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Virtual Storage Console 6.0 for VMware vSphere インストレーション アドミニストレーション ガイド

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インストレーション アドミニストレーション ガイド

ネットアップ株式会社

(2)
(3)

目次

本ドキュメントの変更点:2015年3月 ... 7

このガイドの対象者 ... 9

Virtual Storage Console for VMware vSphereの概要 ... 11

VSC for VMwareの機能とオプションのプラグインおよび仮想アプライアンスと の連携 ... 12

データストアと仮想マシンのプロビジョニングとクローニング ... 13

VSC for VMware vSphereによるミスアライメント状態の仮想マシンのI/Oパフ ォーマンスの最適化 ... 13

仮想マシンの移行方法 ... 14

仮想マシンおよびデータストアのバックアップとリストア ... 14

VSC for VMware vSphereでのロック管理によるシステム リソースの保護 ... 15

VSC for VMware vSphereのアーキテクチャ ... 16

VSC for VMware vSphereのインストールの計画 ... 17

VSC for VMware vSphereのインストールの概要 ... 22

VSC for VMware vSphereのサポートされる構成 ... 24

VSC for VMware vSphereの初回インストール ... 26

インストール ウィザードを使用したVSC for VMware vSphereのインス トール ... 26

サイレント モードでのVSC for VMware vSphereのインストール ... 27

VSCのバックアップとリストア機能のインストールおよびアンインストール ... 28

VSC for VMware vSphereのアップグレード インストール ... 29

VSC for VMware vSphereの標準的なアップグレード インストールの実 行 ... 31

VSC for VMware vSphereの32ビット インストールから64ビット インスト ールへのアップグレード ... 32

[プログラムの追加と削除]を使用したVSC for VMware vSphereのアンインスト ール ... 34

サイレント モードでのVSC for VMware vSphereのアンインストール ... 35

VSC for VMware vSphereでサポートされるプラグインと仮想アプライ

アンスのインストール ... 36

NetApp NFS Plug-in for VMware VAAIのインストール ... 36

(4)

VSC for VMware vSphere環境の設定 ... 38

ESXサーバとゲスト オペレーティング システムの設定 ... 38

ESXサーバのマルチパスとタイムアウトの設定 ... 38

ゲストOSのタイムアウト値 ... 42

VSC for VMware vSphereの構成 ... 47

vCenter ServerへのVSC for VMware vSphereの登録 ... 47

VSC for VMware vSphereのSSL証明書の再生成 ... 49

VSC for VMware vSphereのポート要件 ... 51

複数のvCenter ServerにわたるVSC for VMware vSphereタスクの実行 ... 52

コネクション ブローカーの管理 ... 53 コネクション ブローカーの追加 ... 53 コネクション ブローカーの削除 ... 55 バックアップ ジョブでのAutoSupportメッセージの設定 ... 55 バックアップ ジョブのEメール アラートの設定 ... 56 プリファレンス ファイル ... 57 異なるサブネット間でのデータストアのマウントの有効化 ... 57 NFSパスの最適化チェックの間隔設定 ... 58

vCenter RBACとData ONTAP RBACを使用した認証およびユーザ管

理 ... 59

VSC for VMware vSphereでのvCenter Server RBAC機能の使用 ... 60

vCenter Serverアクセス許可を構成する要素 ... 61

アクセス許可の割り当てと変更に関する要点 ... 63

vCenter Serverアクセス許可の高度な使用例 ... 64

VSC for VMware vSphereに付属の標準ロール ... 65

VSC for VMware vSphereで必要とされる製品レベルの権限 ... 68

VSC for VMware vSphereでのタスクにView権限が影響する例 ... 69

VSC for VMware vSphereでのData ONTAP RBAC機能の使用 ... 69

VSC for VMware vSphere使用時に推奨されるData ONTAPロール ... 71

VSC for VMware vSphere用のData ONTAP RBACの設定方法 ... 73

VSC for VMware vSphereでのタスクの実行に関する要件 ... 74

VSC for VMware vSphereの基本操作 ... 75

ストレージ システムの操作 ... 77

ストレージ システムの検出とクレデンシャルの概要 ... 77

デフォルト クレデンシャルによるストレージ システムの管理の簡易化 ... 78

トンネリングされたvFilerユニットとSVMの自動検出 ... 80

(5)

プライベート ネットワーク上でのvFilerユニットの検出の有効化 ... 81 ストレージ システムとホストの検出 ... 82 手動によるストレージ システムの追加 ... 84 ストレージ システムの表示の更新 ... 85 VSCからのストレージ システムの削除 ... 86 「不明」と表示されたストレージ システム名の修正 ... 87 ボリュームの設定管理 ... 88 MultiStore vFilerユニットの表示形式 ... 90 SVMへの直接接続とクラスタ管理LIFへの直接接続の違い ... 90 直接パス アクセスとNFSデータストア ... 91 NFSデータ パスの直接アクセスへの変更 ... 92

ネットアップ ストレージへの仮想マシンの導入 ... 94

データストアのプロビジョニング ... 95 テンプレートからの仮想マシンのクローニング ... 98 重複排除の有効化によるストレージ効率の向上 ... 102

無停止のI/Oアライメントによる仮想マシン パフォーマンスの最適化 .... 104

データストアのスキャンによる仮想マシンのアライメント状態の確認 ... 104 仮想マシンのアライメント状態の確認 ... 106 ミスアライメント状態の仮想マシンの無停止でのI/Oアライメント ... 107

VMware環境の管理 ... 111

新規または既存のデータストアへの仮想マシンの移行 ... 111 テンプレートからクローニングしたNFSベースの仮想マシンの再導入 ... 114 NFSベースの仮想マシンからのスペース再生 ... 116 ホストへのデータストアのマウント ... 117 データストアのサイズ変更 ... 118 データストアの削除 ... 119

仮想マシンおよびデータストアのバックアップ ... 120

バックアップ ジョブの仕様 ... 122 バックアップ ジョブの要件 ... 122 仮想マシンまたはデータストアのオンデマンド バックアップの実行 ... 124 バックアップ ジョブのスケジュール設定 ... 125 仮想マシンまたはデータストアの既存のバックアップ ジョブへの追加 ... 128 スケジュール済みバックアップ ジョブのジョブ プロパティの編集 ... 129 アクティブなバックアップ ジョブの一時停止 ... 130 一時停止したバックアップ ジョブの再開 ... 130 スケジュール済みバックアップ ジョブの削除 ... 131

(6)

バックアップ コピーからの仮想マシンおよびデータストアのリストア ... 133

VMware整合性スナップショットの失敗時にバックアップされたデータを使った リストア処理に関する注意事項 ... 133 バックアップ コピーの検索 ... 134 バックアップ コピーのマウント ... 134 バックアップ コピーのアンマウント ... 135 バックアップ コピーからのデータのリストア ... 136

トラブルシューティング ... 139

ネットアップVSCコミュニティ フォーラムの情報 ... 139 リリース ノートの確認 ... 139 アンインストールしても標準のVSCロールは削除されない ... 140

VSC for VMware vSphereのログ ファイルの収集 ... 140

バックグラウンド検出のためのvCenterクレデンシャルの更新 ... 141 バックアップとリストアの処理に関する問題の解決 ... 142 バックアップ ジョブについて上書きできる値 ... 142 バックアップ イベントとエラー ログの場所 ... 142 スケジュールされたバックアップのEメール通知に記載されたリンクが 機能しない ... 143

