VSCからのストレージ システムの削除
1. Virtual Storage Consoleの[ホーム]ページで、[設定] > [VSC ログのエクスポート]をクリックしま す。
アンインストールしても標準の VSC ロールは削除されない
Virtual Storage Console for VMware vSphereをアンインストールしても、標準のVSCロールは削除 されません。これは想定される動作であり、VSCのパフォーマンスや新しいバージョンへのアップ グレードには影響しません。 これらのロールは、必要に応じて手動で削除できます。
アンインストールプログラムを実行すると、標準のVSCロールは削除されませんが、VSC固有の 権限からローカライズ名が削除され、代わりに「XXX missing privilege」というプレフィックスが付け られます。 たとえば、VSCのインストール後にvSphereの[Edit Role]ダイアログ ボックスを開くと、
VSC固有の権限が「XXX missing privilege.<privilege name>.label not found XXX」 のように表示されます。
これは、vCenter Serverに権限を削除するオプションがないためです。
VSCを再インストールするか新しいバージョンにアップグレードすると、標準のVSCロールとVSC固 有の権限がすべてリストアされます。
VSC for VMware vSphere のログ ファイルの収集
Virtual Storage Console for VMware vSphereのログ ファイルは[VSC ログのエクスポート]ページで 収集できます。 テクニカル サポートに問題のトラブルシューティングを依頼したときに、ログ ファイ ルを収集するように求められることがあります。
開始する前に
このタスクで使用するvCenter Serverを選択しておく必要があります。
手順
1. Virtual Storage Consoleの[ホーム]ページで、[設定] > [VSC ログのエクスポート]をクリックしま
2. プロンプトが表示されたら、ローカルコンピュータにファイルを保存します。
終了後の操作
テクニカルサポートに.zipファイルを送ります。
バックグラウンド検出のための vCenter クレデンシャルの更新
Virtual Storage Console for VMware vSphereのインストール時に指定したvCenterクレデンシャルの 期限が切れると、監視とホスト設定によるバックグラウンドの検出タスクを実行できなくなります。
この場合、監視とホスト設定でエラー メッセージが表示されます。 クレデンシャルを更新するに は、VSCを再登録します。
開始する前に
vCenterアカウントは、管理者レベルのアカウントでなければなりません。
手順
1. クレデンシャルの期限切れに関するエラーメッセージでリンクをクリックするか、Webブラウザで 登録用Webページにアクセスします。
https://hostname:8143/Register.html
hostnameは、VSCがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスです。
セキュリティ証明書に関する警告が表示された場合は、無視するかWebサイトに戻るオプション を選択します。
プラグインの登録用Webページが現在のクレデンシャルで表示されます。
2. 表示されているユーザ名に対する新しいパスワードを入力するか、新しいユーザ名とパスワー ドを入力します。
3. すべてのvCenter Clientを再起動します。
バックアップとリストアの処理に関する問題の解決
バックアップやリストアの処理で予期しない動作が発生した場合、特定のトラブルシューティング手 順に従うことで、問題の原因を特定して解決することができます。
バックアップ ジョブについて上書きできる値
運用効率を高めるために、smvi.override構成ファイルを変更して、指定されているデフォルト値 を上書きすることができます。これらの値は、バックアップの実行時に作成または削除する
VMwareスナップショットの数や、バックアップスクリプトの実行を中止するまでの時間などの設定
を制御します。
smvi.override構成ファイルは、インストール ディレクトリのC:\Program Files\NetApp\VSC
\smvi\server\etc\smvi.overrideにあります。
デフォルト値を上書きする必要がある場合は、次のエントリを変更します。エントリの変更を有効 にするには、サーバを再起動する必要があります。
vmware.max.concurrent.snapshots=6
バックアップ時に作成または削除するVMwareスナップショットのデータストアあたりの最 大数です。デフォルトでは6に指定されています。
vmware.quiesce.retry.count=0
VMwareスナップショットの最大再試行回数です。0に指定されています。
vmware.quiesce.retry.interval=5
VMwareスナップショットの再試行間隔(秒数)です。
vim.client.log.verbose=true
値がtrueの場合、SMVI ServerとvCenter Serverの間のやり取りがログに記録されます。
smvi.script.timeout.seconds=120
バックアップ前またはバックアップ後のスクリプトのSMVIタイムアウト値です。この時間 が経過すると、SMVI Serverでスクリプトの実行が中止されます。
smvi.snapshot.recent.naming
最新のSnapshotコピーに_recentサフィックスを追加するスナップショット命名規則を無効
にします。 _recent命名規則を無効にするには、値をfalseに設定した
smvi.snapshot.recent.namingプロパティをsmvi.override構成ファイルに追加す る必要があります。
バックアップ イベントとエラー ログの場所
Virtual Storage Consoleは、サーバメッセージおよびサーバとユーザインターフェイス間のメッセー
ジを記録します。これには、イベントのメッセージとエラーに関する詳細な情報も含まれます。 これ
らのログの内容は、バックアップ処理またはリストア処理中に発生したエラーのトラブルシューティ ングに役立ちます。
ログファイルは、インストールディレクトリ内の次の場所に格納されます。
• サーバログメッセージは次の場所にあります。C:\Program Files\NetApp\Virtual Storage Console\smvi\server\log\server.log
• ユーザ インターフェイスとサーバ間のメッセージは次の場所にあります。C:\Program Files
\NetApp\Virtual Storage Console\log\smvi.log
スケジュールされたバックアップのEメール通知に記載されたリンクが機能しない
問題
バックアップ ジョブのEメール通知で、ログ ファイルを表示するリンクをクリックするとエ ラーが発生する。
原因
この問題は、SMVI Log Viewer用のネットワーク アダプタのIPアドレスを無効にしている 場合に発生します。
対処方法
SMVI Log Viewer用のネットワークアダプタのIPアドレスを有効にする必要があります。
使用しているオペレーティングシステムに応じて、次のいずれかの方法で設定します。
• Windows 2003、Windows 2008、Windows 2008 R2、またはWindows 7を使用してい る場合は、[コントロールパネル] > [ネットワーク接続] > [ネットワークと共有センタ ー]を選択します。
• Windows VistaまたはWindows XPを使用している場合は、[コントロール パネル] >
[ネットワーク接続]を選択します。