を中心に許可病床50床にて開設いたしました。病院 のある高知県越知町は高知市と松山市を結ぶ国道33 号線沿いにあります。人口は約8,000人余,周囲の 市町村を含めた診療圏は約6万人です。平成2年9 月には医療法人社団若鮎 北島病院となり,泌尿器 科,消化器外科,内科を中心とした50床の一般病院 として診療を行ってまいりました。平成4年9月に リハビリテーション棟,介護老人保健施設「ライブ リーハウス 輝」,同年10月には越知町在宅介護支援 センターを開設しました。医療面では平成5年2月 より血液透析を開始,体外衝撃波結石破砕装置を使 った尿路結石の治療を始めました。MRI,ヘリカル CT,カラードップラーを導入して画像診断能力を 高めました。平成13年4月,200床以下の病院では 全国で初めて電子カルテシステムを,さらに平成16 年1月より看護支援システムを導入しました。同年 7月グループホーム「里山 うらら」を開設。病院の 基本理念を「患者さま・職員・地域の人々の心を大 切にして,時代に先駆けた医療が提供できる夢のあ る病院を創ります」として平成16年10月に職員が一 丸となって取り組みました日本医療機能評価機構の 一般病院認定を受けました。
開設当初より患者さまのための病院を目指して診 療を行っています。画像検査,機能検査,血液検査 など検査は必要なときに直ぐにできて,結果が見ら れることを基本にしています。大病院で2〜3週間 を必要とする検査を4〜5日で行ってしまう小回り
のきく病院を目指しています。電子カルテを駆使し て,情報の一元化を図り,患者さまには日々の診療 記録をプリントアウトしてお渡しして,診療情報を 提示しています。北島病院の診療形態は電子カルテ システムを中心に動いています。今までのように病 院が独自に病院づくりを目指すのではなく,周囲の 医療関係,高機能病院との対角線上に自分たちの病 院を置き,ハード,ソフトづくりを進めています。
猫の目のように変わる医療制度,その制度に振り 回されるのではなく,自分の信ずる方向で病院づく りをすすめていきたいと思っています。会員の皆さ まのご指導,ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
緑と清流のなかの
高機能病院を目指して
よ う こ そ
新入会員の紹介
日本病院会へ
医療法人社団 若鮎
北島病院
院 長
北島 清彰
(きたじま きよあき)
高知県高岡郡 越知町越知甲1662 0889−26−0432
(同院は平成17年2月の本会入会)
食事・栄養管理における医療技術
中村 丁次
神奈川県立保健福祉大学教授
高齢化社会を迎える先進諸国において,医 療制度改革は共通の課題である。多くの議論 がされているが,結局は国民医療費の増加に よる医療保険財政の危機的状況をどのように 解決すればよいのかが課題であり,医療制度 改革の実態は医療財政の改革だといわれてい る。具体的には,1)生活習慣病の予防と増悪 化防止,2)在院日数の短縮化,3)検査,薬 物の適正利用,4)効率的運営のためのマネジ ドケア(managed care)の導入等,多彩な改 革が実行されようとしている。栄養の分野に おいても,このような医療改革への対応が熱 心に議論され,どの項目においても栄養は大 きな意味を持つ。
ところが,一方で,病院の食事はホテルフ ィーだとする意見も強い。保険給付外とする 項目に,給食業務が上がりやすく,病院食の 提供は高度の先進医療からすれば,あまりに も遠い距離になり,医療としての色彩は薄く 感じるからであろう。確かに食品の選択や購 入,さらに調理といった技術は家庭の主婦で も行い,これらを医療技術と言うには無理が あるのかもしれない。在宅医療では,家庭の 食事は自己負担されているので,食事療養費 を保険からは外すべきだとするアイデアは容 易に出てくる。
ところが,一方で,栄養問題は医療や介護
の実践領域で重要な課題になってきている。
病院や福祉施設に入院や入所している傷病者 の約半数が低栄養状態にあり,このことが,
入院日数や薬物,さらに医療費を増大させる 大きな要因になっていることが内外の調査研 究で明らかになった。しかも,栄養状態の改 善により入院日数は短縮され,医療費が抑制 されるとする明らかなエビデンスが得られる ようになった。この場合の栄養状態を改善す る手段は,食事だけではなく経腸栄養や静脈 栄養のような栄養補給,病者用特別用途食品,
栄養剤,保健機能食品等の活用があり,その 方法は複雑化かつ高度化してきている。