You may have reached the maximum number of NFS volumes configured in the vCenter(vCenterで設定可能な最大NFSボリュー ム数に達した可能性があります) ... 143

Error writing backup metadata to repository\backups.xml: move failed (repository\backups.xmlへのバックアップ メタデータの書き込み中 のエラー:移動に失敗しました) ... 144

管理LIFがないSVMのデータストアをVirtual Storage Consoleで検出で きない ... 144 リストア時にVMware vSphereでスナップショットの一部の差分ディスク が削除されない ... 144

著作権に関する情報 ... 145

商標に関する情報 ... 146

マニュアルの更新について ... 147

索引 ... 148

(7)

本ドキュメントの変更点:

2015

3

ここでは、Virtual Storage Console for VMware vSphereのバージョン6.0向けに更新された本ガイド の変更点を示します。 前回のリリースはVSCバージョン5.0のときのものです。 このガイドでは、VSCで実行できるタスクを解説しています。 VSCのリリースに伴って本ガイドの内 容に影響する情報の追加や変更があった場合、新しい情報で本ガイドが更新され、このセクション に変更内容が記載されます。 本ガイドが更新されたときは、その説明がリリース ノートに追加されます。 オンラインのリリース ノ ートを定期的に参照して、VSCの使用に関する新しい情報や本ガイドの変更点に関する説明がな いかどうかを確認することを推奨します。 リリース ノートおよび本ガイドの最新版は、ネットアップ サポートで確認できます。 20153月の更新 本ガイドは2015年3月に更新され、VSC 6.0リリースに対応する内容が追加されました。

• VSCがインストールされた複数のvCenter ServerをVMware vSphere Web Clientで管理する VSC 6.0では、VMware vSphere Web Clientを使用して、VSCがインストールされた複数の vCenter Serverを管理できるようになりました。 VSCとvCenter Serverは1対1のペアになっていま

す。つまり、1つのVSCサーバを1つのvCenter Serverに登録できます。 実行するタスクで、ストレ ージが置かれたvCenter Serverを指定する必要がある場合は、選択可能なvCenter Serverがド ロップダウン リストに表示されます。

詳細については、「複数のvCenter ServerにわたるVSC for VMware vSphereタスクの実行」

(52ページ)を参照してください。

• Transport Layer Security(TLS)を使用したストレージ システムへの接続

以前のVSCでは、ストレージ システムとの通信にSecure Socket Layer(SSL)が使用されていま した。

詳細については、「VSC for VMware vSphereのサポートされる構成」(24ページ)を参照してく ださい。 • NFS.MaxQueueDepthとNFS41.MaxVolumesに対するESXiホスト値の自動設定 vSphere 6.0に適用されるNFS41.MaxVolumesは256に設定され、vSphere 5.0以降に適用される NFS.MaxQueueDepthは64に設定されます。 詳細については、「ESXサーバのマルチパスとタイムアウトの設定」(38ページ)を参照してく ださい。 VSCでは、VMwareのVirtual Volume(VVOL)もプロビジョニング処理の対象としてサポートされま

す。 VVOLの作成と管理には、VASA Provider for clustered Data ONTAPを使用します。 VVOLは ストレージ機能プロファイルに対応します。このプロファイルは、VSC GUIの[VASA Provider]セク ションで作成および管理します。

(8)

VVOLの使用に関する詳細については、『VASA Provider 6.0 for clustered Data ONTAPユーザ ガ

イドを参照してください。

: 現時点で、VSCのバックアップ、クローニング、最適化、移行の各処理についてはVVOLは

サポートされていません。 VVOLのバックアップに関する最新情報については、『Virtual Storage

(9)

このガイドの対象者

このガイドは、必要な情報に簡単にアクセスできるように構成されています。 本ガイド内容は、ユーザのタイプ別に必要とされる情報ごとに構成されており、 次のカテゴリーに 大きく分かれています。 • VSCに関する基本的な概念、主要コンポーネント、オプションのプラグインとVSCの連携方法 対象読者:管理者、経営幹部、VSCの機能について大まかな概要を知りたいすべてのユーザ 「Virtual storage Console for VMware vSphereの概要」を参照してください。

VSCを設定する際に必要な作業

対象読者:管理者

「VSC for VMware vSphereのインストールの計画」では、VSCのインストール前に考慮すべき 問題をチェックリスト形式で示しています。 これらの問題は、システム要件を満たしているかど うかの確認から、VASA Provider for clustered Data ONTAPなどのオプション機能をインストー ルするかどうかの選択まで、さまざまです。

• インストールおよび設定の手順

対象読者:管理者およびVSCユーザ

◦ 「VSC for VMware vSphereのインストールの概要」では、VSCのインストールを開始する前 に検討するべき事項について詳しく説明します。また、VSCの初回インストール手順と、既 存のVSCのアップグレード手順についても説明します。

◦ 「VASA Provider for clustered Data ONTAPのインストール」では、VASA Providerの入手方 法と、VSCと連携させて使用する方法について説明します。

◦ 「NetApp NFS Plug-in for VAAIのインストール」では、このプラグインの入手方法と、VSCと 連携させて使用する方法について説明します。

◦ 「VSC for VMware vSphere環境の設定」では、ESXサーバ設定およびゲスト オペレーティン グ システムのタイムアウト設定、VSC SSL証明書の再生成、コネクション ブローカーのセッ トアップ、バックアップ ジョブのAutoSupportおよびEメール アラートの設定、サブネットをまた いだデータストア マウントの有効化、vCenter Serverのハートビート機能の設定について、手 順を説明します。

Role-Based Access Control(RBAC;ロールベース アクセス制御)

対象読者:管理者

「vCenter RBACとData ONTAP RBACを使用した認証およびユーザ管理」では、VSCとRBACの 連携のしくみと、VSCを使用して管理者がvCenter ServerおよびONTAP RBACを管理する方法 について説明します。

VSCタスクの前提条件

(10)

「VSC for VMware vSphereでのタスクの実行に関する要件」では、VSCタスクを実行する前に 準備しておく必要がある要件を記載します。 「VSC for VMWare vSphereの基本操作」では、新 しいVSC GUIで各タスクにアクセスする方法を記載します。 • VSCタスク 対象読者:管理者およびVSCユーザ 次の各セクションには、VSCタスクの実行に必要な手順を記載します。 ◦ 「ストレージ システムの操作」では、ストレージ システムの管理に使用できるVSCの各ツー ルの詳細を記載します。 ◦ 「ネットアップ ストレージへの仮想マシンの導入」では、データストアのプロビジョニングのワ ークフローと、プロビジョニングとクローニング処理の実行手順について記載します。 ◦ 「無停止のI/Oアライメントによる仮想マシンパフォーマンスの最適化」では、仮想マシンのア ライメント状態の確認とミスアライメントの修正に関連するタスクの手順を記載します。 ◦ 「VMware環境の管理」では、仮想マシンの移行、仮想マシンの再導入、仮想マシンのスペ ース再生や、マウントやサイズ変更、削除によるデータストアの管理などのタスクについて 説明します。 ◦ 「仮想マシンおよびデータストアのバックアップ」では、バックアップ コピーの作成と使用に関 連したタスクについて説明します。 ◦ 「バックアップコピーからの仮想マシンおよびデータストアのリストア」では、バックアップ コピ ーのリストアが必要なときに実行しなければならないタスクについて説明します。 • トラブルシューティング 対象読者:管理者およびVSCユーザ このセクションでは、VSCのインストールに影響を与える可能性のある問題について説明しま す。 現在すでにVSCを使用している場合、「本ドキュメントの変更点」を確認し、以前のリリースからの 主な変更点の概要と、その影響について参照してください。

