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ESX 5.0を実行するホストでは、Virtual Storage Console for VMware vSphereによってUNMAP

VMFS3.EnableBlockDelete)パラメータが自動的に0に設定されてオフになります。

ESX 5.1ホストでは、0がデフォルト値です。 ESX 5.0または5.1でこの値を1に変更すると、VSCによ って自動的に0にリセットされます。 この値を有効にするには、ホストで[HBA / CNA アダプタ設定]

を適用する必要があります。

UNMAP処理によるパフォーマンスの低下を回避するために、VMwareではESXi 5.0 Update 2から

この機能を無効にしています。 VSCでは、ESXi 5.xのすべてのバージョンでこの機能が無効になり ます。

ゲスト OS のタイムアウト値

サポートされるLinux、Solaris、およびWindowsゲスト OSのSCSI I/Oタイムアウト値は、ゲストOSの タイムアウト スクリプトで設定されます。 タイムアウト値は、フェイルオーバー時のディスクI/O動作 の向上に役立ちます。

これらのスクリプトは.ISOファイルとして提供されています。 Virtual Storage Consoleの[ホーム]ペー ジから、[ツール] > [ゲスト OS ツール]をクリックしてスクリプトのコピーを入手できます。それぞれ のオペレーティング システムについて、次の2種類のスクリプトがあります。

• 60秒用のスクリプト

• 190秒用のスクリプト

ほとんどの場合、推奨値は60秒です。使用するタイムアウト値の選択については、技術情報アー ティクル:kb3013622(kb.netapp.com/support/index?page=content&id=3013622)を参照してくださ い。

このスクリプトは、vSphere Clientからマウントして実行できます。 [ツール]パネルにスクリプトの URLが表示されます。

使用しているオペレーティング システム向けのタイムアウト値を含むスクリプトを入手するには、

[ゲスト OS ツール]ページから適切なURLをコピーし、仮想マシンでvSphere Clientを使用して仮想

CD-ROMとしてマウントする必要があります。仮想マシンを管理しているvCenter Serverに登録さ

れたVirtual Storage Console for VMware vSphereのコピーからスクリプトをインストールしてくださ い。 スクリプトのインストールが完了したら、仮想マシンのコンソールから実行できます。

仮想マシンへのCD-ROMの追加

ゲストオペレーティングシステムスクリプトをインストールできるようにするには、CD-ROMを仮想 マシンに追加する必要があります。

手順

1. vSphere Clientで、仮想マシンを選択して電源をオフにします。

2. 仮想マシンを右クリックし、[管理] > [仮想マシンのハードウェア]を選択します。

3. [新規デバイス]ドロップダウン ボックスで[CD/DVDドライブ]を選択し、[追加]をクリックします。

4. [CD/DVDドライブ]を選択し、[次へ]をクリックします。

5. [物理ドライブの利用]をクリックします。

6. [次へ]を複数回クリックし、デフォルト値を受け入れます。

7. [OK]をクリックして、CD-ROMの追加を完了します。

8. 仮想マシンの電源をオンにします。

ゲスト オペレーティング システム スクリプトのインストール

ゲストオペレーティングシステムスクリプトのISOイメージは、Virtual Storage Console for VMware vSphereサーバ上にロードされます。 これらのスクリプトを使用して仮想マシンのストレージ タイム アウトを設定するには、vSphere Web Clientからスクリプトをマウントして実行する必要があります。

