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レポート 2011年度情報科教育法(Ⅱ)

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Academic year: 2018

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今まで受けてきた教科「情報」の授業

情 08-307  寺西 智美

 私の高校では、情報Bを履修した。ほとんど座学の授業であり、2進数・10進数などは、学 んだ記憶がある。他の教科と変わらず、テスト前は、教科書の用語の暗記で通っていたように思 う。実習は一度HPを制作を行った。訳もわからず、HTMLを教科書通りにうつして、自己紹 介のページを作成した。目的は何か、何が伝えたいか。そんなことはすっ飛ばして、ただひたす ら先生の言ったように作業を進めていたので、楽しみもなかったし、あまり記憶にない。  情報の授業は正直つまらない授業であったし、私たち生徒だけでなく、先生方も、入試に関係 ないからとあまり力を入れていなかったように思う。ただ教科書通りにこなしたといった印象。  今回の課題として、「ICT教育のデザイン」を読んでみて、自分が受けた情報の授業との違 いに驚いた。本に書かれている授業は面白そうだし、目標も明確にあるから、興味もわく。情報 の授業は、今回の教科書のタイトルの通り、先生のデザイン力にかかってくるんだと実感。  私の高校で行ってきた授業が何がいけなかったのかと考えると、「コンピュータを活用する意 義」についての認識が欠けていたように思う。なぜ、コンピュータを使って実習を行うのか。具 体的には、紙媒体ではなく、HPを利用して、自己紹介ページを作ったほうが、図ものせられる。 視覚的にアピールできることが増える。これを体験的に学ぶことが出来れば、友好的な手段とし て、日常生活の中でもコンピュータの利用を始めるようになったかもしれない。

 また、今は中高生のあいだで、携帯電話の使用が増え、パソコンを利用するよりも、生徒たち にとっては身近なメディアである。携帯電話の使用は、情報モラルを持ってしないと危険性がた くさん潜んでいる。これこそ学校で取り扱うべき課題であったのではないかと思う。私の高校で は、携帯電話の使用は学内では禁止されていたため、携帯電話は持っていないという前提で、授 業内では携帯電話に触れて授業を行わなかった。

 これは、おかしいのではないかと今では思う。今、もし使わなかったとしても、今後携帯電話 は必ず扱わなければいけないメディアである。私たちのように情報学部に進学しない限り、もう 情報といった授業を受ける機会のない子もいるわけで、最重要課題のようにも思える。

 授業の中で、実習を行います→パソコンつけて。と先生から指示があった。情報の授業はパソ コン室で受けていたし、情報=パソコンという認識が強く残ってしまった。でも、「ICT教育 のデザイン」を読むと、そうではないことが明らかであった。パソコンを使うのは、情報社会の 中で効率的に物事を行うために有効なツールであるに過ぎず、目的は、コミュニケーションを図っ たり、様々な課題に取り組むためにある。パソコン室にこもりきりになっていたこれまでの情報 の授業では、私のような誤解が生じるのも無理はないことのように思う。

 以上のことから、情報科の教員を志す上で、ただ教科書にそって授業を行うだけでない、教師 側からの何かメッセージを持って臨まなければいけないのではないかと思う。

 話が随分それてしまったけれど、私が受けてきた情報の授業は、本当に学ぶべき、教科「情報」 ではなかったことがわかった。色んな誤解が生まれやすい「情報科」を教える上で、ICT教育 はその打開策にもなるだろうと思う。この授業を通して、自分がICT教育を体験してみて、情 報活用のあり方、便利さ、反対に危険をしっかり学んでいきたい。

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