP 製品のインストールは不要です。 上記例では、構成コンポーネントを説明するために、バックアップ プロキシと UDP コンソールサー バを分離していますが、同一サーバにバックアップ プロキシと UDP コンソールの機能を導入する ことを推奨します。 仮想マシン UDP コンソールサーバ バックアップ プロキシサーバ バックアップ先 VMware ホスト(ESXi/EX) エージェントレスバックアップの構成例 インストールするアプリケーション ・UDP コンソール

・VMware VIX API

インストールするアプリケーション ・UDP Agent for Windows

(VDDK) エージェントのインストールは不要

バックアップデータの流れ ソフト命令の流れ

(9)

9 1‐4. エージェントレスバックアップの主な機能 エージェントレスバックアップの主な機能は、以下となります。 (1) 複数の VM の一括バックアップ 仮想化ホストサーバに対する API を使用したバックアップ方式のため、ホストサーバ単位に 複数の VM を一括してバックアップすることが可能です。 (2) 仮想ディスクイメージのブロックレベル増分バックアップ

UDP は、VMware vStorage API の機能を用いて、仮想ディスクイメージ上の変更ブロックの みを増分バックアップすることが可能です。 (3) VM のイメージ復旧 事前の VM の再構成を行わずに、VM のディスクイメージを復旧することが可能です。 (4) ファイルレベルリストア(ファイル/フォルダ単位のリストア) Windows VM の場合、仮想ディスクイメージ単位のバックアップデータから、特定のファイル/ フォルダをリストアすることが可能です。 (5) アプリケーションデータのリストア Windows VM の場合、仮想ディスクイメージ単位のバックアップデータから、SQL Server や Exchange Server のデータベースのリストアすることが可能です。

直接的に元の場所へリストアするためには、VM に UDP Windows Agent をインストー ルする必要があります。

アプリケーションの詳細リストア(データベース等のリストア)を行う場合には、Advanced Edition 以上のライセンスが必要になります。

静止点スナップショット方式「VM 内の Microsoft VSS」を選択して取得したバックアップ データからは、アプリケーションデータのリストアを行うことはできません。

(10)

10 1‐4‐1. エージェントレスバックアップの新機能

エージェントレスバックアップは、従来の HBVB r16.5 と比較して、以下機能が拡張されています。

(1) vSphere の対応バージョン拡張

vSphere 5.5 Update1 / Update2 環境に対応しました。

vSphere 5.5 Update2 は Arcserve UDP Update2 以降でサポートされます。

(2) マルチデータストア環境への対応

複数のデータストアに仮想ディスクを分散配置している環境で、仮想ディスク単位で任意のデ ータストアをリストア先に設定できるようになりました。

(3) vDS 対応

vDS(vSphere Distributed Switch)環境に対応しました。

(4) VDDK 5.5 Update 1 対応

デフォルトでインストールされる VDDK のバージョンが更新されました。 64 bit OS 環境: VDDK 5.5.1

(11)

11 1‐4‐2. UDP Update 2 の機能拡張

Arcserve UDP r5.0 Update 2(RO76314)の適用により、以下機能が追加されます。

(1) vSphere 5.5 Update 2 対応

vSphere 5.5 Update 2 環境(ESXi/vCenter Server)をサポートします。

(2) バックアップ転送モードの優先順位設定

バックアップ時の転送モードの優先度をバックアッププラン作成時に指定できるようになりまし た。

(3) VM 復旧時の仮想ディスクタイプ変更

VM の復旧を実行する際に、仮想ディスクのタイプをバックアップ時のタイプと異なるディスク タイプ(シンプロビジョニング / Eager Zerod Thick / Lazy Zerod Thick)の 3 タイプから選択で きるようになりました。

(4) VMware Virtual SAN 対応

Arcserve UDP Update2 を適用することにより、VMware Virtual SAN 環境をサポートしま す。

その他の機能エンハンスについては、リリースノートを参照してください。

Arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 2 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%202/UDP_Update2_ReleaseNotes.html

(12)

12 1‐4‐3. UDP Update 3 の機能拡張

Arcserve UDP r5.0 Update 3(RO79230)の適用により、以下機能が追加されます。

“Arcserve UDP v5” (2015 年 4 月以降の出荷)には、本モジュールが反映済みです。

(1) 静止点スナップショットの取得方法の切り替え

スナップショットの選択方法が、「VMware Tools」 と「VM 内の Microsoft VSS」の 2 種類から 選択可能となりました。 (2) 復旧ポイントの確認機能 エージェントレスバックアップ専用の機能です。実バックアップ完了後、復旧ポイントをマウン トし、Windows コマンド「chkdsk」 を実行し、エラーを検出した場合、バックアップ ジョブ は失敗します。 この動作により復旧ポイントデータ内のボリュームのファイル システムを確認することによ ってデータ破損の問題を確認することができます。 (3) 同梱される VDDK のバージョン変更 64bit OS 環境に対し、デフォルトでインストールされる VDDK のバージョンが、VDDK 5.5.3 に更新されました。 (32 bit OS 環境に対しては、従来通り VDDK 5.1.2 のままです) その他の機能エンハンスについては、リリースノートを参照してください。

Arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 3 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%203/UDP_Update3_ReleaseNotes.html

(13)

13 1‐4‐4. UDP Update 4 の機能拡張

Arcserve UDP r5.0 Update 4(UDPV5U4)の適用により、以下機能が追加されます。

(1) vSphere 6 対応

vSphere 6 環境および Virtual Volume (VVOL)環境に対応します。

ビルド 2715440 以降の ESXi サーバのみサポートされます。 VMware パッチモジュール「ESXi600-201505001」が適用されている場合、ESXi サー バのビルド番号は 2715440 になります。 ビルド番号が 2715440 以前の場合、VMware パッチモジュール「ESXi600-201505001」 を必ず適用してください。 (2) 同梱される VDDK のバージョン変更 64bit OS 環境に対し、デフォルトでインストールされる VDDK のバージョンが、VDDK 5.5.4 に更新されます。 (32 bit OS 環境に対しては、従来通り VDDK 5.1.2 のままです) (3) SATA device 対応 SATAdevice が接続された VM のバックアップやリストアをサポートします。 その他の機能エンハンスについては、リリースノートを参照してください。

Arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 4 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%204/UDP_Update4_ReleaseNotes.html

(14)