開始する前に

• 仮想マシンが実行されている必要があります。

• CD-ROMが仮想マシンにすでに存在するか、または追加されている必要があります。

• スクリプトが、仮想マシンを管理するvCenter Serverに登録されているVSCのコピーからインスト ールされている必要があります。

タスク概要

環境に複数のvCenter Serverが含まれている場合は、ストレージのタイムアウト値を設定する仮想 マシンを含むサーバを選択する必要があります。

手順

1. Virtual Storage Console[ホーム]ページで、[ツール]を展開し、[ゲストOSツール]をクリックしま す。

2. [ゲストOSツール]で、Ctrl+Cキーを押して、使用するゲストOSバージョンのISOイメージへのリ ンクをクリップボードにコピーします。

VSCには、Linux、Windows、Solaris用に、それぞれ60秒のタイムアウトスクリプトと190秒のタ イムアウトスクリプトが用意されています。該当するオペレーティングシステム用の、必要なタ イムアウト値を提供するスクリプトを選択します。

3. vSphere Web Client[ホーム]ページに戻り、[vCenter]を選択します。

4. 目的の仮想マシンを選択し、[管理] > [仮想マシンのハードウェア]を選択します。

5. [CD/DVDドライブ1] > [ローカルディスクのISOイメージに接続]を選択します。

6. 前の手順でコピーしたリンクを、[ファイル名]フィールドに貼り付け、[開く]をクリックします。

使用するリンクが、仮想マシンを管理するvCenter Serverで実行されているVSCのコピーからの リンクであることを確認してください。

終了後の操作

仮想マシンにログインし、スクリプトを実行してストレージのタイムアウト値を設定します。

LinuxのゲストOSタイムアウト スクリプトの実行

RHEL4、RHEL5、RHEL6、RHEL7、SLES9、SLES10、およびSLES11のSCSI I/Oタイムアウト設定 は、ゲストOSのタイムアウトスクリプトで設定されます。タイムアウト値として60秒または190秒の どちらかを指定できます。 Linuxを新しいバージョンにアップグレードしたときは、必ずこのスクリプ トを実行してください。

開始する前に

Linuxスクリプトを仮想マシンで実行するには、そのスクリプトを含むISOイメージをマウントしておく 必要があります。

手順

1. Linux仮想マシンのコンソールを開き、root権限を持つアカウントでログインします。

2. linux_gos_timeout-install.shスクリプトを実行します。

タスクの結果

RHEL4またはSLES9の場合、次のようなメッセージが表示されます。

Restarting udev... this may take a few seconds.

Setting I/O Timeout (60s) for /dev/sda - SUCCESS!

RHEL5またはRHEL6の場合、次のようなメッセージが表示されます。

patching file /etc/udev/rules.d/50-udev.rules

Hunk #1 succeeded at 333 (offset 13 lines).

Restarting udev... this may take a few seconds.

Starting udev: [ OK ]

Setting I/O Timeout (60s) for /dev/sda - SUCCESS!

SLES10またはSLES11の場合、次のようなメッセージが表示されます。

patching file /etc/udev/rules.d/50-udev-default.rules

Hunk #1 succeeded at 114 (offset 1 line).

Restarting udev ...this may take a few seconds.

Updating all available device nodes in /dev: done

終了後の操作

vSphere Clientで[CD/DVD接続]アイコンをクリックし、[CD/DVD ドライブ 1] > [filename.iso から 切断します]をクリックして、ISOイメージをアンマウントします。

SolarisのゲストOSタイムアウト スクリプトの実行

Solaris 10のSCSI I/Oタイムアウト設定は、タイムアウトスクリプトで設定されます。タイムアウト値

として60秒または190秒のどちらかを指定できます。

開始する前に

Solarisスクリプトを仮想マシンで実行するには、そのスクリプトを含むISOイメージをマウントしてお

く必要があります。

手順

1. Solaris仮想マシンのコンソールを開き、root権限を持つアカウントでログインします。

2. solaris_gos_timeout-install.shスクリプトを実行します。

タスクの結果

Solaris 10の場合、次のようなメッセージが表示されます。

Setting I/O Timeout for /dev/s–a - SUCCESS!