(11)

Virtual Storage Console for VMware vSphere

の概

Virtual Storage Console for VMware vSphereソフトウェアは、ネットアップ ストレージ システムを使

用するVMware環境の仮想マシンを管理するためのvCenter Serverのプラグインです。これ1つで、 仮想マシンのライフサイクル全体を管理できます。

VSCはVMware vSphere Web Clientとシームレスに統合されており、SSOサービスを利用できま

す。 それぞれにVSCサーバが登録されている複数のvCenter Serverは、単一のWeb Clientから管 理できます。 また、VSCの[概要]ページで、vSphere環境の全体的なステータスを簡単に確認でき ます。 注: ネットアップの機能にはネットアップの青色の「N」アイコンが表示されるため、VMwareの機 能と簡単に区別できます。 VSCでは次のタスクを実行できます。 • ストレージの管理とESXホストの設定 VSCを使用して、クレデンシャルを追加、削除、または割り当てたり、VMware環境内のストレー ジ コントローラのアクセス許可を設定したりできます。 また、ネットアップ ストレージに接続され たESXサーバやESXiサーバを管理することもできます。 ホストのタイムアウト、NAS、マルチパ スの値の設定のほか、ストレージの詳細を表示したり、診断情報を収集したりできます。

: Storage Virtual Machine(SVM、旧Vserver)を追加することもできます。

• ストレージ機能プロファイルの作成とアラームの設定

VASA Provider for clustered Data ONTAPをインストールしてVSCに登録すると、ストレージ機

能プロファイルやVMwareのVVOLを作成して使用することができます。 また、アラームを設定 して、ボリュームやアグリゲートが容量の上限に近づいたときに警告することができます。 • データストアのプロビジョニングと仮想マシンのクローニング VSCではFlexCloneテクノロジが使用されているため、VMware環境に統合されたインターフェイ スから、効率的に仮想マシンの作成、導入、およびライフサイクル管理を実行できます。 • オンライン アライメントの実行、新規または既存のデータストアへの仮想マシンの単独 / 一括 移行 VSCを使用すると、仮想マシンのアライメント状態をすばやく確認できます。 仮想マシンにアラ イメントの問題が見つかったときは、ほとんどの場合、仮想マシンの電源を切らずにそのまま解 決できます。 • 仮想マシンおよびデータストアのバックアップとリストア VSCを使用すると、仮想マシンやデータストアなど、ネットアップ ストレージの仮想エンティティ のバックアップとリストアを迅速に実行できます。 VSCでは、タスクの実行時のセキュリティを確保するために、次の2段階でRBACをサポートしてい ます。

(12)

• vSphereオブジェクト(仮想マシンやデータストアなど)

これらのオブジェクトの管理にはvCenter RBACを使用します。

• Data ONTAPストレージ

ストレージ システムの管理にはData ONTAP RBACを使用します。

アクセス制御が問題にならない場合は、管理者としてログインすればVSCのすべての機能を利用 できます。

ヒント:管理者権限がないユーザにはView権限が必要です。 この権限がないと、VSC GUIを表示 できません。

VSCはvCenter Serverのプラグインであるため、vCenter Serverに接続するすべてのvSphere Client

から使用できます。 すべてのvSphere Clientにインストールする必要があるクライアント側プラグイ ンとは異なり、VSCソフトウェアはデータセンターのWindowsサーバにインストールします。

関連コンセプト

データストアと仮想マシンのプロビジョニングとクローニング(13ページ)

VSC for VMware vSphereによるミスアライメント状態の仮想マシンのI/Oパフォーマンスの最適 化(13ページ)

仮想マシンおよびデータストアのバックアップとリストア(14ページ)

vCenter RBACとData ONTAP RBACを使用した認証およびユーザ管理(59ページ)

VSC for VMware

の機能とオプションのプラグインおよび仮想アプラ

イアンスとの連携

Virtual Storage Console for VMware vSphereは、VSCの機能と連携するオプションのプラグインお

よび仮想アプライアンスをサポートします。 NFS Plug-in for VAAIおよびVASA Provider for

clustered Data ONTAPをインストールすることで、さらにVSCの操作性が向上します。

NFS Plug-in for VMware VAAIを使用すると、VSCのクローニング処理とプロビジョニング処理にメ

リットがあります。 このプラグインは、VMwareの仮想ディスク ライブラリと統合されており、コピー オフロードやスペース リザベーションといった、VMware vStorage APIs for Array Integration (VAAI)の機能を提供します。 ESXiホストを経由する必要がなくなるため、これらの機能ではクロ ーニング処理のパフォーマンスが向上します。

VASA Providerは、ストレージ管理を向上させる仮想アプライアンスです。 VMware環境で使用さ

れているNetAppのストレージ システムに関する情報をvCenter Serverに提供します。 vCenter

Serverと統合されることで、より適切な意思決定が可能となります。 たとえば、環境に合わせて、異 なるストレージのサービス レベル目標(SLO)を定義するストレージ機能プロファイルを作成できま す。 仮想マシンをプロビジョニングするときには、作成したSLOを使用して、適切なストレージ属性 を持つデータストアを選択できます。 また、アラームを設定し、ボリュームやアグリゲートの容量が 残り少なくなったときや、データストアが関連付けられているSLOに準拠しなくなったときに通知を 受けることができます。

(13)

データストアと仮想マシンのプロビジョニングとクローニング

Virtual Storage Console for VMware vSphereでは、データストアをプロビジョニングし、VMware環

境内に仮想マシンの複数のクローンをすばやく作成できます。

VSCの高速クローンの作成ウィザードでは、1つの仮想マシン テンプレートから複数のクローンを

作成できます。 テンプレートからクローニングすることで時間を節約できるだけでなく、すべての仮 想マシンを同一の構成で設定することができます。

VASA Provider for clustered Data ONTAPがインストール済みである場合、既存のストレージ機能

プロファイルを使用することで、新しいストレージを必ず同じ構成にすることができます。

VMware View ServerやCitrix XenDesktopなどのコネクション ブローカーを使用して、仮想デスクト

ップ インフラに仮想マシンをインポートすることもできます。

プロビジョニングとクローニング処理を実行する前に、NFS Plug-in for VMware VAAIをインストー ルしておくことをお勧めします。 このプラグインを使用することで処理中のパフォーマンスが向上し ます。

: VSCはIPv6をサポートしません。 LIFにIPv6が設定されている場合、VSCはクラスタ内の Storage Virtual Machine(SVM、旧Vserver)を使用することはできません。

関連コンセプト

ネットアップ ストレージへの仮想マシンの導入(94ページ)

関連タスク

データストアのプロビジョニング(95ページ)