14

第2章 動作要件

本章では、エージェントレスバックアップの動作要件について説明します。

2‐1. 動作要件

富士通でサポートする動作環境は、Arcserve 社の Web サイトで公開されている動作要件と異な ります。Arcserve UDP v5 の動作要件、およびサポートする PRIMERGY については、以下の Web サイトで最新情報を確認してください。 「富士通ソフトウェア情報」 http://software.fujitsu.com/jp/arcserve/products/v5udp/environment/ 2‐2. サポートしないバックアップ対象 エージェントレスバックアップでは、以下に該当するバックアップがサポートされません。 (1) 以下いずれかの構成・機能を含む VM

-VMware Fault Tolerance(VMware FT)環境

-VMware View のリンククローンによって作成された VM -独立型仮想ディスク

-SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)ネットワークアダプタ -RDM(Raw Device Mapping)物理互換ディスク

RDM 物理互換ディスクは、バックアップ対象から除外されます(VMware の仕様により、 RDM 物理互換ディスクのスナップショットは取得されません)。 RDM 仮想互換ディスクはバックアップされますが、リストア時には RDM ではなく通常の 仮想ディスクとして、データストア上にリストアされます。 (2) VM の既存スナップショット、スナップショット履歴情報 他アプリケーションやユーザにより作成されたスナップショットファイル、およびスナップショッ トの履歴情報はバックアップされません。 (3) 仮想化されたバックアップ プロキシ自身のバックアップ バックアップ プロキシを仮想化している場合、バックアップ プロキシ自身をエージェントレス バックアップでバックアップすることはサポートされません。

(15)

15 2‐3. サポートしないバックアップ運用

以下に該当する運用は、サポートしません。

(1) VMware 社が提供するスナップショット機能を使用する、他のアプリケーションとの併用 - VMware Data Recovery

- CA ARCserve Backup Guest Based Virtual Machines Agent Bundle - CA ARCserve Backup for Windows VM Agent per Host License - Arcserve Backup Guest Based Virtual Machines Agent Bundle - Arcserve Backup for Windows VM Agent per Host License - CA ARCserve Central Host-Based VM Backup

- NetVault VMware Plugin

- Symantec NetBackup/Backup Exec

- EMC NetWorker Virtual Client Connection 等

(2) システムファイルまたはアプリケーション構成ファイル(特にデータベースアプリケーションの データファイル等、固有の復旧方法を必要とするもの)に対するファイルレベルリストア

(3) 同一の VM に対する、複数のエージェントレスバックアッププランからのバックアップ運用

(16)

16 2‐4. アクティブブロック分析に関する留意点 以下の条件を満たしていない環境では、初回バックアップ時に CBT 機能であるアクティブブロック 分析が正しく動作しないため、初回時のバックアップは構成している仮想ディスクのフルサイズが バックアップされます。 アクティブブロック分析の動作要件 ・ ESX Server 4.0 以上

・ vCenter Server 4.0 以上(vCenter 使用時) ・ VM ハードウェアレベル(VM のバージョン)7 以上 ・ VM の構成パラメータ「ctkEnabled」が「true」 ・ データストアが、NFS 接続のストレージ

NFS 接続ディスク(vSphere Storage Appliance によって外部ストレージ化されたディス クも含みます)および RDM 仮想互換ディスクはサポートされません

・ VM の仮想ディスクタイプが、「シンプロビジョニング」または「Lazy Zerod Thick」 ・ 初回のバックアップ実行時点で、VM にスナップショットが存在しない

アクティブブロック分析が機能する環境では、初回以降の増分バックアップは、仮想ディスク 上の変更ブロック部分のみがバックアップされます。

(17)

17

第3章 インストール

本章では、エージェントレスバックアップ環境を構築するための、各コンポーネントのインストール 方法について説明します。 3‐1. コンポーネントのインストール先 各コンポーネントは、バックアップ環境の役割に応じてインストールします。 役割 インストールするコンポーネント UDP コンソール ・UDP コンソール ・SQL Server (UDP コンソール用データベース) ※NET Framework 3.5 も必要

・VMware VIX API

バックアップ プロキシ ・UDP Agent for Windows ・VMware VIX API

・VDDK

(18)

18 3‐2. インストールの準備

Arcserve UDP 製品のインストールを開始する前に、以下の確認と作業を実施してください。

3‐2‐1. vSphere6 環境でのビルド番号確認

本 製 品 は 、 vSphere6 環 境 に お い て 、 ESXi サ ー バ に VMware パ ッ チ モ ジ ュ ー ル 「ESXi600-201505001」(ビルド番号 2715440)を適用した環境でサポートします。

vSphere Client 等から ESXi サーバのビルド番号を確認いただき、2715440 以前のビルド番号の 場合、VMware パッチモジュール「ESXi600-201505001」を適用してください。

3‐2‐2. ARCserve Central Host-Based VM Backup(HBVB)からアップグレードする場合 HBVB r16/r16.5 がインストールされている環境では、Arcserve UDP へのアップグレードイ ンストールが可能です。

Arcserve UDP のインストールを開始する前に、HBVB のジョブが動作していないことを確認 してください。また HBVB の管理画面も閉じてください。

(19)

19 3‐2‐3. .NET Framework 3.5 のインストール

UDP コンソールを、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 環境へインス トールする場合は、SQL Server のインストール前に .NET Framework 3.5 をインストールし ておく必要があります。

役割と機能の追加ウィザードを使用して、OS のメディアから.NET Framework 3.5 Features 機能をインストールしてください。

なお、一部のモデルの PRIMERGY において、バンドルされている Windows Server 2012 のメディア(Operating System - Recovery DVD)を使用して、.NET Framework 3.5 Fea-tures 機能のインストールができない場合があります。その場合、Windows Update に接続で きるネットワークから、.NET Framework 3.5 Features 機能をインストールしてください。

「Microsoft® Windows Server® 2012 の動作確認情報」

http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/software/windows/support/2012/ ※「サーバ本体動作確認情報」(2012-hard.pdf) 留意事項番号「H14」

※Windows Server 2012 R2 は上記留意事項に該当しません。

Windows Update からのインストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1. Windows Update に接続するため、ネットワークの設定を行います。

2. 「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。 3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。

(20)

20 3‐2‐4. SQL Server のインストール

Arcserve UDP コンソールは、データベースに SQL Server を使用します。

Arcserve UDP のインストールメディアに同梱されている Microsoft SQL Server 2008 R2 Express は英語版です。

日本語版の Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition をマイクロソフト社の Web サイトよりダウンロードして、インストールしてください。

SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition 以外のバージョンでは、UDP コンソールを インストールすることが出来ません。他のバージョンの SQL Server Express Edition を 使用する場合には、SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition のインストールが必要 となります。

Microsoft® SQL Server® 2008 R2 SP2 - Express Edition http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30438

SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition 以外の SQL Server (Express 含む)を使用する 場合、UDP コンソールインストール後に、以下の技術情報に記載されている方法でセットアッ プを行ってください。

Arcserve 社技術情報

デフォルト以外の SQL Server Express を arcserve UDP のデータベースとして使用する https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202800775-SQL-Server-Express-arcserve-UDP-

SQL Server2008 R2 Express インストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 ダウンロードした SQL Server2008 R2 Express のインストーラを管理者権限で実行します。 セットアップウィザードに従い、「インスタンスの構成」まで進めます。 2 インスタンスの構成 名前付きインスタンスの欄に 「ARCSERVE_APP」と入力します。 セットアップウィザードに従い、インストールを 完了させてください。 インストール完了後、SQL Server 構成マネー ジャーを起動します。

(21)

21 3 SQL Server 構成マネージャー 「SQL Server ネットワークの構成」- 「ARCSERVE_APP のプロトコル」から、 「名前付きパイプ」および「TCP/IP」を右クリック し、「有効化」を選択します。 設定変更後は、SQL Server サービスの 再起動が必要です。 設定後、SQL Server 構成マネージャーを閉じ ます。 4 SQL Server (ARCSERVE_APP)サービスの 再起動 OS の「管理ツール」から「サービス」を選択しま す。 SQL Server (ARCSERVE_APP)サービスを 再起動します。 5. コマンドプロンプト コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、以下フォルダに移動します。 「C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥100¥Tools¥Binn¥」 下記の SQL コマンドを実行します。

sqlcmd コマンドを使用してデータベースエンジン「ARCSERVE_APP」へ接 続します。

> sqlcmd -E -S <コンピュータ名>¥ARCSERVE_APP

ARCSERVE_APP に接続後、以下のコマンドで「arcserve UDP」データベー スを作成します

1> USE master 2> go

1> CREATE DATABASE arcserveUDP 2> go

「exit」で接続を解除します。 1>exit

(22)

22

以上で Arcserve UDP で使用する SQL Server のセットアップは完了です。

3‐2‐5. ユーザアカウントの確認

UDP 製品のインストール操作を行うユーザアカウント、及びインストール中に設定する 「Windows 管理者」のユーザアカウントは、Administrators グループに所属している必要が あります。

(23)

23 3‐3. UDP コンソールと UDP Agent のインストール

ここでは、バックアップ プロキシと UDP コンソールサーバを同一サーバに構築する手順(UDP Agent と UDP コンソールを両方インストールする手順)を説明します。

UDP コンソールサーバとするマシンには、UDP コンソールをインストールします。

バックアップ プロキシとするマシンには、UDP Agent for Windows をインストールします。

UDP コンソールインストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ バックアップ プロキシ

1 インストールメディア(UNIFIED DATA PROTECTION DVD 1 of 2)を DVD ドライブに挿入 し、UDP のセットアッププログラムを実行します。 2 言語の指定 「日本語」を選択し、「OK」ボタンをクリックしま す。 3 使用許諾契約 使用許諾契約を最後まで読みます。 「使用許諾契約の条項に同意します」にチェッ クを入れます。 「次へ」ボタンをクリックします。 4 インストールの種類 「インストールタイプの種類」から、 「高度なインストール」を選択します。 「次へ」ボタンをクリックします。

(24)

24 高度なインストール

インストールするコンポーネントを選択します。以下 2 つを選択します。 □arcserve UDP エージェント

□arcserve UDP コンソール

「arcserve UDP エージェント変更トラッキングドライバをインストールする」は、(UDP Agent の機能として)バックアップ プロキシ自身のバックアップを実施しない場合に は、チェックは外します。

5 デスティネーション フォルダの選択

インストール先のパスを指定します。 「次へ」ボタンをクリックします。

(25)

25 6 環境設定

通信に使用するプロトコルと管理者アカウント情報を設定し、「次へ」ボタンをクリックしま す。

□プロトコル

UDP Agent および UDP コンソールのユーザインターフェースで使用する通信プロトコ ル(HTTPS または HTTP)をプルダウンリストから選択します。 □エージェントポート UDP Agent のユーザインターフェースで使用するポート番号を指定します。 デフォルトは「8014」です(「1024 – 65535」の範囲内で変更可能です)。 □コンソールポート UDP コンソールのユーザインターフェースで使用するポート番号を指定します。 デフォルトは「8015」です(「1024 – 65535」の範囲内で変更可能です)。 □ユーザ名 管理者権限を持つ Windows ユーザを指定します。デフォルトではインストール時のロ グオンユーザが表示されます。 「3‐2‐5.ユーザアカウントの確認」で確認/作成したアカウントを入力します。 □パスワード 「ユーザ名」に指定したアカウントのパスワードを入力します。

(26)

26 7 データベースの設定 デフォルトでは「Microsoft SQL Server 2008 R2 Express」が選択されています。 「既存のデータベースを上書きする」を選択し ます。 「次へ」ボタンをクリックします。 この画面は UDP コンソールをインストー ル選択した場合に表示されます。 3‐2‐4.の手順を実施していない場合、 「既存のデータベースを上書きする」は選 択できません。 8 ファイアウォールの例外 Windows ファイアウォールの例外として登録さ れる UDP のサービス/プログラム一覧が表示 されます。 確認後、「インストール」ボタンをクリックしま す。 9 インストールの進捗状況 インストールが開始されると、プログレスバー に進行状況が表示されます。 10 インストールレポート インストールが完了すると、インストールレポー トが表示されます。 「更新を今すぐ確認する」のチェックを外して 「完了」ボタンをクリックします。 以上で、UDP コンソールのインストールは完了です。

(27)

27

なお、arcserve UDP エージェント(arcserve UDP 変更トラッキングドライバ)も同時にインストール している場合、システムの再起動が要求されます。「はい」ボタンをクリックして、システム再起動を 行ってください。

3‐4. 最新 Update モジュールの適用

Arcserve 社のダウンロードサイトより最新の Update モジュールをダウンロードして、UDP コンソ ールおよび UDP Agent に対し、最新の Update モジュールを適用します。

Update モジュールの入手と適用方法については、第 11 章を参照してください。 (⇒「第11章パッチモジュール情報」)

(28)

