2010年7月
「論理回路」 2010 年度定期試験 問題
担当
:
石浦 菜岐佐【注意事項】
•
試験時間は80
分で,持ち込みは一切不可である.•
試験開始までこの面を上にして待つこと.•
問題は全部で5
問あり100
点満点である.•
解答用紙の所定の欄に解答せよ.bababababababababababababababababababababab
採点結果閲覧システムと予想得点の記入について
本試験は,採点が終り次第,各自の得点(各問毎)をWWWで閲覧できるようにします.
閲覧を希望しない人は
予想得点/暗証番号を記入しないで下さい.
見たい人は
(1) 解答用紙の「予想得点」欄に各問の予想得点を,「暗証番号」欄に8 桁の数字を書いて下さい. こ の情報は閲覧の際に必要になるので,必ず下に控えをとっておいて下さい.
問題 1 2 3 4 5 暗証番号
予想得点
• 暗証番号はWWWの認証に,予想点数はサーバー上の点数データを暗号化する鍵として用い ます. 他人の点数を見ることはできません.
• 予想点数の記入により,採点上不利/有利になることはありません.
• “5 5 5 5 5· · ·”など意味のないと判断される予想点数を書いた場合は, 記入がなかったものと
見なします(点数は閲覧できません).
(2) 閲覧ページはhttp://ist.ksc.kwansei.ac.jp/∼ishiura/lc/からリンクします.
• 閲覧は8/12(木)までです.
• 認証のユーザIDは学籍番号の下4桁,パスワードは上記の8 桁の暗証番号です.
• 認証を通って現れるフォームに予想点数を入力して下さい.
• 採点が完了するまでは採点の進捗状況を表示します.
• セキュリティの問題上,電子メールでの点数や予想点数等の照会には一切応じません.
1
1
次の問いに答えよ. [35点] (5×7) 【各問完全解答;部分点なし】(1) 10進数99を16進数に変換せよ.
(2) 8ビットの2 の補数表現の2進数1011 0100を 10進数に変換せよ.
(3) (x+y+a)(x+y+b)(x+y+c)(x+y+a)(x+y+b)(x+y+c)を簡単化せよ(結果に至る過程も示せ).
(4) (x⊕a)(x⊕b)⊕ab⊕abxを簡単化せよ(結果に至る過程も示せ).
(5) n変数論理関数f において,nリテラルの論理和で各変数のリテラルを1つづつ含むものを最大項といい,f を最大項の論理積で表したものをf の和積標準形という. f(x, y, z) =P
(0,2,3,5,7) の和積標準形を示せ (結果のみ示せ).
(6) g(x, y, z) =xy+zをand とnot演算だけで表せ(簡単化する必要はない).
(7) 下記の組み合わせ回路を, nandゲートとnotゲートのみからなるものに変換せよ(簡単化する必要はない.) a
b c d e f
x
y g
2
下記の 表1 の状態遷移表で動作が定義される Moore型順序回路について, 次の問いに答えよ. ただし,入 力をx,出力をy とする. また,Aが初期状態であるとする. [24点] (5 + 4 + 15)表1 状態遷移表 現状態 次状態 出力
x= 0 x= 1 y
A A B 0
B A C 0
C B D 0
D C E 1
E E E 1
表2状態割当 状態 a b c
A 0 0 1
B 0 1 1
C 1 1 1
D 1 1 0
E 1 0 0
(1) 表1 の状態遷移表と同じ動作を表現する状態遷移グラフを示せ.
(2) xに信号値系列0 1 1 0 1 1 · · · を入力したときに,y に出力される信号値系列を示せ(最初の6時刻分だけ で良い).
(3) 表2のように状態変数 a, b, cを用いて状態割当てを行い, それぞれの状態変数に対応する3 個のDフリッ プフロップDa,Db,Dc を用いてこの回路を設計するものとする. フリップフロップDa,Db,Dc のD入力 をそれぞれ da, db, dc とするとき, da, db, dc, y の論理関数を a, b, c, xの最小積和形で表せ. 必ずdon’t care も考慮すること. 解答を得る過程として, 符号化された状態遷移表, およびそれぞれの関数のカルノー図も併
せて示せ(解答用紙に書き込め).
3
次の順序機械の状態数を最小化せよ(結果のみ示せ). [14点]現状態 次状態/出力 入力=0 入力=1 S1 S6/0 S5/1 S2 S6/1 S3/0 S3 S7/1 S4/0 S4 S5/1 S7/1 S5 S2/0 S1/1 S6 S2/1 S3/0 S7 S3/0 S5/1
2
4
加算器の設計に関する以下の問いに答えよ. [14点] (4+10)下記は 4 ビット加算器の設計例である. 入力 A = (a3, a2, a1, a0), B = (b3, b2, b1, b0) および出力 S = (c4, s3, s2, s1, s0) は符号無し 2 進数を表す(それぞれ a0, b0, s0 が最下位ビットである). c0 は最下位桁への 桁上げ入力であり,Aと B とc0の算術和がS に出力される.
FA は全加算器(full adder)であり,aとb とciの1 ビット和sと上位への桁上げcoを計算する.
FAs co a b ci
FAs co a b ci
FAs co a b ci
FAs co a b ci a3 b3 a2 b2 a1 b1 a0 b0
s3 s2 s1 s0
c4
c3 c2 c1
c0 (1) 全加算器の真理値表を示せ.
(2) 上記の回路と同じ桁上げ信号 ci を,より少ない段数の組合せ回路で生成する「桁上げ生成回路」の設計につ いて考える.
· i桁目から桁上げが生成される条件を表すgi をai とbi の論理式で表せ.
· i桁目への桁上げ信号がi+ 1桁目に伝播する条件を表すpi をai とbi の論理式で表せ.
· ci+1 (0≤i≤3)を gi,pi, ci の論理式で表せ.
· c4を g0, g1, g2, g3, p0, p1, p2, p3, c0の論理式で表せ.
5
次のようなMealy型順序回路の状態遷移グラフを示せ. [13点]この回路は 1 ビットの入力 x と 1 ビットの出力 z を持つ. x に過去2時刻と現時刻に信号値系列 0 0 1
または 1 1 0 が入力されるとz に 1 を, そうでない場合には z に 0 を (現時刻に) 出力する. 例えば, x に
0 0 0 1 0 1 1 0 0 1 1 0 · · ·を入力した場合の出力は次のようになる.
時刻 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 · · · 入力 x 0 0 0 1 0 1 1 0 0 1 1 0 · · · 出力 z 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 · · ·
Nagisa ISHIURA
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