VSC for VMware vSphere

によるミスアライメント状態の仮想マシン

I/O

パフォーマンスの最適化

Virtual Storage Console for VMware vSphereは、ミスアライメント状態の仮想マシンによるパフォー

マンスの低下に対して、無停止での暫定的なソリューションを提供します。 ミスアライメント状態の VMDKをアライメントするにはシステムの停止が必要ですが、VSCは、最適化されたデータストア 内でVMDKをオフセットすることで、システムを停止することなくI/Oをアライメントします。 ミスアライメント状態にある仮想マシンとは、VMDKパーティションがストレージ システムのブロック 境界にアライメントされていない状態です。 その結果、ストレージ システムは、必要な数の2倍のス トレージ ブロックに対して読み取りまたは書き込みを実行する可能性があります。 VSCはデータストアをスキャンしてミスアライメント状態の仮想マシンを検出し、可能であれば、 VMDKレイアウト用に最適化されたデータストアにその仮想マシンを無停止で移行することで、オ

(14)

ンライン アラインメントを実行します。 VSCは、最大のパーティションのオフセットにI/Oを機能上ア ライメントすることでデータストアを最適化します。

オフラインにできない仮想マシンに対しては、オンライン アライメントを選択することをお勧めしま す。 可能な場合は、仮想マシンをオフラインにしてから、VMware vCenter Converterなどのツール を使用してVMDKを物理的にアライメントします。

仮想マシンの移行方法

Virtual Storage Console for VMware vSphereには仮想マシンの移行方法が2つあります。1つはミス

アライメント状態の仮想マシンのI/Oパフォーマンスの最適化、もう1つはデータストア間での仮想マ シンの移動です。

目標 実行される作業 vSphere Web Clientでの操作

システムを停止せずに ミスアライメント状態の 仮想マシンのI/Oをアラ イメントする ミスアライメント状態の仮想マシンを、 システムを停止せずにVMDKレイア ウト用に最適化されたデータストアに 移行することで、オンライン アライメ ントを実行します。

[Virtual Storage Console] > [最適化と移行] データストア間で仮想 マシンを移行する 仮想マシンを新しいデータストアまた は既存のデータストアに移行します。 注: 選択した仮想マシンのオフセッ ト グループが同じでない場合、移 行先のデータストアはすべての仮 想マシンに対しては最適化され ず、 最後に移行する仮想マシンの オフセット グループ用に最適化さ れたデータストアが作成されます。 [vCenter] > [インベントリ リス ト] > [仮想マシン] 関連タスク 無停止のI/Oアライメントによる仮想マシン パフォーマンスの最適化(104ページ) 新規または既存のデータストアへの仮想マシンの移行(111ページ)

仮想マシンおよびデータストアのバックアップとリストア

Virtual Storage Console for VMware vSphereにはバックアップおよびリストア機能が用意されてお

り、仮想マシンとデータストアのバックアップ コピーを作成し、あとでリストアすることができます。 この機能を使用するには、VSCのインストール プログラムで、バックアップ/ リカバリ機能のオプシ ョンを選択する必要があります。 他のVSC機能と異なり、バックアップとリストア機能を使用するに はSMVIライセンスが必要です。

(15)

: SMVIライセンスをインストールしていない場合や購入していない場合でも、VSCのGUIには バックアップとリストアのメニューが表示されます。 ただし、バックアップ、リストア、マウント、また はアンマウントを実行しようとすると、エラー メッセージが表示されます。 VSCのバックアップ機能には、次のようなオプションがあります。 • バックアップの実行時にSnapMirrorまたはSnapVaultを使用する • 1回限りのオンデマンド バックアップを実行する • 定期的にバックアップを実行するようにスケジュールを設定する • バックアップの保持ポリシーを指定する • 仮想マシンまたはデータストアを既存のバックアップに追加する • 既存のバックアップのジョブ プロパティを変更する バックアップ コピーは、必要なときにいつでもリストアでき、 データストア、仮想マシン全体、または 仮想マシンの特定のディスクをリストアできます。 バックアップ コピーが正しいことを確認するに は、バックアップ コピーを別のホストにマウントし、バックアップの内容を確認します。次に、バック アップをホストからアンマウントし、本来の場所にバックアップ コピーをリストアします。 関連コンセプト 仮想マシンおよびデータストアのバックアップ(120ページ)

VSC for VMware vSphere

でのロック管理によるシステム

リソース

の保護

Virtual Storage Console for VMware vSphereでは、ロック管理を使用して、同じデータストアまたは

仮想マシンで複数のタスクが同時に実行されないように制御されます。 そのため、アライメント、移 行、プロビジョニングとクローニング、バックアップとリカバリなど、相互に影響する可能性がある一 部の機能は、別のタスクが対象のデータストアまたは仮想マシンで実行されている間は一時的に 利用できなくなります。 たとえば、仮想マシンの移行中は、移行処理が完了するまで、個々の仮想マシンのクローンを作 成することはできません。 また、ストレージのプロビジョニングを実行しているときは、プロビジョニ ング処理が完了するまで、対象のデータストアまたは仮想マシンでバックアップとリストアの次の処 理を実行できません。 • 個々の仮想マシン、データストア、データセンターのオンデマンド バックアップ コピーの作成 • 個々の仮想マシン、データストア、データセンターの自動バックアップ コピーのスケジュール設 定 • データストア、仮想マシン、仮想ディスク ファイルのリカバリ

(16)

• ファイル リストア セッションのバックアップのマウント • ファイル リストア セッションでマウントしたバックアップのアンマウント 注: ファイル リストア セッションでマウントまたはアンマウントの処理中にロックが実行された 場合、バックアップが仮想マシンにマウントされてからアンマウントされるまでロックが保持さ れます。 処理を開始する前に、対象のデータストアまたは仮想マシンが別の処理で使用されていないことを 確認することを推奨します。

VSC for VMware vSphere

のアーキテクチャ

Virtual Storage Console for VMware vSphereのアーキテクチャには、Data ONTAPを実行するストレ

ージ システム、vCenter Server、VMware vSphere Web Client、およびESX / ESXiホストが含まれま す。

VSCでは、VMwareが推奨しているWebベースのアーキテクチャを採用しています。 主要なコンポ

ーネントは次の2つです。

• Graphical User Interface(GUI;グラフィカル ユーザ インターフェイス)Webアプリケーション。 vSphere Web Clientにプラグインとして表示される、仮想環境用の一元化された管理コンソール

です。

• VSCサービスで制御される、Javaサーブレットをホストするサーバ コンポーネント。ストレージ シ

ステムとESX / ESXiホストの間でやり取りされるGUIやAPIの呼び出しを処理します。

VSCを実行するときは、VMware Web vSphere ClientとVMware vCenter Serverを使用します。 VSC

のコンポーネントは次のとおりです。

• 単一のVSCプラグイン(1つのユーザ インターフェイスとヘルプ ファイル) • VSCサーバ

• SnapManager for Virtual Interface(SMVI)サーバ

VSCサーバと通信するアプリケーションを作成することもできます。 たとえば、VSCでサポートされ

るPowerShellコマンドレットを使用して作成できます。

vSphere Clientおよび作成したアプリケーションでは、HTTPSプロトコルを使用して通信を行いま

す。 VSCサーバおよびSMVIサーバでは、Data ONTAPを実行するストレージ システムとの通信に

ZAPIを使用します。

vCenter Serverは、ESXホストまたはESXiホストを実行している物理サーバと通信します。 ESXホ

ストまたはESXiホストでは、複数の仮想マシンを実行することができ、 それぞれの仮想マシンでオ ペレーティング システムとアプリケーションを実行できます。 それらのESXホストとESXiホストがス トレージ システムと通信します。

