• 検索結果がありません。

つくば市国民健康保険運営協議会 No.3

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "つくば市国民健康保険運営協議会 No.3"

Copied!
76
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

図表 32.被保険者数に対する生活習慣病関連疾患受診者数の割合(女性)(平成28年5月診療分)

出典:国保データベース 0.0%

10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

生活習慣病 糖尿病 高血圧症

(2)

次に,疾患別に平成 28年の受診者数をみると,高血圧症受診者の被保険者に占める割合は,男性 が27.7%,女性が24.8%,脂質異常症受診者の被保険者に占める割合は,男性が19.3%,女性が 23.8%,糖尿病受診者の被保険者に占める割合は,男性が 16.1%,女性が 12.0%となっています。 過去 3 年間では糖尿病受診者の被保険者に占める割合がやや増加傾向にあります(図表 33,図表 34, 図表 35)。

図表 33.高血圧症で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

図表 34.脂質異常症で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

図表 35.糖尿病で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

糖尿病受診者のうち,人工透析を行っている者は,経年でみるとやや減少傾向にあり,平成 28年 度で 58人(男性 41人,女性 17人)となっています(図表 36)。

図表 36.糖尿病で受診している者のうち人工透析を行っている人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

H26 H27 H28

受診者数 4,629 4,587 4,541

被保険者に占める割合 27.8% 27.5% 27.7%

受診者数 4,346 4,291 4,280

被保険者に占める割合 25.3% 24.7% 24.8%

H26 H27 H28

受診者数 3,146 3,187 3,173

被保険者に占める割合 18.9% 19.1% 19.3%

受診者数 4,099 4,093 4,112

被保険者に占める割合 23.9% 23.6% 23.8%

性 男

H26 H27 H28

受診者数 2,620 2,656 2,644

被保険者に占める割合 15.7% 15.9% 16.1%

受診者数 1,915 2,034 2,080

被保険者に占める割合 11.2% 11.7% 12.0%

H 26 H27 H28

人工透析を行っている人数 51 46 41

糖尿病受診者に占める割合 1.9% 1.7% 1.6%

人工透析を行っている人数 16 19 17

糖尿病受診者に占める割合 0.8% 0.9% 0.8%

(3)

糖尿病受診者について,重症化疾患の発症を確認します。男女ともに糖尿病性網膜症や糖尿病性腎 症等の重症化疾患は 40歳代でも発症しており,重症化疾患を発症する前に対策を打つ必要がありま す(図表 37,図表 38)。

図表 37.糖尿病受診者の重症化疾患保有者数(男性)(平成 28年 5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

図表 38.糖尿病受診者の重症化疾患保有者数(女性)(平成 28年 5月診療分) 1

5

14

15 15

26

58

114

92

2 2

4

7

6

17

35

60

66

3 3

2

6

5

23

22

25

1 2 3

8

11

16

1

0

0 20 40 60 80 100 120 140

30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 男性

糖尿病性網膜症 糖尿病性腎症 糖尿病性神経障害 人工透析

17人 26人 66人 85人 107人 173人 414人 941人 858人

糖尿病人数

6

27

35

79

64

8

27

47

41

8

6

18

13 8

20 40 60 80 100 120 140

(4)

脳血管疾患の受診者は,男性では,被保険者のうち約6%の割合で推移しており,そのうち約 79% が高血圧症の受診者であり,脂質異常症や糖尿病といった他の基礎疾患も高い割合で併発しているこ とがわかります。女性では,被保険者のうち約4%の割合で推移しており,そのうち約 73%が高血 圧症の受診者であり,男性と同様,脂質異常症や糖尿病といった基礎疾患も併発しています(図表 39, 図表 40)。

図表 39.脳血管疾患で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 ) 出典:国保データベース

図表 40.脳血管疾患で受診した人の保有基礎疾患割合(40~74歳)(平成 28年 5月診療分)

出典:国保データベース

H26 H27 H28

受診者数 1,001 989 939

被保険者に占める割合 6.0% 5.9% 5.7%

受診者数 767 769 753

被保険者に占める割合 4.5% 4.4% 4.4%

78.8%

73.3% 53.1%

61.2% 45.6%

34.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

男性 女性

(5)

虚血性心疾患の受診者は,男性では,被保険者のうち約 6%の割合で推移しており,そのうち約 84% が高血圧症の受診者であり,脂質異常症や糖尿病といった他の基礎疾患も高い割合で併発しているこ とがわかります。女性では,被保険者のうち約4%の割合が該当し,そのうち約 76%が高血圧症の 受診者であり,男性同様,脂質異常症や糖尿病といった基礎疾患も併発しています(図表 41,図表 42)。

図表 41.虚血性心疾患で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)

( 単位: 人 )

出典:国保データベース

図表 42.虚血性心疾患で受診した人の保有基礎疾患割合(40~74歳)(平成 28年 5月診療分)

出典:国保データベース

脳血管疾患,虚血性心疾患で受診した者の高血圧症,脂質異常症,糖尿病といった基礎疾患の保有 割合が高く,これらの疾患が原因となっていることが考えられることから,高血圧症,脂質異常症, 糖尿病の予防対策を行うことが必要です。

H26 H27 H28

受診者数 1,024 1,009 985

被保険者に占める割合 6.2% 6.1% 6.0%

受診者数 702 724 712

被保険者に占める割合 4.1% 4.2% 4.1%

84.3%

75.8%

68.1% 70.5%

50.8%

42.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

男性 女性

(6)

本市が検診助成を実施しているがん疾患について,標準化医療費を用いて医療費を確認します。同 規模に比べ,男性では,胃がん,前立腺がんが多く,女性では,肺がん,胃がん,子宮頸がん,子宮 体がんが多くなっています。がんの早期発見に向けて,市民検診助成を更に周知していくことが重要 となります(図表 43,図表 44)。

図表 43.各種がん疾患の標準化医療費 同規模との比較(男性)(平成 27年度)

( 単位: 百万円 ) 出典:国保データベース及び平成 26年度厚生労働科学研究費補助金でのツールを活用し算出

図表 44.各種がん疾患の標準化医療費 同規模との比較(女性)(平成 27年度)

105 107

175

146 126

100

176

119

0 50 100 150 200 250

肺がん 胃がん 大腸がん 前立腺がん

男性

つくば市

同規模

84

38

85

24

36

162

69

36

94

15

21

178

0 50 100 150 200 250

(7)

健診状況の把握

(1)健診受診状況

被保険者の特定健診受診率は,33.2%(平成 27年度)であり,同規模の中では37都市中 22位 です(図表 45)。経年では増加傾向にあり,平成 26年度から平成 27年度にかけては,1.3%増加 しています(図表 46)。健診状況の把握については,平成28年6月出力時点の国保データベース 帳票を用いています。

図表 45.被保険者の特定健診受診率 同規模比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 46.被保険者の特定健診受診率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較

49.8% 47.9% 46.9% 45.7% 43.8% 42.3% 42.0% 41.3% 39.1% 38.1% 37.6% 37.1% 36.4% 36.0% 35.2% 34.8% 34.7% 34.7% 34.6% 34.0% 33.8% 33.2% 32.8% 32.5% 32.2% 31.6% 30.5% 29.4% 29.2% 28.6% 27.7% 27.3% 26.4% 25.9% 25.2% 24.3% 21.9%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%

1. 上越市 2.四日市市 3. 一宮市 4.春日部市 5. 松江市 6. 松本市 7. 吹田市 8.伊勢崎市 9. 山形市 10. 太田市 11. 越谷市 12. 沼津市 13.茅ヶ崎市 14. 長岡市 15. 草加市 16. 大和市 17.春日井市 17.佐世保市 19. 富士市 20. 川口市 21.加古川市 22.つくば市 23. 平塚市 24. 鳥取市 25. 厚木市 26. 八戸市 27. 佐賀市 28. 所沢市 29.寝屋川市 30. 熊谷市 31. 八尾市 32. 福井市 33. 明石市 34. 水戸市 35.岸和田市 36. 呉市 37.小田原市

(8)

年齢階層,性別の受診率をみると,男女とも50~54歳が最も低く,男性15.9%,女性19.0% です。年齢が上がるにつれて受診率は上がる傾向にあり,70~74歳では男性 44.7%,女性 45.3% となっています。茨城県と比較すると,男女ともに40~69歳は茨城県よりも低く,70~74 歳は 茨城県よりも高くなっています(図表 47,図表 48)。