28 3‐5. ライセンスキーの登録 購入した Arcserve UDP v5 製品に同梱されているライセンスキーを使用してライセンス登録をし ます。 エージェントレスバックアップを実施する場合、VM が稼働している ESX/ESXi サーバの CPU ソケット数分のライセンスが必要になります。

VMware-HA 構成や vMotion 構成の場合、環境を構成している ESX/ESXi サーバの総 CPU ソケット数分のライセンスが必要になります。 ライセンスキーの登録は、UDP コンソールから行います。 ライセンスキー登録手順 作業対象:UDP コンソール サーバ 1 「スタート」画面から「Arcserve UDP コンソー ル」をクリックします。 2 ブラウザが起動し、UDP コンソールへのログイ ン画面が表示されます。 インストール時に指定した管理者パスワードを 入力しログインします。 3 UDP コンソールが表示されます。 「ヘルプ」メニューから「ライセンスの管理」をク リックします。

(29)

29 4 「ライセンス管理」が表示されます。 購入した製品のライセンスキーを入力し「追 加」ボタンをクリックします。 登録後、「閉じる」ボタンをクリックします。 ライセンスの登録は完了です。

3‐6. VMware VIX API のインストール

UDP コンソールサーバおよびバックアップ プロキシサーバに、VMware VIX API 1.13.0 をインス トールします。

以下の環境を満たす場合、VMware VIX のインストールは必要ありません。  vSphere 5 以降

 UDP Update 2 以降

VMware VIX API1.13.0 のインストールプログラムは、UDP 製品に含まれておりません。 VMware 社の Web サイトからダウンロードしてください。

VIX API Documentation

http://www.vmware.com/support/developer/vix-api/

(30)

30 3‐7. VDDK のインストール

UDP Agent for Windows Update 4 のインストールにより、以下バージョンの VDDK がインストー ルされます。 64bit OS 環境へのインストール: VDDK 5.5 Update 4 (VDDK 5.5.4) 32bit OS 環境へのインストール: VDDK 5.1 Update 2 (VDDK 5.1.2) 上記 VDDK よりも新しいバージョン/Update の VDDK を使用する場合、もしくはバックアップ プ ロキシ環境が上記 VDDK の動作要件を満たさない場合は、適切なバージョンの VDDK を追加イ ンストールし、VDDK の参照パス設定を変更する必要があります。 2015 年 7 月現在、各 VDDK バージョンの最新版は、VDDK 5.5.4/5.1.3 です。 サポート範囲内の最新版 VDDK をご使用ください。 なお VDDK 5.5.x と VDDK 5.1.x は、インストール手順が異なります。 インストールするバージョンに応じて、以下を参照してください。 【VDDK 5.5.3 を追加インストールする場合】 ⇒ 「3‐7‐1.VDDK のインストール(5.5.3)」

Arcserve UDP Update 4 は、デフォルトで VDDK5.5.4 がインストールされます。

【VDDK 5.1.3 を追加インストールする場合】 ⇒「3‐7‐2.VDDK のインストール(5.1.3)」

(31)

31 3‐7‐1. VDDK のインストール(5.5.3)

VDDK 5.5.3 は、VMware 社の Web サイトからダウンロードしてください。 留意事項については、VMware 社のドキュメント等を参照してください。 VDDK5.5.2 の場合も、手順は VDDK5.5.3 の手順と同じです。

・ vSphere Virtual Disk Development Kit 5.5.3

https://my.vmware.com/jp/web/vmware/details?downloadGroup=VDDK55U2&productId=353 ※「5.5 Update 2」と表記されていますが、5.5.3 です。

・ vSphere Virtual Disk Development Kit 5.5.2

https://my.vmware.com/jp/web/vmware/details?downloadGroup=VDDK552&productId=353 ダウンロードを行うためには、VMware 社へのユーザ登録が必要になります。 VDDK5.5.3 のセットアップ手順 作業対象:バックアップ プロキシ 1 ダウンロードした VDDK 5.5.3 モジュールを、任意の作業用フォルダ上で解凍します。 例)D:¥TEMP¥VMware-vix-disklib-5.5.3-1909144.x86_64 2 arcserve UDP エージェントサービスを停止します。 3 コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、手順 1.で解凍したフォルダ配下の bin フォルダ を開きます。 例)D:¥TEMP¥VMware-vix-disklib-5.5.3-1909144.x86_64¥bin 上記フォルダに移動した状態で次の手順に進んでください(他のフォルダから、バッ チファイルのフルパスを指定して実行した場合、インストールは失敗します)。 4 手順 3.で開いたフォルダ上で、vstor2uninstall.bat を実行します。 5 手順 3.で開いたフォルダ上で、vstor2install.bat を実行します。 6 既存の VDDK の bin フォルダをリネームします。 リネーム対象は、下記パスの末尾の bin フォルダです(パス中には"bin"フォルダが 複数個所存在します。間違えないようにご注意ください)。 パス 1

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine¥BIN ¥VDDK¥BIN¥VDDK64¥bin

パス 2

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine¥BIN ¥DR¥WinPE¥AMD64¥VDDK¥bin

(32)

32

7 手順 1.で解凍したフォルダ直下にある"bin"フォルダを、以下のパスにコピーします。 コピー先 1

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine ¥BIN¥VDDK¥BIN¥VDDK64

コピー先 2

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine¥BIN ¥DR¥WinPE¥AMD64¥VDDK 8 レジストリエディタを用いて、以下レジストリ値を確認し、存在しない場合は作成します。 HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SOFTWARE ¥Wow6432Node ¥VMware, Inc.