(17)

VSC for VMware vSphere

のインストールの計画

Virtual Storage Console for VMware vSphereをインストールする前に、インストールの計画を立て、 VSC環境をどのように設定するかを決めておくことを推奨します。たとえば、NFS Plug-in for VAAI

やVASA Providerなど、プラグインやVSCと連携する仮想アプライアンスを一緒にインストールする かどうかなどを検討します。 次に、VSCのインストールと設定を行う場合に検討が必要な事項について、大まかな概要を示しま す。 検討事項 説明 VSCのインストール要件 VSCソフトウェアは、4GB以上のRAMが搭載された64ビットの Windowsサーバにインストールする必要があります。 クライアント コンピュータにはインストールしないでください。 また、vCenter ServerでvSphere 5.5以降を実行している必要があります。 さらに、一部のVSC機能ではソフトウェア ライセンスの購入が必要 な製品を使用します。 詳細情報:

• Interoperability Matrix(mysupport.netapp.com/matrix)

• インストールの概要(22ページ)

(18)

検討事項 説明 必要なロールベース アク

セス制御(RBAC)の種類

VSCは、vCenter Server RBACとData ONTAP RBACの両方をサポ

ートしています。 管理者としてVSCを実行する場合、すべてのタスクに必要なアクセ ス許可と権限がすべて付与されます。 会社の方針により、vSphereオブジェクトへのアクセスを制限する必 要がある場合、vCenter Serverの要件に一致する標準のVSCロー ルをユーザに割り当てます。

NetApp ToolChestで入手できるRBAC User Creator for Data ONTAPツールを使用して、推奨されるData ONTAPロールを作成で きます。 適切な権限とアクセス権を持たないユーザがタスクを実行しようと した場合、そのタスクのオプションはグレー表示されます。 詳細情報: • インストールの概要(22ページ)

• VSC for VMware vSphereに付属の標準ロール(65ページ)

• VSC for VMware vSphere使用時に推奨されるData ONTAPロ ール(71ページ)

• vCenter RBACとData ONTAP RBACを使用した認証およびユー ザ管理(59ページ)

(19)

検討事項 説明 VSCの初めてのインスト ールか、またはアップグレ ード インストールか (初めてのインストールの場合)VSCのインストール ウィザードでほ とんどのVSC機能が自動でインストールされます。ただし、バックア ップとリストア機能をインストールするかどうかは選択できます。 こ れらの機能はあとからインストールすることもできます。 詳細情報:

• インストール ウィザードを使用したVSC for VMware vSphereの

インストール(26ページ)

• サイレント モードでのVSC for VMware vSphereのインストール

(27ページ) (アップグレード インストールの場合)以下の環境へのアップグレー ドのみが可能です。 • 64ビットのWindowsシステム • vSphere 5.5以降の環境 アップグレード前に実施しておくべき作業は次のとおりです。 • 使用しているストレージ システムとそのクレデンシャルに関する 情報を記録しておきます。特に、ストレージ システムがバックア ップとリストア処理に使用されている場合は必ず記録します。 ア ップグレード後に、すべてのストレージ システムが自動的に検 出され、正しいクレデンシャルが付与されていることを確認しま す。 • 標準のVSCロールに変更を加えた場合、変更を保存するには そのロールをクローニングする必要があります。 標準のロール は、VSCサービスが再起動するたびに現在のデフォルトで上書 きされます。 • VSCのプリファレンス ファイルに変更を加えた場合は、変更内 容を記録しておく必要があります。 VSCをインストールすると、 現在のプリファレンス ファイルは上書きされます。 詳細情報:

• VSC for VMware vSphereのアップグレード インストール(29ペ ージ)

• VSC for VMware vSphereの標準的なアップグレード インストー ルの実行(31ページ)

• VSC for VMware vSphereの32ビット インストールから64ビット インストールへのアップグレード(32ページ)

(20)

検討事項 説明 VSCのインストールを登 録したかどうか VSCをインストールしたら、vCenter Serverに登録する必要がありま す。 詳細情報:

• VSC for VMware vSphereのvCenter Serverへの登録(47ペー ジ) ポートがVSC用に正しく設 定されているかどうか VSCは、指定されたポートを使用してコンポーネント間の通信を有 効にします。 ファイアウォールを有効にしている場合、VSC用のポ ートへのアクセスを手動で付与する必要があります。 詳細情報:

• VSC for VMware vSphereのポート要件 (51ページ)

VSC用にSSL証明書を再 生成する必要があるかど うか SSL証明書はVSCのインストール時に自動で生成されます。 サイト 専用の証明書を作成するには、証明書を再生成する必要がありま す。 詳細情報:

• VSC for VMware vSphereのSSL証明書の再生成(49ページ)

ESXサーバの値が正しく 設定されているかどうか ESXサーバの値のほとんどはデフォルトで設定されますが、値を確 認しておくことを推奨します。 詳細情報: • ESXサーバとゲスト オペレーティング システムの設定(38ペ ージ) ゲストOSのタイムアウト値 を設定する必要があるか どうか ゲストOS(GOS)のタイムアウト スクリプトが、フェイルオーバーが 正しく動作するように、サポートされるLinux、Solaris、Windowsの各 ゲストOSのSCSI I/Oタイムアウト値を設定します。 詳細情報: • ゲストOSのタイムアウト値(42ページ) コネクション ブローカーを 使用して、タスクのプロビ ジョニングとクローニング を実行するかどうか コネクション ブローカーをシステムに追加して、仮想マシンの仮想 デスクトップ インフラへのインポートに使用できます。 詳細情報: • コネクション ブローカーの管理(53ページ)

(21)

検討事項 説明 ストレージ機能プロファイ ルを使用する予定がある かどうか ストレージ機能プロファイルを使用するには、VASA Providerをイン ストールする必要があります。 この仮想アプライアンスは、VSCと は別にインストールします。 詳細情報:

• VASA Provider for clustered Data ONTAPのインストール(36

ページ)

NFS Plug-in for VAAIを使

用する予定かどうか

NFS Plug-in for VAAIは、プロビジョニング処理やクローニング処

理のパフォーマンスを向上させるコピー オフロードやスペース リザ ベーションなどのVAAI機能を提供します。

詳細情報:

(22)

VSC for VMware vSphere

のインストールの概要

Virtual Storage Console for VMware vSphereの基本的なインストール自体は難しいものではありま

せんが、バックアップとリストアの機能をインストールするかどうか、特別なソフトウェア ライセンス が必要かどうか、またRBACを使用する場合は適切なRBAC権限があるかどうかなど、いくつかの オプションについて決定する必要があります。 インストールに関するガイドライン VSCをインストールするには、64ビットのWindowsサーバが必要です。また、vCenter Serverで vSphere 5.5以降を実行している必要があります。 サポートされるWindowsのバージョンやその他

の機能については、Interoperability Matrix(mysupport.netapp.com/matrix)を参照してください。 注: このソフトウェアは、クライアント コンピュータにはインストールしないでください。