図表 47.年齢階層別特定健診受診率 茨城県・同規模・全国との比較(男性)(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 48.年齢階層別特定健診受診率 茨城県・同規模・全国との比較(女性)(平成 27年度) 16.7

17.3

15.9

16.9

25.6

35.8

44.7

18.8

18.8 20.4

22.9

28.6

37.5

40.8

14.3

15.8

18.3

21.1

26.9

36.5

42.4

17.8

18.6

20.8

23.1

28.5

36.0

39.6

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

22.7

20.2

19.0

26.6

35.6

42.2

45.3

23.7 23.7

27.8

32.4

39.7

44.6

43.7

18.8

20.0

24.1

29.4

37.0

44.0

47.4

20.8

21.7

25.4

29.7

36.6

41.7

43.5

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

(9)

特定健診の経年での受診状況について確認するため,平成 23年度から平成 27年度までの特定健 診について受診回数を年齢別にみてみます。受診率が高い 65~74歳では,健診 5回受診率が高く, 健診受診が定着している人が多いことがうかがえますが,年齢が下がるにつれて,受診回数が低い者 の割合が増える傾向となっており,継続受診について啓発を行うことが必要です(図表 49)。

図表 49.年齢別特定健診受診回数別人数割合(平成27年度)

3.8% 5.7% 3.9% 3.8% 4.8% 5.4% 5.1% 4.8% 4.2% 4.7% 6.2% 9.8% 7.0% 3.8% 5.3% 5.0% 6.3% 8.0% 8.4% 6.9% 8.7% 9.1% 11.5% 13.9% 14.9% 15.4% 18.4% 18.8% 22.3% 21.8% 26.0% 6.2% 2.8% 4.5% 3.9% 3.5% 2.3% 3.6% 3.3% 2.8% 3.3% 3.1% 3.7% 2.6% 4.3% 3.3% 4.4% 4.3% 5.3% 4.9% 3.8% 6.6% 5.4% 7.2% 8.5% 7.7% 9.1% 9.8% 11.7% 10.5% 9.4% 10.9% 9.8% 7.9% 3.4% 4.1% 4.4% 5.5% 4.2% 3.4% 4.3% 3.1% 3.2% 2.8% 3.6% 3.5% 3.9% 4.5% 4.0% 5.1% 4.8% 4.3% 6.0% 5.0% 4.2% 7.5% 6.9% 7.0% 7.1% 7.4% 7.6% 8.3% 7.5% 8.6% 7.1% 6.9% 11.3% 4.4% 7.8% 7.3% 5.0% 6.1% 3.5% 5.9% 5.8% 4.5% 4.6% 5.3% 6.5% 6.2% 7.2% 6.6% 7.3% 5.5% 7.8% 7.4% 7.5% 7.7% 9.0% 8.4% 9.7% 9.5% 9.7% 8.6% 7.2% 8.5% 7.5% 7.8% 7.8% 7.3% 18.9% 14.6% 12.8% 10.1% 11.1% 12.1% 12.1% 10.0% 9.3% 11.2% 10.0% 11.1% 9.2% 9.7% 10.4% 11.3% 10.3% 11.9% 11.1% 10.9% 11.6% 12.0% 16.5% 13.9% 12.6% 12.6% 12.3% 12.3% 12.7% 10.3% 11.5% 11.7% 9.7% 9.0% 8.6% 81.1% 74.1% 74.9% 72.5% 70.9% 68.3% 68.4% 75.1% 74.1% 69.7% 74.1% 73.4% 75.3% 72.4% 70.0% 65.2% 67.4% 69.7% 68.5% 67.1% 65.2% 61.5% 58.7% 59.3% 57.3% 54.5% 51.3% 49.2% 47.3% 49.6% 41.6% 44.0% 42.3% 43.5% 41.5%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

40歳 41歳 42歳 43歳 44歳 45歳 46歳 47歳 48歳 49歳 50歳 51歳 52歳 53歳 54歳 55歳 56歳 57歳 58歳 59歳 60歳 61歳 62歳 63歳 64歳 65歳 66歳 67歳 68歳 69歳 70歳 71歳 72歳 73歳 74歳

(10)

次に,経年での受診状況についてさらに詳しく確認するため,平成 25年度から平成 27年度まで 国保に加入していた者について,特定健診の受診パターン別人数及び有所見者割合をみてみます。

毎年健診を受診している者は,対象者の 18.1%であり,それ以外の受診パターンの者と比べて, BMI,中性脂肪,血圧について有所見者割合が少なくなっています。一方,3 年間全て未受診の被保 険者は 60.2%となっており,健康状況を把握するのが困難な状況にあります(図表 50)。

図表 50.特定健診受診パターン別人数及び有所見者割合

( 単位:人 ) 出典:本市作成 ※有所見者割合とは,各パターンの対象者数に占めるそれぞれの有所見者の割合を指します。

検査値 有所見基準

BMI 25以上

中性脂肪 300mg/dl 以上(再掲 1,000 mg/dl 以上) HbA1c(NGSP値) 6.5%以上(再掲 8.0%以上)

血圧

Ⅱ度*(p.114用語集参照)以上(再掲Ⅲ度*(p.114用語集参照)以上) Ⅱ度以上…収縮期血圧 160mmHg 以上または拡張期血圧 100 mmHg 以上 Ⅲ度以上…収縮期血圧 180mmHg 以上または拡張期血圧 110 mmHg 以上 LDLコレステロール 140mg/dl 以上(再掲 180mg/dl 以上)

eGFR 50ml/分/1.73㎡未満

平成27 年度の健診未受診者22,888人について,平成27年度の生活習慣病での受診状況を確 認すると,健診未受診かつレセプトなしの者 4,853人(21.2%)について健康状態が不明であるこ とがわかります(図表 51)。ここでの生活習慣病とは,図表 30からがん,筋・骨格,精神を除いた 疾患としています。

図表 51.特定健診未受診者の生活習慣病での受診状況(平成 27年度)

BMI eGFR

1 0 0 0 mg / dl 以上

8.0% 以上

Ⅲ度以上

180mg/ dl 以上

● ● ● 6,070 1 8.1% 3,040 13.7% 1.7% 0.0% 8.0% 0 .9% 2 .3% 0.1% 29.7% 4.2 % 2.9 %

- ● ● 1,621 4.8 % 820 15.5% 2.3% 0.0% 8.3% 0 .8% 3 .1% 0.4% 29.9% 4.1 % 2.2 %

● - ● 769 2.3 % 378 15.0% 2.5% 0.1% 7.5% 1 .4% 3 .0% 0.4% 29.1% 4.3 % 2.0 %

- - ● 2,150 6.4 % 1,113 17.2% 3.3% 0.1% 7.9% 1 .2% 4 .2% 0.7% 30.5% 5.3 % 2.0 %

● ● - 741 2.2 %

- ● - 975 2.9 %

● - - 1,017 3.0 %

- - - 20,155 6 0.2%

33,498 100% 5,351

特定健診受診回数・時期

対象者 数

割合 有所見者

H 25 H 26 H 27

中性脂肪

25 以上

300mg/ dl 以上

6.5%以上 Ⅱ度以上

H bA 1c

140mg/ dl 以上 有所見者割合

LD L

50ml /分 /1.73㎡未

満 血圧

健診未受診者

22 ,88 8

18 ,03 5 7 8 .8 % 4 ,8 5 3 2 1.2 %

(11)

年齢分類別に特定健診の受診月をみると,いずれの年齢でも,4~5月及び10 月の受診率が高く なっており,春の集団健診と秋の集団健診に受診が集中していることがわかります(図表 52)。 図表 52.年齢分類別健診受診月割合(平成 27年度)

