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2008 年度事業報告書

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Academic year: 2022

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2008 年度事業報告書

病児・障害児のきょうだいに対する支援活動

のびのびヒーローズ・ダダ

(2)
(3)

はじめに

「2008 年 4 月から 1 年間、日本財団の助成金がつきました」と報告を受けた時は、正直いって どうしたものかと思いました。やりたいことは沢山思いつきますが、実際にきょうだい児本人た ちがやりたいことなのか暗中模索状態だからです。計画を書き出してみたものの、実現する には多くの協力を必要とすることばかりでもあったからです。難病児・障害児のきょうだいは、

きょうだいどうしの関わりの中で、かけがえのない喜びや耐え難いつらい思いを経験します。

私たちはその経験や思いを自然な形で無理なく共有できる場を作ることで、きょうだいたちが 自らの人生を見つめ、振り返り、将来を考える手助けをしたいと考えています。

難病児・障害児の家族支援の重要性については既に語り尽くされ、医療・福祉や家族会・親 の会が手を組んで活動している図がありますが、彼らの目的は難病児・障害児本人のケアで す。「きょうだい」も含めた家族支援を実現していくためには、私たちのような団体が活動を行 い、広めて行くことが重要です。しかし、設立間もない団体が、目新しい理念を掲げて活動を 続けていくことは容易ではありません。幸運にも、私たちは助成金をいただくことで活動を続 ける自信という無形の財産をいただくことができました。ありがとうございました。

ここで報告させてもらったものは、キャンプ2回とインタビュー2回です。これから何が成果だと 思われるでしょうが、きょうだい児が確実に成長していることだけでもおわかりいただけたら幸 いです。

のびのびヒーローズ・ダダ 服部いづみ

(4)

目 次

なつキャンプ 2008 案内 ... 2

なつキャンプ日記 ... 4 ファシリテーターの感想 ... 13 参加児童へのインタビュー その1 ... 15 参加児童へのインタビュー その2 ... 33 はるキャンプ 2009 案内 ... 35

はるキャンプ日記 ... 36

(5)

病気や障害をもつ子どものきょうだいを対象に、ロッジを借り切って宿泊ワークショップを開催します!!

今回は、自然の中で劇作り体験をして遊びますよ~

² 日常生活から脱出したい人

² 他のきょうだいと時間を過ごしたい人

² 夏休みの思い出を作りたい人

² もやもやした気分を吹き飛ばしたい人

² 自分をだすのが苦手な人

² いつもと少し違う遊びに興味がある人

² 「役」を演じてみたい人 など、じゃんじゃん申し込んでくださ~い!

場 所:国立信州高遠青少年自然の家 http://takato.niye.go.jp

(長野県伊那市高遠町藤沢6877-11、電話0265-96-2525)

集合地:8月22日(金)朝10時東京駅集合 解散地:8月24日(日)午後3時頃東京駅到着

予定日程 (交通はバス、所要時間は4時間半程度)

一日目:東京駅発→車内昼食→ロッジ到着→ドラマプログラム→夕食→敷地内散策→お風呂→ロッジ就寝 二日目:朝食→ドラプロ→昼食・自由時間→ドラプロ→自炊・夕食→ドラマ発表会→お風呂→ロッジ就寝 三日目:朝食→後片付け・連絡先交換→ドラマ最終章→ロッジ出発(車内昼食)→東京駅着

定 員 :中学生きょうだい15名 先着順ですが、申込〆切りは8月16日 参加費:20,000円(バスチャーター代、食費、旅行損害保険加入費)

事前説明会:8月17日(日)午後2時30分から文京区内で。(保護者と一緒にきてくださいね!)

場所は後日ご連絡します。

4時間半のバス移動ですので、バスに酔う人は酔い止め薬を持ってきてください。

他に熱が出た場合など、使いなれているお薬があったら、必ず持参してください。

お申し込みは裏面を使って FAX 042-576-0227 へ

“のびのびヒーローズ・ダダ” 代表:永吉美智枝、大久保豪、服部いづみ HP: http://dada2006.web.fc2.com/ Eメール:dada2006@mail.goo.ne.jp

根岸理恵…上智大文学部心理学科、ニューヨーク大大学院ドラマ セラピー専攻卒後、現在は東京インターナショナル・ラーニング・コ ミュニティや民間クリニックにて、主に発達障害をもつ子ども達とド ラマセラピーグループを実践

HP: http://dramatherapy.hp.infoseek.co.jp

井口雅子…カンザス州立大大学院にてドラマセラピー及びチャイ ルドライフプログラムを学ぶ。現在、都内教育相談センターにて心 理相談員として勤務。他、医療・福祉分野専門学校で非常勤講師 を兼任 HP: www.dramatherapy.jp

なつ体験ジャー : 平成20年8月22日(金)~24日(日)

☆ファシリテーター紹介☆

◆キャンプの募集ぼしゅうようりょう要 領

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なつ体験ジャー参加申込書

日付2008

必要事項を濃い字で記入のうえ、FAXしてください。FAX:

042-576-0227

(服部方)

のびのびヒーローズ・ダダ 行 下記の通り、申し込みます。

名 前ふ り が な □男 □女 住

ふ り

がな 〒 電 話

緊急連絡先 生年月日 平成 年 月 日 歳 l なつ体験ジャーに参加する □ ●事前説明会に参加する □ l 来年予定のふゆ体験ジャーの案内がほしい □

キャンプに期待することを教えてください。

他の参加者に知ってほしい自分を3つ紹介してください(例えば、絵を描くのが好き、呼んでほしい名前、好きな言葉と か。バスの自己紹介ゲームに使うかもしれません)。

お父様、お母様へ:お子様の状態についてご記入ください。

食物アレルギーはありますか? □はい □いいえ

具体的なアレルギー食材を教えてください。

服用中の薬はありますか? □はい □いいえ

発熱や風邪薬や車酔いで、常時使用する薬はありますか? □はい □いいえ

持参いただけると有難いですが念のため、薬品名 その他、スタッフが留意すべき点をお教えください。

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平成20年8月22日(金)~24日(日)

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8月 17 日 体験ジャー・親子説明会

1.のびのびヒーローズ・ダダの紹介

2.スタッフ紹介

服部

はっとり

いづみ 普通の OL、元ソーシャルワーカー 井口

い ぐ ち

雅子

ま さ こ

ファシリテーター兼ドラマセラピスト 根岸

ね ぎ し

理恵

ファシリテーター兼ドラマセラピスト

坂本

さかもと

扶美枝

ボランティア/チャイルドライフ・スペシャリスト

3.みなさんの自己紹介

本日は5家族にお集まりいただた。神奈川から2家族、千葉から1家族、埼玉か ら1家族、東京から1家族。

4.子どもは別室へ移動し、キャンプに向けてアイスブレーキングタイム

呼ばれたい名前を紹介し、キャンプ中のルールを皆で決め、話し合った。

5.キャンプの説明

5.1 日程 詳しくはしおりをご参照ください

8月22日(金)午前10時 東京駅 鍛冶橋駐車場 発

8月24日(土)午後4時半ごろ 東京駅 丸の内中央郵便局前 着

5.2 旅行会社 毎日コムネット

〒101-0062 千代田区神田駿河台 2-8-4F TEL:03-3292-1305

担 当:高橋さん

5.3 キャンプ中の連絡先

服部 携 帯:090-8462-5107

青少年自然の家 〒396-0301 長野県伊那市高遠町藤沢 6877-11 TEL:0265-96-2525

FAX:0265-96-2151

URL:http://takato.niye.go.jp/

(9)

5.4 諸注意・連絡事項

最寄りの病院:長藤診療所(伊那市高遠町長藤坂山 1755-1)

TEL:0265-94-2001

荷物の確認、行きのお昼代、送り迎え、ルール説明など

6.残った親同士は、日頃のきょうだい児の生活状況を話した。

きょうだい児の生活は学校の友達の生活とは違うということを親が具体的に話

し、きょうだい児の生活ぶりを共有した。

(10)

のびのびヒーローズ・ダダ 「なつ体験ジャー2008」

2008 年 8 月 22 日~24 日 2 泊 3 日 長野県 国立高遠青少年自然の家 参加者 子ども 5 名 大人リーダー4 名 バス運転手さん 1±名

~ のびのび日記 ~

8 月 22 日(木)

午前 10 時

東京駅 駐車場集合 体調を確認してから、バスに乗車。

みんな無事集合して出発!

