• 検索結果がありません。

トップメッセージ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "トップメッセージ"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

JGC CORPORATION

03

エンジニアリングと

プロジェクトマネジメントの力で

持続可能な社会の実現に貢献していきます。

遥か大英帝国の時代から、農業、工業、商業となら び、社会のインフラづくりに貢献し、国を統治するた めに重要な役割を果たしてきたエンジニアリング。

日揮グループは、このエンジニアリングを駆使し て、これまで世界各地でエネルギー生産プラントや 産業施設を設計・建設し、各国の産業化に貢献して きました。

石油や天然ガスなどのエネルギー生産プラントの 設計・建設においては、「エネルギーの効率的生産 (Energy)」、「経済性の確保(Economy)」、「環境や 社会への配慮(Environment & Society)」が不可欠 です。日揮グループは、これらを同時に達成すべく、 「エンジニアリング(Engineering)」を最大限に駆使

しています。日揮グループの企業理念である「エン ジニアリング業をコアとするグローバルな企業とし て、永続的な発展を目指し、世界経済と社会の繁栄 ならびに地球環境保全に貢献する」は、まさにこの ようなエンジニアリングの役割を認識し、定めたも のです。

現在では日揮グループは、さまざまな産業の発展 や社会を支えるシステムの提供だけでなく、エネル ギー問題や環境問題の解決にも、このエンジニアリ ングを活用しています。例えば、クリーンなエネル ギーである LNG(液化天然ガス)の生産設備の建設 にはじまり、未利用資源の有効活用やバイオマス、 太陽光・太陽熱などの再生可能エネルギーの利用・ 開発にも、エンジニアリングはなくてはならない存 在です。水質浄化や土壌浄化、大気汚染防止、省エ ネルギー化や廃棄物の無害化などにもエンジニアリ ングの力が活かされています。さらに、エネルギー 分野におけるエンジニアリングへのニーズは、昨年 の東日本大震災以後、電力不足への対応などますま す強くなっています。

加えて、経済成長著しい新興国では、エネルギー効

率が高く、かつ環境に優しい持続可能な都市づくり が急務となっており、こうした分野でエンジニアリ ングをはじめとする各種サービス、プロジェクトマ ネジメント力が強く求められるようになっています。

2011 年度を初年度とする 5 年間の中期経営計 画「New Horizon 2015」では、エンジニアリング の対象領域をさらに拡大させ、各種プラントの設 計・調達・建設(EPC)事業をコアとしつつも、投資 事業や企画・マネジメントサービスを手掛ける新し い企業体「Program Management Contractor & Investment Partner」への変貌を目指しています。

2011 年度、EPC 事業においては、国際石油開 発帝石(株)がオーストラリアで推進するイクシス LNG プロジェクトにおける、陸上 LNG プラント建 設プロジェクトを受注しました。このプラントから 生産される LNG の 7 割相当は日本に向けて輸出さ れ、日本のエネルギー政策推進の一翼を担う意義深 いプロジェクトです。

投資事業においては、スペインで進めていた太陽 熱発電事業で商業運転を開始しました。地域のエネ ルギーの安定供給に資するだけでなく、温暖化ガス 削減にも貢献するプロジェクトとして、地球環境保 全にも貢献しています。加えて、インドネシアで進 めていた低品位炭を原料とする石油代替燃料 JGC Coal Fuel(JCF®)の実証プラントが完成し、商業化

に向けた大きな一歩を踏み出すことができました。 未利用の低品炭を有効活用するだけでなく、成長著 しいインドネシアの経済発展を支え、エネルギー安 定供給にもつながります。

また、日揮のコア事業である EPC 事業において、 近年顧客がコントラクターに求める HSE(健康・安 全・環境)に関する要求は、その質、範囲の両面にお いて、かつてないほど進化するとともに、重要度が

広がるエンジニアリングの活躍の場

(2)

Environmental & Social Report 2012 04

高まっています。今回本報告書では、当社が HSE 分 野における世界 No.1 コントラクターになるべく、 積極的に進めてきた活動内容を紹介させていただき ました。その根底には、“安全は強制されるもの”で はなく、“自ら選択するもの”という一人ひとりの姿 勢の変革を通して、組織(集団)全体の安全文化を構 築していくという方針があります。

日揮グループは、2011 年 4 月に「日揮グループ CSR 基本方針」と「社会貢献活動の 4 つの重点分野」 を定めました。日揮グループの CSR に対する基本 的な考え方は、私たちが手掛けるエネルギー・産業 設備には、「環境や社会への配慮」が不可欠であり、 だからこそ、設備のオーナーだけでなく、従業員、受 益者、地域社会の人たちなど幅広い人々に安全と安 心が確保された最適な設備・サービスを提供する必 要があるというものです。社会貢献活動では、環境、 教育、科学技術そして地域貢献の 4 点を重点分野と しています。本報告書では、当社の地元である横浜 での活動のほか、海外建設現場、国内外子会社にお ける活動の一部を報告いたしました。

現在、日本をはじめ世界は、エネルギーや環境、社 会に関する多くの問題に直面しています。日揮グ ループは、長年培ってきたエンジニアリング力とプ ロジェクトマネジメント力を発揮して、これらの多 くの課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現 に向けて、より一層の努力を続けてまいります。

日揮株式会社 代表取締役会長

 

竹内 敬介

参照

関連したドキュメント

えて リア 会を設 したのです そして、 リア で 会を開 して、そこに 者を 込 ような仕 けをしました そして 会を必 開 して、オブザーバーにも必 の けをし ます

料金算定期間 前回検針計量日 ~ 9月4日 基本料金 前回検針計量日 ~ 9月4日 電力量料金 前回検針計量日 0:00 ~ 9月4日

「新老人運動」 の趣旨を韓国に紹介し, 日本の 「新老人 の会」 会員と, 韓国の高齢者が協力して活動を進めるこ とは, 日韓両国民の友好親善に寄与するところがきわめ

ここでは 2016 年(平成 28 年)3

何人も、その日常生活に伴う揮発性有機 化合物の大気中への排出又は飛散を抑制

何人も、その日常生活に伴う揮発性有機 化合物の大気中への排出又は飛散を抑制

⑤  日常生活・社会生活を習得するための社会参加適応訓練 4. 

「2008 年 4 月から 1