( 単位:% ) 27. 7

25. 9

10. 5

2. 8

2. 1

1. 4

21. 0

2. 0

1. 6 1. 7

2. 0

1. 2 25. 7

20. 1

9. 8

4. 3

3. 2

2. 4

20. 0

2. 7

3. 2 2. 7

3. 7

2. 2 24. 2

25. 5

8. 0

5. 1

2. 3

3. 5

16. 7

3. 4 3. 1 2. 6

3. 4

2. 2 24. 7

34. 3

9. 7

4. 0

2. 2

3. 0 11. 9

2. 6 2. 6

1. 5 2. 4

1. 1 0.0

5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~74歳

4月 5月 6月 7月 8月 9月

40~49歳 27.7% 25.9% 10.5% 2.8% 2.1% 1.4%

50~59歳 25.7% 20.1% 9.8% 4.3% 3.2% 2.4%

60~69歳 24.2% 25.5% 8.0% 5.1% 2.3% 3.5%

70~74歳 24.7% 34.3% 9.7% 4.0% 2.2% 3.0%

10月 11月 12月 1月 2月 3月

40~49歳 21.0% 2.0% 1.6% 1.7% 2.0% 1.2%

50~59歳 20.0% 2.7% 3.2% 2.7% 3.7% 2.2%

(12)

(2)健診結果(有所見者)の状況

男性は,LDLコレステロールの有所見者の割合が茨城県及び全国より高くなっており,女性は,い ずれの項目も茨城県と比べ低くなっています(図表 53,図表 54)。

図表 53.健診有所見者の状況(男性) 茨城県・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 54.健診有所見者の状況(女性) 茨城県・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

検査値 有所見基準

BMI 25以上

腹囲 男性 85cm 以上,女性 90cm 以上 収縮期血圧 130mmHg 以上

拡張期血圧 85mmHg以上 30.4

43.9 44.9

23.6

56.0

24.4

6.9

50.4

17.2 31.0

47.8 46.2

22.3

58.9

30.9

8.6

49.7

19.7 29.8

49.0 49.6

24.3

54.8

28.0

8.8

48.6

20.2

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0

男性

つくば市 茨城県 全国

19.3

14.3

32.9

11.8

54.6

13.7

1.5

59.5

7.7 21.5

15.6

37.2

13.2

60.7

19.7

1.8

59.9

8.5 20.3 17.0

43.1

14.6

54.4

16.0

1.9

58.4

8.7

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0

女性

(13)

(3)健診結果(メタボリックシンドローム)の状況

健診結果か らメタ ボリック シンドロー ム該当 者の状況 を確認しま す。メ タボリッ クシンドロ ーム (内臓脂肪症候群)とは,内臓脂肪型肥満に血糖高値,脂質異常,血圧高値といった生活習慣病にな る危険因子(リスク)を併せ持った状態をいいます(図表 55)。

図表 55.メタボリックシンドローム診断基準

出典:つくば市国民健康保険第2期特定健康診査等実施計画 1)内臓脂肪の蓄積状況を確認

男性 8 5 c m以上 女性 9 0 c m以上

2)追加リスクを確認

● 空腹時血糖 1 1 0 mg/ dl以上

○ H b A 1 c  5 . 5 %以上(JDS値) 5 .9 %以上(N GSP値) (空腹時採血が行えなかった場合のみ,H b A 1 c を判定に用いる)

● 糖尿病に対する薬剤治療中

●(○)のうちいずれかに当てはまる

● 中性脂肪 1 5 0 mg/ d l以上

● H DLコレステロール 4 0 mg/ d l未満

● 脂質異常症に対する薬剤治療中

●のうちいずれかに当てはまる

● 収縮期血圧 1 3 0 mmH g以上 ● 拡張期血圧 8 5 mmH g以上

● 高血圧症に対する薬剤治療中

●のうちいずれかに当てはまる

3)判定

追加リスク①~③のうち

2項目以上に当てはまる メタボリックシンドローム基準該当

1項目に当てはまる メタボリックシンドローム予備群該当

いずれにも当てはまらない 非該当

追加リスク①~③に当てはまっても 非該当

+ + 腹囲

内臓脂肪の蓄積 あり

内臓脂肪の蓄積 なし ①血糖高値

②脂質異常

(14)

腹囲がメタボリックシンドローム診断基準に該当している人の割合,及びメタボリックシンドロー ム予備群及び該当者のうち,血圧や脂質のリスク保有者の割合は茨城県や同規模,全国よりも低くな っています(図表 56)。

図表 56.メタボリックシンドローム基準該当者割合 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

( 単位: % )

リスク 備考

腹囲 腹囲のみ該当

血糖 メタボリックシンドローム予備群のうち,血糖リスクのみ該当 血圧 メタボリックシンドローム予備群のうち,血圧リスクのみ該当 脂質 メタボリックシンドローム予備群のうち,脂質リスクのみ該当 血糖・血圧

メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・血圧リスク該当 かつ脂質リスク非該当

血糖・脂質

メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・脂質リスク該当 かつ血圧リスク非該当

血圧・脂質

メタボリックシンドローム該当者のうち,血圧・脂質リスク該当 かつ血糖リスク非該当

血糖・血圧・脂質

メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・血圧・脂質リスク 全て該当

出典:国保データベース

27.5

0.7

6.3

2.1

2.7

1.0

6.5

4.8 29.6

0.8

6.4

2.8 2.8

1.1

7.1

5.2 30.5

0.6

7.3

2.5

2.6

0.9

8.6

5.2 30.8

0.6

7.4

2.6

2.6

0.9

8.2

5.0

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0

(15)

メタボリックシンドローム該当者割合は,約15%程度で推移しており,平成27 年度では,茨城 県よりも 1.4%,全国よりも 1.8%低くなっています(図表 57)。

メタボリックシンドローム予備群割合は,約 9~10%程度で推移しており,平成 27年度では,茨 城県よりも 0.8%,全国よりも 1.5%低くなっています(図表 58)。

図表 57.メタボリックシンドローム該当者の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較

出典:国保データベース

図表 58.メタボリックシンドローム予備群の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較

出典:国保データベース

14.9%

15.2%

14.9%

16.4%

16.5%

16.3%

16.7% 16.9% 17.2%

16.3%

16.4%

16.7%

8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0

H25年度 H26年度 H27年度

メタボリックシンドローム該当者

つくば市 茨城県 同規模 全国

10.1%

9.9% 9.2%

10.3%

10.2% 10.0%

10.3%

10.3%

10.3% 10.9%

10.7%

10.7%

8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0

H25年度 H26年度 H27年度

メタボリックシンドローム予備群

(16)

年齢,性別のメタボリックシンドローム該当者割合をみると,男性では,年齢と共に増加し,55~ 59歳で減少するものの,再び増加し,60~64歳でピークを迎えます。茨城県や同規模,全国と比 較すると,50~54歳で高いことがわかります(図表 59)。

図表 59.年齢階層別メタボリックシンドローム該当者(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース

9.6

17.0

25.9

19.6

27.1

25.7

23.6

15.1

18.7

23.4 25.2

28.2

28.2

26.8

15.0

19.6

24.1

26.6

29.5

29.8

28.3

14.0

18.4

22.7

25.8

28.0

28.8

27.8

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

男性

(17)

女性では,55歳以上で年齢と共に増加しています。茨城県や同規模,全国と比較すると,50歳以 上で低くなっています(図表 60)。

図表 60.年齢階層別メタボリックシンドローム該当者(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース

1.1

4.1

1.6

6.1

7.1

8.8

10.7

2.4

3.9

5.0

7.1 7.8

9.3

10.9

2.5

3.7

5.6

7.3 8.3

10.0

12.1

2.3 3.3

5.0

6.8

8.3

9.9

11.8

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

(18)

(4)健診結果(問診の回答内容)の状況

特定健診の結果のうち,問診の質問項目の回答内容より喫煙状況をみると,男女ともに,全国や同 規模,茨城県よりも低くなっています(図表 61~図表 64)。

図表 61.質問票の回答状況(喫煙)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 62.年齢階層別質問票の回答状況(喫煙)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース 19.5%

23.7% 23.5%

25.0%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0%

喫煙

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

29.6

31.5

24.1

33.0

24.3

19.8

12.2

39.8

39.2

38.3

33.5

28.1

21.0

15.1

37.5

36.4

35.5

33.0

28.0

22.9

16.9

41.0 39.1 36.5

34.2

28.8

22.9

16.7

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

男性

(19)

図表 63.質問票の回答状況(喫煙)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 64.年齢階層別質問票の回答状況(喫煙)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース 4.4%