¥VMware Virtual Disk Development Kit

データの名前: 「VerifySSLCertificates」 (REG_DW) データの値 : 「0」

9 レジストリエディタを終了します。

(33)

33 3‐7‐2. VDDK のインストール(5.1.3)

VDDK 5.1.3 は、VMware 社の Web サイトからダウンロードしてください。 留意事項については、VMware 社のドキュメント等を参照してください。

vSphere Virtual Disk Development Kit 5.1.3

https://my.vmware.com/web/vmware/details?downloadGroup=VSP510-VDDK-513&productId=285 ダウンロードを行うためには、VMware 社へのユーザ登録が必要になります。

VDDK5.1.3 のセットアップ手順 作業対象:バックアップ プロキシサーバ 1 ダウンロードしたインストーラパッケージを実行し、インストールを行います。

デフォルト時のインストールパスは以下になります。

C:¥Program Files (x86)¥VMware¥VMware Virtual Disk Development Kit¥bin 2 上記パスに存在する「vddk64.zip」を、そのまま上記パス上に解凍します。 3 上記 bin フォルダ配下に、「VDDK64」フォルダが作成されたことを確認します。

C:¥Program Files (x86)¥VMware¥VMware Virtual Disk Development Kit¥bin¥VDDK64

4 arcserve UDP エージェントサービスを停止します。

レジストリエディタを起動し、以下レジストリを開きます(32bit/64bit 環境共通)。 HKEY_LOCAL_MACHINE

¥SOFTWARE ¥CA

¥ARCserve Unified Data Protection ¥Engine

5 Engine キー配下の「VDDKDirectory」値を手動インストールした VDDK のインストール パスに書き換えます。

VDDK をデフォルトパスへインストールした場合の設定例は、以下です。 32bit OS 環境:

「C:¥Program Files¥VMware¥VMware Virtual Disk Development Kit」 64bit OS 環境:

「C:¥Program Files (x86)¥VMware¥VMware Virtual Disk Development Kit」

初期値は、「<UDP Agent インストールパス>¥Engine¥BIN¥VDDK」です。

例: C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine¥BIN¥VDDK 6 レジストリ編集完了後、レジストリエディタを終了します。

(34)

34

第4章 ESX/ESXi/vCenter の通信プロトコル設定

本章では、バックアップ プロキシと ESX/ESXi/vCenter の間で、HTTP 接続を使用する場合の設 定方法について説明します。 HTTPS 接続を使用する場合には、設定は不要です。 サポートする通信プロトコルと設定作業の必要性 ESX/ESXi/vCenter 通信プロトコル 設定作業の必要性 ESXi 5.5 vCenter 5.5 HTTPS ― ESX 4.1 ESXi 4.1/5.0/5.1 HTTP あり HTTPS ― vCenter 5.0/5.1 HTTP あり HTTPS ― 通信プロトコル設定は、バックアップ対象 VM ノードの登録操作時(⇒「5‐1.VM の検出と登 録」)に指定する ESX/ESXi/vCenter に対して行います。 (vCenter から VM ノードを登録する場合、vCenter に対して通信プロトコル設定を行います。 vCenter 管理下の ESX/ESXi に対する設定作業は不要です)

vCenter 及び ESXi の下記バージョン、アップデートは、VMware 製品の仕様として HTTP 接 続がサポートされません。HTTPS 接続を使用する必要があります。 vCenter/ESXi 5.5 初版以降 vCenter/ESXi 5.1 Update 2 以降 vCenter/ESXi 5.0 Update 3 以降 ESX/ESXi4.1 Build:1363503 以降の環境 <VMware 社技術情報>

Connecting to vCenter Server/ESXi 5.0 Update 3, 5.1 Update 2, and 5.5 from any source using HTTP is no longer supported (2069149)

(35)

35 4‐1. HTTP 通信プロトコル設定(ESX 4.1) ≪ESX4.1 http プロトコル設定手順≫ 作業対象:ESX 1 root アカウントで ESX のサービスコンソールにログオンします。 2 コンソール上から、以下ファイルをテキストエディタで開きます。 /etc/vmware/hostd/proxy.xml 3 <EndpointList>タグに移動します。 4 「<serverNamespace>が「/sdk」と記述されている<e>タグ配下」(※)で、<accessMode> の内容を「httpAndHttps」に変更します。(<e>タグの id は、環境によって異なります) ・・・・・ <e id="○"> <_type>vim.ProxyService.NamedPipeServiceSpec</_type> <accessMode> httpAndHttps </accessMode>

<pipeName>/var/run/vmware/proxy-sdk</pipeName> <serverNamespace>/sdk</serverNamespace> </e> ・・・・・ 5 編集した proxy.xml ファイルを上書き保存します。 編集内容に間違いのないことを確認してから保存してください。 6 以下のコマンドを実行して VMware-hostd を再起動します。

# service mgmt-vmware restart

(36)

36 4‐2. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 4.1)

ESXi 4.1 にはサービスコンソールがないため、VMware 社提供の[VMware vSphere CLI]を使 用して、Windows サーバ上にエクスポートした proxy.xml を編集します。

≪ESXi 4.1 HTTP プロトコル設定手順≫ 作業対象:ESXi 1 VMware 社 の Web サ イ ト か ら 、 「 VMware vSphere CLI 」 を ダ ウ ン ロ ー ド し ま す 。

http://downloads.vmware.com/jp/d/details/vcli41/ZHcqYmRoaCpiZHd0aA==

2 ダウンロードした「VMware vSphere CLI」をバックアップ プロキシにインストールします。 3 コマンドプロンプトを起動し、「vifs.pl」が格納されたパスへ移動します。

デフォルトパスは以下となります。

32bit 環境:C:¥Program Files¥VMware¥VMware vSphere CLI¥bin 64bit 環境:C:¥Program Files¥VMware (x86)¥VMware vSphere CLI¥bin 4 以下コマンドを実行し、ESXi の proxy.xml をバックアップ プロキシへコピーします。

(コマンド実行パスに「proxy.xml」がコピーされます)

vifs.pl --server <HOSTNAME> --username <USERNAME> --password

<PASS-WORD> --get /host/proxy.xml proxy.xml

<HOSTNAME>: ESXi のマシン名または IP アドレス <USERNAME>: ESXi の管理者権限を持つユーザ名 <PASSWORD>: ESXi の管理者権限を持つユーザ名のパスワード 5 コピーした「proxy.xml」をテキストエディタで開きます。 6 <EndpointList>タグに移動します。 7 「<serverNamespace>が「/sdk」と記述されている<e>タグ配下」で、<accessMode>を 「httpAndHttps」に変更します。 編集例は「4‐1.HTTP 通信プロトコル設定(ESX 4.1)」の 4 項をご参照ください 8 編集した proxy.xml ファイルを上書き保存します。 編集内容に間違いのないことを確認してから保存してください。 9 以下コマンドを実行し、編集した「proxy.xml」を ESXi へコピーします。

vifs.pl --server <HOSTNAME> --username <USERNAME> --password

<PASS-WORD> --put proxy.xml /host/proxy.xml

(37)

37 4‐3. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 5.0) ESXi 5.0 で通信プロトコルを設定する方法は、ESXi 4.1 と同じ手順となります。シェル機能の使 用可否に応じて、以下いずれかの方法で設定してください。 ●シェルが使用可能な場合: ⇒「4‐1.HTTP 通信プロトコル設定(ESX 4.1)」と同様の手順を実施してください。 ●シェルが使用できない場合: ⇒「4‐2.HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 4.1)」と同様の手順を実施してください。