DJ タイム

小6の二人が自主的にマイクを持って、車中 DJ を始めてくれ ました。歌まで歌ってくれて、ワクワク気分に。

お絵かき伝言ゲーム 題名を一人があげて、絵を描きながら伝言。二列に分かれて

競争。正確に伝言したチームがおかしをゲット。

首都高から中央道へ

談合坂 SA でトイレ休憩

双葉 SA 昼食休憩

ご飯を食べた後、ゆっくりと休憩して、出発。

DJ タイム Part2

さいかーい。一人ずつ都市伝説を話したり、恐い話に変わっ たり。最後は運転手さんも巻き込んでしまいました。運転手さ んの話が一番恐かった。運転手さんが、一番よくしゃべってい たっけ。

午後2時半ごろ

国立高遠青少年自然の家に到着。

ロッジへ移動

ロッジを貸しきりだったので、自分達の寝床を好きに確保。2 階は共有の広場としました。

しりとりで真剣勝負

まこちゃん&りえちゃんが敷地内を探索している間、皆が正

座でしりとりゲームをしていました。勝っている人が正座して

いて戒律の厳しいゲームでした。

(11)

午後3時 皆で外に出て、ネイチャリングの始まり~

まこちゃん&りえちゃんコンビによる

ドラマウオーミングアップ

「挨拶と皆で共有するルールの確認」 (覚えたかな?)

いろいろな歩き方で池の周りを何回もぐるぐる。木の棒を頭に のっけて歩いたり。

「だるまさんの 1 日」

「司令塔ゲーム」

「袋のものは何?」

午後5時すぎ

ちょっと遅れて夕べのつどいに参加。だーれもいませんでした。

明日は雨の気配がしたので、沢遊びの代わりにできる作品つく りの材料を探しに行きました。

夕食

食堂は他のキャンパーと一緒でにぎわっていました。バイキン グだったね。

入浴

ロッジでしばらく休憩していたら、またしりとりを始めている人 も。

午後7時半

本館の「三峰」に移動。

まこちゃん&りえちゃんコンビによる

ドラマ作りの始まり~

「今日一日で印象に残ったこと」

「サウンド&ムーブメント」 マイムのパス・動きのパス

「いろいろな歩き方」

「みんなの木」 説明会で作った大きな木に絵を描いたり。

「今日の一言」

午後9時半ごろ ロッジでトランプする人と真っ暗な敷地内を散策する人に別れ

ました。暗闇散策、懐中電灯を持っていたにんにんは恐かっ た。。。

午後11時ごろ いちおう就寝。 皆それぞれに自由にしていました。

8 月 23 日(土)

午前6時半

起床

(12)

朝食

朝のつどいに続いて、食堂でバイキング

自由時間

おみやげを探したり、敷地内を散歩したり、あと何していたのか な?

午前9時

本館「三峰」に移動

まこちゃん&りえちゃんコンビによる

ドラマ作りⅡ

「チェックイン」 (今の気持ちをカラフルなスカーフで表現)

「サウンド&ムーブメント」 動きのパス

「魔法の粘土」

「いろいろな歩き方」

「いろいろな役での即興」 (親と子ども/先生と生徒になって)

「グループストーリーメーキング」

「場面の絵」

「チェックアウト」 (今の気持ちをカラフルなスカーフで表現)

みんな、あのときの気持ちを思い出したかな~

外はあめでした。

午前12時ごろ

昼食は自然の家特製のお弁当をロッジ2階で食べました。

午後12時半から

沢遊びは断念して、作品つくり。ろうそく作ったり、ペインティン グしたり、勾玉作ったり。思い出つくりできたかな。

午後3時

自炊準備開始、作品を作り終えた人から順々に自炊場に登 場。

薪を割る人、野菜を洗う人、釜の火を起こす人、笹葉をつみに 行く人、米を洗う人、卵を洗う人、野菜を切る人、ごはんを炊く 人、親子丼を盛る人、味噌汁を作る人、いろいろやったね。火 の担当班は顔を真っ赤にしてすすだらけで頑張っていました。

ほんと、おつかれさまでしたっ。

午後6時

やっと夕食。

(13)

片付けもしっかりやりました。いろいろ教えてくださった地元の 方に感謝。いやあっー、勉強になりました。

残念だったのは、高価なスイカを割れなかったことです。

午後7時半

入浴を終えて、皆でアイスキャンディを食べました。

食べたいアイスがでてこなかったって?

まこちゃん&りえちゃんコンビによる

ドラマ作りⅢ

「チェック・イン」 (今の気持ちをカラフルなスカーフで表現)

「木の物語」 作ったね。

「木の未来」 描いたね。

「チェック・アウト」 (今の気持ちをスカーフで表現)

思い出したかな?

午後9時半

ロッジに戻って、ファッションショーを始めました。皆、個性が光 ってました。

午後11時ごろ

トランプしたり、ベッドで話していたり。好き勝手でした。

大人は疲れて眠りだしたり。

若者!?はもっとしゃべりたかったのでしょう。全員がベッドから飛 び出してきました。 そこで、就寝時間を無視して、「しゃべり場 タイム」をつくりました。

大人は、児童の気持ちを受止め、暖めて返すことができたかな。

皆、何か心の片隅に残ってくれていると嬉しいです。

8 月 24 日(日)

午前6時半 起床。 昨晩は遅くまで話していたせいか、みんなぎりぎりまで

寝ていました。

朝食

食堂でバイキング。食堂にいるキャンパーが一気に倍になり、

びっくり。

午前8時

荷物をかたづけ、2階班と1階班と手洗い班に別れて、きれい に掃除しました。時間が余ったので、振り返りメモをかきました。

ご協力ありがと!今後の参考にします。

(14)

午前9時 まこちゃん&りえちゃんコンビによる

ドラマ作り最終章 「今までの振り返り」

「スペクトグラム」

「イメージ写真撮影」

「自分へのメッセージカード」

思い出つくりはできたかなぁ。

午前11時ごろ

最後に皆でナイスショット!!

午前11時半ごろ

バスに乗り込んで、しゅっぱ~つ。

お昼ごはん 小六チームがマイク片手にバスの中を盛り上げてくれました。お

つかれさま~。 (大人は寝てしまいましたね)おなかが空いてき たので、お弁当をいただきました。外はどしゃ降りのあめ~~

ビデオ上映 ビデオ「ハリーポッター 賢者の石」 を見ました。けっこう見とれ

てしまった・・・

談合坂 SA

トイレ休憩。外は引き続きのどしゃ降り

相模湖周辺で事故のけはい。運転手さんのキテンで、進路を変更し、 関越で練馬に 出て東京駅へ。無事、約束の4時頃に到着。 運転手さんに感謝!!

午後4時すぎ

東京駅到着。家族が迎えに来てくれました。 雨は止んでいま した。皆けっこう、疲れてました。 またね~。

高遠の3日間、いままでとは違った体験をしました。ドラマつくりというもので す。ここでは、自分の気持ちを表現することを学びました。その結果、参加した中学生 や小学生でまとまろうという気持ちが強まり、最後の晩は噴火したようでした。こうい ったキャンプもあったことをときどき思い出してみてください。2008 年夏の思い出の一 ページとなることを期待しつつ。。。

成長した皆にまた、いつか会えることを楽しみにしています。

(15)

のびのびヒーローズ・ダダ

品目 入金 出金 出金小計 備考

参加費 120,000

子供5人×20,000円 大人2人×10,000円 講師2人

国内旅行傷害保険

(三井住友火災保険) 500 7,000

施設使用料 32,380

クラフト代 4,700

野外炊飯用貸出器具代 935

食材費用 5,550

お菓子代 3,890

飲料水代 4,050

救急医療薬代 3,280

ドラマ関連材料費 7,572

バス駐車代 2,800

講師お礼 20,000 40,000

運転手さんお礼 2,000 4,000 残高(バスチャーター代へ) 3,843

合  計 120,000 120,000

☆☆☆☆収支報告☆☆☆☆

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なつキャンプ 2008 のファシリテーターの感想

今回はいろいろな意味でチャンレンジをさせてもらった気がしています。

泊りでのグループワークが初めてだったので、ドラマグループでのプロセスとあわせて 刻々と変化していくグループメンバーの関係性に少々とまどったりもしました。また、そ んな中でドラマの時間の目的をどこに置いていくのかを常に考えさせられた3日間でした。