5.1% 5.7%

6.0%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0%

喫煙

女性

つくば市 茨城県 同規模 全国

15.7

14.0

12.8

8.2

4.7

2.6

1.8

18.4 15.9

12.4

7.8

4.5

3.3

2.0

18.2

16.2

14.9

10.5

6.1

4.5

2.9 17.4

15.7

13.7

10.2

6.1

4.4

2.9

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

(20)

睡眠状況は,男女ともに,睡眠不足であると回答した人の割合が,全国や同規模,茨城県よりも高 くなっています。(図表 65~図表 68)。

図表 65.質問票の回答状況(睡眠)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 66.年齢階層別質問票の回答状況(睡眠)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース 26.1%

22.1% 22.5% 22.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%

睡眠不足

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

45.1

35.5 36.9

35.4

33.9

23.3

20.7 34.2

29.8

31.4 31.0

24.3

20.1

18.1

31.4

32.4

31.4

30.3

25.0

20.5 19.2

32.1

31.7

31.2

28.6

23.8

19.4

18.3

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

男性

(21)

図表 67.質問票の回答状況(睡眠)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 68.年齢階層別質問票の回答状況(睡眠)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

( 単位: % ) 出典:国保データベース 30.7%

27.7% 26.8% 26.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%

睡眠不足

女性

つくば市 茨城県 同規模 全国

42.5 42.9

45.9

35.3

35.0

29.0

24.6

34.9 38.6

40.6

33.8 28.8

25.4 23.7

32.9

35.7 37.4

33.3

28.2

25.0

24.2

33.5

35.6 36.3

32.5

27.3

24.1

23.1

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

(22)

運動習慣では,茨城県と比べて,男性は,「1日 1時間以上運動なし」「歩行速度が遅い」と回答し た人の割合が高く,女性は,「20歳時体重から 10kg以上増加」「1日 1時間以上運動なし」「歩行 速度が遅い」と回答した人の割合が高くなっています(図表 69,図表 70)。

図表 69.質問票の回答状況(運動習慣等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 70.質問票の回答状況(運動習慣等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

41.2%

48.2%

53.9%

53.8%

18.3%

41.4%

52.0%

52.9%

51.7%

19.8%

39.5%

53.1%

46.5%

48.4%

20.3%

39.7%

56.6%

46.3%

49.2%

21.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

20歳時体重から10kg以上増加

1回30分以上の運動習慣なし

1日1時間以上運動なし

歩行速度遅い

1年間で体重増減3kg以上

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

26.7%

53.3%

62.5%

57.8%

16.6%

26.6%

58.6%

57.9%

54.4%

17.1%

25.4%

57.7%

47.5%

50.6%

17.3%

25.5%

60.2%

46.4%

51.1%

17.9%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

20歳時体重から10kg以上増加

1回30分以上の運動習慣なし

1日1時間以上運動なし

歩行速度遅い

1年間で体重増減3kg以上

女性

(23)

食事習慣では,茨城県と比べて,男性は,「食べる速度が速い」「週3 回以上夕食後間食」「毎日飲 酒」と回答した人の割合が高く,女性は,「週 3 回以上夕食後間食」と回答した人の割合が高くなっ ています(図表 71,図表 72)。

図表 71.質問票の回答状況(食事習慣等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 72.質問票の回答状況(食事習慣等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース 29.6%

18.7%

13.8%

7.3%

46.2% 29.3%

22.0%

9.6%

8.9%

46.1% 28.0%

19.3%

10.4%

9.4%

45.2% 29.3%

21.4%

11.1%

10.6%

45.9%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

食べる速度が速い

週3回以上就寝前夕食

週3回以上夕食後間食

週3回以上朝食を抜く

毎日飲酒

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

22.2%

11.6%

14.9%

5.3%

8.6%

22.8%

13.1%

10.2%

5.9%

8.2%

22.2%

9.9%

11.3%

5.9%

10.0%

23.2%

11.0%

12.1%

6.4%

10.1%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

食べる速度が速い

週3回以上就寝前夕食

週3回以上夕食後間食

週3回以上朝食を抜く

毎日飲酒

女性

(24)

生活習慣改善意欲は,男女ともに「改善意欲あり」と回答した人の割合が,茨城県や同規模,全国 よりも高くなっている一方で,「保健指導利用しない」と回答した人の割合が,茨城県や同規模,全国 よりも高くなっています(図表 73,図表 74)。

図表 73.質問票の回答状況(改善意欲等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

出典:国保データベース

図表 74.質問票の回答状況(改善意欲等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)

28.3%

31.6%

14.7%

5.3%

20.1%

63.7% 29.5%

28.5%

11.3%

8.1%

22.6%

61.6% 33.2%

23.6%

14.1%

7.0%

22.1%

59.3% 35.2%

26.0%

11.4%

7.2%

20.2%

59.7%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

改善意欲なし

改善意欲あり

改善意欲ありかつ始めている

取り組み済み6ヶ月未満

取り組み済み6ヶ月以上

保健指導利用しない

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

19.2%

33.5%

20.6%

6.4%

20.3%

63.2% 22.0%

32.8%

14.0%

9.7%

21.5%

59.3% 27.4%

25.3%

17.2%

8.2%

21.9%

57.3% 28.2%

28.0%

14.2%

8.7%

20.9%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

改善意欲なし

改善意欲あり

改善意欲ありかつ始めている

取り組み済み6ヶ月未満

取り組み済み6ヶ月以上

保健指導利用しない

(25)

特定保健指導状況の把握

(1)特定保健指導の実施状況

特定保健指導の状況を確認します。健診結果に基づき,保健指導レベル(積極的支援レベル*(p.114 用語集参照),動機付け支援レベル*(p.115 用語集参照),情報提供レベル*(p.115 用語集参照)) を決定します。積極的支援レベルと動機付け支援レベルの対象者には,一人ひとりにあった健康づく りの方法を考え,支援する特定保健指導を実施します。情報提供レベルの対象者には,生活習慣の重 要性に対する理解を深めるための情報を提供し,生活習慣の見直しを促します(図表 75)。

図表 75.特定保健指導レベル階層化基準

1)内臓脂肪の蓄積状況を確認

男性 8 5 c m以上 女性 9 0 c m以上

(1 )以外 かつ BMI 2 5 k g/ ㎡以上

2)追加リスクを確認

● 空腹時血糖 1 0 0 mg/ d l以上 ● H bA 1 c  5 .6 %以上(N GSP値)

● 糖尿病に対する薬剤治療中

●のうちいずれかに当てはまる

● 中性脂肪 1 5 0 mg/ dl以上

● H DLコレステロール 4 0 mg/ dl未満

● 脂質異常症に対する薬剤治療中

●のうちいずれかに当てはまる

● 収縮期血圧 1 3 0 mmH g以上 ● 拡張期血圧 8 5 mmH g以上

● 高血圧症に対する薬剤治療中

●のうちいずれかに当てはまる

①~③に1つ以上該当した場合

喫煙歴あり

3)判定

追加リスク①~④のうち

2項目以上に当てはまる 積極的支援レベル

1項目に当てはまる 動機付け支援レベル

いずれにも当てはまらない 情報提供レベル

追加リスク①~④のうち

3項目以上に当てはまる 積極的支援レベル

1~2項目に当てはまる 動機付け支援レベル

いずれにも当てはまらない 情報提供レベル

+ (1 )腹囲

(1)腹囲該当

(2)BMI 該当 ①血糖高値

②脂質異常

③血圧高値 (2 )BMI

(26)

特定保健指導終了率をみると,積極的支援は経年的にやや増加傾向にあるものの,茨城県や同規模, 全国と比べて低くなっています。動機付け支援は,平成 25年から平成 26年にかけて減少している ものの,茨城県や同規模,全国と比べて高くなっています(図表 76,図表 77)。

図表 76.積極的支援終了率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較

出典:国保データベース

図表 77.動機付け支援終了率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較

出典:国保データベース

3.9%

5.8%

7.1%

15.2% 12.5% 12.4%

9.3%

7.7%

7.6% 13.9%

13.3%

12.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

H24年度 H25年度 H26年度

積極的支援

つくば市 茨城県 同規模 全国

48.8%

51.4%

47.3%

31.1% 30.5%

32.8%

17.8%

18.0%

16.0% 25.8%

25.4%

22.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

H24年度 H25年度 H26年度

動機付け支援

(27)

