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VM のファイルレベルリストア

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69 8‐1. UDPコンソールによるリストア

UDPコンソールから、任意のVMの復旧ポイントをブラウズしてリストアする方法です。

エージェントレスバックアップで取得したバックアップデータのファイルレベルリストアは、元の場所 に直接リストアすることはできません。

これは、UDPコンソールサーバおよびバックアップ プロキシが、VMゲストOS上のフォルダに対 してファイルレベルのアクセスができないためです。

一旦UDPコンソールサーバ上の任意フォルダにリストアした後、手動でVMにコピーします。

UDP Agent for Windows製品を用いた場合、直接元の場所へリストアすることが可能です。

(⇒「8‐3.VM上のUDP Agent for Windowsを使用したリストア」)

UDPコンソールからのリストア手順 作業対象:UDPコンソールサーバ

1 「リソース」-「プラングループ」から対象のプラ

ンを選択後、リストアを実行するVMにチェック を入れます。

2 「アクション」ドロップダウンメニューから、「アク

ション」-「リストア」を選択します。

3 リストア方式「復旧ポイントの参照」を選択しま

す。

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4 「復旧ポイントの参照」画面が開きます。

復旧ポイントを選択し、リストアするファイルや フォルダを選択します。

「次へ」ボタンをクリックします。

5 「リストアオプション」が表示されます。

リストア先のパスや同名ファイルに対するリス トア方式を設定します。

「次へ」ボタンをクリックします。

「元の場所にリストアする」は使用できま せん。

6 「リストアサマリ」が表示されます。

内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

リストアが開始されます。

7 リストア実行中は、エージェントの画面が表示

され、リストアの進捗状況が表示されます。

8 リストア完了後、必要に応じてリストアしたファイルを手動で元の場所へ移動します。

71 8‐2. arcserve UDP復旧ポイントビューによるリストア

arcserve UDP復旧ポイントビューを使用して、バックアップ プロキシのWindowsエクスプローラ

からバックアップデータをブラウズし、特定のファイル/フォルダを取り出す方法です。

バックアップデータが以下に該当する場合、arcserve UDP 復旧ポイントビューによるブラウ ズやリストアはサポートされません。

-パス長が、Windowsエクスプローラのパス最大長を超えるファイル/フォルダ

-ドライブ文字のないボリューム

arcserve UDP復旧ポイントビューは、Windowsエクスプローラのシェル拡張を使用します。

一部のNAS装置等、バックアップ先フォルダのファイルシステムがWindows ベースではな い環境では、arcserve UDP復旧ポイントビューが使用できない場合があります。

arcserve UDP復旧ポイントビューは、UDP Agent for Windowsがインストールされたマシン

のWindowsエクスプローラ上で使用可能な機能です。

バックアップ プロキシと UDP コンソールサーバが別マシンで構成される場合、コンソールサ

ーバにはUDP Agent for Windowsがインストールされていないため、コンソールサーバの

Windowsエクスプローラ上から、arcserve UDP復旧ポイントビューを使用することはできま

せん。

arcserve UDP復旧ポイントビューの使用後は、必ずWindowsエクスプローラビューに戻し、

作業を終了してください。

arcserve UDP 復旧ポイントビューに切り替えたままにしておくと、バックアップデータのマウ

ントが解除されず、以降のマージジョブが失敗する原因となります。

同時に複数のバックアップ先フォルダをarcserve UDP復旧ポイントビューに切り替えないで ください。

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arcserve UDP復旧ポイントビューによるリストア手順 作業対象:バックアップ プロキシ

1. Windows エクスプローラを開き、バックアップ

先フォルダに移動します。

2. バ ッ ク ア ッ プ 先 フ ォ ル ダ を 右 ク リ ッ ク し 、

「arcserve UDP復旧ポイントビューへの変更」

を選択します。

arcserve UDP 復旧ポイントビューのフォ

ルダアイコンに切り替わります。

3. バックアップ先フォルダ配下に、保存されてい

る復旧ポイントが表示されます。

復旧ポイントを選択し、展開します。

4. リストアするファイルやフォルダを選択し、リス

トア先のフォルダにコピーします。

(コピー&貼り付け、またはドラッグ&ドロップを 使用)

アイコンが変わります

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5. ファイルのリストア完了後、バックアップ先フォ

ルダを右クリックし、「通常の Windows ビュー に変更」を選択します。

通常のフォルダアイコンに切り替わったことを 確認します。

必ず Windows エクスプローラビューに戻

してください。

8‐3. VM上のUDP Agent for Windowsを使用したリストア

VM上にUDP Agent for Windowsがインストールされている環境では、エージェントレスバックア

ップで取得したバックアップデータを、VM上のUDP Agent for Windowsから参照し、ファイル/フ ォルダ単位で元の場所へ直接リストアすることが可能です。

バックアップ対象となっているVMに、バックアップ プロキシと同一バージョン/アップデートの

UDP Agent for Windowsがインストールされている必要があります。

VM上のUDP Agent for Windowsを使用したリストア手順 作業対象:バックアップ対象VM

1. リストア対象の VM で UDP Agent for

Win-dows画面を表示します。

「リストア」をクリックます。

2. リストア方式「復旧ポイントの参照」をクリックし

ます。

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3. 「変更」ボタンをクリックし、バックアップ先を指

定します。

4. 「復旧ポイントの参照」画面が表示されます。

リストアする復旧ポイントを選択します。

5. リストア可能なファイル/フォルダが表示され

ます。

リストア対象を選択します。

「次へ」ボタンをクリックします。

6. リストアオプション画面が表示されます。

「元の場所にリストアする」を選択します。

「次へ」ボタンをクリックします。

7. リストアサマリが表示されます。

内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

リストアが開始されます。

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