今回は「ドラマ」をすると書いてはあったものの、やはりタイトルは「キャンプ」。キャン プという言葉から様ざまなキャンプ的アクティビティを子どもたちが期待するのは自然な ことだから、その中でドラマプログラムがどのような位置づけで子どもたちに受け入れら れるのか、受け入れられていたのか、やりながらいろいろと考えさせられました。実際に、

ドラマの時間の体験が今後どう子どもたちの中に残っていくのか、いつか聞いてみたいも のです。

ルールをどう扱いどう徹底していくのか、安心感をどう作っていくのか、

常にチャレンジだったように思います。学校のように「教える」ことが主 目的ではなく、YMCAのキャンプのように立ち返る「理念」みたいなも

のがあるわけでもなく、合唱部の合宿のように「練習」という柱があるわけではない中で、

でもやっぱり大人として子どもたちに伝えなくてはいけないことの線引きをみつけること は、本当に難しかったです。

多分これは、始めと終わりがはっきりとあり枠組みを作りやすいドラマプログラムの中で の子どもたちとの関係性と、その他の「日常」場面の中での関係性とが常にいったりきた りをする「泊まり」という初めての体験の中での、私のチャレンジだったのだと思います。

ファシリテーターと「日常のまこちゃん」が常に入れ替わりで登場するという体験は初め てだったので、本当に貴重な体験でした。

ドラマのプログラムを担当するという立場で参加したこともあり、そちらでの責任を果た すことを優先したかったので、その他の場面で他のボランティアさんに随分と負担をかけ てしまったのではないかと思っています。

ドラマプログラム以外の時間では、少し子どもたちと距離をとっていたことも(自分にそ こまで引き受ける余裕がなかったのもあるのですが・・)事実なので。。

どの辺りまでの関わりを求められていたのか、また私が引き受けることができるのかを、

事前にもう少ししっかり伝えておけばよかったと反省しています。

また、「リラックスし、自分たちが主役となれる時間を提供したい。楽しい時間を提供した い」というダダの思いを十分に聞いていたとはいえ、ドラマプログラムに何を期待して依

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頼してくださったのか(仲間作り?子どもたちの日ごろの思いをプロセスする場?表現体 験?など)、実際には今ひとつ受け止めきれないままスタートしてしまったようにも思いま す。子どもたちからのニーズを模索しながら進めたことで(それはとても大切なことなの ですが)、その辺りの私の不安感がドラマグループの中ではもしかしたら子どもたちにも伝 わっていたのかなと、今後の課題として、自分自身の勉強にもなりました。

全体を通して、スタッフ間のコミュニケーションの大切さを改めて感じました。

信頼して任せてもらえたこと、相談してもらえたこと、

機会をもらえたことなどなど感謝しています。もし次の 機会があるなら、今回の経験から学んだことが本当にた くさんあるので、もう少し余裕を持って望めるのではな いかと自分に期待しています(笑)。

全体のプログラム構成に関しても、今回の経験から学ん だことがたくさんあります。経験は買ってでもしなさい とは本当です。

まだプロセス途中なので、少しずつ時間をかけて振り返りながら自分なりに消化していき たいと思います。

(18)

き ょ う だ い 児 イ ン タ ビ ュ ー そ の Ⅰ

2 0 0 8 年 1 1 月 1 6 日 東 武 東 上 線 川 越 に て

は : 録 音 し た も の が 壊 れ な い よ う に す る た め ? ( I C レ コ ー ダ ー の H o l d の 話 ) も : な ん か 違 う と 思 う 。 ・ ・ ・ 動 か な い よ う に す る た め 。

き : あ あ 。 も の と か で 、 ボ タ ン が 押 さ れ ち ゃ う こ と っ て あ り そ う で す か ら ね 。 は : 携 帯 で も 、 昔 の は そ う だ っ た 。

も : 勝 手 に か け て な い の に い つ の ま に か 着 信 し て た り 。 そ う い え ば 、 ち ょ っ と 聞 き た い と 思 っ て た ん だ け ど 、

中 学 生 に 聞 き た い と 思 っ て た ん だ け ど 、 い ま ど き の 中 学 生 っ て 携 帯 も っ て る の ?

き : 結 構 も っ て る み た い で す よ 。 も : そ う な ん だ 。

き : 私 は 、 ひ と り で 駅 を 越 え る こ と が 多 い ん で 買 っ て も ら っ た ん で す が 、 他 の 人 は や っ ぱ り メ ー ル し た い か ら っ て い う こ と が 多 い み た い で す 。

も : 普 通 の 携 帯 ? 子 ど も 用 の 携 帯 っ て あ る じ ゃ な い ? あ あ い う の じ ゃ な く っ て 、 ち ゃ ん と し た 携 帯 ?

き : ク ラ ス の 人 は 知 り ま せ ん が 、 う ち は 普 通 の 携 帯 で す 。 安 心 ナ ビ が つ い て る け ど 。

も : あ あ 、 そ う な ん だ あ 。

は : た し か に 持 っ て る か ら 。 ダ ダ の キ ャ ン プ で も 、 今 年 の 夏 は は っ き り 「 持 っ て こ な い で く だ さ い 」 て 言 っ た の 。 そ う し た ら 、 お 母 さ ん が 「 え え ~ 」 て 顔 し て 。

も : 無 理 で し ょ 。 心 配 で し ょ 。

は : 心 配 で … 。 お 母 さ ん は な ん な ん だ ろ う ね 。 心 配 で 持 た せ る の か な あ 。 き : や っ ぱ り 心 配 で 持 た せ て る と 思 い ま す 。

も : な ん で 、 携 帯 持 っ て こ な い よ う に 言 っ て み た の ?

は : 携 帯 を も た な く て も 、 遊 べ る か な っ て ち ょ っ と 思 っ た の 。 一 日 携 帯 を 使 わ な い で 遊 ぶ っ て こ と で き る の か な と 思 っ て 。

も : そ う い う … 。 い ろ い ろ か ら 離 れ て ね 。 は : そ う そ う 、 い つ も の 生 活 か ら 離 れ て 。

き : な ら 、 み ん な か ら 没 収 し た ら 。 あ あ 、 で も こ れ は ち ょ っ と 反 感 を 得 る か 。 も : 「 じ ゃ あ 、 今 か ら 携 帯 集 め ま す 」 て 。

き : 響 き が ( ? ) 悪 い で す ね 。

は : そ れ も 、 学 校 の 先 生 み た い だ よ ね 。 「 帰 る と き に 返 す か ら 」 と か 言 う の ? も : そ れ 嫌 ね 。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ( 少 し 間 )

は : ど こ か ら 始 め ま す か 。 今 行 き た い と こ ろ は わ か っ た 。 ○ ○ 温 泉 だ っ た か し ら 。

(19)

も い い か な っ て 。

は : 卯 の 花 。 行 っ た こ と あ る の ?

き : は い 、 何 度 か 。 あ 、 で も 、 ス キ ー も や っ て み た い で す 。 私 や っ た こ と な い 。 は : あ 、 そ う な の 。 そ う か 、 ス キ ー や っ た こ と な い 人 は 、 滑 っ て み た い か も ね 。 も : そ う だ ね 。 ス キ ー 私 も 行 こ う か な ( 笑 ) 。 い き な り ス キ ー に な っ た ら 行 く っ て 。 は : ス キ ー で き る 人 結 構 い る の よ 、 ダ ダ に 。 ど っ ち ? 一 枚 板 ? 二 枚 板 ? も : ス ノ ー ボ ー ド と ス キ ー ど っ ち が や っ て み た い ?