ESXi 5.0 では「service mgmt-vmware restart」コマンドが実装されていません。「proxy.xml」 編集後、ESXi のローカルコンソールから管理エージェントの再起動を実行してください。

(38)

38 4‐4. HTTP 通信プロトコル設定(ESXi 5.1)

≪ESXi 5.1 HTTP プロトコル設定手順≫ 作業対象:ESXi 1 シェルからログインします。

2 「endpoints.conf」をテキストエディタで開きます。

「endpoints.conf」は ESXi Server の以下の場所に存在します。 /etc/vmware/rhttpproxy

3 「/sdk」部の「redirect」を「allow」へ変更し、ファイルを上書き保存します。

(編集前)

--- / local 8309 redirect allow /sdk local 8307 redirect allow ---

(編集後)

--- / local 8309 redirect allow /sdk local 8307 allow allow

---

編集内容に間違いのないことを確認してから保存してください。

(39)

39 4‐5. HTTP 通信プロトコル設定(vCenter 5.0/5.1)

≪vCenter 5.0/5.1 HTTP プロトコル設定手順≫ 作業対象:vCenter 1 Virtual Center Server の「proxy.xml」を開きます。

デフォルトパスは、以下となります。 ◆Windows Server 2008/2008R2/2012 環境 C:¥ProgramData¥VMware¥Vmware VirtualCenter 2 <EndpointList>タグに移動します。 3 「<serverNamespace>が「/sdk」と記述されている<e>タグ配下」(※)で、<accessMode> の内容を「httpAndHttps」に変更します。 (<e>タグの id は、環境によって異なります) ・・・・・ <e id="○"> <_type>vim.ProxyService.NamedPipeServiceSpec</_type> <accessMode> httpAndHttps </accessMode>

<pipeName>/var/run/vmware/proxy-sdk</pipeName> <serverNamespace>/sdk</serverNamespace> </e> ・・・・・ 4 編集した proxy.xml を上書き保存します。 編集内容に間違いのないことを確認してから保存してください。 5 vCenter Server のサービスを再起動します。 (※)

(40)

40

第5章 保護する VM の検出と登録

本章では、UDP コンソールに、バックアップ対象の VM を登録する方法を説明します。 VM の検出と登録は、VM 上の VMware Tools に接続して実行されます。 事前に以下を確認してください。 -VM ゲスト OS 上に、適切なバージョンの VMware Tools がインストールされていること -VM ゲスト OS が起動し、且つ VMware Tools サービスが起動していること 5‐1. VM の検出と登録 VM の検出と登録手順 作業対象:UDP コンソール サーバ 1 「スタート」画面から「arcserve UDP コンソー ル」を起動します。 UDP コンソール上で VM を登録するため には、VM がパワーオンの状態である必 要があります。本手順を実施する前にパ ワーオンしてください。 2 ブラウザが起動し、UDP コンソールへのログイ ン画面が表示されます。インストール時に指定 した管理者パスワードを入力しログインしま す。 3 「ダッシュボード」タブが表示されます。 ノードを登録するため「リソース」タブを選択し ます。 5 左ペインから、「すべてのノード」を選択した状 態で「ノードの追加」をクリックします。

(41)

41 6 「Arcserve UDP コンソールへのノード追加」 画面が表示されます。 ノ ー ド の 追 加 の プ ル ダ ウ ン メ ニ ュ ー か ら 「vCenter/ESX からのインポート」を選択しま す。 7 ノードを検出する vCenter/ESX/ESXi のマシン 名(または IP アドレス)と、ユーザアカウント情 報を入力し、「参照」ボタンをクリックします。 ポート番号など変更が必要な場合は「ポート」 と「プロトコル」も設定します。 8 バックアップ対象の VM を選択し、選択したノー ドの認証情報を入力します。 設定後、「リストに追加」ボタンをクリックしま す。 バックアップ対象の VM のアイコンが の 場 合 、VM の 電源が OFF であ るか 、 VMware Tools が正常に動作していませ ん。VM の状況を確認してください。 認証情報は後で入力することも可能で す。 Linux 系の VM は認証情報の必要はあり ません。 9 選択した VM が右側のリストに表示されたこと を確認後、「保存」ボタンをクリックします。

(42)

42 10 選択した VM がノードリストに追加されたことを 確認します。 登録時に入力した vCenter/ESX 名で自 動的に、vCenter/ESX グループが作成さ れます。

(43)

43 5‐2. プレフライトチェック プレフライトチェックは、バックアップ対象として登録した VM のステータスを確認する機能です。 プレフライトチェックを行うことで、バックアップの失敗要因を事前に確認することができます。 プレフライトチェックは、VM の登録時およびノードの更新時に自動実行されます。 プレフライトチェックの結果は「PFC ステータス」アイコンにマウスカーソルを合わせることで表 示されます。 Windows VM ノード Linux VM ノード Windows VM に対してプレフライトチェックを実行するためには、認証情報を入力する必要があり ます。VM 登録時に認証情報を入力していない場合には、以下の手順で入力してください。

(44)

44 認証情報の入力 作業対象:UDP コンソール 1 「リソース」タブ-「すべてのノード」より認証情 報を更新する VM を選択し、「右クリック」-「更 新」を選択します。 2 ノードの認証情報を入力します。 入力後、「OK」ボタンをクリックします。 3 「PFC ステータス」欄を参照し、プレフライトチェ ック(PFC)にエラーが無く、 が表示されてい ることを確認します。 「検証済み」欄が とならない場合は下記 設定を試してください。 ・ 「ネットワークと共有センター」をプライベー トネットワークへ変更する。 ・ 「ネットワークと共有センター」で「ファイルと プリンタの共有」を有効にする。 ・ Firewall を無効にする。 任意の VM を右クリックし、「プレフライト チェック」を選択すると、プレフライトチェ ックを手動実行することも可能です。

(45)

45

第6章 バックアップ

本章では、エージェントレスバックアップジョブの作成方法について説明します。 6‐1. プランの追加 エージェントレスバックアップジョブは、「プラン」と呼ばれるバックアップ設定情報を、UDP コンソー ルに追加することで作成されます。 6‐1‐1. 新規プランの追加 1 「リソース」タブの左ペインにある「すべてのプラ ン」を選択後、「プランの追加」をクリックします。 2 「タスクの種類」から「バックアップ:ホストベース エージェントレス」を選択します。 プラン名のデフォルトは「新規のプラン」で す。管理しやすい名称に編集します。 6‐1‐2. バックアップ プロキシサーバの選択 1 「バックアップ プロキシの設定」をクリックしま す。 2 バックアップ プロキシの選択画面が表示されま す。

