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スライド14
の人材確保(教育担当者の基準を設けるというこ とで,実務5年以上,大学教育を修了し修士号を 持つ等となっています),担当者は自己の能力向 上に努める,教育部門を常に評価するシステムが あることとなっています。施設・設備に関しては,
教育に必要な設備・機材・機器が整えられている こと。図書情報・コピーサービス等が整備されて いること。他機関のサービスが利用可能であるこ ととなっています。教育活動の基準としては(ス ライド16),教育計画の立案・実施・評価に教育 原理と成人学習の原理が用いられていること,看 護の知識体系と実施が関連するものであること,
教育理念に従い教育部門により作成すること,批 判的思考や創造性・倫理的判断・他職種との協調 に必要な能力を養うこと,プログラムの内容・方 法・評価は教育目標と一貫性を持つものであるこ ととなっており,今,これに基づいて日本看護協 会がどういった教育をやっているかについてこま かくお手持ちのハンドブックに示しておりますの
で,ご参照ください。
大阪看護協会では平成16年度教育計画というダ イジェスト版を作り,こういったものを各会員 個々に発送しておりまして,自分で好きな項目を 選んで受講するような仕組みを取っています。継 続教育の課題としては,能力評価制度の導入,柔 軟性のある院内教育プログラムの運用,そして就 業しながら学習できる卒後教育研修の推進を図っ ていかなければならないということです。さらに,
離職や転職した看護職への再教育をどうするかと いう問題,インターンシップの検討といった課題 が残されていると思います。
日看協が進める看護専門教育の実際 現在,専門看護師を日本看護協会で認定してい ます(スライド17)。この認定は看護協会ですが,
大学院の専門看護師教育で学んだ人たちが卒業後 に試験を受けるという仕組みになっており,専門 看護師の教育をしているところがだんだん増えて いまして,現在,16大学で10分野の教育が行われ ております。課程としては56課程ということにな っていますが,現在,認定をした人が74名,特定 領域はがん,地域,小児,成人,精神,老人,母 性ということです。
それから認定看護管理者という仕組み(スライ ド18)ですが,これは管理をする人は一定の資格 を持って管理するほうが望ましいのではないかと いうことが,看護制度検討委員会の報告書等にも 出されておりまして,それを受けて日本看護協会 で認定看護管理者の育成をしています。実際には,
ファースト,セカンド,サードという段階別にフ ァースト150時間,セカンドで180時間,サード 270時間の教育というかたちでスタートしたので すが,それを終わった人たちが一定の試験を受け て資格を与えられるということになります。最近,
大学院で看護管理を専攻してくる人が増えました ので,システムを少々変えて大学院で一定の教育 を受けた人は看護管理の実務を3年した場合,受 験資格を持つというシステムも出てきています。
現在97名の認定看護管理者が育成されております
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・ コ メ デ ィ カ ル 部 門 の 育 成 と 質 の 向 上
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スライド16
が,このなかで大阪では17名の認定看護管理者が おります。
それから認定看護師(スライド19)は,例えば 専門看護師を期待してもなかなか一挙には育成さ れませんので,それに準じる者として,日看協の ほうでさまざまな検討をしまして,現場で困って いる,ある程度専門的な資格を持った人たちをつ くったほうがいいのではないかという領域に関し て,認定看護師としての教育を日本看護協会で6 カ月間,600時間行って,一定の資格を与えるとい う仕組みを取っています。それが今,15分野にな って,実際に認定を出している領域は,救急,
WOC,重症集中,ホスピス,がん性疼痛,がん化 学療法,感染看護,糖尿病看護,不妊看護で,トー タルしまして1,256名の認定看護師が誕生してい ます。この認定看護師に関しては教育機関が日看 協の清瀬と神戸の2カ所,それ以外に国立看護大 学校がありますが,そちらでやっているのと,今
年からようやく各都道府県でその資格を有する所 には教育機関として認定することになっておりま して,東京,神奈川,広島の3カ所の看護協会で スタートしております。私どもも平成17年には救 急看護をスタートさせたいということで今準備中 です。
おわりに その後いろいろと厚労省のほうから報告書が出 ておりますが(スライド20),これは看護職の場合 であればぜひ内容にお目通しいただきたいという ものです。「新たな看護のあり方に関する検討会 報告書」で裁量拡大,静脈注射が看護職の仕事と して認められるもとになったものです。「看護基 礎教育における技術教育のあり方に関する検討会 報告書」は,静脈注射等が看護の職務としてやら なければいけないということになった段階で,基 礎教育のなかで技術教育をどうしていくかという
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ことに関する報告書です。それから「看護実践能 力育成の充実に向けた大学卒業時の到達目標」「新 人看護職員の臨床実践能力の向上に関する検討会 報告書」も看護職員の卒後研修に関する内容で大 事なことですので,お目通しいただければと思い ます。
まとめとしまして,「医療提供体制の改革ビジ ョン」のなかで,医療を担う人材の確保と資質の 向上が重要政策として挙げられ,看護職員につい ては「基礎教育における臨地実習の充実のための 条件整備,専門看護師の養成,基礎教育期間の延 長や卒後の臨床研修のあり方について制度化も含 め検討を行うこと」となっておりまして,臨床現 場では患者の高齢化・重症化・在院日数の短縮化 等により看護業務は複雑多様化し,その質・量も 変化して仕事の密度も高まっています。1988年 に導入された看護配置基準2:1では医療内容の 進歩や利用者の医療に対するニーズの変化等から 対応不可能な状況のなかで,看護職員は仕事を続 けることの限界状況にあるということを申しあげ て発表を終わらせていただきます。どうもありが とうございました。
座長
先生,ありがとうございました。シ ンポジストの先生方にご登壇いただきまして,質 疑応答に入らせていただきます。
⑥討 論
座長 各職能グループにおける問題点と人材育 成のお話をいただきましたが,これからのディス カッションではそれらと別の話題でお話をしたい と思います。と言いますのは,個々の職能グルー プの人材育成というのはそれぞれのグループが英 知を絞ってプログラムをなさり,実践されていま す。ところが,病院医療の現場でいちばん問題に なっているのは平均在院日数の短縮です。実は,
コメディカルの問題などについて時間さえあれば 触れたい内容があったのですが,これは私の独断 と偏見で言います。ドクターと薬剤師は1人で営 業活動ができます。ナースは介護保険でやっと訪 問看護等ができるようになりましたし,助産婦と いうものがあったかと思いますが,少なくとも ナースというのはホスピタルなんですね。そもそ も欧米のホスピタルは修道院から出てきたという ことで,ホスピタルの基本がナースなのかな,と 思います。だからアメリカではナーシング・ホス ピタルという言葉を使うのかと,もしかしたら誤 解かもしれませんが個人的にはそう思います。
病院での誤薬を防ぐ助けはあるか 座長 平均在院日数が短縮してきたためにいろ いろな医療事故が起こります。そこでただちに ナースを増員するなどという話はとんでもないこ とで,隣の病院からナースを引き抜いたりしては 地域医療連携は崩壊してしまうわけですから,病 院で行われるチーム医療に対してどう考えるかと いう人材育成とか教育が必要なのではないか。そ れから,地域連携をどう考えるか,人材育成はど うするのかといったこと。実はお恥ずかしい話で すが私の若草第一病院でも誤薬がくさるほど起こ ります。なぜ起こるかというと,ナースは薬学の 教育を受けていないわけです。もっと極端に言え ば,これは私の若草第一病院だけなんでしょうけ れども,1+1の算数はできるかもしれないけれ
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