き : え え と 、 二 枚 の ほ う で 。 は : や っ た 、 正 統 派 。

も : 私 も 二 枚 し か や っ た こ と な い 。 は : 私 も な の 。

き : 一 枚 っ て 結 構 難 し い っ て 聞 い た ん で 。 > > > は 楽 だ っ て 聞 い た け ど 。 も : お 尻 ぶ つ け た ら 痛 そ う ね 。

は : だ っ て 、 お 尻 で と め る し か な い ん で し ょ 。 ス ノ ボ は 。 も : う ま く な る ま で は ね 。

は : ひ り ひ り し そ う な 気 が す る 。 ス ノ ボ で き る 子 っ て い る の か な 。 ダ ダ も 。 は : ス キ ー 合 宿 ね 、 あ れ は 一 回 や り た い な あ 。

き : 二 泊 三 日 で 、 二 日 目 を ス キ ー に す る と か 。 一 日 目 と 三 日 目 は バ ス に ゆ ら れ て 疲 れ る だ ろ う か ら 。

は : 一 日 ね 、 ス キ ー に 。 そ う ね 、 そ れ も い い か も 。 も : こ こ ら へ ん の 子 っ て ス キ ー 教 室 な い か な 、 み ん な 。 き : 話 は 聞 き ま せ ん 。

は : や っ ぱ り さ 、 地 元 の ス キ ー 場 に あ る ス キ ー 教 室 が 、 募 集 を か け る の っ て 、 ネ ッ ト と か じ ゃ あ ん ま り し な い ん だ よ ね 。 だ か ら 、 知 り 合 い が や っ て る ス キ ー 教 室 に い か な い ? と か そ ん な 感 じ で 知 っ ち ゃ う の か な あ と 思 っ て 。 だ か ら 、 地 元 も 広 告 出 さ な い と 全 然 、 わ か ら な い の よ 。

も : 学 校 で ス キ ー 教 室 あ っ た よ 。 は : だ か ら 、 地 元 の 人 は 違 う の 。 も : 地 元 で も な い け ど 。

は : 彼 女 の 出 身 地 は ど こ だ と 思 い ま す か 。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

は : 年 齢 に 、 て い う か 同 世 代 の 子 と 何 か 一 緒 に や る と 思 う か し ら ? そ れ と も や っ ぱ り 、 小 学 生 も い た り 高 校 生 も い た り の ほ う が …

き : 年 齢 を 分 け る と 、 人 数 が 少 な く な る の で そ れ だ け は や め て ほ し い で す 。 も : 人 数 が 多 い ほ う が い い ? 何 人 ぐ ら い が ち ょ う ど い い ?

き : そ れ こ そ 今 み た い に 子 ど も が 1 0 人 か ら 2 0 人 。 ス タ ッ フ が 5 人 か ら 1 0 人 ぐ ら い が 。

(20)

ほ う が 多 く な っ ち ゃ う こ と も あ る で し ょ 。

き : で も 、 そ れ で も 結 構 、 そ れ ぐ ら い の 人 数 の ほ う が 。 こ れ 以 上 少 な く な る と 、 さ び し ん で 。

も : 人 数 多 く て ワ イ ワ イ や っ た ほ う が い い … 。 は : う ん 。 バ ス を チ ャ ー タ ー す る と な お さ ら ね 。

き : て い う か 、 バ ス の レ ク も お も し ろ く な く な る し 。 や っ ぱ り 少 人 数 で や る と お も し ろ く な い か ら 。

は : そ う だ ね 。 が ん ば っ て 集 め よ う と は 思 う け ど 。 や っ ぱ り 、 た く さ ん の 人 数 は 確 保 し な い と だ め な の ね

も : 小 学 生 と か が 一 緒 に な る と 、 遊 び た い 内 容 と か 違 う か も し れ な い じ ゃ な い ? き : で も 、 そ れ も そ れ に 合 わ せ る の も 楽 し い か も し れ な い 。

も : そ う か そ う か 、 そ う な ん だ 。

は : か え っ て 年 下 の 子 の 面 倒 っ て い う か 。 今 年 の 夏 が そ う だ っ た ん だ け ど 、 年 下 の 子 が 二 人 参 加 し た ら ね 。 他 の 人 た ち は 自 分 た ち よ り 年 上 な ん だ か ら 、 小 学 生 の 甘 え は 見 逃 し て よ っ て す ご く 言 う 子 が い た の 。 小 学 生 が 言 っ た の 。 私 た ち の 言 う こ と ぐ ら い は 、 お 兄 さ ん お 姉 さ ん な ん だ か ら 、 見 逃 す の が 普 通 で し ょ っ て 言 っ た の ね 。

き : ち ょ っ と 変 過 ぎ る 子 だ ( 笑 ) 。

は : そ う い う こ と と か 言 わ れ た 時 と か っ て 、 ど う す る ?

き : そ ん な に 意 思 強 く な い ん で 。 あ あ 、 そ う で す か っ て 。 う の み に し ち ゃ う 、 な ん か 。

は : そ う す る と さ 、 き の こ の ほ う が 我 慢 し な い と い け な い こ と も 出 て く る じ ゃ ん 。 そ う れ で も い い の ?

き : 自 分 が 我 慢 で き れ ば 。 周 り が 我 慢 で き れ ば い い ん だ け ど 。 自 分 は な ん と か な る ん で 。

は : な ん か 、 に ん に ん 的 に は そ う い う の 嫌 で 。 も : 我 慢 し て も ら う の が ?

は : う ん 。 そ こ ま で お 兄 さ ん お 姉 さ ん ぶ ら な く て も い い じ ゃ な い ? 小 学 生 も い い た こ と 言 っ て る ん だ か ら っ て 思 っ た ん だ け ど 。 我 慢 し ち ゃ う の ね 。

き : そ う い う 人 が 。 。 。 。 そ う い う 人 は あ ま り 来 な い こ と を 祈 っ て 。 も : 仲 良 く で き る 子 の ほ う が い い も ん ね 。

き : 何 も な く 終 わ る こ と を 祈 っ て 。

も : せ っ か く 遊 び に 来 た の に そ ん な に 祈 っ て た ら つ ま ら な い 。 も っ と 楽 し く ね え 。 は : つ つ が な く 過 ご せ た ら と か ?

き : つ つ が な く と い う か 、 普 通 に 遊 ぶ と し て も 、 何 も 事 件 が 起 き な い こ と を 傍 ら で 願 い な が ら 、 自 分 的 に は が ん ば っ て 遊 ぶ 。

は : ・ ・ ・ ・ そ う ね え 。 そ う 思 う こ と も あ る け ど 、 で も 、 な ん か な あ 。 め い っ ぱ い 遊 び た

(21)

き : そ れ も あ り ま す ね 。 大 変 で す ね 、 や っ ぱ そ う い う の は 。

は : だ か ら 、 そ う い う 時 は 思 い 切 っ て 、 わ け ち ゃ う か な と か 思 っ た ん だ け ど 、 そ の 場 だ け で も 。

も : そ う い う こ と が あ る と ね え 。 で も … 、 で 、 ど う し た の ? そ の 時 は ?

は : そ の 時 は ね 、 ト ラ ン プ を し て て 。 そ れ で 小 学 生 が ル ー ル を 間 違 え た か な ん か で ね 。 そ れ で 、 お 姉 さ ん が 、 違 う よ 、 君 じ ゃ な い よ っ て 注 意 し た ら 、 「 お 兄 さ ん お 姉 さ ん な ん だ か ら 、 そ れ ぐ ら い 見 逃 し て よ 」 て 言 う か ら 。

き : そ れ は 単 な る 逆 切 れ じ ゃ な い で す か 。

は : そ う 。 だ か ら ね 、 説 明 し や す か っ た の 。 ル ー ル は ル ー ル だ か ら 、 そ ん な の お 兄 ち ゃ ん お 姉 ち ゃ ん は 関 係 な い っ て 言 っ て 。 そ の 時 は 言 え た け ど 。

は : う ん 。 関 係 な い と 思 う け ど ね 。 そ う そ う 、 そ の 子 は ね 、 大 人 に 対 し て も そ う だ っ た 。

き : 大 人 に た い し て も ?

は : 子 供 の 夢 を 壊 さ な い で く だ さ い と か 言 っ て ( 笑 ) き : 何 か あ っ た ん で す か ?

は : い や 、 何 に も な い ん だ け ど 。 た ぶ ん 、 彼 女 の 普 通 の 生 活 で 、 き っ と そ う い う 会 話 は お う ち で 出 て る の か な っ て い う 自 然 に 、 子 ど も の 夢 を 言 っ て る ん で す か ら っ て す ぐ 言 う の 。 言 い 訳 の よ う な 。

き : ち ょ っ と つ ら い で す ね 、 そ う い う の は 。

は : う ん 。 ち ょ っ と ね 、 辛 い ん だ け ど 。 そ う か 、 だ か ら 、 こ っ ち も ね 、 そ う 言 わ れ た 時 は 「 あ な た の 夢 は 何 で す か 」 と か 言 っ て ( 笑 ) 、 マ ジ に 目 見 て 言 っ て み た の 。 も : 夢 語 っ て く れ た ?