積極的支援の年齢,性別の終了率をみると,男性は,50~54歳では茨城県や全国と比べて高くな っているものの,それ以外の年齢では低くなっています。女性は,40~54歳では 0%の状況であり, いずれの年代においても茨城県や全国と比べて低くなっています(図表 78,図表 79)。

図表 78.年齢階層別積極的支援終了率状況(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26年度)

出典:国保データベース

図表 79.年齢階層別積極的支援終了率状況(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26年度)

出典:国保データベース

6.5

2.2

11.8

8.3 8.8

10.1

7.7

8.4

11.9

14.8

5.4

5.1 5.2

6.6

9.8

8.6 8.6

9.6

11.2

14.8

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

0.0 0.0 0.0

15.4

4.2 10.4

11.1

12.1

19.2

17.6

8.2

6.4

9.2

8.2

12.1

10.8 10.9

12.6

16.0

18.7

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳

女性

(28)

動機付け支援の年齢,性別の終了率をみると,男性は,同規模や全国と比べて全ての年齢で終了率 は高くなっています。女性は,55~59歳を除く年齢で高くなっています(図表 80,図表 81)。

図表 80.年齢階層別動機付け支援終了率状況(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26 年度)

出典:国保データベース

図表 81.年齢階層別動機付け支援終了率状況(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26 年度)

出典:国保データベース

50.0

28.6

64.3

41.2 41.5

45.5 43.8

24.7

21.2

25.5

24.6

29.8

32.5 32.7

11.8

10.1

11.2

13.0

15.6 16.2 15.3

14.3 14.5

16.3 18.3

22.5 23.0 23.3

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

男性

つくば市 茨城県 同規模 全国

71.4

46.2

56.3

30.4

41.1

56.4

55.4

30.0

23.1

27.6

33.3

36.6

37.0 37.3

12.2 12.3 13.7

17.9

19.0

18.0

16.9

17.5 17.3

20.3

24.2

27.2

26.0

24.6

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0

40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳

女性

(29)

特定健診の問診の質問項目より,保健指導を希望するかという質問に「はい」と回答した人の割合 は,動機付け支援対象者では 37.1%,積極的支援対象者では 45.9%の者が保健指導を希望している ことがわかります(図表 82)。

図表 82.年齢・保健指導レベル別の保健指導希望者割合(質問票)(平成 27年度)

出典:本市作成 ※医療機関健診受診者のみ

<保健指導とは>

情報提供レベル

自らの身体状況を認識するとともに,健康な生活習慣の重要性に対する理解と関心を深め,生活習慣を

見直すきっかけとなるよう,健診結果の提供にあわせて,基本的な情報を提供する。

動機付け支援

対象者が自らの健康状態を自覚し,生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことが

できるようになることを目的とした保健指導プログラム。

医師,保健師または管理栄養士の面接・指導のもとに行動計画を策定し,生活習慣の改善のための

取り組みに係る動機付け支援を行う。

積極的支援

対象者が自らの健康状態を自覚し,生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことが

できるようになることを目的とした保健指導プログラム。

医師,保健師または管理栄養士の面接・指導のもとに行動計画を策定し,生活習慣の改善のための,

対象者による主体的な取組に資する適切な働きかけを相当な期間継続して行う。

はい いいえ

はいと回答 した人の割合

はい いいえ

はいと回答 した人の割合

はい いいえ

はいと回答 した人の割合

40~44歳 40 67 37.4% 8 4 66.7% 7 8 46.7%

45~49歳 52 58 47.3% 2 7 22.2% 11 10 52.4%

50~54歳 64 63 50.4% 6 5 54.5% 11 4 73.3%

55~59歳 83 114 42.1% 6 7 46.2% 7 10 41.2%

60~64歳 221 397 35.8% 13 27 32.5% 14 27 34.1%

65~69歳 465 865 35.0% 47 81 36.7%

70~74歳 408 783 34.3% 37 71 34.3%

合計 1,333 2,347 36.2% 119 202 37.1% 50 59 45.9%

情報提供 動機付け支援 積極的支援

(30)

(2)特定保健指導の効果

平成 26年度の特定保健指導対象者について,指導実施者と未実施者の翌年度の健診検査値を確認 します。積極的支援の指導実施者は,指導未実施者に比べ,腹囲,BMI,収縮期血圧,中性脂肪, HbA1c について,検査値平均がより大きく改善していますが,有意差はありません。また,動機付け支援の 指導実施者は,指導未実施者に比べ,腹囲,BMI,収縮期血圧,拡張期血圧,中性脂肪, HbA1cに ついて,検査値平均がより大きく改善しています。とくにHbA1c については,有意差*(p.115用 語集参照)があります。特定保健指導の実施により,一定の検査値改善が認められることがわかりま す(図表 83,図表 84)。

図表 83.平成 26 年度特定保健指導実施・未実施者(積極的支援)の翌年度の健診検査値平均の変化

出典:本市作成

図表 84.平成 26 年度特定保健指導実施・未実施者(動機付け支援)の翌年度の健診検査値平均の変化

出典:本市作成

腹囲(cm) -2.35( -1.00 ) -1.12( -1.00 ) 0.53

BMI(%) -0.44( -0.45 ) -0.27( -0.10 ) 0.72

収縮期血圧(mmHg ) -5.20( -5.50 ) -2.04( -2.50 ) 0.26

拡張期血圧(mmHg ) -0.70( 0.50 ) -1.61( -1.00 ) 0.61

中性脂肪 -0.06( -0.05 ) -0.04( -0.05 ) 0.61

HD L(mg /dl ) 1.75( -1.00 ) 1.37( 1.00 ) 0.71

LDL(mg /dl) 1.20( 2.00 ) 1.17( 2.00 ) 0.88

HbA1c(%) -0.08( -0.10 ) -0.01( 0.00 ) 0.44

検査項目 p値

有意差

(p値<0.05) 変化量

H 26⇒H 27の

平均値(中央値) 保健指導なし 186人

変化量

H 26⇒H 27の

平均値(中央値) 保健指導あり 20人

腹囲(cm) -1.05( -1.00 ) -0.82( -1.00 ) 0.19

BMI(%) -0.13( -0.10 ) -0.06( -0.10 ) 0.22

収縮期血圧(mmHg ) -0.59( 0.00 ) 0.10( 0.00 ) 0.70

拡張期血圧(mmHg ) -0.49( 0.00 ) -0.19( 0.00 ) 0.86

中性脂肪 -0.03( -0.02 ) -0.01( 0.00 ) 0.06

HD L(mg /dl ) 0.98( 1.00 ) 0.30( 0.00 ) 0.15

LDL(mg /dl) -2.14( -1.00 ) -3.40( -1.00 ) 0.72

HbA1c(%) -0.17( -0.10 ) 0.03( 0.00 ) 0.00

*

検査項目 p値

有意差

(p値<0.05) 保健指導なし 351人

変化量

H 26⇒H 27の

平均値(中央値) 保健指導あり 359人

変化量

H 26⇒H 27の

(31)

次に,平成 26年度の特定保健指導実施者について,翌年度の保健指導レベルを確認します。 平成 26年度積極的支援実施者では,平成 27年度の健診において 25.0%が動機付け支援,20.0% が情報提供(服薬なし)に改善しており,指導未実施者と比べ,動機付け支援及び情報提供(服薬な し)に改善する割合が高くなっています。一方,動機付け支援実施者と未実施者ではあまり差は見ら れませんでした。

また,情報提供(服薬なし)該当者のうち 0.6%が積極的支援に,4.1%が動機付け支援に悪化して います(図表 85)。

以上のことから,積極的支援該当者には保健指導の利用を働きかけ,情報提供該当者には,ポピュ レーションアプローチ*(p.115用語集参照)の工夫などを行い悪化を防ぐ必要があります。

図表 85.平成26年度特定保健指導実施・未実施者の翌年度健診での保健指導レベルの変化

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

平成26年度 平成27年度

積極的 支援

動機付け 支援

情報提供 服薬なし

情報提供 服薬あり

積極的支援 206 指導実施 20 9 5 4 2

45.0% 25.0% 20.0% 10.0%

指導未実施 186 97 44 33 12

52.2% 23.7% 17.7% 6.5%

動機付け支援 710 指導実施 359 16 236 79 28

4.5% 65.7% 22.0% 7.8%

指導未実施 351 15 213 82 41

4.3% 60.7% 23.4% 11.7%

情報提供

服薬なし 3,675 22 151 3,347 155

0.6% 4.1% 91.1% 4.2%

情報提供

服薬あり 3,548 5 24 80 3,439

(32)