そのために,傷病者の栄養状態の評価,判 定からはじまり,栄養・食事法の計画,栄養 必要量の算定,栄養補給法の検討,実施,そし てこれらのモニタリングや再評価といった包 括的な栄養管理システムが必要とされている。
従来のような献立,調理を中心とした給食 管理と傷病者の栄養状態を直接改善する栄養 管理とは分けて考える必要がある。栄養管理 は,傷病者の病態に直接的に関与することか ら,その目的を果たすべき業務を適正に遂行 させるための技術は,当然,医療技術として 評価されるべきであり,その調整役は管理栄 養士が担うべきだと考えている。幸いにして 平成14年の栄養士法の改正により管理栄養士
﹁ 通 教 月 報
﹂よ り 食 事
・ 栄 養 管 理 に お け る 医 療 技 術
の養成カリキュラムは,全面的に改正されこ のような栄養管理ができるような専門家に教 育されている。
また,給食においても,食事の製作はアウ トソーシングすることもあるが,医師の指示 通りの栄養量を満たすべき精度管理と,食中 毒,異物混入,配食ミス等のリスク管理は,重 要な医療技術として評価されるべきあり,こ の点は病院側の責任のもとで行うべきだと考 える。コンビニのお弁当のご飯を3分の1削 除して低エネルギーにしたからといって,こ れを糖尿病食だということはできない。病院 食が,医師の指示通りにつくられているとす る質的担保は,管理栄養士が給食を管理する ことによって行われているのである。
在宅では,血糖,コレステロール,血圧のコ ントロールが悪くなるが,入院するとよくな ることが解っている。入院により薬物は変わ らないし,運動量はむしろ減少するのに,治 療効果が上がるのはなぜか。このことは,こ のような慢性疾患の場合,食事の管理が徹底 するからであり,食事療法や栄養療法に治療 効果があるとする論拠は,多く存在する。食 事は日常的行為であるが,そのことを治療効 果がある内容にまで高めていく技術は,やは り医療技術として評価されるべきであると思 う。
かつて,成人病をあえて生活習慣病といい,
すんなり受け入れられたのは,これらの疾患 の予防や治療は,主として日常の生活習慣の 改善でやろうとした国民的合意があったから であり,医療制度改革もその趣旨にそって行 われることを切に願っている。
﹁ 通 教 月 報
﹂よ り 食 事
・ 栄 養 管 理 に お け る 医 療 技 術
定刻となって山本会長から開会挨拶が行われ,
新潟県中越地震で被害を受けた県立十日町病院を 2/3,奈良副会長がお見舞いに訪れた旨の報告 がなされた後,会議定足数として,定数65名に対 して出席51名,委任状11通,計62名の出席で本会 議が成立している旨を報告し,議事録署名人に宮 崎(瑞),積両理事を選出して池澤副会長の司会に より議事に入った。
〔承認事項〕
1.会員の入退会について
A.正会員の入会2件
1.医療法人 北島病院(50床:一般50)
会員名 北島清彰(院長)
〒781-1301 高知県高岡郡越知町越知甲1662 tel. 0889−26−0432
(紹介者:瀬戸山理事)
2.医療法人 葛城病院
(270床:一般96,療養174)
会員名 大植睦(院長)
〒596-0842 大阪府岸和田市真上町250 tel. 0724−28−5141 B.正会員の退会1件
1.会社 株式会社トクヤマ 徳山病院(78床)
会員名 赤尾伸二(院長)
山口県周南市新宿通り1−16 (廃院のため)
C.賛助会員の入会1件
1.B会員 医療福祉情報実務能力協会 (人材育成,資格試験事業等)
代表者 別府武彦(副理事長)
〒105-0003 東京都港区西新橋3−24−5 tel. 03−5425−2455
D.賛助会員の退会1件 1.A会員 ㈱ケアネット
代表者 藤井寛治(代表取締役社長)
東京都文京区本郷4−37−17
池澤副会長から,上記の正会員の入会2件と退 会1件及び賛助会員の入会1件,退会1件につい て諮られ承認された。計,正会員数は2,703病院
(公的955,私的1,748,総病床数71万1,140床),賛 助会員数は536会員となった。
2.厚生労働省及び各団体からの依頼について
(1) 平成17年度「看護の日」及び「看護週間」
の協賛(依頼元・厚生労働事務次官)
(2) 「九州ホスピタルショウ2005」「中部ホスピ タルショウ2006」開催に伴う名称使用及び後援
(日本経営協会)
一 番 町 だ よ り 第 回 常 任 理 事 会
・ 第 4 回 理 事 会 合 同 会 議 議 事 抄 録 11