VSCソフトウェアのインストールに関するいくつかのガイドラインを次に示します。

• VSCはWindowsサーバのローカル ドライブにインストールする必要があります。 ネットワーク共

有にはインストールしないでください。

• VSCを実行するWindowsサーバとストレージ コントローラ、ESX / ESXiホスト、およびvCenter Serverの管理ポートをネットワーク経由で接続する必要があります。 • インストールの完了後にリブートする必要はありません。 ただし、VSCプラグインは、vSphere Clientを終了して再起動するまで表示されません。 • VSCのページが正しく表示されるように、画面の解像度は1,280×1,024ピクセル以上に設定す る必要があります。 バックアップとリストアの機能はインストール時に手動で選択する必要がある VSCのほとんどの機能については、対応するソフトウェア モジュールが自動的にインストールされ ますが、バックアップとリストアの機能だけは自動ではインストールされません。 バックアップとリス トアの処理を実行するには、SnapManager for Virtual Infrastructureのライセンスを購入する必要が あります。 そのため、バックアップとリストアの機能については、VSCのインストール メニューで明 示的に選択する必要があります。 VSC GUIには、バックアップとリストアの機能がインストールされているかどうかに関係なく、それら のオプションに関する情報が表示されます。 ただし、バックアップ、リストア、マウント、アンマウント の処理を実行しようとすると、エラー メッセージが表示されます。 これらの処理を実行できるのは、 バックアップとリストアの機能をサポートするソフトウェアがインストールされている場合のみです。 ソフトウェアライセンスが必要な場合がある VSCで使用する機能に応じて、次のソフトウェア ライセンスが必要になることがあります。

(23)

• 必要なプロトコルのライセンス(NFS、FCP、iSCSI)

• SnapManager for Virtual Infrastructure(バックアップとリストアの処理を実行する場合) • SnapMirror(プロビジョニングとクローニングのテンプレート配布機能、バックアップの SnapMirror更新オプションを使用する場合) • SnapRestore(バックアップとリストアの処理を実行する場合) • A_SIS(重複排除の設定でプロビジョニングとクローニングの機能を使用する場合) • MultiStore(プロビジョニングとクローニングの機能を使用してvFilerユニットを操作する場合) • FlexClone FlexCloneライセンスは次の場合に必要です。 ◦ VSCを使用して仮想マシンのクローンを作成する場合 ◦ Data ONTAP 8.1よりも前のバージョンを実行しているNFS環境でバックアップとリストアの処 理を実行する場合 FlexCloneライセンスは、次のいずれかのバージョンのData ONTAPを実行しているNFS環境でバッ クアップとリストアの処理を実行する場合は必要ありません。

• Data ONTAP 8.1 7-Mode • clustered Data ONTAP 8.1.1以降

VSCに対するRBACアクセスをユーザに割り当てる必要がある

VSCでは、vCenter ServerとData ONTAPのRBACをサポートしています。 そのため、適切なRBAC

アクセス許可をユーザに割り当てる必要があります。 vCenter Serverアクセス許可に基づいて、特 定のvSphereオブジェクトに対する特定のVSCタスクにアクセスできるかどうかが決まります。また、 Data ONTAPの各権限は、ストレージ システムで使用されるクレデンシャルを提供します。 VSCには、vCenter Serverユーザ ロールの作成プロセスを簡易化するために、主要なタスクに対す る標準のVSCロールがいくつか用意されています。 これらのロールには、タスクに必要なVSC固 有の権限とvCenter Server標準の権限がすべて含まれています。 管理者は、これらのロールをユ ーザに割り当てることができます。 注: VSCの標準ロールは編集しないことを推奨します。 標準ロールは、VSCサービスを再起動 するたびにデフォルトの設定に戻ります。 つまり、標準ロールを変更しても、インストールを変更 したりアップグレードしたりすると変更が破棄されます。 標準ロールに含まれない権限が必要な 場合は、その権限を含むロールを作成し、グループ機能を使用してそのロールと適切な標準 VSCロールを組み合わせます。 ただし、標準のVSCロールのクローンを作成し、そのクローンを ニーズに合わせて変更することもできます。 会社のセキュリティ ポリシーによって厳しく制限されている場合を除き、ルート オブジェクト(ルート フォルダ)にアクセス許可を割り当てることを推奨します。 そのうえで、必要に応じて、特定のエン ティティのアクセス許可を制限します。

(24)

すべてのVSCユーザにView権限を正しく割り当てる必要がある

View権限はVSC固有の権限で、VSCインターフェイスのメニューやタブなどの要素を表示するため

の読み取り専用権限です。 この権限はすべてのVSCロールに含める必要があります。この権限 がないと、ユーザはVSCインターフェイスを表示できません。

複数のVSC-vCenter Serverインスタンスがある環境の場合、管理者以外のユーザには、環境内の すべてのvCenter Serverに対するView権限が必要です。 この権限がないと、VMware vSphere

Web ClientでVSCがロードされません。 View権限は、標準のVSC Read-onlyロールで使用されています。 VSCに対する読み取り専用アク セスのみをユーザに許可したい場合は、VSC Read-onlyロールを割り当てることができます。 View権限を含むアクセス許可をルート オブジェクトに割り当てることを推奨します。 ストレージシステムとそのクレデンシャルを利用できることを確認する VSCでは、ストレージの検出とクレデンシャルの管理が一元化されています。 VSCのすべての機 能で、初回セットアップおよび検出プロセスで入力したクレデンシャルが使用されます。 VSC 4.1以前のバージョンからアップグレードする場合は、ストレージ システムを調べて、クレデン シャルの問題がないことを確認してください。特に、バックアップとリストアの機能をインストールし たときは、バックアップとリカバリの処理について確認してください。 VSCを別のサーバにインストールする場合は時間を同期する VSCをvCenter Server以外のサーバにインストールする場合、VSCのインストール先サーバと vCenter Serverの時間が同期されていることを確認する必要があります。 これらのサーバ間で時間が同期されていないと、VSCのインストール先サーバの証明書がvCenter Serverで受け入れられません。 サーバの時間の同期については、オペレーティング システムのドキュメントを参照してください。

VSC for VMware vSphere

のサポートされる構成

Virtual Storage Console for VMware vSphereを使用するにはVMware vSphere Web Clientが必要で

す。また、ESXとESXi、vSphere、およびData ONTAPソフトウェアの特定のリリースでサポートされ ます。 詳細については、Interoperability Matrix(mysupport.netapp.com/matrix)を参照してくださ い。 vSphereサーバの構成 VSCを使用するにはvCenter Server 5.5以降が必要です。 VSCをインストールするvCenter Serverで多数のESXホストまたはESXiホストを管理している場合 は、VSCをサポートするための十分なCPUおよびメモリがあることを確認してください。 vCenter Serverでのホストの管理にすべてのリソースが消費されてしまうと、VSCサービスが要求に応答で きなくなります。 必要なリソース量はシステムの設定に応じて異なります。

(25)

Windowsサーバの構成 VSCソフトウェアをインストールするには、Windowsシステムがハードウェアの最小要件を満たして いる必要があります。 メモリ要件は、VSCをvCenter Serverと同じマシンにインストールする場合と別のマシンにインストー ルする場合で異なります。 VSCを別のマシンにインストールした場合の64ビット環境のメモリ要件 は次のとおりです。 • 最小メモリ:4GBのRAM • 推奨メモリ:4GBのRAM VSCをvCenter Serverと同じマシンで実行する場合、ハードウェア要件はこれよりも高くなります。 最新のハードウェア要件については、VMwareのドキュメントを参照してください。 VSCソフトウェアをインストールする前に、次の要件について理解しておく必要があります。 • サポート対象のMicrosoft Windowsソフトウェア • vCenter Serverの要件 • ESXホスト ソフトウェアの要件 • Data ONTAPの要件 注: VSCではIPv6はサポートされません。 VSCをインストールするサーバでIPv6が有効になって いる場合は、VSCをインストールする前にIPv6を無効にする必要があります。 VSCのインストー ル後もIPv6は有効にしないでください。