レセプトと健診の状況把握

ここでは,ICD-10(国際疾病分類)による傷病名に基づき,生活習慣病の基礎疾患となる3疾患 (糖尿病,高血圧症,脂質異常症)を図表 86のとおりとしています。

図表 86.生活習慣病の基礎疾患となる 3疾患

疾病 ICD-10による傷病名

高血圧症 本態性(原発性)高血圧症,高血圧性心疾患 等

糖尿病

インスリン非依存性糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性神経障害,糖尿病性網膜症を

含む),栄養障害に関連する糖尿病 等

脂質異常症 リポ蛋白代謝障害及びその他の脂質血症

平成 27年度特定健診の検査結果とレセプトの状況より,生活習慣病の基礎疾患となる 3疾患のリ スクについて,フローチャートを用いて確認します。なお,治療の有無については,平成 27年度に 生活習慣病基礎疾患である 3疾患(図表 86)の医療費が発生しているかどうかで判断しています。

血圧検査実施者では,3疾患のいずれかを治療中で,かつ高血圧症の治療がない者の中に,Ⅱ度高 血圧の者が33人,Ⅲ度高血圧の者が1人います。また,積極的支援,動機付け支援該当者のうち, 指導未実施者でⅢ度高血圧以上の者が 5人(積極的支援未実施者 1人,動機付け支援未実施者 4人) おり,情報提供者のうち,Ⅲ度高血圧以上の者が 9人います(図表 87)。

図表 87.高血圧症リスクフローチャート(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

血圧分類 血圧値

11,225

6,73560.0% 4,490 40.0%

情報提供 動機付け支援

3疾患治療なし 3疾患治療中

4,38439.1% 2,35120.9% 3,63432.4%

高血圧治療中

高血圧治療なし

(糖尿病・脂質異常症治療中)

積極的支援

208 1.9%

特定保健指導実施 特定保健指導未実施 特定保健指導実施 特定保健指導未実施

6435.7% 2131.9%

196 1.7% 447 4.0% 5 0.0%

80 0.7% 6,62759.0%

正 常 高 値 1,22110.9% 433 3.9%

23.8% 106 0.9% 195 1.7% 1

正 常 血 圧 1,90417.0% 1,66914.9% 2,672

3 0.0%

Ⅰ 度 1,088 9.7% 215 1.9% 331

0.1% 283

61 0.5% 2,447

558 5.0% 51 0.5% 120 1.1%

Ⅲ 度 17 0.2% 1 0.0% 9

0 0.0% 11

0.0% 1

0.1% 1 0.0%

Ⅱ 度 154 1.4% 33 0.3%

4 0.0% 0

血圧検査実施者数

2.5%

64 0.6% 2 0.0% 19 0.2%

0.0% 33 0.3%

0.0% 55 0.5% 1,83516.3%

2.9% 36 0.3% 109 1.0% 1

21.8%

0.0%

(33)

HbA1c(NGSP値)検査実施者では,3疾患のいずれかを治療中で,かつ糖尿病の治療がない者 の中に,HbA1c8.0%以上の者が 1人います。また,積極的支援,動機付け支援該当者のうち,指導 未実施者でHbA1c8.0%以上の者が8人(積極的支援未実施者4人,動機付け支援未実施者4人) おり,情報提供者のうち,HbA1c8.0%以上の者が 13人います(図表 88)。

図表 88.糖尿病リスクフローチャート(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

9,934

3疾患治療なし

5,81758.6% 4,117 41.4%

動機付け支援 積極的支援

3疾患治療中

3,31733.4% 2,50025.2% 3,32633.5%

糖尿病治療なし

(高血圧・脂質異常症治療中)

情報提供

糖尿病治療中

194 2.0%

特定保健指導実施 特定保健指導未実施 特定保健指導実施 特定保健指導未実施

592 6.0 % 199 2.0%

196 2.0% 396 4.0% 5 0.1%

0.0% 51 0.5% 3,76237.9%

5 . 6 ~ 5 . 9 % 1,07710.8% 1,06010.7%

17.6% 50 0.5% 119 1.2% 1

~ 5 . 5 % 762 7.7% 1,03310.4% 1,746

4 0.0% 93 0.9% 3,78938.1%

1,25412.6% 106 1.1% 195 2.0%

1,49015.0%

6 . 5 ~ 6 . 9 % 386 3.9% 38 0.4%

2.8% 28 0.3% 66 0.7% 0

6 . 0 ~ 6 . 4 % 717 7.2% 364 3.7% 277

0 0.0%

24 0.2% 9 0.1% 6 0.1%

0.0% 38 0.4%

8 .0 % ~ 86 0.9% 1 0.0%

0.1% 1 0.0% 6

7 . 0 ~ 7 . 9 % 289 2.9% 4 0.0% 12

HbA1c検査実施者数

4 0.0% 110 1.1%

13 0.1% 2 0.0% 4 0.0%

0.0% 2 0.0% 314 3.2% 0.1% 0

0 0.0%

6 0.1% 469 4.7%

(34)

中性脂肪検査実施者では,3 疾患のいずれかを治療中で,かつ脂質異常症の治療がない者の中に, 中性脂肪 1,000g/dl 以上の者はいません。しかし積極的支援,動機付け支援該当者のうち,指導未 実施者で中性脂肪1,000g/dl以上の者が1人(積極的支援未実施者)おり,情報提供者のうち,中 性脂肪 1,000g/dl以上の者が 2人います(図表 89)。

図表 89.脂質異常症(中性脂肪)リスクフローチャート(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

11,225

3疾患治療中 3疾患治療なし

6,73560.0% 4,490 40.0%

脂質異常症治療中

脂質異常症治療なし

(高血圧・糖尿病治療中)

情報提供 動機付け支援 積極的支援

4,49140.0% 2,24420.0% 3,634

0.0% 208 1.9%

特定保健指導実施 特定保健指導未実施 特定保健指導実施 特定保健指導未実施

32.4% 6435.7% 213 1.9%

196 1.7% 447 4.0% 5

71 0.6% 9,13981.4%

1 5 0 ~ 2 9 9 880 7.8% 330 2.9%

29.0% 139 1.2% 310 2.8% 2

1 5 0 未 満 3,47731.0% 1,88216.8% 3,258

2 0.0%

3 0 0 ~ 3 9 9 67 0.6% 19 0.2% 18

0.1% 112

115 1.0% 1,839

342 3.0% 49 0.4% 121 1.1%

1 , 0 0 0 以 上 3 0.0% 0 0.0% 2

1 0.0% 8

0.0% 1

0.0% 0 0.0%

4 0 0 ~ 9 9 9 64 0.6% 13 0.1%

0 0.0% 0

中性脂肪検査実施者数

1.0%

14 0.1% 2 0.0% 10 0.1%

0.0% 6 0.1% 0.0% 13 0.1% 129 1.1% 0.2% 6 0.1% 6 0.1% 0

16.4% 0.0%

中 性 脂肪

m g / dl

(35)

次に,CKD(慢性腎臓病)の重症度について確認します。ステージを色分けして分類しており,緑 色はリスクが最も低い状態で,黄色,橙色,赤色となるほど,末期腎不全などのリスクが高くなるこ とを示しています。重症度分類(赤色)に該当する者は 81人,重症度分類(橙色)に該当する者は 180人います(図表 90)。

CKD は,腎機能低下が慢性的に続く状態のことであり,自覚症状がないため,気づかずに進行し やすく,現在全国に 1,330万人(成人 8人に 1人)いると考えられています。重症化すると透析治 療が必要な腎不全となるため,重症化を予防することが必要です。