は : 全 然 。

き : そ れ は 語 ら な い と 思 い ま す 。 は : そ う で す か 。

も : な ん か 、 あ な た の ほ う が 大 人 で す ね 。

き : な ん か 、 昔 か ら 兄 の ハ イ キ ン グ や ら で ひ と と 関 わ る こ と が 多 か っ た ん で 。 は : で も そ う ね 、 ま ん べ ん な く チ ー ム と か 分 け れ ば 、 あ ん ま り 、 年 齢 は 気 に せ ず み ん な で 遊 べ た ほ う が い い っ て こ と だ よ ね 。 そ う か 。 じ ゃ あ 、 た と え ば 二 番 に 進 ん で 、 カ ヌ ー を す る と か さ 、 ク ラ フ ト 作 り を す る と か い っ て 、 小 さ い 子 が で き な い こ と を ち ょ っ と 手 伝 っ て あ げ よ う と か そ う い う こ と も 出 て き た り し て も 手 伝 っ ち ゃ う ?

き : は い 。 そ う い う の は 。 子 ど も を か ま う こ と 自 体 は す き な ん で 。 下 が い な い ん で 。 は : そ う か 。 下 が い な い と そ う な の か 。

き : 下 は い な い し 。 兄 と は 微 妙 に 噛 み 合 っ て い な い で 。 も : 妹 や 弟 み た い な 子 が い た ら 、 そ れ は そ れ で 楽 し い ? き : は い 。

は : ほ か に は ?

(22)

は : そ う か 。 お 料 理 も 楽 し い ?

き : 不 器 用 だ け ど 、 こ う い う の 結 構 好 き な ん で 。

は : 不 器 用 も な に も な い よ 。 料 理 は 。 食 べ る た め に や ら な き ゃ 。

き : 食 べ る た め に や る か ら 、 そ う い う の 関 係 な く て や る の は す き な ん で す 。

は : そ う か 。 た と え ば 、 夏 だ っ た ら 、 ど う い う プ ロ グ ラ ム だ っ た ら い い と 思 う ? 二 泊 三 日 を 過 ご す に あ た っ て 。

き : え え と 、 夏 だ っ た ら 、 川 遊 び と か 、 そ れ と 、 ス イ カ 割 り と か 。 あ と は 中 で や る の だ と ・ ・ ・ う ー ん 、 夏 だ と や っ ぱ り 、 冷 た い も の を か き 氷 と か 作 っ て 、 み ん な で わ い わ い 言 い な が ら 食 べ な が ら 話 し た ほ う が 楽 し い と 思 い ま す 。 ス タ ッ フ の 誰 か に か き 氷 機 持 っ て き て も ら っ て 、 氷 を い く つ か ク ー ラ ー ボ ッ ク ス の 中 に 用 意 し て 、 一 日 目 の う ち に み ん な で ガ リ ガ リ や り な が ら 、 夕 方 、 お 夕 食 食 べ 終 わ っ た 後 デ ザ ー ト と い う こ と で 、 み ん な で 窓 際 あ た り で 。

は : な ん で 窓 際 ?

き : 雰 囲 気 が 出 る か な っ て 。 風 鈴 が あ っ た ら 最 高 で す 。

は : ( 笑 ) わ か り ま し た 。 雰 囲 気 で す ね 。 な に か 他 に 、 用 意 し た ほ う が い い も の は あ り ま す か ?

き : い い え 。 で き れ ば っ て い う 感 じ な ん で 別 に 用 意 し な く て い い で す 。

は : 雰 囲 気 っ て 言 っ た ら 、 そ の あ と お 化 け 大 会 だ け ど 、 よ ろ し い ん で し ょ う か 。 き : お 化 け 大 会 は 、 や り た い 人 だ け が や っ て く だ さ い 。 私 苦 手 な ん で 。 私 怖 い 話 が 苦 手 な ん で 、 た ぶ ん 、 に が て な 子 と 一 緒 に 、 リ ビ ン グ あ た り で 絵 を 描 い て い ま す 。

は : あ な た も に が て な の 。 に ん に ん も 怖 い 話 苦 手 な ん だ け ど 。 も : 私 も だ め な の よ 。

き : じ ゃ あ 、 苦 手 な 人 が 多 い な ら 、 そ の あ と は み ん な テ レ ビ 見 な が ら 、 何 か し て れ ば 。

は : ト ラ ン プ で も し よ う か な あ 。 き : あ あ 、 い い で す ね え 、 ト ラ ン プ 。

も : 結 構 夜 の お し ゃ べ り と か 盛 り 上 が る の ?

き : う ー ん 、 人 に よ っ て や る 人 と や ら な い 人 が い る ん で 。 人 に よ っ て は リ ー ダ ー 格 の 人 が 「 お ー い 、 み ん な ト ラ ン プ や ろ う ぜ 、 や る 人 も い る し 、 な ん と な く 始 ま る こ と も あ る し 、 始 ま ら な く て み ん な 寝 る こ と も あ う 感 じ で

は : リ ー ダ ー 的 な 人 が い た と き っ て 、 や っ ぱ り そ れ に 自 然 と 従 っ ち ゃ う ほ う が 普 通 な の か な 。

き : 従 う 人 も い る し 、 そ う い う 人 っ て あ ん ま り 嫌 っ て る 人 が い な い ん で 。 私 の 知 っ て る 人 は 。

も : こ れ は さ 、 お 泊 り 会 の メ ニ ュ ー っ て 、 め い い っ ぱ い 遊 ぶ こ と に 集 中 し た い ? そ れ と も 、 ・ ・ ・ ?

(23)

は : う ん 。 近 い と こ ろ へ 見 学 し た り と か 。 き : で も 、 ど う せ な ら 遊 び た い で す ね 。

は : 遊 び た い 。 あ の 、 社 会 科 見 学 見 た い な 感 じ の 。 き : 社 会 科 見 学 は 学 校 で で き る ん で 。

も : 観 光 み た い な 感 じ は ? 日 光 東 照 宮 の 観 光 み た い な 。 き : あ あ 。 観 光 、 そ う い う の は い い で す ね 。

は : 日 光 が 前 提 だ し ( 笑 ) 。

き : で も 、 近 く の 川 と か 見 に 行 っ た り お も し ろ そ う で す ね 。 遊 び の 関 係 っ て 言 う 感 じ で 、 お 散 歩 み た い な 。

は : そ う だ よ ね 。 そ れ で さ 話 し 戻 る け ど 、 二 泊 三 日 で お 友 達 に な っ た 中 で 、 や っ ぱ り さ 、 リ ー ダ ー っ て 絶 対 出 て き ち ゃ う じ ゃ な い 。 い ま ま で は い な か っ た ? リ ー ダ ー っ て い う か 、 ま と ま っ た 中 で 、 一 人 、 な ん て い う ん だ ろ ・ ・ ・

き : 一 人 だ け ま と め る よ う な 人 は い な か っ た で す ね 。 は : し き り や さ ん み た い な 、 い な か っ た ?

き : し き り や さ ん は い な く っ て 、 み ん な で 二 、 三 人 で 意 見 出 し 合 っ て 、 「 次 は こ う し よ う か 、 じ ゃ あ 、 ト ラ ン プ で も し よ う か 、 暇 だ ね え 、 お 風 呂 入 る か 」 て そ ん な 感 じ で し た 。

は : そ う い う 感 じ だ っ た っ け 。 そ う だ っ た ら い い ん だ け ど 、 仕 切 り 屋 さ ん と か が 一 人 出 て き た と き と か は ?

も : 仕 切 り 屋 さ ん 出 て き た こ と あ る の ?

き : 仕 切 り 屋 さ ん は 別 に い な く て も 、 楽 し く で き ま す 。

は : で き る よ ね 。 そ う 、 で き る の よ 。 大 丈 夫 な の よ 。 三 番 は と ん で 、 今 ま で 参 加 し て く れ て た キ ャ ン プ で 、 も う ち ょ っ と こ う し た ほ う が い い ん じ ゃ な い か な と か 、 改 善 し た ほ う が い い ん じ ゃ な い か な と い う よ う な こ と は あ り ま し た か 。

き : 結 構 え ら ん だ 場 所 が 、 結 構 良 か っ た ん で 。 第 一 回 目 の キ ャ ン プ 場 と か 。 は : あ 、 お も し ろ か っ た ね 。 あ の 、 学 校 で し ょ 。

き : 学 校 で 、 か え る を 拾 っ て 、 > > > に つ め て 、 そ の あ と 、 結 局 逃 が し た か え る は 生 き て い る だ ろ う 。 あ あ 、 あ と は 、 月 を 見 ま し た か ら ね 。 純 粋 に 空 を 見 た い か ら 、 先 生 の 話 に は あ ん ま り 興 味 も っ て な い か も し れ な い け ど 。 二 回 目 の 冬 の や つ と か 。 あ あ い う と こ ろ み た い に 、 す ぐ 近 く に ホ テ ル み た い に だ っ た り 、 す ぐ 近 く に ま た 泊 ま る と こ ろ が あ る と か 、 そ う い う と こ ろ が な い と こ ろ が 好 き で し た 。

は : ち ょ っ と 離 れ て る 。

き : > > > み た い に ち ょ っ と 離 れ て て 、 少 し 前 の と こ ろ に 雪 が 積 も っ て る み た い な 。 少 し ゆ と り を も っ た と こ ろ が 、 な ん か … 。

は : じ ゃ あ 、 あ ん ま り お ん な じ 場 所 に 毎 回 行 く っ て い う よ り は 、 毎 回 違 う 場 所 に 行 っ た り す る ほ う が 、 み ん な や っ て み た い っ て い う こ と か し ら ね 。 同 じ 場 所 で も

… 。

(24)

は : か え っ て 、 ど う だ ろ 、 今 度 の 二 泊 三 日 は 、 何 月 何 日 に 行 き ま す 。 そ の 二 泊 三 日 を ど う 過 ご し た い か 、 参 加 者 で 考 え て く だ さ い っ て 言 っ て 、 ふ ら れ た ら き つ い ?