終了後の操作

vSphere Clientで[CD/DVD接続]アイコンをクリックし、[CD/DVDドライブ1] > [filename.isoから切 断します]を選択して、ISOイメージをアンマウントします。

WindowsゲストOSのタイムアウト スクリプトの実行

WindowsゲストOSのSCSI I/Oタイムアウト設定は、タイムアウト スクリプトで設定されます。 タイム アウト値として60秒または190秒のどちらかを指定できます。 この設定を有効にするには、

WindowsゲストOSをリブートする必要があります。

開始する前に

Windowsスクリプトを仮想マシンで実行するには、そのスクリプトを含むISOイメージをマウントして

おく必要があります。

手順

1. Windows仮想マシンのコンソールを開き、管理者権限を持つアカウントでログインします。

2. スクリプトが自動で開始されない場合は、CDドライブを開き、windows_gos_timeout.regを 実行します。

[レジストリエディター]ダイアログボックスが表示されます。

3. [はい]をクリックして処理を続行します。

D:\windows_gos_timeout.reg に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました」とい うメッセージが表示されます。

4. WindowsゲストOSをリブートします。

終了後の操作

vSphere Clientで[CD/DVD接続]アイコンをクリックし、[CD/DVDドライブ1] > [filename.isoから切 断します]を選択して、ISOイメージをアンマウントします。

VSC for VMware vSphere の構成

Virtual Storage Console for VMware vSphereの設定のほとんどは、ソフトウェアのインストール時に 自動的に行われます。ただし、場合によっては、vCenter ServerへのVSCの登録やSSL証明書の 再生成が必要になることがあります。

また、ファイアウォールで許可されているVSCポートを確認しておくことを推奨します。

vCenter Server への VSC for VMware vSphere の登録

Virtual Storage Console for VMware vSphereソフトウェアをインストールしたら、vCenter Serverに登 録する必要があります。環境に複数のvCenter Serverが含まれている場合は、各VSCインスタンス

を1つのvCenter Serverに登録する必要があります。デフォルトでは、VSC for VMware vSphereのイ ンストールが終了すると、登録用Webページが表示されます。

開始する前に

VSCをインストールするマシンに対する管理者権限を持つユーザとしてログインする必要がありま す。 VSCの登録を完了するには、管理者権限が必要です。

タスク概要

vCenter Serverが複数ある環境に含まれているvCenter ServerにVSCを登録する場合は、各VSCイ ンスタンスを個別にvCenter Serverに登録する必要があります。

VSCの登録に使用したアカウントのクレデンシャルを変更する場合は、VSCを再度登録する必要 があります。

IPv6アドレスは現在サポートされていません。

手順

1. 登録用Webページが自動的に表示されない場合は、Webブラウザで次のURLを入力します。

https://localhost:8143/Register.html

localhostには、VSCをインストールしたコンピュータを指定します。 VSCのインストール先と は別のコンピュータでこの手順を実行する場合は、localhostをそのコンピュータのホスト名ま たはIPアドレスに置き換える必要があります。

2. セキュリティ証明書に関する警告が表示された場合は、無視するかWebサイトに戻るオプション を選択します。

[vSphere プラグイン登録]Webページが表示されます。

3. [プラグイン サービス情報]セクションで、vCenter ServerからVSCへのアクセスに使用するIPアド レスを選択します。

vCenter ServerからアクセスできるIPアドレスを選択してください。 VSCをvCenter Serverコンピュ ータにインストールしている場合は、vCenter Serverへのアクセスに使用するアドレスと同じでか まいません。

4. vCenter Serverのホスト名またはIPアドレスと管理クレデンシャルを入力して、vCenter Serverを このVSCインスタンスに登録します。

5. [登録]をクリックして登録を完了します。

入力したvCenter Serverのユーザクレデンシャルに誤りがあった場合は、登録が失敗し、エラー

メッセージが表示されます。 その場合は、前の手順に戻ってもう一度実行する必要がありま す。

6. 追加のvCenter Serverを登録する場合は、手順3、4、5を繰り返して、各VSCインスタンスを vCenter Serverに登録します。