VMware vSphere Web Clientの構成

vSphere Web Clientソフトウェアを実行するクライアント コンピュータには、Webブラウザがインスト

ールされている必要があります。

VSCでは、vSphere Web Clientでサポートされるすべてのブラウザがサポートされます。

VSCとvCenter Serverが重複のない1対1のペアで構成されている場合は、vSphere Web Clientによ

る複数のvCenter Serverの管理がサポートされます。

VASA ProviderVSCの設定

VASA Provider for clustered Data ONTAPはVSCと連動するように設計されていますが、そのため

には同じバージョンをインストールする必要があります。 たとえば、VASA Provider 6.0はVSC 6.0 のみと連動し、VSC 5.0とは連動しません。

ネットワークセキュリティプロトコルの設定

VSCを使用するには、ストレージ システムでTransport Layer Security(TLS)を有効にする必要があ

ります。 ストレージ システムがclustered Data ONTAPを実行している場合は、TLSが自動的に有効 になります。 ストレージ システムがData ONTAP 7-modeを実行している場合は、

(26)

options.tls.enable.onコマンドを使用して手動でTLSを有効にする必要があります。 Data

ONTAP 7-modeを実行するストレージ システムでTLSを有効にするには、

httpd.admin.ssl.enableオプションをonに設定する必要があります。

TLSの詳細については、Data ONTAPのドキュメントを参照してください。

VSC for VMware vSphere

の初回インストール

今回初めてVirtual Storage Console for VMware vSphereをインストールする場合、アップグレード の問題に関して考慮する必要はありません。 インストール ウィザードを使用するか、サイレント モ ードを使用して、VSCをインストールできます。

インストール ウィザードでは、画面の指示に従ってインストールを実行でき、バックアップとリストア 機能をインストールするかどうかを選択できます。 それ以外のVSC機能は、デフォルトでインストー ルされます。 バックアップとリストア機能を使用するには、別途SnapManager for Virtual

Infrastructureのライセンス購入が必要となります。このため、この機能のインストールを選択しない

場合もあります。

サイレント モードでVSCをインストールする場合、インストールするVSCオプションをコマンドライン で指定する必要があります。

インストール

ウィザードを使用した

VSC for VMware vSphere

のインストール

インストール ウィザードを使用して、Virtual Storage Console for VMware vSphereをインストールで きます。 デフォルトでは、バックアップとリストア機能を除く、すべての機能がインストールされま す。 バックアップとリストア機能を使用するには通常SnapManager for Virtual Infrastructureのライ センスを購入する必要があるため、これらの機能をインストールするには手動でオプションを選択 する必要があります。 開始する前に • VSCをインストールするマシンには管理者権限でログインする必要があります。 • VSCは、64ビットのWindows Serverにのみインストールできます。 • VSCをインストールする前に、お使いのシステムがInteroperability Matrixmysupport.netapp.com/matrix)に記載されているVSCの要件を満たしていることを確認し てください。 手順 1. VSCのインストーラをダウンロードします。 2. インストーラのアイコンをダブルクリックし、[実行]をクリックしてインストール ウィザードを開始し ます。 3. インストール ウィザードの手順に従って、ソフトウェアをインストールします。

(27)

: バックアップとリストア機能をインストールするには、該当するオプションを選択する必要 があります。 選択しない場合、バックアップとリストア機能はインストールされません。 インス トールしなかった場合も、VSCのGUIにはこの機能のメニュー オプションが表示されますが、 使用することはできません。 4. [終了]をクリックしてインストールを完了します。 5. インストールの完了時に表示されるWebページで、VSCをvCenter Serverに登録します。 vCenter Serverのホスト名またはIPアドレスと、管理者クレデンシャルを入力する必要がありま す。 注: VSCをvCenter Serverに登録するには、Windowsログインに管理者権限が必要です。

サイレント

モードでの

VSC for VMware vSphere

のインストール

インストール ウィザードの代わりにサイレント モードを使用してVirtual Storage Console for

VMware vSphereをインストールできます。 サイレント モードを使用する場合、コマンドラインを入力 し、すべてのVSC機能を一度に自動でインストールするよう指定します。 開始する前に • VSCをインストールするマシンには、管理者権限でログオンする必要があります。 • VSCは、64ビットのWindowsサーバにのみインストールできます。 • VSCをインストールする前に、お使いのシステムがInteroperability Matrixmysupport.netapp.com/matrix)に記載されているVSCの要件を満たしていることを確認し てください。 手順 1. VSCのインストーラをダウンロードします。 2. 次のコマンド構文を使用して、VSCをインストールします。

installer.exe /s /v"/qn /Li logfileADDLOCAL=ALL INSTALLDIR= \"installation path\""

このコマンドは、バックアップとリストア機能を含むすべてのVSC機能をインストールします。

次に、64ビットのホスト マシン用のコマンド例を示します。

VSC-6.0-win64.exe /s /v"/qn /Li install.log ADDLOCAL=ALL INSTALLDIR=\"C: \Program Files\NetApp\Virtual Storage Console\""

(28)

vCenter Serverのホスト名またはIPアドレスと、管理者クレデンシャルを入力する必要がありま

す。

: VSCをvCenter Serverに登録するには、Windowsログインに管理者権限が必要です。

VSC

のバックアップとリストア機能のインストールおよびアンインスト

ール

インストール ウィザードでは、Virtual Storage Console for VMware vSphereのバックアップとリストア 機能を個別にインストールまたはアンインストールできます。 その他のVSC機能については、個別 にインストールまたはアンインストールすることはできません。 バックアップとリストア機能にかぎ り、他の機能と一緒に、または他の機能とは別に、インストールまたはアンインストールすることが できます。 タスク概要 以降の手順で、他の機能をインストールしたあとにバックアップとリストア機能をインストールする 方法を説明します。 また、同じバックアップとリストアのチェック ボックスを使用して、バックアップとリストア機能だけを アンインストールすることもできます。 インストールされている他のVSC機能には一切影響しませ ん。 手順 1. VSCソフトウェアをインストールしたWindows Serverで、[コントロール パネル]を選択し、プログ ラムを追加するオプションを選択します。 たとえば、Windows Server 2003を実行している場合、[コントロールパネル] > [プログラムの追 加と削除]を選択します。Windows 2008の場合は、[コントロールパネル] > [プログラムと機能] を選択します。

2. [VSC for VMware vSphere]を選択し、 [変更]をクリックしてインストール ウィザードを開始しま

す。 3. インストール ウィザードで、[変更]オプションを選択して、[次へ]をクリックします。 4. バックアップとリストア機能を追加する場合は対応するチェックボックスを選択し、削除するには チェックボックスの選択を解除して、[次へ]をクリックします。 5. バックアップとリストア機能をインストールする場合は、 [インストール]をクリックして、インストー ルを開始します。 6. [終了]をクリックして、バックアップとリストア機能のインストールまたは削除を完了します。 終了後の操作 新しい機能を有効にするには、いったんvSphere Clientを終了して再起動する必要があります。