き : さ す が に 、 二 泊 三 日 は き つ い で す ね 。

は : き つ い ? そ う す る と 事 前 に 何 回 か あ っ て 、 み ん な で お 話 し な が ら 。

き : あ あ 、 そ れ な ら い い け ど 、 着 い て そ の ま ま 、 自 分 た ち で 考 え て み て く だ さ い っ て い う の は 困 る け ど 、 さ す が に み ん な で 話 し 合 っ て 決 ま っ て る な ら 、 > > し な く て よ さ そ う で す ね 。

も : で も 、 集 ま る 時 間 が な い で し ょ 。

き : 集 ま る 時 間 が な か っ た ら 、 に ん に ん の ほ う に メ ー ル を 送 る と か 手 紙 を 送 る と か で 。

は : う ん う ん 。 み ん な 携 帯 メ ー ル す る ん だ っ た ら ね 、 そ れ も な ん だ け ど 。

き : 私 は お 母 さ ん の ほ う に 送 っ て く だ さ い 。 携 帯 自 体 あ ん ま り 触 れ な い ん で 。 は : う ん 。 じ ゃ あ 、 そ う し よ う ね 。 ・ ・ ・ そ う か 、 み ん な で ね 、 考 え て も ら う の も 一 つ キ ャ ン プ も 楽 し い の か な と 思 っ た の 。 で も 、 あ ん ま り さ 、 か え っ て 負 担 に な っ ち ゃ ま ず い か な と 思 っ て ね 。 忙 し す ぎ て 。

き : 忙 し か っ た ら 来 れ な い は 来 れ な い で 、 い て も ら え る こ と を 信 じ て 。 は : あ ~ 。

き : 「 あ 、 今 日 学 校 見 学 が あ る の で 、 行 き ま せ ん 」 と か 、 そ う い う の も あ る だ ろ う し 。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

き : さ っ き 、 も う 一 回 繰 り 返 す こ と に な り ま す が 、 あ の 小 6 の 女 の 子 み た い に 、 文 句 を 言 っ て く る 子 も い る か も し れ ま せ ん し ね 。 「 私 、 > > > > > > 、 中 に や る も の ば っ か り に し て く だ さ い 」 て 。 そ う い う 要 求 が 出 て く る か も し れ な い 。

は : う ん 。 で も ね 、 そ う い う 意 見 が ば ら ば ら 出 て き た の を 取 り ま と め る の は 、 た ぶ ん 、 ス タ ッ フ の お 仕 事 な ん だ と 思 う ん で す 。

き : で き る だ け そ う い う の を か な え て あ げ れ ば 、 あ っ ち も 何 も 言 わ な い だ ろ う し 。 は : そ う だ よ ね 。 そ う 思 う 。 で 、 参 加 す る 人 た ち が や り た い こ と が 、 何 か 一 つ で も 入 っ て い れ ば 、 ま た 、 違 う の か な と も 思 う し 。 ま あ 、 じ ゃ あ 、 み ん な で 考 え ま し ょ う プ ロ グ ラ ム も こ れ か ら 考 え て み ま す 。 メ ー ル で で も 、 連 絡 し ま し ょ 。

も : ど う い う 場 所 か っ て い う 説 明 を し な い と 、 考 え ら れ な い よ ね 。

き : ど う い う 場 所 で 、 近 く で な に な に が あ っ て 、 川 が あ っ て 、 少 し 遠 く に 行 け ば 山 も あ る 、 と い う よ う な こ と ま で 下 調 べ い か な い と 始 ま り ま せ ん か ら ね 。

は : そ の 下 調 べ っ て い う の は 、 大 人 が 見 て 、 口 で 説 明 す る だ け で い い の か し ら 。 そ れ と も 、 自 分 た ち で も も う 一 回 … も : も う そ の 段 階 で キ ャ ン プ じ ゃ ん 。

き : そ れ は ち ょ っ と 、 そ れ は ち ょ っ と 。 も : 二 回 キ ャ ン プ で す か 。

(25)

へ 行 っ た り 、 月 ご と に 担 当 の お 母 さ ん が 決 ま っ て い て 、 そ れ に み ん な が 従 う っ て い う 感 じ な ん で 。 代 表 者 が す べ て 、 見 て き て 、 ど こ ど こ で ト イ レ 休 憩 と か 、 ど こ ど こ で 昼 食 食 べ る と か 、 考 え る ん で 、 た ぶ ん 、 い ろ い ろ と > > > そ こ か ら 考 え て い く ほ う が い い と 思 い ま す 。

は : そ こ は 説 明 と い う こ と で 。

き : が ん ば っ て 説 明 し て い た だ き ま す 。

は : は い 、 が ん ば っ て 説 明 さ せ て い た だ き ま す 。 あ と は あ ら た に や っ て み た い こ と 。 き : や っ て み た い こ と … 。

は : 他 に も 何 か や っ て み た い っ て い う よ う な こ と あ り ま す か 。 今 ま で に 出 て き た こ と 以 外 に 。

き : 以 外 に や っ て み た い こ と … 。 う ー ん 、 あ 、 で も 、 他 の こ う い う 団 体 の 話 を 聞 い て み る の も ち ょ っ と 興 味 が 。 障 害 を も っ た き ょ う だ い の た め の 何 か の グ ル ー プ の 話 を 聞 く の も お も し ろ い か も し れ ま せ ん 。

は : あ ー 、 そ う ね 。 な ん か だ ん だ ん 、 一 日 目 の 夜 よ り も 、 二 日 目 の よ る っ て 、 み ん な 打 ち 解 け て く る と 、 話 し や す く な っ て る よ ね 。

き : あ ん ま り 覚 え て な い ん で す が 、 楽 し か っ た の は 事 実 で す 。 や っ ぱ 。 な ん だ か だ ん だ 、 み ん な 名 前 も 覚 え て き て 、 性 格 も 分 る よ う に な っ て き て 。 表 面 上 の 性 格 ぐ ら い は わ か る よ う に な っ て き て 。 結 構 、 楽 し か っ た と 思 い ま す 。

は : あ あ い う 、 あ そ こ で で き た お 友 達 と 、 き ょ う だ い の 話 と か も 出 た の ? う ち の お 兄 ち ゃ ん は ね え と か 、 妹 は ね え と か 。

き : た し か 、 少 し 聞 い た よ う な 、 聞 い て な か っ た よ う な 。 覚 え て な い け ど 、 で も 、 結 構 > > > と 思 い ま す 。 最 近 、 「 け ん か し て 兄 の 話 な ん て 聞 き た く な い 」 て い う 人 も い る だ ろ う し 。

は : そ う か 。 で も 、 き っ と さ 、 聞 き た く な い オ ー ラ を 出 し て る 子 が 一 人 い た ら 、 言 わ な い と か 、 空 気 読 ん じ ゃ う ん だ ろ う ね 。

き : で も 、 た ぶ ん 、 聞 か な い な ら 聞 か な い で 、 周 り が 他 の 話 題 探 す よ 的 な 人 も い る か も し れ な い 。

も : も し 、 そ う い う 自 分 の き ょ う だ い の 話 と か し た い 子 が 、 他 に い た と し た ら 、 聞 い て あ げ た り 、 自 分 の 話 と か し た り 、 す る 気 に な る と 思 う ?