図表 90.CKDの重症化状況(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

9 , 1 8 7 8,890 187 110

1 0 0 % 96 .8% 2 .0 % 1 .2 %

1,022 991 25 6

1 1.1 % 10 .8% 0 .3 % 0 .1 %

6,875 6,725 101 49

7 4.8 % 73 .2% 1 .1 % 0 .5 %

1,157 1,084 48 25

1 2.6 % 11 .8% 0 .5 % 0 .3 %

106 77 11 18

1.2 % 0 .8% 0 .1 % 0 .2 %

20 11 1 8

0.2 % 0 .1% 0 .0 % 0 .1 %

7 2 1 4

0.1 % 0 .0% 0 .0 % 0 .0 %

重症度分類

(緑色)

重症度分類

(黄色)

重症度分類

(橙色)

重症度分類 (赤色)

7,716 1,210 180 81

84.0% 13.2% 2.0% 0.9%

尿検査・GFR

ともに実施

A1

(-)o r(±)

A2

(+)

A3

(2+)以上

G2

正常

または軽度

60-90

未満 GFR区分

(ml /分/1.73㎡)

尿蛋白区分

G1

正常

または高値

90以上

G4 高度低下

15-30

未満

G5

末期腎不全

(ES KD)

15未満 G3a

軽度~

中等度低下

45-60

未満

G3b

中等度~

高度低下

30-45

(36)

CKDの重症度分類(赤色)該当者 81人のうち,HbA1c 検査実施者 58人について,糖尿病フロ ーチャートを用いて確認します。HbA1c 8.0%以上の者は 1人おり,糖尿病治療中となっています。 情報提供者のうち HbA1c6.5~6.9%の者が 1人います(図表 91)。

図表 91.CKD重症者(赤色)の糖尿病フローチャート(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

335 6.9% 203 4.5% 3 5 .2%

HbA1c検査実施者数

糖尿病治療中 動機付け支援

58

539 1.4% 5 8 .6 %

3疾患治療なし 3疾患治療中

糖尿病治療なし

(高 血圧・脂質異常症治療 中)

情報提供

1 1.7%

特定保健指導実施 特定保健指導未実施 特定保健指導実施 特定保健指導未実施

1 1 .7 % 11.7%

0 0 .0 % 1 1.7 % 0 0.0%

積極的支援

0.0% 0 0.0% 1932.8 %

91 5.5% 5 8.6%

1 .7% 0 0 .0 % 1 1.7 % 0 61 0.3% 111 9.0% 1

0 0.0% 1 1.7% 1627.6 %

1 1 .7% 0 0 .0 % 0 0.0 %

1424.1 %

0 0.0% 0 0.0%

0 .0% 0 0 .0 % 0 0.0 %

0 .0 % 0

4 6.9% 0 0.0% 0

1 1 .7% 0 0 .0 % 0 0.0 %

3 5.2% 0 0.0%

5 . 6 ~ 5 . 9 % ~ 5 . 5 %

6 . 5 ~ 6 . 9 %

6 . 0 ~ 6 . 4 % 101 7.2% 4 6.9% 0

8 . 0 % ~ 7 . 0 ~ 7 . 9 %

1 1.7 %

0 0 .0% 0 0 .0 % 0 0.0 %

0.0% 0 0.0% 4

1 1.7% 0 0.0%

0 .0% 0 0.0 % 0 6.9 %

0 0.0%

0 0.0% 4 6.9 %

0 0.0%

0 0.0%

(37)

CKDの重症度分類(橙色)該当者 180人のうち,HbA1c検査実施者 179人については,3疾 患治療なしでHbA1c 8.0%以上の者が1人,HbA1c7.0~7.9%の者が1人います。(図表 92)。

図表 92.CKD重症者(橙色)の糖尿病フローチャート(平成 27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

3疾患治療中にも関わらず検査値高値の者については,レセプトの内容を確認し,必要に応じてフ ォローを行うことが必要です。また,3疾患の治療がなく,検査値高値の者については,医療機関で の早期受診を勧めることが必要です。

HbA1c検査実施者数

179

14882 .7 % 31

10558.7% 4324 .0 % 191 0.6%

3疾患治療なし 3疾患治療中

糖尿病治療中

17.3%

0.6 %

特定保健指導実施 特定保健指導未実施 特定保健指導実施 特定保健指導未実施

11 6.1% 10.6%

4 2.2% 7 3.9% 0 0.0%

2212.3% 2011 .2 % 9

0 0.0%

糖尿病治療なし

(高血圧・脂質異常症治療 中)

情報提供

1

動機付け支援 積極的支援

6033.5%

8 4.5% 2 1.1% 2 1.1%

0.0% 0 0.0 % 5329.6% 5.0% 1 0.6% 1 0.6% 0

2212.3% 5 2 .8 % 2

0 0.0%

0 0.0 %

3016.8% 1810 .1 %

7.8%

0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%

0.0% 0 0.0 % 3217.9% 1.1% 0 0.0% 3 1.7% 0

3.9%

0 0.0% 1 0.6% 0 0.0%

0.0% 0 0.0 % 13 7.3% 0.0% 0 0.0% 1 0.6% 0

0

0 0.0%

5 . 6 ~ 5 . 9 % ~ 5 . 5 %

6 . 5 ~ 6 . 9 % 6 . 0 ~ 6 . 4 %

8 . 0 % ~ 7 . 0 ~ 7 . 9 %

0 0.0 % 7 6 3.4% 0 0 .0 %

12 6.7% 0 0 .0 %

1 0.6 % 14 13 7.3% 0 0 .0 %

(38)

後発医薬品使用状況

後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用状況を確認します。後発医薬品の数量シェア*(p.115用 語集参照)は,平成 28年3月時点で 65.0%となっています(図表 93)。

厚生労働省は平成 25年 4月に「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し 取組を進めており,平成 27年 6月の閣議決定において,平成 29年度に 70%以上とするとともに, 平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする数量シェア目標を 定められました。目標の実現に向け,引き続き,後発医薬品の使用促進のための施策に取り組む必要 があります。

図表 93.後発医薬品数量ベース診療年月別切替状況

出典:本市作成

後発医薬品新指標の数量シェア

=後発医薬品/(後発医薬品のある先発医薬品+後発医薬品)

54.1 55.9

57.6 57.8

58.6 58.8

59.9 60.0

61.4 61.1 61.4 60.7 61.1 60.8 61.5 60.6

61.5 61.5

62.2 62.4

63.7

64.4 64.2

65.0 50.0 55.0 60.0 65.0 70.0 4

月 5

月 6

月 7

月 8

月 9

月 1

0

月 1

1

月 1

2

月 1

月 2

月 3

月 4

月 5

月 6

月 7

月 8

月 9

月 1

0

月 1

1

月 1

2

月 1

月 2

月 3

通知発送 通知発送

平成26年度 平成27年度

(39)

重複・頻回受診の状況

医療費適正化及び服薬アドヒアランス(患者の理解,意思決定,治癒協力に基づく内服遵守)の観 点から,調剤レセプトを確認します。

同一診療月に調剤薬局を5つ以上利用している受診者は,高齢になるほどやや多くなり,70~74 歳では 20人が該当します。そのうち 6人については,2か月以上の期間で調剤薬局を5つ以上利用 しています(図表 94)。

高齢者にとって,過少でも過剰でもない適切な医療及び QOL(生活の質)を大切にする医療が最善 の医療である,と日本老年医学会の立場表明で述べられています。多くの診療科に受診している高齢 者には,処方を一元管理し,治療目標や生活状況を考えながら治療薬の取捨選択を行い,必要な場合 に疾患別専門医に意見を求めることが重要です。

図表 94. 同一診療月に調剤薬局を5つ以上利用している受診者の人数(平成27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

2

0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 13

3

1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 14

3

1 1

0 0 0 1

0 0 0 0

0 2 4 6 8 10 12 14 16 1 か 月

2 か 月

3 か 月

4 か 月

5 か 月

6 か 月

7 か 月

8 か 月

9 か 月

1 0 か 月

1 1 か 月

1 2 か 月

1 か 月

2 か 月

3 か 月

4 か 月

5 か 月

6 か 月

7 か 月

8 か 月

9 か 月

1 0 か 月

1 1 か 月

1 2 か 月

1 か 月

2 か 月

3 か 月

4 か 月

5 か 月

6 か 月

7 か 月

8 か 月

9 か 月

1 0 か 月

1 1 か 月

1 2 か 月

(40)

同一診療月に同一薬効で3剤以上(内服薬に限る)処方されている者は,高齢になるほど多くなり, 10剤以上処方されている者が 60~64歳では 2人,65~69歳では 1人,70~74歳では 1人い ます(図表 95)。