バックアップ プロキシには UDP Agent for Windows がインストールされている必要が あります。

「ノードリスト」または「ホスト名/IP アドレスの入 力」から選択可能です。

(46)

46 ノードリストからの選択の場合 「ノードリスト」では、登録済みのノード(物理/仮 想)からバックアップ プロキシを選択します。 バックアップ プロキシに設定するノードを選択 し、「OK」ボタンをクリックします。 リストには、事前にノード登録がされている マシンだけが表示されます。 ホスト名/IP アドレスの入力の場合 「ホスト名/IP アドレスの入力」では、ホスト名ま たは IP アドレスを指定してバックアップ プロキ シを直接指定します。 バックアップ プロキシの「ホスト名/IP アドレ ス」、「ユーザ名」、「パスワード」を入力し、「保 存」ボタンをクリックします。

(47)

47 6‐1‐3. 保護対象の VM の追加 1 「プランの追加」画面で、「ノードの追加」ボタン をクリックし、プルダウンメニューから「保護する ノードの選択」をクリックします。 2 グループのプルダウンメニューから、登録済み の vCenter/ESX グループを選択します。 3 バックアップ対象とする VM にチェックを入れ、 右矢印アイコン( )をクリックします。 リスト上の全てのノードを 選択する場合 は、 をクリックします。 事前にノードが登録されていない場合、リ ストに表示されません。「5‐1.VM の検出 と登録」を参照し、ノードの登録を行ってく ださい。 「選択されたノード」に対象ノードが表示されて いる事を確認し、「OK」をクリックします。 4 追加した VM がリストに表示されていることを確 認します。

(48)

48 5 VMware スナップショットの静止方法を選択しま す。 デフォルトでは「VMware Tools」が選択されて います。 この設定は Update 3 から提供された機能です。 ●VMware Tools 従来の方式です。VM の電源状態が ON の場合、VM のゲスト OS 上にインストールさ れた VMware Tools によってスナップショットの静止点が生成されます。

この方式で取得されたバックアップデータから、Exchange Server や SQL Server の詳 細リストアを行うことも可能となります。 「復旧ポイントの確認」オプションを併用することを推奨します。 ●VM 内の Microsoft VSS VM ゲスト OS 上の VSS によってスナップショットの静止点が生成されます。 この方式で取得されたバックアップデータからは、アプリケーションレベルのリストアを 行うことはできません。 VSS に対応しており、かつ電源 ON の Windows VM のみ有効です。その他の VM で は本設定が有効でも VMware Tools 方式が使用されます。 6 「VMware マシンでの転送方式を選択」から、 任意の設定を選択します。 デフォルトの設定は「VMware マシンでの転送 方式を選択」が選択されています。 上記設定の場合、バックアップする vSphere 環 境から、最適な転送モードが使用されます。 SAN⇒HotAdd⇒NBDSSL⇒NBD の順で 優先的に選択されます。 「このプランでの方式の優先度を設定します」を 選択した場合、優先度を指定することで、指定 した転送モードを優先して使用します。 優先順序はリスト上位にある転送モードが 最も高く、下位に設定するにつれ、優先度 は低くなります。

(49)

49 6‐1‐4. デスティネーションの設定 1 「デスティネーション」をクリックします。 デスティネーション(バックアップデータの書き込 み先)の設定画面が表示されます。 2 デスティネーションの種類を選択します。 「 ロ ー カ ル デ ィ ス ク ま た は 共 有 フ ォ ル ダ 」 、 「Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ」から選択 します。 「Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ」の詳 細は、製品マニュアル「Arcserve® Unified Data Protection ソリューションガイド」を参 照してください。 http://documentation.arcserve.com/Arcs erve-UDP/Available/V5/JPN/bookshelf.h tml

(50)

50 <ローカルディスクまたは共有フォルダの場合> (a) 「デスティネーション」 設定されたバックアップ先のパスが表示されます。 (b) 認証情報ボタン ネットワーク共有フォルダへの接続情報を設定する際に使用します。 (ローカルフォルダを設定する際には使用しません) (c) 「参照」ボタン ツリー表示でバックアップ先のパスを設定します。 (d) 「暗号化アルゴリズム」 暗号化アルゴリズムを設定します。 選択可能な種類は、「暗号化なし(デフォルト)」、「AES-128」、「AES-192」、 「AES-256」です。 (e) 「暗号化パスワード」/「暗号化パスワードの確認」 暗号化アルゴリズムを選択した場合のパスワードを入力します。 暗号化パスワードは、最大 23 文字まで入力することが可能です。 暗号化パスワードは忘れないでください。ファイルレベルリストアおよび仮想 マシンの復旧で必要となります。 (f) 「圧縮」 バックアップデータを書きこむ際の圧縮設定です。 デフォルトでは「標準圧縮」に設定されています。圧縮は「圧縮なし」、「標準圧 縮」、「最大圧縮」から選択できます。 (d) (e) (f) (a) (b) (c)

(51)

51 <Arcserve UDP 復旧ポイントサーバの場合> (a) 「復旧ポイントサーバ」 復旧ポイントサーバのマシン名または IP アドレスを指定します。 (b) 「データストア」 復旧ポイントサーバの管理下にあるデータストアがプルダウンメニューに表示され ます。 プルダウンメニュー内からデータストア名を指定します。 (c) 「セッションパスワード」/「セッションパスワードの確認」 セッションパスワードを入力します。 セッションパスワードは忘れないでください。ファイルレベルリストアおよび仮想マシ ンの復旧で必要となります。 (a) (b) (c)

(52)

52 6‐1‐5. スケジュール 1 「スケジュール」タブを選択します。 2 運用に沿ったスケジュール設定を行います。 デフォルトのスケジュールは以下のように設定されています。 スケジュールのデフォルト設定 バックアップスケジュール 実行間隔 毎日 バックアップの種類 増分 開始時刻 午後 10 時 保持するバックアップ数 7 マージスケジュール 設定なし スロットルスケジュール 設定なし 3 <スケジュールされたバックアップの開始時刻> バックアップの開始時間を設定します。 4 <バックアップ先で保持する復旧ポイントの数> この設定を変更することで、バックアップ先のディスク容量を調整することができます。 バックアップ実行後、復旧ポイントの保存数を超えたバックアップデータは、履歴の古い順に 廃棄(パージ)されます。