き : う ー ん 、 話 し た く な け れ ば 話 さ な く て い い け ど 、 気 に な る の は 気 に な り ま す 。 も : 気 に な る 。 じ ゃ あ 、 話 し て い る 子 が い れ ば 、 や っ ぱ り 聞 い た り す る ?

き : は い 。 お も し ろ く な く て も 、 聞 く こ と 自 体 は 無 駄 じ ゃ な い か ら 。

は : で も 、 た ま に は 、 そ う す る と ね 、 思 っ た の は 、 キ ャ ン プ と か だ と 、 目 一 杯 遊 ぶ っ て い う こ と に な っ ち ゃ う で し ょ 。 そ れ と は 別 に 、 や っ ぱ り 人 の 話 を 聞 い て み た い な っ て い う 時 間 は 、 別 に 設 け た ほ う が い い の か な っ て 思 っ た り し た の 、 最 近 。

き : キ ャ ン プ と 一 体 で 、 キ ャ ン プ の 途 中 に 聞 く と か 、 そ う い う の で な け れ ば 、 ま あ 、 嫌 な 子 は 参 加 し な い し 、 そ う い う の は い い か も し れ な い 。 違 う の で 、 一 回 話 を 聞

(26)

の こ と を お 話 し ま せ ん か 」 み た い な 時 間 と か 、 あ っ た と し た ら 、 ま あ 、 嫌 な 子 は 来 な く て い い か も し れ な い け ど 、 も し 、 あ っ た ら 、 行 っ て 、 お 話 し た り 聞 い た り す る ? き : 聞 き に 行 く け ど 、 や っ ぱ り 、 そ う い う の っ て 、 行 か な い 子 も か な り 暇 に な る ん で 、 機 会 を 分 け た ほ う が い い か な っ て 思 い ま す 。

も : 「 行 か な い 」 て 言 う 子 結 構 い る か な ?

き : 結 構 、 自 分 の 話 を す る の は 、 ち ょ っ と 今 は 嫌 と か そ う い う 子 は い る か も し れ な い し 。 機 会 を 分 け た ほ う が 平 和 に 落 ち 着 く か な と 。

も : 嫌 な 子 は ね 、 行 か な く て い い の か な 、 私 、 と か 。

き : そ う い う こ と で ス ト レ ス 感 じ る か も し れ な い し 、 あ ん ま り 気 が 乗 ら な か っ た り 、 つ ま ら な く な っ た り す る か も し れ な い し 。

も : そ う だ ね 。 気 を 使 っ ち ゃ っ た ら か わ い そ う だ ね 。 は : 一 番 空 気 読 む 世 代 ね 。 中 学 生 は 。

き : う ち の ク ラ ス も そ う な ん で す け ど 、 最 近 の ク ラ ス の 子 は 、 男 子 で も 女 子 で も 、 言 え る 子 と 言 え な い 子 が い る み た い だ か ら 。

は : た し か に 、 そ う ね え 。 そ う い う の を 言 え な い 子 っ て い う の は 、 ど う い う と こ ろ で 言 っ て る の か な あ 。

き : や っ ぱ り 、 > > だ と か そ う い う 子 が い る と 、 話 し た り す る ん だ け ど 、 な ん だ か 、 一 人 一 人 そ う い う 子 が い な く な る と 、 な ん だ か 、 話 が あ ん ま り す す め ら れ な い っ て い う 感 じ だ っ た と 記 憶 に 残 っ て ま す 。

は : で 、 そ の う ち に 、 そ う い う リ ー ダ ー が 、 い な く て 、 言 え な い こ と が た ま っ て く る と 、 や っ ぱ り ど こ か で 言 い た い っ て い う ふ う に な る ?

き : さ あ ? そ こ ま で は 知 ら な い ん で す け ど 、 や っ ぱ り 周 り が 空 気 読 も う と し て い る こ と を 察 す る 子 が い る と 、 や っ ぱ り 、 こ っ ち も 空 気 読 ん じ ゃ っ て 、 話 せ な く な る ん で 。

も : そ ん な に み ん な 読 ん で る か あ 。

き : 結 構 、 部 活 と か そ こ ま で 親 し く な っ て く る と 、 普 通 に 言 え る け ど 、 そ う じ ゃ な い と 、 言 え な い っ て い う 子 は 少 し 目 立 ち ま す 。 同 じ 吹 奏 楽 の こ と 親 し く 話 し て い る の は 見 る け ど 、 な ん か 、 他 の 子 に な る と 、 あ ん ま り 話 し な い な こ の 子 、 み た い な 。 外 か ら 見 て る と た ま に わ か り ま す 。

も : じ ゃ あ 、 キ ャ ン プ と は 別 に 、 ど こ か で 、 都 内 で 、 そ う い う お 話 す る 会 を や り ま し ょ う っ て 呼 び か け た ら 、 参 加 し て く れ る ?

き : し ま す よ 。 な ん か 、 こ う い う 話 は 、 い い 話 で も 悪 い 話 で も 、 聞 く の は 好 き な ん で 。

は : 話 し た い な っ て い う こ と が き っ と あ れ ば 、 自 然 と 出 て く る よ う な 場 を こ ち ら が 提 供 す れ ば い い ん の よ ね 。

き : そ う い う ほ う が 、 > > > > 。 や り た く な い 子 は や り た く な い 子 で 分 け て お い た ほ う が 。 何 か 、 他 の 子 の 反 感 を か っ て > > > と い う よ う な こ と も な い だ ろ う し 。 や り

(27)

き : 都 心 に 一 人 で … 。 そ う い う の っ て 、 親 が 心 配 す る か し な い か が 問 題 に な っ て く る ん で 、 結 構 、 心 配 し て る 親 も い る か も し れ な い し 、 そ う い う の は 平 気 だ か ら 預 け て お く っ て い う 親 も い る だ ろ う し 。 う ー ん 、 駅 か ら 近 い と か 。 親 で も 場 所 を 知 っ て い る と か 。 そ う い う の が あ る と 安 心 だ と 思 い ま す 。

も : 「 池 袋 と か 新 宿 で や り ま す 」 て 言 わ れ た ら 、 ひ と り で 来 れ る ? き : は い 。 池 袋 は ひ と り で 一 回 行 っ た こ と が あ る ん で 。

も : 新 宿 と か は し ん ぱ い だ よ ね 。

も : 高 田 馬 場 と か 、 ち ょ っ と 引 っ こ ん で た ほ う が 。

は : ど こ か で み ん な で 落 ち 合 っ て 、 一 緒 に 行 く っ て い う ん だ っ た ら い い よ ね 。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

も : 話 そ れ ち ゃ っ て も い い ? ど ん な 音 楽 を 聴 く ん で す か 。

き : す み ま せ ん 、 う ち 、 昔 っ か ら 、 兄 が 、 学 校 じ た い 遠 か っ た り で 、 ひ と り で ア ニ メ 見 て る こ と が 多 か っ た ん で 、 ア ニ メ の 歌 を よ く 聞 く ん で す 。

も : よ く 見 る ア ニ メ っ て 何 で す か ?

き : や っ ぱ り 、 ど っ ち か っ て い う と 、 子 ど も ア ニ メ の ほ う が 。 な ん か 、 い ろ い ろ と 、 ネ タ を 入 れ 込 ん で い て 、 見 て て 楽 し い で す 。 た と え ば 、 特 撮 の と か 。 > > > > て い う の は 、 結 構 昔 か ら 見 て い た ん で 。

も : そ う い う の を 見 る ん だ 。 は : プ リ キ ュ ア か と 思 っ た 。

き : あ あ 、 プ リ キ ュ ア 系 列 、 結 構 見 て い た ん で 。 も : プ リ キ ュ ア っ て ア ニ メ ?