(29)

バックアップとリストア機能のメニュー オプションは、この機能をインストールしていない場合にも

VSCインターフェイスに表示されますが、オプションを選択できるのは機能がインストールされてい

る場合のみです。

バックアップとリストア機能を他の機能とは別にインストールした場合、インストールの完了後に

VSCサービスを再起動する必要があります。

VSC for VMware vSphere

のアップグレード

インストール

Virtual Storage Console for VMware vSphereのバージョン4.xを実行している環境では、VSCの要

件を満たしていれば、アップグレード インストールを実行できます。 アップグレードの実行前に、

VSCで更新されない情報と使用中のストレージ システムを記録しておいてください。 また、VASA Provider for clustered Data ONTAPを使用している場合は、登録を解除しておく必要があります。 VSCの要件に関する変更の確認

VSC 6.0は、64ビットのWindowsサーバでのみ動作します。 現在のWindows環境が32ビットの場合

は、64ビットのWindowsシステムにアップグレードするために、特別な手順を実行して一部のデー タを手動で移動する必要があります。 方法については、「VSC for VMware vSphereの32ビット イン ストールから64ビット インストールへのアップグレード」(32ページ)を参照してください。

また、VSC 6.0が動作するためには、vCenter ServerでvSphere 5.5以降を実行している必要があり ます。 古いバージョンのvSphereにVSC 6.0をインストールしようとするとエラー メッセージが表示さ れます。 メッセージの内容は、シックプロビジョニングを有効にしているかどうかによって異なりま す。 シックプロビジョニングを有効にしている場合、次のようなメッセージが表示されます。

The VSC plugin is only available in the vSphere web client.

有効にしていない場合は、次のようなエラー メッセージが表示されます。

Registration failed with the following message: NVPF-00017: This version of vCenter (5.1.0) found at https://00.00.000.000:443/sdk is not

supported.

Please upgrade to vCenter 5.5 or later.

VSCの要件に関する詳細については、 NetApp Interoperability Matrix Tool

(mysupport.netapp.com/matrix)を参照してください。

ストレージシステム情報の記録

VSCでは、アップグレードの実行後にストレージが自動的に再検出されます。 アップグレードを実

行するときは、アップグレード後にすべてのストレージ システムが再検出されたことを確認できるよ うに、実行前にストレージ システムの情報を記録しておくことを推奨します。

(30)

バックアップとリストアの機能を使用している場合は、それらの処理に使用されるストレージ システ ムと、関連付けられているクレデンシャルを記録しておくことが重要です。 VSC 4.2 for VMware vSphereまでは、ストレージ システムの検出とクレデンシャルをバックアップとリカバリプラグインで 独自に管理していました。 それらのストレージ システムについては、VSCでは検出していなかった ため、VSCで管理するストレージ システムの一覧に表示されないことがあります。 アップグレードの完了後、バックアップとリストアの処理に使用されるストレージ システムを確認す る際には、処理の実行に最低限必要なクレデンシャルがシステムにあることも確認してください。 クレデンシャルはVSCで更新できます。 アップグレード後に検出されないストレージ システムがある場合は、[すべて更新]アイコンを選択 して、VSCによるストレージ システムの検出を実行します。 それでも検出されない場合は、VSCの [ストレージ システム]ページにある[追加]アイコンまたはvCenterの[アクション]メニューにある[スト レージ システムの追加]オプションを使用して、ストレージ システムを手動で追加できます。: vCenter Serverで管理しているESX / ESXiホストにストレージがマッピングされていない場

合、そのストレージ システムはVSCで自動的に検出されません。 標準のVSCロールに対する変更の記録 VSCの標準ロールは変更しないでください。 ロールを変更しても、VSCをアップグレードするか、ま たはVSC Windowsサービスを再起動すると、変更は破棄されます。 標準ロールは、VSCのインス トール、VSC Windowsサービスの再起動、VSCのインストールの変更を行うたびに現在のデフォ ルト値に戻ります。 標準ロールを変更した場合は、変更を記録しておいてください。 インストールのアップグレード後 に、変更を反映した新しいロールを作成できます。 注: 標準のVSCロールを編集する代わりに、ロールのクローンを作成し、そのクローンを編集し てください。 プリファレンスファイルに対する変更の記録 アップグレード プロセスでは、VSCで使用する機能の既存のプリファレンス ファイルが新しいプリフ ァレンス ファイルで上書きされます。 プリファレンス ファイルの内容を変更した場合は、アップグレ ード前にそれらの変更を記録しておくことを推奨します。 プロビジョニングとクローニングのタスクについては、プリファレンス ファイルのバックアップetc/ kamino/old_kaminoprefs.xmlがVSCで作成されます。 プリファレンス ファイルetc/kamino/ kaminoprefs.xmlの内容を変更した場合は、etc/kamino/old_kaminoprefs.xmlから変更を コピーして、更新時にVSCで作成される新しいファイルに反映します。 VASA Providerを登録する手順

(31)

VASA Providerの登録解除

VASA Provider for clustered Data ONTAPを使用している場合は、VSCソフトウェアのアップグレー

ド前に登録を解除する必要があります。 登録を解除しないと、アップグレード後にVASA Provider サーバを登録する際に、VSC GUIの[VASA Provider]セクションが表示されない場合があります。

VASA Providerの登録手順については、『VASA Provider 6.0 for clustered Data ONTAPユーザ ガ

イドを参照してください。

vCenter ServerからのUI拡張機能の削除

VSCまたはVASA Providerをアップグレードする前に、vCenter ServerにキャッシュされたUI(ユーザ

インターフェイス)拡張機能を削除する必要があります。 これらのディレクトリを削除する手順につ いては、Virtual Storage Console 6.0 for VMware vSphereリリース ノート を参照してください。

VSC for VMware vSphere

の標準的なアップグレード

インストールの実行

Virtual Storage Console for VMware vSphereのバージョン4.xが現在インストールされている場合、 VSCをアップグレードできます。 VSCインストーラは、現在インストールされている各VSCコンポー ネントのバージョン番号を確認し、新しいバージョンにアップグレードするかどうかを判断します。 開始する前に インストールされているすべてのVSC機能が新しいバージョンに自動的にアップグレードされます。 バックアップとリストア機能をインストールしていなかった場合、この機能をインストールするオプシ ョンをインストーラで選択することもできます。 VSCインストーラでは、次のバージョンからのアップグレードはサポートされていません。 • VSC 2.1.2以前

• スタンドアロン バージョンのRapid Cloning Utility(RCU)

• スタンドアロン バージョンのSnapManager for Virtual Infrastructure(SMVI)

これらのソフトウェアがインストールされている場合、最新バージョンのVSCをインストールする前 に、そのソフトウェアをアンインストールする必要があります。 サーバにRCUまたはSMVIが検出さ れた場合、それらのソフトウェアをアンインストールするように求めるメッセージが表示されたあと、 インストールが中断します。 VSC 1.xがインストールされている場合も、インストールが中断されま す。 VSCをインストールするマシンには、管理者権限でログオンしている必要があります。

重要:VASA Provider for clustered Data ONTAPを使用している場合、アップグレードする前にVSC からの登録を解除してください。

手順

参照

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