(53)

53 設定値のデフォルト、最大値および最小値は以下になります。 デフォルト値 最小値 最大値 毎日 1 1 30 毎週 5 1 30 毎月 12 1 36 カスタム 31 1 1344 廃棄対象のバックアップが「フルバックアップ」で、増分または検証バックアップの親バッ クアップである場合、次に古いバックアップ(増分または検証)が廃棄対象のバックアッ プと統合(マージ)されます。 バックアップ先を変更して、次のバックアップを増分バックアップに設定した場合、変更 前のバックアップ先に存在するバックアップも復旧ポイント設定による廃棄対象となりま す。 5 <バックアップスケジュールの編集> バックアップスケジュールを編集する場合に は、既存のスケジュールをクリックします。 6 バックアップスケジュールの編集画面が開きます。 設定後、「保存」ボタンをクリックします。 (a) プルダウンメニューから実行間隔(カスタム/毎日/毎週/毎月)を選択します。 (b) ドロップダウンメニューからバックアップの種類(フル/検証/増分)を選択します。 (c) バックアップを開始する時刻を指定します。 (d) 保持するバックアップ数を指定します。 (a) (b) (c) (d)

(54)

54 7 <カタログ> ファイルシステムカタログの生成設定を行います。 Exchange メールボックス、メールボックスフォルダ、および個別のメールオブジェクト等、 Exchange の詳細リストアを行うためには、カタログ生成は必須となります。 デフォルトではカタログ生成は設定されていません。 カタログを生成した場合、ファイルレベルのリストアジョブ作成時のファイル検索を高速 化できます。 本設定は Windows 系の VM のみ有効です。 8 <復旧ポイントの確認> バックアップ完了後、バックアップ対象の VM 上で復旧ポイントをマウントし、OS の chkdsk コマンドを実行するオプション設定です。Windows VM に対してのみ有効です。 以下の種類のボリュームはサポートされていないため、[復旧ポイントの確認]はスキッ プされます。  ファイル システムの種類が NTFS ではないボリューム  種類がパリティ付きストライプであるボリューム  ストレージ プール内のボリューム chkdsk コマンドの実行には、長時間を要する場合があります。またバックアップ プロ キシ サーバ上の多量の RAM を使用するため、プロキシ サーバのパフォーマンスに 影響します。 chkdsk コマンドがエラーを検出した場合、バックアップ ジョブは失敗し、関連付けられ ている復旧ポイントは消去されます。

(55)

55 <マージスケジュールの追加> マージとは、増分バックアップデータをフルバックアップデータに合成(マージ)する処理です。 デフォルトでは、条件を満たしたバックアップの完了直後にマージが開始されますが、負荷の 低い時間帯を選んでマージをスケジュールさせることが可能です。 1 マージスケジュールを追加する場合には、「追 加」から「マージスケジュールの追加」を選択し ます。 2 新規のバックアップスケジュール画面が開きます。設定後、「保存」ボタンをクリックします。 (a) 開始時間を設定します。 (b) バックアップを実施する曜日にチェックします。 (c) 終了時間を設定します。 (a) (c) (b)

(56)

56 6‐1‐6. 拡張

1 「拡張」タブを選択します。

必要に応じて各設定を行います。

2 <ログの切り捨て>

VM 上で SQL Server や Exchange Server が 導入されている環境で、本設定を行うことで指 定した間隔(毎日/毎週/毎月)でバックアップ後 にコミットされたトランザクションログファイルの 削除を実行します。 本機能はバックアップ プロキシサーバに VMware VIX がインストールされていない 場合、正常に動作しません。

(57)

57 3 <実行前後スクリプト> バックアップの前後でスクリプトを実行した場合に設定します。 本機能はバックアップ プロキシサーバに VMware VIX がインストールされていない場 合、正常に動作しません。 実行前後スクリプトは、プランに登録しているすべての VM に対してバックアップ対象の VM 上で実行されます。 特定の VM のみ実行前後スクリプトを実施したい場合は、別のプランで管理を行ってく ださい。 (a) バックアップ前にコマンドおよびスクリプトを実行する場合に設定します。「バックア ップの開始前」チェックボックスを選択後、入力フィールドにコマンドおよびスクリプ トを定義します。 コマンドおよびスクリプト定義はフルパスで定義してください。 (b) コマンドおよびスクリプト実行後の終了コードを指定します。 「ジョブを続行」で指定すると、スクリプトが終了コードを返すときバックアップジョブ が続行されます。「ジョブを中止」で指定すると、スクリプトが終了コードを返すとき バックアップジョブが停止します。 (c) スナップショットの取得後にコマンドおよびスクリプトを実行する場合に設定しま す。「スナップショットの取得後」チェックボックスを選択後、入力フィールドにコマン ドおよびバッチファイル等のスクリプトを定義します。 コマンドおよびスクリプト定義はフルパスで定義してください。 (d) バックアップの終了後にコマンドおよびスクリプトを実行する場合に設定します。 「バックアップの終了後」チェックボックスを選択後、入力フィールドにコマンドおよ びバッチファイル等のスクリプトを定義します。 コマンドおよびスクリプト定義はフルパスで定義してください。 (e) コマンドおよびスクリプトを実行する際のユーザおよびパスワードを設定します。 (b) (c) (d) (a) (e)

参照

関連したドキュメント

Design of a radiopharmaceutical for the palliation of painful bone metastases: rhenium-186-labeled bisphosphonate

NO NAMA NOMOR TANDA PESERTA No Virtual Account 1

High-speed wireless access is available in guest rooms, lobby, 100 Sails Restaurant &amp; Bar and pool area.. Wireless Network: Prince

In the complete model, there are locally stable steady states, coexisting regular or irregular motions either above or below Y 1 100, and complex dynamics fluctuating across bull

この設定では、管理サーバ(Control Center)自体に更新された Windows 用の Dr.Web Agent のコンポ ーネントがダウンロードされませんので、当該 Control Center で管理される全ての Dr.Web

MPIO サポートを選択すると、 Windows Unified Host Utilities によって、 Windows Server 2016 に含まれている MPIO 機能が有効になります。.

In order to do so, we prove a structure theorem for covers between Seifert fiber spaces (see Proposition 4.4), which reduces the question to classifying all covers between

Using this result and a generalised bracket polynomial, we develop methods that may determine whether a virtual knot diagram is non-classical (and hence non-trivial).. As examples