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トラブルシューティング

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76 9‐2‐1. VM単位での設定

対象VMに対してバックアップを実行した状態で実施してください。

1 レジストリエディタを起動し、以下のキーへ移動します。

¥¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥CA¥ARCserve Unified Data Protection

¥Engine¥AFBackupDll

2 上記キー配下で、対象VMのUUIDに相当するレジストリキーを開きます。

UUIDの値は、対象VMのarcserve UDP エージェントに接続する際のURLからも確 認可能です。

3 手順2.で開いた、対象VMのUUID名のキー配下に、以下レジストリ値を作成します。

データの名前:「DoNotReconfigDiskUUID」 (REG_DW) データの値 :「1」

4 レジストリエディタを終了します。

5 対象のVMをシャットダウン(パワーオフ)します。

6 vSphere Client から対象のVMを選択し、[設定の編集]-[オプション]-[全般]-[構成パラメ

ータ] の順にクリックします。

7 [構成パラメータ]の「disk.EnableUUID」を「False」に変更し、設定を保存します。

VMを起動します。対象VMの電源をOFFにします。

8 バックアップを実行します。

設定後、VMのバックアップ中、アクティビティログに以下のメッセージが記録されます。

ユーザは仮想マシンXXXXに対するdisk.EnableUUIDパラメータの再設定を指定しませ んでした。その結果、このパラメータが設定されなかったため、バックアップデータに整合 性がない可能性があります。

https://<UDPコンソールサーバ>:8014

/index.html?location=vm&vmname=<対象VM名>

&instanceuuid=<UUID>

77 9‐2‐2. バックアップ プロキシ単位の設定

バックアップ プロキシ単位で設定した場合、そのバックアップ プロキシでバックアップを 行うVM全てに設定が適用されます。

事前にバックアップを行う必要はありません。

1 レジストリエディタを起動し、以下のキーへ移動します。

HKLM¥SOFTWARE¥CA¥ARCserve Unified Data Protection¥Engine¥AFBackupDll 2 以下レジストリ値を作成します。

データの名前: 「DoNotReconfigDiskUUID」 (REG_DW)

データの値 : 「1」

VM単位の設定と異なるのは、DoNotReconfigDiskUUID値の位置です。

AFBackupDllキー直下に作成すると、バックアップ プロキシ単位の設定になります。

3 レジストリエディタを終了します。

4 VMをシャットダウン(パワーオフ)します。

5 vSphere Client から対象のVMを選択し、[設定の編集]-[オプション]-[全般]-[構成パラメ

ータ] の順にクリックします。

6 [構成パラメータ]の「disk.EnableUUID」を「False」に変更し、設定を保存します。

VMを起動します。対象VMの電源をOFFにします。

7 バックアップを実行します。

設定が有効な場合、対象の VM バックアップ中、アクティビティログに以下のメッセージが記 録されます。

ユーザは仮想マシンXXXXに対するdisk.EnableUUIDパラメータの再設定を指定しませ んでした。その結果、このパラメータが設定されなかったため、バックアップデータに整合 性がない可能性があります。

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9‐3. シンプロビジョニングディスクのリストアがNBDモードになる

エージェントレスバックアップでは、VM 社の仕様に準じて、シンプロビジョニングタイプのディ スクを持つVMの復旧時にはNBDモードが使用されます。

VMware社KB

Best practices when using advanced transport for backup and restore (1035096) http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displa yKC&externalId=1035096

シンプロビジョニングディスクへのリストアは、SAN モードや HotAddモードよりも NBD モードの方が高いスループットを得られる傾向があります。

SANやHotaddモードを使用してリストアすると、リストア後のVMが起動しない場合が

あります。シンプロビジョニングタイプのディスクを持つVMはNBDモードを使用してくだ さい。

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第10章 ログ情報

本章では、トラブル調査に必要な資料と採取方法について記載します。

10‐1. トラブル調査時に取得する資料

サポートデスクにトラブル調査を依頼の際は、以下の情報・資料を採取してください。

役割・機能 採取する情報・資料

ESX/ESXi ・ESX/ESXi Serverのバージョン

・共有ディスクの使用有無、接続方式

・クラスタ構成などの拡張構成の有無

vCenter ・システム情報、イベントログ

・vCenter Serverのバージョン

・登録しているESX/ESXi、および登録方法(マシン名/IPアドレス)

バックアップ プロキシ

・システム情報、イベントログ

・データストアディスクとの接続方式

・VDDK、VIXのバージョン

・UDP Agent for Windowsのバージョン、適用しているパッチモジュール

・<UDPインストールフォルダ>¥Engine¥Logs配下全て

・<UDPインストールフォルダ>¥Engine¥TOMCAT¥logs配下全て

・アクティビティログ

アクティビティログは「cmdutil.exe」でエクスポート出力する必要があり ます。手順については10‐2‐1.を確認してください。

UDP コンソールサ ーバ

・システム情報、イベントログ

・UDP コンソールのバージョン、適用しているパッチモジュール

・バックアップ先のパス情報

・<UDPインストールフォルダ>¥Management¥logs配下全て

・アクティビティログ

アクティビティログは画面上からエクスポート出力する必要がありま す。手順については10‐2‐2.を確認してください。

バックアップ対象 VM

・システム情報、イベントログ

・UDP Agent for Windows のバージョン、適用しているパッチモジュール

(UDP Agent for Windowsインストール時)