これらの者は,複数の医療機関から,気づかずに同一薬効の薬剤を処方されていることが考えられ ます。

図表 95. 同一診療月に同一薬効で3剤以上処方されている受診者の人数(平成27年度)

( 単位: 人 ) 出典:本市作成

498

170

52

15 2 1 1 2

1,019

333

95 29

9 2 3 1

1,246

420

119

36

10 8 5 1

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 3 剤

4 剤

5 剤

6 剤

7 剤

8 剤

9 剤

1 0 剤 以 上

3 剤

4 剤

5 剤

6 剤

7 剤

8 剤

9 剤

1 0 剤 以 上

3 剤

4 剤

5 剤

6 剤

7 剤

8 剤

9 剤

1 0 剤 以 上

(41)

重複受診者(同一疾病による 2か所以上の医療機関)を確認すると,最も人数が多いのが高血圧症 で,次に喘息,糖尿病,ウィルス肝炎となっています(図表 96)。

図表 96. 重複受診者(2か所以上の医療機関受診)の疾病別人数ランキング(平成 27年度)

出典:本市作成

<重複受診者>

1か月に同一疾病(ICD-10)で 2か所以上の医療機関を受診していて,その状態が平成 27年度に3か

月以上発生した人数を疾病(ICD-10)別に集計。ただし,平成 27年度に入院レセプトが発生した人を除

く。5人以下の疾病はその他とする。

ランキング 疾病名称(ICD -10)

人数 (人)

レセプト件数 (件)

医療費 (円)

1 本態性(原発性<一次性>)高血圧(症) 16 132 1,392,050

2 喘息 14 114 1,282,730

3 詳細不明の糖尿病 12 96 1,380,110

4 慢性ウイルス肝炎 10 101 4,180,170

5 うつ病エピソード 7 77 657,750

6 統合失調症 6 65 1,242,050

6 睡眠障害 6 107 293,710

6 血管運動性鼻炎およびアレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 6 26 150,380

6 その他の網膜障害 6 48 3,170,810

その他 69 415 10,899,470

(42)

頻回受診者を確認すると,最も人数が多いのが膝関節症で,次に高血圧症,脊椎障害と続いていま す。(図表 97)。

図表 97. 頻回受診者の疾病別人数ランキング(平成27年度)

出典:本市作成

<頻回受診者>

ランキング 疾病名称(ICD -10)

人数 (人)

レセプト件数 (件)

医療費 (円)

1 膝関節症[膝の関節症] 52 221 5,813,460

2 本態性(原発性<一次性>)高血圧(症) 38 139 1,681,570

3 その他の脊椎障害 28 121 2,884,100

4 慢性腎不全 25 144 54,627,180

5 脊椎症 19 95 2,163,470

6 リポたんぱく<蛋白>代謝障害およびその他の脂(質)血症 18 54 1,003,530

7 結膜炎 16 29 169,890

8 緑内障 15 31 325,630

8 骨粗しょう<鬆>症<オステオポローシス>,病的骨折を伴わないもの 15 45 1,124,440

8 詳細不明の糖尿病 15 49 859,990

11 血管運動性鼻炎およびアレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 13 40 430,530

12 多部位および部位不明の急性上気道感染症 12 26 392,200

13 胃の悪性新生物 11 14 408,940

13 その他の網膜障害 11 18 295,190

13 背部痛 11 30 553,060

16 肩の傷害<損傷> 10 24 513,950

16 喘息 10 37 602,130

18 その他の皮膚炎 9 20 193,760

18 その他の椎間板障害 9 27 812,790

18 その他の表皮肥厚 9 19 158,160

18 インスリン非依存性糖尿病<NID D M> 9 43 565,750

18 狭心症 9 14 289,270

18 脳梗塞 9 11 214,570

24 胃炎および十二指腸炎 8 18 240,540

24 その他の白内障 8 11 369,020

24 統合失調症 8 56 9,261,110

24 涙器の障害 8 28 336,270

24 慢性副鼻腔炎 8 21 1,583,100

29 部位不明の損傷 7 15 432,770

29 屈折および調節の障害 7 8 53,960

29 うつ病エピソード 7 36 962,090

29 その他の多発(性)ニューロパチ<シ>ー 7 14 233,600

33 睡眠障害 6 11 177,590

33 前立腺の悪性新生物 6 9 191,050

33 急性気管支炎 6 7 127,630

33 胃潰瘍 6 8 169,890

33 胃食道逆流症 6 16 164,410

その他 271 518 13,621,970

(43)

第3章

課題と対策

課題と対策の設定

現状分析から,本市の課題と対策を以下のようにまとめました。

課題 対策の方向性

1. つくば市人口は平成 15 年以降,年々増加してお り,39歳以下の割合が高い(図表 4)。

2. 平均寿命と健康寿命の差は,男性は 14.1歳で,茨 城県よりも長い。女性は 19.9 歳で茨城県や同規 模,全国よりも長く,医療や介護が必要な期間が長 い(図表 5,図表 6)。

市民が健康でいきいきとした生 活を送れるよう,健康寿命を延 ばす取組みが必要である。 (課題 1,2)

1. 被保険者の年齢構成は,男性は 39歳以下の割合が 高く,女性は 65~74歳の割合が高い(図表 10,

図表 11)。

2. 被保険者数は平成 25 年度から平成 27 年度にか けて緩やかに減少しているものの,65歳以上の被 保険者数が年々増加している(図表 12)。 3. 医療費は経年で増加傾向であり,65歳以上の医療

費が全体の医療費を押し上げている(図表 13)。 4. 要介護認定者数は平成 26 年度と平成 27 年度を

比較するとやや減少している。要介護認定者の約半 数が高血圧症,心臓病,筋・骨格で医療機関を受診 している(図表 14,図表 15)。

高齢者の医療費の上昇を抑える ような取組みが必要である。 (課題1,2,3)

図表  32.被保険者数に対する生活習慣病関連疾患受診者数の割合(女性) (平成 28 年 5 月診療分)  出典:国保データベース 0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%70.0%30~34歳35~39歳40~44歳45~49歳50~54歳55~59歳60~64歳65~69歳70~74歳女性生活習慣病糖尿病高血圧症脂質異常症脳血管疾患虚血性心疾患
図表  63.質問票の回答状況(喫煙) (女性)  茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)  出典:国保データベース  図表  64.年齢階層別質問票の回答状況(喫煙) (女性)  茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)  (  単位:  %  ) 出典:国保データベース 4.4%5.1%5.7%6.0%0.0%10.0%20.0%30.0%喫煙女性つくば市茨城県同規模全国15.7 14.0 12.8 8.2 4.7 2.6 1.8 18.4 15.9 12.4 7.8 4.5 3.3
図表  67.質問票の回答状況(睡眠) (女性)  茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)  出典:国保データベース  図表  68.年齢階層別質問票の回答状況(睡眠) (女性)  茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)  (  単位:  %  ) 出典:国保データベース 30.7%27.7%26.8%26.3%0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%睡眠不足女性つくば市茨城県同規模全国42.5 42.9 45.9 35.3 35.0 29.0 24.6 34.9 38.6 40

参照

関連したドキュメント

肝細胞癌は我が国における癌死亡のうち,男 性の第 3 位,女性の第 5 位を占め,2008 年の国 民衛生の動向によれば年に 33,662 名が死亡して

又肝臓では減少の傾向を示せるも推計学的には 有意の変化とは見倣されなかった.更に焦性葡

および皮膚性状の変化がみられる患者においては,コ.. 動性クリーゼ補助診断に利用できると述べている。本 症 例 に お け る ChE/Alb 比 は 入 院 時 に 2.4 と 低 値

例えば、EPA・DHA

政治エリートの戦略的判断とそれを促す女性票の 存在,国際圧力,政治文化・規範との親和性がほ ぼ通説となっている (Krook

いられる。ボディメカニクスとは、人間の骨格や

17‑4‑672  (香法 ' 9 8 ).. 例えば︑塾は教育︑ という性格のものではなく︑ )ット ~,..

分だけ自動車の安全設計についても厳格性︑確実性の追究と実用化が進んでいる︒車対人の事故では︑衝突すれば当