は : あ な た で し た か ? お う ち で ゲ ー ム し て る と お 兄 ち ゃ ん と 取 り 合 い に な っ て 、 ど う の こ う の っ て 。 前 、 シ ブ シ ョ ッ プ で 話 し て た の 。

き : 昔 の 話 で す ね 。 し ば ら く す る と 、 お 兄 ち ゃ ん が 、 昔 か ら よ く 癇 癪 を 起 す ん で 、 部 屋 を は な さ れ て 、 ゲ ー ム を す る 部 屋 が う ち の 部 屋 に な っ た ん で 。 そ の ま ま 、 ゲ ー ム キ ュ ー ブ は う ち が > > し て 、 お 兄 ち ゃ ん は ゲ ー ム キ ュ ー ブ 使 わ ず に 、 で 、 D S は お 互 い も っ て る ん で す け ど 、 D S 2 は 、 使 わ な い で 、 お 兄 ち ゃ ん は だ い た い D S し て ま す 。

は : あ と は 最 後 は 五 番 か な 。 も や も や し て た こ と っ て あ り ま す か 。

き : も と か ら 気 分 が 変 わ る の が 早 い の で 、 も や も や し て る こ と 自 体 長 く 続 か な い ん で す よ 。 ど っ ち か っ て い う と 、 ど ん な 悩 み も 、 少 し ア ニ メ 見 て た ら 、 ア ニ メ に 集 中 し て た ら 、 す ぐ に と ん で 行 く っ て い う か 。 何 に 悩 ん で た ん だ っ け 、 み た い な 。

は : そ う か 。 そ う す る と さ 、 た と え ば 今 年 の 夏 な ん だ け ど 、 も や も や し て る 人 が ひ と り 参 加 し て た り す る と 、 そ の 子 が も や も や が と れ な い 、 も や も や が と れ な い っ て 言 っ た ら 、 ど ん な も や も や ? と か っ て 話 し か け て あ げ た り す る ほ う ?

き : す る ほ う で す ね 。 話 し か け ま す ね 。 ど ん な 話 で も 、 人 の 話 を 聞 く の は お も し ろ い ん で 。

(28)

な っ て く る ん で す け ど 。

も : 反 抗 期 っ て 中 学 生 だ よ ね 。

き : も と も と ふ ざ け て る 子 ぐ ら い は い る け ど 。 反 抗 期 の 子 は 見 な い で す ね 、 部 活 と か で も 。

は : あ 、 そ う 。

き : う ち の 部 は わ り と 、 何 も な く て 、 ゆ る ー く ゆ る ー く 動 い て る 部 な ん で す け ど 。 結 構 、 何 も な い で す 。

家 で そ う な っ て る 子 の ほ う が 多 い ん だ ろ う な と 思 い ま す 。 や っ ぱ り 、 学 校 よ り か は 家 の ほ う が そ う な り や す い と

思 い ま す 。

は : 特 に ね 、 お 母 さ ん の 顔 見 た だ け で ね 、 そ う な っ ち ゃ う 子 も 。 も : イ ラ イ ラ す る ん だ よ 。 お 母 さ ん の 顔 見 た だ け で 。

き : そ う な ん で す か 。

も : な い ? 反 抗 す る 気 持 ち に な ら な い ?

き : 私 は 、 わ り と 母 の ほ う が 誰 よ り も 母 の ほ う が 、 ア ニ メ の 意 見 が 合 う と か で 、 家 族 と 、 お 父 さ ん と お 母 さ ん の

ほ う が 、 ど こ の 誰 よ り も 私 と 意 見 が 合 う ん で 。 も : 仲 が い い ん だ ね 。

き : 仲 は い い け ど 、 自 分 が 気 に 入 ら な い こ と を さ れ た ら 、 半 分 ぐ ら い 叱 り ま す 。 も : お 父 さ ん と お 母 さ ん と け ん か す る の は ど ん な と き ?

き : た ま に 噛 み 合 わ な く て 喧 嘩 す る ぐ ら い で 。 で も 、 > > も 出 ず に 、 あ ん ま り 長 引 か ず に 、 な ん だ か 終 わ る 、

み た い な 。 お 父 さ ん と お 母 さ ん も 言 い あ う だ け 言 い 合 っ て 、 終 わ る 感 じ が し ま す 。 い つ も 終 わ る ん で 。 結 構 、

お 兄 ち ゃ ん が 癇 癪 起 こ し て 、 二 人 と も う る さ い の が 嫌 い な ん で 、 そ う や っ て い ら い ら し て い な い 限 り は 、

普 通 に 、 何 に も 起 き ず に 終 わ り ま す 。

は : み ん な 切 り 替 え が 上 手 な の か な あ 。 家 族 み ん な 。

き : 結 構 、 自 分 で は 珍 し い 家 庭 だ な あ っ て 。 う ち ん ち は 、 結 構 、 親 子 で 、 ア ニ メ 見 る な と か そ う い う の

言 わ な い し 。 普 通 に お 父 さ ん が D V D 借 り て く れ る ん で 、 ア ニ メ で も 何 で も 。 D V D や C D ぐ ら い 借 り て く れ る

う ち な ん で 。

は : あ あ 、 そ う な の か あ 。 じ ゃ あ 、 い い 、 と い う か 、 何 で も お 父 さ ん お 母 さ ん に 相 談 し ち ゃ え ば 、 い い な あ っ て い う

も の が 、 気 分 的 に あ る ん だ 。

き : 相 談 す る こ と 自 体 、 気 分 が 切 り 替 わ っ て る せ い で 、 忘 れ て た り ど う で も よ く な

(29)

く わ か る よ う に な っ た ん で 。 は : 原 因 ま で を 考 え て る ん だ 。

き : で も 、 ア ニ メ と か 見 て る と 自 然 に 吹 っ 飛 ぶ ん で す よ 。 ア ニ メ み た り 、 寝 た り す る と そ れ だ け で 何 で も

ど う で も よ く な っ て 。 > > > 忘 れ か け た り す る こ と な ん て 、 よ く あ る こ と で す 。 提 出 物 を 忘 れ る の は 問 題 だ け ど 。

は : え え 、 で も 、 す ご い な あ 。 そ れ 。 そ う か と 言 っ て さ 、 ア ニ メ に 傾 倒 し て る わ け で は な い ん で し ょ 。

そ の 主 人 公 に 自 分 を 置 き 換 え ち ゃ う と か そ う い う ん じ ゃ な い ん で し ょ 。

き : そ ん な ん じ ゃ な い ん で す 。 た だ 見 て る だ け で 、 い ろ い ろ と 吹 っ 飛 ぶ だ け で 。 は : そ う な ん だ よ ね 。 う ら や ま し い ん で す け ど 。

き : で も 、 や っ ぱ り 、 悩 む 時 は 悩 む ん で 、 学 校 の 直 前 に 行 く ま で

ど う し よ う ど う し よ う っ て 悩 み こ む こ と は あ る け ど 、 学 校 行 っ て る 途 中 に 忘 れ た り ど う で も よ く な っ て く る 。

は : 忘 れ ち ゃ っ た ら 、 ま た 突 然 他 の 時 に 出 て き た り す る ?

き : い え 、 た だ 、 あ の と き こ れ 言 う ん じ ゃ な か っ た な っ て 。 た だ 単 に 相 手 に 対 す る 疑 心 暗 鬼 っ ぽ い も の な ん で 。

も : な ん か 、 使 う 言 葉 が 大 人 っ ぽ い よ ね ( 笑 ) 。 き の こ ち ゃ ん ね 。 き : そ う で す か 。

も : う ん 。 お 友 達 も そ う な の か な あ 。

き : さ あ 、 で も 、 部 活 で 話 す 男 子 と か 男 友 達 と か は 、 結 構 、 う ち よ り も 大 人 な 考 え を も っ て る 、 大 人 と い う か

シ ビ ア で も あ る 考 え 持 っ て る 子 が い る ん で 。 は : ふ ー ん 、 吹 奏 楽 部 だ っ け 。

き : 私 は 吹 奏 楽 で は な く て 、 美 術 部 で す 。 も : 吹 奏 楽 部 の 子 と わ り と 仲 が い い の ?

き : と い う よ り か は 、 吹 奏 楽 部 の 子 が 、 う ち の ク ラ ス に い る ん で 。 た ま に 見 て る と 、 そ う い う 子 が い る な と い う

感 じ で 。

は : 絵 描 く の 好 き な 子 多 い ん だ よ ね 。 ダ ダ キ ャ ン プ 参 加 し た 子 で も 。 み ん な 絵 描 い て る よ ね 。

き : や っ ぱ り 絵 描 く と 落 ち 着 く と い う か 。 う ち な ん て い つ も 絵 描 い て る せ い で 、 丸 と か 直 線 と か 書 い て る と 、

> > > 書 い て る こ と が あ る ん で 、 そ の せ い で 先 生 に 指 さ れ た り 。

は : ほ ん と う ? 私 も よ く や っ た よ 。 試 験 の 解 答 用 紙 の と こ に も 、 余 計 な 絵 を 描 い て 。

き : あ あ 、 な ん か 書 き た く な り ま す 。 や っ ぱ り い つ も 絵 を 描 い て い る せ い で 「 シ ャ ッ

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