<UDPインストールフォルダ>のデフォルトパスは、以下です。

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection

80 10‐2. アクティビティログのエクスポート

アクティビティログはデータベースレコードとして記録されます。テキストファイルとしては存在しな いため、以下の手順でエクスポートする必要があります。

10‐2‐1. バックアップ プロキシの場合

<バックアップ プロキシサーバで実施>

1 コマンドプロンプトを起動し、以下のパスへ移動します。

C:¥Program Files¥CA¥arcserve Unified Data Protection¥Engine¥BIN 2 上記パスで、以下のコマンドを実行します。

Cmdutil.exe /db /dump

上記コマンドを実行することで以下のパス上にアクティビティログが出力されます。

C:¥Program Files¥CA¥ARCserve Unified Data Protection¥Engine¥Logs¥ActLogs

10‐2‐2. UDPコンソールの場合

<UDPコンソールサーバで実施>

1 ログタブを選択します。

2 エクスポートをクリックします。

エクスポートされるログファイルはCSV形 式でエクスポートされます。

3 ファイルの保存先を指定します。

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第11章 パッチモジュール情報

本章では、エージェントレスバックアップに関するパッチモジュールを説明します。

運用にあたっては、最新のパッチモジュールを適用してください。

Arcserve UDP v5に関するパッチモジュールは、Arcserve社Webサイトで公開されています。

「Arcserve Unified Data Protection Version 5.0ダウンロード情報一覧」

https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202756405

2015年7月現在、Arcserve UDP r5 Update 4 (UDPV5U4)が最新です。

以下パッチモジュールは、Arcserve UDP v5 Update 4に統合されました。

Update 4を適用した環境には、これらのパッチモジュールは不要です。

Arcserve UDP r5 Update1 (RO70755)

Arcserve UDP r5 Update2 (RO76314)

WIN-HYPERV VM IN SAVED STATE WHEN BACKUP (RO77348) Arcserve UDP r5 Update3 (RO79230)

82 11‐1. Arcserve UDP r5.0 Update 1 (RO70755)

本パッチモジュールは、Update 4に統合されました。Update 4を適用してください。

《公開日:2014年6月30日》

《内容》

CA arcserve UDP v5の更新プログラムです。機能拡張および既知不具合修正が反映され

ています。

更新内容およびインストール手順は、リリースノートを参照してください。

CA arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 1 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%201/UDP_Update1_ReleaseNotes.html

《留意事項》

インストール完了後、OSの再起動が必要となる場合があります。

83 11‐2. Arcserve UDP r5.0 Update 2 (RO76314)

本パッチモジュールは、Update 4に統合されました。Update 4を適用してください。

《公開日:2014年11月24日》

《内容》

既知不具合の修正及び機能拡張が反映されています。

更新内容及びインストール手順は、リリースノートを参照してください。

Arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 2 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%202/UDP_Update2_ReleaseNotes.html

《留意事項》

 Update 1を事前に適用する必要はありません。

 インストール完了後、OSの再起動が必要です。

 適用後のバージョン情報には「Update 2」または「更新2」と表示されます。

84 11‐3. Arcserve UDP r5.0 Update 3 (RO79230)

本パッチモジュールは、Update 4に統合されました。Update 4を適用してください。

(CA arcserve UDP v5ではない)Arcserve UDP v5には、Update 3が反映されています。

《公開日:2015年3月9日》

《内容》

既知不具合の修正及び機能拡張が反映されています。

更新内容及びインストール手順は、リリースノートを参照してください。

Arcserve® Unified Data Protection Version 5.0 Update 3 リリース ノート

http://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V5/JPN/Bookshelf_Files/H TML/Update%203/UDP_Update3_ReleaseNotes.html

《入手方法》

以下URLからインストールファイルをダウンロードしてください。

Arcserve Unified Data Protection

http://rmdmdownloads.ca.com/UDPUpdates/FullUpdates/r5.0/Arcserve_Unified_Data_

Protection_5.0_Update_3.exe

Arcserve Unified Data Protection Windows エージェント

http://rmdmdownloads.ca.com/UDPUpdates/EngineUpdates/r5.0/Arcserve_Unified_Da ta_Protection_Agent_5.0_Update_3.exe

《留意事項》

 Update 1、Update 2を事前に適用する必要はありません。

 Update未適用環境へインストールした場合、インストール後にシステム再起動が必要です。

 適用後のバージョン情報には「Update 3」または「更新3」と表示されます。

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